JPH08104124A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH08104124A
JPH08104124A JP6242757A JP24275794A JPH08104124A JP H08104124 A JPH08104124 A JP H08104124A JP 6242757 A JP6242757 A JP 6242757A JP 24275794 A JP24275794 A JP 24275794A JP H08104124 A JPH08104124 A JP H08104124A
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outlet
air
opening
vehicle
air conditioner
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Akihito Higashihara
昭仁 東原
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NipponDenso Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00692Damper doors moved by translation, e.g. curtain doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H2001/00728Film doors

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出モード切換ドアとして可撓性の膜状部材
を用い、かつ所定の吹出モードのときに所定の吹出口か
ら少量の風をもらすようにした空調装置において、膜状
部材の位置が所望の位置から多少ずれても上記少量風の
もれ量が大きく変わらないようにする。 【構成】 吹出モード切換ドア20の移動方向に垂直な
方向(図中上下方向)における開口部20aの幅を、前
記垂直方向における他の開口部の幅よりも短くし、その
分、開口部20aの前記移動方向における幅を所定長さ
以上とする。これによって、フットモード時のドア20
の停止位置が多少ずれても、開口部20aが取出口23
を開口する面積は大きく変わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気を通過させる開口
部を有する可撓性の膜状部材を空調ケースの各取出口と
対向させて移動させることによって、吹出モードを切り
換える空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−257720号公報に開示さ
れる車両用空調装置は、図6に示すように、空調ケース
101内の空気上流側から送風機102、蒸発器10
3、ヒータコア104が設けられ、この空調ケース10
1の空気下流端には、車室内に形成された図示しないフ
ェイス吹出口、フット吹出口、およびデフロスタ吹出口
とそれぞれ導通するフェイス取出口105、フット取出
口106、およびデフロスタ取出口107が形成されて
いる。そして、前記各取出口105〜107と対向する
ようにして可撓性の膜状部材で構成された吹出モード切
換ドア108が張設されている。
【0003】前記ドア108には空気を通過させるため
の開口部が形成されるとともに、前記ドア108の両端
には駆動軸109および従動軸110が固定されてい
る。そして駆動軸109および従動軸110を正逆両方
向に回転駆動することによって、ドア108が空調ケー
ス101内で移動するように構成されている。ドア10
8の開口部と各取出口との位置関係は図7に示す通りで
あり、デフロスタモードのときには図7(a)、フット
デフモードのときには図7(b)、フットモードのとき
には図7(c)、バイレベルモードのときには図7
(d)、およびフェイスモードのときには図7(e)と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車種によっ
てはフットモード時にサイドフェイス吹出口から少量の
風をもらすようにしたものがあるが、図7に示されたド
ア108を用いてフットモード時にサイドフェイス吹出
口から少量の風を漏らすようにするためには、図8に示
すように、フェイス取出口105のうち右端から図中破
線までのところをサイドフェイス吹出口と導通する取出
口とし、さらにドア108が図8に示される位置となる
ようにすることが考えられる。
【0005】この場合、サイドフェイス吹出口からもら
す風量は、ドア108の開口部111(以下、この開口
部111を第1開口部という)が上記サイドフェイス用
