JPH0792409A - 光スキャナー - Google Patents

光スキャナー

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JPH0792409A
JPH0792409A JP23966593A JP23966593A JPH0792409A JP H0792409 A JPH0792409 A JP H0792409A JP 23966593 A JP23966593 A JP 23966593A JP 23966593 A JP23966593 A JP 23966593A JP H0792409 A JPH0792409 A JP H0792409A
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JP
Japan
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mass
optical scanner
spring
thickness
mass part
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JP23966593A
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English (en)
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Masahiro Fushimi
正弘 伏見
Takayuki Yagi
隆行 八木
Masatake Akaike
正剛 赤池
Hirotsugu Takagi
博嗣 高木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術では実現できなかった非常に小型で
高速動作が可能かつ構成が簡単で生産性の高い光スキャ
ナーを提供する。 【構成】 第1の質量部102と、第1の質量部102
の両側面の各中央部に突出した一対の第1のばね部10
3とで構成される第1の振動系と、第1の質量部102
の周りに空隙部107を介して環状に形成され、内側対
向面の各中央部にて前記第1のばね部103と結合され
た第2の質量部104と、第2の質量部104の外側対
向面にそれぞれ前記第1のばね部103と略同一直線上
になるように突出した一対の第2のばね部105とで構
成される第2の振動系と、前記第2の質量部104の周
りに空隙部107を介して形成され、内側対向面の各中
央部にて前記第2のばね部105と結合されたフレーム
106とから構成された定振動数型ダイナミックダンパ
ーとして作用する構造体を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型かつ高速駆動が可
能な光スキャナー(光走査装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンタ等に使用される
光スキャナーとしてポリゴンミラー(回転多面体)やガ
ルバノミラーが知られている。
【0003】また、特定周波数に対して動的にダンパー
として働く定振動数型ダイナミックダンパー構造が従来
より知られている。
【0004】図22は、この定振動数型ダイナミックダ
ンパーを説明するための図である。
【0005】定振動数型ダイナミックダンパーは、図2
2に示すように第1の質量部2201と第1のばね部2
202で構成される第1の振動系と、第2の質量部22
03と第2のばね部2204により構成される第2の振
動系とが結合したものであり、第2のばね部2204は
フレーム部2205に結合し固定されている。
【0006】二つの振動系によって決まるある特定の周
波数において矢印2206の方向に第2の質量部220
3に力が加わったとき、第2の質量部2203の矢印2
206の方向の回転はほとんど抑えられる。この時、第
1の質量部2201は第1のばね部2202のねじれを
介して矢印2206の方向に回転振動するものであり、
第1の質量部2201と第1のばね部2202とで構成
された振動系を定振動型ダイナミックダンパーと呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の光スキャナーで
あるポリゴンミラーやガルバノミラーにはそれぞれ以下
の問題点がある。
【0008】「ポリゴンミラーにおける問題点」 (1)ポリゴンミラーおいて、より高解像度で品質のよい
印字と高速印刷を達成するには、ポリゴンミラーの回転
をさらに高速にしなければならない。現在、ポリゴンミ
ラーには高速安定回転を維持するためにエアーベアリン
グ(空気軸)が使用されているが、今以上の高速回転を
得るのは困難になっている。 (2)大型モーターが必要であり機器の小型化の面で不利
である。 (3)構造が複雑であり、コストが高い。
【0009】「ガルバノミラーにおける問題点」 (1)慣性力が大きく高速動作が難しい。
【0010】本発明は、上記従来の光スキャナーの問題
点に鑑みてなされたものであって、定振動数型ダイナミ
ックダンパーを用いることにより、従来の光スキャナー
では実現できなかった非常に小型で高速動作が可能かつ
構成が簡単で生産性の高い光スキャナーを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく鋭
意研究を重ねたところ、一対の第1のばね部と第1の質
量部により構成され回転振動する第1の振動系および第
1の振動系に結合し第1の振動系を支持する一対の第2
のばね部と第2の質量部により構成され回転振動する第
2の振動系により構成し、第1の質量部に光反射部を設
けるとともに第1のばね部の厚みが第1の質量部および
第2の質量部の厚みより小さくすることにより大きな振
れ角と高い駆動周波数を実現し得るという知見を得た。
【0012】本構成に於いて、二つの振動系によって決
まるある特定の周波数ωで第2の振動系に回転力を与え
ると第1の振動系だけ回転振動し、第1の振動系は定振
動型ダイナミックダンパーとして作用する。このとき
の、第1の質量部の振幅は第1の質量部の慣性モーメン
トの第2の質量部の慣性モーメントに対する比と第1の
ばね定数の第2のばね定数に対する比を等しくしRとす
ると、この光スキャナーを高速でしかも大振幅で動作さ
せるためにはRの値が小さい方が望ましい。
【0013】また、高速動作可能な光スキャナーを実現
するためには、ミラーの小型化が必要である。光スキャ
ナーとして用いるためにはミラー面としてミリ、サブミ
リの大きさが必要であり、所望の走査角度を得るための
ミラーの振幅は数度以上となる。
【0014】これらのことを省みて鋭意検討した結果、
Rの値として実施的には0.05以下、望ましくは0.
