JPH0798466A - カメラの像ブレ補正装置 - Google Patents
カメラの像ブレ補正装置Info
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- JPH0798466A JPH0798466A JP5241470A JP24147093A JPH0798466A JP H0798466 A JPH0798466 A JP H0798466A JP 5241470 A JP5241470 A JP 5241470A JP 24147093 A JP24147093 A JP 24147093A JP H0798466 A JPH0798466 A JP H0798466A
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- displacing
- lens
- camera
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- G03B5/00—Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
-
- G—PHYSICS
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- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2205/00—Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03B2205/0053—Driving means for the movement of one or more optical element
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- G03B2217/005—Blur detection
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】像ブレの補正範囲をできるだけ有効に使用し、
カメラのブレ量に応じて迅速かつ正確に補正光学系を動
作させることができるカメラの像ブレ補正装置を提供す
ること。 【構成】 ブレ検出手段の出力に基づき、補正レンズ
が、像ブレ補正の開始に先立ってシフトすべきプレシフ
ト量及びその方向を演算するプレシフト量演算手段;像
ブレ補正に必要な補正レンズの変位量及びその方向を演
算する速度・変位量演算手段;補正レンズを、シャッタ
レリーズの操作後かつシャッタ幕の走行開始前におい
て、プレシフト量演算手段と位置検出手段の出力に基づ
いて像ブレ補正開始位置に変位させる第一変位手段;及
び、補正レンズを、シャッタ幕の走行開始時から、速度
・変位量演算手段及び位置検出手段の出力に基づいて変
位させる第二変位手段を備えたカメラの像ブレ補正装
置。
カメラのブレ量に応じて迅速かつ正確に補正光学系を動
作させることができるカメラの像ブレ補正装置を提供す
ること。 【構成】 ブレ検出手段の出力に基づき、補正レンズ
が、像ブレ補正の開始に先立ってシフトすべきプレシフ
ト量及びその方向を演算するプレシフト量演算手段;像
ブレ補正に必要な補正レンズの変位量及びその方向を演
算する速度・変位量演算手段;補正レンズを、シャッタ
レリーズの操作後かつシャッタ幕の走行開始前におい
て、プレシフト量演算手段と位置検出手段の出力に基づ
いて像ブレ補正開始位置に変位させる第一変位手段;及
び、補正レンズを、シャッタ幕の走行開始時から、速度
・変位量演算手段及び位置検出手段の出力に基づいて変
位させる第二変位手段を備えたカメラの像ブレ補正装
置。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、カメラに加わるブレに応じたブ
レ検出手段の出力に応じて、補正光学系を、像ブレを低
減又は消滅させる方向に駆動制御するカメラの像ブレ補
正装置に関する。
レ検出手段の出力に応じて、補正光学系を、像ブレを低
減又は消滅させる方向に駆動制御するカメラの像ブレ補
正装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】カメラで撮影を行なう場
合、特に手持ち撮影を行なう場合には、構え方が不完全
であるとき、暗い被写体でスローシャッタのとき、撮影
者が動きながら撮影するとき等に、手ブレによる撮影光
軸のブレによって被写体像が結像面に対して移動する像
ブレが起こりやすい。像ブレの発生した写真は、画像が
流れて極めて見苦しい。この像ブレは、ハード面からは
レンズを明るくしたりフィルム感度を上げてシャッタス
ピードを高めることにより、またソフト面からは撮影者
の習熟によりある程度防ぐことができるが、いずれも限
度がある。
合、特に手持ち撮影を行なう場合には、構え方が不完全
であるとき、暗い被写体でスローシャッタのとき、撮影
者が動きながら撮影するとき等に、手ブレによる撮影光
軸のブレによって被写体像が結像面に対して移動する像
ブレが起こりやすい。像ブレの発生した写真は、画像が
流れて極めて見苦しい。この像ブレは、ハード面からは
レンズを明るくしたりフィルム感度を上げてシャッタス
ピードを高めることにより、またソフト面からは撮影者
の習熟によりある程度防ぐことができるが、いずれも限
度がある。
【0003】このような像ブレの発生を防止するため既
に、撮影光軸のブレの原因となる手ブレが発生したと
き、そのブレの大きさを、角速度センサ(又は角加速度
センサ)によってカメラに加わる角速度(又は角加速
度)として検出し、この角速度(又は角加速度)に応
じ、補正レンズを、手ブレの方向と反対の方向に変位さ
せて画像をブレ方向と反対側にブレさせて、フィルム面
上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像ブ
レ)を防止する、という着想の像ブレ補正装置が提案さ
れている(特願平4-192021号、特願昭62-44707号参
照)。
に、撮影光軸のブレの原因となる手ブレが発生したと
き、そのブレの大きさを、角速度センサ(又は角加速度
センサ)によってカメラに加わる角速度(又は角加速
度)として検出し、この角速度(又は角加速度)に応
じ、補正レンズを、手ブレの方向と反対の方向に変位さ
せて画像をブレ方向と反対側にブレさせて、フィルム面
上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像ブ
レ)を防止する、という着想の像ブレ補正装置が提案さ
れている(特願平4-192021号、特願昭62-44707号参
照)。
【0004】このような像ブレ補正装置を、コンパクト
カメラ等に気軽に搭載して一般化させるためには、補正
装置の構造を簡略化させ、コンパクト化させかつ低コス
トの実現可能なものを開発することが不可欠である。し
かしながら、カメラを小型化させる場合には特に、補正
可能な範囲が狭くなるため、シャッタ速度が遅くされた
り大きい手ブレが発生した場合等、広い補正範囲が必要
となる場合の補正が不能となることがある。
カメラ等に気軽に搭載して一般化させるためには、補正
装置の構造を簡略化させ、コンパクト化させかつ低コス
トの実現可能なものを開発することが不可欠である。し
かしながら、カメラを小型化させる場合には特に、補正
可能な範囲が狭くなるため、シャッタ速度が遅くされた
り大きい手ブレが発生した場合等、広い補正範囲が必要
となる場合の補正が不能となることがある。
【0005】
【発明の目的】本発明は従って、像ブレの補正範囲をで
きるだけ有効に使用し、カメラのブレ量に応じて迅速か
つ正確に補正光学系を駆動することができるカメラの像
ブレ補正装置を提供することを目的としている。
