JPH0796969B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH0796969B2
JPH0796969B2 JP63033181A JP3318188A JPH0796969B2 JP H0796969 B2 JPH0796969 B2 JP H0796969B2 JP 63033181 A JP63033181 A JP 63033181A JP 3318188 A JP3318188 A JP 3318188A JP H0796969 B2 JPH0796969 B2 JP H0796969B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野〕 本発明は、給湯装置、特に、通常給湯とは別に、高温度
の湯を浴槽に給湯することにより浴槽内の湯温を高めら
れるようにした、所謂、高温差し湯機能を具備する給湯
機に関するものである。
[従来技術及びその問題点] 上記のような、高温差し湯機能付の給湯器が既に知られ
ているが、この従来の給湯器は、基本的には、第5図に
示すような構成である。
この従来のものでは、給湯器の熱交換器(1)を介する
被加熱回路(10)を水流スイッチ(16)を具備する通常
給湯回路(11)と追い焚き用の浴槽回路(12)とに分岐
させ、前記浴槽回路(12)を直接浴槽(B)に接続して
いる。
又、この給湯器には、通常給湯回路(11)と浴槽回路
(12)との分岐点に切替弁(15)が挿入されるとともに
熱交換器(1)を迂回するバイパス回路(13)には前記
水流スイッチ(16)の出力によって閉弁する常開の電磁
弁(14)が挿入され、さらに、前記被加熱回路(10)の
出口温度は、加熱温度検知手段(S1)によって検知され
るようになっている。
この従来の給湯器の場合には、この加熱温度検知手段
(S1)からの出力が制御装置(2)に入力されて、この
制御装置(2)からの出力によって熱交換器(1)の下
方のバーナの燃焼能力を調節して被加熱回路(10)から
の給湯温度を設定温度に維持するようになっている。
従って、給湯時には、切替弁(15)が被加熱回路(10)
と通常給湯回路(11)のみを連通した状態となるととも
に、水流スイッチ(16)の出力によって電磁弁(14)が
閉弁して以後の給湯では、制御装置(2)の作用により
湯温設定器(21)内の給湯温度設定部によって任意に設
定された温度の湯が通常給湯回路(11)側から取出させ
る。
又、入浴中、浴槽(B)内の湯温が低くなった場合等に
おいて、その湯温を高めたいときには、追い焚きするこ
ととなるが、この場合には、切替弁(15)が切り替って
被加熱回路(10)と浴槽回路(12)側を連通させるとと
もに、湯温設定器(21)内の追い焚き温度設定部と制御
装置(2)の作用により出湯温度が特定の温度(80℃〜
90℃程度)に維持され、この高温度の湯が浴槽回路(1
2)を介して浴槽(B)に供給(高温差し湯による追い
焚き)される。
このように、この従来の給湯器によれば、簡単な操作で
出湯温度が調節できるとともに通常給湯と追い焚きとの
切替が簡単にできる。又、これらのことが一つの熱交換
器で可能となる。更に、この従来のものでは、追い焚き
中に通常給湯回路(11)が開放された場合、バイパス回
路(13)と通常給湯回路(11)とが連通状態にあること
から、水流スイッチ(16)がこれを検知して電磁弁(1
4)を閉弁させるとともに制御装置(2)を通常給湯の
制御状態に切替える。これにより、切替弁(15)が浴槽
回路(12)側を遮断するとともに通常給湯回路(11)側
を開放し、同時に、このときの設定湯温は湯温設定器
(21)の給湯温度設定部によって設定された温度に復帰
される。従って、給湯蛇口からの高温度の湯がでること
による危険が防止できる。
すなわち、追い焚き中における給湯の際には、給湯を優
先させて、追い焚き動作を停止させるようにしているの
である。
このように、上記従来のものでは、簡単な操作で追い焚
きと給湯との切替ができるとともに、追い焚き中に通常
給湯回路(11)が使用された場合の危険が防止できる。
ところが、この従来のものでは、通常給湯回路(11)と
浴槽回路(12)とを同時使用することができないという
不便がある。
これは、被加熱回路(10)の出口側の温度を「通常給湯
時の温度」又は「追い焚き温度」に制御する方式を採用
