JPH0790229A - 光重合性組成物、それを用いた接着性テープおよび粘着性テープ - Google Patents

光重合性組成物、それを用いた接着性テープおよび粘着性テープ

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JPH0790229A
JPH0790229A JP5236371A JP23637193A JPH0790229A JP H0790229 A JPH0790229 A JP H0790229A JP 5236371 A JP5236371 A JP 5236371A JP 23637193 A JP23637193 A JP 23637193A JP H0790229 A JPH0790229 A JP H0790229A
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JP
Japan
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adhesive tape
monomer
meth
weight
photopolymerizable composition
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JP5236371A
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English (en)
Inventor
Norio Numata
憲男 沼田
Kenichi Minami
健一 已波
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剪断強度および剥離強度などの接着強度に優
れた粘着性テープを得るための生産効率の高い光重合性
組成物、ならびにそれを用いた接着性テープを提供する
こと;およびそれらを用いて接着強度に優れた粘着性テ
ープを提供すること。 【構成】 (メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)
50〜98重量%、所定のモノマー(b)50〜2重量
%、および所定のモノマー(c)0.01〜1重量%、
を含有するモノマー混合物100重量部に対し、光重合
開始剤(d)0.01〜5重量部、および疎水性層状粘
土鉱物(e)1〜15重量部を含有する、光重合性組成
物。この組成物をシート状に塗工して、その塗工面を光
照射することにより得られる接着性テープ。この接着性
テープの少なくとも一方の面に粘着剤層を積層してなる
粘着性テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光重合性組成物、それ
を用いた接着性テープ、およびこの接着性テープを基材
としてなる粘着性テープに関し、さらに詳しくは優れた
接着強度を有し、構造体などの接合作業を簡便に行うこ
とができる粘着性テープに関する。
【0002】なお、本発明の接着性テープは、その使用
目的に応じてサイズを変更できるものであり、従って広
幅に形成した接着性シートを含めるものとする。
【0003】
【従来の技術】従来より、アクリル系粘着剤は、接着力
などの物性のバランスが良好であり、かつ耐久性にも優
れているという点から、天然ゴム、合成ゴム系粘着剤に
代わり広く普及してきた。その中でも特に、公害問題、
環境問題となっている各種溶剤を含有しない、無溶剤型
アクリル系粘着剤が広く使用されるようになってきた。
このような無溶剤型アクリル系粘着剤を用いた接着性テ
ープもまた使用されている。このような接着性テープ
は、例えば、紫外線、電子線などのエネルギー線を薄層
状に塗工したアクリル系モノマー混合物に照射すること
により、直接接着性テープを製造することができる。し
かし、上記アクリル系モノマー混合物は、水のように低
粘度であるため、硬化する前に流れてしまい、必要な厚
みが得られないという問題点があった。特に、0.1m
m以上の高厚膜を製造する際、この問題が顕著となる。
【0004】上記の問題を解決するために、多くの検討
がなされ、親水性シリカまたは疎水性シリカをアクリル
系モノマー中に混合分散させることによりチキソトロピ
ー性を発現させる方法や、アクリル系モノマーを塗工す
る前に予め部分的に重合し、増粘する方法などが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記親
水性シリカをアクリル系モノマー中に分散させる方法に
おいては、シリカの粒子径が非常に小さく、一次粒子の
状態にまで分散させるためには長時間にわたって高剪断
力をかけなければならないという問題点がある。また、
疎水性シリカを用いる場合には、比較的短時間で分散す
ることができるものの、増粘効果が小さいため多量に該
シリカを用いなければならず、そのため得られる組成物
の透明性が低下し、光重合性を阻害するという問題点が
ある。一方、アクリル系モノマーを予め部分的に重合す
る方法では、多くの設備投資が必要なこと、100バル
ク状態で部分重合するため転化率の制御が難しいことな
どの問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決し、高い
剪断強度および高い剥離強度を有する粘着性テープまた