きるだけ有効に使用し、カメラのブレ量に応じて迅速か
つ正確に補正光学系を駆動することができるカメラの像
ブレ補正装置を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】上記目的を達成する本発明は、カメラに
加わるブレに応じたブレ検出手段の出力と、補正光学系
の位置を検出する位置検出手段の出力に基づいて、該補
正光学系を、像ブレを低減又は消滅させる方向に駆動制
御するカメラの像ブレ補正装置において、上記ブレ検出
手段の出力に基づき、補正光学系が、像ブレ補正の開始
に先立ってシフトすべきプレシフト量及びその方向を演
算する第一演算手段;像ブレ補正に必要な補正光学系の
変位量及びその方向を演算する第二演算手段;補正光学
系を、シャッタレリーズの操作後かつシャッタ幕の走行
開始前において、上記第一演算手段と位置検出手段の出
力に基づいて像ブレ補正開始位置に変位させる第一変位
手段;及び、補正光学系を、シャッタ幕の走行開始時か
ら、上記第二演算手段及び位置検出手段の出力に基づい
て変位させる第二変位手段を備えたことを特徴としてい
る。
加わるブレに応じたブレ検出手段の出力と、補正光学系
の位置を検出する位置検出手段の出力に基づいて、該補
正光学系を、像ブレを低減又は消滅させる方向に駆動制
御するカメラの像ブレ補正装置において、上記ブレ検出
手段の出力に基づき、補正光学系が、像ブレ補正の開始
に先立ってシフトすべきプレシフト量及びその方向を演
算する第一演算手段;像ブレ補正に必要な補正光学系の
変位量及びその方向を演算する第二演算手段;補正光学
系を、シャッタレリーズの操作後かつシャッタ幕の走行
開始前において、上記第一演算手段と位置検出手段の出
力に基づいて像ブレ補正開始位置に変位させる第一変位
手段;及び、補正光学系を、シャッタ幕の走行開始時か
ら、上記第二演算手段及び位置検出手段の出力に基づい
て変位させる第二変位手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】
【発明の実施例】以下図示実施例について本発明を説明
する。図2は、本発明を適用した像ブレ補正装置を構成
する補正レンズを駆動する駆動機構を示す正面図であ
り、図3は、この駆動機構を分解状態で示す斜視図であ
る。この駆動機構は、図6に示す撮影レンズ(撮影光学
系)31と、この撮影レンズ31による被写体像の結像
位置のフィルム或は撮像素子との間に配置される。また
図2、図3においてLは、カメラに加わる角速度(又は
角加速度)として検出された、撮影光軸のブレの原因と
なる手ブレの大きさに応じ、ブレの方向と反対の方向に
変位して画像をブレ方向と反対側にブレさせ、フィルム
面上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像
ブレ)を防止するための補正レンズである。
する。図2は、本発明を適用した像ブレ補正装置を構成
する補正レンズを駆動する駆動機構を示す正面図であ
り、図3は、この駆動機構を分解状態で示す斜視図であ
る。この駆動機構は、図6に示す撮影レンズ(撮影光学
系)31と、この撮影レンズ31による被写体像の結像
位置のフィルム或は撮像素子との間に配置される。また
図2、図3においてLは、カメラに加わる角速度(又は
角加速度)として検出された、撮影光軸のブレの原因と
なる手ブレの大きさに応じ、ブレの方向と反対の方向に
変位して画像をブレ方向と反対側にブレさせ、フィルム
面上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像
ブレ)を防止するための補正レンズである。
【0008】同図において11は、補正レンズLを支持
するための円形の支持部材であり、この支持部材11
は、第一回動中心孔11a及び補正レンズ移動許容開口
11bを有している。この補正レンズ移動許容開口11
bは、撮影レンズ光軸Oを中心として穿けられ、第一回
動中心孔11aは、光軸Oから離れた位置(補正レンズ
移動許容開口11bの外側)に光軸Oと平行に形成され
ている。支持部材11は、図示しないが、撮影レンズ3
1の外側鏡筒等の撮影レンズ側の固定部材に固定され、
或はカメラボディに固定されている。
するための円形の支持部材であり、この支持部材11
は、第一回動中心孔11a及び補正レンズ移動許容開口
11bを有している。この補正レンズ移動許容開口11
bは、撮影レンズ光軸Oを中心として穿けられ、第一回
動中心孔11aは、光軸Oから離れた位置(補正レンズ
移動許容開口11bの外側)に光軸Oと平行に形成され
ている。支持部材11は、図示しないが、撮影レンズ3
1の外側鏡筒等の撮影レンズ側の固定部材に固定され、
或はカメラボディに固定されている。
【0009】この支持部材11の第一回動中心孔11a
には、第一回転板12の一縁部付近に形成された第一回
動軸12aが、回動自在に嵌合されている。つまり、こ
の第一回転板12は、第一回動軸12aを中心に光軸O
と直交する平面内で回転自在に枢支されている。また第
一回転板12は、光軸Oを略中心とした円形の開口12
bと、光軸Oに関する第一回動軸12aと回転対称位置
に形成された駆動アーム12cと、第二回動中心孔12
dとを有している。
には、第一回転板12の一縁部付近に形成された第一回
動軸12aが、回動自在に嵌合されている。つまり、こ
の第一回転板12は、第一回動軸12aを中心に光軸O
と直交する平面内で回転自在に枢支されている。また第
一回転板12は、光軸Oを略中心とした円形の開口12
bと、光軸Oに関する第一回動軸12aと回転対称位置
に形成された駆動アーム12cと、第二回動中心孔12
dとを有している。
【0010】この第二回動中心孔12dは、図2におい
て第一回動軸12a(第一回動中心孔11a)と駆動ア
ーム12cを結ぶ直線aを鉛直方向と一致させたとき、
光軸Oを通り該直線aと第一回転板12上において直交
する直線b上において、光軸Oから所定距離離されかつ
この光軸Oと平行にして形成されている。また駆動アー
ム12cは、第一回転板12を図2に示す状態つまり第
一回動軸12aと駆動アーム12cを上記直線aに沿わ
せた状態において該直線aと直交する方向に向けて形成
した雌ねじ12eを有している。
て第一回動軸12a(第一回動中心孔11a)と駆動ア
ーム12cを結ぶ直線aを鉛直方向と一致させたとき、
光軸Oを通り該直線aと第一回転板12上において直交
する直線b上において、光軸Oから所定距離離されかつ
この光軸Oと平行にして形成されている。また駆動アー
ム12cは、第一回転板12を図2に示す状態つまり第
一回動軸12aと駆動アーム12cを上記直線aに沿わ
せた状態において該直線aと直交する方向に向けて形成
した雌ねじ12eを有している。
【0011】この第一回転板12の第二回動中心孔12
dには、第二回転板13の一縁部付近に形成された第二
回動軸13aが回動自在に嵌合されている。つまり第二
回転板13は、第二回動軸13aを中心として、光軸O
と直交する平面内において回転自在に枢支されている。
この第二回転板13は、光軸Oを中心として形成された
開口13bと、光軸Oに関する第二回動軸13aと回転
対称位置に形成された駆動アーム13cとを有してい
る。
dには、第二回転板13の一縁部付近に形成された第二
回動軸13aが回動自在に嵌合されている。つまり第二
回転板13は、第二回動軸13aを中心として、光軸O
と直交する平面内において回転自在に枢支されている。
この第二回転板13は、光軸Oを中心として形成された
開口13bと、光軸Oに関する第二回動軸13aと回転
対称位置に形成された駆動アーム13cとを有してい
る。
【0012】この駆動アーム13cは、第二回転板13
を図2に示す状態つまり第二回動軸13aと駆動アーム
13cを上記直線bに沿わせた状態において該直線bと