するからであり、通常給湯と追い焚き(高温給湯)とを
同時に行おうとすると、いずれか一方に設定された湯温
に設定しなければならないからである。
かかる不便を解消するには、第1図に示すように、『熱
交換器(1)の上流側と通常回路(11)とを接続するバ
イパス回路(13)と、このバイパス回路(13)に挿入さ
れ且動作信号入力値に応じて開度変化する流量制御弁
(20)と、被加熱回路(10)の出口側を高温給湯用の特
定の温度に維持する熱量制御装置(3)と、通常給湯回
路(11)側の給湯温度を検知する給湯温度検知手段
(4)と、給湯温度検知手段(4)からの出力と給湯設
定温度とを比較し且前記流量制御弁(20)の必要開度信
号値を演算する比較演算装置(5)とを具備し、この比
較演算装置(5)の出力信号を前記流量制御弁(20)の
動作信号入力値として入力させるようにした。』構成を
採用することが考えられる。
この改良案のものでは、高温給湯の場合には被加熱回路
(10)の出口側の高温度の湯がそのまま供給され、通常
給湯の場合の給湯温度制御は、高温給湯用回路が使用さ
れていると否とにかかわらず、被加熱回路(10)の出口
側の温度を特定の高温度に維持したままでバイパス回路
(13)からの水の混合割合の変化によって行われる。従
って、高温給湯中に同時に通常給湯が可能となる。
しかしながら、この改良例のものでは、高温給湯用回路
から通常給湯回路(11)側の湯が取出せないという問題
が残る。
[技術的課題] 本発明は、このような、『一つの熱交換器(1)を通過
する被加熱回路(10)を高温給湯用回路と通常給湯の為
の通常給湯回路(11)とに分岐させ、高温給湯と通常給
湯の給湯温度を所定の設定温度に維持できるようにした
給湯装置』において、高温給湯用回路と通常給湯回路
(11)とを同時使用可能にするために、被加熱回路(1
0)の出口側の温度を高温給湯時の温度に維持した状態
で通常給湯回路(11)側の出湯温度を所定の設定温度に
維持できるようにし、加えて、高温給湯用回路からも通
常給湯回路(11)側の湯が取出せるようにすることをそ
の課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は
『熱交換器(1)の上流側と通常給湯回路(11)とを接
続するバイパス回路(13)と、このバイパス回路(13)
に挿入され且動作信号入力値に応じて開度変化する流量
制御弁(20)と、被加熱回路(10)の出口側を高温給湯
用の特定の温度に維持する熱量制御装置(3)と、通常
給湯回路(11)側の給湯温度を検知する給湯温度検知手
段(4)と、給湯温度検知手段(4)からの出力と給湯
設定温度とを比較し且前記流量制御弁(20)の必要開度
信号値を演算する比較演算装置(5)とを具備し、この
比較演算装置(5)の出力信号を前記流量制御弁(20)
の動作信号入力値として入力させ、通常給湯回路(11)
とバイパス回路(13)の合流点の下流側と、高温給湯用
回路とを仲介回路(17)を介して接続し、前記高温給湯
用回路を仲介回路(17)側にのみ連通させる回路状態と
被加熱回路(10)側にのみ連通させる回路状態とに切替
える回路切替え手段(60)を具備させ、この回路切替え
手段(60)に切替え操作手段(6)の出力を入力させる
ようにした』ことである。(第2図参照) [作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
被加熱回路(10)の出口側の湯温は、この被加熱回路
(10)からの湯量が変化したとしても、熱量制御装置
(3)の作用によって、常に高温給湯用の特定の温度に
維持されている。従って、高温給湯用回路が開放された
場合には、この被加熱回路(10)と直接連通する高温給
湯用回路からは、常に前記特定の高温度の湯が取出せる
こととなる。
又、通常給湯の場合には、通常給湯回路(11)側にはバ
イパス回路(13)が接続されていることから、この通常
給湯回路(11)側から取出せる湯は、特定の高温度に維
持された被加熱回路(10)からの湯とバイパス回路(1
3)からの水が混合されたものとなる。ところが、この
通常給湯回路(11)の湯温は給湯温度検知手段(4)に
よって検知され、この給湯温度検知手段(4)からの出
力信号値と給湯設定温度に対応する信号値とが比較演算
装置(5)によって比較されるとともに、被加熱回路
