JPH081079A - 抗菌性能を有する塗装板 - Google Patents

抗菌性能を有する塗装板

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JPH081079A
JPH081079A JP6156368A JP15636894A JPH081079A JP H081079 A JPH081079 A JP H081079A JP 6156368 A JP6156368 A JP 6156368A JP 15636894 A JP15636894 A JP 15636894A JP H081079 A JPH081079 A JP H081079A
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resin layer
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Takashi Hasegawa
敬 長谷川
Masato Horikiri
正人 堀切
Tomoaki Mukoyama
智明 向山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプラスチック、木材、鋼板、無機質
等を素材とする化粧材の表面に非常に薄い抗菌性樹脂層
を形成して、化粧材に抗菌性能を付与することを目的と
する。 【構成】 基材15にプライマーコート層14を形成
し、その上にベースコート層13を形成し、その上に絵
柄層16を設けた後に、抗菌剤12を添加した樹脂組成
物を塗布して非常に薄い透明な抗菌性樹脂層11を形成
し、抗菌性能を有する塗装板1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック、紙、木
材、金属板、無機系素材等あらゆる基材に抗菌性能を付
与した塗装板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、化粧紙や化粧板等に防カビ性又
は抗菌性を付与するため、防カビ剤又は抗菌剤を該当素
材中に添加したり、練り込む方法、又は後工程にて塗装
する方法等が行われていた(特公昭63ー54013号
公報、特公平4ー28646号公報)。また、防カビ性
及び抗菌性を有する壁紙や化粧シートも公知のものであ
り市販されている(特開平1ー313533号公報)。
しかし、抗菌性を必要とするのは化粧材の極く薄い表面
だけでよいが、従来は樹脂に練り込む方法や塗料に練り
込む方法が取られており、必ずしも最適な抗菌性塗膜形
成法とは言えなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、室内水回り関係
(台所、浴室、洗濯場等)や高温多湿の場所及び病院そ
の他の衛生的な環境を必要とする場所での各種備品(電
気製品、各種器具等)については、カビや細菌等の発生
を防止できる製品が要望されている。しかし、防カビ剤
又は抗菌剤をプラスチック成形品等に練り込む場合は、
製造工程やコストが増加したり、生産性が低下する等の
問題が発生し易い。また、成形用樹脂や塗料用樹脂に抗
菌剤を練り込む場合、その樹脂の中には樹脂組成物とし
ての必要成分として顔料、染料、硬化剤、触媒等が混合
されており、これらの物が抗菌剤に変色、抗菌作用の低
下等の悪影響を与える場合があり、各樹脂との適性を個
々に検討する必要がある。
【0004】従って、従来の樹脂組成物はそのまま使用
することは出来ず、基材、用途毎に樹脂組成を検討する
必要があり、作業が煩雑となる問題が生じる。また、抗
菌剤を成形用樹脂に練り込む場合、大部分の抗菌剤は樹
脂に練り込まれて成形品の中に入っていて抗菌作用を示
さないため、抗菌剤の使用方法としては経済的に大きな
問題となる。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するため、