直交する方向に向けて形成した雌ねじ13eを有してい
る。また開口13bには、補正レンズLを支持した補正
レンズ枠14の小径部14aが嵌合されており、この補
正レンズLは、この嵌合状態において開口13bの内周
面に固定されている。つまり、補正レンズ枠14は、第
二回転板13及び第一回転板12を介して、支持部材1
1上に支持されている。
を図2に示す状態つまり第二回動軸13aと駆動アーム
13cを上記直線bに沿わせた状態において該直線bと
直交する方向に向けて形成した雌ねじ13eを有してい
る。また開口13bには、補正レンズLを支持した補正
レンズ枠14の小径部14aが嵌合されており、この補
正レンズLは、この嵌合状態において開口13bの内周
面に固定されている。つまり、補正レンズ枠14は、第
二回転板13及び第一回転板12を介して、支持部材1
1上に支持されている。
【0013】補正レンズ枠14は、第一回転板12の開
口12b及び支持部材11の補正レンズ移動許容開口1
1b内に、第一回動軸12a及び第二回動軸13aを中
心とした所定角度範囲内での回動移動可能な遊びを残
し、その小径部14aを挿通させている。つまり、第一
回転板12の開口12bの内径は、補正レンズ枠14の
外形よりも若干大きく、第二回転板13を第二回動軸1
3a(第二回動中心孔12d)を中心に若干量(例えば
数mm程度)回動させることができるように設定されてい
る。
口12b及び支持部材11の補正レンズ移動許容開口1
1b内に、第一回動軸12a及び第二回動軸13aを中
心とした所定角度範囲内での回動移動可能な遊びを残
し、その小径部14aを挿通させている。つまり、第一
回転板12の開口12bの内径は、補正レンズ枠14の
外形よりも若干大きく、第二回転板13を第二回動軸1
3a(第二回動中心孔12d)を中心に若干量(例えば
数mm程度)回動させることができるように設定されてい
る。
【0014】支持部材11上には、第一補正モータ15
が、そのねじ駆動軸15aを、鉛直方向と一致する上記
直線aと平行な方向に向けた状態で装着されている。こ
のねじ駆動軸15aは、第一回転板12の駆動アーム1
2cに形成した雌ねじ12eに螺合されている。第一回
転板12上には、第二補正モータ16が、そのねじ駆動
軸16aを、上記直線aと直交する直線bと平行な方向
に向けた状態で装着されている。このねじ駆動軸16a
は、第二回転板13の駆動アーム13cに形成した雌ね
じ13eに螺合されている。よって、ねじ駆動軸15a
を回転させると、第一回転板12を、第一回動軸12a
(第一回動中心孔11a)を中心に回動させることがで
き、ねじ駆動軸16aを回転させると、第二回転板13
を、第二回動軸13a(第二回動中心孔12d)を中心
に回動させることができる。
が、そのねじ駆動軸15aを、鉛直方向と一致する上記
直線aと平行な方向に向けた状態で装着されている。こ
のねじ駆動軸15aは、第一回転板12の駆動アーム1
2cに形成した雌ねじ12eに螺合されている。第一回
転板12上には、第二補正モータ16が、そのねじ駆動
軸16aを、上記直線aと直交する直線bと平行な方向
に向けた状態で装着されている。このねじ駆動軸16a
は、第二回転板13の駆動アーム13cに形成した雌ね
じ13eに螺合されている。よって、ねじ駆動軸15a
を回転させると、第一回転板12を、第一回動軸12a
(第一回動中心孔11a)を中心に回動させることがで
き、ねじ駆動軸16aを回転させると、第二回転板13
を、第二回動軸13a(第二回動中心孔12d)を中心
に回動させることができる。
【0015】なお、第一、第二回転板12、13が回転
するとき、ねじ駆動軸15a、16aと雌ねじ12d、
13dとの平行性が厳密には保たれないが、駆動アーム
12c、13cの回転半径に対する回転角がわずかの場
合には問題にならない。該駆動アーム12c、13cの
回転半径に対する回転角が大きい場合には、第一、第二
補正モータ15、16をピボット軸(図示せず)を介し
て回転板12、13に装着するか、該モータ15、16
の回転軸とねじ駆動軸15a、16aとをフレキシブル
ジョイント(図示せず)を介して接続することが望まし
い。
するとき、ねじ駆動軸15a、16aと雌ねじ12d、
13dとの平行性が厳密には保たれないが、駆動アーム
12c、13cの回転半径に対する回転角がわずかの場
合には問題にならない。該駆動アーム12c、13cの
回転半径に対する回転角が大きい場合には、第一、第二
補正モータ15、16をピボット軸(図示せず)を介し
て回転板12、13に装着するか、該モータ15、16
の回転軸とねじ駆動軸15a、16aとをフレキシブル
ジョイント(図示せず)を介して接続することが望まし
い。
【0016】上記構成の補正レンズ駆動機構は、上記の
ように、撮影レンズ31と、この撮影レンズ31による
被写体像の結像位置のフィルム或は撮像素子との間に配
置され、上記直線aを例えば鉛直方向に、第二回動軸1
3aと駆動アーム13cを結ぶ上記直線bを該直線aと
直交する方向即ち水平方向に位置させるように設置され
る。そして、カメラ(レンズ光軸)に加わった手ブレの
水平方向成分の大きさと方向に応じた出力で第一補正モ
ータ15を駆動してねじ駆動軸15aを回転させること
により、第一回転板12つまり補正レンズLを、第一回
動軸12aを中心にして手ブレによる像の水平移動を打
ち消す方向に回動させることができる。つまり、補正レ
ンズLは、第二回転板13に固定されかつ該第二回転板
13が第一回転板12上に支持されていることにより、
水平方向には第一回転板12の回動と一体に移動され
る。
ように、撮影レンズ31と、この撮影レンズ31による
被写体像の結像位置のフィルム或は撮像素子との間に配
置され、上記直線aを例えば鉛直方向に、第二回動軸1
3aと駆動アーム13cを結ぶ上記直線bを該直線aと
直交する方向即ち水平方向に位置させるように設置され
る。そして、カメラ(レンズ光軸)に加わった手ブレの
水平方向成分の大きさと方向に応じた出力で第一補正モ
ータ15を駆動してねじ駆動軸15aを回転させること
により、第一回転板12つまり補正レンズLを、第一回
動軸12aを中心にして手ブレによる像の水平移動を打
ち消す方向に回動させることができる。つまり、補正レ
ンズLは、第二回転板13に固定されかつ該第二回転板
13が第一回転板12上に支持されていることにより、
水平方向には第一回転板12の回動と一体に移動され
る。
【0017】同様に、手ブレの鉛直方向成分の大きさと
方向に応じた出力で第二補正モータ16を駆動してねじ
駆動軸16aを回転させることにより、第二回転板13
つまり補正レンズLを、第二回動軸13aを中心にして
手ブレによる像の鉛直方向の移動を打ち消す方向に回動
させることができる。この第二回転板13(補正レンズ
L)の移動は、開口12b内において、第一回転板12
の移動を伴わずに行なわれる。
方向に応じた出力で第二補正モータ16を駆動してねじ
駆動軸16aを回転させることにより、第二回転板13
つまり補正レンズLを、第二回動軸13aを中心にして
手ブレによる像の鉛直方向の移動を打ち消す方向に回動
させることができる。この第二回転板13(補正レンズ
L)の移動は、開口12b内において、第一回転板12
の移動を伴わずに行なわれる。
【0018】また、駆動アーム12c、13cの先端部
にはそれぞれ、永久磁石17、19が設けられている。
支持部材11上の該永久磁石17と対向する位置には、
MR(magneto resistance)センサ18が固定されてお
り、第一回転板12の永久磁石19と対向する位置に
は、MRセンサ20が固定されている。MRセンサ1
8、20は、永久磁石17、19とその磁極の位置によ
ってその出力を変化させるもので、補正レンズLが補正
