JPH07142285A - 積層セラミックコンデンサとその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサとその製造方法

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JPH07142285A
JPH07142285A JP31595393A JP31595393A JPH07142285A JP H07142285 A JPH07142285 A JP H07142285A JP 31595393 A JP31595393 A JP 31595393A JP 31595393 A JP31595393 A JP 31595393A JP H07142285 A JPH07142285 A JP H07142285A
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capacitor
ceramic
internal electrode
laminated body
internal
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JP31595393A
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Hideki Kabasawa
英樹 樺澤
Kazuyuki Shibuya
和行 渋谷
Junichi Yagi
淳一 八木
Hiroshi Saito
斎藤  博
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低い周波数帯域から高い周波数帯域にわたっ
て低いインピーダンスが得られる積層セラミックコンデ
ンサを得る。 【構成】 積層セラミックコンデンサは、セラミック誘
電体を積層してなる積層体17と、その両端に設けられ
た一対の外部電極15、15とを有する。積層体17の
内部には、静電容量の異なる2つのコンデンサ部11、
12が構成され、これらコンデンサ部11、12を構成
する2組の内部電極14と内部電極16a、16bは、
積層体17の積層方向と直交する方向に分離して形成さ
れている。内部電極16a、16bを印刷するための導
電ペーストにSrO、Mg或は奇土類元素等の添加物を
添加し、これを誘電体層の拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い周波数帯域で低い
インピーダンスが得られ、これにより広い周波数帯域で
ノイズ除去効果が発揮できる積層セラミックコンデンサ
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低周波から高周波の広い周波数帯域にわ
たってノイズ除去効果を得るための手段として、静電容
量の異なる複数のコンデンサを並列接続することが知ら
れている。さらに、このような複数のコンデンサを一体
化し、単体のチップとした積層セラミックコンデンサ
は、例えば、実開平5−21429号公報により既に知
られている。すなわち、同公報に示された積層セラミッ
クコンデンサは、図6に示すように、セラミック誘電体
の積層体7の内部に、静電容量の大きな第一のコンデン
サ部C1 と静電容量の小さな第二のコンデンサ部C2
を、積層方向に分離して設け、これら第一と第二のコン
デンサ部C1、C2を外部電極5、5により並列に接続し
たもである。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】積層セラミックコ
ンデンサによるノイズ除去効果を得るためには、そのイ
ンピーダンスが低いことが必要であり、これにより積層
セラミックコンデンサが回路インピーダンスより低い周
波数帯域のノイズを除去できる。従って、積層セラミッ
クコンデンサが優れたノイズ除去効果を有するために
は、広い周波数帯域でインピーダンスが低いことが必要
である。
【0004】しかしながら、前記従来の積層セラミック
コンデンサの場合、第一と第二のコンデンサ部C1、C2
を積層体7の積層方向に分離しているため、それらのコ
ンデンサの相互作用により、高い周波数側でインピダン
スが充分低くならない。すなわち、前記従来技術では、
第一と第二のコンデンサ部C1、C2の間隔を、それら各
コンデンサ部C1、C2の内部電極3、4の対向間隔より
広くとってはいるが、各々のコンデンサ部C1、C2の内
部電極3、4の間にも静電容量を生じてしまう。このた