取出口を開口する面積、つまり図8の幅t1 と幅t2 と
の積によって決定されるわけだが、図8に示されるよう
に、上記幅t2 が、フット取出口106を開口する開口
部112(以下、この開口部112を第2開口部とい
う)の図中上下方向の幅t3 と同じ(t2 =t3 )であ
るので、幅t2 が長くなってしまい、t1 ×t2の値を
小さくするためにはt1 を小さくしなければならない。
【0006】このように上記幅t1 が短くて幅t2 が長
いと、例えばドア108の目標停止位置(図8の位置)
と実際のドア108の停止位置とが何からの原因によっ
てずれたとき、すなわち上記幅t1 が変わったときに、
t1 ×t2 の値が大きくずれてしまう。つまり、サイド
フェイス吹出口からのもれ量が所望の量に対して大きく
ずれてしまう。
【0007】また上記では、フットモード時にサイドフ
ェイス吹出口から少量の風をもらす場合について説明し
たが、上記のような問題は、所定の吹出モードのときに
所定の吹出口から少量の風をもらすような場合にはすべ
て発生する。そこで本発明は上記問題に鑑み、空気を通
過させる開口部を有する可撓性の膜状部材を空調ケース
の各取出口と対向させて移動させることによって吹出モ
ードを切り換え、かつ所定の吹出モードのときに所定の
吹出口から少量の風をもらすようにした空調装置におい
て、膜状部材の位置が所望の位置から多少ずれても、前
記所定の吹出口からのもれ量が大きく変わらないように
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、空気を室内に導く空調ケ
ース(1)と、前記空調ケースの空気下流端に形成され
た第1取出口(23)および第2取出口(24)と、前
記両取出口(23,24)に対向するようにして前記空
調ケース(1)内に設けられ、空気を通過させる第1開
口部(20a)および第2開口部(20b)が形成され
た可撓性の膜状部材(20)とを備え、前記膜状部材
(20)を前記両取出口(23,24)に対向させなが
ら移動させることによって、室内へ吹き出される吹出モ
ードを切り換えるように構成された空調装置において、
前記移動方向に垂直な方向における前記第1開口部(2
0a)の幅が、前記垂直方向における前記第2開口部
(20b)の幅よりも短く、前記移動方向における前記
第1開口部(20a)の幅が所定の長さ以上であり、前
記第1開口部(20a)が前記第1取出口(23)を開
口し前記第2開口部(20b)が前記第2取出口(2
4)を開口することによって、前記第2取出口(24)
から空気を吹き出すとともに、第1取出口(23)から
少量の風を吹き出すように構成された空調装置を特徴と
する。
【0009】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の空調装置において、前記空調ケースの空気下流端
に、前記垂直方向において前記第1取出口(23)と隣
接して第3取出口(25)が形成され、前記膜状部材
(20)が移動したときに、前記第2開口部(20b)
が前記第1取出口(23)および第3取出口(25)を
開口するように構成されたことを特徴とする。
【0010】また請求項3記載の発明では、請求項2記
載の空調装置において、前記空調ケース(1)の空気下
流端に、前記第1取出口(23)および第3取出口(2
5)に対して前記第2取出口(24)とは反対側に第4
取出口(26)が形成され、前記第1開口部(20a)
に対して前記第2開口部(20b)とは反対側における
前記膜状部材(20)に、前記第4取出口(26)を開
口するための第3開口部(20c)が形成され、前記第
2開口部(20b)が前記第1取出口(23)および第
3取出口(25)を全開する第1の状態のときに、前記
第1開口部(20a)が前記第4取出口(26)よりも
前記移動方向における外側に位置し、前記第2開口部
(20b)が前記第2取出口(24)よりも前記移動方
向における外側となる第2の状態のときに、前記第3開
口部(20c)が前記第4取出口(26)を開口し、前
記第4取出口(26)が、前記膜状部材(20)が前記
第1の状態と第2の状態との間で移動したときにおける
前記第1開口部(20b)の軌跡上を避ける位置に形成
されたことを特徴とする。
【0011】また請求項4記載の発明では、請求項1記
載の空調装置において、前記空調装置が車両に搭載さ
れ、前記第1取出口(23)からの空気が、車両サイド
ガラス側における車室内乗員上半身に向かって吹き出す
サイドフェイス吹出口から吹き出され、前記第2取出口
(24)からの空気が、車室内乗員の足元に向かって吹
き出されるフット吹出口から吹き出されるように構成さ
れたことを特徴とする。
【0012】また請求項5記載の発明では、請求項2記
載の空調装置において、前記空調装置が車両に搭載さ
