JP2005305582A - マイクロ揺動素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な素子特性を得つつ小型化を図るのに適したマイクロ揺動素子を提供すること。
【解決手段】 本発明のマイクロ揺動素子X1は、フレーム21と、可動機能部11と、駆動機構12,23と、可動機能部11から駆動機構(一組の櫛歯電極12,23)まで延びる梁部13と、フレーム21および梁部13を連結する捩れ連結部22(一対のトーションバー22a)とを備える。捩れ連結部22は、可動機能部11の回転動作の、梁部13の延び方向に交差する回転軸心A1を規定する。回転軸心A1の延び方向において、梁部13は可動機能部11より短い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転変位可能な可動部を有する例えばマイクロミラー素子などのマイクロ揺動素子に関する。
近年、様々な技術分野において、マイクロマシニング技術により形成される微小構造を有する素子の応用化が図られている。例えば光通信技術の分野においては、光反射機能を有する微小なマイクロミラー素子が注目されている。
光通信においては、光ファイバを媒体として光信号が伝送され、また、一般に、光信号の伝送経路を或るファイバから他のファイバへと切換えるべく光スイッチング装置が使用される。良好な光通信を達成するうえで光スイッチング装置に求められる特性としては、切換え動作における、大容量性、高速性、高信頼性などが挙げられる。これらの観点より、光スイッチング装置としては、マイクロマシニング技術により作製されるマイクロミラー素子を組み込んだものに対する期待が高まっている。マイクロミラー素子によると、光スイッチング装置における入力側の光伝送路と出力側の光伝送路との間で、光信号を電気信号に変換せずに光信号のままでスイッチング処理を行うことができ、上掲の特性を得るうえで好適だからである。
マイクロミラー素子は、光を反射するためのミラー面を備え、当該ミラー面の揺動により光の反射方向を変化させることができる。ミラー面を揺動するうえで静電気力を利用する静電駆動型のマイクロミラー素子が、多くの装置で採用されている。静電駆動型マイクロミラー素子は、いわゆる表面マイクロマシニング技術により製造されるマイクロミラー素子と、いわゆるバルクマイクロマシニング技術により製造されるマイクロミラー素子とに、大きく2つに類別することができる。
表面マイクロマシニング技術では、基板上において、各構成部位に対応する材料薄膜を所望のパターンに加工し、このようなパターンを順次積層することにより、支持固定部、揺動部、ミラー面、および電極部など、素子を構成する各部位や、後に除去される犠牲層を形成する。一方、バルクマイクロマシニング技術では、材料基板自体をエッチングすることにより固定支持部や揺動部などを所望の形状に成形し、ミラー面や電極を薄膜形成する。バルクマイクロマシニング技術については、例えば下記の特許文献1〜3に記載されている。
特開平10−190007号公報 特開平10−270714号公報 特開平2000−31502号公報
マイクロミラー素子に要求される技術的事項の一つとして、光反射を担うミラー面の平面度が高いことが挙げられる。しかしながら、表面マイクロマシニング技術によると、最終的に形成されるミラー面が薄いためにミラー面が湾曲しやすく、従って、広面積のミラー面において高い平面度を達成するのが困難である。これに対し、バルクマイクロマシニング技術によると、相対的に分厚い材料基板自体をエッチング技術により削り込んでミラー支持部を構成して当該ミラー支持部上にミラー面を設けるため、広面積のミラー面であっても、その剛性を確保することができる。その結果、充分に高い光学的平面度を有するミラー面を形成することが可能である。
図20および図21は、バルクマイクロマシニング技術によって作製される静電駆動型の従来のマイクロミラー素子X5を表す。図20は、マイクロミラー素子X5の分解斜視図であり、図21は、組み立てられた状態のマイクロミラー素子X5における図21の線XXI−XXIに沿った断面図である。
マイクロミラー素子X5は、ミラー基板200とベース基板206とが積層する構造を有する。ミラー基板200は、ミラー支持部201と、フレーム202と、これらを連結する一対のトーションバー203とからなる。導電性を有するシリコン基板などの所定の材料基板に対して、その片面側からエッチングを施すことにより、ミラー基板200におけるミラー支持部201、フレーム202、および一対のトーションバー203の外郭形状を成形することができる。ミラー支持部201の表面には、ミラー面204が設けられている。ミラー支持部201の裏面には、一対の電極205a,205bが設けられている。一対のトーションバー203は、ミラー支持部201の後述の回転動作における回転軸心A5を規定する。ベース基板206上には、ミラー支持部201の電極205aに対向する電極207a、および、電極205bに対向する電極207bが、設けられている。
マイクロミラー素子X5においては、ミラー基板200のフレーム202に電位を付与すると、フレーム202と同一の導体材料により一体的に成形されている一対のトーションバー203およびミラー支持部201を介して、電極205aおよび電極205bに電位が伝達される。したがって、フレーム202に所定の電位を付与することにより、電極205a,205bを例えば正に帯電させることができる。この状態において、ベース基板206の電極207aを負に帯電させると、電極205aと電極207aの間に静電引力が発生し、ミラー支持部201は、一対のトーションバー203を捩りながら、図21に示すように回転軸心A5まわりに矢印M5の方向に回転する。ミラー支持部201は、電極間の静電引力と各トーションバー203の捩り抵抗力の総和とが釣り合う角度まで揺動し得る。これに代えて、ミラー支持部201の電極205a,205bを正に帯電させた状態で電極207bを負に帯電させると、電極205bと電極207bの間に静電引力が発生し、ミラー支持部201は、矢印M5とは反対の方向に回転する。以上のようなミラー支持部201の揺動駆動により、ミラー面204にて反射される光の反射方向を切り換えることができる。
マイクロミラー素子X5において回転軸心A5方向の短縮化により小型化を図るためには、ミラー支持部201について図20に示す長さL51、フレーム202について図20に示す長さL52、または、トーションバー203について図20に示す長さL53を、小さくする必要がある。しかしながら、ミラー支持部201の長さL51が小さいほど、ミラー支持部201の表面に設けられるミラー面204について大面積を確保するのが困難となり、素子の光反射機能について良好な光学的特性を得るのが困難となる。また、ミラー支持部201の長さL51が小さいほど、ミラー支持部201の裏面に設けられている電極205a,205bの面積について大面積を確保するのが困難となり、素子を駆動するのに要する動作電圧を低減するのが困難となる。フレーム202の長さL52は、フレーム202の強度を確保すべく一定以上に設定する必要がある。トーションバー203の長さL53が過度に小さい場合、当該トーションバー203について良好な機械的特性(バネ定数,強度など)を得るのが困難である。このように、マイクロミラー素子X5は、回転軸心A5方向の短縮化により小型化を図るうえで困難性を有する。マイクロミラー素子については、一般に、回転角度が大きく且つ高速の回転動作を低い駆動電圧にて実現することができる素子特性が要求されるところ、マイクロミラー素子X5では、そのような良好な素子特性を得つつ小型化を図るのが困難なのである。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、良好な素子特性を得つつ小型化を図るのに適したマイクロ揺動素子を提供することを、目的とする。
