JP4040212B2 - 給湯器付風呂装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽内の湯水の循環加熱機能と浴槽等への給湯機能とを備えた給湯器付風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の給湯器付風呂装置(以下「風呂装置」という)の概略を示すもので、風呂装置50は、給水管53からの水を給湯バーナ54を備えた給湯熱交換器55によって加熱し、出湯管56から湯として送り出す給湯回路51と、浴槽57の湯を循環ポンプ58によって往き配管59から風呂バーナ60を備えた風呂熱交換器61へ送って加熱し、戻り配管62から浴槽57に戻す循環加熱回路52とから構成され、給湯回路51の出湯管56を循環加熱回路52の往き配管59へ落とし込み管63で接続することで、出湯管56からの湯を浴槽57へも供給可能となっている。
一方、ガス管64は、給湯側と風呂側とに分岐され、給湯側の分岐管65には、給湯開閉弁67と比例弁68とが、風呂側の分岐管66には、風呂開閉弁69と風呂ガバナ70とが夫々設けられて、給湯燃焼室71と風呂燃焼室72とには、ファン73,74が夫々備えられている。75はコントローラ、76は給湯リモコン、77は風呂リモコンである。
よって、給湯回路51では、比例弁68による給湯バーナ54へのガス供給量の制御が単独で行われると共に、比例弁電流との関係で予め設定されたデータに従ってファン73による空気供給量の制御が実行される。一方、循環加熱回路52においては、風呂ガバナ70による風呂バーナ60への一定のガス供給量の制御と、ファン74による一定の空気供給量の制御とが実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記風呂装置50においては、給湯側の運転状態に拘わらず、風呂ガバナ70とファン74とによって一定の空燃比制御が可能となっている。しかし、風呂側単独で風呂ガバナ70とファン74とを設けていることで構造が複雑化し、コストがかかってしまう。
そこで、給湯燃焼室71と風呂燃焼室72とを連通させて両者に共通のファンを1つ設けると共に、比例弁をガス管の分岐前に1つ設けて、給湯側、風呂側共通の空燃比制御を行う構成も考えられる。この場合、構成が簡略化してコスト面で有利となるが、空燃比制御においては、単独燃焼時(給湯側のみ運転時)の比例弁の弁開度(電流値)のままで同時燃焼を行う際(風呂開閉弁69を開けた際)に、比例弁の圧力損失が大きくなるため、比例弁通過後の圧力が低くなり、図6に示すように、単独燃焼時(グラフa)と同時燃焼時(グラフb)とで各バーナへのガス供給量が減少してしまう。即ち、比例弁とファンとが共通の場合も、給湯側優先として、比例弁の通電量に対する空気供給量の関係で記憶させたデータに基づいて実行されるため、単独燃焼から同時燃焼へ移行した際に上述のように実際のガス供給量が例えば図6においてQ1 からQ2 に変化しても、比例弁の電流値が変化しないことから、電流値に基づく空気供給量Q0 は変化せず、結果空燃比が変動してしまうのである。
【0004】
そこで、請求項1に記載の発明は、比例弁やファンを共通にすることによる構成の簡略化、低コストの効果を維持しつつ、給湯側の単独燃焼時と風呂側を加えた同時燃焼時とに関係なく、常に適正な空燃比制御も実現可能とする給湯器付風呂装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前記データを、前記給湯バーナの単独燃焼時と、前記給湯バーナと風呂バーナの同時燃焼時と複数設定すると共に、両データ間に、前記単独燃焼時と同時燃焼時とで生じる前記給湯バーナへのガス供給量の相違に応じた差を設けて、前記燃焼検出手段により検出される燃焼状態に応じて前記データを選択することで、前記ファンにより一定の