JPH079166A - 溶接チップのドレッシング装置 - Google Patents
溶接チップのドレッシング装置Info
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- JPH079166A JPH079166A JP15545293A JP15545293A JPH079166A JP H079166 A JPH079166 A JP H079166A JP 15545293 A JP15545293 A JP 15545293A JP 15545293 A JP15545293 A JP 15545293A JP H079166 A JPH079166 A JP H079166A
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 意図的に溶接チップの芯振れを生じさせて仕
上加工を行う溶接チップのドレッシング方法において、
溶接チップの揺動を円滑に行うことにより切削残り等を
確実に除去することができるドレッシング装置を得る。 【構成】 チップドレッサ2または保持機構6のいずれ
か一方を移動機構10上に載置して固定し、加圧圧力を
変動させて生じさせた溶接チップW1 ,W2 の芯振れに
より、前記チップドレッサ2または前記保持機構6のい
ずれかを平面内で移動できるように構成した。また、移
動機構に設けた復帰手段により、切削加工終了後は保持
機構6またはチップドレッサ2が自動的に所定位置に復
帰するように構成し、仕上加工の際には溶接チップ
W1 ,W2 の揺動運動が過大とならないように規制でき
るようにした。
上加工を行う溶接チップのドレッシング方法において、
溶接チップの揺動を円滑に行うことにより切削残り等を
確実に除去することができるドレッシング装置を得る。 【構成】 チップドレッサ2または保持機構6のいずれ
か一方を移動機構10上に載置して固定し、加圧圧力を
変動させて生じさせた溶接チップW1 ,W2 の芯振れに
より、前記チップドレッサ2または前記保持機構6のい
ずれかを平面内で移動できるように構成した。また、移
動機構に設けた復帰手段により、切削加工終了後は保持
機構6またはチップドレッサ2が自動的に所定位置に復
帰するように構成し、仕上加工の際には溶接チップ
W1 ,W2 の揺動運動が過大とならないように規制でき
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接電極となる溶接チ
ップの切削成形を行うチップドレッサを備えたドレッシ
ング装置にかかり、特に、意図的に溶接チップの芯振れ
を生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシング
方法に適した溶接チップのドレッシング装置に関する。
ップの切削成形を行うチップドレッサを備えたドレッシ
ング装置にかかり、特に、意図的に溶接チップの芯振れ
を生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシング
方法に適した溶接チップのドレッシング装置に関する。
【0002】
【従来技術】溶接チップをチップドレッサの刃具に押し
付けて切削加工を行うと、溶接チップの先端中央に突起
状の切削残りが生じることがある。そこで、本願出願人
は特願平4−204701号で、意図的に溶接チップの
芯振れを生じさせて仕上加工を行うことにより、先端面
の切削残り等を除去することのできる溶接チップのドレ
ッシング方法を提案した。このドレッシング方法では、
粗加工を行った後、刃具に押し付ける溶接チップの加圧
圧力を減少させて意図的に溶接チップの芯振れを生じさ
せ、溶接チップを刃具の回転中心の周りに揺動させて溶
接チップの先端にできる切削残り等を除去するようにし
たものである。この方法によると、仕上がり面の良好な
高品質の溶接チップを得ることができるという特徴があ
る。
付けて切削加工を行うと、溶接チップの先端中央に突起
状の切削残りが生じることがある。そこで、本願出願人
は特願平4−204701号で、意図的に溶接チップの
芯振れを生じさせて仕上加工を行うことにより、先端面
の切削残り等を除去することのできる溶接チップのドレ
ッシング方法を提案した。このドレッシング方法では、
粗加工を行った後、刃具に押し付ける溶接チップの加圧
圧力を減少させて意図的に溶接チップの芯振れを生じさ
せ、溶接チップを刃具の回転中心の周りに揺動させて溶
接チップの先端にできる切削残り等を除去するようにし
たものである。この方法によると、仕上がり面の良好な
高品質の溶接チップを得ることができるという特徴があ
る。
【0003】ところで、チップドレッサや保持機構等は
ドレッシング装置の基体や床面等に固定されているのが
一般的である。従って、上記のドレッシング方法により
溶接チップを揺動させるには、溶接チップに芯振れを生
じさせる力が作用したときに、チップドレッサや保持機
