JPH08102005A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH08102005A
JPH08102005A JP23704794A JP23704794A JPH08102005A JP H08102005 A JPH08102005 A JP H08102005A JP 23704794 A JP23704794 A JP 23704794A JP 23704794 A JP23704794 A JP 23704794A JP H08102005 A JPH08102005 A JP H08102005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic head
head
mounting base
gap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23704794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ota
洋 太田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドチップのヘッド取付け基台に対す
る貼付け精度を高め、歩留りの改善並びにコストダウン
を図る。 【構成】 ヘッド取付け基台3に磁気ヘッドチップ1を
貼付けてなる磁気ヘッド装置において、ヘッド後端縁部
6の突起部7を臨ませる溝部10をヘッド取付け基台3
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッド取付け基台に磁
気ヘッドチップを貼付けた磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置における情報の読み取
り又は書き込みは、磁気ヘッドにより行われる。図5に
一般的な磁気ヘッドチップ101を示す。この磁気ヘッ
ドチップ101は、フェライト等の一対の磁気コア10
2,103からなり、これら磁気コア102,103が
ギャップ接合されることにより接合一体化されている。
そして、その突き合わされた突き合わせ面間に、記録又
は再生或いは記録再生ギャップとして動作する磁気ギャ
ップgが形成されている。
【0003】この磁気ヘッドチップ101は、磁気記録
媒体と摺接する媒体摺動面104が円弧状とされてお
り、該磁気記録媒体に対する当たりが確保され、スペー
シングロスによる出力の低下が生じないようになされて
いる。
【0004】かかる磁気ヘッドチップ101は、取扱い
を容易にするため、または巻線を施し易くするため、或
いは固定できるようにするために、図6に示すような金
属材料からなるヘッド取付け基台105上に固定される
のが一般的である。
【0005】そして、この磁気ヘッドチップ101は、
ヘッド取付け基台105に設けられたヘッド搭載部10
6に、図7に示すように、磁気ギャップgがこのヘッド
搭載部106から突出するようにして接着剤等によって
固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気ヘ
ッドチップ101においては、媒体摺動面104は磁気
記録媒体との当たりを確保するために、円筒研磨がなさ
れることから、その表面は滑らかな面とされる。しか
し、磁気ヘッドチップ101のヘッド後端縁部107
は、ヘッド製造時に行われるストレート加工のみである
ため、バリ等による凸部108を有しや易い。
【0007】かかるヘッド後端縁部107に凸部108
があると、この凸部108により、図7(b)に示すよ
うに、磁気ヘッドチップ101とヘッド搭載部106と
の間に隙間Hが生じ、ヘッド貼付け精度が低下する。ま
た、かかる隙間Hのために、磁気ヘッドチップ101の
ヘッド取付け基台105に対する接合強度が充分確保さ
れず、剥がれ等の問題も生ずる。
【0008】そこで本発明は、上述の従来の有する課題
に鑑みて提案されたものであって、磁気ヘッドチップを
ヘッド取付け基台に対して密着して貼付けることがで
き、接合強度を充分に持たせることができる歩留りに優
れた磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、磁気ヘッド
チップをヘッド取付け基台に対して密着して貼付けるこ
とにより該磁気ヘッドチップの接合強度を充分に確保す
べく、上記磁気ヘッドチップの媒体摺動面とは反対側の
ヘッド後端縁部と相対向するヘッド取付け基台に溝部を
形成する。
【0010】また、磁気ヘッドチップをヘッド取付け基
台に形成された突起部上に設け、そのヘッド後端縁部を
突起部と接触しないようにすることで、該磁気ヘッドチ
ップをヘッド取付け基台に対して密着させる。
【0011】
【作用】本発明の磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッ
ドチップの媒体摺動面とは反対側のヘッド後端縁部と相
対向するヘッド取付け基台に溝部を設けているので、ヘ