空燃比制御を可能とする一方、前記給湯バーナの単独燃焼時に前記風呂バーナを点火する際には、前記ファンによる空気供給量のみを一時的に減少させ、前記風呂バーナの燃焼検出後、通常の空燃比制御に復帰させるようにしたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、空燃比制御をより適正に行うために、ガス供給路における給湯バーナと風呂バーナとの分岐位置に圧力検出手段を設けて、前記圧力検出手段により得られるガス圧に基づいてファンによる空気供給量を補正するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯器付風呂装置(以下「風呂装置」という)の概略を示すもので、風呂装置1は、上水道からの水を加熱する給湯回路2と、給湯回路2に接続され、浴槽4内の湯水を循環加熱する循環加熱回路3とからなる。まず、給湯回路2は、上水道の水が供給される給水管5と、給水管5からの水を給湯燃焼室6内で給湯バーナ7,7・・で加熱する給湯熱交換器8と、給湯熱交換器8に接続される出湯管9とを有し、給水管5には、水量センサ10、入水温センサ11が、出湯管9には、出湯温センサ12,13が夫々設けられる。14は給湯栓、15はバイパス管である。一方、ガス管16には、上流側から元電磁弁17、比例弁18が夫々設けられ、比例弁18の下流側でガス管16は分岐管19,19・・に分岐して夫々給湯バーナ7へ接続され、各分岐管19には切替電磁弁20が設けられている。21,21・・はフレームロッド、22はイグナイタ、23は点火電極である。
【0007】
一方、循環加熱回路3は、バスアダプタ24を介して浴槽4に接続される往き配管25と、往き配管25からの湯水を風呂燃焼室26内で風呂バーナ27で加熱する風呂熱交換器28と、風呂熱交換器28からバスアダプタ24に接続される戻り配管29とを有し、往き配管25には、温度センサ30、循環ポンプ31、流水スイッチ32が、戻り配管29には、温度センサ33が夫々設けられる。又、風呂バーナ27へのガスの供給は、給湯回路2の最下流の分岐管19から分岐される分岐管34から行われ、分岐管34には、切替電磁弁35が設けられている。36はフレームロッド、37は点火電極である。
又、給湯回路2の出湯管9と循環加熱回路3の往き配管25とは、落とし込み管38で接続されており、落とし込み管38の給湯用電磁弁39の開閉によって、給湯回路2で加熱された湯を浴槽4へ供給可能となっている。落とし込み管38には水量センサ40、逆止弁41,41が設けられている。
そして、給湯側の給湯燃焼室6と風呂側の風呂燃焼室26とは連通路42で連通されて、ここでは給湯燃焼室6に、ファンモータ44を備えたファン43が設けられている。
【0008】
45はコントローラで、上記各センサやスイッチの検出信号が入力される他、後述する給湯制御、追い焚き制御において、元電磁弁17、切替電磁弁20,35、給湯用電磁弁39の開閉制御、比例弁18の開度制御、ファン43の回転数制御(ファンモータ44の回転数制御)等を行う。ファン43の回転数制御は、比例弁18の開度制御を行う比例弁電流に対応して予め記憶させたデータに従って制御されるが、ここでは図2の如く、給湯側単独燃焼時(パターンA)と風呂側との同時燃焼時(パターンB)とで回転数制御(空気供給量)に差を設けた複数のデータを有している。即ち、同じ比例弁電流でも、同時燃焼時は比例弁18の圧力損失によって実際に給湯側へ供給されるガス供給量が減少することから、この減少するガス供給量に合わせて空気供給量も少なくなるデータを予め準備したものである。
尚、コントローラ45には、給湯回路2側の運転状態を選択する給湯リモコン46と、循環加熱回路8側の運転状態を選択する風呂リモコン47とが夫々接続されている。
【0009】