構を支持する支持部材,溶接チップを装着する保持機構
のアーム等の部材にある程度の撓みを生じるか、あるい
は、前記部材の取付部がある程度のあそびを有している
必要がある。すなわち、これら部材の撓みやあそびによ
り、溶接チップの揺動が可能になるわけである。しか
し、特に溶接チップの切削を専門に行うドレッシング装
置の場合は、保持機構の構成が比較的簡単であるうえ保
持機構を構成する各々の部材の剛性も高いことから、上
述のドレッシング方法により溶接チップを切削しようと
しても溶接チップの揺動が円滑に行われず、切削残り等
を完全に除去できないという不具合が生じる。
ドレッシング装置の基体や床面等に固定されているのが
一般的である。従って、上記のドレッシング方法により
溶接チップを揺動させるには、溶接チップに芯振れを生
じさせる力が作用したときに、チップドレッサや保持機
構を支持する支持部材,溶接チップを装着する保持機構
のアーム等の部材にある程度の撓みを生じるか、あるい
は、前記部材の取付部がある程度のあそびを有している
必要がある。すなわち、これら部材の撓みやあそびによ
り、溶接チップの揺動が可能になるわけである。しか
し、特に溶接チップの切削を専門に行うドレッシング装
置の場合は、保持機構の構成が比較的簡単であるうえ保
持機構を構成する各々の部材の剛性も高いことから、上
述のドレッシング方法により溶接チップを切削しようと
しても溶接チップの揺動が円滑に行われず、切削残り等
を完全に除去できないという不具合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みてなされたもので、意図的に溶接チップの芯振れ
を生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシング
方法において、溶接チップの揺動を円滑に行うことによ
り溶接チップの先端の切削残り等を確実に除去すること
ができ、高品質の溶接チップを得ることのできる溶接チ
ップのドレッシング装置を得ることを目的とする。
に鑑みてなされたもので、意図的に溶接チップの芯振れ
を生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシング
方法において、溶接チップの揺動を円滑に行うことによ
り溶接チップの先端の切削残り等を確実に除去すること
ができ、高品質の溶接チップを得ることのできる溶接チ
ップのドレッシング装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ために本発明の溶接チップのドレッシング装置は、溶接
チップを切削成形するチップドレッサと、溶接チップを
保持して前記溶接チップをチップドレッサの刃具に押し
付ける保持機構とを備え、前記保持機構による前記刃具
への溶接チップの加圧圧力を変動させて前記溶接チップ
に芯振れを生じさせ、前記刃具の回転に追従して前記溶
接チップを揺動させることにより仕上加工を行うように
した溶接チップのドレッシング装置において、 前記チ
ップドレッサまたは前記保持機構のいずれか一方を載置
して固定するとともに、前記溶接チップに芯振れを生じ
させる力が作用したときに前記チップドレッサまたは保
持機構のいずれかを平面内で移動自在にする移動機構
と、この移動機構に設けられ、前記溶接チップの芯振れ
により移動した前記チップドレッサまたは保持機構を所
定の位置に復帰させるために付勢する復帰手段とを有す
ることを特徴とする。
ために本発明の溶接チップのドレッシング装置は、溶接
チップを切削成形するチップドレッサと、溶接チップを
保持して前記溶接チップをチップドレッサの刃具に押し
付ける保持機構とを備え、前記保持機構による前記刃具
への溶接チップの加圧圧力を変動させて前記溶接チップ
に芯振れを生じさせ、前記刃具の回転に追従して前記溶
接チップを揺動させることにより仕上加工を行うように
した溶接チップのドレッシング装置において、 前記チ
ップドレッサまたは前記保持機構のいずれか一方を載置
して固定するとともに、前記溶接チップに芯振れを生じ
させる力が作用したときに前記チップドレッサまたは保
持機構のいずれかを平面内で移動自在にする移動機構
と、この移動機構に設けられ、前記溶接チップの芯振れ
により移動した前記チップドレッサまたは保持機構を所
定の位置に復帰させるために付勢する復帰手段とを有す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成されているので、以
下のように作用する。粗加工終了後に溶接チップの加圧
圧力を減少させて溶接チップの芯振れを意図的に生じさ
せる。これにより、溶接チップは刃具の回転に追従して
揺動運動し、先端面の切削残り等が除去される。チップ
ドレッサまたは保持機構は、移動機構の上に載置して固
定されているので、平面内のあらゆる方向に移動自在で
ある。そのため、仕上加工の際に溶接チップに芯振れを
生じさせる力が作用すると、溶接チップの芯振れ方向と