02以下であることが必要であることが判明した。さら
に、第1の質量部を大きく変位させるには第1のばね定
数は小さくなければならない。したがって、小型で大変
位の光スキャナーを実現するためにはばね定数を小さく
するために第1のばね部の厚みを小さくすることが必要
であることが見い出せた。また、第2のばねについても
厚みを小さくすることで所望のばね定数を得易い。さら
に、2つの振動系の固有振動数はばね定数に敏感であ
り、第1の質量部を大変位させるにはばね部の精密加工
が必要であることが判明した。
【0015】本発明者の検討によれば、設計値に対する
周波数ずれは10%以下、望ましくは5%以下が必要で
あり、ばね部の厚み精度はμm程度が要求される。これ
を実現する手段として、ばね部の厚み制御が質量部の形
成方法と独立した方法でなされることであり、材質とし
てシリコン、水晶、感光性ガラスなどを用いた精密なエ
ッチング手法、ばね部の主材質を質量部の主材料と異な
らせる手段の適用が必要である。
【0016】さらに、第1の質量部の変位量をさらに大
きくさせる手段においては、高いQ値をもつ振動系とす
ることが必要であり、本発明の光スキャナーを減圧下に
封入することが有効である。またこのとき、陽極接合あ
るいは光陽極接合法を用いると精度良くかつ耐久性のあ
る封止が行える。
【0017】また、第1の質量部の重心と第1のばね部
の位置が略等しくなるように構造を形成することによ
り、外部振動や重力による回転振動以外の振動を小さく
抑制することができる。また、第1の質量部の回転中心
と反射部の位置が略等しくなるように構造を形成するこ
とにより、回転中心と光の反射面のずれを小さくし、よ
り精度の高い光スキャンニングが可能となる。
【0018】上述の知見に基づいた本発明は、次のとお
りのものである。すなわち、定振動数型ダイナミックダ
ンパー構造の光スキャナーであって、第1の質量部と、
前記第1の質量部を囲む第2の質量部と、前記第2の質
量部を囲むフレームと、前記第1の質量部と前記第2の
質量部との間に設けられ、前記第1の質量部を前記第2
の質量部に対して回動可能に支持する1対の第1のばね
部と、前記第2の質量部と前記フレームとの間に設けら
れ、前記第2の質量部を前記フレームに対して回動可能
に支持する1対の第2のばね部と、前記第2の質量部に
回転振動力を与えるための駆動手段と、前記第1の質量
部に形成された光反射部とを備え、前記第1のばね部の
厚みが前記第1の質量部および第2の質量部の厚みより
小さいことを特徴とする。
【0019】前記光スキャナーにおいて、前記第2のば
ね部が前記第1の質量部および第2の質量部の厚みより
小さいものや、また、このような光スキャナーにおい
て、前記第1のばね部の厚みが前記第2のばね部の厚み
より小さいものでもよく、前記いづれかの光スキャナー
は、第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2
のばね部において少なくとも一部が基体のエッチングに
より一体成形されているものであり、前記基体がシリコ
ンであるものや、また、前記基体が感光性ガラスである
ものでもよい。
【0020】さらに、前記いづれかの光スキャナーは、
前記第1の質量部、第2の質量部が少なくとも二つ以上
の材料により構成されているものや、前記第1のばね部
および第2のばね部の少なくとも一方が第1の質量部と
第2の質量部の主構成材料と異なる材料で形成されてい
るものや、前記第1の質量部の重心と第1のばね部の位
置が略等しいものや、前記第1の質量部の回転中心と前
記光反射部の位置が略等しいものや、前記の少なくとも
第1のばね部と第2のばね部の一部が同一材料により一
体成形されているものや、前記第2の質量部に与える回
転振動力が静電力により与えられるものや、前記第2の
質量部に与える回転振動力が電磁力により与えられるも
のでもよい。 上述のいずれかの光スキャナーは、前記
第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のば
ね部により構成される部分が減圧容器内に減圧封止され
ていることを特徴とするものや、上記のような第1の質
量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のばね部によ
り構成される部分の減圧封止がフレームと真空容器との
間で行われているもので、前記フレームと減圧容器の接
合は陽極接合法または光陽極接合法のいずれか一方を用
いたことを特徴するものや、前記第1の質量部、第1の
ばね部、第2の質量部、第2のばね部により構成される
部分の減圧封止がフレームを固定する減圧容器構成部と
もう一つの減圧容器構成部との間で行われていることを
特徴とするものでもよく、上記のような光スキャナーの
いずれかにおいて、前記減圧容器の主構成材料がガラス
であることを特徴とする。
【0021】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、駆動手段
により第1および第2の振動系によって決まるある特定
の周波数ωで第2の質量部に回転振動力を与えると、第
1の質量部だけ回転振動し、第1の振動系は定振動型ダ
イナミックダンパーとして作用する。このとき、前記第
1のばね部の厚みが前記第1の質量部および第2の質量
部の厚みより小さいことにより、第1の質量部は高速で
しかも大振幅で動作する。
【0022】さらに、エッチング法による精密加工によ
って、第1のばね部、第2のばね部を形成することによ
り、ばね部の厚みが高精度に制御可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】(第1の実施例)図1は本発明の光スキャ
ナーの第1の実施例の特徴部である定振動型ダイナミッ
クダンパーとして作用する構造体を説明するための斜視
図である。
【0025】本実施例の光スキャナーは、図1に示すシ
リコン単結晶基板101から後述する作製方法によって
形成されたものである。定振動数型ダイナミックダンパ
ーとして作用する構造体は、図1に示すように第1の質
量部102と、該第1の質量部102の両側面の各中央
部に突出した一対の第1のばね部103とで構成される
第1の振動系と、第1の質量部102の周りに空隙部1
07を介して環状に形成され、内側対向面の各中央部に
て前記第1のばね部103と結合された第2の質量部1
04と、該第2の質量部104の外側対向面にそれぞれ
前記第1のばね部103と略同一直線上になるように突
出した一対の第2のばね部105とで構成される第2の
振動系と、前記第2の質量部104の周りに空隙部10
7を介して環状に形成され、内側対向面の各中央部にて
前記第2のばね部105と結合されたフレーム106と
から構成されている。
【0026】本発明の特徴として、第1の質量部102
の上面には光反射部(不図示)が設けられており、第1
のばね部103の厚みは、第1の質量部102および第
2の質量部104の厚みより小さく精密加工されてい
る。この事により、スキャニングの際、大きな振れ角と
高い駆動周波数が実現する。
【0027】前記第2の質量部104の、ガラス部10
8側の面には、不図示の駆動用電極部が配設されてい
る。図1において、上記構造体が形成されたシリコン単
結晶基板101とガラス部108とは離間している状態
を示しているが、実際には接合部109により接合して
いる。そして、ガラス部108に電極部112が配設さ
れた凹部が形成されることにより、この凹部は第2の質
量部104と電極部112との間に一定電圧の交流を印
加するための電圧印加用空隙部111となっている。ま
た、電圧印加用空隙部111には、光反射部となる第1
の質量部102の回転駆動を妨げないようにする駆動用
空隙部110が形成されている。さらに、ガラス部10
8の一端面には、電圧印加用空隙部111の電極部11
2を引き出した電極引き出し部113と、ガラス部10
8とシリコン単結晶基板101との接合の際に第2の質
量部104の駆動用電極部(不図示)と接触するコンタ
クト部114とが配設され、前記電極引き出し部113
およびコンタクト部114を露出する為にシリコン単結
晶基板101には電極引き出し用空隙部115が形成さ
れている。
【0028】上記の構成において、電極引き出し部11