め、従来の積層セラミックコンデンサでは、例えば図7
に示すように、静電容量の異なるコンデンサ部C1、C2
により2つの共振点Q1、Q2を有する周波数−インピー
ダンス特性が得られるが、静電容量の小さな第二のコン
デンサ部C2 の共振により得られる高い周波数側でのイ
ンピーダンスのピークが充分低くならない。
【0005】本発明は、このような従来の積層セラミッ
クコンデンサの課題に鑑み、低い周波数帯域から高い周
波数帯域にわたって低いインピーダンスが得られる複数
のコンデンサ部を持った積層セラミックコンデンサを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、前
記の目的を達成するため、セラミック誘電体層と内部電
極とを積層してなる積層体と、前記内部電極に導通する
よう積層体の端部に形成された外部電極とを有する積層
セラミックコンデンサにおいて、積層体の積層方向と直
交する方向に分離して形成された内部電極により、静電
容量の異なる複数のコンデンサ部が構成され、これらコ
ンデンサ部が積層体端部に設けた外部電極により並列に
接続されたことを特徴とする積層セラミックコンデンサ
を提供する。
【0007】また、本発明では、前記積層セラミックコ
ンデンサにおいて、外部電極に接続された内部電極の間
に、外部電極に接続されておらず、前記内部電極とセラ
ミック誘電体層を介して一部対向する非接続内部電極が
静電容量の小さなコンデンサ部に形成されていることを
特徴とする積層セラミックコンデンサを提供する。ま
た、本発明では、前記積層セラミックコンデンサにおい
て、誘電体セラミックを強誘電体或は常誘電体セラミッ
クに変える添加物が静電容量の小さなコンデンサ部のセ
ラミック誘電体層内に拡散されていることを特徴とする
積層セラミックコンデンサを提供する。
【0008】さらに、本発明では、セラミック誘電体層
と内部電極パターンとを積層し、積層体を得る工程と、
前記内部電極パターンにより形成される内部電極層に導
通するよう積層体の端部に外部電極を形成する工程とを
有する積層セラミックコンデンサの製造方法において、
セラミック誘電体層の表面上に複数種類の内部電極パタ
ーンを形成すると共に、そのうち一部の内部電極パター
ンを、誘電体セラミックが誘電率を低下させる添加物を
含有した導電ペーストにより形成し、これら複数種類の
内部電極パターンにより形成される各内部がセラミック
誘電体層の積層方向に互いに対向するよう同セラミック
誘電体層を積層し、その後この積層体を焼成すると共
に、これら内部電極により構成される静電容量の異なる
複数のコンデンサ部が並列接続されるように積層体の端
部に外部電極を形成することを特徴とする積層セラミッ
クコンデンサの製造方法を提供する。
【0009】
【作用】前記本発明による積層セラミックコンデンサで
は、静電容量の異なる複数のコンデンサ部が、積層体の
積層方向と直交する方向に分離して形成された内部電極
により構成されているため、複数のコンデンサ部を構成
する内部電極間の相互作用が無くなる。このため、静電
容量の小さなコンデンサ部の共振により得られる高い周
波数側のインピーダンスのピークが充分低くなる。これ
により、広い周波数帯域で低いインピーダンスが得られ
るようになる。
【0010】また、静電容量の小さなコンデンサ部にお
いて、外部電極に接続された内部電極の間に、外部電極
に接続されておらず、前記内部電極とセラミック誘電体
層を介して一部対向する非接続内部電極が形成された積
層セラミックコンデンサでは、静電容量の小さなコンデ
ンサ部の内部に直列接続されたコンデンサを構成するこ
とができる。これにより、より小さな静電容量が得ら
れ、より高い周波数帯域で低いインピーダンスが得られ
る。また、誘電体セラミックを強誘電体或は常誘電体セ
ラミックに変える添加物が静電容量の小さなコンデンサ
部のセラミック誘電体層内に拡散されている本発明によ
る積層セラミックコンデンサでは、小さなコンデンサ部
の誘電損失が低下し、その共振点でのインピーダンスが
低下する。このため、小さなコンデンサ部の共振点付近
でのノイズ除去効果がより高くなる。
【0011】さらに、前記本発明による積層セラミック
コンデンサの製造方法によれば、一部の内部電極パター
ンを、誘電体セラミックが誘電率を低下させる添加物を
含有した導電ペーストにより形成し、セラミック誘電体
層を積層した後、この積層体焼成することにより、前記
添加物をセラミック誘電体層内に拡散させることができ