ッド後端縁部に凸部があっても、この溝部内に凸部が入
り込むことになり、該磁気ヘッドチップとヘッド取付け
基台とが隙間無く密着する。
【0012】また、磁気ヘッドチップをヘッド取付け基
台に形成された突起部上に設けると共に、そのヘッド後
端縁部を突起部と接触させないようにしているので、該
磁気ヘッドチップとヘッド取付け基台とが密着する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】本実施例の磁気ヘッド装置は、磁気ヘッド
チップがヘッド取付け基台の所定位置に接着剤等によっ
て取付けられた構成とされている。
【0015】磁気ヘッドチップ1は、例えばフェライト
等の酸化物磁性材料からなる一対の磁気コア2,3から
なる。これら磁気コア2,3は、例えばSiO2 等のギ
ャップ膜を介して突き合わされ、ガラス融着されること
により接合一体化されている。そして、その突き合わさ
れた磁気コア2,3の突き合わせ面間には、記録再生ギ
ャップ又は消去ギャップとして機能する磁気ギャップg
が形成されている。
【0016】一方の磁気コア3の突き合わせ面には、巻
線を巻回させるための巻線溝4が形成されている。この
巻線溝4のうち、磁気ギャップgが呈する媒体摺動面5
に近接する位置に設けられる傾斜面4aにより、上記磁
気ギャップgのデプスが規制されるようになっている。
【0017】この磁気ヘッドチップ1は、磁気記録媒体
との当たりを確保しスペーシングロスによる再生出力の
低下を防止するべく、媒体摺動面5は円筒研磨がなされ
て円弧状となされている。これに対して、磁気ヘッドチ
ップ1のヘッド後端縁部6は、ヘッド製造時に行われる
ストレート加工のみがなされることから、バリ等が生じ
易い。このため、磁気ヘッドチップ1のヘッド後端縁部
6には、バリ等による凸部7が形成される。
【0018】なお、ここで用いる磁気ヘッドチップ1と
しては、フェライト単体の磁気ヘッドの他、磁気ギャッ
プ近傍部にセンダスト等の金属磁性膜を配した,いわゆ
るメタルインギャップ型の磁気ヘッドのいずれも適用で
きる。要は、閉磁路を構成する磁気ヘッドであれば、特
にこの実施例に用いられるヘッドとしては限定されな
い。
【0019】一方、この磁気ヘッドチップ1を貼付ける
ヘッド取付け基台8は、図2に示すように、磁気ヘッド
チップ1を貼り付けるヘッド搭載部9が突出した平面矩
形状をなす板状体として形成されている。
【0020】ヘッド搭載部9は、磁気ヘッドチップ1を
貼り付けるのに足る大きさの矩形体として、ヘッド取付
け基台8の一側縁にこのヘッド取付け基台8と一体的に
形成されている。このヘッド搭載部9の磁気ヘッドチッ
プ1が貼付けられる面は、該磁気ヘッドチップ1を接着
剤等によって貼り付けるために、凹凸等の無い平滑な面
とされている。
【0021】そして特に、このヘッド搭載部9には、上
記磁気ヘッドチップ1が搭載された状態における該磁気
ヘッドチップ1のヘッド後端縁部6に生ずる凸部7と相
対向する位置に、溝部10が形成されている。かかる溝
部10は、上記凸部7を内部に臨ませるに足る大きさの
断面略コ字状をなす溝として、各磁気コア2,3の突き
合わせ方向にストレート溝として形成されている。
【0022】上記のように構成されたヘッド取付け基台
8には、図3に示すように、磁気ヘッドチップ1が貼付
けられる。すなわち、この磁気ヘッドチップ1は、磁気
ギャップgがヘッド搭載部9より突出するようにして、
このヘッド搭載部9に接着剤等によって仮止めされると
共に、ヘッド後端縁部6に形成される凸部7が溝部10
に臨むようになされる。そして、これら磁気ヘッドチッ
プ1とヘッド搭載部9との間に紫外線硬化樹脂が塗布さ
れ、紫外線の照射によりこの紫外線硬化樹脂が硬化し
て、磁気ヘッドチップ1がヘッド取付け基台8に対して
固定される。
【0023】このように、磁気ヘッドチップ1のヘッド
後端縁部6に形成された凸部7がヘッド搭載部9の溝部
10に臨むため、該磁気ヘッドチップ1とヘッド搭載部
9とが隙間無く密着する。従って、磁気ヘッドチップ1
のヘッド取付け基台8に対する貼付け精度が向上すると
共に、歩留りの向上並びにコストダウンが達成される。
【0024】特に、近年においては、記録密度を向上さ
せたり、特殊再生をさせたりするために、1つのヘッド
取付け基台8に複数の磁気ヘッドチップを所定のトラッ
ク位置関係を持って貼り付ける必要がある。この場合、
各磁気ヘッドチップ間の相対位置が非常に重要なものと
なるが、本実施例によれば、各磁気ヘッドチップ相互間
のトラック位置精度を高精度なものとすることができ
る。
【0025】また、上記のようにヘッド搭載部9に溝部
10を形成する他に、図4に示すように、ヘッド搭載部
9のみを高くし、そのヘッド搭載部9に磁気ヘッドチッ
プ1を貼付けるようにしてもよい。もちろん、この場合
においても、磁気ヘッドチップ1のヘッド後端縁部6に
おける凸部7がヘッド搭載部9に接触しないようにし
て、磁気ヘッドチップ1とヘッド搭載部9との間に隙間