3により電極部112と第2の質量部104に形成され
た駆動用電極部(不図示)との間に、前記第1および第
2の振動系によって決まる所定周波数において一定電圧
の交流を印加することにより、第1の質量部102は矢
印アの方向に回転振動する。このとき、第1の質量部1
02上に形成された光反射部(不図示)にて光を反射さ
せることにより一定振幅の光のスキャンニングが可能と
なる。
【0029】なお、本実施例において、第1の質量部1
02のサイズは長さ1.5mm、幅0.2mm、厚み
0.5mm、第1のばね部103のサイズは長さ420
μm、幅10μm、厚み10μm、第2の質量部104
の厚みは0.5mm、第2のばね部105のサイズは長
さ4.18mm、幅0.05mmであり、駆動周波数を
1.0kHzとし、入力電圧は100Vとして駆動させ
たところ±5.8°の角度で第1の質量部102は矢印
アの方向に回転振動した。
【0030】また、第1の質量部102、第1のばね部
103、第2の質量部104、第2のばね部105、お
よびフレーム106は、500μm厚のシリコン単結晶
基板101からエッチングによって一体的に形成してい
る。
【0031】次に、上記の光スキャナーの作製方法につ
いて、図2を参照して詳細に説明する。
【0032】図2は、図1のA−A’線断面における、
本発明の光スキャナーの第1の実施例の作製工程を説明
するための図である。図2において、符号201は窒化
シリコン膜、符号202はエッチングで形成した空隙
部、符号203は光反射部、符号205は第1のガラス
部、206は第2のガラス部である。
【0033】まず、図2(a)に示すように、シリコン
単結晶基板101に、ジクロロシランおよびアンモニア
ガスを原料としたLPCVD成膜法を用いて窒化シリコ
ン膜204を0.2μmの厚さに堆積させた。なお、こ
のときシリコン単結晶基板101としては(100)n
型基板を用いた。
【0034】次に、マスクアライナー装置を用いたフォ
トリソグラフィ法により第1の質量部102、第1のば
ね部103、第2の質量部104、第2のばね部10
5、フレーム106を形成するためのエッチング部の窒
化シリコン層201を基板片面から除去する。なお、窒
化シリコン層201の除去は四フッ化炭素を用いた反応
性イオンエッチングにより行った。この基板を約110
℃に加熱した水酸化カリウム水溶液で所望時間エッチン
グを行い、図2(b)に示す状態を得た。
【0035】次に、図2(c)に示すように、四フッ化
炭素を用いた反応性イオンエッチング法により窒化シリ
コン層201を除去した後、光反射部203および駆動
用電極(不図示)をアルミニウムの蒸着により形成し
た。次に、四フッ化炭素を用いた反応性イオンエッチン
グ法により空隙部107および電極引き出し用空隙部1
15を形成した。
【0036】ここで、図1に示したガラス部108の形
成方法について図2(d)を用いて説明する。
【0037】第1のガラス部205としては0.5mm
厚のパイレックスガラスを用いた。超音波ドリルにより
第1のガラス部205に駆動用空隙部110を形成した
後、アルゴンガスを用いたイオンミリング法により電圧
印加用空隙部111を5μm深さに形成した。次に、第
1のガラス部205と1mm厚の第2のガラス部206
を熱的に融着させてガラス部108を形成した。次に、
電極用のレジストパターニングを行った後、蒸着法およ
びリフトオフ法を用いてアルミニウム膜を所望のパター
ンに形成し、図1に示したような電極部112、電極引
き出し部113、およびコンタクト部114とした。
【0038】最後に、第1および第2の振動系からなる
構造体を形成したシリコン単結晶基板101、ガラス部
108、および駆動用空隙部110を形成したガラス基
板108を真空中で陽極接合して減圧容器として図2
(d)に示す光スキャナーを作製した。
【0039】なお、陽極接合は400℃においては、直
流電圧200Vを上下のガラス基板108とシリコン単
結晶基板101の間に各々10分間づつ印加することに
より行った。また、最初に行う陽極接合時に約5W/c
2 のエネルギーの炭酸ガスレーザー光をシリコン単結
晶基板101側から接合部109に照射する光陽極接合
方法によりヒーター加熱なしで接合することが出来た。
さらに、陽極接合時において電圧印加を二つのガラス基
板108とシリコン単結晶基板101の間で同時に行う
ことも可能であった。これらを実施した場合には、シリ
コン単結晶基板101にかかる熱応力の影響が小さくな
ったことが原因と思われる歩留まりの向上が見られた。
【0040】次に、本実施例の光スキャナーを利用した
レーザービームプリンタを図3を用いて説明する。
【0041】図3は本発明の光スキャナーの第1の実施
例をレーザープリンターに適用した場合のシステム図で
ある。
【0042】図3に示すように、レーザービームプリン
ター内の、半導体レーザー305、コリメータレンズ3
04、結像レンズ302および感光ドラム303の光学
系において、従来より光スキャナーとして使用していた
ポリゴンミラーに代えて、本実施例の光スキャナー30
1を適用し駆動させたところ良好に印字することができ
た。
【0043】なお、ばね部の厚みをより正確に制御する
ために電解エッチングストップ法の適用も可能である。
(100)P型シリコン基板に10μmのn型シリコン
層をイオン注入および熱処理により形成し、30%水酸
化カリウム水溶液、80℃においてn型シリコン層に約
1Vの直流電圧を印加しながらエッチングを行ったとこ
ろ、0.1μm以下の膜厚分布でばね部の厚みを調整す
ることが可能であった。また、電解エッチング法におい
ては、エッチング温度の分布の影響、エッチング溶液の
使用時間による影響を抑えることができエッチングプロ
セスの条件管理が容易になるという効果がある。
【0044】さらに、本実施例では、異方性エッチング
のエッチング溶液として水酸化カリウム水溶液を用いた
が、ヒドラジン、アンモニア、テトラメチルアンモニウ
ムオキサイド等のシリコンの異方性エッチングを示すエ
ッチング液を用いることができる。また、(110)シ
リコン基板を用いて構造体を形成することも可能であ
る。
【0045】また、本実施例で説明した光スキャナーを
駆動させるための回路部をCMOS構成としてシリコン
単結晶基板101内に回路を形成することも可能であ
る。この場合には、回路構成部の小型化によるシステム
のさらなる小型化が可能である。
【0046】(第2の実施例)図4は本発明の光スキャ
ナーの第2の実施例の特徴部である定振動型ダイナミッ
クダンパーとして作用する構造体を説明するための上面
図、図5は本発明の光スキャナーの第2の実施例の縦断
面図である。
【0047】本実施例の、定振動数型ダイナミックダン
パーとして作用する構造体は、図4に示すように、光反
射部が形成される第1の質量部402と、該第1の質量
部402の両側面の各中央部に突出した一対の第1のば
ね部403とで構成される第1の振動系と、第1の質量
部402の周りに所定幅の空隙部407を介して形成さ
れ、内側対向面の各中央部にて前記第1のばね部403
と結合された第2の質量部404と、該第2の質量部4
04の外側対向面にそれぞれ前記第1のばね部403と
略同一直線上になるように突出した一対の第2のばね部
405とで構成される第2の振動系と、前記第2の質量
部404の周りに空隙部107を介して矩形の枠状に形
成され、内側対向角にて前記第2のばね部405と結合
されたフレーム406とから構成されている。
【0048】上記構造体は、図5に示すようにシリコン
単結晶基板501からフォトロソグラフィー法により形
成されている。シリコン単結晶基板501の上下にガラ
ス部502が真空中で陽極接合されることにより、減圧
容器として光スキャナーが形成されている。
【0049】本発明の特徴として、第1のばね部403
の厚みは、第1の質量部402および第2の質量部40
4の厚みより小さく精密加工されている。また本実施例
では、第1のばね部403の厚みと第2のばね部405
の厚みが同じに形成してある。なお、作製は第1の実施
例と同様に行った。
【0050】また、本実施例においては、第1の質量部
402のサイズは長さ3mm、幅2mm、厚み0.5m
m、第1のばね部403のサイズは長さ2mm、幅10
μm、厚み50μm、第2の質量部404の厚みは0.
