JPH08107336A - パルス電源 - Google Patents

パルス電源

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Publication number
JPH08107336A
JPH08107336A JP24092794A JP24092794A JPH08107336A JP H08107336 A JPH08107336 A JP H08107336A JP 24092794 A JP24092794 A JP 24092794A JP 24092794 A JP24092794 A JP 24092794A JP H08107336 A JPH08107336 A JP H08107336A
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JP
Japan
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voltage
pulse
capacitor
transformer
semiconductor switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP24092794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sakukawa
貴志 佐久川
Takehisa Koganezawa
竹久 小金澤
Hisashi Yanase
寿 柳瀬
Kiyoshi Hara
喜芳 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08107336A publication Critical patent/JPH08107336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体スイッチの電圧負担を軽減し、しかも
トランスの小型化を可能にする。 【構成】 高圧電源HDCによりLC反転倍電圧発生回
路C1,C2,LのコンデンサC1、C2を充電し、半導体
スイッチSWのオンでコンデンサC1の逆極性に充電
し、コンデンサC1,C2に直列倍電圧を得ることで半導
体スイッチの電圧負担を軽減する。倍電圧発生出力は、
パルストランスPTと可飽和リアクトルSI3により磁
気パルス圧縮した二次出力を得ることでパルストランス
の電圧時間積を小さくしてその小型化を図る。パルスト
ランスの出力でコンデンサC3を充電し、この出力をピ
ーキングコンデンサCPと可飽和リアクトルSI1とレー
ザヘッドLHの回路に印加してパルス圧縮した電流を供
給する。可飽和リアクトルSI2は、磁気アシストとし
て使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧・大電流の短パ
ルスを発生するためのパルス電源に関する。
【0002】
【従来の技術】パルスレーザ励起やパルスプラズマ発
生,パルス脱硝装置等のパルス電源には、サイラトロン
スイッチやトリガトロンスイッチ等の放電スイッチを用
いて直接に高電圧・大電流をスイッチングすることでパ
ルスを発生するものと、半導体スイッチと磁気スイッチ
になる可飽和リアクトルを組合せたものがある。また、
1つの可飽和トランスで昇圧とパルス圧縮を行い、スイ
ッチング素子の負担を軽減するものもある。
【0003】図3は、半導体スイッチと可飽和トラン
ス、可飽和リアクトルを組み合わせ、LC反転回路によ
り高圧を得るパルス電源を示す。
【0004】半導体スイッチSWはGTOサイリスタ,
SIサイリスタ,IGBT,MOSFET等の1つの半
導体スイッチング素子とそのゲート制御回路,スナバ回
路を有して構成された初段スイッチにされる。
【0005】パルストランスPTと初段エネルギー蓄積
用コンデンサC0及び高圧直流電源HDCに半導体スイ
ッチSWを組み合わせた初段パルス発生回路により、矢
印で示すパルス電流I0を発生する。
【0006】パルストランスPTの二次巻線には昇圧と
磁気パルス圧縮を行う可飽和トランスSTが接続され
る。可飽和トランスSTの二次巻線にはコンデンサ
1、C2とリアクトルLからなる倍電圧発生回路が設け
られる。
【0007】さらに、倍電圧発生回路の出力端になるリ
アクトルLの両端には可飽和リアクトルSI2とピーキ
ング・コンデンサCPの直列回路が並列接続される。ま
た、コンデンサCPには負荷としてのレーザ発振器LH
が並列接続される。
【0008】可飽和トランスST及びパルストランスP
Tは、高い角形比を持つ磁心材、例えば鉄基非品質合金
磁心材や鉄基超微晶質合金磁心材,コバルト基非晶質合
金等の磁心材を持ち、一次巻線と二次巻線には昇圧にな
る巻線比にされる。例えば、可飽和トランスSTは1対
3の巻線比にされ、パルストランスPTは1対2の巻線
比にされる。
【0009】コンデンサC0,C1,C2,CPは高電圧・
短パルス発生のために低インダクタンス,高耐電圧のセ
ラミックコンデンサが好適となるが、他にオイルコンデ
ンサ等を用いることもある。
【0010】上記構成の動作を図4の電流・電圧波形を
参照して説明する。なお、図4中の各電流・電圧記号は