同方向または逆方向に保持機構またはチップドレッサが
移動する。これにより、刃具に対する溶接チップの円滑
な揺動運動が可能になり、溶接チップの先端に生じた切
削残り等を完全に除去して高品質な溶接チップを得るこ
とができる。復帰手段は、保持機構またはチップドレッ
サを所定位置に復帰させる付勢力を作用させて、切削加
工終了後に保持機構またはチップドレッサを前記所定位
置に自動的に復帰させる。また、仕上加工の際には、溶
接チップの揺動運動が過大とならないように規制する。
下のように作用する。粗加工終了後に溶接チップの加圧
圧力を減少させて溶接チップの芯振れを意図的に生じさ
せる。これにより、溶接チップは刃具の回転に追従して
揺動運動し、先端面の切削残り等が除去される。チップ
ドレッサまたは保持機構は、移動機構の上に載置して固
定されているので、平面内のあらゆる方向に移動自在で
ある。そのため、仕上加工の際に溶接チップに芯振れを
生じさせる力が作用すると、溶接チップの芯振れ方向と
同方向または逆方向に保持機構またはチップドレッサが
移動する。これにより、刃具に対する溶接チップの円滑
な揺動運動が可能になり、溶接チップの先端に生じた切
削残り等を完全に除去して高品質な溶接チップを得るこ
とができる。復帰手段は、保持機構またはチップドレッ
サを所定位置に復帰させる付勢力を作用させて、切削加
工終了後に保持機構またはチップドレッサを前記所定位
置に自動的に復帰させる。また、仕上加工の際には、溶
接チップの揺動運動が過大とならないように規制する。
【0007】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面に従って詳細に
説明する。なお、本発明はこの実施例により何ら限定さ
れるものではない。図1は本発明の一実施例にかかり、
移動機構上に保持機構を載置して固定したドレッシング
装置の概略斜視図である。ドレッシング装置1は、基体
3上に設けられたチップドレッサ2と、このチップドレ
ッサ2に対向して基体3上に設けられ溶接チップW1 ,
W2 を保持する保持機構6とを備えている。チップドレ
ッサ2は、基体3に固定された支持体4上に取り付けら
れ、その先端側には、溶接チップW1 ,W2 を切削する
ための刃具5が回転自在に装着されている。
説明する。なお、本発明はこの実施例により何ら限定さ
れるものではない。図1は本発明の一実施例にかかり、
移動機構上に保持機構を載置して固定したドレッシング
装置の概略斜視図である。ドレッシング装置1は、基体
3上に設けられたチップドレッサ2と、このチップドレ
ッサ2に対向して基体3上に設けられ溶接チップW1 ,
W2 を保持する保持機構6とを備えている。チップドレ
ッサ2は、基体3に固定された支持体4上に取り付けら
れ、その先端側には、溶接チップW1 ,W2 を切削する
ための刃具5が回転自在に装着されている。
【0008】保持機構6は、移動機構10を構成する第
2移動部材11上に立設された支持体12により支持さ
れている。この保持機構6は、支持体12の支軸12a
を軸として開閉動可能に設けられた一対のクランパ7
a,7bを有していて、このクランパ7a,7bの先端
に一対の溶接チップW1 ,W2 を取り付け保持できるよ
うになっている。チップドレッサ2の刃具5で溶接チッ
プW1 ,W2 を切削する際には、前記クランパ7a,7
bを加圧シリンダ8により閉動させ、所定の加圧圧力で
溶接チップW1 ,W2 を刃具5に押し付けて切削を行
う。なお、前記加圧シリンダ8の駆動および加圧圧力の
制御は、図示しない制御手段により制御されるが、この
制御手段については本願出願人が特願平4−20470
1で開示したものと同じであるので、ここでは説明を省
略する。
2移動部材11上に立設された支持体12により支持さ
れている。この保持機構6は、支持体12の支軸12a
を軸として開閉動可能に設けられた一対のクランパ7
a,7bを有していて、このクランパ7a,7bの先端
に一対の溶接チップW1 ,W2 を取り付け保持できるよ
うになっている。チップドレッサ2の刃具5で溶接チッ
プW1 ,W2 を切削する際には、前記クランパ7a,7
bを加圧シリンダ8により閉動させ、所定の加圧圧力で
溶接チップW1 ,W2 を刃具5に押し付けて切削を行
う。なお、前記加圧シリンダ8の駆動および加圧圧力の
制御は、図示しない制御手段により制御されるが、この
制御手段については本願出願人が特願平4−20470
1で開示したものと同じであるので、ここでは説明を省
略する。
【0009】次に移動機構10について説明する。保持
機構6を図中矢印X−Y方向に移動自在にする移動機構
10は、水平面内でX方向に往復動できる第1移動部材
14と、水平面内で前記X方向に垂直なY方向に往復動
できる第2移動部材11とを有している。チップドレッ
サ装置1の基体3上には固定部材13が固定され、この
固定部材13の中央にガイド部材13aが凸状に隆起し
て設けられている。このガイド部材13aの両端近傍に
