JPH0121665Y2 - - Google Patents

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JPH0121665Y2
JPH0121665Y2 JP8293985U JP8293985U JPH0121665Y2 JP H0121665 Y2 JPH0121665 Y2 JP H0121665Y2 JP 8293985 U JP8293985 U JP 8293985U JP 8293985 U JP8293985 U JP 8293985U JP H0121665 Y2 JPH0121665 Y2 JP H0121665Y2
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JP
Japan
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setting
flap
fabric
zipper
setting device
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JP8293985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミシン、特にジツパ縫付け専用ミシ
ンにおける縫製品の片フラツプ用布セツト装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、スカート等の縫製品にジツパ(フアス
ナ)を縫付けるには、あらかじめジツパを縫付け
た裏地を、表地に縫合する工程をとつている。こ
の工程中、表地と裏地との位置出しや合わせセツ
トは最終的な縫製品質に影響するため、その作業
は、特に熟練と工数とを要し、これを補うため、
種々のスカートジツパ付け自動機が提案されてい
る。その一例として、第3図に、本発明者と同一
人によつて特許願(昭和60年4月27日出願、特開
昭61−249496号)によつて開示されたミシンの布
セツト装置の破断斜視図を示す。本図は上記引用
文献における第1図をそのまま引用したものであ
り、詳細説明は同文献と重複するため省略し、概
要のみを説明する。本自動機の布セツト装置の主
要部は、一対のセツト板15a,15b、および
カセツト・セツト装置30より成り、一対のセツ
ト板15a,15bは、それぞれ相対して配設さ
れ、それぞれ一対の折込みレバー7a,7b,9
a,9b、ならびに一対のセツトレバー13a,
13b等を介して、各セツト板15a,15b
は、その一端を上昇/下降ならびに互いにV字形
角度を変更する閉鎖/開放の3次元的運動が可能
なように構成されている。また、カセツト・セツ
ト装置30は、カセツト収納台21上にセツトさ
れ、布押え板31を裏地上に正確な位置に定置さ
れた表地の上に倒して裏/表生地をその位置に拘
束したままカセツト・セツト装置30と共に前記
カセツト収納台より抜出してミシンの所定場所に
セツトし、正規の縫合を行うように構成されてい
る。26aは位置決め用光マークである。
以上の構成によつて、この種の縫製品の表地と
裏地布との位置出しおよびセツト作業工程が著し
く合理化された。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のような引用例の構成にあ
つては、前記セツト板15a,15bの相対する
内側形状は、互いに当接する直線形状となつてい
るため、ワークが例えば前記スカートである場
合、表地布ジツパ部が左右対称の両玉縁(両フラ
ツプ)形であるときは、極めて効果的に両縁が成
形適合して目的を達することができるが、この部
分が片玉縁(片フラツプ)形式の場合、重ね代
(しろ)がとれないため、そのまま利用すること
ができず、従来は、もつぱら手先の器用さと熟練
による手作業に依存していた。すなわち、この作
業には、裏地のジツパ部と表地の位置ずれや、ジ
ツパスライダ幅と縫い幅の不均一、縫目の曲がり
等が発生し易く、また、表地のフラツプをめくり
ながら縫わねばならぬため、作業が困難であり、
手数と時間を要するのみならず熟練を必要とし、
なおかつ、一様な縫製品質を維持できないという
問題点があつた。
本考案は、以上のような問題点にかんがみてな
されたもので、前記セツト板構造の改良によつ
て、前記従来提案装置を使用し得るようにして、
効率的に良好な縫製品質の片フラツプ縫いを行う
ことができるようにすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案においては、前記相対するセ
ツト板の内側縁断面形状を、互いに重なり合う階
段形状に形成することにより片フラツプの重なり
部を形成させるよう構成して前記目的を達成しよ
うとするものである。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて説明する。第
1図に本考案による一対のセツト板40a,40
bの一実施例のそれぞれの断面形状を示す。これ
らセツト板は前記第3図におけるセツト板15
a,15bに代つて、各折込みレバー9a,9b
に取付られるもので、相対する各セツト板40
a,40bの内側縁はその断面が、一方40aが
下面に段状切欠きを有し、他方40bの先端がそ
の切欠部に適合し得る形に形成され、互いに近接
させることにより、スカート表地布の片フラツプ
部を相手縁上に折込んで重ね合わせることができ
るようにしてある。
第2図a,b,cにその折込み動作の順序を示
す要部破断斜視図を示す。Zは、スカート裏地布
にあらかじめ縫着されたジツパであり、Wfは、
スカート表地布Wの片フラツプ部を示す。まず、
a図において、スカート表地布Wをセツト板40
a,40bにより、光マーク26aによりジツパ
Zの中心上に両縁が当接するよう位置決めを行
い、しかる後に両者が上下に互いに重なり合うよ
う両セツト板40a,40bを接近させ、布押え
板31をその上に倒して押接し(同b図)、この
拘束状態のまま、ワークのスカートをカセツト・
セツト装置30と共に布セツト装置のカセツト収
納台21部から引抜いて、ミシンの針部定位置に
セツトすれば、c図に示す状態で、スカート表地
布の布フラツプWfを正しい位置で縫合すること
ができ、容易に一定の縫製品質を得ることができ
る。
セツト板40a,40bの前記入れ子状断面形
状を、表地布の材質、厚さ、片フラツプ長さ等に
応じ、それぞれ変化させることにより、適切な片
フラツプセツトを行うことができる。
なお、上記実施例は、ワークがスカートである
場合について説明したが、もちろんこれに限定さ
れるものでなく、この種類似縫製品の片フラツプ
ジツパ付けにも適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、相
対する一対のセツト板の内側縁断面形状を互いに
重なり合う階段形状に形成したため、片フラツプ
部を適正位置に重ね合わせて定置させることがで
きるようにしたため、容易にセツト作業ができ、
作業を効率化すると共に一定の縫製品質を維持す
ることがで、かつ熟練作業員の不足にも対処する
ことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案による一対のセツト板の一
実施例の断面形状を示す破断斜視図、第2図a,
b,cは、その折込み動作順序説明図、第3図
は、本発明を適用し得る従来の布セツト装置の破
断斜視図である。 7a,7b,9a,9b……折込みレバー、1
3a,13b……セツトレバー、21……カセツ
ト収納台、30……カセツト・セツト装置、31
……布押え板、40a,40b……セツト板、W
……スカート表地布、Wf……片フラツプ、Z…
…ジツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の相対するセツト板を備え、その一端を上
    昇/下降ならびに互いにV字状の角度を変更する
    閉鎖/開閉の3次元運動が可能に構成されたミシ
    ンの布セツト装置において、前記相対するセツト
    板の少なくとも一方の内側縁断面形状を階段形状
    に構成し上記セツト板の内側面縁が互いに重なり
    合う様にしたことを特徴とするジツパの片フラツ
    プ用布セツト装置。
JP8293985U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0121665Y2 (ja)

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JP8293985U JPH0121665Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JP8293985U JPH0121665Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JPS61198674U JPS61198674U (ja) 1986-12-11
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