顔料、染料、硬化剤、触媒等抗菌剤に悪影響を与えるよ
うな物質を添加しない樹脂に、抗菌性ゼオライト等金属
イオン、金属化合物を含む抗菌剤を混合して樹脂組成物
を作り、これを化粧加工した基材の最表面に極く薄く塗
布し、一方顔料、触媒等の抗菌剤に悪影響を与えるよう
な物質は別の層を形成する樹脂に混合することにより、
製品に塗料本来の性能を保持したまま抗菌性能を付与す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】基材の表面に着色顔料等
を添加した樹脂層を形成した塗装板において、着色顔料
を添加した樹脂層を形成した後に、酸触媒を除いた透明
な熱硬化性樹脂に抗菌剤を添加した樹脂組成物で、基材
の最上層に薄層の抗菌性樹脂層を形成したことを特徴と
する抗菌性能を有する塗装板とした。また、基材の表面
に着色顔料等を添加した樹脂層を形成した塗装板におい
て、酸触媒を添加した熱硬化性樹脂層を形成した後に、
酸触媒を除いた透明な熱硬化性樹脂に抗菌剤を添加した
樹脂組成物で、基材の最上層に薄層の抗菌性樹脂層を形
成したことを特徴とする抗菌性能を有する塗装板とし
た。
【0007】更に、前記抗菌剤がゼオライトのイオン交
換可能なイオンの一部又は全部を銀、銅、亜鉛、錫、
鉛、水銀、アンモニウム等のイオンで置換した抗菌性ゼ
オライトであることを特徴とする抗菌性樹脂層を使用し
た塗装板とした。そして、塗装基材が金属板であり、樹
脂組成物の抗菌性ゼオライトの含有量が1〜10重量%
で、且つ抗菌性樹脂層の厚さが2〜10μmであること
を特徴とする抗菌性能を有する塗装板とした。
【0008】
【作用】本発明の薄層の抗菌性樹脂層を各種基材の表面
に形成することにより、室内水回り関係や高温多湿の場
所及び病院その他衛生的な環境を必要とする場所での各
種備品に対し、カビや細菌の発生を防止することができ
る。尚、最表面の薄層以外には、樹脂層に本来必要とさ
れる硬化触媒、着色顔料等の成分が添加されるため、樹
脂層全体としての色調、層強度、基材への密着性は発現
される。しかも抗菌剤とそれを阻害する成分とが接触し
ないため、抗菌剤の変質もない。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明による抗菌性能を有する塗
装板の一例を示した断面図である。図2は抗菌性能を有
する塗装板の他の例を示した断面図である。図3は抗菌
性能のない従来の塗装板の一例を示した断面図である。
図4、図5は抗菌性ゼオライトを添加した塗料を使用い
た場合でも、抗菌性能を十分発揮できない比較例を示し
た塗装板の断面図である。
【0010】図1に示すように、基材シート15にプラ
イマー14を塗布し乾燥した後、顔料、充填剤等を添加
した塗料を塗布してベースコート層13を形成し、次
に、透明な樹脂液に乾物重量に対して抗菌性ゼオライト
12を1〜10%添加した樹脂組成物を塗布して厚さ2
〜10μmの抗菌性樹脂層11を形成して、抗菌性能を
有する塗装板1を作製する。
【0011】本発明の抗菌性能を有する塗装板に用いら
れる基材としては、鉄、アルミニウム、ステンレス、銅
等の金属板、木質単板、木質合板、パーティクルボード
等の木質合板、石膏ボード、コンクリート板、硅酸カル
シウム板等の窯業系無機板、又は以上の各基材の材料の
適宜な複合体が使用し得る。また、紙、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレートーイソフタレー
ト共重合体等のポリエステルシート、ポリ4フッ化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エ
チレンー4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチ
レン系樹脂フィルム、ポリイミド、ポリカーボネートシ
ート等のプラスチックシート、もしくはアルミニウム、