はシート、その基材となる接着性テープまたはシート、
およびその接着性テープまたはシートを形成するために
用いられる生産効率の高い光重合性組成物を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明者らは鋭意検討した結果、特定のフィラーを配
合した特定の光重合性組成物により、接着強度が向上す
ることを見いだし、本発明に至った。
【0008】本発明の光重合性組成物は、炭素数1〜1
2のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルか
ら選択される1種以上の(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー(a)50〜98重量%、極性基を有し、かつ該
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と共重合可
能なモノマーから選択される1種以上のモノマー(b)
50〜2重量%、および該(メタ)アクリル酸エステル
モノマー(a)および該モノマー(b)と共重合可能で
あり、かつ分子内に不飽和二重結合を2個以上有するモ
ノマー(c)0.01〜1重量%、を含有するモノマー
混合物100重量部に対し、光重合開始剤(d)0.0
1〜5重量部、および疎水性層状粘土鉱物(e)1〜1
5重量部を含有する。
【0009】本発明の接着性テープは、上記いずれかの
光重合性組成物をシート状に塗工し、次いでその塗工面
を光照射することによって得られる。
【0010】本発明の粘着性テープは、上記接着性テー
プの少なくとも一方の面に接着剤層を積層してなる。
【0011】以下に、本発明について詳しく説明する。
【0012】本発明の光重合性組成物の主成分として用
いられる(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と
しては、炭素数1〜12のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸エステル、好ましくは炭素数4〜12のアル
キル基を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げら
れ、具体的には、n−ブチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル
(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレ
ート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレートなどを挙げることができる。これら
は、単独で、または2種以上を組み合わせて用いること
ができる。得られる光重合性組成物の粘着性と凝集性と
のバランスなどから、通常ホモポリマーのガラス転移温
度(Tg)が−50℃以下の(メタ)アクリル酸エステ
ルを主成分とし、それにメチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレートなどの低級アルキル基を有
する(メタ)アクリル酸エステルを組み合わせて用いら
れる。
【0013】上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)は、モノマー混合物中に、50〜98重量%の範
囲の割合で含有され、好ましくは70〜90重量%の範
囲で含有される。モノマー混合物中の(メタ)アクリル
酸エステルモノマー(a)の含有量が、50重量%未満
の場合には、得られるモノマー混合物の凝集力が高くな
り過ぎ、得られる光重合性組成物を用いて得られる接着
性テープおよび粘着性テープの接着強度が不十分とな
り、98重量%を超える場合には、得られるモノマー混
合物の凝集力が低くなり過ぎ、得られる光重合性組成物
を用いて得られる接着性テープおよび粘着性テープの剪
断強度が不十分となる。
【0014】本発明に用いられるモノマー(b)は、極
性基を有し、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)と共重合可能である。このようなモノマー(b)
としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸などのカルボキシル基含有モノマーまた
はその無水物;(メタ)アクリロニトリル、N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイル
モルホリン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミドなどの窒素含有モノマー;2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレートなどの
水酸基含有モノマーなどが好適に使用される。
【0015】上記モノマー(b)は、モノマー混合物中
に、2〜50重量%の範囲の割合で含有され、好ましく
は10〜30重量%の範囲の割合で含有される。モノマ
ー混合物中のモノマー(b)の含有量が、2重量%未満
の場合には、得られるモノマー混合物の凝集力が高くな
り過ぎ、得られる光重合性組成物を用いて得られる接着
性テープおよび粘着性テープの剪断強度が不十分とな
り、50重量%を超える場合には、得られるモノマー混