を無くすようにする。
【0026】このようにすることにより、磁気ヘッドチ
ップ1のヘッド取付け基台8に対する貼付け精度が向上
し、歩留りの向上並びにコストダウンを達成することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッドチップのヘ
ッド後端縁部と相対向するヘッド取付け基台に溝部を設
けているので、ヘッド後端縁部に生じやすいバリ等によ
る凸部がこの溝部内に入り込むことになり、磁気ヘッド
チップとヘッド取付け基台が隙間無く密着し、該磁気ヘ
ッドチップのヘッド取付け基台に対する貼付け精度を高
めることができる。従って、磁気ヘッドチップをヘッド
取付け基台に貼付ける際の作業性が向上すると共に、歩
留りが向上しコストダウンを達成することができる。
【0028】また、この他、ヘッド取付け基台に突起部
を設け、この突起部に磁気ヘッドチップをヘッド後端縁
部が接触しないように貼付けているので、同様に磁気ヘ
ッドチップをヘッド取付け基台に対して密着して貼付け
ることができ、該磁気ヘッドチップのヘッド取付け基台
に対する貼付け精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド装置における磁気ヘッドチ
ップを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図2】本発明の磁気ヘッド装置におけるヘッド取付け
基台を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図3】本発明の磁気ヘッド装置を示すもので、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の磁気ヘッド装置の他の例を示すもの
で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】従来の磁気ヘッド装置における磁気ヘッドチッ
プを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図6】従来の磁気ヘッド装置におけるヘッド取付け基
台を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図7】従来の磁気ヘッド装置を示すもので、(a)は
平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッドチップ 2,3 磁気コア 4 巻線溝 5 媒体摺動面 6 ヘッド後端縁部 7 凸部 8 ヘッド取付け基台 9 ヘッド搭載部 10 溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド取付け基台に磁気ヘッドチップが
    設けられてなる磁気ヘッド装置において、 上記磁気ヘッドチップの媒体摺動面とは反対側のヘッド
    後端縁部と相対向するヘッド取付け基台に溝部が形成さ
    れていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 ヘッド取付け基台に磁気ヘッドチップが
    設けられてなる磁気ヘッド装置において、 上記磁気ヘッドチップがヘッド取付け基台に形成された
    突起部上に設けられていることを特徴とする磁気ヘッド
    装置。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドチップの媒体摺動面とは反対
    側のヘッド後端縁部が突起部と接触しないことを特徴と
    する請求項2記載の磁気ヘッド装置。
JP23704794A 1994-09-30 1994-09-30 磁気ヘッド装置 Withdrawn JPH08102005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704794A JPH08102005A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 磁気ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704794A JPH08102005A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08102005A true JPH08102005A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17009624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23704794A Withdrawn JPH08102005A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 磁気ヘッド装置

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