本発明の第1の側面により提供されるマイクロ揺動素子は、フレームと、可動機能部と、駆動機構と、可動機能部から駆動機構まで延びる梁部と、フレームおよび梁部を連結する捩れ連結部とを備える。捩れ連結部は、可動機能部の回転動作の、梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する。また、回転軸心の延び方向において、梁部は可動機能部より短い。本素子は、例えばマイクロミラー素子に適用することができる。
本発明の第1の側面に係るマイクロ揺動素子では、可動機能部の回転動作の回転軸心を規定する捩れ連結部は、可動機能部に対して直接には接続せず、可動機能部より細くて当該可動機能部から延出する梁部に接続している。そのため、本素子においては、可動機能部および捩れ連結部について、これらが回転軸心方向において重なり合うように、配設することが可能である。可動機能部および捩れ連結部が回転軸心方向において重なり合う構成は、可動機能部および捩れ連結部について回転軸心方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の回転軸心方向の寸法を短く設定するうえで好適である。回転軸心方向寸法が適切に確保されている可動機能部や捩れ連結部では、各々に要求される特性が得られやすい。したがって、本素子は、各部位(フレーム,可動機能部,捩れ連結部,駆動機構)の回転軸心方向寸法を適切に確保することによって良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
本発明の第1の側面において、好ましくは、駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、第1櫛歯電極は梁部に固定され、第2櫛歯電極はフレームに固定されている。このような構成は、駆動電圧を低減するうえで好適である。
本発明の第1の側面における好ましい実施の形態では、マイクロ揺動素子は、可動機能部における梁部とは反対の側に連結された追加駆動機構を更に備える。この場合、好ましくは、駆動機構および追加駆動機構は、回転動作における同一回転方向のための駆動力を発生可能である。このような構成は、駆動電圧を低減するうえで好適である。また、好ましくは、追加駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、第1櫛歯電極は可動機能部に固定され、第2櫛歯電極はフレームに固定されている。
本発明の第1の側面における他の好ましい実施の形態では、マイクロ揺動素子は、追加フレームと、当該追加フレームおよびフレームを連結して当該フレームの追加回転動作の追加回転軸心を規定する追加捩れ連結部と、追加回転動作のための駆動力を発生するための追加駆動機構と、を更に備える。この場合、回転軸心および追加回転軸心は平行である。本素子は、このように2軸型の揺動素子として構成してもよい。
本発明の第2の側面により提供されるマイクロ揺動素子は、可動機能部、第1電極、および当該可動機能部から当該第1電極まで延びる梁部、を有する揺動部と、フレームと、当該フレームおよび梁部を連結し、且つ、揺動部ないし可動機能部の回転動作の、梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する、捩れ連結部と、第1電極と協働して回転動作の駆動力を発生するための第2電極と、を備える。本素子では、回転軸心の延び方向において、梁部は可動機能部より短い。
本発明の第2の側面に係るマイクロ揺動素子では、揺動部の回転動作、従って可動機能部の回転動作、の回転軸心を規定する捩れ連結部は、可動機能部に対して直接には接続せず、可動機能部より細くて当該可動機能部から延出する梁部に接続している。そのため、本素子においては、可動機能部および捩れ連結部について、これらが回転軸心方向において重なり合うように、配設することが可能である。可動機能部および捩れ連結部が回転軸心方向において重なり合う構成は、可動機能部および捩れ連結部について回転軸心方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の回転軸心方向の寸法を短く設定するうえで好適である。したがって、本素子は、各部位(フレーム,可動機能部,捩れ連結部,駆動機構)の回転軸心方向寸法を適切に確保することによって良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
本発明の第2の側面における好ましい実施の形態では、第1電極は櫛歯電極であり、第2電極は、フレームに固定された櫛歯電極である。本素子の駆動機構としては、このような一組の櫛歯電極を採用することができる。
本発明の第2の側面における他の好ましい実施の形態では、マイクロ揺動素子は更にベース部を備え、第1電極は平板電極であり、第2電極は、ベース部上に設けられて第1電極に対向する平板電極である。本素子の駆動機構としては、このような一組の平板電極を採用することができる。
本発明の第2の側面において、好ましくは、マイクロ揺動素子は、可動機能部における梁部とは反対の側に固定された第3電極と、当該第3電極と協働して回転動作の駆動力を発生するための第4電極とを更に備える。この場合、好ましくは、第3電極は櫛歯電極であり、第4電極はフレームに固定された櫛歯電極である。このような構成は、駆動電圧を低減するうえで好適である。
本発明の第3の側面により提供されるマイクロ揺動素子は、第1フレームおよび第2フレームと、可動機能部と、第1駆動機構および第2駆動機構と、可動機能部から第1駆動機構まで延びる第1梁部と、第1フレームおよび第1梁部を連結し、且つ、可動機能部の回転動作の、第1梁部の延び方向に交差する第1回転軸心を規定する、第1捩れ連結部と、第1フレームから第2駆動機構まで延びる第2梁部と、第2フレームおよび第2梁部を連結し、且つ、第1フレームの回転動作の、第2梁部の延び方向に交差する第2回転軸心を規定する、第2捩れ連結部と、を備える。本素子では、第1回転軸心の延び方向において、第1梁部は可動機能部より短く、且つ、第2回転軸心の延び方向において、第2梁部は第1フレームより短い。
本発明の第3の側面に係るマイクロ揺動素子では、可動機能部の第1回転動作の第1回転軸心を規定する第1捩れ連結部は、可動機能部に対して直接には接続せず、可動機能部より細くて当該可動機能部から延出する第1梁部に接続している。そのため、本素子においては、可動機能部および第1捩れ連結部について、これらが第1回転軸心方向において重なり合うように、配設することが可能である。可動機能部および第1捩れ連結部が第1回転軸心方向において重なり合う構成は、可動機能部および第1捩れ連結部について第1回転軸心方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の第1回転軸心方向の寸法を短く設定するうえで好適である。
加えて、本素子では、第1フレームの回転動作の第2回転軸心を規定する第2捩れ連結部は、フレームに対して直接には接続せず、第1フレームの全幅より小さな幅を有して当該第1フレームから延出する第2梁部に接続している。そのため、本素子においては、第1フレームおよび第2捩れ連結部について、これらが第2回転軸心方向において重なり合うように、配設することが可能である。第1フレームおよび第2捩れ連結部が第2回転軸心方向において重なり合う構成は、第1フレームおよび第2捩れ連結部について第2回転軸心方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の第2回転軸心方向の寸法を短く設定するうえで好適である。
したがって、本素子は、各部位の第1および第2回転軸心方向寸法を適切に確保することによって良好な素子特性を得つつ、素子全体の第1および第2回転軸心方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
本発明の第3の側面において、好ましくは、第1回転軸心および第2回転軸心は平行である。このような構成は、本素子の第1ないし第2回転軸心方向寸法を短く設定するうえで好適である。
