JPH0682869A - 手ブレ補正装置 - Google Patents

手ブレ補正装置

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JPH0682869A
JPH0682869A JP26305692A JP26305692A JPH0682869A JP H0682869 A JPH0682869 A JP H0682869A JP 26305692 A JP26305692 A JP 26305692A JP 26305692 A JP26305692 A JP 26305692A JP H0682869 A JPH0682869 A JP H0682869A
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pulse
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correction lens
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Matsuyuki Ooishi
末之 大石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手ブレ補正の誤差を低減させる。 【構成】 角速度検出回路2で検出された手ブレ量に基
づいて、補正レンズ8の目標駆動速度が算出され、その
目標駆動速度に基づいて、補正レンズ8の目標位置が算
出されるとともに、補正レンズ8の現在位置が検出さ
れ、補正レンズ8の目標位置と、補正レンズ8の現在位
置との誤差が算出される。そして、モータ駆動回路3に
おいて、補正レンズ8の目標駆動速度、または補正レン
ズ8の目標位置と、補正レンズ8の現在位置との誤差に
対応して、モータ4が間欠駆動され、補正レンズ8が移
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラなどに用
いて好適な手ブレ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラにおいては、例えば角速度
センサなどで、手ブレによりカメラが傾くときの角速度
が検出され、その角速度に対応した速度で、手ブレをキ
ャンセルするように補正レンズが光軸と直交する方向
に、モータなどにより移動されて、手ブレによる被写体
像の像ブレが補正されるようになっている。
【0003】さらに、この場合、例えばインタラプタな
どを用いて、そこから出力されるパルスをカウントする
ことにより補正レンズの位置が検出され、この補正レン
ズの位置に対応して、補正レンズを駆動するモータに対
して負帰還がかけられるようになっており、これにより
モータの回転数の制御、即ち補正レンズの移動速度の制
御が行われるようになっている。
【0004】ところで、モータや、モータの回転運動を
直線運動に変えて補正レンズに伝達するメカニカルな部
分の静止摩擦係数は、その動摩擦係数より大きいので、
補正レンズを、それが静止した状態から動かし始める場
合には、補正レンズが動いている状態にある場合より
も、大きな電圧をモータに印加して、補正レンズに大き
な力(加速度)をかける必要がある。
【0005】即ち、例えばモータのON/OFF(所定
の周期における通電時間)が、PWM(Pulse Width Mo
dulation)波に対応して制御されている場合、モータお
よび補正レンズを、それが静止している状態から動かす
ときには、PWM波のデューティが0%から増加され
る。
【0006】ここで、PWM波の現在のONパルス幅を
T、およびPWM波のONパルスの最大幅をTMAXとす
ると、PWM波のデューティとは、 (T/TMAX)×100% のことをいう。
【0007】ところが、この場合、PWM波のデューテ
ィを0%から増加させても、モータおよびメカニカルな
部分には、静止摩擦があるために、モータおよび補正レ
ンズはすぐには動かない。即ち、図9の、PWM波のデ
ューティと、モータの回転が定常状態になっているとき
の補正レンズの移動速度との関係に示すように、モータ
および補正レンズが静止しており、PWM波のデューテ
ィを、それが0%の状態(点D0)から増加させていく
と、モータおよび補正レンズは、PWM波のデューティ
がある程度大きくなった時点(点D1)で動き始め、補
正レンズの移動速度は0から一気に上昇し、所定の速度
Vになる(点D2)。
【0008】以後、PWM波のデューティの増加に伴
い、補正レンズの移動速度も増加し、PWM波のデュー
ティが100%になると(点D3)、補正レンズの移動
速度も最大になる。
【0009】次に、この状態からPWM波のデューティ
を減少させていくと、補正レンズの移動速度もやはり減
少するが、上述したように動摩擦は、静止摩擦より小さ
いので、補正レンズの移動速度が、それが動き始めた速
度Vになっても、その動きは停止せず、さらに、PWM
波のデューティが減少し、補正レンズの移動速度が、速
度Vより遅い速度V'(点D4)になった場合、その動
きが停止する(点D5)。