銅、錫、鉄、鉛等の金属箔、又は以上の各基材の材料の
適宜な複合体が使用し得る。
【0012】塗装板は通常ベースコート層や絵柄層が設
けられるが、ベースコート層に用いられる樹脂として
は、ポリ塩化ビニル、アクリル等の熱可塑性樹脂、飽和
ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ、メラミン等の
熱硬化性樹脂、アクリル系、不飽和ポリエステル系等の
電離放射線硬化性樹脂等従来化粧材を作るのに使用され
ていた樹脂が利用できる。また、ベースコート層の耐熱
性、塗膜強度、曲げ加工適性等の物性向上のために、酸
触媒を使用した熱硬化性樹脂を使用することもできる。
【0013】上記樹脂には、塗装板に色調、層強度、基
材との接着力等所望の物性を与えるのに必要な顔料、染
料、充填剤、触媒、架橋剤、安定剤、分散剤、沈降防止
剤としてのマイクロシリカ、溶剤及び希釈剤を適宜添加
し、混練して塗工液として使用される。
【0014】しかし、これらの物質は、抗菌剤と一緒に
添加すると、抗菌性を阻害したり、抗菌剤と還元性成分
等が反応を起こして変色させたりする場合があり、抗菌
剤とは別の層として形成する必要がある。従って、基材
へ色彩意匠や物性を付与するために、塗膜中に必ず添加
する必要がある物質はベースコート層の方に添加しなけ
ればならない。勿論、着色剤や抗菌剤と相互作用して悪
影響を及ぼす添加物を必要としない場合は、基材上に直
接該抗菌性樹脂層を形成してもよい。
【0015】抗菌性樹脂層に用いられる樹脂としては、
抗菌剤に悪影響を与える物質が含まれないことが必要で
あり、また、抗菌剤と反応して着色したり、熱、光、電
離放射線等で変色したりするものは使用できない。特に
熱硬化性樹脂の硬化に用いる酸触媒、抗菌剤の金属イオ
ンを還元する性質を有する化合物等を添加しないように
する。具体例を挙げると、抗菌剤として、後述の銀イオ
ンを有するゼオライトを用いた場合、飽和ポリエステル
の硬化触媒として使用される有機スルフォン酸系触媒等
の酸触媒、銀よりもイオン化傾向の大きい鉄、コバル
ト、銅、鉛等の金属化合物からなる着色顔料や熱安定剤
等は添加しないようにする。好ましい抗菌性樹脂層とし
ては、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ、アルキ
ッドを主成分とし、これにメラミン、グアナミン、尿素
樹脂を組み合わせた熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0016】また、使用できる熱可塑性樹脂としては、
ポリ塩化ビニル等のビニル樹脂系、ポリ(メタ)アクリ
ル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メ
タ)アクリル酸ブチル、等の(メタ)アクリル酸エステ
ルの単独又は共重合体(但し(メタ)アクリルはアクリ
ル又はメタアクリルの意味)等のアクリル樹脂系、アル
キル樹脂系等がある。尚、ポリ(メタ)アクリル酸メチ
ルとはポリアクリル酸メチル又はポリメタアクリル酸メ
チルを意味するものとし、以下(メタ)は同じ意味に使
用する。
【0017】熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂
系、エポキシ樹脂系、ポリウレタン樹脂系、アミノアル
キッド樹脂系、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹
脂、熱硬化型アクリル樹脂等がある。
【0018】電離放射線硬化性樹脂としては、分子中に
(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ
基等の重合性不飽和基、エポキシ基、チオール基等を含
む単量体及び/又はプレポリマーから成る組成物を電離
放射線で重合(架橋反応、附加反応等)硬化させてなる
物であり、電離放射線としては、電子線、紫外線等が用