5mm、第2のばね部405のサイズは長さ40μm、
幅40μm、厚み50μmとした。
【0051】本実施例の構成において、駆動周波数を
0.8kHzとし、入力電圧は100Vとして一定電圧
の交流を印加して第1の実施例と同様に駆動させたとこ
ろ±15°の角度で第1の質量部402は駆動し、良好
な光のスキャンニングが行えた。
【0052】本実施例においては、第2のばね部405
厚みを第1の質量部402および第2の質量部404の
厚みより小さくすることにより光スキャナーの小型化が
可能である。また、本実施例の形状に於いては、第2の
質量部404の端部が回転中心から離れた構造とするこ
とで高い駆動力を得ることが可能である。
【0053】(第3の実施例)図6は本発明の光スキャ
ナーの第3の実施例の特徴部である定振動型ダイナミッ
クダンパーとして作用する構造体の斜視図である。
【0054】本実施例の光スキャナーは、図6に示すシ
リコン単結晶基板601から後述する作製方法よって形
成されたものである。定振動数型ダイナミックダンパー
として作用する構造体は、図6に示すように光反射部
(不図示)が形成された第1の質量部602と、該第1
の質量部602の両側面の各中央部に突出した一対の第
1のばね部603とで構成される第1の振動系と、第1
の質量部602の周りに空隙部607を介して環状に形
成され、内側対向面の各中央部にて前記第1のばね部6
03と結合された第2の質量部604と、該第2の質量
部604の外側対向面にそれぞれ前記第1のばね部60
3と略同一直線上になるように突出した一対の第2のば
ね部605とで構成される第2の振動系と、前記第2の
質量部604の周りに空隙部607を介して環状に形成
され、内側対向面の各中央部にて前記第2のばね部60
5と結合されたフレーム606とから構成されている。
【0055】本発明の特徴として、上記の第1のばね部
103の厚みは、第1の質量部102および第2の質量
部104の厚みより小さく精密加工されている。また本
実施例では、第1のばね部603と第2のばね部605
が各々異なる厚みで形成してある。
【0056】ここで、第3の実施例の作製方法を図7を
参照して説明する。
【0057】図7は本発明の光スキャナーの第3の実施
例の作製工程を説明するための図である。図7におい
て、符号701はn型シリコン層、符号702は窒化シ
リコン層、符号703はエッチング除去して形成した空
隙部、符号704はドライエッチングにより形成した空
隙部、符号705は光反射部、符号706は電極引き出
し部、符号707,708はガラス基板である。
【0058】まず、図7(a)に示すように、シリコン
単結晶基板601にP型(100)基板を用い、イオン
注入および熱処理により10μmのn型シリコン層70
1を形成した。次に、図7(b)に示すように、ジクロ
ロシランおよびアンモニアガスを原料としたLPCVD
成膜法を用いて窒化シリコン膜702を0.3μmの厚
さに堆積させた。次に、30%水酸化カリウム水溶液、
80℃においてn型層に約1Vの直流電圧を印加しなが
ら片面よりエッチングを行い図7(c)の様に形成し
た。次に、四フッ化炭素を用いた反応性イオンエッチン
グ法により第1のばね部603を5μmの厚みに除去し
図7(d)に示す構造体を形成し、以下第1の実施例と
同様の方法を用いて、アルミニウムで光反射部705、
駆動用電極引き出し部706を形成し、2枚のガラス部
707,708により減圧封止を行った。
【0059】本実施例においては、第1の実施例と同様
に、電解エッチング法を用いることにより、0.1μm
以下の膜厚分布でばね部の厚みを調整することが可能で
あった。また同時に、電解エッチング法においては、エ
ッチング温度の分布の影響、エッチング溶液の使用時間
による影響を抑えることができエッチングプロセスの条
件管理が容易になるという効果もある。
【0060】さらに、本実施例において、電解エッチン
グの際のエッチング溶液として水酸化カリウム水溶液を
用いたが、テトラメチルアンモニウムオキサイド等他の
シリコンのエッチング液を用いることもできる。また、
(110)シリコン基板等他の結晶方位のシリコン基板
を用いて構造体を形成することも可能である。
【0061】また、本実施例の光スキャナーの作製方法
において、図7(b)に示した空隙部703を形成する
前に第1のばね部603と第2のばね部605の厚みの
差分だけ予めエッチングする方法の適用が可能である。
また、第2の質量部607を駆動するための駆動用電極
部(不図示)、電極引き出し部706、コンタクト部
(不図示)等の導電部をシリコン基板にリン、ヒ素、ボ
ロン等のイオンをイオン注入することにより抵抗値を部
分的に下げて形成することも可能である。
【0062】本実施例においては、第1の質量部602
のサイズは長さ3mm、幅1.5mm、厚み0.5m
m、第1のばね部603のサイズは長さ100μm、幅
10μm、厚み5μm、第2の質量部604の厚みは
0.5mm、第2のばね部605のサイズは長さ200
μm、幅50μm、厚み10μmとした。
【0063】本実施例の構成において、駆動周波数を
1.5kHzとし、入力電圧は100Vとして一定電圧
の交流を印加したところ±18°の角度範囲で第1の質
量部602は回転振動し、良好な光のスキャンニングが
行えた。
【0064】本実施例においては、第1のばね部603
と第2のばね部605は第1の質量部602と第2の質
量部604の厚みより小さく、かつ、第1のばね部60
3は第2のばね部605よりも小さい厚みを有してい
る。このため、光スキャナーの小型化が可能になるとと
もに、システムに合わせた設計の自由度が向上する効果
がある。
【0065】(第4の実施例)図8は本発明の光スキャ
ナーの第4の実施例の特徴部である定振動型ダイナミッ
クダンパーとして作用する構造体の斜視図である。
【0066】本実施例においても、図8に示すようにシ
リコン単結晶基板801より後述の作製方法を用いて、
第1の質量部802、第1のばね部803、第2の質量
部804、第2のばね部805、フレーム806、空隙
部807を一体形成した構造体を、第1の実施例と同様
に2枚のガラス基板により減圧封止して光スキャナーを
形成した。
【0067】ここで、図8に示した構造体の作製方法に
ついて、図9乃至図11を参照して詳細に説明する。
【0068】図9は図8のA−A’線断面における、構
造体の作製工程を説明するための図、図10は異方性エ
ッチングの様子を示す図、図11は異方性エッチング用
補正マスクのパターン図である。図9乃至図11におい
て、符号901はシリコン単結晶基板、符号902は窒
化シリコン膜、符号903は光反射部、符号904およ
び905は電極引き出し部、符号906はエッチングで
形成した空隙部、符号907はコンタクト部、符号10
01はマスク部、符号1002はエッチング部、符号1
003はシリコンの(111)結晶面、符号1004は
垂直面、符号1101はエッチングマスク部、符号11
02はエッチング部である。
【0069】まず、図9(a)に示すように、シリコン
単結晶基板901に、ジクロロシランおよびアンモニア
ガスを原料としたLPCVD成膜法を用いて窒化シリコ