れ、前記第1取出口(23)からの空気が、車両サイド
ガラス側における車室内乗員上半身に向かって吹き出す
サイドフェイス吹出口から吹き出され、前記第2取出口
(24)からの空気が、車室内乗員の足元に向かって吹
き出されるフット吹出口から吹き出され、前記第3取出
口(25)からの空気が、車室内乗員上半身の中央に向
かって吹き出すセンターフェイス吹出口から吹き出され
るように構成されたことを特徴とする。
【0013】また請求項6記載の発明では、請求項3記
載の空調装置において、前記空調装置が車両に搭載さ
れ、前記第1取出口(23)からの空気が、車両サイド
ガラス側における車室内乗員上半身に向かって吹き出す
サイドフェイス吹出口から吹き出され、前記第2取出口
(24)からの空気が、車室内乗員の足元に向かって吹
き出すフット吹出口から吹き出され、前記第3取出口
(25)からの空気が、車室内乗員上半身の中央に向か
って吹き出すセンターフェイス吹出口から吹き出され、
前記第4取出口(26)からの空気が、車両フロントガ
ラスの内面から吹き出すデフロスタ吹出口から吹き出さ
れるように構成されたことを特徴とする。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0015】
【発明の作用効果】請求項1ないし6記載の発明によれ
ば、第1開口部は、膜状部材の移動方向に垂直な方向に
おける幅が、この垂直方向における第2開口部の幅より
も短いが、その分、前記移動方向における幅が所定の長
さ以上であるので、この大きさの第1開口部が第1取出
口を開口することによって、第1取出口から所定の少量
風が吹き出される。
【0016】また、上記のように第1開口部の前記垂直
方向における幅が短く前記移動方向における幅が所定の
長さ以上であるので、例えば第1取出口から前記所定の
少量風を吹き出すための膜状部材の目標停止位置と実際
の膜状部材の停止位置とが何からの原因によってずれて
も、第1開口部が第1取出口を開口する面積はそれ程大
きく変わらない。従って、第1取出口からもらす少量風
の量は大きく変わらない。
【0017】特に請求項3記載の発明では、膜状部材を
前記第1の状態から第2の状態まで移動させたときに第
1開口部が第4取出口を開口しないので、前記移動の途
中でのモード、例えば第2開口部が第1および第3取出
口を開口するとともに第2取出口も開口するモードのと
きに、第1開口部が第4取出口を開口しない。従って、
上記のような移動途中でのモードのときに第4取出口か
ら空気が吹き出されることを無くすことができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を自動車用空調装置として適用
した一実施例を図に基づいて説明する。図1は本実施例
の通風系の全体構成図である。空調ケース1には開口部
2が形成されており、この開口部2には送風機を収納し
た送風ユニット(図示しない)が紙面手前側に設けら
れ、前記送風機が駆動することによって、空調ケース1
内に空気流が発生する。
【0019】空調ケース1内には、その空気上流側から
順に蒸発器3、ヒータコア4が設けられている。この蒸
発器3は、図示しない圧縮機、凝縮器、減圧手段ととも
に周知の冷凍サイクルを構成する熱交換器であり、空調
ケース1内の空気を冷却する。またヒータコア4は、内
部をエンジン冷却水が流れる熱交換器であり、空調ケー
ス1内の空気を加熱する。
【0020】空調ケース1の空気下流端には後述する複
数の取出口(図2(a)参照)が形成され、この各取出
口の下流側に、空調空気を車室内の各場所に向けて吹き
出されるための各ダクト5〜10が設けられている。こ
のうちダクト5の先端部には、空調空気を車室内フロン
トガラス内面に向けて吹き出すための図示しないデフロ
スタ吹出口が形成され、ダクト6の先端部には、空調空
気を前席乗員の中央上半身に向けて吹き出すための図示
しないセンターフェイス吹出口が形成され、ダクト7の
先端部には、空調空気を前席乗員のサイドガラス側上半
身に向けて吹き出すための図示しないサイドフェイス吹
出口が形成されている。
【0021】また上記ダクト8の先端部には、空調空気
を後席乗員の上半身に向けて吹き出すための図示しない
リアフェイス吹出口が形成され、ダクト9の先端部に
は、空調空気を前席乗員足元に向けて吹き出すための図
示しないフロントフット吹出口が形成され、ダクト10
の先端部には、空調空気を後席乗員足元に向けて吹き出
すための図示しないリアフット吹出口が形成されてい
る。
【0022】空調ケース1内には、回転軸としての第1
駆動シャフト11と、同じく回転軸としての第1従動シ
ャフト12とが、空調ケース1に対して回転可能に支持
されている。この第1駆動シャフト11および第1従動
シャフト12には、可撓性の膜状部材で構成されたエア
