JPH05145157A - 可飽和トランスを用いた完全固体素子化磁気パルス圧縮電源回路 - Google Patents

可飽和トランスを用いた完全固体素子化磁気パルス圧縮電源回路

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JPH05145157A
JPH05145157A JP30646791A JP30646791A JPH05145157A JP H05145157 A JPH05145157 A JP H05145157A JP 30646791 A JP30646791 A JP 30646791A JP 30646791 A JP30646791 A JP 30646791A JP H05145157 A JPH05145157 A JP H05145157A
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JP
Japan
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saturable
transformer
capacitor
current
pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP30646791A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yatsui
八井  浄
Kazuma Kurihara
一真 栗原
Takashi Sakukawa
貴志 佐久川
Yasuo Kataoka
康夫 片岡
Takashi Hirose
尚 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パルス幅を圧縮した、高電圧・大電流のパル
スを得る装置の構成の簡単化を図る。 【構成】 半導体スイッチSWに直列に可飽和リアクト
ルSI1を設けて磁気アシストを行い、エネルギー蓄積
用コンデンサC0の放電パルス電流を可飽和トランスS
Tの一次電流として該トランスによる昇圧動作でコンデ
ンサC1を充電し、可飽和トランスの磁気スイッチ動作
によりコンデンサC1からパルス圧縮した電流を放電管
DTに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧・大電流パルス
を発生するためのパルス電源に関する。
【0002】
【従来の技術】パルスレーザ励起やパルスプラズマ発生
用のパルス電源には、半導体スイッチと磁気スイッチに
なる可飽和リアクトルを用いた図4に示す構成のものが
ある。同図中、複数個直列接続されるサイリスタTHは
高電圧の半導体スイッチとされ、高電圧充電されたコン
デンサとリアクトルLの直列回路を短絡することで電流
1によるLC反転の倍電圧を発生させる。
【0003】この電圧発生により可飽和リアクトルSR
1とコンデンサC11,C2の直列回路にパルス圧縮した電
流I2を得、さらにコンデンサC2の電圧により可飽和リ
アクトルSR2とコンデンサC3,C2の直列回路にパル
ス圧縮した電流I3を得、最終段の可飽和リアクトルS
3と放電管DTにパルス圧縮した高電圧・大電流パル
スI4を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成において、
初段の半導体スイッチ(サイリスタTH)はLC反転の
倍電圧効果によりレーザ発振に必要な出力電圧の約1/
2を負担し、可飽和リアクトルの磁気スイッチ作用でパ
ルス圧縮を行い、必要とするパルス幅を得るのに可飽和
リアクトルとコンデンサをはしご状に複数段設けてい
る。
【0005】ここで、一般的なパルスレーザ(例えばエ
キシマレーザ、横型励起CO2レーザ等)の放電励起に
は電源の出力電圧として数+KVを必要とするのに対
し、現在の半導体素子では数KVの耐圧しか得られない
ため、半導体素子を多数個直列に接続して所期の耐電圧
を得るようにしており、半導体素子の電力損失も考慮す
ると大型、大容量の初段スイッチ構成になってしまう。
なお、LC反転を行わない場合には必要とする半導体素
子数が倍増する。
【0006】また、可飽和リアクトルの体積(個数)
は、電圧と通電時間の積(電圧時間積V×t)に比例す
ることから、特に1段目の磁気圧縮には多数個の可飽和
リアクトルコアが必要となり、可飽和リアクトルとコン
デンサの回路をはしご状に複数段設ける構成では装置構
成が大型,高価になる。
【0007】従来の他のパルス電源として、図5に示す
ように、電流上昇率(di/dt)の大きなガス入放電
スイッチ素子S(サイラトロン等)を用い、そのスイッ
チングによるパルスをそのまま放電管DTに供給するも