好ましくは、第1駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、第1櫛歯電極は第1梁部に固定され、第2櫛歯電極は第1フレームに固定されている。好ましくは、第2駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、第1櫛歯電極は第2梁部に固定され、第2櫛歯電極は第2フレームに固定されている。これらの構成は、駆動電圧を低減するうえで好適である。
本発明の第1から第3の側面において、好ましくは、回転軸心の延び方向に離隔する、可動機能部における2箇所、に対して個々に姿勢調整力を作用させることが可能な姿勢調整機構を更に備える。このような姿勢調整機構は、可動機能部の不当な変位を抑制するうえで、即ち可動機能部の姿勢を調整するうえで、好適である。
好ましくは、マイクロ揺動素子は、可動機能部に対向するベース部と、可動機能部と協働して静電気力を発生するための第1補助電極と、可動機能部と協働して静電気力を発生するための第2補助電極とを更に備え、当該第1および第2補助電極は、回転軸心の延び方向に相互に離隔してベース部上に設けられ且つ可動機能部に対向する。姿勢調整機構としては、このような静電型姿勢調整機構を採用してもよい。
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態に係るマイクロミラー素子X1を表す。図1は、マイクロミラー素子X1の平面図であり、図2および図3は、各々、図1の線II−IIおよび線III−IIIに沿った断面図である。
マイクロミラー素子X1は、揺動部10と、フレーム21と、捩れ連結部22と、櫛歯電極23とを備える。図の明確化の観点より、図1においては、揺動部10およびフレーム21についてハッチングを付して表す。
揺動部10は、ミラー支持部11と、櫛歯電極12と、梁部13とを有する。ミラー支持部11の表面には、光反射機能を有するミラー面11aが設けられている。ミラー支持部11は、例えばシリコン材料よりなり、ミラー面11aは例えば金よりなる。このようなミラー支持部11およびミラー面11aは、本発明における可動機能部を構成する。また、ミラー支持部11ないし可動機能部について図1に示す長さL1は、例えば20〜200μmである。一方、櫛歯電極12は、本素子の駆動機構における可動電極を構成し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。梁部13は、図1に示す矢印D1方向に延びてミラー支持部11および櫛歯電極12を連結する。梁部13について図1に示す長さL2は、例えば3〜30μmであり且つ長さL1より短い。このような梁部13は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
フレーム21は、揺動部10を囲む形状を有し、例えばシリコン材料よりなる。また、フレーム21内には、所定の導電経路(図示略)が設けられている。
捩れ連結部22は、一対のトーションバー22aからなる。各トーションバー22aは、揺動部10の梁部13およびフレーム21に接続してこれらを連結し、図3に示すように、素子厚さ方向において梁部13およびフレーム21よりも薄肉である。このような捩れ連結部22ないし一対のトーションバー22aは、揺動部10ないしミラー支持部11の回転動作の回転軸心A1を規定する。回転軸心A1は、図1に示す矢印D1方向と、すなわち梁部13の延び方向と、直交する。好ましくは、回転軸心A1は、揺動部10の重心またはその近傍を通る。また、トーションバー22aは、フレーム21内の導電経路と梁部13とを電気的に接続する機能を有し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
櫛歯電極23は、櫛歯電極12と協働して静電気力を発生するための部位であり、図3に表れているようにフレーム21に固定されている。すなわち、櫛歯電極23は、本素子の駆動機構における固定電極を構成する。このような櫛歯電極23は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。櫛歯電極12,23は、揺動部10の例えば非動作時には、図2および図3に示すように、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極12,23は、揺動部10の回転動作時において互いに当接しないように、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。
図4および図5は、マイクロミラー素子X1の製造方法の一例を表す。この方法は、バルクマイクロマシニング技術の一種であるMEMS(micro electro mechanical systems)技術によりマイクロミラー素子X1を製造するための一手法である。図4および図5においては、図5(d)に示すミラー支持部M、梁部B、フレームF1,F2、トーションバーT1,T2、および一組の櫛歯電極E1,E2の形成過程を、一の断面の変化として表す。当該一の断面は、加工が施される材料基板(多層構造を有するウエハ)における単一のマイクロミラー素子形成区画に含まれる複数の所定箇所の断面を、モデル化して連続断面として表したものである。ミラー支持部Mは、ミラー支持部11の一部位に相当する。梁部Bは、梁部13に相当し、梁部13の横断面を表す。フレームF1,F2は、各々、フレーム21に相当し、フレーム21の横断面を表す。トーションバーT1は、トーションバー22aに相当し、トーションバー22aの延び方向の断面を表す。トーションバーT2は、トーションバー22aに相当し、トーションバー22aの横断面を表す。櫛歯電極E1は、櫛歯電極12に相当し、櫛歯電極12の櫛歯横断方向の断面を表す。櫛歯電極E2は、櫛歯電極23に相当し、櫛歯電極23における櫛歯横断方向の断面を表す。
マイクロミラー素子X1の製造においては、まず、図4(a)に示すような材料基板100を用意する。材料基板100は、シリコン層101,102と、当該シリコン層101,102間の絶縁層103とからなる積層構造を有するSOI(silicon on insulator)基板である。シリコン層101,102は、不純物をドープすることにより導電性を付与されたシリコン材料よりなる。不純物としては、Bなどのp型不純物や、PおよびSbなどのn型不純物を採用することができる。絶縁層103は例えば酸化シリコンよりなる。シリコン層101の厚さは例えば10〜100μmであり、シリコン層102の厚さは例えば50〜500μmであり、絶縁層103の厚さは例えば0.3〜3μmである。
次に、図4(b)に示すように、シリコン層101上にミラー面11aを形成する。ミラー面11aの形成においては、まず、スパッタリング法により、シリコン層101に対して例えばCr(50nm)およびこれに続いてAu(200nm)を成膜する。次に、所定のマスクを介してこれら金属膜に対してエッチング処理を順次行うことにより、ミラー面11aをパターン形成する。Auに対するエッチング液としては、例えば、ヨウ化カリウム−ヨウ素水溶液を使用することができる。Crに対するエッチング液としては、例えば硝酸第二セリウムアンモニウム水溶液を使用することができる。
次に、図4(c)に示すように、シリコン層101上には酸化膜パターン110およびレジストパターン111を形成し、シリコン層102上に酸化膜パターン112を形成する。酸化膜パターン110は、揺動部10(ミラー支持部M,梁部B,櫛歯電極E1)およびフレーム21(フレームF1,F2)に対応するパターン形状を有する。レジストパターン111は、両トーションバー22a(トーションバーT1,T2)に対応するパターン形状を有する。また、酸化膜パターン112は、フレーム21(フレームF1,F2)および櫛歯電極23(櫛歯電極E2)に対応するパターン形状を有する。