合物の凝集力が低くなり過ぎ、得られる光重合性組成物
を用いて得られる接着性テープおよび粘着性テープの接
着強度が不十分となる。
【0016】本発明に用いられるモノマー(c)は、上
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)および上
記モノマー(b)と共重合可能である。このようなモノ
マー(c)としては、ヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、アリル
(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、
ジビニルベンゼン、エポキシアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート、ウレタンアクリレートなどが好適に使
用される。
【0017】上記モノマー(c)は、モノマー混合物中
に、0.01〜1重量%の範囲の割合で含有される。ヘ
キサンジオールジアクリレートやジビニルベンゼンのよ
うな低分子量モノマーを用いる場合には、モノマー混合
物中に0.02〜0.08重量%の範囲で含有されるこ
とが好ましく、ポリプロピレングリコールジアクリレー
トやウレタンアクリレートのような高分子量モノマーを
用いる場合には、モノマー混合物中に0.2〜0.8重
量%の範囲で含有されることが好ましい。モノマー混合
物中のモノマー(c)の含有量が、0.01重量%未満
の場合には、凝集力が不足し、かつ耐クリープ性が低下
し、1重量%を超える場合には、凝集力が高すぎ、かつ
剥離強度が低下する。
【0018】本発明に用いられる光重合開始剤(d)と
しては、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェ
ニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン〔ダロキ
ュア2959:チバガイギー社製〕などのケトン系;α
−ヒドロキシ−α,α’−ジメチル−アセトフェノン
〔ダロキュア1173:チバガイギー社製〕、メトキシ
アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン〔イルガキュア651:チバガイギー社
製〕、2−ヒドロキシ−2−シクロヘキシルアセトフェ
ノン〔イルガキュア184:チバガイギー社製〕などの
アセトフェノン系;ベンジルジメチルケタールなどのケ
タール系;その他、ハロゲン化ケトン、アシルホスフィ
ノキシド、アシルホスフォナートなどを挙げることがで
きる。
【0019】上記光重合開始剤(d)の含有量は、モノ
マー混合物100重量部に対して0.01〜5重量部で
あり、好ましくは0.05〜3重量部である。光重合開
始剤(d)の含有量が、モノマー混合物100重量部に
対して0.01重量部未満の場合には、重合反応が進行
しにくいため、十分な転化率が得られず、5重量部を超
える場合には、ラジカル発生量が多くなりすぎ、低分子
量の共重合体しか得られない。
【0020】本発明に用いられる層状粘土鉱物(e)と
しては、合成により得られるスチブンサイト、ヘクトラ
イトなどが挙げられる。ベントナイト、モンモリロナイ
トなどの天然スメクタイトも用いることができるが、こ
のような天然品には、少量の不純物が含まれているた
め、多量に用いる場合には着色が生じ好ましくない。本
発明に用いられる層状粘土鉱物(e)としては、合成さ
れた純度の高いもので、特に疎水化されたものが好適に
使用される。疎水化された層状粘土鉱物を用いることに
より、比較的短時間で層状粘土鉱物をモノマー混合物中
に分散させることができる。上記層状粘土鉱物(e)の
含有量は、モノマー混合物100重量部に対し、1〜1
5重量部であり、好ましくは3〜10重量部である。上
記層状粘土鉱物(e)の含有量が、モノマー混合物10
0重量部に対し、1重量部未満の場合には、得られる光
重合性組成物の粘度が不十分であり、15重量部を超え
る場合には、得られる光重合性組成物の粘度が高くなり
すぎるため、平滑な表面を有する接着性テープおよび粘
着性テープを得ることができない。
【0021】好適な実施態様としては、上記層状粘土鉱
物(e)を含む光重合性組成物に、比重0.02〜2.
70の微粒子を1〜50体積%含有させて用いられる。
この実施態様は、層状粘土鉱物(e)を含有させること
によって発現する増粘性および構造粘性を利用し、上記
層状粘土鉱物以外の光重合性組成物の構成成分の混合液
と比重の違う微粒子を均一に分散させたものである。こ
の実施態様に用いられる微粒子としては、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニト
リル、ポリスチレンなどを主成分とする有機中空微粒子
(比重は通常0.2〜1.2);シラスバルーン、フラ
イアッシュバルーン、ガラスバルーンなどの無機中空微
粒子(比重は通常0.02〜0.6);炭酸カルシウ
ム、ガラス微粒子、シリカ微粒子などの無機微粒子(比
重は通常2.1〜2.6);ポリメチルメタクリレー
ト、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレンなどの
有機微粒子(比重は通常0.9〜1.2)などの微粒子
が挙げられる。これらの微粒子の平均粒子径は1〜15