ン膜902を0.2μmの厚さに堆積させた。このとき
シリコン単結晶基板901としては(100)n型基板
を用いた。
【0070】次に、光反射部903と、第2の質量部8
04を駆動するための駆動用電極部(不図示)および電
極引き出し部904,905を、0.01μm厚の下地
層としてクロムを0.15μmの厚みに金を連続蒸着し
て形成し、図9(b)の状態とした。
【0071】次いで、空隙部807の部分のシリコン単
結晶基板901を六フッ化硫黄を用いた反応性イオンエ
ッチング法により30μmの深さまでエッチングした。
次に、基板両面において第1の質量部802、第1のば
ね部803、第2の質量部804、第2のばね部80
5、フレーム806を形成するためのエッチング部の窒
化シリコン膜902を除去する。なお、窒化シリコン膜
902の除去は四フッ化炭素を用いた反応性イオンエッ
チング法により行った。この基板を約104℃に加熱し
た水酸化カリウム水溶液で所望時間エッチングを行い、
図8(c)に示す状態を得た。
【0072】最後に、駆動用電極の引き出し部904と
フレーム806側の引き出し電極部905を第2のばね
部805で電気的に接続するためのコンタクト部906
をアルミニウムをマスク蒸着することにより形成した。
【0073】ここで、図10および図11を参照し、
(100)シリコン基板を用いた場合の異方性エッチン
グの方法についてさらに説明する。
【0074】図10において、(a)はエッチング開始
前、(b)および(c)はエッチング途中、(d)はエ
ッチング終了後の断面の様子を示す。
【0075】エッチング途中の(b)、(c)ではエッ
チング部1002と(111)面1003が現れてお
り、(c)で基板が貫通した後は横方向にエッチングが
進行し(111)面1003が消失して垂直面1004
が形成される。また、図11は、コーナー部において起
こる過剰エッチングよりコーナー形状が不良になること
を防ぐための補正パターン形状を示しており、マスク部
1101の形状を過剰エッチング量を見込んでコーナー
部を突き出した形にした。
【0076】本実施例においては、第1の質量部802
のサイズは長さ2mm、幅1.8mm、厚み0.3m
m、第1のばね部803のサイズは長さ1.2mm、幅
10μm、厚み10μm、第2の質量部804の厚みは
0.3mm、第2のばね部805のサイズは長さ300
μm、幅50μm、厚み10μmとした。
【0077】本実施例の構成において、駆動周波数を
2.2kHzとし、入力電圧は100Vとして一定電圧
の交流を印加したところ±15°の角度で第1の質量部
802は回転振動し、良好な光のスキャンニングが行え
た。
【0078】本実施例の構造において、シリコン単結晶
基板801からなる構造体はほぼ対称な構造をし、かつ
回転中心と二つのばね部がほぼ同じ位置に形成される
為、振動に伴う梁のたわみ等の回転運動以外の影響を小
さくできるという効果がある。
【0079】また、本実施例においては、図8に示した
ように第1のばね部803と第2のばね部805の長さ
に比べ相対的に第2の質量部804に形成した駆動電極
部の面積を大きくすることが可能であり小型化に適して
いる。また、駆動用電極を基板の両面に形成することに
より駆動電極の面積をより大きくし、より小さな電圧で
駆動させることも可能である。
【0080】なお、本実施例においても、第1乃至第3
の実施例で示したように第1のばね部802と第2のば
ね部804の厚みを変えることにより所望の特性・大き
さにすることが可能である。
【0081】また、本実施例の光スキャナーは等価な2
枚のシリコン基板の結合によっても形成することが可能
である。以下にこの方法について説明する。
【0082】第1乃至第3の実施例と同様の方法によ
り、2枚のシリコン単結晶基板をエッチング加工する。
次に、熱酸化により片方のシリコン表面に酸化膜を0.
5μm形成した後、陽極接合法により2枚のシリコン結
晶基板を接合させる。次いで、減圧封止を行うことによ
り同様に光スキャナーを形成することが可能である。
【0083】なお、本実施例において第1の質量部80
2、第1のばね部803、第2の質量部804、第2の
ばね部805を形成するシリコン単結晶基板801に低
抵抗基板をもちいることにより基板全体を電極部とし
て、第2の質量部804と対抗する電極との間に電圧を
印加させて駆動させることも可能である。この場合に
は、コンタクト部907の形成が不要であり、プロセス
の簡略化が図れる。なおこのとき、シリコン基板の抵抗
率としては100kΩ・cm以下であることが必要であ
り、望ましくは1Ω・cm以下である。
【0084】(第5の実施例)図12は本発明の光スキ
ャナーの第5の実施例の特徴部である定振動数型ダイナ
ミックダンパーとして作用する構造体を示す上面図であ
る。
【0085】本実施例においても、図8に示すような第
1の質量部1202、第1のばね部1203、第2の質
量部1204、第2のばね部1205、フレーム120
6、空隙部1207を一体形成した構造体を、第1の実
施例と同様に2枚のガラス基板により減圧封止して光ス
キャナーを形成した。
【0086】次に、上記の構造体の作製方法について図
13を参照して説明する。
【0087】図13は図12に示した構造体の作製工程
を説明するための図である。図13において、符号13
01は第2のシリコン単結晶基板、符号1302は窒化
シリコン層、符号1303はエッチングにより形成した
空隙部、符号1304は光反射部、符号1305は第1
の単結晶シリコン基板、符号1306は接続層である。
【0088】本実施例においては、第1乃至第3の実施
例と同様の方法により、第1のシリコン単結晶基板13
05はエッチング加工し図13(d)の形状にする。な
おこのとき、駆動用電極(不図示)および電極引き出し
部(不図示)の形成は第4の実施例と同様の方法を用い
て第1のシリコン単結晶基板1305のエッチング前に
形成し、コンタクト部(不図示)はアルミニウムの蒸着
により第1のシリコン単結晶基板1305のエッチング
後に形成した。
【0089】次に、第2のシリコン基板1301の加工
方法を図13を用いて説明する。
【0090】第1の実施例と同様の方法により窒化シリ
コン膜1302を形成し、エッチングにより図13
(b)の状態とする。次に、光反射部としてアルミニウ
ムを蒸着して図13(c)の状態を形成する。ここで、
第2のシリコン基板1301の片面に接続層1306と
して酸化シリコンをスパッタリング法により0.5μm
堆積させる。これをパターニングした後、第1のシリコ
ン基板1305との間で陽極接合して図13(d)とし
た。ついで、反応性イオンエッチングにより第2の単結
晶シリコン基板1301の一部を除去して図13(e)
の状態を得た。最後に、第1の実施例と同様な方法によ
り減圧封止を行い光スキャナーを形成した。
【0091】なお、2枚の基板の接続は、フリントガラ
スを用いた溶融法やエポキシ系接着剤を用いる方法、熱
酸化により片方のシリコン表面に酸化膜を形成した後、
陽極接合法を行う方法などの適用が可能である。
【0092】なお、本実施例において、第1の質量部1
202のサイズは長さ4mm、幅1mm、厚み0.6m
m、第1のばね部1203のサイズは長さ1.5mm、