のがあるが、ガス入放電スイッチ素子Sの寿命が約10
8パルスと短く、高い繰り返しの出力を得る電源として
は短寿命になり採用できない。
【0008】本発明の目的は、装置構成の簡単化を図っ
たパルス電源を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、半導体スイッチと、この半導体スイッチに
直列接続されて磁気アシストを行う可飽和リアクトル
と、直流電圧で充電される第1のコンデンサと、このコ
ンデンサと前記半導体スイッチ及び可飽和リアクトルに
一次巻線が直列接続され該半導体スイッチのオンによっ
て一次電流が供給されて昇圧出力を得る可飽和トランス
と、この可飽和トランスのトランス動作中の二次出力電
流が供給される第2のコンデンサとリアクトルの直列回
路と、前記可飽和トランスのトランス動作後の磁気スイ
ッチ動作により前記第2のコンデンサの充電電圧が可飽
和トランスの二次巻線を通して印加されてパルス放電を
得る第3のコンデンサと放電管の並列回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】半導体スイッチを可飽和リアクトルで磁気アシ
ストすることによりスイッチング損失を低減すると共に
パルス圧縮を行い、このパルス電流に対して可飽和トラ
ンスのトランス動作により昇圧したパルス電流を得ると
共にその後の磁気スイッチ動作によりパルス圧縮をして
放電管に高電圧・大電流の短パルスを供給する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。半導体スイッチSWは、GTOサイリスタ,SIサ
イリスタ,IGBT等の半導体素子の複数個直列接続で
構成された初段スイッチにされる。
【0012】可飽和リアクトルSI1と初段エネルギー
蓄積コンデンサC0及び可飽和トランスSTの一次巻線
は直列接続されて半導体スイッチSWに並列接続され
る。
【0013】可飽和リアクトルSI1は、実効動作磁束
密度量(△B)の大きな磁心材、例えば鉄基非晶質合金
磁心材や鉄基超微結晶質合金磁心材、コバルト基非晶質
合金等の磁心材を持ち、半導体スイッチSWをアシスト
するための磁気アシストとして使用される。
【0014】可飽和トランスSTは、高い角形比を持つ
磁心材、例えば鉄基非晶質合金磁心材や鉄基超微晶質合
金磁心材、コバルト基非晶質合金等の磁心材を持ち、1
対n(例えばn=3)の巻線比を持つ。
【0015】可飽和トランスSTの二次巻線にはコンデ
ンサC1と飽和タイミング調整用可変リアクトルL1及び
コンデンサCPの直列回路が並列接続される。また、コ
ンデンサCPにはリアクトルL2と放電管DTが並列接続
される。
【0016】本実施例の動作を説明する。まず、コンデ
ンサC0は直流電源DCによって高圧充電しておく。こ
の後、半導体スイッチSWをオンさせることにより、コ
ンデンサC0→可飽和リアクトルSI1→半導体スイッチ
SW→可飽和トランスSTの一次巻線の経路で一次電流
0を流す。
【0017】この電流I0に対して、可飽和トランスS
Tは非飽和領域で動作させ、その巻数比(1対n)によ
る昇圧した電圧を二次巻線に得るトランスとして動作さ
せる。
【0018】このときの可飽和トランスSTの二次側で
は、コンデンサC1→可変リアクトルL1→リアクトルL
2→可飽和トランスSTの二次巻線の経路で二次電流I1
が流れ、コンデンサC1を昇圧後の電圧(一次側のn倍
の電圧)で充電する。
【0019】この後、可飽和トランスSTが飽和領域に
入ると、一次側と二次側が非結合状態となり、トランス
としての作用でなく可飽和リアクトルとして作用する磁
気スイッチとなり、二次巻線が低インピーダンスになっ
てパルス圧縮した電流I2によってコンデンサCPを高速
充電する。
【0020】このコンデンサCPの充電電圧によって放
電管DTには短絡電流I3を供給、すなわち高電圧・大
電流のパルス電流I3を放電管DTに供給する。
【0021】従って、本実施例によれば可飽和トランス
STはトランス動作による高電圧発生と磁気スイッチ動
作によるパルス圧縮を行い、高電圧・大電流のパルスを
電流I2として発生し、この電流でコンデンサCPが放電
管DTの放電開始電圧まで充電されたときの電流I3
コンデンサCPと共に供給する。
【0022】一方、初段スイッチになる半導体スイッチ
SWには磁気アシストとしての可飽和リアクトルSI1
が設けられることから、スイッチSWのスイッチング損
失を低減すると共にパルス圧縮をした電流I0を可飽和
トランスSTに供給する。
【0023】図2は磁気アシストを設けない場合のスイ
ッチSWの電圧・電流波形(a)と、磁気アシストを設
けた場合の電圧・電流波形(b)を示す。同図(a)の
斜線部分はスイッチSWのスイッチング損失に相当し、