次に、図4(d)に示すように、酸化膜パターン110およびレジストパターン111をマスクとして、DRIE(deep reactive ion etching)により、シリコン層101に対し所定の深さまでエッチング処理を行う。所定の深さとは、トーションバーT1,T2の厚みに相当する深さであり、例えば5μmである。DRIEでは、エッチングと側壁保護とを交互に行うBoschプロセスにおいて、良好なエッチング処理を行うことができる。後出のDRIEについても、このようなBoschプロセスを採用することができる。
次に、図5(a)に示すように、剥離液を作用させることにより、レジストパターン111を剥離する。剥離液としては、例えばAZリムーバ700(クラリアントジャパン製)を使用することができる。
次に、図5(b)に示すように、酸化膜パターン110をマスクとして、DRIEにより、トーションバーT1,T2を残存形成しつつシリコン層101に対して絶縁層103に至るまでエッチング処理を行う。本エッチング処理により、揺動部10(ミラー支持部M,梁部B,櫛歯電極E1)、両トーションバー22a(トーションバーT1,T2)、およびフレーム21(フレームF1,F2)の一部が成形される。
次に、図5(c)に示すように、酸化膜パターン112をマスクとして、DRIEによりシリコン層102に対して絶縁層103に至るまでエッチング処理を行う。本エッチング処理により、フレーム21(フレームF1,F2)の一部および櫛歯電極E2(櫛歯電極23)が成形される。
次に、図5(d)に示すように、絶縁層103において露出している箇所、および酸化膜パターン110,112を、エッチング除去する。エッチング手法としては、ドライエッチングまたはウエットエッチングを採用することができる。ドライエッチングを採用する場合、エッチングガスとしては、例えば、CF4やCHF3などを採用することができる。ウエットエッチングを採用する場合、エッチング液としては、例えば、フッ酸とフッ化アンモニウムからなるバッファードフッ酸(BHF)を使用することができる。
以上の一連の工程を経ることにより、ミラー支持部M、梁部B、フレームF1,F2、トーションバーT1,T2、および一組の櫛歯電極E1,E2を成形してマイクロミラー素子X1を製造することができる。
マイクロミラー素子X1においては、櫛歯電極12,23の各々に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、揺動部10ないしミラー支持部11を回転軸心A1まわりに回転させることができる。櫛歯電極12に対する電位付与は、フレーム21内の所定の導電経路、両トーションバー22a、および梁部13を介して実現することができ、櫛歯電極12は、例えばグランド接続されている。櫛歯電極12,23の各々に所定の電位を付与することにより櫛歯電極12,23間に所望の静電引力を発生させると、櫛歯電極12は櫛歯電極23に引き込まれる。そのため、揺動部10ないしミラー支持部11は、回転軸心A1まわりに回転動作し、電極間の静電引力と各トーションバー22aの捩り抵抗力の総和とが釣り合う角度まで回転し得る。釣り合い状態においては、櫛歯電極12,23は、例えば図6および図7に示す配向をとる。このような回転動作における回転変位量は、櫛歯電極12,23への付与電位を調整することにより、調節することができる。また、櫛歯電極12,23間に作用する静電引力を消滅させると、各トーションバー22aはその自然状態に復帰し、揺動部10ないしミラー支持部11は、図3に表れているような配向をとる。以上のような揺動部10ないしミラー支持部11の揺動駆動により、ミラー支持部11上に設けられたミラー面11aにて反射される光の反射方向を適宜切り換えることができる。
マイクロミラー素子X1においては、揺動部10ないしミラー支持部11の回転動作の回転軸心A1を規定する捩れ連結部22は、ミラー支持部11より細くて当該ミラー支持部11から延出する梁部13に接続し、ミラー支持部11および捩れ連結部22(一対のトーションバー22a)は、回転軸心A1方向において重なり合う。そのため、マイクロミラー素子X1では、ミラー支持部11および捩れ連結部22について回転軸心A1方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の回転軸心A1方向の寸法を短く設定しやすい。回転軸心A1方向寸法が適切に確保されているミラー支持部11や捩れ連結部22では、各々に要求される特性が得られやすい。したがって、マイクロミラー素子X1は、良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心A1方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
図8は、複数のマイクロミラー素子X1を含むマイクロミラーアレイYを表す。図の明確化の観点より、図8においては、揺動部10およびフレーム21についてハッチングを付して表す。マイクロミラーアレイYでは、複数のマイクロミラー素子X1は、回転軸心A1の方向に一列に配されている。したがって、マイクロミラーアレイYでは、複数のミラー面11aは、回転軸心A1の方向に一列に配されている。各マイクロミラー素子X1は、上述のように、良好な素子特性を得つつ素子全体の回転軸心A1方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに適している。そのため、マイクロミラーアレイYも、回転軸心A1方向の寸法を短く設定することによって小型化を図るのに適している。加えて、各マイクロミラー素子X1では、ミラー支持部11および捩れ連結部22が回転軸心A1方向において重なり合うため、マイクロミラーアレイYによると、複数のミラー面11aについて、短い配設ピッチを実現することができる。すなわち、マイクロミラーアレイYでは、複数のミラー面11aを、列の延び方向において高密度に配設することができる。
図9〜図11は、本発明の第2の実施形態に係るマイクロミラー素子X2を表す。図9は、マイクロミラー素子X2の平面図であり、図10は、マイクロミラー素子X2の一部省略平面図である。また、図11は、図9の線XI−XIに沿った断面図である。
マイクロミラー素子X2は、揺動部30と、フレーム41と、捩れ連結部42と、櫛歯電極43と、ベース基板51と、一対の平板電極52,53とを備える。図の明確化の観点より、図9および図10においては、ベース基板51についてハッチングを付して表す。
揺動部30は、ミラー支持部31と、櫛歯電極32と、梁部33とを有する。ミラー支持部31の表面には、光反射機能を有するミラー面31aが設けられている。ミラー支持部31は、例えば導電性を付与されたシリコン材料よりなり、ミラー面31aは例えば金よりなる。このようなミラー支持部31およびミラー面31aは、本発明における可動機能部を構成する。また、ミラー支持部31ないし可動機能部について図9に示す長さL1は、例えば20〜200μmである。櫛歯電極32および梁部33の構成は、各々、上述の櫛歯電極12および梁部13の構成と同一である。
フレーム41は、揺動部30を囲む形状を有し、例えばシリコン材料よりなる。また、フレーム41内には、所定の導電経路(図示略)が設けられている。
捩れ連結部42は、一対のトーションバー42aからなる。各トーションバー42aは、揺動部30の梁部33およびフレーム41に接続してこれらを連結し、素子厚さ方向において梁部33およびフレーム41よりも薄肉である。このような捩れ連結部42ないし一対のトーションバー42aは、揺動部30ないしミラー支持部31の回転動作の回転軸心A2を規定する。回転軸心A2は、図9に示す矢印D1方向と、すなわち梁部33の延び方向と、直交する。好ましくは、回転軸心A2は、揺動部30の重心またはその近傍を通る。また、トーションバー42aは、フレーム41内の導電経路と梁部33とを電気的に接続する機能を有し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