図3の各部回路要素の電流・電圧記号と対応して示す。
【0011】パルス発生の開始には、コンデンサC0
高圧直流電源HDCによって高圧充電しておく。この充
電は、レーザヘッドLHのパルス発生の繰り返し周波数
及び発生タイミングに応じてなされる。
【0012】この充電後、半導体スイッチSWをオンさ
せることにより、コンデンサC0→パルストランスPT
の一次巻線→半導体スイッチSWの経路で一次電流I0
を流す。
【0013】この電流I0に対し、パルストランスPT
と可飽和トランスSTによる2段の昇圧がなされ、可飽
和トランスSTの二次巻線に電流I0’を発生させる。
このとき、可飽和トランスSTは非飽和領域で動作さ
せ、その巻数比による昇圧した電圧を二次巻線に得るト
ランスとして動作させる。
【0014】電流I0による可飽和トランスSTの二次
側では、その非飽和動作で電流I0’がコンデンサC1
充電電流及びコンデンサC2とリアクトルLの振動電流
として流れる。
【0015】この後、可飽和トランスSTが飽和領域に
入ると、その一次側と二次側が非結合状態となり、トラ
ンスとしての作用でなく可飽和リアクトルとして作用す
る磁気スイッチとなり、二次巻線が低インダクタンスに
なって電流I1がコンデンサC1→可飽和トランスSTの
二次巻線→コンデンサC1の経路で流れ、コンデンサC1
が逆極性に充電される。
【0016】このとき、コンデンサC1とC2の直列回路
には、可飽和トランスSTのトランス動作の出力電圧の
2倍の充電電圧が発生し、リアクトルLの両端には2倍
の電圧が発生する。
【0017】この電圧に対し、可飽和リアクトルSI1
は、初期にはピーキング・コンデンサCP側への電流を
阻止し、可飽和リアクトルSI1が飽和すると磁気スイ
ッチとなってコンデンサC1とC2の直列回路からコンデ
ンサCP側にパルス圧縮した電流I2を流す。
【0018】この電流I2によりコンデンサCPには高電
圧・大電流のパルスを得、このパルスによりレーザ発振
器LHには短絡電流を供給、すなわち高電圧・大電流の
超短パルスを供給する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス電源にお
いては、半導体スイッチSWは、コンデンサC0に蓄え
られたエネルギーの全てをスイッチするため、電圧負担
が大きくなる。
【0020】そのために、LC反転の他に、パルストラ
ンスPTと可飽和トランスSTを用いて半導体スイッチ
SWのスイッチング電圧を低くしている。
【0021】しかしながら、これらトランスPT,ST
はパルス圧縮を行う前段に設けられるため、電圧・時間
積の時間成分が大きくなり、電圧・時間積に比例してト
ランスの磁心断面積が大きくなり、結果的にトランス容
積が大きくなる。
【0022】本発明の目的は、半導体スイッチの電圧負
担を軽減し、しかもトランスの小型化を可能にするパル
ス電源を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、半導体スイッチと、この半導体スイッチ
と並列接続され高圧電源で初期充電され該半導体スイッ
チのオンによって反転充電される第1のコンデンサと、
リアクトルと直列接続され前記高圧電源で初期充電され
前記第1のコンデンサの反転充電電圧とを加算して倍電
圧を発生する第2のコンデンサと、可飽和リアクトルと
直列接続され前記倍電圧が印加されてパルス圧縮した二
次出力を得るパルストランスと、このパルストランスの
出力で充電される第3のコンデンサと、このコンデンサ
の電圧が印加され磁気スイッチ動作によってパルス圧縮
した電流をピーキング・コンデンサと負荷の並列回路に
放電する可飽和リアクトルとを備えたことを特徴とす
る。
【0024】また、本発明は、前記半導体スイッチに直
列に磁気アシスト用の可飽和リアクトルを設けたことを
特徴とする。
【0025】
【作用】LC反転の倍電圧発生回路をパルストランスの
前段に設け、この倍電圧発生回路の両コンデンサを高圧
電源で初期充電し、その一方のコンデンサを半導体スイ
ッチで反転充電することで倍電圧を得る。このLC反転
を初段に設けることで、半導体スイッチの電圧負担を軽
減する。
【0026】そして、倍電圧発生回路からは可飽和リア
クトルで1回目の磁気パルス圧縮を行うことにより、パ
ルストランスの電圧時間積を小さくし、その小型化を図
る。
【0027】パルストランスの昇圧出力で第3のコンデ
ンサを充電し、レーザヘッド側には2回目の磁気パルス
圧縮をした電流を供給する。
【0028】半導体スイッチに直列に可飽和リアクトル
を設けることにより、半導体スイッチの電圧負担を一層
軽減する。
【0029】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
り、図3と同じ部分は同一符号で示す。
【0030】本実施例においては、初期充電用コンデン
サC0と可飽和トランスSTは省略され、パルストラン
スPTはLC反転回路の後段に設けられる。すなわち、
半導体スイッチSWは、LC反転回路のコンデンサC1
の電圧を反転させ、LC反転回路の2倍電圧出力を可飽
和リアクトルSI3とパルストランスPTの一次入力と
し、その出力電流I1’でコンデンサC2を充電し、この
充電電圧でレーザヘッドLH側にパルス電流を供給す
