JPH08111344A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ

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JPH08111344A
JPH08111344A JP6243800A JP24380094A JPH08111344A JP H08111344 A JPH08111344 A JP H08111344A JP 6243800 A JP6243800 A JP 6243800A JP 24380094 A JP24380094 A JP 24380094A JP H08111344 A JPH08111344 A JP H08111344A
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JP
Japan
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electrode
electrodes
internal
capacitance
dielectric layer
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JP6243800A
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Hisanao Nakakura
久直 中蔵
Iwao Ishikawa
巌夫 石川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部電極の端部で発生する絶縁破壊を防止
し、絶縁破壊電圧を向上させた積層セラミックコンデン
サを提供することを目的とするものである。 【構成】 図1、図2に示すように2種類の内部電極2
a,2bと、浮遊電極3とを誘電体セラミック層1を挟
んで交互に積層したものの端面に外部電極4を形成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミックコンデ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に積層セラミックコンデンサは、セ
ラミックグリーンシートならびにセラミックグリーンシ
ート上に内部電極ペーストを印刷したシートを積み重ね
た後、加圧させて積層体とし、次に焼成し、焼結体の両
端部に内部電極と接続される外部電極を設けた構造であ
る。
【0003】中高圧積層セラミックコンデンサ(1kV
級以上)では、直列式の電極構造を形成し、有効層1層
あたりにかかる電圧を半減させ絶縁破壊を発生しにくく
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
高電圧で使用する場合、内部電極の端部に電界が集中し
やすいため、内部電極の端部で絶縁破壊が発生しやすい
という問題点を有していた。
【0005】本発明は、内部電極の端部で発生する絶縁
破壊を防止し、絶縁破壊電圧を向上させた積層セラミッ
クコンデンサを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の積層セラミックコンデンサは、相対向する端
部に至るように一対の第1の内部電極を形成した第1の
誘電体層と、端部に至らないように第2の内部電極を形
成した誘電体層とを交互に積層した積層体と、この積層
体の端部に外部電極を形成したものであり、第1の内部
電極は、それぞれ容量電極と、外部電極とこの容量電極
とを接続するとともにこの容量電極の幅よりも小さい幅
の少なくとも1個の導出電極と、この容量電極間に設け
た少なくとも1つの浮遊電極とからなり、第2の電極
は、一対の容量電極と、この容量電極同士を接続すると
ともにこの容量電極の幅よりも小さい幅の少なくとも1
個の導出電極と、外部電極と容量電極との間に設けた少
なくとも1つの浮遊電極とからなり、第1の内部電極の
浮遊電極は第2の内部電極の導出電極と誘電体層を介し
て対向するように形成され、第2の内部電極の浮遊電極
は、第1の内部電極の導出電極と誘電体層を介して対向
するように形成されたものである。
【0007】
【作用】この構成によると、内部電極端部への電界集中
が緩和されるため、絶縁破壊電圧が向上する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0009】図1,2,3,4には本発明の一実施例に
おける積層セラミックコンデンサの断面図が示されてい
る。この積層セラミックコンデンサの製造方法について
説明する。
【0010】まず、キャリアフィルム上に誘電体セラミ
ックススラリーをリバースロールコータにより成形し、
乾燥してセラミックグリーンシートを構成した。次に、
セラミックグリーンシートをキャリアフィルムから剥離
し、セラミックグリーンシート上に内部電極用ペースト
をスクリーン印刷により図5に示すパターンYで印刷乾
燥し、その上に、セラミックグリーンシートを積層し、
このグリーンシート上に、図5に示すパターンYを長さ
方向にずらして内部電極用ペーストを印刷乾燥した。こ
の工程を繰り返すことにより積層を行った。このように
