JPH0525050Y2 - - Google Patents

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JPH0525050Y2
JPH0525050Y2 JP9540987U JP9540987U JPH0525050Y2 JP H0525050 Y2 JPH0525050 Y2 JP H0525050Y2 JP 9540987 U JP9540987 U JP 9540987U JP 9540987 U JP9540987 U JP 9540987U JP H0525050 Y2 JPH0525050 Y2 JP H0525050Y2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気ヘツドに係り、特に生産性の向上
を図り得る磁気ヘツドに関する。
従来の技術 一般に、所定の回転速度で回転する円盤状の磁
気記録媒体(以下磁気デイスクという)に磁気ヘ
ツドを添接させて磁気記録/再生を行なう磁気デ
イスク装置では、読み出し/書き込み用(磁気記
録/再生用)の磁気ヘツド部と、記録されたトラ
ツクを所定のトラツク幅に規制する消去ヘツド部
とを一体的に有する磁気ヘツドを使用している。
この種の磁気ヘツドの一例として、特開昭58−
68217号公報(特願昭56−167483号)がある。同
公報に示されるように、従来の磁気ヘツドでは、
磁気デイスク及びジンバルバネを保護するため磁
気ヘツド両側に保護部材を設け、これに傾斜面を
形成していた。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、従来の磁気ヘツドでは、保護部材の
取付けに際し、磁気ヘツドの高さと保護部材の高
さを精度良く一致させねばならず、取付け作業が
面倒であるという問題点があつた。この高さ合せ
が不良であると磁気ヘツドと保護部材の間に段差
が生じ、両者間の摺接状態が不良となつたり、磁
気デイスクのジヤケツトがこの部分に引掛かつて
しまい磁気デイスク及びジンバルバネを損傷する
虞れがある。また、保護部材は磁気デイスク及び
ジンバルバネを保護するためにのみ設けられるも
のであり、このため部品点数が増加し、これに伴
いコストが上昇する等の問題点があつた。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであ
り、磁気デイスク等の保護を図りつつ、かつ生産
性を向上させた磁気ヘツドを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案では、磁気
ギヤツプ及びコイルが設けられてなる磁気ヘツド
部と、この磁気ヘツド部を挟持すると共に記録媒
体との所定摺接状態を維持するスライダ部と、上
記磁気ヘツド部及びスライダ部を保持すると共に
コイルをシールドするシールド部とを具備してな
る磁気ヘツドにおいて、上記スライダ部及びシー
ルド部の側面にスライダ部からシールド部へ連続
する傾斜面を一括的に同時形成することにより、
生産性の向上を図つたものである。
実施例 次に本考案になる磁気ヘツドの一実施例につい
て図面と共に説明する。第1図は本考案になる磁
気ヘツド1の斜視図であり、また第2図は磁気ヘ
ツド1の傾斜面(後に述べる)形成前の分解斜視
図である。この磁気ヘツド1は、大略して磁気ヘ
ツド部2、スライダ部3、シールド部4等により
構成されている。
磁気ヘツド部2は周知の構造とされており、磁
気ギヤツプ5,6が設けられてなる磁気ヘツドコ
ア7に磁気回路を構成するコイル8,9及び閉磁
路を形成する橋路バー10とにより構成されてい
る。上記磁気ギヤツプ5,6の内、一方は記録・
再生用の磁気ギヤツプとして機能し、他方は消去
用ヘツドとして機能する。即ち、磁気ヘツド部2
は複合構造とされている。
スライダ部3は非磁性材のセラミツクよりな
り、板状体を後述するようにシールド部4と共に
切削加工することにより両側部に傾斜面部3a−
,3b−1が形成されている。尚、第2図にはス
ライダ部3が二分割されてスライダ部半体3a,
3bとなつた状態を示しているが、上記傾斜面部
3a−1,3b−1の形成、空気溝11及び磁気ヘ
ツド部2の取付け部12の形成は、加工されてい
ないセラミツク板をシールド部4に取付けられた
後加工される。
シールド部4は軟磁性材である焼結フエライト
材よりなり、型を用いて焼結形成することにより
所定形状に形成される。このシールド部4は直方
体形状の本体部4cに、上下に貫通された貫通孔
13を設けられている。また、本体部4aの両側
面には、スライダ部3に形成された傾斜面部3a
1,3b−1と連続する傾斜面部4a,4bが形
成されている。各傾斜面部3a−1,4a、及び
傾斜面部3b−1,4bは夫々協働して面一の傾
斜面14,15を形成する。この傾斜面14,1
5は後述するように一括的に同時形成される。磁
気ヘツド1の両側に傾斜面14,15が形成され
ることにより、磁気ヘツドと磁気デイスク(図示
せず)の摺接状態を良好にでき、また磁気デイス
クのジヤケツトと磁気ヘツドとの衝突を防止で
き、更にジンバルバネを用いた場合にはこれを保
護することができる。
尚、シールド部4は、傾斜面部4a,4bの加
工前にあつては第2図に示されるように、上面両
側に凸部4a,4eが形成されている。この凸部
4d,4eによりシールド部4の機械的強度は大
である。
上記シールド部4を構成する焼結フエライト材
は成形加工が容易でかつ型を用いた製造も容易で