ミックスドア13の両端が固定および巻回されている。
そしてエアミックスドア13は、この第1駆動シャフト
11とヒータコア4と第1従動シャフト12とによっ
て、空気がヒータコア4を通る温風通路14と、ヒータ
コア4をバイパスするバイパス通路15、16とをそれ
ぞれ横切るようにして張設されている。
【0023】上記第1駆動シャフト11はその駆動手段
(具体的にはステップモータ)によって駆動され、この
第1駆動シャフト11の回転は図示しない回転伝達手段
(具体的にはワイヤ)によって第1従動シャフト12に
伝達される。また、エアミックスドア13には空気を通
過させるための図示しない開口部が形成されており、上
記ステップモータで第1駆動シャフト11を正逆両方向
に回転させて上記開口部を任意の位置で停止させること
によって、上記各通路14〜16を通る空気量が調節さ
れる。なお、エアミックスドア13の停止位置制御方法
は、図示しない制御装置からステップモータに対して出
力される駆動信号の数によって制御される。
【0024】また空調ケース1内には、回転軸としての
第2駆動シャフト17と、同じく回転軸としての第2従
動シャフト18と、同じく回転軸としての中間シャフト
19とが、空調ケース1に対して回転可能に支持されて
いる。この第2駆動シャフト17および第2従動シャフ
ト18には、可撓性の膜状部材で構成された吹出モード
切換ドア20の両端が固定および巻回されている。そし
て吹出モード切換ドア20は、第2駆動シャフト17と
中間シャフト19と第2従動シャフト18とによって、
前記各取出口(図2(a)参照)の空気上流側壁面と対
向するようにして張設されている。
【0025】上記第2駆動シャフト17はその駆動手段
(具体的にはステップモータ)によって駆動され、この
第2駆動シャフト17の回転は図示しない回転伝達手段
(具体的にはワイヤ)によって第2従動シャフト18に
伝達される。また、吹出モード切換ドア20には空気を
通過させるための開口部(図2(b)参照)が形成され
ており、上記ステップモータで第2駆動シャフト17を
正逆両方向に回転させて上記開口部を任意の位置で停止
させることによって、吹出モードが切り換えられる。な
お、吹出モード切換ドア20の停止位置制御方法は、図
示しない制御装置からステップモータに対して出力され
る駆動信号の数によって制御される。
【0026】さらに空調ケース1内には、冷風を直接ダ
クト6,7側に導く冷風バイパス通路21が形成される
とともに、この冷風バイパス通路21を開閉する冷風バ
イパスドア22が設けられている。この冷風バイパスド
ア22は、エアミックスドアの上記開口部が温風通路1
4を全閉してバイパス通路15,16を全開するマック
スクール時に冷風バイパス通路21を開く。
【0027】次に上記取出口について図2(a)を用い
て説明する。図2(a)に示すように、空調ケース1の
下流端部位に複数の取出口23〜26が形成されてい
る。このうち取出口23を通過した空気は前記ダクト7
を介して前記サイドフェイス吹出口から吹き出され、取
出口24を通過した空気は前記ダクト9、10を介して
前記フロントフット吹出口および前記リアフット吹出口
から吹き出される。また、取出口25を通過した空気は
前記ダクト6、8を介して前記センターフェイス吹出口
および前記リアフェイス吹出口から吹き出され、取出口
26を通過した空気はダクト5を介して前記デフロスタ
吹出口から吹き出される。
【0028】また、図2(b)に示すように吹出モード
切換ドア20には、空気を通過させる複数の開口部20
a〜20cが形成されている。図2(b)において20
dに示す部分が第2従動シャフト18に固定され、20
eに示す部分が第2駆動シャフト17に固定される。つ
まり図2(b)の左右方向に吹出モード切換ドア20が
移動する。
【0029】ここで上記開口部20aの図中上下方向に
おける幅、すなわち前記移動方向に垂直な方向における
幅が、この垂直方向における開口部20bの幅に対して
短くなっている。また、開口部20cの上記垂直方向に
おける幅もこの垂直方向における開口部20bの幅より
も短くなっている。次に、各吹出モードのときに、吹出
モード切換ドア20と各取出口23〜26とがどのよう
な位置関係となるかについて図3〜図5を用いて説明す
る。
【0030】図3(a)はフェイスモードを示す。フェ
イスモード時は開口部20bにて取出口23および25
を全開する。これによって、取出口23を通過した風が
サイドフェイス吹出口に吹き出されるとともに、取出口
25を通過した風がセンターフェイス吹出口およびリア
フェイス吹出口から吹き出される。またこのとき、開口
部20aが取出口26よりも移動方向における外側、つ
まり取出口26よりも図中左側に位置している。
【0031】図3(b)は第1のバイレベルモードを示