いられる。これらのプレポリマー例としては、ウレタン
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、エポキシ(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リレート、不飽和ポリエステル等が挙げられる。単量体
の例としては、スチレン、αーメチルスチレン等のスチ
レン系単量体、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸ー2ーエチルヘキシル、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート等がある。
【0019】前記抗菌性樹脂層を形成する樹脂組成物に
添加する抗菌剤としては、一般に市販されている工業用
抗菌剤が使用できる。工業用抗菌剤には有機系抗菌剤と
無機系抗菌剤があるが、本発明には熱安定性の点で無機
系抗菌剤が好適である。特に、無機系抗菌剤として、特
公昭63ー54013号、特公平4ー28646号公報
等に開示されているるゼオライトのイオン交換可能なイ
オンの一部又は全部を銀、銅、亜鉛、錫、鉛、水銀、コ
バルト、アンモニウム等のイオンで置換した抗菌性ゼオ
ライトが好適である。
【0020】また、その他、特開平4ー300975号
公報に開示されるているような、銀、銅、亜鉛、ニッケ
ル、マンガン、コバルト等の金属又は金属イオンを担持
する非ゼオライト構造の無水アルミノシリケート、アパ
タイト、硼酸塩 硅酸塩から選ばれた1種又は2種以上
の焼結体粉末等も抗菌剤として使用できる。
【0021】更に、特開平5ー59308号公報に開示
されているような、下記一般式〔1〕で示される化合物
も抗菌剤として使用できる。 M1 ab2 c(PO4d・nH2O 〔1〕 M1 は銀、銅、亜鉛、錫、水銀、鉛、コバルト、ニッケ
ル、マンガン、砒素、アンチモン、ビスマス、バリウ
ム、カドミウム又はクロムから選ばれる少なくとも1種
の金属イオンであり、Aはアルカリ金属イオン、アルカ
リ土類金属イオン、アンモニウムイオン又は水素イオン
から選ばれる少なくとも1種のイオンであり、M2 は4
価金属であり、nは0≦n≦6を満たす数であり、a及
びbはいずれも正数であり、c及びdはla+mb=1
の時、c=2、d=3、la+mb=2の時、c=1、
d=2である。但し、lはM1 の価数であり、mはAの
価数である。
【0022】尚、上記無機系抗菌剤の粒径としては、添
加量が1〜10重量%、塗布厚(乾物)が2〜10μm
に対しては、0.1〜10μmの範囲で適度な粒度分布
のものを用いると最小添加量で最大の抗菌作用を与える
上で好ましい。特に粒径2〜5μmが良好である。抗菌
剤を添加した樹脂組成物は抗菌剤に悪影響を与える成分
は除去する必要があり、樹脂成分、溶媒、抗菌剤の単純
系が望ましい。前記樹脂組成物は塗膜を形成したとき、
多くは透明性であることが望まれるため、溶媒に溶解し
ない無機系抗菌剤を添加する場合、その添加量は制限さ
れる。更に、銀、ニッケル等の金属は有機化合物に対す
る変色、変質、劣化の原因となる場合が多く、この点か
らも過剰の添加は好ましくない。
【0023】上記抗菌剤の場合、樹脂組成物が塗膜を形
成したときの乾物量として、抗菌性ゼオライトの含有量
は1〜10重量%の範囲が望ましく、抗菌性効果及び透
明性を重視した場合は2〜5重量%が好適である。抗菌
性ゼオライトの含有量が10重量%を越える場合は、前
記問題点が無視できなくなり、又、1重量%未満では十
分な抗菌作用が得られない。
【0024】抗菌剤を添加した樹脂組成物を用いて、ベ
ースコートした基材に抗菌性樹脂層を形成する方法とし
ては、グラビアコート、ロールコート、エアナイフコー
ト、キスコート、スプレーコート、ホイラーコート、カ
ーテンフローコート、刷毛塗りもしくはグラビア印刷、
グラビアオフセット印刷、凹版印刷、シルクスクリーン