幅20μm、厚み25μm、第2の質量部1204の厚
みは0.6mm、第2のばね部1205のサイズは長さ
30μm、幅20μm、厚み25μmであり、駆動周波
数を2.2kHzとし、入力電圧は100Vとして駆動
させたところ±15°の角度で第1の質量部1202は
駆動した。
【0093】本実施例の構造において、シリコン構造体
は対称に近い構造を有し、かつ回転中心と第1のばね部
1203がほぼ同じ位置に形成される為、振動に伴う梁
のたわみ等の回転運動以外の影響を小さくできるという
効果がある。
【0094】なお、本実施例において、回転中心と第1
のばね部1203がほぼ一致する方法としてシリコンの
質量部を付加させる方法を用いたが、金属、セラミック
ス、高分子材料等用いても同様に可能である。
【0095】(第6の実施例)図14は本発明の光スキ
ャナーの第6の実施例の特徴部である定振動数型ダイナ
ミックダンパーとして作用する構造体を示す上面図であ
る。
【0096】本実施例においても、図14に示すような
第1の質量部1402、第1のばね部1403、第2の
質量部1404、第2のばね部1405、フレーム14
06、空隙部1407を一体形成した構造体を、第1の
実施例と同様に2枚のガラス基板により減圧封止して光
スキャナーを形成した。また、第2の質量部1404の
裏面には駆動用電極部1408が形成されている。
【0097】次に、上記の構造体の作製方法について図
15を参照して説明する。
【0098】図15は図14に示した構造体の作製工程
を説明するための図である。図15において、符号15
01は第1のシリコン単結晶基板、符号1502は酸化
シリコン層、符号1503は第2のシリコン単結晶基
板、符号1504は窒化シリコン層、符号1505は電
極引き出し部、符号1506はエッチングにより形成さ
れた空隙部、符号1507は光反射部、符号1508は
ガラス部、符号1509は光透過部である。
【0099】本実施例においては、第1のシリコン単結
晶基板1501、酸化シリコン層1502、第2のシリ
コン単結晶基板1503はSOI基板を用い、ガラス部
108としては感光性ガラスを用いた。
【0100】まず、図15(a)に示すように、第1の
実施例と同様な方法を用いて窒化シリコン膜1504を
SOI基板に成膜し、次に、図15(b)に示すように
駆動用電極部1408、電極引き出し部1505を同時
に形成する。さらに、水酸化カリウム水溶液で第1のシ
リコン単結晶基板1501をエッチングした後、フッ化
水素酸溶液により酸化シリコン層1502をエッチング
して空隙部1506を形成し図15(c)の状態とす
る。次に、コンタクト部(不図示)を形成した後、反対
の面に光反射部1507をアルミニウムで形成して図1
5(d)の状態とする。
【0101】次に、空隙部を形成した感光性ガラスであ
るガラス部1508を接合法によりSOI基板と貼り合
わせる。次にエッチングにより感光性ガラスの一部を除
去し光透過部1509を形成して、図15(f)に示す
構造体を作製した。
【0102】なお本実施例においては、感光性ガラスと
してのガラス部1508には、1mm厚のPEG3感光
性ガラス(HOYA(株)製)を用いた。また、空隙部
1506の形成は、空隙部1506のパターンに形成し
た紫外線マスク部を用いて紫外線照射を行い、マスク材
を取り除いた後、熱処理による現像を行い、さらにその
後、紫外線を照射し未露光部を露光した後、10%フッ
化水素酸溶液で厚みを約5μm残して片面よりエッチン
グすることにより行った。
【0103】ついで、第1の実施例と同様の方法により
図15(f)に示す構造体を2枚のガラス基板(不図
示)の間にてフレーム1406を接合箇所として減圧封
止を行い光スキャナーを形成した。
【0104】本実施例において、第1の実施例と同様に
駆動させたところ、第1の質量部1402は良好に回転
振動した。このとき、第1の質量部1402上に形成さ
れている光反射部1507により光が反射され一定振幅
の光のスキャンニングが可能であった。
【0105】また、本実施例においては、光の反射部1
507が第1の質量部1402の回転中心とほぼ一致し
ている為、ぶれのない精度の高い光スキャニングが可能
となった。また、光透過部1509の質量をシリコン基
板側質量部とほぼ同じ値に形成した場合には、第1のば
ね部1403と回転部の重心位置がほぼ一致し振動に伴
う梁のたわみ等の回転運動以外の影響が小さくなり、よ
り高い光スキャニングの精度が得られるという効果があ
る。
【0106】なお、本実施例において光反射部としてア
ルミニウムを用いたが、窒化シリコン層あるいはシリコ
ン基板部をそのまま反射部として用いることも可能であ
る。
【0107】また、SOI基板の替わりにシリコン単結
晶基板に熱酸化膜あるいはスパッタリング法により酸化
膜し、そのうえにポリシリコンを成膜した基板を用いた
場合や感光性ガラスの替わりにパイレックスガラスを用
いた場合においても同様に光スキャナーが形成可能であ
る。
【0108】(第7の実施例)図16は本発明の光スキ
ャナーの第7の実施例の特徴部である定振動数型ダイナ
ミックダンパーとして作用する構造体を示す上面図であ
る。
【0109】本実施例においても、図16に示すような
第1の質量部1602、第1のばね部1603、第2の
質量部1604、第2のばね部1605、フレーム16
06、空隙部1607を一体形成した構造体を、第1の
実施例と同様に2枚のガラス基板により減圧封止して光
スキャナーを形成した。
【0110】次に、上記の構造体の作製方法について説
明する。
【0111】図17は図16に示した構造体の作製工程
を説明するための図である。図17において、1701
は第1のシリコン単結晶基板、1702は第1のガラス
基板、1703は第2のガラス基板、1704は金属
層、1705は電極引き出し部、1706はエッチング
により形成された空隙部、1707は光反射部、170
8はコンタクト部、1709は光透過部である。
【0112】本実施例において、第1のガラス部170
2および第2のガラス部1703としては感光性ガラス
を用いた。
【0113】まず、図17(a)に示すように、0.5
mm厚のシリコン単結晶基板1701と0.5厚の第1
のガラス部1702を陽極接合により接続し、シリコン
部を研磨により40μm厚とし図17(b)の状態とす
る。
【0114】次に、金属層1704としてアルミニウム
を蒸着した後、第2のガラス部1703を負極、金属層
1704を正極として陽極接合を行う。次いで、電極引
き出し部1705を形成して図17(c)の状態とす
る。
【0115】次に、第6の実施例と同様に第1のガラス
部1702および第2のガラス部1703をエッチング
加工して空隙部1706を形成して図17(d)の様に
する。
【0116】最後に、第1のばね部1603とするシリ
コン上の金属層1704を除去した後、コンタクト部1
708を形成し、次いで、第1の実施例と同様の方法に
より図17(e)に示す構造体を2枚のガラス基板(不
図示)の間にてフレーム1606を接合箇所として減圧
封止を行い光スキャナーを形成した。
【0117】本実施例において、第1の実施例と同様に