櫛歯電極43は、櫛歯電極32と協働して静電気力を発生するための部位であり、フレーム41に固定されている。すなわち、櫛歯電極43は、本素子の駆動機構における固定電極を構成する。このような櫛歯電極43は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。櫛歯電極32,43は、揺動部30の例えば非動作時には、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極32,43は、揺動部30の回転動作時において互いに当接しないよう、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。
ベース基板51は、例えばシリコン基板であり、図11に示すようにフレーム41に対して固定されている。フレーム41およびベース基板51は、例えばフリップチップボンディング技術により、接合されている。平板電極52,53は、図10に示すように、回転軸心A2の方向に相互に離隔してベース基板51上に設けられており、図11によく表れているように、ミラー支持部31に対向している。また、ベース基板51上には、平板電極52,53と電気的に接続する所定の配線パターン(図示略)が設けられている。
マイクロミラー素子X2においては、櫛歯電極32,43の各々に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、揺動部30ないしミラー支持部31を回転軸心A2まわりに回転させることができる。櫛歯電極32に対する電位付与は、フレーム41内の所定の導電経路、両トーションバー42a、および梁部33を介して実現することができ、櫛歯電極32は、例えばグランド接続されている。回転動作における回転変位量は、櫛歯電極32,43への付与電位を調整することにより、調節することができる。このような揺動部30ないしミラー支持部31の揺動駆動により、ミラー支持部31上に設けられたミラー面31aにて反射される光の反射方向を適宜切り換えることができる。
マイクロミラー素子X2においては、櫛歯電極32と電気的に接続して当該櫛歯電極32と同電位であるミラー支持部31と、平板電極52との間には、平板電極52に対して所定の電位を付与することにより所望の静電気力(図11に示す静電気力S1)を発生させることができる。同様に、ミラー支持部31と平板電極53との間には、平板電極53に対して所定の電位を付与することにより所望の静電気力(図11に示す静電気力S2)を発生させることができる。静電気力S1,S2は、各々、静電引力または静電斥力である。このような静電気力S1,S2の各々を必要に応じて調節することにより、揺動部30ないしミラー支持部31について、不当な回転変位(回転軸心A2まわりの回転変位以外の回転変位)を、抑制することができる。例えば、回転軸心A2と垂直に交差する軸心(図9および図11に示す例えば軸心A2’)まわりの、揺動部30ないしミラー支持部31の回転変位を、抑制することができる。したがって、マイクロミラー素子X2では、回転軸心A2に対してミラー面31aが常時的に平行となるように、揺動部30ないしミラー支持部31の姿勢を制御することが可能である。このような姿勢調整機構は、高精度な光反射機能を実現するうえで好適である。
姿勢調整機構としては、静電気力を利用する上述のような構成に代えて、ローレンツ力を利用する構成を採用してもよい。当該構成においては、例えば、ミラー支持部31におけるベース基板51に対向する面に永久磁石を配設し、且つ、回転軸心A2方向に離隔して当該永久磁石に対向する一対の平面コイルを、平板電極52,53に代えてベース基板51上に配設する。また、ベース基板51には、各平面コイルに通電するための所定の配線パターン(図示略)が設けられる。このような磁力型姿勢調整機構においては、各平面コイルの発生する磁界を必要に応じて調節することにより、各平面コイルと永久磁石の間に所望の磁力を発生させ、揺動部30ないしミラー支持部31について不当な回転変位を抑制することが可能である。
マイクロミラー素子X2においては、ミラー支持部31の回転動作の回転軸心A2を規定する捩れ連結部42は、ミラー支持部31より細くて当該ミラー支持部31から延出する梁部33に接続し、ミラー支持部31および捩れ連結部42は、回転軸心A2方向において重なり合う。そのため、マイクロミラー素子X2では、ミラー支持部31および捩れ連結部42について回転軸心A2方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の回転軸心A2方向の寸法を短く設定しやすい。したがって、マイクロミラー素子X2は、良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心A2方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
図12〜図15は、本発明の第3の実施形態に係るマイクロミラー素子X3を表す。図12は、マイクロミラー素子X3の平面図であり、図13〜図15は、各々、図12の線XIII−XIII、線XIV−XIV、および線XV−XVに沿った断面図である。
マイクロミラー素子X3は、揺動部60と、フレーム71と、捩れ連結部72と、櫛歯電極73,74とを備える。図の明確化の観点より、図12においては、揺動部60、フレーム71、および櫛歯電極74についてハッチングを付して表す。
揺動部60は、ミラー支持部61と、櫛歯電極62,64と、梁部63とを有する。ミラー支持部61の表面には、光反射機能を有するミラー面61aが設けられている。ミラー支持部61は、例えば導電性を付与されたシリコン材料よりなり、ミラー面61aは例えば金よりなる。このようなミラー支持部61およびミラー面61aは、本発明における可動機能部を構成する。また、ミラー支持部61ないし可動機能部について図12に示す長さL1は、例えば20〜200μmである。櫛歯電極62および梁部63の構成は、各々、上述の櫛歯電極12および梁部13の構成と同一である。一方、櫛歯電極64は、例えば導電性を付与されたシリコン材料よりなり、図15に示すようにミラー支持部61に対して固定されている。また、櫛歯電極64は、ミラー支持部61および櫛歯電極64にわたって埋設されている導電プラグ(図示略)を介して、ミラー支持部61と電気的に接続されている。
フレーム71は、揺動部60を囲む形状を有し、例えばシリコン材料よりなる。また、フレーム71内には、所定の導電経路(図示略)が設けられている。
捩れ連結部72は、一対のトーションバー72aからなる。各トーションバー72aは、揺動部60の梁部63およびフレーム71に接続してこれらを連結し、図15に示すように、素子厚さ方向において梁部63およびフレーム71よりも薄肉である。このような捩れ連結部72ないし一対のトーションバー72aは、揺動部60ないしミラー支持部61の回転動作の回転軸心A3を規定する。回転軸心A3は、図12に示す矢印D1方向と、すなわち梁部63の延び方向と、直交する。好ましくは、回転軸心A3は、揺動部60の重心またはその近傍を通る。また、トーションバー72aは、フレーム71内の導電経路と梁部63とを電気的に接続する機能を有し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
櫛歯電極73は、櫛歯電極62と協働して静電気力を発生するための部位であり、図15に示すようにフレーム71に固定されている。櫛歯電極73は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。櫛歯電極73および上述の櫛歯電極62は、本素子の一の駆動機構を構成する。櫛歯電極62,73は、揺動部60の例えば非動作時には、図13および図15に示すように、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極62,73は、揺動部60の回転動作時において互いに当接しないよう、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。