印刷法等によって行うことができる。
【0025】抗菌性樹脂層は最小添加量で最大の抗菌効
果を発揮させるため、抗菌剤粒子の一部が塗膜の表面に
露出している必要があり、抗菌剤の添加量1〜10重量
%に対して塗膜の厚さは2〜10μm程度で、抗菌剤粒
子は好ましくは2〜5μm程度にする必要がある。塗布
方式により塗布量が足りない場合は、1回コートから2
回〜3回コート程度の重ね刷りを行う場合もある。しか
し、抗菌剤の粒径が大きい場合や添加量を多くした場合
は塗膜の厚さを10μm超過しても抗菌作用は発揮でき
るが、透明性は望まれない。又、塗膜内部に封入され、
直接抗菌作用に寄与しない物の比率が増える。塗膜を2
μm未満にすると塗膜の十分な耐久性と前記粒径、添加
量の無機系抗菌剤を塗膜に膠着させる結合力とが不十分
となる。
【0026】次に、具体例として第1の実施例を以下に
示す。図1に示すように、基材15として、厚さ0.6
mmの亜鉛メッキ鉄板(新日本製鐵(株)製)を使用
し、これを前処理後に、市販のポリエステル系プライマ
ー液をロールコート方式にて塗布・乾燥し、プライマー
コート層14を形成し、これに二酸化チタンの着色顔料
と有機スルフォン酸系の硬化用酸触媒の入った下記組成
の熱硬化性ポリエステル系樹脂塗料(ザ・インクテック
(株)製)を用いて、カーテンフローコート法により厚
さ20μmのベースコート層13を形成した。 ☆熱硬化性ポリエステル系樹脂塗料の組成 ・飽和ポリエステル樹脂 20重量部 ・メラミン樹脂 5重量部 ・有機スルフォン酸系触媒 0.3重量部 ・酸化チタン 25重量部 ・溶剤 適量 ・添加剤 適量 また、絵柄層16として、ポリエスル樹脂系インキ(ザ
・インクテック(株)製)を用いて木目柄を2色刷りに
てグラビアオフセット印刷した。
【0027】次に、下記の抗菌剤添加樹脂液を用いて有
機溶剤で適性粘度に希釈してグラビアオフセットコート
法にて、乾燥状態で3μmの厚みになるようにコートし
て抗菌性樹脂層11を形成し、220℃、120秒間焼
き付けを行って抗菌性能を有する化粧鋼板1を製作し
た。抗菌剤として、品川燃料(株)製の抗菌性ゼオライ
トで、その性状は、平均粒子径が5μm以下、銀(A
g)含有量が2.5±0.5重量%、亜鉛(Zn)含有
量が14.5±1.5重量%のものを使用した。また、
マイクロシリカは平均一次粒子径が16nm、比表面積
が110m2/gのものを使用した。 ☆抗菌剤添加樹脂液の組成 ・抗菌性ゼオライト(粒径分布2〜5μm) 3重量部 ・飽和ポリエステル樹脂(酸触媒なし) 77重量部 ・メラミン樹脂 20重量部 ・マイクロシリカ 0.4重量部
【0028】(比較例1)第1の実施例と同様にして、
プライマーコート層、ベースコート層、絵柄層を形成し
た後、抗菌性ゼオライトを添加しない硬化型ポリエステ
ル樹脂(酸触媒なし)をコートして、図3に示すような
構成の化粧鋼板2を製作し、比較例1とした。
【0029】第2の実施例は、ベースコート層13と抗
菌性樹脂層11の間にバリアー層17を設けた場合で、
図2に示すような構成とした。基材として前処理した厚
さ0.6mmの亜鉛メッキ鉄板にプライマーコートした
後に、第1の実施例と同じ熱硬化性ポリエステル系樹脂
を用いてカーテンフローコート法にて厚さ20μmのベ
ースコート層13を形成し、次に、ポリエステル樹脂系
で顔料、酸触媒、抗菌剤のいずれも含まないクリアーイ
ンキを用いてグラビアオフセットコート法にて厚さ2〜
4μmのバリアー層17を形成した。更に、下記の抗菌
剤添加樹脂液を用いて、有機溶剤で適性粘度に希釈して
グラビアオフセットコート法にて、乾燥状態で厚さ3μ
mの抗菌性樹脂層11を形成し、第1の実施例と同様に
して焼き付けて、抗菌性能を有する化粧鋼板1を作製し
た。 ☆抗菌剤添加樹脂液の組成 ・抗菌性ゼオライト(粒径分布2〜5μm) 5重量部 ・飽和ポリエステル樹脂(酸触媒なし) 75重量部 ・メラミン樹脂 20重量部 ・マイクロシリカ 0.4重量部