は、ガイド部材13aの長手方向と直交する方向にガイ
ド穴が貫通形成されていて。そして、第1移動部材11
の下面に支持部材14bで両端を支持された摺動部材1
5が、前記ガイド穴を摺動自在に挿通している。
機構6を図中矢印X−Y方向に移動自在にする移動機構
10は、水平面内でX方向に往復動できる第1移動部材
14と、水平面内で前記X方向に垂直なY方向に往復動
できる第2移動部材11とを有している。チップドレッ
サ装置1の基体3上には固定部材13が固定され、この
固定部材13の中央にガイド部材13aが凸状に隆起し
て設けられている。このガイド部材13aの両端近傍に
は、ガイド部材13aの長手方向と直交する方向にガイ
ド穴が貫通形成されていて。そして、第1移動部材11
の下面に支持部材14bで両端を支持された摺動部材1
5が、前記ガイド穴を摺動自在に挿通している。
【0010】第1移動部材11の上面の中央にはガイド
部材14aが凸状に隆起して設けられていて、このガイ
ド部材14aの両端近傍に、ガイド部材14aの長手方
向と直交する方向に貫通形成されたガイド穴が設けられ
ている。このガイド穴には、第2移動部材11の下面に
設けられた支持部材11bに両端を支持された摺動部材
16が摺動自在に挿通している。従って、摺動部材15
がガイド部材13aのガイド穴に案内されながら摺動す
ることにより第1移動部材11が図中X方向に往復動自
在で、摺動部材16がガイド部材14aのガイド穴に案
内されながら摺動することにより第2移動部材11がY
方向に往復動自在である。そして、第1移動部材14の
X方向への移動および第2移動部材11のY方向の移動
の組み合わせにより、移動機構10上に載置,固定され
た保持機構6は平面内のあらゆる方向に移動自在であ
る。上述した移動機構10の構成は一例であり、X−Y
方向への円滑な移動が可能なものであれば、例えば直交
するリニアガイドからなる他の移動機構とすることも勿
論可能である。
部材14aが凸状に隆起して設けられていて、このガイ
ド部材14aの両端近傍に、ガイド部材14aの長手方
向と直交する方向に貫通形成されたガイド穴が設けられ
ている。このガイド穴には、第2移動部材11の下面に
設けられた支持部材11bに両端を支持された摺動部材
16が摺動自在に挿通している。従って、摺動部材15
がガイド部材13aのガイド穴に案内されながら摺動す
ることにより第1移動部材11が図中X方向に往復動自
在で、摺動部材16がガイド部材14aのガイド穴に案
内されながら摺動することにより第2移動部材11がY
方向に往復動自在である。そして、第1移動部材14の
X方向への移動および第2移動部材11のY方向の移動
の組み合わせにより、移動機構10上に載置,固定され
た保持機構6は平面内のあらゆる方向に移動自在であ
る。上述した移動機構10の構成は一例であり、X−Y
方向への円滑な移動が可能なものであれば、例えば直交
するリニアガイドからなる他の移動機構とすることも勿
論可能である。
【0011】また、図示はしないが、移動機構10には
保持機構6を所定位置に復帰させる復帰手段が設けられ
ている。この復帰手段は、溶接チップW1 ,W2 の切削
加工終了後に、保持機構6を所定位置に復帰させるとと
もに、溶接チップW1 ,W2の仕上加工の際には、溶接
チップW1 ,W2 に過度の揺動運動が生じないように規
制するものである。この復帰手段としては、例えば取付
部材11b,14bとガイド部材14a,13aとの間
の摺動部材15,16に図示しないコイルスプリングを
嵌装し、このコイルスプリングで常時ガイド部材14
a,13aを付勢するようにして構成することができ
る。
保持機構6を所定位置に復帰させる復帰手段が設けられ
ている。この復帰手段は、溶接チップW1 ,W2 の切削
加工終了後に、保持機構6を所定位置に復帰させるとと
もに、溶接チップW1 ,W2の仕上加工の際には、溶接
チップW1 ,W2 に過度の揺動運動が生じないように規
制するものである。この復帰手段としては、例えば取付
部材11b,14bとガイド部材14a,13aとの間
の摺動部材15,16に図示しないコイルスプリングを
嵌装し、このコイルスプリングで常時ガイド部材14
a,13aを付勢するようにして構成することができ
る。
【0012】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
移動機構上にチップドレッサを載置して固定したドレッ
シング装置の概略斜視図である。このドレッシング装置
1′は、基体3上の支持体4′上に移動機構10を設
け、この移動機構10の上にチップドレッサ2を載置し
て固定している。また、保持機構6は、基台9を介して
基体3に固定されている。なお、その他の部材,部位に
ついては上述の実施例にかかるドレッシング装置1と変
わりがないので、図1と同一符号を付して説明は省略す
る。
移動機構上にチップドレッサを載置して固定したドレッ
シング装置の概略斜視図である。このドレッシング装置