範囲の中央に位置するときその出力が0vとなるように
調整されており、該永久磁石17、19とで、補正レン
ズLの補正範囲の中央位置及び変位量を検出する位置検
出手段を構成している。
にはそれぞれ、永久磁石17、19が設けられている。
支持部材11上の該永久磁石17と対向する位置には、
MR(magneto resistance)センサ18が固定されてお
り、第一回転板12の永久磁石19と対向する位置に
は、MRセンサ20が固定されている。MRセンサ1
8、20は、永久磁石17、19とその磁極の位置によ
ってその出力を変化させるもので、補正レンズLが補正
範囲の中央に位置するときその出力が0vとなるように
調整されており、該永久磁石17、19とで、補正レン
ズLの補正範囲の中央位置及び変位量を検出する位置検
出手段を構成している。
【0019】他方、上記補正レンズ駆動機構を備えたカ
メラ(図示せず)は、手ブレ発生時の単位時間に変位す
る角度である角速度(ω)を検出するためのセンサであ
る、図1に示す角速度センサ23、24を備えている。
この角速度センサ23、24の出力に基づいて第一、第
二補正モータ15、16を駆動制御し、カメラに加わる
角速度として検出される手ブレの大きさに応じ、ブレの
方向と反対の方向に補正レンズLを変位させ、フィルム
面上での画像のブレを相殺して像ブレを防止するための
制御系を、図1の制御ブロック図により説明する。
メラ(図示せず)は、手ブレ発生時の単位時間に変位す
る角度である角速度(ω)を検出するためのセンサであ
る、図1に示す角速度センサ23、24を備えている。
この角速度センサ23、24の出力に基づいて第一、第
二補正モータ15、16を駆動制御し、カメラに加わる
角速度として検出される手ブレの大きさに応じ、ブレの
方向と反対の方向に補正レンズLを変位させ、フィルム
面上での画像のブレを相殺して像ブレを防止するための
制御系を、図1の制御ブロック図により説明する。
【0020】図1に示すCPU21は、図示しないシャ
ッタ、絞りとフィルム巻上げ装置等の作動に必要な演算
と制御、及び手ブレ補正に関する制御を行なう。CPU
21の入力ポートPI1 、PI2 には、測光スイッチ3
3とレリーズスイッチ35がそれぞれ接続され、入力ポ
ートPI3 には、クイックリターンミラー(図示せず)
のミラーアップ終了及びミラーダウン終了を検出するミ
ラー動作検出手段41が接続されている。測光スイッチ
33とレリーズスイッチ35は、カメラのレリーズ釦2
7(図6)にそれぞれ連動されており、該レリーズ釦2
7が半押しされたとき測光スイッチ33がオンし、さら
に押し込まれて全押しされたときレリーズスイッチ35
がオンする。
ッタ、絞りとフィルム巻上げ装置等の作動に必要な演算
と制御、及び手ブレ補正に関する制御を行なう。CPU
21の入力ポートPI1 、PI2 には、測光スイッチ3
3とレリーズスイッチ35がそれぞれ接続され、入力ポ
ートPI3 には、クイックリターンミラー(図示せず)
のミラーアップ終了及びミラーダウン終了を検出するミ
ラー動作検出手段41が接続されている。測光スイッチ
33とレリーズスイッチ35は、カメラのレリーズ釦2
7(図6)にそれぞれ連動されており、該レリーズ釦2
7が半押しされたとき測光スイッチ33がオンし、さら
に押し込まれて全押しされたときレリーズスイッチ35
がオンする。
【0021】CPU21のAD変換入力端子AD1 、A
D2 には、異なる二方向において、単位時間に変位する
角度である角速度(ω)を検出する角速度センサ23、
24がそれぞれ接続されている。またAD変換入力端子
AD3 、AD4 には、MRセンサ18、20がそれぞれ
に接続されている。さらにCPU21のDA変換出力端
子DA1 、DA2 には、両端子DA1 、DA2 の出力を
増幅させて第一、第二補正用モータ15、16をそれぞ
れに回転駆動するモータ駆動用アンプ25、26がそれ
ぞれに接続されている。
D2 には、異なる二方向において、単位時間に変位する
角度である角速度(ω)を検出する角速度センサ23、
24がそれぞれ接続されている。またAD変換入力端子
AD3 、AD4 には、MRセンサ18、20がそれぞれ
に接続されている。さらにCPU21のDA変換出力端
子DA1 、DA2 には、両端子DA1 、DA2 の出力を
増幅させて第一、第二補正用モータ15、16をそれぞ
れに回転駆動するモータ駆動用アンプ25、26がそれ
ぞれに接続されている。
【0022】CPU21はさらに、角速度AD変換手段
36、角加速度演算手段37、プレシフト量演算手段
(第一演算手段)38、第一変位手段39、第二変位手
段42、及び速度・変位量演算手段(第二演算手段)4
0を有している。
36、角加速度演算手段37、プレシフト量演算手段
(第一演算手段)38、第一変位手段39、第二変位手
段42、及び速度・変位量演算手段(第二演算手段)4
0を有している。
【0023】角速度AD変換手段36は、ミラー動作検
出手段41によるミラーアップ終了の検出に基づき、角
速度センサ23、24の出力値を所定時刻においてAD
変換し、角速度値Dh1、Dv1、Dh2、Dv2として出力す
る。
出手段41によるミラーアップ終了の検出に基づき、角
速度センサ23、24の出力値を所定時刻においてAD
変換し、角速度値Dh1、Dv1、Dh2、Dv2として出力す
る。
【0024】角加速度演算手段37は、角速度AD変換
手段36から出力される角速度値Dh1、Dv1、Dh2、D
v2を演算し、角加速度値Ah 、Av として出力する。
手段36から出力される角速度値Dh1、Dv1、Dh2、D
v2を演算し、角加速度値Ah 、Av として出力する。
【0025】プレシフト量演算手段38は、シャッタレ
リーズの操作後かつシャッタ幕の走行開始前において、
角速度センサ23、24の出力即ち、角速度AD変換手
段36と角加速度演算手段37からの角速度値Dh2、D
v2及び角加速度値Ah 、Avに基づき、補正レンズL
が、像ブレ補正の開始に先立って像ブレ補正の方向と略
反対方向にシフトすべきプレシフト量Sh 、Sv 及びそ
の方向を演算し、出力する。
リーズの操作後かつシャッタ幕の走行開始前において、
角速度センサ23、24の出力即ち、角速度AD変換手
段36と角加速度演算手段37からの角速度値Dh2、D
v2及び角加速度値Ah 、Avに基づき、補正レンズL
が、像ブレ補正の開始に先立って像ブレ補正の方向と略
反対方向にシフトすべきプレシフト量Sh 、Sv 及びそ
の方向を演算し、出力する。
【0026】第一変位手段39は、プレシフト量演算手
段28から出力されるプレシフト量Sh 、Sv と、MR
センサ18、20に基づく補正レンズLの変位量とを比
較し、その変位量がプレシフト量Sh 、Sv と等しくな
ったときに第一、第二補正用モータ15、16の駆動を
停止させて、補正レンズLを像ブレ補正開始位置に変位
させる。
段28から出力されるプレシフト量Sh 、Sv と、MR
センサ18、20に基づく補正レンズLの変位量とを比
較し、その変位量がプレシフト量Sh 、Sv と等しくな
ったときに第一、第二補正用モータ15、16の駆動を
停止させて、補正レンズLを像ブレ補正開始位置に変位
させる。
【0027】速度・変位量演算手段40は、像ブレ補正
に必要な補正レンズLの速度、変位量及び方向を、角速
度AD変換手段36と角加速度演算手段37からの角速
度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、Av に基づいて演
算し、出力する。
に必要な補正レンズLの速度、変位量及び方向を、角速
度AD変換手段36と角加速度演算手段37からの角速
度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、Av に基づいて演