る。これにより、前記の積層セラミックコンデンサを容
易、且つ確実に製造することができる。
【0012】
【実施例】次ぎに、本発明の実施例について具体的且つ
詳細に説明する。図1と図2に本発明の実施例による積
層セラミックコンデンサを示している。まず、図1に示
すように、この積層セラミックコンデンサは、セラミッ
ク誘電体を積層してなる積層体17と、その両端に設け
られた一対の外部電極15、15とを有する。この積層
体17の内部には、静電容量の異なる2つのコンデンサ
部11、12が構成されている。
【0014】この点をより詳しく説明すると、2つのコ
ンデンサ部11、12は、セラミック誘電体層を介して
対向する2組の内部電極14と内部電極16a、16b
により構成されている。これら2組の内部電極14と内
部電極16a、16bは、図1(b)に示すように、積
層体17の積層方向と直交する方向、より具体的には積
層体17の積層方向と直交し、且つ外部電極15、15
(図1(a)参照)が対向する方向と直交する方向に分
離して形成されている。
【0015】静電容量の大きな一方のコンデンサ部11
を構成する組の内部電極14は、図2(a)に示すよう
に、積層体17の対向する端面に交互に露出され、その
端面に設けられた外部電極15、15に各々接続されて
いる。従って、一対の外部電極15、15の間には、こ
れら内部電極14がセラミック誘電体層を介して交互に
対向することにより形成される静電容量が取得できる。
【0016】他方、静電容量の小さなコンデンサ部12
を構成する内部電極は、図2(b)に示すように、積層
体17の両端側に分離して設けられ、同積層体17の端
面に設けられた外部電極15、15に接続された内部電
極16a、16aと、積層体17の中央部に設けられ、
外部電極15、15に接続されてない内部電極16bと
からなる。そして、これら内部電極16a、16bの一
部がセラミック誘電体層を介して交互に対向することに
より、静電容量が得られる。後者のコンデンサ部12
は、外部電極15、15に接続された内部電極16a、
16aの間に、外部電極15a、15aに接続されてい
ない非接続の内部電極16bが設けられているため、コ
ンデンサ部12の内部に直列接続されたコンデンサが構
成され、より小さな静電容量が得られる。
【0017】さらに、前記積層体17を構成する誘電体
セラミックとして、BaTiO3 を主成分としたF特用
誘電体セラミックを使用し、積層体17の一部、より具
体的には、静電容量の小さなコンデンサ部12の誘電体
にSrO、Mg或は希土類元素等の添加物を拡散するこ
とができる。これにより、同コンデンサ部12の誘電体
を強誘電体或は常誘電体とし、その誘電損失を低下さ
せ、その共振点でのインピーダンスを低くすることがで
きる。前記添加物をセラミック誘電体中に拡散する具体
的な手段としては、後述する手段があげられる。すなわ
ち、セラミックグリーンシートに内部電極パターンを形
成するための導電ペーストに前記添加物を5重量%程度
添加し、この導電ペーストで内部電極パターンを印刷し
たセラミックグリーンシートを積層した後、その積層体
を焼成する。
【0018】このような積層セラミックコンデンサの等
価回路を図3に示す。RLC側が静電容量の大きいコン
デンサ部11を示し、R’L’C’側が静電容量の小さ
なコンデンサ部12を示している。また、この積層セラ
ミックコンデンサの周波数−インピーダンス特性を図4
に示す。Qが静電容量の大きいコンデンサ部11の共振
点におけるインピダンスであり、Q’が静電容量の小さ
なコンデンサ部12の共振点におけるインピダンスであ
る。なお、点線aで示したのは、静電容量の大きいコン
デンサ部11のみからなる積層セラミックコンデンサの
周波数−インピーダンス特性であり、点線bで示したの
は、静電容量の小さなコンデンサ部12に前述のような
添加物を添加しない場合の周波数−インピーダンス特性
である。
【0019】このような積層セラミックコンデンサの製
造方法の実施例を、図5により説明する。まず、誘電体
セラミック粉末を有機バインダーに分散させたセラミッ
クスラリーをシート状に成形してセラミックグリーンシ
ート21、21…を作る。次に、スクリーン印刷法等に
より、このセラミックグリーンシート21、21…の上
に導電ペーストで内部電極パターン24、26a、26
bを印刷する。この内部電極パターン24、26a、2
6bは、既に述べた内部電極14、16a、16bを各
々形成するものである。このため、内部電極パターン2