1′は、基体3上の支持体4′上に移動機構10を設
け、この移動機構10の上にチップドレッサ2を載置し
て固定している。また、保持機構6は、基台9を介して
基体3に固定されている。なお、その他の部材,部位に
ついては上述の実施例にかかるドレッシング装置1と変
わりがないので、図1と同一符号を付して説明は省略す
る。
【0013】上記構成の本発明のドレッシング装置の作
用を図3に従って説明する。図3は、本発明の作用の説
明図で、図3(イ)は保持機構6側に移動機構10を設
けたドレッシング装置1の作用を説明する平面図、図3
(ロ)はチップドレッサ2側に移動機構10を設けたド
レッシング装置1′の作用を説明する平面図である。な
お、図3において符号Oは刃具5の回転中心を示してい
る。溶接チップW1 ,W2 を刃具5に押し付けて粗加工
を行った後に、仕上加工を行うために加圧シリンダ8に
よる加圧圧力を減ずると、刃具5の回転により溶接チッ
プW1 ,W2 に芯振れが生じる。これにより、移動機構
10上に載置,固定された保持機構6は、図3(イ)中
2点鎖線で示すように移動する(図3(イ))。すなわ
ち、溶接チップW1 ,W2 は、刃具5の回転中心Oを中
心とする円周上を揺動運動する。
用を図3に従って説明する。図3は、本発明の作用の説
明図で、図3(イ)は保持機構6側に移動機構10を設
けたドレッシング装置1の作用を説明する平面図、図3
(ロ)はチップドレッサ2側に移動機構10を設けたド
レッシング装置1′の作用を説明する平面図である。な
お、図3において符号Oは刃具5の回転中心を示してい
る。溶接チップW1 ,W2 を刃具5に押し付けて粗加工
を行った後に、仕上加工を行うために加圧シリンダ8に
よる加圧圧力を減ずると、刃具5の回転により溶接チッ
プW1 ,W2 に芯振れが生じる。これにより、移動機構
10上に載置,固定された保持機構6は、図3(イ)中
2点鎖線で示すように移動する(図3(イ))。すなわ
ち、溶接チップW1 ,W2 は、刃具5の回転中心Oを中
心とする円周上を揺動運動する。
【0014】チップドレッサ2側に移動機構10を設け
たドレッシング装置1′では、溶接チップW1 ,W2 に
芯振れを生じさせる力が作用すると、移動機構10上に
載置,固定されたチップドレッサ2が、溶接チップ
W1 ,W2 に作用する前記力の方向と逆方向に移動する
(図3(ロ))。すなわち、ドレッシング装置1′で
は、刃具5を溶接チップW1 ,W2 の周りに円運動させ
ることにより、相対的に溶接チップW1 ,W2 を刃具5
に対して揺動運動させていることになる。図3(イ)
(ロ)で示した溶接チップW1 ,W2 の揺動運動は円滑
に行われるので、溶接チップW1 ,W2 の先端面が全面
にわたってまんべんなく切削され、切削残り等が確実に
除去されて良好な仕上がり面を得ることができる。
たドレッシング装置1′では、溶接チップW1 ,W2 に
芯振れを生じさせる力が作用すると、移動機構10上に
載置,固定されたチップドレッサ2が、溶接チップ
W1 ,W2 に作用する前記力の方向と逆方向に移動する
(図3(ロ))。すなわち、ドレッシング装置1′で
は、刃具5を溶接チップW1 ,W2 の周りに円運動させ
ることにより、相対的に溶接チップW1 ,W2 を刃具5
に対して揺動運動させていることになる。図3(イ)
(ロ)で示した溶接チップW1 ,W2 の揺動運動は円滑
に行われるので、溶接チップW1 ,W2 の先端面が全面
にわたってまんべんなく切削され、切削残り等が確実に
除去されて良好な仕上がり面を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したように構成したので、
以下のような効果を奏する。意図的に溶接チップの芯振
れを生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシン
グ方法において、溶接チップの芯振れとともにチップド
レッサまたは保持機構が水平面内を移動するので、刃具
の回転に伴う溶接チップの揺動運動が円滑に行われ、溶
接チップの先端の切削残り等を確実に除去することがで
き、仕上がり面の良好な高品質の溶接チップを得ること
ができる。
以下のような効果を奏する。意図的に溶接チップの芯振
れを生じさせて仕上加工を行う溶接チップのドレッシン
グ方法において、溶接チップの芯振れとともにチップド
レッサまたは保持機構が水平面内を移動するので、刃具
の回転に伴う溶接チップの揺動運動が円滑に行われ、溶
接チップの先端の切削残り等を確実に除去することがで
き、仕上がり面の良好な高品質の溶接チップを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかり、移動機構上に保持
機構を載置して固定したドレッシング装置の概略斜視図
である。
機構を載置して固定したドレッシング装置の概略斜視図
である。
【図2】本発明の他の実施例にかかり、移動機構上にチ