あり、安価に得られる。また軟磁性材であるた
め、シールド効果を奏することができる。
上記構成になる磁気ヘツド1の組立て手順につ
いて説明する。まず、空気溝11、取付け部12
の形成されていない板状形状のスライダ部3をシ
ールド部4の上面に接着する。この時、スライダ
部3はシールド部4の上部に形成された凸部4
d,4e間に嵌入され、エポキシ樹脂により接着
固定される。
続いて、本考案の要部となる傾斜面14,15
が形成される。この傾斜面14,15の加工は切
削加工機を用いて行なわれるが、シールド部4は
前記のように磁石に吸着される磁性材よりなるた
め、所謂電磁チヤツクを使用したマグネツトチヤ
ツキングができる。よつて、スライダ部3が接着
されたシールド部4の切削加工機へのセツトを容
易に行なうことが可能となり、生産性の向上を図
ることができる。
傾斜面14,15の加工形成は、第3図に破線
で示す部分を切削することにより行なわれるが、
この加工はスライダ部3及びシールド部4に対し
て一括的に同時形成される。よつて、スライダ部
3とシールド部4の境界部分に段差が生ずること
はなく、スライダ部3からシールド部4に連続す
る面一の傾斜面14,15を生産性良く形成する
ことができる。また、スライダ部及びシールド部
に夫々別個に傾斜面部を形成し、これを組み合わ
せる場合に必要とされる高さ合わせの調整作業も
不用となり、これによつても組立て工程の単純化
及び生産性の向上を図ることができる。
次にスライダ部3に、空気溝11及び取付け部
12を形成する。上記の傾斜面14,15、空気
溝11、取付け部12の加工において、スライダ
部3はその両側を凸部4d,4eに保持されてい
るため、接着部が剥離するようなことはない。
上記各構成部品の組立て手順について説明す
る。まずシールド部15上に接着されたスライダ
部3の取付け部12には磁気ヘツドコア7が挿入
され、エポキシ樹脂によりスライダ部3に接着さ
れる。この際、従来必要とされた治具等は不用で
あり、接着作業を容易に行なうことができる。
尚、取付け部12は貫通孔13と対向するよう構
成されている。従つて磁気ヘツドコア7がスライ
ダ部3に取付けられた状態において、コイル取付
部7a,7b及び中央コア部7cはシールド部4
に形成された貫通孔13内にある。
次に摺接面16となる磁気ヘツドコア7及びス
ライダ部3の表面を研磨仕上げする。この際、研
磨加工機への取付けは前記のようにマグネツトチ
ヤツキングができるためで、複雑な治具が不用と
なり接着剤も使わないため洗浄工程を削除するこ
とができる。この研磨加工の終了後、シールド部
4の裏側よりコイル8,9がコイル取付部7a,
7bに装着され、続いて橋路バー10が取付けら
れることにより第1図に示される磁気ヘツド1が
形成される。この状態において、コイル8,9等
の磁気回路を構成する部分はシールド部4に囲繞
されてシールドされており、雑音の侵入は確実に
防止されている。
考案の効果 上述の如く本考案になる磁気ヘツドによれば、
傾斜面に段差が生ずることはなく、また傾斜面の
形成に際しスライダ部の傾斜面部とシールド部の
傾斜面部との高さ合せを行なう必要はなく組立作
業は容易となり生産性の向上を図ることができ、
かつ傾斜面はスライダ部及びシールド部に形成さ
れているため別個に保護部材を設ける必要はな
く、部品点数の削減及びこれに伴うコストの低減
を図ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる磁気ヘツドの一実施例の
斜視図、第2図は傾斜面の加工前における磁気ヘ
ツドの分解斜視図、第3図は傾斜面の加工を説明
するための斜視図である。 1……磁気ヘツド、2……磁気ヘツド部、3…
…スライダ部、3a,3b……スライダ部半体、
3a−1,3b−1,4a,4b……傾斜面部、4
……シールド部、4d,4e……凸部、7……磁
気ヘツドコア、8,9……コイル、10……橋路
バー、14,15……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気ギヤツプ及びコイルが設けられてなる磁気
    ヘツド部と、該磁気ヘツド部を挟持すると共に記
    録媒体との所定摺接状態を維持するスライダ部
    と、該磁気ヘツド部及び該スライダ部を保持する
    と共に該コイルをシールドするシールド部とを具
    備してなる磁気ヘツドであつて、該スライダ部及
    び該シールド部の側面に該スライダ部から該シー
    ルド部へ連続する傾斜面を一括的に同時形成して
    なる磁気ヘツド。
JP9540987U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH0525050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9540987U JPH0525050Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9540987U JPH0525050Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS64808U JPS64808U (ja) 1989-01-05
JPH0525050Y2 true JPH0525050Y2 (ja) 1993-06-24

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