4と26a、26bは、セラミックグリーンシート2
1、21…幅方向に分離して形成されている。そして、
内部電極パターン24は、セラミックグリーンシート2
1、21…の対向する縁に交互に導出されるよう形成さ
れている。また、内部電極パターン26a、26bは、
セラミックグリーンシート21の対向する両縁側に分離
された内部電極パターン26a、26aと、セラミック
グリーンシート21の縁に達しないよう、その中央部に
形成された内部電極パターン26bとが交互に形成され
ている。ここで内部電極パターン26a、26bは、前
述の添加物を加えた導電ペーストを用いて印刷する。
【0020】次に、この内部電極パターン24、26
a、26bが印刷されたセラミックグリーンシート2
1、21…を図5で示すように積層し、さらにその両側
に内部電極パターンが印刷されてないセラミックグリー
ンシート27、28を複数枚積み重ねる。こうして得ら
れた積層体を内部電極パターン24、26aが端面に露
出するようにしてチップ状に切断し、これを焼成する。
そして、この焼結された積層体17の内部電極14、1
6aが露出した端面に導電ペーストを塗布し、これを焼
き付けて外部電極15、15を形成することにより、図
1及び図2で示すような積層チップコンデンサが完成す
る。
【0021】なお、図5では、説明の便宜上、積層セラ
ミックコンデンサ1個分のセラミックグリーンシートを
示している。しかし実際は、積層セラミックコンデンサ
の多数個分の内部電極パターンをセラミックグリーンシ
ート上に同時に印刷し、積層した後、個々の積層セラミ
ックコンデンサ1個分のチップに裁断した後、焼成する
という手段が一般的にとられる。
【0022】次に、本発明のより具体的な実施例を説明
する。BaTiO3 を主成分としたF特用誘電体セラミ
ック材料粉末、より具体的には、(Ba0.948Ca0.05
Mg0.005)O1.003(TiO0.84Zr0.15)O2の粉末
を用い、これにポリビニルブチラール、分散剤、可塑剤
及びトルエンとエタノールの1:1の混合溶剤を加え、
これらをボールミルで混合し、スラリーを得た。得られ
たスラリーをリバースコータにより、ポリエチレンテレ
フタレート製のベースフィルム上に塗布し、厚さ12μ
のセラミックグリーンシートを形成した。
【0023】このセラミックグリーンシート上にNiペ
ーストをスクリーン印刷により塗布し、図5で示したよ
うな内部電極パターン24、26a、26bを形成し
た。ここで、一方の組の内部電極パターン26a、26
bを印刷するNiペースト中には、SrOを約5重量%
添加した。こうして内部電極パターン24、26a、2
6bを印刷したセラミックグリーンシートを複数枚積み
重ね、加熱加圧して圧着し、得られた積層体17を所定
寸法に切断してチップ状にし、これを焼成した。さら
に、こうして得られた焼成後の積層体17の内部電極1
4、16aが露出した端面にAgペーストを塗布し、こ
れを大気中において800℃の温度で焼き付け、外部電
極15を形成し、これにより積層セラミックコンデンサ
が完成した。このようにして得られた積層セラミックコ
ンデンサの静電容量は、2.2μFであった。また、そ
の周波数−インピーダンス特性は、図4に示す通りであ
った。
【0024】さらに、F特用誘電体セラミック材料粉末
として(Ba0.953C0.05)(TiO0.84Zr0.16)O
3 の粉末を用い、また、導電ペーストに添加する添加物
として、Mgや希土類元素を用いても同様の結果が得ら
れた。なお、前記の実施例では、2つのコンデンサ部1
1、12からなる積層セラミックコンデンサのみについ
て説明したが、積層セラミックコンデンサ中に並列接続
されたコンデンサ部が3つ以上含まれたものも、本発明
と同様の手段で得られることは明かである。また、前述
の実施例は、セラミックグリーンシートの上に内部電極
パターンを印刷し、このセラミックグリーンシートを積
層する方法により積層セラミックコンデンサを製造する
例であるが、セラミックペーストと導電ペーストを交互
に印刷しながら積層体を得る製造方法にも、本発明を同
様にして適用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、内
部に設けた複数のコンデンサ部の相互作用がなく、低い
周波数帯域から高い周波数帯域にわたって低いインピー
ダンスが得られる積層セラミックコンデンサが得られ
る。また、静電容量の小さなコンデンサ部において、外