(10)からの高温度の湯に混入すべき水の割合が演算さ
れてこの比較演算値に対応する出力信号が流量制御弁
(20)に入力されて所定量の水が通常給湯回路(11)側
に流入し、通常給湯回路(11)側の出湯温度は給湯設定
温度に維持される。
また、切替え操作手段(6)の操作によって回路切替え
手段(60)が動作し、高温給湯用回路を被加熱回路(1
0)側と仲介回路(17)側に択一的に連通させ得るか
ら、高温給湯用回路が通常給湯回路(11)にのみ連通す
る回路状態と、高温給湯用回路が通常給湯回路(11)と
連通することなく直接被加熱回路(10)に連通する回路
状態とに、必要に応じて選定できることとなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
高温給湯中に同時に通常給湯が可能となる。
又、高温給湯中に通常給湯が開始されたとしても、通常
給湯回路(11)側からの出湯温度は所定の給湯温度に設
定されたものとなるから、高温度の湯がそのまま取出さ
れる危険もない。さらに、通常給湯開始と同時に所望の
設定温度の湯が取出せる。
切替え操作手段(6)の操作によって、高温給湯用回路
が通常給湯回路(11)にのみ連通する回路状態と、高温
給湯用回路が通常給湯回路(11)と連通することなく、
直接、被加熱回路(10)に連通する回路状態とに、必要
に応じて選定できるから、高温給湯要回路からも、通常
給湯温度に設定された湯が任意に取出せることができ
る。
従って、高温給湯用回路を浴槽(B)に接続される追い
焚き用の回路とした場合などに於いて、この追い焚き用
回路を利用して浴槽(B)に湯張りすることも可能とな
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第2図から第4図に基いて説明
する。第2図以下に示す実施例は、高温差し湯式の給湯
器として実施されたものである。
この給湯器では、被加熱回路(10)は、通常給湯回路
(11)と、高温給湯用回路として機能する浴槽回路(1
2)とに分岐されて、前記浴槽回路(12)が浴槽(B)
に接続され、この浴槽回路(12)から浴槽(B)に追い
焚き用の高温度の湯と湯張り用の通常給湯温度の湯とが
供給されるようになっている。
追い焚き時の高温給湯を実現するため、熱量制御装置
(3)が組み込まれており、この熱量制御装置(3)
は、被加熱回路(10)の出口側の温度を検知する加熱温
度検知手段(31)と、この加熱温度を設定するための加
熱温度設定器(32)と、前記加熱温度検知手段(31)と
加熱温度設定器(32)の出力を比較演算して所定の動作
出力信号を出力する比較演算装置(33)と、この比較演
算装置(33)からの出力に応じてガスバーナへの供給ガ
ス量を制御する比例制御弁(34)とから構成される。か
かる構成はこの技術分野において公知であり、当該構成
によって、被加熱回路(10)の出口側の温度は供給水量
変化や出湯量変化(以下湯量変化という)に拘らず設定
温度に維持される。
次に、通常給湯の給湯温度を任意の設定温度に維持する
ため、通常給湯回路(11)と熱交換器(1)の上流側と
を繋ぐバイパス回路(13)が設けられ、このバイパス回
路(13)に流量制御弁(20)が挿入されている。この流
量制御弁(20)はバイパス回路(13)と通常給湯回路
(11)との合流点の下流側に挿入された給湯温度検知手
段(4)の出力と、給湯温度設定器(51)からの出力と
を比較演算して流量制御弁(20)の開度を所定開度に維
持するための動作信号を出力する比較演算装置(5)の
出力信号が入力されるようになっており、これにより、
上記熱量制御装置(3)によって一定の高温度に維持さ
れた被加熱回路(10)からの湯にバイパス回路(13)か
らの水を混入させる。従って、通常給湯回路(11)側の
出湯温度は出湯量が変化しても、又、給湯温度設定器
(51)による設定温度が変化しても、この給湯温度設定
器(51)の設定温度に維持されることとなる。尚、この
給湯温度設定器(51)の設定温度は通常可変に構成さ
れ、操作部の操作により任意の温度に設定できるように
なっているが、加熱温度設定器(32)による設定温度は
予め特定の温度(例えば80℃〜90℃)に設定されてい
る。更に、通常給湯回路(11)における浴槽回路(12)
への分岐点からバイパス回路(13)との合流点迄の配管