0μmであることが好ましい。微粒子の平均粒子径が1
50μmを超える場合には、得られる接着性テープの表
面の平滑性が阻害され、粘着力が低下する恐れがあるた
め好ましくない。
【0022】本発明の光重合性組成物は、上記(メタ)
アクリル酸エステルモノマー(a)、モノマー(b)、
モノマー(c)、光重合開始剤(d)、および疎水性層
状粘土鉱物(e)を、常法に従って、均一に攪拌しなが
ら混合することにより、得ることができる。
【0023】本発明の光重合性組成物には、耐熱性を向
上するために、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、イソ
ボルニル(メタ)アクリレートなどの0℃以上のTgを
有するモノマーを必要に応じて配合してもよい。本発明
の光重合性組成物にはまた、粘着付与樹脂(TF)を配
合することもできる。好適なTFとしては、ロジン系樹
脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェ
ノール系樹脂、C5およびC9系石油樹脂、クマロン樹
脂など、およびこれらの水添物などが挙げられ、これら
は単独または2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。ただし、上記0℃以上のTgを有するモノマーお
よび/または上記TFを光重合性組成物に配合して重合
する場合には、重合速度が低下したり、分子量が低下し
たりする場合があるので、このような場合には、連鎖移
動剤や上記モノマー(c)の配合量を適宜調整すること
が好ましい。
【0024】上記連鎖移動剤は、共重合体の分子量を調
節するために用いられ、例えば、n−ドデシルメルカプ
タン(ドデカンチオールともいう)、t−ドデシルメル
カプタンなどが挙げられる。これらの連鎖移動剤は、モ
ノマー混合物100重量部に対し、0.01〜0.1重
量部の範囲で用いられ得る。
【0025】本発明の接着性テープを製造するには、ま
ず、得られる接着性テープの表面が平滑になるように、
配合されているフィラーが均一に分散されるように光重
合組成物を十分に攪拌増粘し、チキソ性を付与する。こ
の光重合性組成物を離型処理した紙またはポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルム上に所定の厚みにな
るように塗工し、次いでその塗工面を光照射することに
より接着性テープを得ることができる。
【0026】本発明の接着性テープは、50μm〜5m
mの範囲の厚みに形成することができる。厚みが100
μm以下の接着性テープを製造する場合には、粘度が1
000cps程度であり、チキソトロピー性を示すチキ
ソトロピックインデックス(TI)値が1.5程度の光
重合性組成物を用いて塗工することができるが、厚みが
100μmを超えるテープを製造する場合には、上記光
重合性組成物をさらに高粘度にすることが好ましい。
【0027】光重合性組成物を高粘度にする手段として
は、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック(SIS)などのジブロックまた
はトリブロックゴムなどのエラストマー;ポリメチルメ
タクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PSt)な
どの熱可塑性プラスチックなどを溶解してもよいし、平
均粒子径が5μm以下のシリカ粒子、アルミナ粒子など
を上記光重合性組成物に混合してもよい。上記添加物の
うち無機物を添加する場合には、より早く一次粒子まで
分散することができるという点から、表面が疎水化処理
を施されている粒子を用いることが好ましい。高粘度に
するための他の方法としては、上記のような添加物を加
えず、組成物の一部を予め部分重合する方法がある。こ
の部分重合は、モノマー(c)を添加する以前に行い、
ミクロゲル生成を防ぐべきである。部分的にミクロゲル
が生成した場合には、塗工時に、スジなどの発生の原因
となる。部分重合されるモノマーは、全モノマーの1.
5重量%〜60重量%にすべきである。部分重合される
モノマーが1.5重量%未満の場合には、必要な粘度を
得ることができず、60重量%を超える場合には、得ら
れる光重合性組成物の粘度が高くなりすぎて塗工できな
くなる。
【0028】上記のようにして基材上に塗工した光重合
性組成物に光を照射するには、以下に示す条件を用いて
行われる。
【0029】光照射には、光波長400nm以下に発光
分布を有するランプ類が用いられる。このようなランプ
類としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、
マイクロウエーブ励起水銀灯、メタルハライドランプな
どが挙げられる。この中でも、ケミカルランプは、開始
剤の活性波長領域の光を効率よく発光し、開始剤以外の
組成物はこの波長領域の光をあまり吸収しないため、光
重合性組成物の内部まで光が透過し、高厚膜のシートを
製造するのに好ましい。上記ランプの光照射強度は、得
られるポリマーの重合度を左右する因子であり、目的製
品の性能ごとに適宜制御される。例えば、通常用いられ
るアセトフェノン基を有する開裂型の開始剤を配合した
場合には、その開始剤の光分解に有効な波長領域(開始
剤によって異なるが、通常、365nm〜420nmの