ップドレッサを載置して固定したドレッシング装置の概
略斜視図である。
ップドレッサを載置して固定したドレッシング装置の概
略斜視図である。
【図3】本発明の作用の説明図にかかり、(イ)は保持
機構側に移動機構を設けたドレッシング装置の作用を説
明する平面図、(ロ)はチップドレッサ側に移動機構を
設けたドレッシング装置の作用を説明する平面図であ
る。
機構側に移動機構を設けたドレッシング装置の作用を説
明する平面図、(ロ)はチップドレッサ側に移動機構を
設けたドレッシング装置の作用を説明する平面図であ
る。
W1 ,W2 溶接チップ O 刃具の回転中心 1 ドレッシング装置 2 チップドレッサ 3 基体 5 刃具 6 保持機構 7a,7b クランパ 10 移動機構
Claims (1)
- 【請求項1】 溶接チップを切削成形するチップドレッ
サと、溶接チップを保持して前記溶接チップをチップド
レッサの刃具に押し付ける保持機構とを備え、前記保持
機構による前記刃具への溶接チップの加圧圧力を変動さ
せて前記溶接チップに芯振れを生じさせ、前記刃具の回
転に追従して前記溶接チップを揺動させることにより仕
上加工を行うようにした溶接チップのドレッシング装置
において、 前記チップドレッサまたは前記保持機構のいずれか一方
を載置して固定するとともに、前記溶接チップに芯振れ
を生じさせる力が作用したときに前記チップドレッサま
たは保持機構のいずれかを平面内で移動自在にする移動
機構と、 この移動機構に設けられ、前記溶接チップの芯振れによ
り移動した前記チップドレッサまたは保持機構を所定の
位置に復帰させるために付勢する復帰手段と、 を有することを特徴とする溶接チップのドレッシング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15545293A JPH079166A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶接チップのドレッシング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15545293A JPH079166A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶接チップのドレッシング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079166A true JPH079166A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15606358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15545293A Pending JPH079166A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶接チップのドレッシング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079166A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2860747A1 (fr) * | 2003-10-14 | 2005-04-15 | Abb Mc | Robot de soudage |
US11858058B2 (en) | 2018-06-12 | 2024-01-02 | Doben Limited | Integrated electrode maintenance for robotic welding cell including weld cap dispenser |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15545293A patent/JPH079166A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2860747A1 (fr) * | 2003-10-14 | 2005-04-15 | Abb Mc | Robot de soudage |
US11858058B2 (en) | 2018-06-12 | 2024-01-02 | Doben Limited | Integrated electrode maintenance for robotic welding cell including weld cap dispenser |
US11945041B2 (en) | 2018-06-12 | 2024-04-02 | Doben Limited | Integrated electrode maintenance for robotic welding cell including cap extractor |
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