回路には、第一逆止弁(C1)が挿入され、これにより、
バイパス回路(13)側の水が直接浴槽回路(12)側に混
入しないようにして、追い焚き時の給湯湯温の低下を防
止している。
以上の構成によって、この実施例の給湯器では追い焚き
と通常給湯とが同時に行えるものとなる。
次に、通常給湯時に浴槽回路(12)を利用して湯張りを
行えるようにするため、給湯温度検知手段(4)の下流
側と浴槽回路(12)とを仲介回路(17)によって接続
し、回路切替え手段(60)として、この仲介回路(17)
の回路に挿入した第一開閉弁(18)と、浴槽回路(12)
における仲介回路(17)の合流点の上流側に挿入した第
二開閉弁(19)との組み合せを採用し、この第一開閉弁
(18),第二開閉弁(19)を選択的に開弁させることに
より浴槽回路(12)の連通状態を選択できるようにして
ある。又、浴槽回路(12)から通常給湯回路(11)側へ
の湯の流れを防止するため、仲介回路(17)には第二逆
止弁(C2)を挿入してある。さらに、湯張りを自動化す
るために湯張り制御装置(7)が組み込まれ、この湯張
り制御装置(7)には、浴槽(B)の貯湯水位を検知す
る水位スイッチ(71)の出力と切替え操作手段(6)の
操作によって湯張り動作状態に設定されたときに開弁し
且浴槽(B)内が所定水位になったときに閉弁する湯張
り弁(72)が組み合され、前記湯張り弁(72)はバイパ
ス回路(13)と浴槽回路(12)との合流点の下流側の浴
槽回路(12)内に挿入されている。
従って、切替え操作手段(6)の操作によって給湯器を
湯張り動作状態にセットすると、第二開閉弁(19)が閉
弁されるとともに第一開閉弁(18)が開弁されて、同時
に湯張り弁(72)が開弁される。このとき、給湯温度設
定器(51)による設定温度を湯張りに適する温度に設定
しておく。すると、給湯温度設定器(51)によって湯張
り温度に設定された湯が、通常給湯回路(11)仲介回
路(17)浴槽回路(12)の経路で浴槽(B)に給湯さ
れ、所定温度の湯が浴槽(B)に貯留される。そして、
浴槽(B)内の貯湯量が設定湯量に成ると、水位スイッ
チ(71)がこれを検知して湯張り動作が停止せしめられ
る。
前記湯張り中に、通常給湯回路(11)による通常給湯が
開始されると、通常給湯回路(11)側の出湯温度は上記
湯張り温度に一致したものとなる。
尚、通常給湯動作が先行しているときに給湯温度設定器
(51)の設定をそのままにして湯張り動作をさせると、
場合によっては湯張り温度が高過ぎる事態も生じ得る
が、かかる不都合を防止するには、第3図のように、湯
張り制御装置(7)に湯張り温度設定装置(73)を組み
込むとともに、この湯張り温度設定装置(73)を比較演
算装置(5)と関連させ、さらに、湯張り動作時には、
この湯張り温度設定装置(73)からの出力信号を優先的
に比較演算装置(5)に入力させるようにしておけば良
い。
この湯張り温度設定装置を含めて上記各部の電気的関係
につき、第3図に基いて以下に詳述する。
比較演算装置(5)及び比較演算装置(33)はともに比
較すべき一対の出力信号を比較演算する比較器(8)と
その出力信号手段(81)とからなり、これらは出力装置
としての流量制御弁(20)又は比例制御弁(34)の動作
に応じて各別に設定され、上記各動作を行うべく所定の
信号が出力されるように各別に構成されている。
特に、比較演算装置(5)への温度設定信号は、切替え
出力スイッチ(R2)を介して入力されるようになってお
り、この切替え出力スイッチ(R2)は湯張り時において
動作状態となるリレー(R)の一方の出力接点としてあ
る。従って、切替え操作手段(6)が湯張り状態にセッ
トされると、前記リレー(R)が導通して切替え出力ス
イッチ(R2)は湯張り温度設定装置(73)としての固定
抵抗側の回路を接続し、比較演算装置(5)の比較器
(8)は、給湯温度検知手段(4)としてのサーミスタ
に印加される電圧と前記固定抵抗に印加される電圧とを
比較すべく動作し、給湯温度設定器(51)としての可変
抵抗側の回路が遮断される。これにより、湯張り時には
通常給湯回路(11)側の使用の如何にかかわらず湯張り
温度設定装置(73)によって設定された湯温が優先的に
供給されることとなり、既述の不都合(高温度の湯が湯
張りされる不都合)が防止される。前記湯張り温度は通
常40℃程度に設定されるから、湯張りと通常給湯とが同