部電極に接続された内部電極の間に、外部電極に接続さ
れておらず、前記内部電極とセラミック誘電体層を介し
て一部対向する非接続内部電極が形成された本発明によ
る積層セラミックコンデンサでは、より高い周波数帯域
で低いインピーダンスが得られるようになる。また、誘
電体セラミックを強誘電体或は常誘電体セラミックに変
える添加物が静電容量の小さなコンデンサ部のセラミッ
ク誘電体層内に拡散されている本発明による積層セラミ
ックコンデンサとその製造方法では、小さなコンデンサ
部の共振点付近でより高いノイズ除去効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である積層セラミックコンデン
サの斜視図とそのA−A線断面斜視図である。
【図2】同積層セラミックコンデンサの図1におけるB
−B線断面図とC−C線断面図である。
【図3】同積層セラミックコンデンサの等価回路を示す
結線図である。
【図4】同積層セラミックコンデンサの周波数−インピ
ーダンス特性を示すグラフである。
【図5】積層セラミックコンデンサを製造する際のシー
トの積層順の例を示す分解斜視図である。
【図6】従来例である積層セラミックコンデンサの縦断
側面図である。
【図7】同従来例の積層セラミックコンデンサの周波数
−インピーダンス特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11 静電容量の大きなコンデンサ部 12 静電容量の小さなコンデンサ部 14 内部電極 15 外部電極 16a 内部電極 16b 内部電極 17 積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01G 2/00 (72)発明者 斎藤 博 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (4)

    【整理番号】 0050354−01 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック誘電体層と内部電極とを積層
    してなる積層体と、前記内部電極に導通するよう積層体
    の端部に形成された外部電極とを有する積層セラミック
    コンデンサにおいて、積層体の積層方向と直交する方向
    に分離して形成された内部電極により、静電容量の異な
    る複数のコンデンサ部が構成され、これらコンデンサ部
    が積層体端部に設けた外部電極により並列に接続された
    ことを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、静電容量の小さ
    なコンデンサ部には、外部電極に接続された内部電極の
    間に、外部電極に接続されておらず、前記内部電極とセ
    ラミック誘電体層を介して一部対向する非接続内部電極
    が形成されていることを特徴とする積層セラミックコン
    デンサ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1において、静電容量の小さ
    なコンデンサ部には、誘電体セラミックを強誘電体或は
    常誘電体セラミックに変える添加物がセラミック誘電体
    層内に拡散されていることを特徴とする積層セラミック
    コンデンサ。
  4. 【請求項4】 セラミック誘電体層と内部電極パターン
    とを積層し、積層体を得る工程と、前記内部電極パター
    ンにより形成される内部電極層に導通するよう積層体の
    端部に外部電極を形成する工程とを有する積層セラミッ
    クコンデンサの製造方法において、セラミック誘電体層
    の表面上に複数種類の内部電極パターンを形成すると共
    に、そのうち一部の内部電極パターンを、誘電体セラミ
    ックが誘電率を低下させる添加物を含有した導電ペース
    トにより形成し、これら複数種類の内部電極パターンに
    より形成される各内部がセラミック誘電体層の積層方向
    に互いに対向するよう同セラミック誘電体層を積層し、
    その後この積層体を焼成すると共に、これら内部電極に
    より構成される静電容量の異なる複数のコンデンサ部が
    並列接続されるように積層体の端部に外部電極を形成す
    ることを特徴とする積層セラミックコンデンサの製造方
    法。
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