JP3334464B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミックコン
デンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に積層セラミックコンデンサはセラ
ミックグリーンシートならびにセラミックグリーンシー
ト上に内部電極ペーストを印刷したシートを積み重ねた
後、加圧させて積層体とし、次に焼成し焼結体の両端部
に内部電極と接続される外部電極を設けた構造である。
【0003】中高圧積層セラミックコンデンサ(1KV
級以上)では、直列式の電極構造を用いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、高電圧で使用する場合、沿面放電開始
電圧が低いという問題点を有していた。本発明は、上記
従来の問題点を解決するもので沿面放電開始電圧を向上
させた積層セラミックコンデンサを作成することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、少なくとも一つの第1の内部電極を端部に
非接触の状態で設けた第1の誘電体層と、少なくとも二
つの第2の内部電極を相対向する端部に至るように設け
た第2の誘電体層とをそれぞれ複数枚交互に積層した積
層体と、前記積層体の前記第2の内部電極の露出した端
面に設けた外部電極とを備え、最も外側の前記第1の内
部電極は、他の前記第1の内部電極よりも短くするとと
もに、最も外側の前記第1の内部電極の長さをa、前記
第2の内部電極間隔をb、前記外部電極間の距離をFと
した時に、b≦a≦F/3を満足するものであり、セラ
ミック表面の電位の傾度が従来よりも緩やかになり、沿
面放電開始電圧が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも一つの第1の内部電極を端部に非接触の
状態で設けた第1の誘電体層と、少なくとも二つの第2
の内部電極を相対向する端部に至るように設けた第2の
誘電体層とをそれぞれ複数枚交互に積層した積層体と、
前記積層体の前記第2の内部電極の露出した端面に設け
た外部電極とを備え、最も外側の前記第1の内部電極
は、他の前記第1の内部電極よりも短くするとともに、
最も外側の前記第1の内部電極の長さをa、前記第2の
内部電極間隔をb、前記外部電極間の距離をFとした時
に、b≦a≦F/3を満足するものであり、セラミック
表面の電位の傾度が従来よりも緩やかになり、沿面放電
開始電圧が向上するという作用を有する。
【0007】
【0008】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1、2、3、4はこの本発明の一実
施の形態における積層セラミックコンデンサの断面図で
あり、セラミックグリーンシート1を介して第1の内部
電極2と第2の内部電極3a,3bとを交互に積層し、
第2の内部電極3a,3bの露出した端面に外部電極4
a,4bを形成している。図1に示すように、第1の内
部電極2,2aにおいて最も外側の第1の内部電極2a
の長さはその他の第1の内部電極2の長さよりも短くな
っており、最も外側の第1の内部電極2aの長さをa、
第2の二つの内部電極3a,3bの間隔をbとし、外部
電極4a,4b間の距離をFとした時に、 b≦a≦F/3 となっている。この積層セラミックコンデンサの製造方
法について説明する。まず、キャリアフィルム上に誘電
体セラミックスラリーをリバースロールコータにより成
形、乾燥し、セラミックグリーンシート1を構成した。
次にセラミックグリーンシート1をキャリアフィルムか
ら剥離し、セラミックグリーンシート1上に内部電極ペ
ーストをスクリーン印刷により図5のパターンYで印刷
乾燥し、その上にセラミックグリーンシートを積層し、
そのグリーンシート上に図6のパターンWを長さ方向に
ずらし内部電極ペーストを印刷乾燥した。次にその上に
セラミックグリーンシートを積層し、そのグリーンシー
ト上に図6のパターンWを長さ方向のずらしを元に戻し
内部電極ペーストを印刷乾燥した。このように図6のパ
ターンWを長さ方向に交互にずらし、印刷積層を繰り返
して行った。そして最後にセラミックグリーンシート1
を積層した後、そのセラミックグリーンシート1上に再
び図5のパターンYで内部電極ペーストを印刷乾燥し
た。このように積層したセラミックグリーンシート1の
上側および下側に必要に応じて内部電極2,2aが印刷
されていないセラミックグリーンシート1を所定枚数積
層した。積層したセラミックグリーンシート1をプレス
してお互いに圧着し、積層体を構成した。次に切断し、
バインダアウト、焼成を行い、その後外部電極4a,4
bを塗布、焼き付けしNiメッキ、Sn−Pbメッキを
行い、積層セラミックコンデンサとした。得られた積層
セラミックコンデンサは長手方向寸法Lが4.5mm、
静電容量100pF、Q 1200、IR1×1013Ω
であった。なお、有効層の厚みは90μm、無効層の厚
みは120μm、第2の2個の内部電極3a,3bの間