【0010】以上のように、PWM波のデューティを0
%から増加させ、モータおよび補正レンズを、それが静
止している状態から動かし、その後PWM波のデューテ
ィを減少させて、モータおよび補正レンズを停止させる
場合、補正レンズの移動速度は D0→D1→D2→D3→D4→D5→D0 の経路で変化する(図9)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、点D4乃至点
D7間(図中、一点破線で示す部分)に対応する速度で
は、即ち低速度では、補正レンズを移動制御することが
できず、手ブレを補正することができない課題があっ
た。
【0012】さらに、点D2乃至D4間においては、モ
ータおよび補正レンズが動いている場合、PWM波のデ
ューティを変化させることにより補正レンズの移動速度
を制御することができるが、モータおよび補正レンズ
を、それが静止している状態から動かす場合、PWM波
のデューティを変化させても、補正レンズは停止したま
まで、その移動速度制御をすることができない課題があ
った。
【0013】また、このようなカメラでは、モータおよ
び補正レンズが動いているか、あるいは停止しているの
かは、前述したインタラプタから、例えば数10msな
どの所定の一定時間内にパルスが出力されたか否かによ
り判定されるようになっている。一方、補正レンズの移
動速度制御による手ブレの補正は、ほぼリアルタイムで
行われている。
【0014】従って、モータおよび補正レンズが動いて
いるのか否かを判定してから、それが動いている場合の
み、点D2乃至D4間において補正レンズの移動速度を
制御することは、時間的に困難であった。
【0015】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、補正レンズを低速で制御することができ
るようにし、手ブレの補正の誤差を低減させるものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の手ブレ
補正装置は、手ブレを補正する補正手段としての補正レ
ンズ8と、補正レンズ8を駆動する駆動手段としてのモ
ータ4と、モータ4を制御する制御手段としてのモータ
駆動回路3と、手ブレを検出する手ブレ検出手段として
の角速度検出回路2と、角速度検出回路2の手ブレ検出
出力に基づいて、補正レンズ8の目標駆動速度を算出す
る速度算出手段としてのプログラムの処理ステップS2
2とを備え、モータ駆動回路3に、プログラムの処理ス
テップS22により算出された目標駆動速度に対応し
て、モータ4を間欠駆動させることを特徴とする。
【0017】請求項2に記載の手ブレ補正装置は、プロ
グラムの処理ステップS22により算出された補正レン
ズ8の目標駆動速度に基づいて、補正レンズ8の目標位
置を算出する位置算出手段としてのプログラムの処理ス
テップS23と、補正レンズ8の現在位置を検出する位
置検出手段としてのレンズ位置検出回路5と、プログラ
ムの処理ステップS23により算出された補正レンズ8
の目標位置と、レンズ位置検出回路5により検出された
補正レンズ8の現在位置との誤差を算出する誤差算出手
段としてのプログラムの処理ステップS24とさらにを
備え、モータ駆動回路3に、プログラムの処理ステップ
S22により算出された目標駆動速度に加え、プログラ
ムの処理ステップS24により算出された誤差に対応し
て、モータ4を間欠駆動させることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の手ブレ補正装置は、レン
ズ位置検出回路5が、インタラプタを備えることを特徴
とする。
【0019】
【作用】上記構成の手ブレ補正装置においては、角速度
検出回路2で検出された手ブレ量に基づいて、補正レン
ズ8の目標駆動速度が算出され、その目標駆動速度に基
づいて、補正レンズ8の目標位置が算出されるととも
に、補正レンズ8の現在位置が検出され、補正レンズ8
の目標位置と、補正レンズ8の現在位置との誤差が算出
される。そして、モータ駆動回路3において、補正レン
ズ8の目標駆動速度、または補正レンズ8の目標位置
と、補正レンズ8の現在位置との誤差に対応して、モー
タ4が間欠駆動される。従って、モータ4により補正レ
ンズ8が中高速で駆動される場合と同様に、それが低速
度で駆動される場合でも、安定した速度制御を行うこと
ができ、補正レンズ8による手ブレ補正の誤差を低減す
ることができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の手ブレ補正装置を応用した
カメラの一実施例の構成を示すブロック図である。CP
U1は、カメラのメインスイッチSW1がONにされる
ことにより動作を開始し、角速度検出回路2の出力(手
ブレなどにより、カメラが振れる角速度)またはレンズ
位置検出回路5の出力(後述するパルスAもしくはパル
スB)に対応して、モータ駆動回路3に、モータ4の回
転方向を制御する制御信号としての方向パルス、および
モータ4の回転速度を制御する制御信号としてのPWM
パルスを出力する。