櫛歯電極74は、櫛歯電極64と協働して静電気力を発生するための部位であり、図12および図15に示すようにフレーム71に固定されている。櫛歯電極74は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。櫛歯電極74および上述の櫛歯電極64は、本素子の一の駆動機構を構成する。櫛歯電極64,74は、揺動部60の例えば非動作時には、図14および図15に示すように、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極64,74は、揺動部60の回転動作時において互いに当接しないよう、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。
このようなマイクロミラー素子X3は、マイクロミラー素子X1に関して上述したようにMEMS技術を利用して所定の材料基板に加工を施すことによって、製造することができる。
マイクロミラー素子X3においては、揺動部60ないし櫛歯電極62,64に対して必要に応じて所定の電位を付与しつつ、櫛歯電極73,74の各々に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、揺動部60ないしミラー支持部61を回転軸心A3まわりに回転させることができる。揺動部60に対する電位付与は、フレーム71内の所定の導電経路および両トーションバー72aを介して実現することができ、揺動部60ないし櫛歯電極62,64は、例えばグランド接続されている。櫛歯電極73,74の各々に所定の電位を付与することにより櫛歯電極62,73間および櫛歯電極64,74間の各々に所望の静電引力を発生させると、櫛歯電極62は櫛歯電極73に引き込まれ、且つ、櫛歯電極64は櫛歯電極74に引き込まれる。そのため、揺動部60ないしミラー支持部61は、回転軸心A3まわりに回転動作し、生じる静電引力と各トーションバー72aの捩り抵抗力の総和とが釣り合う角度まで揺動し得る。このような回転動作における回転変位量は、櫛歯電極73,74への付与電位を調整することにより、調節することができる。このような揺動部60ないしミラー支持部61の揺動駆動により、ミラー支持部61上に設けられたミラー面61aにて反射される光の反射方向を適宜切り換えることができる。
マイクロミラー素子X3は、櫛歯電極62,73により構成される駆動機構に加えて、櫛歯電極64,74により構成される駆動機構を具備する。これら2つの駆動機構は、揺動部60ないしミラー支持部61の回転動作における同一回転方向のための駆動力を発生することができる。したがって、マイクロミラー素子X3は、駆動電圧を低減するうえで好適である。
マイクロミラー素子X3においては、ミラー支持部61の回転動作の回転軸心A3を規定する捩れ連結部72は、ミラー支持部61より細くて当該ミラー支持部61から延出する梁部63に接続し、ミラー支持部61および捩れ連結部72は、回転軸心A3方向において重なり合う。そのため、マイクロミラー素子X3では、ミラー支持部61および捩れ連結部72について回転軸心A3方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の回転軸心A3方向の寸法を短く設定しやすい。回転軸心A3方向寸法が適切に確保されているミラー支持部61や捩れ連結部72では、各々に要求される特性が得られやすい。したがって、マイクロミラー素子X3は、良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心A3方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
図16〜図19は、本発明の第4の実施形態に係るマイクロミラー素子X4を表す。図16は、マイクロミラー素子X4の平面図であり、図17〜図19は、各々、図16の線XVII−XVII、線XVIII−XVIII、および線XIX−XIXに沿った断面図である。
マイクロミラー素子X4は、揺動部80と、フレーム91,92と、捩れ連結部93,94と、梁部95と、櫛歯電極96,97,98とを備える。図の明確化の観点より、図16においては、揺動部80、フレーム91,92、梁部95、および櫛歯電極98についてハッチングを付して表す。
揺動部80は、ミラー支持部81と、櫛歯電極82と、梁部83とを有する。ミラー支持部81の表面には、光反射機能を有するミラー面81aが設けられている。ミラー支持部81は、例えば導電性を付与されたシリコン材料よりなり、ミラー面81aは例えば金よりなる。このようなミラー支持部81およびミラー面81aは、本発明における可動機能部を構成する。また、ミラー支持部81ないし可動機能部について図16に示す長さL1は、例えば20〜200μmである。櫛歯電極82および梁部83の構成は、各々、上述の櫛歯電極12および梁部13の構成と同一である。
フレーム91は、揺動部80を囲む形状を有し、例えばシリコン材料よりなる。また、フレーム91内には、所定の導電経路(図示略)が設けられている。フレーム91について図16に示す長さL3は、例えば30〜300μmであり且つミラー支持部81の長さL1より長い。
フレーム92は、フレーム91を囲む形状を有し、例えばシリコン材料よりなる。また、フレーム92内には、所定の導電経路(図示略)が設けられている。
捩れ連結部93は、一対のトーションバー93aからなる。各トーションバー93aは、揺動部80の梁部83およびフレーム91に接続してこれらを連結し、図19に示すように、素子厚さ方向において梁部83およびフレーム91よりも薄肉である。このような捩れ連結部93ないし一対のトーションバー93aは、揺動部80ないしミラー支持部81の回転動作の回転軸心A4を規定する。回転軸心A4は、図16に示す矢印D1方向と、すなわち梁部83の延び方向と、直交する。好ましくは、回転軸心A4は、揺動部80の重心またはその近傍を通る。また、トーションバー93aは、フレーム91内の導電経路と梁部83とを電気的に接続する機能を有し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
櫛歯電極96は、櫛歯電極82と協働して静電気力を発生するための部位であり、図19に示すようにフレーム91に固定されている。また、櫛歯電極96は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。櫛歯電極96および上述の櫛歯電極82は、相互に電気的に分離されており、本素子の一の駆動機構を構成する。櫛歯電極82,96は、揺動部80の例えば非動作時には、図17および図19に示すように、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極82,96は、揺動部80の回転動作時において互いに当接しないよう、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。
梁部95は、図16に示す矢印D1方向に延び、フレーム91および櫛歯電極97を連結する。また、梁部95について図16に示す長さL4は、例えば3〜30μmであり且つフレーム91の長さL3より短い。梁部95は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