光が用いられる)の光が照射され、その光照射強度は、
0.1〜100mW/cm2の範囲であることが好まし
い。
【0030】本発明における光重合は、空気中の酸素お
よび光重合性組成物に溶解している酸素によって反応が
阻害される。このため、光照射は、酸素の阻害されない
ような手法を用いて実施されなければならない。このよ
うな手法としては、表面を離型処理したポリエチレンテ
レフタレート(PET)やテフロンなどのフィルムで、
塗工された光重合性組成物を覆い、このフィルムを介し
て該組成物へ光を照射する方法がある。あるいは、窒素
ガス、炭酸ガスなどのような不活性なガスで酸素を置換
したイナートゾーンの中で、光透過性の窓を介して外部
より光照射して反応させる方法もある。イナートゾーン
の中で反応させる方法においては、該組成物の重合転化
率が99.7%以上となるまで十分に光重合が完結され
るためには、この照射雰囲気の酸素濃度は5000pp
m以下であることが好ましく、より好ましくは300p
pm以下である。
【0031】急速に光重合反応が進行する場合には、重
合熱により、塗工される離型処理フィルムや、カバー用
離型処理フィルムが加熱伸縮され、得られるシートにス
ジなどが発生する場合がある。このようなスジの発生
は、光カットフィルターによりランプからの輻射熱を抑
制したり、照射面の反対側の背面を冷却板と接触させる
ことにより冷却することで防ぐことができる。
【0032】本発明の接着性テープは、上記のように本
発明の光重合性組成物を光重合により硬化させることに
より得られる。この光重合によって得られる架橋体のガ
ラス転移温度(Tg)が50℃以下である場合には、こ
の架橋体からなる接着性テープは、接合作業時にドライ
ヤーなどでわずかに加熱するだけで接着力を発現する感
熱型の接着性テープとなる。光重合によって得られる架
橋体のTgが20℃以下である場合には、常温で粘着性
のあるテープが得られる。雰囲気温度が0℃以下となる
ような冬場の現場作業性を重視する場合には、Tgを5
℃以下となるように設定すべきである。接着性テープの
接着強度は、重合によって得られる架橋体のTgによら
ず、本発明のようにフィラーを配合することにより向上
することができる。
【0033】本発明の粘着性テープは、上記接着性テー
プの片面または両面に、さらに粘着剤層を積層すること
により作成することができる。新たに積層される粘着剤
層を構成する粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シ
リコーン系などの粘着剤を使用することができ、それら
の粘着剤は溶剤型、水分散型、ホットメルト型のいずれ
のタイプであってもかまわない。表面に光重合性組成物
を塗布して光照射を行うことにより積層してもよい(以
下、光重合型という)。用いる粘着剤が、ホットメルト
型または光重合型の場合には、基材となる上記接着性テ
ープ上に直接塗工し、積層することができる。用いる粘
着剤が、溶剤型または水分散型の場合には、離型処理を
施したフィルム上に該粘着剤を塗工し、乾燥して粘着剤
層を作成し、その後、基材となる上記接着性テープ上
に、該粘着剤層を積層する方法が用いられる。基材とな
る上記接着性テープ上に直接、溶剤型または水分散型の
粘着剤を塗工すると、溶剤や水分が接着性テープ中に拡
散し、それを乾燥するために長時間を要する場合があ
る。
【0034】上記粘着剤の組成および配合は、被着体に
応じて変更するべきである。例えば、被着体がポリエチ
レンや、ポリプロピレンのようなポリオレフィン系の場
合には、粘着付与樹脂を20〜35重量%配合したアク
リル系粘着剤または天然ゴム系粘着剤を用いることが好
ましい。被着体が軟質塩化ビニル樹脂の場合には、極性
成分として、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロ
ラクタム、アクリロイルモルホリンなどを含有し、(メ
タ)アクリル酸などのカルボキシル基を含有しないアク
リル系粘着剤組成物を使用すると、熱老化性に優れた粘
着性テープを得ることができる。
【0035】
【作用】本発明により得られる接着性テープおよび粘着
性テープが、高物性値を示す理由は必ずしも明らかでは
ないが、均一に光重合性組成物中に分散された層状粘土
鉱物(e)により、光重合性組成物の凝集力が向上する
ためであると考えられる。さらに層状粘土鉱物によって
発現された適度な構造粘性により、光重合性組成物の構
成成分を均一に分散することができるため、得られる接
着性テープの接着強度が向上すると考えられる。
【0036】さらに、本発明ではフィラーとして疎水性
の層状粘土鉱物を用いるため、光重合性組成物中での分
散性が良好であり、層状粘土鉱物の添加量が少量であっ
ても十分なチキソトロピー性を発現することができるた
め、接着性テープおよび粘着性テープの透明性を阻害し
ない。従って、本発明の光重合性組成物を用いた接着性
テープまたは粘着性テープは、比較的高厚膜であっても
短時間で効率よく製造することができる。
【0037】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を詳しく説明
する。
【0038】(実施例1)2−エチルヘキシルアクリレ
ート900g、N−ビニルピロリドン40g、カルボキ