時進行した場合においては、通常給湯の湯は前記温度に
維持されるものとなるが、実用上の不都合はない。
これとは逆に、通常給湯を湯張りに優先させることも可
能である。この場合には、第3図の水位スイッチ(71)
と直列に水流スイッチ(91)を挿入すれば良く、これに
より、湯張り中に通常給湯されると、湯張り温度が通常
給湯温度になる。この場合も実用上の問題はない。
尚、自動湯張りのため、この実施例では、切替え操作手
段(6)として切替えスイッチが採用され、このスイッ
チを湯張り側に操作したときに閉成される接点にリレー
(R)及び第一開閉弁(18)が並列に接続され、このリ
レー(R)の回路に水位スイッチ(71)が挿入されてい
る。又、他方の追い焚き側にセットしたときに閉成され
る接点には第二開閉弁(19)が接続されている。
これらとは別に設けられた湯張り弁(72)への回路に
は、リレー(R)の他方の常開出力接点(R1)が挿入さ
れ、前記リレー(R)の動作中のみ湯張り弁(72)が開
弁状態に維持されるようになっている。従って、切替え
操作手段(6)を湯張り状態にセットすると、第一開閉
弁(18)が開弁するとともに常開出力接点(R1)が閉成
して湯張り弁(72)が開弁し、湯張りが自動的に進行す
る。この時、既述の作用により、湯張り温度及び給湯温
度は湯張り温度設定装置(73)によって設定された温度
に維持される。そして、浴槽(B)内の貯湯湯量が設定
湯量になると水位スイッチ(71)が開成してリレー
(R)の動作が停止し、常開出力接点(R1)が開成状態
に復帰して湯張り弁(72)が閉弁し湯張り動作が自動的
に停止せしめられる。同時に、切替え出力スイッチ
(R2)も給湯温度設定器(51)側に閉成したものとな
り、湯温設定は通常給湯状態に復帰する。
又、切替え操作手段(6)を追い焚き状態にセットした
場合にも湯張り弁(72)を開弁させるため、切替え操作
手段(6)の追い焚き側の接点と湯張り弁(72)とが接
続されており、切替え操作手段(6)を追い焚き側にセ
ットすると、湯張り弁(72)と第二開閉弁(19)とが共
に導通状態となる。従って、水位スイッチ(71)の作動
状態の如何に拘らず、追い焚き時には浴槽回路(12)が
浴槽(B)迄連通することとなる。言い換えれば、切替
え操作手段(6)を追い焚き状態にセットすることによ
り、このセット状態の間だけ加熱温度設定器(32)によ
って設定された湯が浴槽回路(12)を介して浴槽(B)
に供給されることとなる。
尚、比較演算装置(33)の回路は電源スイッチ(D)の
投入によって常時動作状態に置かれるようになっている
から器具の運転中は給湯回路(10)の出口側の温度は常
に追い焚き温度に維持される。この追い焚き温度及び湯
張り温度は上記実施例のものでは一つの固定抵抗によっ
て設定されるものとなっているが、複数の固定抵抗を選
択的に接続するような方式や、小範囲で可変となった可
変抵抗を採用する方式等のように、所謂半固定式にして
もよい。
又、上記実施例の給湯回路では、湯張りと追い焚きの切
替えの為の切替え操作手段(6)として二つの開閉弁を
利用する構成を採用したが、これを一つの三方切替弁と
することも可能であることは言うまでもない。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
上記実施例のものでは、被加熱回路(10)の出口の温度
を設定温度に維持するため及び給湯温度を維持するため
に所謂フィードバック式の制御方式が採用されているだ
けであるが、第2図の想像線で示すように、被加熱回路
(10)とバイパス回路(13)との分岐点の上流側に水流
スイッチ(91)及び流量計(92)を挿入して、この出力
信号によってフィードフォアード制御をするようにして
もよい。
又、第4図に示すように、追い焚き状態にセットされた
場合に導通状態となる補助リレー(52)を設けるととも
に、給湯温度設定器(51)と並列接続される補助抵抗
(53)を設け、この補助抵抗(53)への回路に前記補助
リレー(52)の常開出力接点(54)、及び、通常給湯回
路(11)側の仲介回路(17)との分岐点より下流側に挿
入した水流スイッチ(55)を直列に挿入し、前記給湯温
度設定器(51)と補助抵抗(53)との合成抵抗に対応し
た電圧を比較演算装置(5)の比較器(8)の一方の入