捩れ連結部94は、一対のトーションバー94aからなる。各トーションバー94aは、梁部95およびフレーム92に接続してこれらを連結し、図19に示すように、素子厚さ方向において梁部95およびフレーム92よりも薄肉である。このような一対のトーションバー94aないし捩れ連結部94は、フレーム91、およびこれに伴う揺動部80ないしミラー支持部81の、回転動作の回転軸心A4’を規定する。回転軸心A4’は、図16に示す矢印D1方向すなわち梁部95の延び方向と直交し、回転軸心A4に対して平行である。また、トーションバー94aは、フレーム92内の導電経路と梁部95とを電気的に接続する機能を有し、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
櫛歯電極97,98は、協働して静電気力を発生するための部位であり、相互に電気的に分離され且つ本素子の一の駆動機構を構成する。櫛歯電極97は、梁部95と電気的かつ機械的に接続し、櫛歯電極98は、図16および図19に示すようにフレーム92に固定されている。梁部95および櫛歯電極97の電気的接続は、例えば、梁部95および櫛歯電極97にわたって埋設されている導電プラグ(図示略)を介して達成される。櫛歯電極97,98は、フレーム91の例えば非動作時には、図18および図19に示すように、互いに異なる高さに位置する。また、櫛歯電極97,98は、フレーム91の回転動作時において互いに当接しないよう、それらの電極歯が位置ずれした態様で配されている。櫛歯電極97,98は、例えば、導電性を付与されたシリコン材料よりなる。
このようなマイクロミラー素子X4は、マイクロミラー素子X1に関して上述したようにMEMS技術を利用して所定の材料基板に加工を施すことによって、製造することができる。
マイクロミラー素子X4においては、櫛歯電極82,96の各々に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、揺動部80ないしミラー支持部81を回転軸心A4まわりに回転させることができる。櫛歯電極82,96に所定の電位を付与することにより櫛歯電極82,96間に所望の静電引力を発生させると、櫛歯電極82は櫛歯電極96に引き込まれる。このような回転動作における回転変位量は、櫛歯電極82,96への付与電位を調整することにより、調節することができる。これとともに、マイクロミラー素子X4においては、櫛歯電極97,98の各々に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、フレーム91、およびこれに伴う揺動部80ないしミラー支持部81を、回転軸心A4’まわりに回転させることができる。櫛歯電極97,98に所定の電位を付与することにより櫛歯電極97,98間に所望の静電引力を発生させると、櫛歯電極97は櫛歯電極98に引き込まれる。このような回転動作における回転変位量は、櫛歯電極97,98への付与電位を調整することにより、調節することができる。以上のような揺動駆動により、ミラー支持部81上に設けられたミラー面81aにて反射される光の反射方向を適宜切り換えることができる。
マイクロミラー素子X4においては、揺動部80ないしミラー支持部81の回転動作の回転軸心A4を規定する捩れ連結部93は、ミラー支持部81より細くて当該ミラー支持部81から延出する梁部83に接続し、ミラー支持部81および捩れ連結部93は、回転軸心A4方向(矢印D2方向)において重なり合う。そのため、マイクロミラー素子X4では、ミラー支持部81および捩れ連結部93について矢印D2方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の矢印D2方向の寸法を短く設定しやすい。加えて、マイクロミラー素子X4においては、フレーム91、およびこれに伴う揺動部80ないしミラー支持部81、の回転動作の回転軸心A4’を規定する捩れ連結部94は、フレーム91より細くて当該フレーム91から延出する梁部95に接続し、フレーム91および捩れ連結部94は、回転軸心A4’方向(矢印D2方向)において重なり合う。そのため、マイクロミラー素子X4では、フレーム91および捩れ連結部94について矢印D2方向に充分な長さを確保しつつ、素子全体の矢印D2方向の寸法を短く設定しやすい。したがって、マイクロミラー素子X4は、各部位の回転軸心方向寸法(矢印D2方向寸法)を適切に確保することによって良好な素子特性を得つつ、素子全体の回転軸心方向寸法を短く設定することによって小型化を図るのに、適しているのである。
以上のまとめとして、本発明の構成およびそのバリエーションを以下に付記として列挙する。
(付記1)フレームと、
可動機能部と、
駆動機構と、
前記可動機能部から前記駆動機構まで延びる梁部と、
前記フレームおよび前記梁部を連結し、且つ、前記可動機能部の回転動作の、前記梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する、捩れ連結部と、を備え、
前記回転軸心の延び方向において、前記梁部は前記可動機能部より短い、マイクロ揺動素子。
(付記2)前記駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記梁部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記フレームに固定されている、付記1に記載のマイクロ揺動素子。
(付記3)前記可動機能部における前記梁部とは反対の側に連結された追加駆動機構を更に備える、付記1または2に記載のマイクロ揺動素子。
(付記4)前記駆動機構および前記追加駆動機構は、前記回転動作における同一回転方向のための駆動力を発生可能である、付記3に記載のマイクロ揺動素子。
(付記5)前記追加駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記可動機能部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記フレームに固定されている、付記3または4に記載のマイクロ揺動素子。
(付記6)追加フレームと、当該追加フレームおよび前記フレームを連結して当該フレームの追加回転動作の追加回転軸心を規定する追加捩れ連結部と、前記追加回転動作のための駆動力を発生するための追加駆動機構と、を更に備える、付記1または2に記載のマイクロ揺動素子。
(付記7)前記回転軸心および前記追加回転軸心は平行である、付記6に記載のマイクロ揺動素子。
(付記8)フレームと、
可動機能部、第1電極、および当該可動機能部から当該第1電極まで延びる梁部、を有する、揺動部と、
前記フレームおよび前記梁部を連結し、且つ、前記揺動部の回転動作の、前記梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する、捩れ連結部と、
前記第1電極と協働して前記回転動作の駆動力を発生するための第2電極と、を備え、
前記回転軸心の延び方向において、前記梁部は前記可動機能部より短い、マイクロ揺動素子。
(付記9)前記第1電極は櫛歯電極であり、前記第2電極は、前記フレームに固定された櫛歯電極である、付記8に記載のマイクロ揺動素子。
(付記10)更にベース部を備え、前記第1電極は平板電極であり、前記第2電極は、前記ベース部上に設けられて前記第1電極に対向する平板電極である、付記8に記載のマイクロ揺動素子。
(付記11)前記可動機能部における前記梁部とは反対の側に固定された第3電極と、当該第3電極と協働して前記回転動作の駆動力を発生するための第4電極とを更に備える、付記8から10のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
(付記12)前記第3電極は櫛歯電極であり、前記第4電極は前記フレームに固定された櫛歯電極である、付記11に記載のマイクロ揺動素子。
(付記13)第1フレームおよび第2フレームと、
可動機能部と、
第1駆動機構および第2駆動機構と、
前記可動機能部から前記第1駆動機構まで延びる第1梁部と、
前記第1フレームおよび前記第1梁部を連結し、且つ、前記可動機能部の回転動作の、前記第1梁部の延び方向に交差する第1回転軸心を規定する、第1捩れ連結部と、
前記第1フレームから前記第2駆動機構まで延びる第2梁部と、