積層したセラミックグリーンシートの上側および下側に
必要に応じて内部電極用ペーストが印刷されていないセ
ラミックグリーンシートを所定枚数積層した。次に、積
層したセラミックグリーンシートをプレスしてお互いに
圧着し、積層体を構成した。次に、この積層体を切断
し、バインダアウト、焼成を行い、その後、外部電極を
塗布、焼き付けし、Niメッキ、Sn−Pbメッキを行
い、積層セラミックコンデンサとした。得られた積層セ
ラミックコンデンサは、静電容量100pF,Q 12
00, IR 1*1013Ωであった。
【0011】この積層セラミックコンデンサの絶縁破壊
電圧を測定し、その結果を(表1)に示す。
【0012】
【表1】
【0013】(比較例1)まず、キャリアフィルム上に
誘電体セラミックススラリーをリバースロールコータに
より成形、乾燥しセラミックグリーンシートを構成し
た。次に、セラミックグリーンシートをキャリアフィル
ムから剥離し、セラミックグリーンシート上に、内部電
極ペーストをスクリーン印刷により図6に示すパターン
Wで印刷乾燥し、その上に、セラミックグリーンシート
を積層し、このグリーンシート上に図6に示すパターン
Wを長さ方向にずらし、内部電極ペーストを印刷乾燥し
た。この工程を繰り返すことにより積層を行った。積層
したセラミックグリーンシートはプレスしてお互いに圧
着し、積層体を構成した。以降は実施例1と同様にして
積層セラミックコンデンサを得たが、これが従来例タイ
プとなる。
【0014】得られた積層セラミックコンデンサを用い
て実施例1と同様に絶縁破壊電圧を測定した結果を(表
1)に示す。
【0015】この(表1)から明らかなように、本発明
の積層セラミックコンデンサは絶縁破壊電圧が向上する
ことができる。
【0016】本実施例においては、図1、図2に示すよ
うに2種類の内部電極2a,2bを誘電体セラミック層
1を挟んで交互に積層して積層体を形成しており、この
積層セラミックコンデンサの図2におけるA−Aの断面
図が図3、B−Bの断面図が図4に示されている。図3
を見るとわかるように、浮遊電極3を設けることによ
り、従来よりも電界の集中を緩和することができる。
【0017】なお、本実施例においては、1個の容量電
極5に対し、導出電極6を2個設けたが、外部電極4と
容量電極との導通が取れ、電界集中が起こりにくければ
よい。また、浮遊電極3も、一つの誘電体セラミック層
1上に4つ設けたが、できるだけ大きくまた数は多いほ
うが電界集中をより緩和することができる。また、本実
施例においては、容量電極5のコーナーに丸みをもた
せ、浮遊電極3の形状も円形としたが、これも電界集中
を起こりにくくするためのものである。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明は内部電極端部への電界集
中を緩和することにより、絶縁破壊電圧が向上するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサの横断面図
【図2】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサの横断面図
【図3】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサのA−A断面図
【図4】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサのB−B断面図
【図5】本発明の一実施例における内部電極を印刷する
ためのスクリーンパターン図
【図6】従来の内部電極を印刷するためのスクリーンパ
ターン図
【符号の説明】
1 誘電体セラミック層 2a 内部電極 2b 内部電極 3 浮遊電極 4 外部電極 5 容量電極 6 導出電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の第1の内部電極をそれぞれ相対向
    する端部に至るように設けた第1の誘電体層と、1個の
    第2の内部電極を端部に非接触の状態で設けた第2の誘
    電体層とを複数枚交互に積層した積層体と、この積層体
    の前記第1の内部電極の露出した端面に設けた外部電極
    とを備え、前記第1の内部電極は、それぞれ容量電極
    と、前記外部電極とこの容量電極とを接続するとともに
    この容量電極の幅よりも小さい幅の少なくとも1個の導
    出電極と、この容量電極間に設けた少なくとも1つの浮
    遊電極とからなり、前記第2の電極は、一対の容量電極
    と、この容量電極同士を接続するとともにこの容量電極
    の幅よりも小さい幅の少なくとも1つの導出電極と、前
    記外部電極と前記容量電極との間に設けた少なくとも1
    つの浮遊電極とからなり、前記第1の内部電極の浮遊電
    極は前記第2の内部電極の導出電極と誘電体層を介して
    対向するように形成され、前記第2の内部電極の浮遊電
    極は、前記第1の内部電極の導出電極と誘電体層を介し
    て対向するように形成されている積層セラミックコンデ
    ンサ。
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