算し、出力する。
【0028】第二変位手段42は、シャッタ幕の走行開
始時から、速度・変位量演算手段40により演算されて
出力される、像ブレ補正に必要な補正レンズLの変位量
と、MRセンサ18、20による補正レンズLの変位量
とを比較し、両変位量が等しくなるまで第一、第二補正
用モータ15、16の駆動させる。
始時から、速度・変位量演算手段40により演算されて
出力される、像ブレ補正に必要な補正レンズLの変位量
と、MRセンサ18、20による補正レンズLの変位量
とを比較し、両変位量が等しくなるまで第一、第二補正
用モータ15、16の駆動させる。
【0029】次に、上記構成を有する本像ブレ補正装置
の作動を、図5のフローチャートに沿って説明する。先
ず、カメラ11のメイン電源スイッチがオンされた後、
レリーズ釦27が半押しされ、測光スイッチ33がオン
すると、CPU21が、測光値から撮影に必要な絞り値
と露出時間を演算する(ステップS1〜S2)。
の作動を、図5のフローチャートに沿って説明する。先
ず、カメラ11のメイン電源スイッチがオンされた後、
レリーズ釦27が半押しされ、測光スイッチ33がオン
すると、CPU21が、測光値から撮影に必要な絞り値
と露出時間を演算する(ステップS1〜S2)。
【0030】その後、レリーズ釦27が全押しされてレ
リーズスイッチ35がオンされると、撮影レンズ31の
絞り(図示せず)の絞り込み、及びカメラ本体内におけ
るクイックリターンミラーのアップ動作が開始される
(S3、S4)。このミラーアップが終了するまでに要
する時間は通常、数10ms程度である。
リーズスイッチ35がオンされると、撮影レンズ31の
絞り(図示せず)の絞り込み、及びカメラ本体内におけ
るクイックリターンミラーのアップ動作が開始される
(S3、S4)。このミラーアップが終了するまでに要
する時間は通常、数10ms程度である。
【0031】クイックリターンミラーのアップ動作の終
了がミラー動作検出手段41によって検出されると、角
速度AD変換手段36が、各方向の角速度センサ23、
24の出力値を、タイマルーチンの前段及び後段におい
てAD変換し、その値である角速度値Dh1、Dv1、
Dh2、Dv2を出力する(S5〜S8)。
了がミラー動作検出手段41によって検出されると、角
速度AD変換手段36が、各方向の角速度センサ23、
24の出力値を、タイマルーチンの前段及び後段におい
てAD変換し、その値である角速度値Dh1、Dv1、
Dh2、Dv2を出力する(S5〜S8)。
【0032】この後、角加速度演算手段37が、各方向
の角速度センサ23、24の角速度値Dh1、Dv1、
Dh2、Dv2を、 (Dh2−Dh1)×K1 (Dv2−Dv1)×K1 (但しK1 は比例定数) なる式によって演算し、角加速度値Ah 、Av として出
力する(S9)。
の角速度センサ23、24の角速度値Dh1、Dv1、
Dh2、Dv2を、 (Dh2−Dh1)×K1 (Dv2−Dv1)×K1 (但しK1 は比例定数) なる式によって演算し、角加速度値Ah 、Av として出
力する(S9)。
【0033】さらに、プレシフト量演算手段38が、各
方向の角速度センサ23、24の角速度値Dh2、Dv2及
び角加速度値Ah 、Av を、 K2 ×Dh2+Ah K2 ×Dv2+Av (但しK2 は比例定数) なる式によって演算し、補正レンズLが、像ブレ補正の
開始に先立ってシフトすべきプレシフト量Sh 、Sv 、
及びその方向を演算し、出力する(S10)。
方向の角速度センサ23、24の角速度値Dh2、Dv2及
び角加速度値Ah 、Av を、 K2 ×Dh2+Ah K2 ×Dv2+Av (但しK2 は比例定数) なる式によって演算し、補正レンズLが、像ブレ補正の
開始に先立ってシフトすべきプレシフト量Sh 、Sv 、
及びその方向を演算し、出力する(S10)。
【0034】そして、第一変位手段39が、プレシフト
量演算手段28から出力されるプレシフト量Sh 、Sv
と、MRセンサ18、20の出力値をAD変換した変換
値Mh 、Mv に基づく補正レンズLの変位量を比較しな
がら所定の方向へ移動させ、両者が等しくなったとき第
一、第二補正用モータ15、16の駆動を停止させる。
すなわち、MRセンサ18による変換値Mh と変換値S
h の差をDA変換出力端子DA1 からモータ駆動用アン
プ25に出力し、同様に、MRセンサ20の変換値Mv
と変換値Sv の差をDA変換出力端子DA2 からモータ
駆動用アンプ26に出力し、これらの差の分だけ第一、
第二補正用モータ15、16を回転駆動して、補正レン
ズLを、プレシフト量Sh 、Sv 分、変位させるのであ
る(S12)。従って、補正レンズLは、指定回数の処
理としたS11とS12のループを抜ける前に、S6〜
S9においてAD変換した角速度センサ23、24の角
速度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、Av に応じて設
定されるプレシフト量Sh、Sv と変換値Mh 、Mv そ
れぞれの差が0になる位置まで、変位される。
量演算手段28から出力されるプレシフト量Sh 、Sv
と、MRセンサ18、20の出力値をAD変換した変換
値Mh 、Mv に基づく補正レンズLの変位量を比較しな
がら所定の方向へ移動させ、両者が等しくなったとき第
一、第二補正用モータ15、16の駆動を停止させる。
すなわち、MRセンサ18による変換値Mh と変換値S
h の差をDA変換出力端子DA1 からモータ駆動用アン
プ25に出力し、同様に、MRセンサ20の変換値Mv
と変換値Sv の差をDA変換出力端子DA2 からモータ
駆動用アンプ26に出力し、これらの差の分だけ第一、
第二補正用モータ15、16を回転駆動して、補正レン
ズLを、プレシフト量Sh 、Sv 分、変位させるのであ
る(S12)。従って、補正レンズLは、指定回数の処
理としたS11とS12のループを抜ける前に、S6〜
S9においてAD変換した角速度センサ23、24の角
速度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、Av に応じて設
定されるプレシフト量Sh、Sv と変換値Mh 、Mv そ
れぞれの差が0になる位置まで、変位される。
【0035】そして、S11〜S13のループを抜けて
シャッタの先幕が走行開始すると、各方向の角速度セン
サ23、24の出力値がAD変換され、このAD変換し
た値に適切な比例定数を掛けた後、DA変換出力端子D
A1 、DA2 から各モータ駆動用アンプ25、26に出
力する(S14〜S16)。S15とS16における角
速度センサAD変換と角速度DA変換出力の処理を、S
2で演算した露出時間が経過するまで繰り返す。この
間、補正用モータ15、16が、手ブレによる角速度セ
ンサ23、24の出力に対応させた速度で回転駆動し、
第二変位手段40によって停止されるまで、補正レンズ
Lを所定の方向へ変位させ、像ブレを低減又は消滅させ
る。
シャッタの先幕が走行開始すると、各方向の角速度セン
サ23、24の出力値がAD変換され、このAD変換し
た値に適切な比例定数を掛けた後、DA変換出力端子D
A1 、DA2 から各モータ駆動用アンプ25、26に出
力する(S14〜S16)。S15とS16における角
速度センサAD変換と角速度DA変換出力の処理を、S
2で演算した露出時間が経過するまで繰り返す。この
間、補正用モータ15、16が、手ブレによる角速度セ
ンサ23、24の出力に対応させた速度で回転駆動し、
第二変位手段40によって停止されるまで、補正レンズ
Lを所定の方向へ変位させ、像ブレを低減又は消滅させ
る。
【0036】そして露出時間が経過し、後幕の走行が完
了してシャッタが閉じられると、クイックリターンミラ
