JP3114523B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ

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JP3114523B2
JP3114523B2 JP06243801A JP24380194A JP3114523B2 JP 3114523 B2 JP3114523 B2 JP 3114523B2 JP 06243801 A JP06243801 A JP 06243801A JP 24380194 A JP24380194 A JP 24380194A JP 3114523 B2 JP3114523 B2 JP 3114523B2
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electrode
capacitor
electrodes
multilayer ceramic
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久直 中蔵
巌夫 石川
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミックコンデ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に積層セラミックコンデンサは、セ
ラミックグリーンシートならびにセラミックグリーンシ
ート上に内部電極ペーストを印刷したシートを積み重ね
た後、加圧させて積層体とし、次に焼成し、焼結体の両
端部に内部電極と接続される外部電極を設けた構造であ
る。
【0003】中高圧積層セラミックコンデンサ(1KV
級以上)では、直列式の電極構造を形成し、有効層1層
あたりにかかる電圧を半減させ絶縁破壊を発生しにくく
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
高電圧で使用する場合、内部電極の端部に電界が集中し
やすいため、内部電極の端部で絶縁破壊が発生しやすい
という問題点を有していた。
【0005】本発明は、内部電極の端部で発生する絶縁
破壊を防止し、絶縁破壊電圧を向上させた積層セラミッ
クコンデンサを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、相対向する端部に至るように2個の第1の
内部電極を形成した第1の誘電体層と、端部に至らない
ように第2の内部電極を形成した誘電体層とを交互に積
層した積層体と、この積層体の端部に外部電極を形成し
たものであり、第1の内部電極は、容量電極と、外部電
極と容量電極とを接続し、前記容量電極の幅よりも小さ
い幅の個の導出電極とからなり、第2の内部電極は、
一対の容量電極と、この容量電極をつなぐとともにこの
容量電極よりも小さい幅のつの導出電極とからなるも
のである。
【0007】
【作用】この構成によると、内部電極端部への電界集中
2ヵ所に分散して緩和されるため、絶縁破壊電圧が向
上する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0009】図1,2,3,4には本発明の一実施例に
おける積層セラミックコンデンサの断面図が示されてい
る。この積層セラミックコンデンサの製造方法について
説明する。
【0010】まず、キャリアフィルム上に誘電体セラミ
ックススラリーをリバースロールコータにより成形し、
乾燥してセラミックグリーンシートを構成した。次に、
セラミックグリーンシートをキャリアフィルムから剥離
し、セラミックグリーンシート上に内部電極用ペースト
をスクリーン印刷により図5に示すパターンYで印刷乾
燥し、その上に、セラミックグリーンシートを積層し、
このグリーンシート上に、図5に示すパターンYを長さ
方向にずらして内部電極用ペーストを印刷乾燥した。こ
の工程を繰り返すことにより積層を行った。このように
積層したセラミックグリーンシートの上側および下側に
必要に応じて内部電極用ペーストが印刷されていないセ
ラミックグリーンシートを所定枚数積層した。次に、積
層したセラミックグリーンシートをプレスしてお互いに
圧着し、積層体を構成した。次に、この積層体を切断
し、バインダアウト、焼成を行い、その後、外部電極を
塗布、焼き付けし、Niメッキ、Sn−Pbメッキを行
い、積層セラミックコンデンサとした。得られた積層セ
ラミックコンデンサは、静電容量100pF,Q 12
00,IR 1*1013Ωであった。
【0011】この積層セラミックコンデンサの絶縁破壊
電圧を測定し、その結果を(表1)に示す。
【0012】
【表1】
【0013】(比較例1)まず、キャリアフィルム上に
誘電体セラミックススラリーをリバースロールコータに
より成形、乾燥しセラミックグリーンシートを構成し
た。次に、セラミックグリーンシートをキャリアフィル
ムから剥離し、セラミックグリーンシート上に、内部電
極ペーストをスクリーン印刷により図6に示すパターン
Wで印刷乾燥し、その上に、セラミックグリーンシート
を積層し、このグリーンシート上に図6に示すパターン
Wを長さ方向にずらし、内部電極ペーストを印刷乾燥し
た。この工程を繰り返すことにより積層を行った。積層
したセラミックグリーンシートはプレスしてお互いに圧
着し、積層体を構成した。以降は実施例1と同様にして
積層セラミックコンデンサを得たが、これは従来例タイ
プとなるものである。
【0014】得られた積層セラミックコンデンサを用い
て実施例1と同様に絶縁破壊電圧を測定した結果を(表
1)に示す。
【0015】この(表1)から明らかなように、本発明
の積層セラミックコンデンサは絶縁破壊電圧が向上する
ことができる。
【0016】本実施例においては、図1、図2に示すよ
うに2種類の内部電極2a,2bを誘電体セラミック層
1を挟んで交互に積層しており、この積層セラミックコ
ンデンサの図2におけるA−Aの断面図が図3、B−B
の断面図が図4に示されており、図3に示すような電界
集中の起こりやすい部分は、従来と比べると少なくなっ
ている。
【0017】しかし、比較例1の積層セラミックコンデ
ンサは、どの断面も図3に示すようになっているので、
電界集中が起こりやすい。
【0018】なお、本実施例においては、1個の容量電
極5に対し、導出電極4を2個設けたが、外部電極3と
容量電極5との導通が取れ、電界集中が起こりにくけれ
ばいくつでもよい。また、本実施例においては、容量電
極5のコーナーに丸みをもたせた構造としたが、これも
電界集中を起こりにくくするためのものである。
【0019】
【発明の効果】以上、本発明は内部電極端部への電界集
中を緩和することにより、絶縁破壊電圧が向上するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサの横断面図
【図2】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサの横断面図
【図3】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサのA−A断面図
【図4】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサのB−B断面図
【図5】本発明の一実施例における内部電極を印刷する
ためのスクリーンパターン図
【図6】従来の内部電極を印刷するためのスクリーンパ
ターン図
【符号の説明】
1 誘電体セラミック層 2a 内部電極 2b 内部電極 3 外部電極 4 導出電極 5 容量電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−182713(JP,A) 実開 昭51−7626(JP,U) 実開 平4−28423(JP,U) 特許3089956(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の第1の内部電極をそれぞれ相対向
    する端部に至るように設けた第1の誘電体層と、1個の
    第2の内部電極を端部に非接触の状態で設けた第2の誘
    電体層とを複数枚交互に積層した積層体と、この積層体
    の前記第1の内部電極が露出した端面に設けた外部電極
    とを備え、前記第1の内部電極は、それぞれ容量電極
    と、前記外部電極とこの容量電極とを接続するとともに
    この容量電極の幅より小さい幅の個の導出電極とから
    なり、前記第2の電極は、一対の容量電極とこの容量電
    極同士を接続するとともにこの容量電極の幅よりも小さ
    い幅のつの導出電極とからなる積層セラミックコンデ
    ンサ。
JP06243801A 1994-10-07 1994-10-07 積層セラミックコンデンサ Expired - Lifetime JP3114523B2 (ja)

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JPH08111345A JPH08111345A (ja) 1996-04-30
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JP4774910B2 (ja) * 2005-10-24 2011-09-21 パナソニック株式会社 積層コンデンサ及びモールドコンデンサ
JP2022191693A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ

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