磁気アシストを設けることで同図(b)に示すようにス
イッチング損失は低減され、スイッチSWの素子容量の
低減及び放熱回路の小型化を可能にする。
【0024】このスイッチング損失の低減に加えて、電
流I0のパルス幅も数分の1に短縮され、電流上昇率を
高める。これに伴い、可飽和トランスSTでは印加され
る電圧時間積(V×t)が小さくなり、そのコア体積
(個数)を減らしてその小型化を可能とし、さらにトラ
ンスSTの飽和後のインダクタンスが小さくなるためパ
ルス圧縮効果を高めることができる。例えば、1段の磁
気パルス圧縮によって百ナノ秒以下のパルス出力を得る
ことができた。
【0025】また、本実施例では可飽和トランスの昇圧
作用により、半導体スイッチSWの制御電圧を数分の1
(例えばトランス巻数比1対nでは1/n)に低減する
ことができ、半導体素子の直列接続数の低減を図ること
ができる。
【0026】なお、実施例における可飽和リアクトルS
1は図3に示すように半導体スイッチSWと直列接続
する構成にして同等の作用効果を得ることができる。ま
た、リアクトルL2を可飽和リアクトルとする構成にし
てプリパルスの発生を低減できる。また、飽和タイミン
グ調整を不要とするときにリアクトルL1を省略した構
成とすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、初段ス
イッチになる半導体スイッチに可飽和リアクトルを直列
接続した磁気アシストを行い、エネルギー蓄積用コンデ
ンサの放電パルス電流を可飽和トランスによって昇圧及
びパルス圧縮を行うようにしたため、以下の効果があ
る。
【0028】(1)可飽和リアクトルによる磁気アシス
トによって半導体スイッチのスイッチング損失を低減す
ると共にパルス圧縮できる。
【0029】(2)可飽和トランスの昇圧動作によって
半導体スイッチの制御電圧負担を軽減できる。
【0030】(3)パルス圧縮した一次電流が供給され
る可飽和トランスはそのコア個数を減らすことができる
と共に飽和後のインダクタンスを小さくしてパルス圧縮
効果を高めることができる。
【0031】(4)磁気アシストによるパルス圧縮と可
飽和トランスによる昇圧、磁気パルス圧縮により構成要
素個数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の回路図。
【図2】スイッチ波形図。
【図3】他の実施例の回路図。
【図4】従来例の回路・波形図。
【図5】従来例の回路図。
【符号の説明】 SW…半導体スイッチ、SI1…可飽和リアクトル、S
T…可飽和トランス、DT…放電管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 康夫 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 広瀬 尚 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチと、この半導体スイッチ
    に直列接続されて磁気アシストを行う可飽和リアクトル
    と、直流電圧で充電される第1のコンデンサと、このコ
    ンデンサと前記半導体スイッチ及び可飽和リアクトルに
    一次巻線が直列接続され該半導体スイッチのオンによっ
    て一次電流が供給されて昇圧出力を得る可飽和トランス
    と、この可飽和トランスのトランス動作中の二次出力電
    流が供給される第2のコンデンサとリアクトルの直列回
    路と、前記可飽和トランスのトランス動作後の磁気スイ
    ッチ動作により前記第2のコンデンサの充電電圧が可飽
    和トランスの二次巻線を通して印加されてパルス放電を
    得る第3のコンデンサと放電管の並列回路とを備えたこ
    とを特徴とする可飽和トランスを用いた完全固体素子化
    磁気パルス圧縮電源回路。
JP30646791A 1991-11-22 1991-11-22 可飽和トランスを用いた完全固体素子化磁気パルス圧縮電源回路 Pending JPH05145157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006284A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toyota Motor Corp オゾン発生装置
WO2024009363A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 精電舎電子工業株式会社 パルス発生回路及びパルス発生装置

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