す。この第1のバイレベルモード時は、後述する第2の
バイレベルモードに比べて上記各フェイス吹出口からの
吹出風量が少ない。この第1バイレベルモード時は、開
口部20bにて取出口23、25をそれぞれ約半分開口
するとともに取出口24を全開する。これによって、上
記各フェイス吹出口から吹き出されるとともに、取出口
24を通過した風がフロントフット吹出口およびリアフ
ット吹出口から吹き出される。
【0032】図4(a)は上記第2のバイレベルモード
を示す。このときには開口部20bが取出口23、25
を開口する面積が図3(b)のときに比べて小さくな
る。またこのとき、開口部20bが若干取出口23を開
口する。図4(b)はフットモードを示す。このフット
モード時には開口部20bにて取出口24を全開すると
ともに、開口部20bにて取出口23を開口する。これ
によって、主に上記各フット吹出口から風が吹き出され
ながら、サイドフェイス吹出口から少量の風が吹き出さ
れる。
【0033】図5(a)はフットデフモードを示す。こ
のフットデフモード時には、開口部20bにて取出口2
4を約半分開口するとともに、開口部20cにて取出口
26を約半分開口する。またこのとき、開口部20aに
て取出口23を開口する。これによって、主に上記各フ
ット吹出口およびデフロスタ吹出口から風吹き出されな
がら、サイドフェイス吹出口から少量の風が吹き出され
る。
【0034】図5(b)はデフロスタモードを示す。こ
のデフロスタモード時には、開口部20cにて取出口2
6を全開するとともに、開口部20aにて取出口23を
開口する。これによって、主にデフロスタ吹出口から風
が吹き出されながらサイドフェイス吹出口から少量の風
が吹き出される。またこのとき、開口部20bが取出口
24よりも前記移動方向における外側、つまり図中右側
となる。
【0035】以上のように本実施例では、図4(b)に
示すように、フットモード時にはフット吹出口から風を
吹き出すとともにサイドフェイス吹出口から少量の風を
吹き出すようにしている。そしてサイドフェイス吹出口
から少量の風を吹き出すために、開口部20aにて取出
口23を開口するようにしている。つまり本実施例で
は、開口部20aの開口面積が上記少量風を吹き出すだ
けの小さな開口面積となっている。
【0036】このように開口部20aの開口面積は小さ
いが、吹出モード切換ドア20の移動方向に垂直な方向
(図4上下方向)における開口部20aの幅が、開口部
20bおよび20cの前記垂直方向における幅よりも短
いので、その分、前記移動方向(図4左右方向)におけ
る開口部20aの幅が所定の長さ以上とされている。従
って、何らかの原因によって、上記図示しない制御装置
が認識している吹出モード切換ドア20の位置と実際の
吹出モード切換ドア20の位置とがずれ、フットモード
のときの吹出モード切換ドア20の位置が図4(b)の
位置から多少ずれても、開口部20aが取出口23を開
口する面積は大きく変わらない。従ってサイドフェイス
吹出口からの風の量が大きく変わることはない。
【0037】また本実施例では、吹出モード切換ドア2
0が、図3(a)に示す状態と図5(b)に示す状態と
の間で移動するときに、開口部20aが取出口26を開
口しないようにするために、取出口26の図2上下方向
における幅が、他の取出口(23と25、および24)
の前記上下方向における幅に対して短くなっており、こ
れによって取出口26が前記の移動によってできる開口
部20aの軌跡上を避けている。
【0038】従って、図3(b)に示す第1のバイレベ
ルモード時にデフロスタ吹出口から空調風がもれてしま
うことがなく、所望の通りのモード(第2のバイレベル
モード)を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の通風系の全体構成図である。
【図2】(a)は各取出口の形状を示す展開図、(b)
は吹出モード切換ドア20の展開図である。
【図3】(a)はフェイスモード時の各取出口と吹出モ
ード切換ドアとの位置関係を示す展開図、(b)は第1
のバイレベルモード時の各取出口と吹出モード切換ドア
との位置関係を示す展開図である。
【図4】(a)は第2のバイレベルモード時の各取出口
と吹出モード切換ドアとの位置関係を示す展開図、
(b)はフットモード時の各取出口と吹出モード切換ド
アとの位置関係を示す展開図である。
【図5】(a)はフットデフモード時の各取出口と吹出
モード切換ドアとの位置関係を示す展開図、(b)はデ
フロスタモード時の各取出口と吹出モード切換ドアとの
位置関係を示す展開図である。
【図6】従来の空調装置の通風系の全体構成図である。
【図7】上記従来装置の吹出モード切換ドアの開口部と
各取出口との位置関係を示す展開図である。
【図8】図7のドアにてフットモード時にサイドフェイ