以上の如く構成された風呂装置1の作動制御を、図3,4のフローチャートに従って説明する。まず図3は給湯回路2の給湯制御を示すもので、給湯リモコン46の給湯スイッチをONした状態で、S1で給湯栓14を開くと、給水管5内を水が流れ、S2の判別で所定の水量を水量センサ10が検出すると、S3では、風呂バーナ27のフレームロッド36で炎検出信号が得られるか否か、即ち風呂側との同時燃焼か否かが判別される。ここで炎検出信号が得られなければ、単独燃焼であるとして、S4では、ファン43を緩点火回転数で回転させると共に、比例弁18を緩点火電流でONさせ、元電磁弁17と切替電磁弁20とを夫々ONさせて、給湯バーナ7にガスを供給する。同時にイグナイタ22を動作させて点火電極23を連続放電させ、給湯バーナ7を点火させる。そして、S5の判別で、フレームロッド21で給湯バーナ7の炎検出信号が得られれば、S6でイグナイタ22をOFFさせる。
一方、S3の判別で風呂バーナ27の炎検出信号が得られれば、同時燃焼であるとして、S7で、風呂用に固定されていたファン43の回転数を緩点火回転数に変更すると共に、同じく風呂用に固定されていた比例弁18の電流を緩点火電流に変更し、切替電磁弁20を開弁させ、給湯バーナ7にガスを供給する。同時にイグナイタ22を動作させて給湯バーナ7を点火させる。そして、S8で給湯バーナ7の炎検出信号が確認されれば、S6でイグナイタ22をOFFさせる。
【0010】
尚、単独燃焼時においてS5で給湯バーナ7の燃焼が確認されなかった場合は、S9でファン43及び比例弁18をOFFさせると共に、元電磁弁17と切替電磁弁20、イグナイタ22を夫々OFFさせ、S10で給湯リモコン46においてエラー表示を点滅させる。一方、同時燃焼時においてS8で給湯バーナ7の燃焼が確認されなかった場合は、S11でファン43の回転数と比例弁18の電流とを夫々風呂用の固定値(以下夫々「風呂回転数」「風呂電流」という)に復帰させると共に、切替電磁弁20、イグナイタ22を夫々OFFさせて、S12で給湯リモコン46においてエラー表示を点滅させる。
【0011】
正常な燃焼が確認されると、給湯リモコン46で設定される設定温度に従って比例弁18によるガス量制御が行われ、同時に、比例弁18への比例弁電流に基づいて、ファン43の回転数が制御される空燃比制御が実行される。但しその前に、S13において風呂バーナ27の炎検出信号の有無の確認が行われ、ここで燃焼確認されない、即ち給湯側の単独燃焼であれば、S14においては、比例弁18によるガス量制御と共に、ファン43による空燃比制御を図2に示すパターンAで実行する。よって、単独燃焼の場合は、例えば比例弁電流IO に対して空気供給量Q1 が供給されることとなる。一方、ここで燃焼確認される、即ち風呂側との同時燃焼であれば、S15において、比例弁18によるガス量制御と共に、ファン43による空燃比制御を図2に示すパターンBで実行する。よって、同時燃焼の場合は、同じ比例弁電流IO に対して空気供給量Q2 が供給されることとなり、給湯側で減少するガス供給量を考慮した低い値で制御され、単独燃焼時と同じ空燃比が維持される。
尚、給湯側で加熱される湯を浴槽4に供給する場合は、給湯リモコン46又は風呂リモコン47の自動スイッチを押すと、給湯用電磁弁39が開くため、出湯管9の湯は落とし込み管38を介して循環加熱回路3の往き配管25から浴槽4に供給され、水量センサ40による検出水量が所定水量になれば、給湯用電磁弁39が閉弁して給湯側の燃焼が停止することになる。この場合は給湯バーナ7の単独燃焼であるから、ファン43による空燃比制御はパターンAで行われる。
【0012】
次に、図4は循環加熱回路3における追い焚き制御を示すもので、風呂リモコン47の追い焚きスイッチをONすると、S1で循環ポンプ31をONさせ、循環加熱回路3内での湯の循環を開始させる。この循環をS2において流水スイッチ32のONで確認すれば、S3で給湯側のフレームロッド21からの炎検出信号の有無を確認するが、流水スイッチがONしなければ、S4で循環ポンプ31をOFFさせ、S5でエラー表示を点滅させる。