ーがダウンして初期位置に戻り、絞りが開放状態に戻る
(S17〜S19)。そして、補正用モータ15、16
が、各MRセンサ18、20の出力を0になるまで補正
レンズLを駆動し、中央の初期位置に戻して一連の動作
を終了する(S20〜S22)。
了してシャッタが閉じられると、クイックリターンミラ
ーがダウンして初期位置に戻り、絞りが開放状態に戻る
(S17〜S19)。そして、補正用モータ15、16
が、各MRセンサ18、20の出力を0になるまで補正
レンズLを駆動し、中央の初期位置に戻して一連の動作
を終了する(S20〜S22)。
【0037】次に、図4、図7により、角速度センサ1
8、20に出力と補正レンズLの移動の関係を説明す
る。図7は、本発明によらない場合であり、図4は、本
発明を適用した上記一連の動作における場合である。説
明の簡略化のため、水平または垂直の一方向のみについ
て説明する。
8、20に出力と補正レンズLの移動の関係を説明す
る。図7は、本発明によらない場合であり、図4は、本
発明を適用した上記一連の動作における場合である。説
明の簡略化のため、水平または垂直の一方向のみについ
て説明する。
【0038】図4と図7において、波形aは、角速度セ
ンサ23、24の出力即ち手ブレによる光軸の角速度を
示し、波形bは、MRセンサ出力即ち補正レンズLの位
置を示している。補正レンズLは、補正動作時には角速
度センサ23、24の出力に比例した電圧を印加された
第一、第二補正用モータ15、16によって駆動される
ため、波形bは波形aを積分した形となる。
ンサ23、24の出力即ち手ブレによる光軸の角速度を
示し、波形bは、MRセンサ出力即ち補正レンズLの位
置を示している。補正レンズLは、補正動作時には角速
度センサ23、24の出力に比例した電圧を印加された
第一、第二補正用モータ15、16によって駆動される
ため、波形bは波形aを積分した形となる。
【0039】両図において、時刻tR でレリーズスイッ
チ35がオンし、時刻tO でシャッタが開き、時刻tC
でシャッタが閉じる。図7では、シャッタが開くと同時
に、補正レンズLがプレシフトせずに移動を開始させる
ため、補正限界に達した後は、本来点線波形b-1のよう
に移動すべきところが、補正不能となってしまう。ま
た、図4では、シャッタが開く直前の時刻tP における
波形aの値と傾斜値、即ち、角速度センサ23、24の
出力値である角速度値Dh1、Dv1、Dh2、Dv2と、角加
速度値Ah 、Av を求め、これらの値に基づいてプレシ
フト量を演算した後、シャッタが開く時刻tO までの間
に補正レンズLをプレシフトさせておく。これにより、
前回と全く同じような手ブレが作用しても、補正レンズ
Lの移動を補正限界内において確実に収めることがで
き、手ブレ補正を有効に実行することができる。
チ35がオンし、時刻tO でシャッタが開き、時刻tC
でシャッタが閉じる。図7では、シャッタが開くと同時
に、補正レンズLがプレシフトせずに移動を開始させる
ため、補正限界に達した後は、本来点線波形b-1のよう
に移動すべきところが、補正不能となってしまう。ま
た、図4では、シャッタが開く直前の時刻tP における
波形aの値と傾斜値、即ち、角速度センサ23、24の
出力値である角速度値Dh1、Dv1、Dh2、Dv2と、角加
速度値Ah 、Av を求め、これらの値に基づいてプレシ
フト量を演算した後、シャッタが開く時刻tO までの間
に補正レンズLをプレシフトさせておく。これにより、
前回と全く同じような手ブレが作用しても、補正レンズ
Lの移動を補正限界内において確実に収めることがで
き、手ブレ補正を有効に実行することができる。
【0040】なお、上記実施例において、ブレ検出手段
として角速度センサ23、24を用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではない。すなわち、ブレ検出手段
として角加速度センサを用いて回路を構成することも可
能である。
として角速度センサ23、24を用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではない。すなわち、ブレ検出手段
として角加速度センサを用いて回路を構成することも可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明のカメラの像ブレ補
正装置によれば、像ブレの補正範囲をできるだけ有効に
使用し、カメラのブレ量に応じて迅速かつ正確に補正光
学系を変位させることができる。
正装置によれば、像ブレの補正範囲をできるだけ有効に
使用し、カメラのブレ量に応じて迅速かつ正確に補正光
学系を変位させることができる。
【図1】本発明によるカメラの像ブレ補正装置の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】同像ブレ補正装置の補正レンズ駆動機構を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】同補正レンズ駆動機構を分解状態で示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明による角速度センサの出力と補正レンズ
の変位との関係を示す相関関係図である。
の変位との関係を示す相関関係図である。
【図5】本発明によるカメラの像ブレ補正装置の作動制
御を示すフローチャートである。
御を示すフローチャートである。
【図6】本発明による像ブレ補正装置の適用が可能な一
眼レフカメラを示す側面図である。
眼レフカメラを示す側面図である。
【図7】本発明によらない角速度センサの出力と補正レ
ンズの変位との関係を示す相関関係図である。
ンズの変位との関係を示す相関関係図である。
10 一眼レフカメラ 15 第一補正モータ 16 第二補正モータ 17 19 永久磁石(位置検出手段) 18 20 MRセンサ(位置検出手段) 21 CPU 23 24 角速度センサ(ブレ検出手段) 25 26 モータ駆動用アンプ 27 レリーズ釦 31 撮影レンズ 33 測光スイッチ 35 レリーズスイッチ 36 角速度AD変換手段 37 角加速度演算手段 38 プレシフト量演算手段(第一演算手段) 39 第一変位手段 40 速度・変位量演算手段(第二演算手段) 41 ミラー動作検出手段 42 第二変位手段 L 補正レンズ(補正光学系)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このような像ブレの発生を防止するため既
に、撮影光軸のブレの原因となる手ブレが発生したと
き、そのブレの大きさを、角速度センサ(又は角加速度
センサ)によってカメラに加わる角速度(又は角加速
度)として検出し、この角速度(又は角加速度)に応
じ、補正レンズを、手ブレの方向と反対の方向に変位さ
せて画像をブレ方向と反対側にブレさせて、フィルム面
上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像ブ
レ)を防止する、という着想の像ブレ補正装置が提案さ
れている(特願平4-192021号、特開昭62-44707号参
照)。
に、撮影光軸のブレの原因となる手ブレが発生したと
き、そのブレの大きさを、角速度センサ(又は角加速度
センサ)によってカメラに加わる角速度(又は角加速
度)として検出し、この角速度(又は角加速度)に応
じ、補正レンズを、手ブレの方向と反対の方向に変位さ
せて画像をブレ方向と反対側にブレさせて、フィルム面
上での画像のブレを相殺することにより画像ブレ(像ブ
レ)を防止する、という着想の像ブレ補正装置が提案さ
れている(特願平4-192021号、特開昭62-44707号参
照)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】支持部材11上には、第一補正モータ15