【0021】さらに、CPU1は、レリーズスイッチS
W2がONされると、シャッタ(図示せず)を駆動し
て、撮影レンズ6、光軸方向に移動してフォーカシング
を行うフォーカスレンズ7、光軸と垂直方向に移動して
(図中、矢印Xを含む、紙面と垂直な平面内を移動し
て)手ブレを補正する補正レンズ8、および撮影レンズ
9を介して入射する被写体の光をフィルム(図示せず)
に照射する。
【0022】レリーズスイッチSW2は、レリーズボタ
ン(図示せず)が全押し状態にされたときにONする。
角速度検出回路2は、手ブレなどによりカメラが振れる
角速度を検出し、それをA/D変換してCPU1に供給
する。なお、この角速度検出回路2の代わりに、手ブレ
などによりカメラが振れる、例えば速度を検出する回路
を用いることができる。
【0023】モータ駆動回路3は、例えば図2に示すよ
うに構成され、CPU1より出力される方向パルスおよ
びPWMパルスに対応して、モータ4を駆動する。
【0024】即ち、NANDゲート12には、その入力
端子の一端にPWMパルスが入力されるとともに、その
入力端子の他端に、NOTゲート11を介して方向パル
スが入力される。NANDゲート13は、その入力端子
の一端にPWMパルスが入力されるとともに、その入力
端子の他端に、方向パルスが入力される。
【0025】NANDゲート12の出力端子は、抵抗R
11を介して、PNPトランジスタQ1のベースと接続さ
れ、抵抗R11とPNPトランジスタQ1との接続点に
は、抵抗R12の一端が接続されている。抵抗R12の他端
は、PNPトランジスタQ1のエミッタと接続され、そ
の接続点には、ダイオードD1のカソードが接続されて
いるとともに、電源VCCが接続されている。ダイオード
1のアノードは、PNPトランジスタQ1のコレクタ
と接続され、その接続点には、NPNトランジスタQ2
のコレクタが接続されている。
【0026】PNPトランジスタQ1のコレクタと、N
PNトランジスタQ2のコレクタとの接続点には、ダイ
オードD2のカソードが接続され、ダイオードD2のアノ
ードは、NPNトランジスタQ2のエミッタと接続され
ている。ダイオードD2のアノードと、NPNトランジ
スタQ2のエミッタとの接続点は、接地されているとと
もに、抵抗R22の一端と接続され、抵抗R22の他端は、
NPNトランジスタQ2のベースと接続されている。抵
抗R22と、NPNトランジスタQ2のベースとの接続点
は、抵抗R21の一端と接続され、抵抗R21の他端は、抵
抗R11とNANDゲート12との接続点に接続されてい
る。
【0027】PNPトランジスタQ3、NPNトランジ
スタQ4、ダイオードD3,D4、抵抗R31,R32
41、およびR42からなる回路は、抵抗R31の、PNP
トランジスタQ3のベースと接続されていない方の一
端、および抵抗R41の、NPNトランジスタQ4のベー
スと接続されていない方の一端が、両方ともNANDゲ
ート13の出力端子と接続されていることを除いて、上
述したPNPトランジスタQ1、NPNトランジスタQ
2、ダイオードD1,D2、抵抗R11,R12,R21、およ
びR22からなる回路と同様に構成されている。
【0028】そして、PNPトランジスタQ1のコレク
タと、NPNトランジスタQ2のコレクタとの接続点
は、モータ4の一端と接続されており、モータ4の他端
は、PNPトランジスタQ3のコレクタと、NPNトラ
ンジスタQ4のコレクタとの接続点に接続されている。
【0029】ここで、以下PNPトランジスタQ1、N
PNトランジスタQ2、PNPトランジスタQ3、また
はNPNトランジスタQ4を、トランジスタQ1、トラ
ンジスタQ2、トランジスタQ3、またはトランジスタ
Q4とそれぞれ記載する。
【0030】PWMパルスがLレベルの場合、方向パル
スのレベルにかかわらず、NANDゲート12および1
3の出力はHレベルになり、トランジスタQ1乃至Q4
のベースには、Hレベルが印加される。すると、トラン
ジスタQ1およびQ3はOFF状態になるとともに、ト
ランジスタQ2およびQ4はON状態になるので、モー
タ4には、電流が流れず、モータ4はショートブレーキ
状態になる。
【0031】一方、PWMパルスがHレベルの場合、方
向パルスがLレベルのときには、NANDゲート12の
出力がLレベルになるとともに、NANDゲート13の
出力がHレベルになり、トランジスタQ1およびQ2の
ベースには、Lレベルが印加されるとともに、トランジ
スタQ3およびQ4のベースには、Hレベルが印加され
る。すると、トランジスタQ2およびQ3はOFF状態
になるとともに、トランジスタQ1およびQ4はON状
態になるので、モータ4には、矢印Yで示す方向に電流
が流れ、モータ4は、例えば正転する。
【0032】また、PWMパルスがHレベルで、方向パ
ルスがHレベルの場合、NANDゲート12の出力がH
レベルになるとともに、NANDゲート13の出力がL
レベルになり、トランジスタQ1およびQ2のベースに
は、Hレベルが印加されるとともに、トランジスタQ3
およびQ4のベースには、Lレベルが印加される。する