駆動させたところ、第1の質量部1602は良好に回転
振動した。このとき、第1の質量部1602上に形成さ
れた光反射部1707により光が反射され一定振幅の光
のスキャンニングが可能であった。
【0118】また、本実施例においては、光反射部17
07が第1の質量部1602の回転中心とほぼ一致して
いる為、ぶれのない精度の高い光スキャニングが可能と
なった。また、光透過部1709の質量をシリコン基板
側質量部とほぼ同じ値に形成した場合には、第1のばね
部1603と回転部の重心位置がほぼ一致し振動に伴う
梁のたわみ等の回転運動以外の影響が小さくなり、より
高い光スキャニングの精度が得られるという効果があ
る。
【0119】なお本実施例では、ばね部の材質として単
結晶シリコンを用いたが、多結晶シリコンやアモルファ
スシリコンの他、ニッケル、アルミニウム、金、タンタ
ル、クロムなどの金属やその複合材料、窒化シリコンや
窒化炭素等の薄膜やセラミック材、高分子材料等微細加
工が可能な材料を用いることが可能である。
【0120】このとき、ばね部の材質としては真空成膜
法や電着法などを用いて薄い構造体を形成しやすいニッ
ケルや窒化シリコンなどの材料、質量部の材質としては
高密度の材料を選択することにより光スキャナーをより
小型化することも可能である。
【0121】なお、本実施例において光反射部1707
としてアルミニウムを用いたが、窒化シリコン層あるい
はシリコン基板部をそのまま反射部として用いることも
可能である。この場合には、工程が簡略化できる効果が
ある。
【0122】また、パイレックスガラス等のガラスを用
いても同様に本発明の光スキャナーが形成可能である。
【0123】(第8の実施例)図18は本発明の光スキ
ャナーの第8の実施例の特徴部である定振動数型ダイナ
ミックダンパーとして作用する構造体を示す上面図、図
19は図18に示した光スキャナーのA−A’線断面図
である。
【0124】本実施例においても、図18に示すような
第1の質量部1802、第1のばね部1803、第2の
質量部1804、第2のばね部1805、フレーム18
06、空隙部1807を一体形成した構造体を、ガラス
部1808を用いてガラス接続部1809にて減圧封止
して光スキャナーを形成した。
【0125】本実施例の特徴は、図19に示すように上
記構造体の減圧封止がフレーム1806以外の箇所で接
合されているところにある。
【0126】本実施例においては、上述の実施例と同様
にシリコン単結晶基板1900から上記の構造体を形成
し、第1のガラス部1901、第2のガラス部1902
を精密加工し駆動用空隙部1903、電圧印加用空隙部
1904を形成する。このシリコン単結晶基板1900
を接続部1905にて第2のガラス部1902に接続し
た後、上述の実施例に示した方法を用いて第1のガラス
部1901と第2のガラス部1902を接合し光スキャ
ナーを形成した。
【0127】また、第1の質量部1802のサイズは長
さ4mm、幅1mm、厚み0.5mm、第1のばね部1
803のサイズは長さ1000μm、幅20μm、厚み
10μm、第2の質量部1804の厚みは0.5mm、
第2のばね部1805のサイズは長さ50μm、幅50
μm、厚み10μmとした。
【0128】本実施例の構成において、駆動周波数を
2.2kHzとし、入力電圧は100Vとして一定電圧
の交流を印加して第1の実施例と同様に駆動させたとこ
ろ±15°の角度で第1の質量部1802は駆動し、光
を照射したところ良好な光のスキャンニングが行えた。
【0129】本実施例においては、フレーム以外の部分
で減圧封止を行っているため、減圧封止時にかかる熱応
力の影響を小さくし、作製時に発生するばね部の破壊を
抑制する効果がある。
【0130】(第9の実施例)図20は本発明の光スキ
ャナーの第9の実施例の特徴部である定振動数型ダイナ
ミックダンパーとして作用する構造体を示す斜視図であ
る。
【0131】本実施例においても、定振動数型ダイナミ
ックダンパーとして図20に示すような第1の質量部2
001、第1のばね部2002、第2の質量部200
3、第2のばね部2004、フレーム2005、空隙部
2007を一体形成した構造体を用いた。
【0132】本実施例は、上述の実施例にて用いた静電
駆動方式に代えて、第2の質量部2003に平面コイル
2008を形成した電磁駆動方式を用いた。
【0133】本実施例において、磁石(不図示)により
形成した静磁場中で平面コイル2008に交流を印加す
ることにより、第1の質量部2001を回転振動させる
ことができた。
【0134】本実施例においては、対向電極が不要であ
るため工程の簡略化が計れる効果がある。
【0135】(第10の実施例)図21は本発明の光ス
キャナーの第10の実施例の特徴部である定振動数型ダ
イナミックダンパーとして作用する構造体の作製工程を
説明するための図である。
【0136】本実施例は第2の実施例と同じ第1のばね
部と第2のばね部の厚みが異なる光スキャナーに関する
ものであり、第2の実施例とは異なる作製方法を用いて
作製した。
【0137】この方法について図21を参照して説明す
る。図21において、符号2101は第1のシリコン単
結晶基板、符号2102は酸化シリコン層、符号210
3は第2のシリコン単結晶基板、符号2104は窒化シ
リコン層、符号2105はエッチングにより形成された
空隙部、符号2106は第2のばね部、符号2107は
第1のばね部、符号2108は第1の質量部、符号21
09は光反射部、符号2110はコンタクト部である。
【0138】本実施例においては、第1のシリコン単結
晶基板2101は200μm厚、酸化シリコン層210
2は10μm厚、第2のシリコン単結晶基板2103は
300μm厚のSOI基板を用いた。
【0139】まず、図21(a)に示すように、第1の
実施例と同様な方法を用いて窒化シリコン膜2104を
SOI基板に成膜し、次に、図21(b)に示すように
窒化シリコン膜2104の一部を反応性イオンエッチン
グ法により除去した後、水酸化カリウム水溶液で第2の
シリコン単結晶基板2103を片面よりエッチングし、
図21(c)に示すように第2のばね部2106を形成
する。さらに、同様にパターニングした後、図21
(d)に示すように反対面から反応性イオンエッチング
による第1のシリコン単結晶基板2101の中の空隙部
(不図示)のエッチング、水酸化カリウム溶液による第
1のシリコン単結晶基板2101の空隙部(不図示)お
よび第1のばね部2107のエッチング、フッ酸による
空隙部(不図示)の酸化シリコン層2102のエッチン
グにより第1のばね部2107および空隙部(不図示)
を形成し、最後にコンタクト部2110をアルミニウム
の蒸着により形成する。
【0140】本実施例においては、ガラス基板に形成さ
れた電極(不図示)と第2のシリコン単結晶基板210
3間に一定電圧の交流を印加することにより第1の質量
部2108が上述の実施例と同様に良好に回転振動し
た。このとき、第1の質量部2108にある窒化シリコ
ン層2104による光反射部2109で光を反射させる
ことにより一定振幅の光のスキャンニングが可能であっ
た。
【0141】なお、本実施例において、第1の質量部2
108のサイズは長さ1mm、幅0.2mm、厚み0.