が、そのねじ駆動軸15aを、鉛直方向と一致する上記
直線aと垂直な方向に向けた状態で装着されている。こ
のねじ駆動軸15aは、第一回転板12の駆動アーム1
2cに形成した雌ねじ12eに螺合されている。第一回
転板12上には、第二補正モータ16が、そのねじ駆動
軸16aを、上記直線aと直交する直線bと垂直な方向
に向けた状態で装着されている。このねじ駆動軸16a
は、第二回転板13の駆動アーム13cに形成した雌ね
じ13eに螺合されている。よって、ねじ駆動軸15a
を回転させると、第一回転板12を、第一回動軸12a
(第一回動中心孔11a)を中心に回動させることがで
き、ねじ駆動軸16aを回転させると、第二回転板13
を、第二回動軸13a(第二回動中心孔12d)を中心
に回動させることができる。
が、そのねじ駆動軸15aを、鉛直方向と一致する上記
直線aと垂直な方向に向けた状態で装着されている。こ
のねじ駆動軸15aは、第一回転板12の駆動アーム1
2cに形成した雌ねじ12eに螺合されている。第一回
転板12上には、第二補正モータ16が、そのねじ駆動
軸16aを、上記直線aと直交する直線bと垂直な方向
に向けた状態で装着されている。このねじ駆動軸16a
は、第二回転板13の駆動アーム13cに形成した雌ね
じ13eに螺合されている。よって、ねじ駆動軸15a
を回転させると、第一回転板12を、第一回動軸12a
(第一回動中心孔11a)を中心に回動させることがで
き、ねじ駆動軸16aを回転させると、第二回転板13
を、第二回動軸13a(第二回動中心孔12d)を中心
に回動させることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】なお、第一、第二回転板12、13が回転
するとき、ねじ駆動軸15a、16aと雌ねじ12e、
13eとの平行性が厳密には保たれないが、駆動アーム
12c、13cの回転半径に対する回転角がわずかの場
合には問題にならない。該駆動アーム12c、13cの
回転半径に対する回転角が大きい場合には、第一、第二
補正モータ15、16をピボット軸(図示せず)を介し
て回転板12、13に装着するか、該モータ15、16
の回転軸とねじ駆動軸15a、16aとをフレキシブル
ジョイント(図示せず)を介して接続することが望まし
い。
するとき、ねじ駆動軸15a、16aと雌ねじ12e、
13eとの平行性が厳密には保たれないが、駆動アーム
12c、13cの回転半径に対する回転角がわずかの場
合には問題にならない。該駆動アーム12c、13cの
回転半径に対する回転角が大きい場合には、第一、第二
補正モータ15、16をピボット軸(図示せず)を介し
て回転板12、13に装着するか、該モータ15、16
の回転軸とねじ駆動軸15a、16aとをフレキシブル
ジョイント(図示せず)を介して接続することが望まし
い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】他方、上記補正レンズ駆動機構を備えたカ
メラ10は、手ブレ発生時の単位時間に変位する角度で
ある角速度(ω)を検出するためのセンサである、図1
に示す角速度センサ23、24を備えている。この角速
度センサ23、24の出力に基づいて第一、第二補正モ
ータ15、16を駆動制御し、カメラに加わる角速度と
して検出される手ブレの大きさに応じ、ブレの方向と反
対の方向に補正レンズLを変位させ、フィルム面上での
画像のブレを相殺して像ブレを防止するための制御系
を、図1の制御ブロック図により説明する。
メラ10は、手ブレ発生時の単位時間に変位する角度で
ある角速度(ω)を検出するためのセンサである、図1
に示す角速度センサ23、24を備えている。この角速
度センサ23、24の出力に基づいて第一、第二補正モ
ータ15、16を駆動制御し、カメラに加わる角速度と
して検出される手ブレの大きさに応じ、ブレの方向と反
対の方向に補正レンズLを変位させ、フィルム面上での
画像のブレを相殺して像ブレを防止するための制御系
を、図1の制御ブロック図により説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】第一変位手段39は、プレシフト量演算手
段38から出力されるプレシフト量Sh 、Sv と、MR
センサ18、20に基づく補正レンズLの変位量とを比
較し、その変位量がプレシフト量Sh 、Sv と等しくな
ったときに第一、第二補正用モータ15、16の駆動を
停止させて、補正レンズLを像ブレ補正開始位置に変位
させる。
段38から出力されるプレシフト量Sh 、Sv と、MR
センサ18、20に基づく補正レンズLの変位量とを比
較し、その変位量がプレシフト量Sh 、Sv と等しくな
ったときに第一、第二補正用モータ15、16の駆動を
停止させて、補正レンズLを像ブレ補正開始位置に変位
させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】そして、第一変位手段39が、プレシフト
量演算手段38から出力されるプレシフト量Sh 、Sv
と、MRセンサ18、20の出力値をAD変換した変換
値Mh 、Mv に基づく補正レンズLの変位量を比較しな
がら所定の方向へ移動させ、両者が等しくなったとき第
一、第二補正用モータ15、16の駆動を停止させる。
すなわち、MRセンサ18による変換値Mh とプレシフ
ト量S h の差をDA変換出力端子DA1 からモータ駆動
用アンプ25に出力し、同様に、MRセンサ20の変換
値Mv とプレシフト量S v の差をDA変換出力端子DA
2 からモータ駆動用アンプ26に出力し、これらの差の
分だけ第一、第二補正用モータ15、16を回転駆動し
て、補正レンズLを、プレシフト量Sh 、Sv 分、変位
させるのである(S12)。従って、補正レンズLは、
指定回数の処理としたS11とS12のループを抜ける
前に、S6〜S9においてAD変換した角速度センサ2
3、24の角速度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、A
v に応じて設定されるプレシフト量Sh 、Sv と変換値
Mh 、Mv それぞれの差が0になる位置まで、変位され
る。
量演算手段38から出力されるプレシフト量Sh 、Sv
と、MRセンサ18、20の出力値をAD変換した変換
値Mh 、Mv に基づく補正レンズLの変位量を比較しな
がら所定の方向へ移動させ、両者が等しくなったとき第
一、第二補正用モータ15、16の駆動を停止させる。
すなわち、MRセンサ18による変換値Mh とプレシフ
ト量S h の差をDA変換出力端子DA1 からモータ駆動
用アンプ25に出力し、同様に、MRセンサ20の変換
値Mv とプレシフト量S v の差をDA変換出力端子DA
2 からモータ駆動用アンプ26に出力し、これらの差の
分だけ第一、第二補正用モータ15、16を回転駆動し
て、補正レンズLを、プレシフト量Sh 、Sv 分、変位
させるのである(S12)。従って、補正レンズLは、
指定回数の処理としたS11とS12のループを抜ける
前に、S6〜S9においてAD変換した角速度センサ2
3、24の角速度値Dh2、Dv2及び角加速度値Ah 、A
v に応じて設定されるプレシフト量Sh 、Sv と変換値
Mh 、Mv それぞれの差が0になる位置まで、変位され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】そして、S11〜S13のループを抜けて
シャッタの先幕が走行開始すると、各方向の角速度セン
サ23、24の出力値がAD変換され、このAD変換し
た値に適切な比例定数を掛けた後、DA変換出力端子D
A1 、DA2 から各モータ駆動用アンプ25、26に出
力する(S14〜S16)。S15とS16における角