と、トランジスタQ1およびQ4はOFF状態になると
ともに、トランジスタQ2およびQ3はON状態になる
ので、モータ4には、矢印Yで示す方向と逆方向に電流
が流れ、モータ4は、上述した場合の逆方向へ回転、即
ち逆転する。
【0033】以上のように、モータ駆動回路3は、PW
Mパルスのデューティに対応して、モータ4に電流を流
すことにより、その速度を制御する。即ち、PWMパル
スがHレベルの間、モータ4に電流を流すことにより、
その速度を制御する。この場合、方向パルスがLレベル
だとモータ4を正転させ、方向パルスがHレベルだとモ
ータ4を逆転させる。ここで、PWMパルスおよび方向
パルスのレベルと、モータ4の駆動(回転)状態との関
係を表した真理値表を図3に示す。
【0034】モータ4(図1)は、モータ駆動回路3に
回転制御され、補正レンズ8を、光軸と垂直方向に移動
(駆動)する(図1で、矢印Xを含む、紙面と垂直な平
面内を移動する)。
【0035】なお、モータ4の回転運動は、例えばギア
(図示せず)などにより直線運動に変換され、補正レン
ズ8に伝達される。
【0036】レンズ位置検出回路5は、例えば、いわゆ
る透過形エンコーダなどを用いて構成され、補正レンズ
8の位置、移動速度、および移動方向を検出するための
パルスAおよびパルスBをCPU1に出力する。即ち、
レンズ位置検出回路5は、例えばモータ4の回転運動を
直線運動に変換するギアに、同一半径上に同一間隔で複
数の孔を空けた円盤(図示せず)を取り付け、その円盤
の孔を検出するインタラプタ(図示せず)2対を、それ
ぞれの検出出力が、例えばほぼ90度の位相差を生じる
ように配置して構成されている。従って、レンズ位置検
出回路5は、モータ4が正転している場合には、例えば
パルスAと、それより位相がほぼ90度だけ遅れたパル
スBをCPU1に供給し(図4)、例えばモータ4が逆
転している場合には、パルスAと、それより位相がほぼ
90度だけ進んだパルスBをCPU1に供給する(図
4)。
【0037】なお、CPU1においては、パルスAまた
はパルスBのいずれかの周期から補正レンズ8の移動速
度(モータ4の回転速度)が算出され、パルスAまたは
パルスBのうちの、例えばパルスAの立ち上がりエッジ
もしくは立ち下がりエッジのうちの、例えば立ち下がり
エッジで、他方のパルス、即ちパルスBのレベルにより
補正レンズ8の移動方向(モータ4の回転方向)が判定
されるとともに、パルスAまたはパルスBのうちの、例
えばパルスAの立ち上がりエッジもしくは立ち下がりエ
ッジのうちの、例えば立ち下がりエッジがカウントさ
れ、補正レンズ8の位置(モータ8の回転数(何回転し
たか))が算出されるようになっている。
【0038】次に、図5のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。カメラのメインスイッチS
W1(図1)がONされると、ステップS1において、
後述する変数LR,LC,VC,VR、および△Lすべてが
0にリセットされ、ステップS2において、デューティ
0%のPWMパルスがCPU1よりモータ駆動回路3に
供給され、モータ4がショートブレーキ状態にされてス
テップS3に進む。
【0039】ステップS3において、レリーズスイッチ
SW2がONであるか、またはOFFであるかが判定さ
れ、レリーズスイッチSW2がOFFであると判定され
た場合、ステップS12に進む。ステップS3におい
て、レリーズスイッチSW2がONであると判定された
場合、ステップS4に進み、レンズ位置検出回路5より
出力されるパルスAまたはパルスBのいずれの周期より
も充分短い周期で時間をカウントする、パルスAまたは
パルスBの周期を計測するためのタイマ(図示せず)の
計時動作が開始され、ステップS5に進む。
【0040】ステップS5において、図6に示す割り込
み処理ステップS21乃至S39が許可され、この割り
込み処理が、例えば1msごとに発生される。
【0041】即ち、図6のステップS21において、角
速度検出回路3より検出された手ブレの角速度をA/D
変換処理したものが変数VA/Dに代入され、ステップS
22に進み、例えば次の式 VC=K0×VA/D にしたがって、補正レンズ8を移動する目標速度VC
算出される。なお、K0は、変数VA/D(手ブレの角速
度)を、手ブレをキャンセルするための、補正レンズ8
を移動する目標速度VCに変換する、あらかじめカメラ
に設定された定数である。また、補正レンズ8の目標速
度VCは、その速度VCで補正レンズ8を移動させた場
合、ステップS21乃至S39の割り込み処理が発生さ
れる周期、即ち1ms当たりに、レンズ位置検出回路5
より出力されるパルスAまたはパルスBのいずれか(例
えばパルスA)のパルス数により表されるようになって
おり、従って速度VCの単位は[パルス数/ms]であ
る。
【0042】そして、ステップS23に進み、ステップ
S22で、図6のステップS21乃至S39の割り込み
が発生される周期(1ms)ごとに算出される補正レン
ズ8を移動する目標速度VC、即ち1msの間に補正レ
ンズ8が移動する距離VCが、手ブレをキャンセルする