【0030】第3の実施例は基材としてアルミ板を使用
した場合で、図1に示すような構成とした。アルミ板
(厚さ2mm)の基材15に第1の実施例と同様にし
て、プライマーコート層14、厚さ20μmのベースコ
ート層13、絵柄層16を形成した後、下記の抗菌剤添
加樹脂液を用いて、有機溶剤にて適性粘度に希釈してグ
ラビアオフセットコート法にて、乾燥状態で厚さ5μm
の抗菌性樹脂層11を形成し、抗菌性能を有するアルミ
化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂液の組成 ・抗菌性ゼオライト(粒径分布2〜5μm) 4重量部 ・飽和ポリエステル樹脂(酸触媒なし) 76重量部 ・メラミン樹脂 20重量部 ・マイクロシリカ 0.4重量部
【0031】(比較例2)第3の実施例と同様にして、
プライマーコート層、ベースコート層、絵柄層を形成し
た後、抗菌性ゼオライトを添加しない硬化型ポリエステ
ル樹脂(酸触媒なし)をコートしてアルミ化粧板を作製
し比較例2とした。
【0032】第4の実施例は基材としてステンレス板を
使用した場合で、図1に示すような構成とした。ステン
レス板(厚さ0.6mm)の基材15に第1の実施例と
同様にして、プライマーコート層14、厚さ20μmの
ベースコート層13、絵柄層16を形成した後、下記の
抗菌剤添加樹脂液を用いて、有機溶剤にて適性粘度に希
釈してグラビアオフセットコート法にて、乾燥状態で厚
さ5μmの抗菌性樹脂層11を形成し、抗菌性能を有す
るステンレス化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂液の組成 ・抗菌性ゼオライト(粒径分布2〜5μm) 3重量部 ・飽和ポリエステル樹脂(酸触媒なし) 76重量部 ・メラミン樹脂 20重量部 ・マイクロシリカ 0.4重量部
【0033】(比較例3)第4の実施例と同様にして、
プライマーコート層、ベースコート層、絵柄層を形成し
た後、抗菌性ゼオライトを添加しない硬化型ポリエステ
ル樹脂(酸触媒なし)をコートしてステンレス化粧板を
作製し比較例3とした。
【0034】(比較例4)第1の実施例と同じ基材を同
様な方法で処理したものを使用して、プライマーコート
層14、ベースコート層13を形成した後、第1の実施
例と同じ熱硬化性ポリエステル系樹脂液に抗菌性ゼオラ
イト12を0.5重量部と二酸化チタン顔料を添加した
樹脂組成物で抗菌性樹脂層11を形成して、図4に示す
ような構成の化粧鋼板を作製し比較例4とした。
【0035】(比較例5)第1の実施例と同じ基材を同
様な方法で処理したものを使用して、プライマーコート
層14を形成した後、抗菌性ゼオライト5%添加したベ
ースコート樹脂液にて抗菌性ゼオライト添加ベースコー
ト層19を形成して、図5に示すような構成の化粧鋼板
を作製し比較例5とした。
【0036】(抗菌性試験)上記実施例で作製した化粧
鋼板、アルミ化粧板、ステンレス化粧板及び比較例につ
いて下記の方法で細菌に対する抑制効果を試験した。 試験菌株 ・エッシェリシア・コリ(Escherichia coli IFO 3301)
(大腸菌、以下 E.coliとする) ・メチシリン レジスタント スタフィロコッカス・ア
ウレウス(Methicillin Resistant Staphylococcus aur
eus )(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、以下 MRSA と
する) 試験菌液の調製 普通ブイヨン培地(栄研化学(株)製)で35℃、16
〜20時間振盪培養した試験菌の培養液を滅菌リン酸緩
衝液で20,000倍に希釈して菌液とした。また、菌
液は別途生菌数を測定した。 抗菌性試験 検体(化粧鋼板と化粧材)の抗菌性樹脂層面に菌液1m
lを滴下し、25℃で24時間保存後に菌数を測定し
て、検体の抗菌性能を判定した。なお、対照試料として