前記第2フレームおよび前記第2梁部を連結し、且つ、前記第1フレームの回転動作の、前記第2梁部の延び方向に交差する第2回転軸心を規定する、第2捩れ連結部と、を備え、
前記第1回転軸心の延び方向において、前記第1梁部は前記可動機能部より短く、前記第2回転軸心の延び方向において、前記第2梁部は前記第1フレームより短い、マイクロ揺動素子。
(付記14)前記第1回転軸心および前記第2回転軸心は平行である、付記13に記載のマイクロ揺動素子。
(付記15)前記第1駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記第1梁部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記第1フレームに固定されている、付記13または14に記載のマイクロ揺動素子。
(付記16)前記第2駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記第2梁部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記第2フレームに固定されている、付記13から15のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
(付記17)前記回転軸心または前記第1回転軸心の延び方向に離隔する、前記可動機能部における2箇所、に対して個々に姿勢調整力を作用させることが可能な姿勢調整機構を更に備える、付記1から16のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
(付記18)前記可動機能部に対向するベース部と、前記可動機能部と協働して静電気力を発生するための第1補助電極と、前記可動機能部と協働して静電気力を発生するための第2補助電極とを更に備え、当該第1および第2補助電極は、前記回転軸心の延び方向に相互に離隔して前記ベース部上に設けられ且つ前記可動機能部に対向する、付記1から16のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
本発明の第1の実施形態に係るマイクロミラー素子の平面図である。 図1の線II−IIに沿った断面図である。 図1の線III−IIIに沿った断面図である。 図1のマイクロミラー素子の製造方法における一部の工程を表す。 図4の後に続く工程を表す。 駆動時における図1の線II−IIに沿った断面図である。 駆動時における図1の線III−IIIに沿った断面図である。 複数の図1のマイクロミラー素子を含むマイクロミラーアレイを表す。 本発明の第2の実施形態に係るマイクロミラー素子の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るマイクロミラー素子の一部省略平面図である。 図9の線XI−XIに沿った断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るマイクロミラー素子の平面図である。 図12の線XIII−XIIIに沿った断面図である。 図12の線XIV−XIVに沿った断面図である。 図12の線XV−XVに沿った断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るマイクロミラー素子の平面図である。 図16の線XVII−XVIIに沿った断面図である。 図16の線XVIII−XVIIIに沿った断面図である。 図16の線XIX−XIXに沿った断面図である。 従来のマイクロミラー素子の分解斜視図である。 組み立てられた状態における図20のマイクロミラー素子の線XXI−XXIに沿った断面図である。
符号の説明
X1,X2,X3,X4,X5 マイクロミラー素子
10,30,60,80 揺動部
11,31,61,81 ミラー支持部
12,23,32,43,62,64,73,74,82,96〜98 櫛歯電極
13,33,63,83,95 梁部
21,41,71,91,92 フレーム
22,42,72,93,94 捩れ連結部
22a,42a,72a,93a,94a トーションバー
51 ベース基板
52,53 平板電極

Claims (10)

  1. フレームと、
    可動機能部と、
    駆動機構と、
    前記可動機能部から前記駆動機構まで延びる梁部と、
    前記フレームおよび前記梁部を連結し、且つ、前記可動機能部の回転動作の、前記梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する、捩れ連結部と、を備え、
    前記回転軸心の延び方向において、前記梁部は前記可動機能部より短い、マイクロ揺動素子。
  2. 前記駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記梁部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記フレームに固定されている、請求項1に記載のマイクロ揺動素子。
  3. 前記可動機能部における前記梁部とは反対の側に連結された追加駆動機構を更に備える、請求項1または2に記載のマイクロ揺動素子。
  4. 前記追加駆動機構は、協働して静電気力を発生するための第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を有し、前記第1櫛歯電極は前記可動機能部に固定され、前記第2櫛歯電極は前記フレームに固定されている、請求項3に記載のマイクロ揺動素子。
  5. フレームと、
    可動機能部、第1電極、および当該可動機能部から当該第1電極まで延びる梁部、を有する、揺動部と、
    前記フレームおよび前記梁部を連結し、且つ、前記揺動部の回転動作の、前記梁部の延び方向に交差する回転軸心を規定する、捩れ連結部と、
    前記第1電極と協働して前記回転動作の駆動力を発生するための第2電極と、を備え、
    前記回転軸心の延び方向において、前記梁部は前記可動機能部より短い、マイクロ揺動素子。
  6. 前記第1電極は櫛歯電極であり、前記第2電極は、前記フレームに固定された櫛歯電極である、請求項5に記載のマイクロ揺動素子。
  7. 更にベース部を備え、前記第1電極は平板電極であり、前記第2電極は、前記ベース部上に設けられて前記第1電極に対向する平板電極である、請求項5に記載のマイクロ揺動素子。
  8. 前記可動機能部における前記梁部とは反対の側に固定された第3電極と、当該第3電極と協働して前記回転動作の駆動力を発生するための第4電極とを更に備える、請求項5から7のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
  9. 第1フレームおよび第2フレームと、
    可動機能部と、
    第1駆動機構および第2駆動機構と、
    前記可動機能部から前記第1駆動機構まで延びる第1梁部と、
    前記第1フレームおよび前記第1梁部を連結し、且つ、前記可動機能部の回転動作の、前記第1梁部の延び方向に交差する第1回転軸心を規定する、第1捩れ連結部と、
    前記第1フレームから前記第2駆動機構まで延びる第2梁部と、
    前記第2フレームおよび前記第2梁部を連結し、且つ、前記第1フレームの回転動作の、前記第2梁部の延び方向に交差する第2回転軸心を規定する、第2捩れ連結部と、を備え、
    前記第1回転軸心の延び方向において、前記第1梁部は前記可動機能部より短く、前記第2回転軸心の延び方向において、前記第2梁部は前記第1フレームより短い、マイクロ揺動素子。
  10. 前記回転軸心または前記第1回転軸心の延び方向に離隔する、前記可動機能部における2箇所、に対して個々に姿勢調整力を作用させることが可能な姿勢調整機構を更に備える、請求項1から9のいずれか一つに記載のマイクロ揺動素子。
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