力とするようにすれば、追い焚き状態にて通常給湯が開
始されたときに一時的に高温度の湯が通常給湯回路(1
1)側から出湯する不都合が防止される。
追い焚き状態では、通常給湯時の設定温度に対応する比
較器(8)への入力電圧が給湯温度設定器(51)のみに
印加される電圧よりも低くなり、その分、比較器(8)
からの出力が大きくなって、この状態における設定温度
は通常給湯状態の給湯温度設定器(51)にのみによる温
度設定よりも低いために設定されるからである。従っ
て、追い焚き中に通常給湯が開始されると、予め設定温
度よりも低い目に設定された状態から温度制御が進行す
るとともに、通常給湯が開始されると、水流スイッチ
(55)の作用によって補助抵抗(53)の回路が非導通状
態になり、既述の通常給湯制御状態に復帰する。このよ
うに、設定温度よりも低温側から設定温度に移行する制
御動作が進行することとなるから、通常給湯回路(11)
側の出湯温度が一時的に高くなる不都合が防止できるの
である。
尚、この変形例の場合に用いる流量制御弁(20)として
は、電磁力によって設定開度に維持する形式の電磁弁や
サーボモータ式の電動弁等が利用できる。
又、通常給湯に先行して追い焚きされた場合の上記不都
合を防止するための構成としては、流量制御弁(20)を
電磁力によって設定開度が変化する構成とするととも
に、この流量制御弁(20)として、非導通状態における
開度が全開状態となるような形式のものを採用し、さら
に、追い焚き状態においては比較演算装置(5)が非導
通状態となる構成が採用可能である。
この場合には、追い焚き中又はその後に通常給湯が開始
されるとき流量制御弁(20)はその開度が最大の状態か
ら制御状態に移行することとなり、通常給湯開始初期に
おる高温給湯が防止できる。
特に、この場合に、通常給湯停止状態においては必ず比
較演算装置(5)が非導通状態になるようにしておけ
ば、後沸き防止効果もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は改良例の説明図,第2図は本発明の実施例の説
明図,第3図はこれに用いる電気回路の説明図,第4図
は他の電気回路の要部の説明図,第5図は従来例の説明
図であり、図中, (1)……熱交換器 (3)……熱量制御装置 (10)……給湯回路 (4)……給湯温度検知手段 (11)……通常給湯回路 (5)……比較演算装置 (13)……バイパス回路 (17)……仲介回路 (20)……流量制御弁 (60)……回路切替え手段 (6)……切替え操作手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの熱交換器(1)を通過する被加熱回
    路(10)を高温給湯用回路と通常給湯の為の通常給湯回
    路(11)とに分岐させ、高温給湯と通常給湯の給湯温度
    を所定の設定温度に維持できるようにした給湯装置にお
    いて、熱交換器(1)の上流側と通常給湯回路(11)と
    を接続するバイパス回路(13)と、このバイパス回路
    (13)に挿入され且動作信号入力値に応じて開度変化す
    る流量制御弁(20)と、被加熱回路(10)の出口側を高
    温給湯用の特定の温度に維持する熱量制御装置(3)
    と、通常給湯回路(11)側の給湯温度を検知する給湯温
    度検知手段(4)と、給湯温度検知手段(4)からの出
    力と給湯設定温度とを比較し且前記流量制御弁(20)の
    必要開度信号値を演算する比較演算装置(5)とを具備
    し、この比較演算装置(5)の出力信号を前記流量制御
    弁(20)の動作信号入力値として入力させ、通常給湯回
    路(11)とバイパス回路(13)の合流点の下流側と、高
    温給湯用回路とを仲介回路(17)を介して接続し、前記
    高温給湯用回路を仲介回路(17)側にのみ連通させる回
    路状態と被加熱回路(10)側にのみ連通させる回路状態
    とに切替える回路切替え手段(60)を具備させ、この回
    路切替え手段(60)に切替え操作手段(6)の出力を入
    力させるようにした給湯装置。
  2. 【請求項2】高温給湯用回路を浴槽下部に接続した請求
    項1に記載の給湯装置。
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