そして、S3において炎検出信号が確認、即ち同時燃焼であれば、S6でファン43の回転数を一時的に低下させてガスの濃度を高くすると共に、切替電磁弁35をONさせて風呂バーナ27へガスを供給し、同時にイグナイタ22を作動させて風呂バーナ27を点火させる。S7でフレームロッド36により風呂バーナ27の炎検出信号が確認されれば、S8でイグナイタ22はOFFされる。一方、S3において給湯側の炎検出信号が確認されない、即ち単独燃焼であれば、S9において、風呂回転数でファン43を回転させると共に、イグナイタ22、元電磁弁17、切替電磁弁35、比例弁18(風呂電流)を夫々ONさせて風呂バーナ27を点火させ、S10で風呂バーナ27の炎検出信号が確認されれば、S8でイグナイタ22をOFFさせる。
【0013】
尚、同時燃焼のS7において風呂バーナ27の燃焼が確認されなければ、S11でファン43の回転数を給湯側で制御される回転数に復帰させると共に、イグナイタ22、切替電磁弁35を夫々OFFさせ、S12で風呂リモコン47においてエラー表示を点滅させる。同様に、単独燃焼のS10において風呂バーナ27の燃焼が確認されなければ、S13でファン43、イグナイタ22、元電磁弁17、切替電磁弁35、比例弁18を夫々OFFさせ、S14で風呂リモコン47においてエラー表示を点滅させることになる。
【0014】
そして、追い焚き制御においても、比例弁電流に対するファン43の回転数は単独燃焼時と同時燃焼時とで異なる制御がなされる。即ち、S15の判別で給湯側のフレームロッド21の炎検出信号を確認すると、同時燃焼であるとして、S16でファン43の回転数は給湯側の比例弁電流に対応してパターンBにより制御される。一方、フレームロッド21の炎検出信号が確認されなければ、単独燃焼であるとして、S17でファン43は風呂回転数で制御される。
その後、同時燃焼において、S18で温度センサ33によって湯の設定温度への到達が検出されると、S19で切替電磁弁35がOFFされ、循環ポンプ31が停止する。一方、単独燃焼において、S20で設定温度への到達が検出されると、S21では、切替電磁弁35と循環ポンプ31とのOFFに加えて、ファン43と比例弁18とがOFFされる。
【0015】
このように、上記形態によれば、給湯側の単独燃焼時と、給湯側と風呂側との同時燃焼時とで、同じ比例弁電流でも給湯側へのガス供給量が変動することを考慮して、予め単独燃焼時と同時燃焼時とで比例弁電流に対する関係の異なる2パターンのデータを用意し、検出される燃焼状態によって2パターンのデータを選択して使用するようにしたことで、単独燃焼か同時燃焼かに拘わらず、常に給湯側で一定の空燃比の設定が可能となり、燃焼性能への影響を防止できる。
又、ここでは、給湯側の燃焼中に風呂側を同時燃焼させる際、ファン43の回転数を一時的に低下させて風呂側のガスの濃度を高くしているから、風呂バーナ27の点火燃焼を確実に実行でき、点火不良等の不具合の発生を防止可能となる。勿論、この場合風呂バーナ27の燃焼確認後はファン43の回転数を給湯側に合わせているため、給湯側の燃焼性能に影響は生じない。
【0016】
尚、上記形態では、空燃比制御を、比例弁電流に対する空気供給量の予め設定されたデータのみに基づいて実行するものであるが、当該制御を実際の空燃比との差に基づいて補正するフィードバック制御を併用するのが望ましい。具体的には、図1に点線で示すように、比例弁18の下流で最も上流の分岐管19の分岐位置に圧力センサ48を設け、図3の給湯制御で説明したS14,S15の各パターンに基づく空燃比制御において、圧力センサ48で得られるガス圧に基づき、ファン43の回転数を更に補正する構成が考えられる。