51mm、第1のばね部2107のサイズは長さ420
μm、幅50μm、厚み50μm、第2の質量部211
1の厚みは0.51mm、第2のばね部2106のサイ
ズは長さ300μm、幅200μm、厚み210μmで
あり、駆動周波数を2.2kHzとし、入力電圧は10
0Vとして駆動させたところ±15°の角度で第1の質
量部2108は回転振動した。
【0142】なお、本実施例においてはSOI基板を用
いて形成したため、第2のばね部2106の厚み制御が
正確にできる効果がある。特にこの方法は数百μmの厚
いばね厚の制御において有利な方法である。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一対の第
1のばね部と第1の質量部により構成されて回転振動す
る第1の振動系および第1の振動系に結合し第1の振動
系を支持する一対の第2のばね部と第2の質量部により
構成されて回転振動する第2の振動系により構成し、第
1の質量部に光反射部を設けるとともに第1のばね部の
厚みが第1の質量部および第2の質量部の厚みより小さ
いことにより、大きな振れ角と高い駆動周波数を同時に
実現する効果がある。
【0144】また、本発明はフォトリソグラフィ法およ
びエッチング法を用いており高い量産性が得られる。ま
た同時に、小型かつ構成が簡単であり低コストな光スキ
ャナーを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スキャナーの第1の実施例の特徴部
である定振動型ダイナミックダンパーとして作用する構
造体を説明するための斜視図である。
【図2】図1のA−A’線断面における、本発明の光ス
キャナーの第1の実施例の作製工程を説明するための図
である。
【図3】本発明の光スキャナーの第1の実施例をレーザ
ープリンターに適用した場合のシステム図である。
【図4】本発明の光スキャナーの第2の実施例の特徴部
である定振動型ダイナミックダンパーとして作用する構
造体を説明するための上面図である。
【図5】本発明の光スキャナーの第2の実施例の縦断面
図である。
【図6】本発明の光スキャナーの第3の実施例の特徴部
である定振動型ダイナミックダンパーとして作用する構
造体の斜視図である。
【図7】本発明の光スキャナーの第3の実施例の作製工
程を説明するための図である。
【図8】本発明の光スキャナーの第4の実施例の特徴部
である定振動型ダイナミックダンパーとして作用する構
造体の斜視図である。
【図9】図8のA−A’線断面における、構造体の作製
工程を説明するための図である。
【図10】異方性エッチングの様子を示す図である。
【図11】異方性エッチング用補正マスクのパターン図
である。
【図12】本発明の光スキャナーの第5の実施例の特徴
部である定振動数型ダイナミックダンパーとして作用す
る構造体を示す上面図である。
【図13】図12に示した構造体の作製工程を説明する
ための図である。
【図14】本発明の光スキャナーの第6の実施例の特徴
部である定振動数型ダイナミックダンパーとしての構造
体を示す上面図である。
【図15】図14に示した構造体の作製工程を説明する
ための図である。
【図16】本発明の光スキャナーの第7の実施例の特徴
部である定振動数型ダイナミックダンパーとしての構造
体を示す上面図である。
【図17】図16に示した構造体の作製工程を説明する
ための図である。
【図18】本発明の光スキャナーの第8の実施例の特徴
部である定振動数型ダイナミックダンパーとしての構造
体を示す上面図である。
【図19】図18に示した光スキャナーのA−A’線断
面図である。
【図20】本発明の光スキャナーの第9の実施例の特徴
部である定振動数型ダイナミックダンパーとして作用す
る構造体を示す斜視図である。
【図21】本発明の光スキャナーの第10の実施例の特
徴部である定振動数型ダイナミックダンパーとして作用
する構造体の作製工程を説明するための図である。
【図22】定振動数型ダイナミックダンパーを説明する
ための図である。
【符号の説明】
101、501、601、801、901、1301、
1305、1501、1503、1701、1900、
2101、2103 シリコン単結晶基板 102、402、602、802、1202、140
2、1602、1802、2001、2108 第1
の質量部 103、403、603、803、1203、140
3、1603、1803、2002、2107 第1
のばね部 104、404、604、804、1204、140
4、1604、1804、2003、2111 第2
の質量部 105、405、605、805、1205、140
5、1605、1805、2004、2106 第2
のばね部 106、406、606、806、1206、140
6、1606、1806、2005 フレーム 107、202、407、607、703、704、8
07、906、1207、1303、1407、150
6、1607、1706、1807、2007、210
5 空隙部 108、205、206、502、707、708、1
508、1702、1703、1808、1901、1
902 ガラス部 109 接合部 110、1903 駆動用空隙部 111、1904 電圧印加用空隙部 112、1408 電極部 113、706、904、905、1505、1705
電極引き出し部 114 コンタクトおよび電極引き出し部 115 電極引き出し用空隙部 201、702、902、1302、1504、210
4 窒化シリコン層 203、705、903、1304、1507、170
7、2109 光反射部 301 光スキャナー 302 結像レンズ 303 感光ドラム 304 コリメータレンズ 305 半導体レーザー 701 n型シリコン層 907、1708、2110 コンタクト部 1101 エッチングマスク部 1002、1102 エッチング部 1003 シリコン(111)結晶面 1004 垂直面 1306 接続層 1905 接続部 1502、2102 酸化シリコン層 1509、1709 光透過部 1704 金属層 1809 ガラス接続部 2003 平面コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 博嗣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定振動数型ダイナミックダンパー構造の
    光スキャナーであって、 第1の質量部と、 前記第1の質量部を囲む第2の質量部と、 前記第2の質量部を囲むフレームと、 前記第1の質量部と前記第2の質量部との間に設けら
    れ、前記第1の質量部を前記第2の質量部に対して回動
    可能に支持する1対の第1のばね部と、 前記第2の質量部と前記フレームとの間に設けられ、前
    記第2の質量部を前記フレームに対して回動可能に支持
    する1対の第2のばね部と、 前記第2の質量部に回転振動力を与えるための駆動手段
    と、 前記第1の質量部に形成された光反射部とを備え、 前記第1のばね部の厚みが前記第1の質量部および第2
    の質量部の厚みより小さいことを特徴とする光スキャナ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光スキャナーにおいて、 第2のばね部が第1の質量部および第2の質量部の厚み
    より小さいことを特徴とする光スキャナー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光スキャナーにおいて、 第1のばね部の厚みが第2のばね部の厚みより小さいこ
    とを特徴とする光スキャナー。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光ス
    キャナーにおいて、 第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のば
    ね部において少なくとも一部が基体のエッチングにより
    一体成形されていることを特徴とする光スキャナー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光スキャナーにおいて、 基体がシリコンであることを特徴とする光スキャナー。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の光スキャナーにおいて、 基体が感光性ガラスであることを特徴とする光スキャナ
    ー。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光ス
    キャナーにおいて、 第1の質量部、第2の質量部が少なくとも二つ以上の材
    料により構成されていることを特徴とする光スキャナ
    ー。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光ス
    キャナーにおいて、 第1のばね部および第2のばね部の少なくとも一方が第
    1の質量部と第2の質量部の主構成材料と異なる材料で
    形成されていることを特徴とする光スキャナー。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光ス
    キャナーにおいて、 第1の質量部の重心と第1のばね部の位置が略等しいこ
    とを特徴とする光スキャナー。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光
    スキャナーにおいて、 第1の質量部の回転中心と光反射部の位置が略等しいこ
    とを特徴とする光スキャナー。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光
    スキャナーにおいて、 少なくとも第1のばね部と第2のばね部の一部が同一材
    料により一体成形されていることを特徴とする光スキャ
    ナー。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光
    スキャナーにおいて、 第2の質量部に与える回転振動力が静電力により与えら
    れることを特徴とする光スキャナー。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至3のいづれかに記載の光
    スキャナーにおいて、 第2の質量部に与える回転振動力が電磁力により与えら
    れることを特徴とする光スキャナー。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいづれかに記載の
    光スキャナーにおいて、 第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のば
    ね部により構成される部分が減圧容器内に減圧封止され
    ていることを特徴とする光スキャナー。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光スキャナーにおい
    て、 第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のば
    ね部により構成される部分の減圧封止がフレームと真空
    容器との間で行われていることを特徴とする光スキャナ
    ー。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の光スキャナーにおい
    て、 フレームと減圧容器の接合は陽極接合法または光陽極接
    合法のいずれか一方を用いたことを特徴とする光スキャ
    ナー。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の光スキャナーにおい
    て、 第1の質量部、第1のばね部、第2の質量部、第2のば
    ね部により構成される部分の減圧封止がフレームを固定
    する減圧容器構成部ともう一つの減圧容器構成部との間
    で行われていることを特徴とする光スキャナー。
  18. 【請求項18】 請求項14乃至17のいづれかに記載
    の光スキャナーにおいて、 減圧容器の主構成材料がガラスであることを特徴とする
    光スキャナー。
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