ための、補正レンズ8の目標位置を示す変数LCに加算
され、ステップS24に進む。
【0043】ここで、上述したように、速度VCの単位
は[パルス数/ms]であるから、目標位置LCの単位
は、[パルス数]になる。
【0044】ステップS24において、レンズ位置検出
回路5より出力されるパルスAおよびパルスBから、後
述するステップS41乃至S49からなる割り込み処理
(図7)で求められる補正レンズ8の現在位置LRと、
ステップS23で算出された補正レンズ8の目標位置L
Cとの誤差(差分)△Lが算出され、ステップS25に
進み、補正レンズ8の目標速度VCの絶対値|VC|が、
所定値(所定の速さ)KVC(>0)より大きいか否かが
判定される。
【0045】ステップS25において、補正レンズ8の
目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定の速さ)
VCより大きくないと判定された場合、即ち補正レンズ
8が低速で移動される場合、ステップS31に進み、補
正レンズ8の目標位置LCと、補正レンズ8の現在位置
Rとの誤差△Lの絶対値|△L|が、所定の値KLR
り大きいか否かが判定される。
【0046】ステップS31において、補正レンズ8の
目標位置LCと、補正レンズ8の現在位置との誤差△L
の絶対値|△L|が、所定の値KLR(>0)より大きく
ないと判定された場合、ステップS33に進み、PWM
パルスのデューティを示す変数DPWMに0がセットされ
てステップS36に進む。
【0047】ここで、変数DPWMが正の場合は、モータ
4が逆転され、変数DPWMが負の場合は、モータ4が正
転されることを意味する。
【0048】ステップS31において、補正レンズ8の
目標位置LCと、補正レンズ8の現在位置との誤差△L
の絶対値|△L|が、所定の値KLRより大きいと判定さ
れた場合、ステップS32に進み、補正レンズ8の目標
位置LCと、補正レンズ8の現在位置との誤差△Lが正
の値であるか否かが判定される。
【0049】ステップS32において、補正レンズ8の
目標位置LCと、補正レンズ8の現在位置との誤差△L
が正の値であると判定された場合、ステップS34に進
み、PWMパルスのデューティを示す変数DPWMに所定
の値KDPWM(>0)がセットされてステップS36に進
む。ステップS32において、補正レンズ8の目標位置
Cと、補正レンズ8の現在位置との誤差△Lが正の値
でないと判定された場合、ステップS35に進み、PW
Mパルスのデューティを示す変数DPWMに所定の値−K
DPWM(<0)がセットされてステップS36に進む。
【0050】一方、ステップS25において、補正レン
ズ8の目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定の
速さ)KVCより大きいと判定された場合、即ち補正レン
ズ8が中高速で移動される場合、ステップS26に進
み、PWMパルスのデューティを示す変数DPWMが、例
えば次の式 DPWM=K1×VC+K2×(VC−VR)+K3×△L (1) にしたがって算出される。なお、K1,K2、またはK3
は、モータ4および補正レンズ8、並びにモータ4の回
転運動を直線運動に変換し、補正レンズ8に伝達するギ
アなどからなるメカニカルな部分における、例えば時定
数などにより決定される正の定数である。
【0051】ステップS26の処理の後、ステップS2
7に進み、式(1)にしたがって算出されたPWMパル
スのデューティを示す変数DPWMが0以上であるか否か
が判定される。ステップS27において、変数DPWM
0以上でないと判定された場合、ステップS30に進
み、ステップS26で算出されたPWMパルスのデュー
ティを示す変数DPWMが、所定の値K4(>0)だけ減算
されてステップS36に進む。ステップS27におい
て、変数DPWMが0以上であると判定された場合、ステ
ップS30に進み、ステップS26で算出されたPWM
パルスのデューティを示す変数DPWMが0であるか否か
が判定される。
【0052】ステップS30において、ステップS26
で算出されたPWMパルスのデューティを示す変数D
PWMが0であると判定された場合、ステップS29をス
キップしてステップS36に進む。ステップS30にお
いて、ステップS26で算出されたPWMパルスのデュ
ーティを示す変数DPWMが0でないと判定された場合、
ステップS29に進み、ステップS26で算出されたP
WMパルスのデューティを示すDPWMが、所定の値K
4(>0)だけ加算されてステップS36に進む。
【0053】なお、所定の値K4は、前述した図9にお
ける点D7、即ち直線D3D4のx切片に相当する。
【0054】ステップS36において、ステップS2
6,S29,S30,S33乃至S35のいずれかで算
出されたPWMパルスのデューティを示す変数DPWM
0以上であるか否かが判定され、そこでPWMパルスの
デューティDPWMが0以上であると判定された場合、ス
テップS37に進み、モータ4を逆転させるために、H
レベルの方向パルスがCPU1よりモータ駆動回路3に