隔bは600μm、外部電極の間隔Fは3.6mmであ
った。
【0009】この積層セラミックコンデンサを用いて沿
面放電開始電圧を測定した結果を(表1)に示す。
【0010】
【表1】
【0011】(比較例1)まず、キャリアフィルム上に
誘電体セラミックスラリーをリバースロールコータによ
り成形、乾燥し、セラミックグリーンシート1を構成し
た。次にセラミックグリーンシート1をキャリアフィル
ムから剥離し、セラミックグリーンシート1上に内部電
極2ペーストをスクリーン印刷により図6のパターンW
で印刷乾燥し、その上にセラミックグリーンシートを積
層し、そのセラミックグリーンシート1上に図6のパタ
ーンWを長さ方向にずらし内部電極3a,3bペースト
を印刷乾燥した。この工程を繰り返すことにより積層を
行った。積層したセラミックグリーンシート1はプレス
してお互いに圧着し、積層体を構成した。以降は実施例
1と同様である。
【0012】得られた積層セラミックコンデンサを図7
に示す。また、得られた積層セラミックコンデンサを用
いて実施例1と同様に沿面放電開始電圧を測定した結果
を(表1)に示す。
【0013】(比較例2)まず、キャリアフィルム上に
誘電体セラミックスラリーをリバースロールコータによ
り成形、乾燥し、セラミックグリーンシート1を構成し
た。次にセラミックグリーンシート1をキャリアフィル
ムから剥離し、セラミックグリーンシート1上に内部電
極3a,3bペーストをスクリーン印刷により図6のパ
ターンWで印刷乾燥し、その上にセラミックグリーンシ
ート1を積層し、そのセラミックグリーンシート1上に
図6のパターンWを長さ方向にずらし内部電極2ペース
トを印刷乾燥した。この工程を繰り返すことにより積層
を行った。積層したセラミックグリーンシート1はプレ
スしてお互いに圧着し、積層体を構成した。以降は実施
例1と同様である。
【0014】得られた積層セラミックコンデンサを図8
に示す。また、得られた積層セラミックコンデンサを用
いて実施例1と同様に沿面放電開始電圧を測定した結果
を(表1)に示す。
【0015】この(表1)から明らかなように、沿面放
電開始電圧は最も外側の内部電極の長さaが大きくなる
に従って大きくなり、a=0.6mm以上となると従来
の比較例2の沿面放電開始電圧よりも向上することがわ
かる。また、最も外側の内部電極の長さaが大きくなり
すぎると、再び沿面放電開始電圧は小さくなり外部電極
の間隔Fの3分の1である1.2mmを超えると、従来
の比較例2の沿面放電開始電圧よりも低下することがわ
かる。
【0016】この(表1)から明らかなように、本発明
の積層セラミックコンデンサは上述した式を満たすよう
に最も外側の内部電極の長さaを選択することにより、
沿面放電開始電圧を向上することができた。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セラミッ
ク表面の電位の傾度が緩やかになるので、沿面放電開始
電圧を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における積層セラミック
コンデンサの縦断面図
【図2】図1における積層セラミックコンデンサをA−
Aで切断した時の横断面図
【図3】図1における積層セラミックコンデンサをB−
Bで切断した時の横断面図
【図4】図1における積層セラミックコンデンサをC−
Cで切断した時の横断面図
【図5】積層時に内部電極ペーストを印刷するために用
いるスクリーンパターン図
【図6】積層時に内部電極ペーストを印刷するために用
いるスクリーンパターン図
【図7】従来の積層セラミックコンデンサの一例を示す
縦断面図
【図8】従来の積層セラミックコンデンサの他の例を示
す縦断面図
【符号の説明】
1 セラミックグリーンシート 2 第1の内部電極 2a 第1の内部電極 3a 第2の内部電極 3b 第2の内部電極 4a 外部電極 4b 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−153645(JP,A) 特開 平5−190379(JP,A) 実開 昭62−91430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの第1の内部電極を端部
    に非接触の状態で設けた第1の誘電体層と、少なくとも
    二つの第2の内部電極を相対向する端部に至るように設
    けた第2の誘電体層とをそれぞれ複数枚交互に積層した
    積層体と、前記積層体の前記第2の内部電極の露出した
    端面に設けた外部電極とを備え、最も外側の前記第1の
    内部電極は、他の前記第1の内部電極よりも短くすると
    ともに、最も外側の前記第1の内部電極の長さをa、前
    記第2の内部電極間隔をb、前記外部電極間の距離をF
    とした時に、b≦a≦F/3を満足する積層セラミック
    コンデンサ。
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