シャーレに菌液1ml滴下し、同様に試験した。 生菌数の測定 24時間保存した検体及び対照試料をSCDLP(Soy
Casein Digest Lecithin Polysorbate) 培地(日本製薬
(株)製)10mlで洗い出し、この洗い出し液につい
て標準寒天培地(栄研化学(株)製)を用いた混釈平板
培養法(35℃、2日間培養)により生菌数を測定し、
検体及び対照試料当たりの菌数を算出した。
【0037】試験結果は表1に示すとおりで、実施例で
作製した検体はいずれも殺菌効果が優れており、本発明
の抗菌性能を有する化粧材の抗菌性能が実証できた。即
ち、実施例1、2、3、4で作製した化粧板により、2
4時間後には、E.coliでは、初期菌数1.2×1
5 個から30個に、MRSAでは、初期菌数2.4×
105 個から10以下に減少しており、E.coli及
びMRSAに対する化粧板の殺菌率は99.99%以上
である。これに対して、抗菌性ゼオライトを0.5%添
加した比較例4では、E.coli及びMRSAに対す
る殺菌率は90%程度で殺菌効果は不十分である。(通
常、微生物を殺菌する場合、初期菌数から2桁や3桁の
殺菌率、即ち殺菌率99%や99.9%では殺菌効果が
十分とは言い難い)
【0038】従って、抗菌作用を有する塗装板を作る場
合、塗料に添加する抗菌性ゼオライトの量は0.5%で
は不十分であることを示している。また、比較例5で作
製した化粧板は抗菌性ゼオライトの添加量が塗料に対し
て5%であるにも拘らず、E.coli及びMRSAに
対する殺菌率は90%程度と低く殺菌効果は不十分であ
る。これは抗菌性ゼオライトを酸触媒を含むベースコー
ト用樹脂液に直接添加したためで、ベースコート用樹脂
に含まれる酸触媒等によって抗菌作用が極端に低下した
ことを示すものである。従って、本発明によって、抗菌
性ゼオライトを添加した樹脂層を酸触媒を含むベースコ
ート層と分離して設けることにより、新しい効果を生み
出し、抗菌性ゼオライトの殺菌効果を最大限に発揮させ
ることができた。
【0039】
【表1】
【0040】(耐薬品性試験)上記実施例及び比較例で
作製した化粧鋼板、アルミ化粧板及びステンレス化粧板
について下記の方法で耐薬品性試験を行った。試験試薬
として酢酸、塩酸、硫酸、カセイソーダ、アンモニアの
5%水溶液及びマジックリン原液を使用した。試験方法
は上記試薬の水溶液及び原液に、塗装面以外をシールし
た試験片を液温20℃にて24時間浸漬後、試験片を水
洗して対照の未試験サンプルと色、外観等を比較した。
評価方法は下記のように○△×で表示した。 ○:変色なし △:少し変色 ×:変色著しい 試験結果は表2に示すとおりで、実施例で作製した化粧
板はいずれも比較例5に比べて耐薬品性に優れていた。
【0041】
【表2】
【0042】(耐候性試験)抗菌性樹脂層への酸触媒添
加による耐候性の影響を調べるため、実施例1と同様に
して(但し絵柄層は除く)、抗菌性樹脂層11として、
酸触媒を含まない樹脂に抗菌性ゼオライト5%添加した
ものを作製して耐候性試験用試料とした。また、比較例
として酸触媒を含む樹脂に抗菌性ゼオライトを5%添加
して試料を作製し比較試料とした。
【0043】前記試料について下記のような試験を行っ
た。 耐候性試験 上記試料各3点をサンシャインーカーボンアーク灯ウェ
ザオメータ(ブラックパネル温度63℃)で250時間
照射し、照射前と照射後の表面光沢及び色差の変化を測
定した。 表面光沢の測定方法 JIS・Z・8741(光沢度測定方法)に従って、日
本電色工業(株)製デジタル変角光沢計 VG-1D型を使用
して60度鏡面反射率求めた。 色差の測定方法 JIS・Z・8730(色差表示方法)に従って、スガ
試験機製SMカラーコンピュータ SM-6-IS-2BG型を使用
して、サンシャインの照射前と照射後のL、a、bを測
定してΔL、Δa、Δbを計算し、Lab系の色差ΔE
を算出した。但し、ΔEは(ΔL2 +Δa2 +Δb2