出力されてステップS39に進む。
【0055】ステップS36において、PWMパルスの
デューティを示す変数DPWMが0以上でないと判定され
た場合、ステップS38に進み、モータ4を正転させる
ために、Lレベルの方向パルスがCPU1よりモータ駆
動回路3に出力されてステップS39に進む。
【0056】ステップS36において、ステップS2
6,S29,S30,S33乃至S35のいずれかで算
出された変数DPWMの絶対値|DPWM|をデューティとす
るPWMパルスが、CPU1よりモータ駆動回路3に出
力され、処理を終了する。
【0057】以上、ステップS21乃至S39の割り込
み処理により、モータ4により駆動される補正レンズ8
が低速で移動される場合と、中高速で移動される場合と
で、モータ4の回転速度を制御するPWMパルスのデュ
ーティの算出方法を変え、さらに補正レンズ8が低速で
移動される場合、補正レンズ8の目標位置(目標移動位
置)と、現在位置との誤差△Lが大きいときには、所定
の値KDPWMのデューティのPWMパルスによりモータ4
を回転させ、補正レンズ8の目標位置(目標移動位置)
と、現在位置との誤差△Lが小さくなったときには、P
WMパルスのデューティを0%にし、モータ4の駆動を
停止するようにしたので(モータ4がショートブレーキ
状態になるようにしたので)、即ちモータ4を間欠駆動
するようにしたので、補正レンズ8(モータ4)に対し
て、安定した速度制御を行うことができる。
【0058】なお、モータ4により駆動される補正レン
ズ8が中高速で移動される場合、PWMパルスのデュー
ティDPWMの算出方法は、ステップS26,S29、ま
たはS30の処理の説明で言及したものに限定されるも
のではない。
【0059】図5のステップS5において、上述したス
テップS21乃至S39(図6)の割り込み処理が許可
された後、ステップS6(図5)に進み、図7に示す割
り込み処理ステップS41乃至S49が許可され、この
割り込み処理が、レンズ位置検出回路5より出力され
る、例えばパルスAの立ち下がりエッジがCPU1で検
出されるごとに発生される。
【0060】即ち、図7のステップS41において、前
回の、この割り込み処理で、変数T0にセットされた値
(タイマの計時値)が変数T1に代入され、ステップS
42に進み、図5のステップS4で動作の開始されたタ
イマの計時値が、変数T0にセットされる。そして、ス
テップS43に進み、レンズ位置検出回路5より出力さ
れている、例えばパルスBがHレベルであるか、または
Lレベルであるかが判定される。
【0061】ここで、図7に示すステップS41乃至S
49の割り込み処理は、上述したように、レンズ位置検
出回路5より出力されるパルスAの立ち下がりエッジが
CPU1で検出されるごとに発生されるので、この割り
込み処理中においては、モータ4が正転している場合、
パルスBはLレベルになり(図4において、×印で示
す)、またモータ4が逆転している場合、パルスBはH
レベルになる(図4において、○印で示す)。
【0062】ステップS43において、レンズ位置検出
回路5より出力されているパルスBがHレベルであると
判定された場合、即ちモータ4が逆転している場合、ス
テップS44に進み、補正レンズ8の現在位置を示す変
数LCが1だけ(1パルス分だけ)デクリメントされ、
ステップS45に進む。
【0063】ここで、補正レンズ8の位置は、前述した
ように、レンズ位置検出回路5より出力されるパルスA
のパルス数により表されているので、このパルスAの立
ち下がりエッジで発生された、前回の割り込み処理時に
得られた補正レンズ8の現在位置を示す変数LCを、モ
ータ4の回転方向に対応して、1だけインクリメントま
たはデクリメントすることにより、補正レンズ8の現在
位置を得ることができる。
【0064】ステップS45において、この割り込み処
理が発生された周期(T0−T1)の逆数、即ちレンズ位
置検出回路5より出力されたパルスAの周期(1パルス
当たりの時間)の逆数に、モータ4が逆転していること
を示す負の符号が付けられた、補正レンズ8の移動速度
Rが算出され、ステップS48に進む。
【0065】一方、ステップS43において、レンズ位
置検出回路5より出力されているパルスBがLレベルで
あると判定された場合、即ちモータ4が正転している場
合、ステップS46に進み、補正レンズ8の現在位置を
示す変数LCが1だけ(1パルス分だけ)インクリメン
トされ、ステップS47に進む。
【0066】ステップS47において、この割り込み処
理が発生された周期(T0−T1)の逆数、即ちレンズ位
置検出回路5より出力されたパルスAの周期(1パルス
当たりの時間)の逆数に、モータ4が逆転していること
を示す正の符号が付けられた、補正レンズの移動速度V
Rが算出され、ステップS48に進む。
【0067】ステップS48において、図6のステップ
S25の処理における場合と同様にして、補正レンズ8
の目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定の速
さ)KVCより大きいか否かが判定され、そこで、補正レ