このようなフィードバック制御を取り入れることで、実際のガス供給量の変動に応じたより適正な空燃比制御が可能となる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、空燃比制御のデータを、給湯バーナの単独燃焼時と、風呂バーナとの同時燃焼時と複数設定すると共に、両データ間に、単独燃焼時と同時燃焼時とで生じる給湯バーナへのガス供給量の相違に応じた差を設けて、前記燃焼検出手段により検出される燃焼状態に応じてデータを選択するようにしたことで、単独燃焼か同時燃焼かに拘わらず、常に給湯側で一定の空燃比の設定が可能となり、燃焼性能への影響を防止できる。
特に、給湯バーナの燃焼中に風呂バーナを点火する際には、ファンによる空気供給量のみを一時的に減少させ、風呂バーナの燃焼検出後、通常の空燃比制御に復帰させるようにしたことで、風呂バーナの点火燃焼を確実に実行でき、点火不良等の不具合の発生を防止可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ガス供給路における給湯バーナと風呂バーナとの分岐位置に圧力検出手段を設けて、前記圧力検出手段により得られるガス圧に基づいてファンによる空気供給量を補正するようにしたことで、実際のガス供給量の変動に応じたより適正な空燃比制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器付風呂装置の概略図である。
【図2】比例弁電流と空気供給量との関係を示すグラフである。
【図3】給湯回路における給湯制御のフローチャートである。
【図4】循環加熱回路における追い焚き制御のフローチャートである。
【図5】従来の給湯器付風呂装置の概略図である。
【図6】ガス供給量と空気供給量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・給湯器付風呂装置、2・・給湯回路、3・・循環加熱回路、4・・浴槽、6・・給湯燃焼室、7・・給湯バーナ、8・・給湯熱交換器、18・・比例弁、19,34・・分岐管、26・・風呂燃焼室、27・・風呂バーナ、28・・風呂熱交換器、43・・ファン、45・・コントローラ。
Claims (2)
- 給水管からの水を給湯バーナを備えた給湯熱交換器で加熱し、出湯管から送り出す給湯回路と、浴槽内の湯水を往き配管から風呂バーナを備えた風呂熱交換器に送出して加熱させ、戻り配管から前記浴槽へ復帰させる循環加熱回路と、前記給湯バーナと風呂バーナとの燃焼を夫々検出する燃焼検出手段と、前記給湯バーナと風呂バーナへ分岐するガス供給路の前記分岐前に配置され、前記両バーナへのガス供給量を制御可能な比例弁と、前記風呂熱交換器の燃焼室と連通する前記給湯熱交換器の燃焼室へ配置したファンとを備え、前記ファンによる空気供給量の制御を、前記比例弁への通電量に応じて予め設定されたデータに基づいて行う給湯器付風呂装置であって、
前記データを、前記給湯バーナの単独燃焼時と、前記給湯バーナと風呂バーナの同時燃焼時と複数設定すると共に、両データ間に、前記単独燃焼時と同時燃焼時とで生じる前記給湯バーナへのガス供給量の相違に応じた差を設けて、前記燃焼検出手段により検出される燃焼状態に応じて前記データを選択することで、前記ファンにより一定の空燃比制御を可能とする一方、
前記給湯バーナの単独燃焼時に前記風呂バーナを点火する際には、前記ファンによる空気供給量のみを一時的に減少させ、前記風呂バーナの燃焼検出後、通常の空燃比制御に復帰させるようにしたことを特徴とする給湯器付風呂装置。 - ガス供給路における給湯バーナと風呂バーナとの分岐位置に圧力検出手段を設けて、前記圧力検出手段により得られるガス圧に基づいてファンによる空気供給量を補正する請求項1に記載の給湯器付風呂装置。
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