の平方根とした。
【0044】試験結果は表3に示すとおりで、実施例で
作製した化粧鋼板は比較例に比べて耐候性に優れてい
た。即ち、抗菌性ゼオライトを酸触媒を含む塗料に添加
すると抗菌性能の点だけでなく、耐候性の面でも問題が
あることが明白となり、本発明の有効性が実証された。
【0045】
【表3】
【0046】
【本発明の効果】本発明の抗菌性能を有する塗装板を使
用するとにより、室内水回り関係や高温多湿の場所及び
病院その他衛生的な環境を必要とする場所での各種備品
に対し、抗菌性能を付与することができる。特に、化粧
鋼板に本発明の抗菌性樹脂層を形成して、病院の間仕切
り、衝立等に利用した場合は、付着した細菌に対して殺
菌作用を示すので、室内を清潔に維持できると共に、院
内感染細菌の汚染防止にも期待できる。また、本発明の
抗菌性能を有する塗装板は表面の非常に薄い層に抗菌剤
が添加されているので、僅かな量で抗菌性効果を持たせ
ることができ、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抗菌性能を有する塗装板の一例を
示す断面図。
【図2】第2の実施例による抗菌性能を有する化粧鋼板
の断面図。
【図3】比較例1よる抗菌性能のない化粧鋼板の断面
図。
【図4】比較例4により作製した抗菌性ゼオライト添加
化粧鋼板の断面図。
【図5】比較例5により作製した抗菌性ゼオライト添加
化粧鋼板の断面図。
【符号の説明】
1 抗菌性能を有する塗装板 2 抗菌性能のない化粧鋼板 3 ベースコート層に抗菌剤を添加した化粧鋼板 11 抗菌性樹脂層 12 抗菌性ゼオライト 13 ベースコート層 14 プライマーコート層 15 基材 16 絵柄層 17 バリアー層 18 抗菌剤のない透明クリアー層 19 抗菌剤を添加したベースコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 F 8413−4F 27/20 A 8413−4F C08J 7/04 Z (72)発明者 長谷川 敬 神奈川県愛甲郡愛川町中津4013番地 大日 本エリオ株式会社内 (72)発明者 堀切 正人 神奈川県横浜市緑区青砥町450 ザ・イン クテック株式会社内 (72)発明者 向山 智明 神奈川県横浜市緑区青砥町450 ザ・イン クテック株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に着色顔料等を添加した樹脂
    層を形成した塗装板において、着色顔料を添加した樹脂
    層を形成した後に、酸触媒を除いた透明な熱硬化性樹脂
    に抗菌剤を添加した樹脂組成物で、基材の最上層に薄層
    の抗菌性樹脂層を形成したことを特徴とする抗菌性能を
    有する塗装板。
  2. 【請求項2】 基材の表面に着色顔料等を添加した樹脂
    層を形成した塗装板において、酸触媒を添加した熱硬化
    性樹脂層を形成した後に、酸触媒を除いた透明な熱硬化
    性樹脂に抗菌剤を添加した樹脂組成物で、基材の最上層
    に薄層の抗菌性樹脂層を形成したことを特徴とする抗菌
    性能を有する塗装板。
  3. 【請求項3】 前記抗菌剤がゼオライトのイオン交換可
    能なイオンの一部又は全部を銀、銅、亜鉛、錫、鉛、水
    銀、アンモニウム等のイオンで置換した抗菌性ゼオライ
    トであることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載
    の塗装板。
  4. 【請求項4】 塗装基材が金属板であり、樹脂組成物の
    抗菌性ゼオライトの含有量が1〜10重量%で、且つ抗
    菌性樹脂層の厚さが2〜10μmであることを特徴とす
    る請求項1、請求項2及び請求項3に記載の塗装板。
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