ンズ8の目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定
の速さ)KVCより大きいと判定された場合、ステップS
49をスキップして処理を終了する。
【0068】ステップS48において、補正レンズ8の
目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定の速さ)
VCより大きくないと判定された場合、ステップS49
に進み、デューティ0%のPWMパルスがCPU1より
モータ駆動回路3に供給され、処理を終了する。
【0069】以上、ステップS41乃至S49の割り込
み処理により、レンズ位置検出回路5より出力されるパ
ルスAの立ち下がりエッジがCPU1で検出されるごと
に、モータ4により駆動される補正レンズ8が低速で移
動されているか、または中高速で移動されているのかが
判定され、補正レンズ8が低速で移動されていると判定
された場合には、PWMパルスのデューティを0%に
し、モータ4の駆動を停止するようにしたので(モータ
4がショートブレーキ状態になるようにしたので)、即
ちモータ4を間欠駆動するようにしたので、補正レンズ
8(モータ4)に対して、安定した速度制御を行うこと
ができる。
【0070】図5のステップS6において、上述したス
テップS41乃至S49(図7)の割り込み処理が許可
された後、ステップS7(図5)に進み、図8に示す割
り込み処理ステップS51およびS52が許可され、こ
の割り込み処理が、レンズ位置検出回路5より出力され
る、例えばパルスAの立ち上がりエッジがCPU1で検
出されるごとに発生される。
【0071】即ち、図8のステップS51において、図
6のステップS25の処理における場合と同様にして、
補正レンズ8の目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値
(所定の速さ)KVCより大きいか否かが判定され、そこ
で、補正レンズ8の目標速度VCの絶対値|VC|が、所
定値(所定の速さ)KVCより大きいと判定された場合、
ステップS52をスキップして処理を終了する。
【0072】ステップS51において、補正レンズ8の
目標速度VCの絶対値|VC|が、所定値(所定の速さ)
VCより大きくないと判定された場合、ステップS52
に進み、デューティ0%のPWMパルスがCPU1より
モータ駆動回路3に供給され、処理を終了する。
【0073】以上、ステップS51およびS52の割り
込み処理により、レンズ位置検出回路5より出力される
パルスAの立ち上がりエッジがCPU1で検出されるご
とに、モータ4により駆動される補正レンズが低速で移
動されているか、または中高速で移動されているのかが
判定され、補正レンズ8が低速で移動されていると判定
された場合には、PWMパルスのデューティを0%に
し、モータ4の駆動を停止するようにしたので(モータ
4がショートブレーキ状態になるようにしたので)、即
ちモータ4を間欠駆動するようにしたので、補正レンズ
8(モータ4)に対して、さらに安定した速度制御を行
うことができる。
【0074】図5のステップS7において、上述したス
テップS51およびS52(図8)の割り込み処理が許
可された後、ステップS8(図5)に進み、レリーズス
イッチSW2がON状態であるか否かが判定される。ス
テップS8において、レリーズスイッチSW2がON状
態であると判定された場合、再びステップS8に戻る。
ステップS8において、レリーズスイッチSW2がOF
F状態であると判定された場合、ステップS9に進み、
ステップS4で開始された時間のカウントが停止され、
ステップS10に進む。
【0075】ステップS10において、ステップS5,
S6、およびS7で許可されたすべての割り込み処理が
禁止され、ステップS11に進み、デューティ0%のP
WMパルスがCPU1よりモータ駆動回路3に供給さ
れ、モータ4がショートブレーキ状態にされる。そし
て、ステップS12に進み、メインスイッチSW1がO
N状態であるか否かが判定され、そこで、メインスイッ
チSW1がON状態であると判定された場合、ステップ
S1に戻る。ステップS12において、メインスイッチ
SW1がOFF状態であると判定された場合、処理を終
了する。
【0076】以上、本発明の手ブレ補正装置をカメラに
応用した場合について説明したが、本発明は、カメラ以
外にも、例えば動画を撮影するビデオカメラなどに適用
することができる。
【0077】なお、本実施例においては、PWMパルス
のデューティを変化させてモータ4の回転数(補正レン
ズ8の移動速度)を制御するようにしたが、この他に、
例えばモータ4に印加する電圧を変化させてモータ4の
回転数を制御するようにすることができる。
【0078】さらに、本実施例では、パルスAの立ち下
がりエッジと、その立ち上がりエッジの両方のタイミン
グで、モータ4をショートブレーキ状態にすることがで
きるようにしたが、例えばそのうちのいずれかのタイミ
ングや、パルスAだけでなくパルスBの立ち下がりエッ
ジまたは立ち上がりエッジのタイミングで、モータ4を