ス吹出口から少量風をもらす場合の前記ドアと各取出口
との位置関係を示す展開図である。
【符号の説明】
1…空調ケース、20…吹出モード切換ドア(膜状部
材)、20a…開口部(第1開口部)、20b…開口部
(第2開口部)、20c…開口部(第3開口部)、23
…取出口(第1取出口)、24…取出口(第2取出
口)、25…取出口(第3取出口)、26…取出口(第
4取出口)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を室内に導く空調ケースと、 前記空調ケースの空気下流端に形成された第1および第
    2取出口と、 前記両取出口に対向するようにして前記空調ケース内に
    設けられ、空気を通過させる第1および第2開口部が形
    成された可撓性の膜状部材とを備え、前記膜状部材を前
    記両取出口に対向させながら移動させることによって、
    室内へ吹き出される吹出モードを切り換えるように構成
    された空調装置において、 前記移動方向に垂直な方向における前記第1開口部の幅
    が、前記垂直方向における前記第2開口部の幅よりも短
    く、 前記移動方向における前記第1開口部の幅が所定の長さ
    以上であり、 前記第1開口部が前記第1取出口を開口し前記第2開口
    部が前記第2取出口を開口することによって、前記第2
    取出口から空気を吹き出すとともに、第1取出口から少
    量の風を吹き出すように構成されたことを特徴とする空
    調装置。
  2. 【請求項2】 前記空調ケースの空気下流端に、前記垂
    直方向において前記第1取出口と隣接して第3取出口が
    形成され、 前記膜状部材が移動したときに、前記第2開口部が前記
    第1および第3取出口を開口するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ケースの空気下流端に、前記第
    1および第3取出口に対して前記第2取出口とは反対側
    に第4取出口が形成され、 前記第1開口部に対して前記第2開口部とは反対側にお
    ける前記膜状部材に、前記第4取出口を開口するための
    第3開口部が形成され、 前記第2開口部が前記第1および第3取出口を全開する
    第1の状態のときに、前記第1開口部が前記第4取出口
    よりも前記移動方向における外側に位置し、 前記第2開口部が前記第2取出口よりも前記移動方向に
    おける外側となる第2の状態のときに、前記第3開口部
    が前記第4取出口を開口し、 前記第4取出口が、前記膜状部材が前記第1の状態と第
    2の状態との間で移動したときにおける前記第1開口部
    の軌跡上を避ける位置に形成されたことを特徴とする請
    求項2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調装置が車両に搭載され、 前記第1取出口からの空気が、車両サイドガラス側にお
    ける車室内乗員上半身に向かって吹き出すサイドフェイ
    ス吹出口から吹き出され、 前記第2取出口からの空気が、車室内乗員の足元に向か
    って吹き出されるフット吹出口から吹き出されるように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記空調装置が車両に搭載され、 前記第1取出口からの空気が、車両サイドガラス側にお
    ける車室内乗員上半身に向かって吹き出すサイドフェイ
    ス吹出口から吹き出され、 前記第2取出口からの空気が、車室内乗員の足元に向か
    って吹き出すフット吹出口から吹き出され、 前記第3取出口からの空気が、車室内乗員上半身の中央
    に向かって吹き出すセンターフェイス吹出口から吹き出
    されるように構成されたことを特徴とする請求項2記載
    の空調装置。
  6. 【請求項6】 前記空調装置が車両に搭載され、 前記第1取出口からの空気が、車両サイドガラス側にお
    ける車室内乗員上半身に向かって吹き出すサイドフェイ
    ス吹出口から吹き出され、 前記第2取出口からの空気が、車室内乗員の足元に向か
    って吹き出すフット吹出口から吹き出され、 前記第3取出口からの空気が、車室内乗員上半身の中央
    に向かって吹き出すセンターフェイス吹出口から吹き出
    され、 前記第4取出口からの空気が、車両フロントガラスの内
    面から吹き出すデフロスタ吹出口から吹き出されるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項3記載の空調装
    置。
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