る。
【0031】本実施例の動作を図2を参照して説明す
る。なお、図2中の各電流・電圧記号は図1の各部回路
要素の電流・電圧記号と対応して示す。
【0032】高圧直流電源HDCからの直流出力により
コンデンサC1,C2は電流I0’で初期充電される。そ
の後、半導体スイッチSWのオンによりコンデンサC1
の電荷を可飽和リアクトルSI2を通してコンデンサC1
を逆極性に充電する。このとき、可飽和リアクトルSI
2は初段のスイッチング損失を低減するために磁気アシ
ストとして用いる。
【0033】このLC反転充電により、2倍に昇圧され
た電圧で昇圧用のパルストランスPTと可飽和リアクト
ルSI3の直列回路に電流I1を流す。この電流I1は、
可飽和リアクトルSI3が非飽和から飽和領域に移行
し、可飽和リアクトルSI3のインダクタンスが小さく
なっているため、
【0034】
【数1】τ=π(LC)1/2 で表されるパルス幅を小さくしたパルス圧縮がなされ
る。
【0035】このパルスが印加されるパルストランスP
Tの二次側には昇圧されたパルス電圧が発生し、これに
よる電流I1’でコンデンサC3が高圧充電される。
【0036】コンデンサC3の充電が完了した直後に可
飽和リアクトルSI1が非飽和から飽和領域に移行し、
2回目のパルス圧縮がなされてレーザヘッドLHに高電
圧・短パルス電流が供給される。
【0037】なお、コンデンサC1,C2とコンデンサC
3の関係は、C1=C2で、パルストランスPTの昇圧比
が1対Nであれば、次のようになる。
【0038】
【数2】(C1*C2)/(C1+C2)=N2*C3
【0039】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、LC反
転倍電圧発生回路を初段に設け、これの一方のコンデン
サの反転を半導体スイッチで行い、その後段で一回目の
パルス圧縮を行ってパルストランスによる昇圧を行うた
め、以下の効果がある。
【0040】(1)LC反転を初段で行うことで、半導
体スイッチの電圧負担を約1/2に低減できる。
【0041】(2)パルストランスの前段で1回目のパ
ルス圧縮を行うため、パルストランスの電圧時間積を小
さくできパルストランスを小型にすることができる。
【0042】(3)初段スイッチに磁気アシストとして
の可飽和リアクトルを設ける場合には初段スイッチ素子
のスイッチング損失を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】実施例の各部電流波形図。
【図3】従来の回路図。
【図4】従来の各部電流波形図。
【符号の説明】
SW…半導体スイッチ ST…可飽和トランス PT…パルストランス C0,C1,C2,CP…コンデンサ LH…レーザ発振器 SI0,SI1,SI2…可飽和リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 喜芳 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチと、この半導体スイッチ
    と並列接続され高圧電源で初期充電され該半導体スイッ
    チのオンによって反転充電される第1のコンデンサと、
    リアクトルと直列接続され前記高圧電源で初期充電され
    前記第1のコンデンサの反転充電電圧とを加算して倍電
    圧を発生する第2のコンデンサと、可飽和リアクトルと
    直列接続され前記倍電圧が印加されてパルス圧縮した二
    次出力を得るパルストランスと、このパルストランスの
    出力で充電される第3のコンデンサと、このコンデンサ
    の電圧が印加され磁気スイッチ動作によってパルス圧縮
    した電流をピーキング・コンデンサと負荷の並列回路に
    放電する可飽和リアクトルとを備えたことを特徴とする
    パルス電源。
  2. 【請求項2】 前記半導体スイッチに直列に磁気アシス
    ト用の可飽和リアクトルを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のパルス電源。
JP24092794A 1994-10-05 1994-10-05 パルス電源 Pending JPH08107336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129247A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器
JP2005203362A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005129247A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器
JP2005203362A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器
JP4494955B2 (ja) * 2003-12-19 2010-06-30 日本碍子株式会社 プラズマ発生電極及びプラズマ反応器

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