ショートブレーキ状態にすることができるようにするこ
とができる。
【0079】また、補正レンズ8が低速で移動される場
合、補正レンズ8の目標位置(目標移動位置)と、現在
位置との誤差△Lが大きいときに、図6のステップS3
4またはS35において、PWMパルスのデューティを
示す変数DPWMに、それぞれ所定の値KDPWMまたは−K
DPWMをセットするようにしたが、これを例えば次の式 DPWM=KDPWM×△L にしたがって算出するようにすることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の手ブレ補正装置
によれば、手ブレ検出手段で検出された手ブレに基づい
て、補正手段の目標駆動速度が算出され、その目標駆動
速度に基づいて、補正手段の目標位置が算出されるとと
もに、補正手段の現在位置が検出され、補正手段の目標
位置と、補正手段の現在位置との誤差が算出される。そ
して、制御手段において、補正手段の目標駆動速度、ま
たは補正手段の目標位置と、補正手段の現在位置との誤
差に対応して、駆動手段が間欠駆動される。従って、駆
動手段により補正手段が中高速で駆動される場合と同様
に、それが低速度で駆動される場合でも、安定した速度
制御を行うことができ、補正手段による手ブレ補正の誤
差を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手ブレ補正装置を応用したカメラの一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のモータ駆動回路3のより詳細を
示すブロック図である。
【図3】CPU1より出力されるPWMパルスおよび方
向パルスのレベルと、モータ4の駆動(回転)状態との
関係を示す図である。
【図4】図1の実施例のレンズ位置検出回路5より出力
されるパルスAおよびパルスBを示す波形図である。
【図5】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】図5のフローチャートのステップS5の処理で
許可される割り込み処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】図5のフローチャートのステップS6の処理で
許可される割り込み処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】図5のフローチャートのステップS7の処理で
許可される割り込み処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】従来のカメラにおける、PWM波のデューティ
と、補正レンズを駆動するモータの回転が定常状態にな
っているときの補正レンズの移動速度との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 CPU 2 角速度検出回路 3 モータ駆動回路 4 モータ 5 レンズ位置検出回路 6 撮影レンズ 7 フォーカスレンズ 8 補正レンズ 9 撮影レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手ブレを補正する補正手段と、 前記補正手段を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を制御する制御手段と、 前記手ブレを検出する手ブレ検出手段と、 前記手ブレ検出手段の手ブレ検出出力に基づいて、前記
    補正手段の目標駆動速度を算出する速度算出手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記速度算出手段により算出された前
    記目標駆動速度に対応して、前記駆動手段を間欠駆動す
    ることを特徴とする手ブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記速度算出手段により算出された前記
    補正手段の目標駆動速度に基づいて、前記補正手段の目
    標位置を算出する位置算出手段と、 前記補正手段の現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置算出手段により算出された前記補正手段の目標
    位置と、前記位置検出手段により検出された前記補正手
    段の現在位置との誤差を算出する誤差算出手段とをさら
    に備え、 前記制御手段は、前記速度算出手段により算出された前
    記目標駆動速度に加え、前記誤差算出手段により算出さ
    れた前記誤差に対応して、前記駆動手段を間欠駆動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の手ブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、インタラプタを備
    えることを特徴とする請求項2に記載の手ブレ補正装
    置。
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