速度センサAD変換と角速度DA変換出力の処理を、S
2で演算した露出時間が経過するまで繰り返す。この
間、補正用モータ15、16が、手ブレによる角速度セ
ンサ23、24の出力に対応させた速度で回転駆動し、
第二変位手段42によって停止されるまで、補正レンズ
Lを所定の方向へ変位させ、像ブレを低減又は消滅させ
る。
シャッタの先幕が走行開始すると、各方向の角速度セン
サ23、24の出力値がAD変換され、このAD変換し
た値に適切な比例定数を掛けた後、DA変換出力端子D
A1 、DA2 から各モータ駆動用アンプ25、26に出
力する(S14〜S16)。S15とS16における角
速度センサAD変換と角速度DA変換出力の処理を、S
2で演算した露出時間が経過するまで繰り返す。この
間、補正用モータ15、16が、手ブレによる角速度セ
ンサ23、24の出力に対応させた速度で回転駆動し、
第二変位手段42によって停止されるまで、補正レンズ
Lを所定の方向へ変位させ、像ブレを低減又は消滅させ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 カメラに加わるブレに応じたブレ検出手
段の出力と、補正光学系の位置を検出する位置検出手段
の出力に基づいて、該補正光学系を、像ブレを低減又は
消滅させる方向に駆動制御するカメラの像ブレ補正装置
において、 上記ブレ検出手段の出力に基づき、補正光学系が、像ブ
レ補正の開始に先立ってシフトすべきプレシフト量及び
その方向を演算する第一演算手段;像ブレ補正に必要な
補正光学系の変位量及びその方向を演算する第二演算手
段;補正光学系を、シャッタレリーズの操作後かつシャ
ッタ幕の走行開始前において、上記第一演算手段と位置
検出手段の出力に基づいて像ブレ補正開始位置に変位さ
せる第一変位手段;及び、 補正光学系を、シャッタ幕の走行開始時から、上記第二
演算手段及び位置検出手段の出力に基づいて変位させる
第二変位手段;を備えたことを特徴とするカメラの像ブ
レ補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241470A JPH0798466A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | カメラの像ブレ補正装置 |
US08/313,578 US5541693A (en) | 1993-09-28 | 1994-09-27 | Blur correcting apparatus and method for a camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241470A JPH0798466A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | カメラの像ブレ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0798466A true JPH0798466A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17074797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241470A Pending JPH0798466A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | カメラの像ブレ補正装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5541693A (ja) |
JP (1) | JPH0798466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008191235A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Nikon Corp | カメラ |
JP2015518180A (ja) * | 2012-04-16 | 2015-06-25 | ノキア コーポレイション | 最適化手ぶれ補正 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3360756B2 (ja) * | 1993-09-28 | 2002-12-24 | ペンタックス株式会社 | カメラの像ブレ補正装置 |
JP3543998B2 (ja) * | 1994-06-15 | 2004-07-21 | キヤノン株式会社 | カメラ及びカメラの制御方法 |
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JP3406953B2 (ja) * | 1995-07-21 | 2003-05-19 | キヤノン株式会社 | 防振装置及びカメラ |
JP2973179B2 (ja) * | 1996-02-27 | 1999-11-08 | 旭精密株式会社 | カメラの像ブレ補正装置の補正レンズ駆動機構 |
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US6130993A (en) * | 1998-04-20 | 2000-10-10 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Camera having an image stabilizer |
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DE10017357A1 (de) | 1999-04-09 | 2000-11-16 | Asahi Optical Co Ltd | Einrichtung zur Korrektion des Zitterns eines fokussierten Bildes |
DE10017355A1 (de) | 1999-04-09 | 2000-11-16 | Asahi Optical Co Ltd | Einrichtung zur Korrektion des Zitterns eines fokussierten Bildes und mit dieser versehene Kamera |
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EP2034355B1 (en) * | 2006-05-26 | 2011-03-16 | Victor Company of Japan Ltd. | Image blurring correction device |
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WO2017199582A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-23 | ソニー株式会社 | 撮像装置、像振れ補正方法 |
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-
1993
- 1993-09-28 JP JP5241470A patent/JPH0798466A/ja active Pending
-
1994
- 1994-09-27 US US08/313,578 patent/US5541693A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
US5541693A (en) | 1996-07-30 |
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