シエチルアクリレート60g、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート0.4g、および疎水性層状粘土化合
物(コープケミカル社製、商品名:合成スメクタイトS
PN)20gを配合し、ディスパーで30分間攪拌混合
した。この混合物に光重合開始剤ダロキュア2959
(商品名)(チバガイギー社製)13.4gを加え、攪
拌溶解し、光重合性組成物とした。この組成物の粘度は
250cpsであった。38μmの厚みのPET基材上
に、重合後の粘着剤の厚みが50μmとなるように塗工
し、酸素濃度200ppmのイナートゾーンで、超高圧
水銀灯を線源として、その照射面でのランプ強度が15
mW/cm2(365nmに最大感度を有する光強度測
定器UVR−1(東京光学機械社製)にて測定)となる
ように、ランプ高さを設定し、1.5分間照射して、接
着性シートを得た。得られた接着性シートの残存モノマ
ーは0.3%であり、そしてその分子量は480000
であった。得られた接着性シートについて、対SUS8
0℃保持力(試験片:25mm×25mm;荷重:1k
gf)および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0039】(実施例2)合成スメクタイトSPNの配
合量を5gとしたこと以外は、実施例1と同様にして接
着性シートを得、実施例1と同様にして対SUS80℃
保持力および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0040】(実施例3)合成スメクタイトSPNの配
合量を10gとしたこと以外は、実施例1と同様にして
接着性シートを得、実施例1と同様にして対SUS80
℃保持力および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0041】(実施例4)合成スメクタイトSPNの配
合量を15gとしたこと以外は、実施例1と同様にして
接着性シートを得、実施例1と同様にして対SUS80
℃保持力および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0042】(比較例1)合成スメクタイトSPNを配
合しなかったこと以外は、実施例1と同様にして接着性
シートを得、実施例1と同様にして対SUS80℃保持
力および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0043】(比較例2)合成スメクタイトSPNの配
合量を20gとしたこと以外は、実施例1と同様にして
接着性シートを得、実施例1と同様にして対SUS80
℃保持力および対SUS180°剥離強度を測定した。
【0044】上記実施例1〜4および比較例1〜2の対
SUS80℃保持力および対SUS180°剥離強度の
測定結果、およびB型6rpmによる組成物粘度を以下
の表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】(実施例5)2−エチルヘキシルアクリレ
ート900g、アクリル酸100g、n−ドデシルメル
カプタン0.2g、イルガキュア184(商品名)(チ
バガイギー社製)3g、平均粒子径65μmのガラスバ
ルーン(旭硝子社製、商品名:セルスターZ27(比重
0.27))50g、疎水性層状粘土化合物(コープケ
ミカル社製、商品名:合成スメクタイトSPN)80
g、およびヘキサンジオールアクリレート0.4gをセ
パラブルフラスコ中に仕込み、攪拌混合した後、窒素ガ
スをパージすることにより、溶存酸素を除去し、光重合
性粒子複合組成物とした。図1に示すように、離型処理
した38μmの厚みのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(PETフィルム)1上に、重合終了時の厚みが
1.0±0.1mmとなるようにこの組成物を塗工し、
さらに同じPETフィルム1’を用いて、その離型処理
面が塗工面に接するように塗工面をカバーした。離型処
理面が塗工面に接するようにカバーした。
【0047】次いで、ケミカルランプを用いてこのカバ
ーに用いたPETフィルム1’上の照射強度が2mW/
cm2となるようにランプ高さを調整し、8分間照射し
て接着性シート2を得た。そのときの接着性シート2の
残存モノマーは0.1%であり、ゲル分率は75%であ
った。得られた接着性シート2を用いて、以下の方法に
より剪断強度およびT剥離強度を測定した。これらの測
定を行う場合には、カバーに用いたPETフィルム1、
1’を除去して、接着性シート2のみを用いた。
【0048】<剪断強度>図2に示すように、幅20m
m×長さ20mmの上記接着性シート2の粘着面を、プ
ライマー表面処理したポリカーボネート板3(幅25m
m×長さ10mm×厚み2mm)に貼り合わせ、24時
間室温にて放置した。このようにして試験片を得、この
試験片を用いて剪断強度を測定した。引っ張り速度は、
50mm/分で行った。
【0049】<T剥離強度>図3に示すように、幅20
mm×長さ70mmの上記接着性シート2の両面に、プ
ライマー表面処理した厚み300μmのアルミ箔4を貼
り付け、24時間室温にて放置した。このようにして試
験片を得、この試験片を用いてT剥離強度を測定した。
引っ張り速度は、200mm/分で行った。
【0050】(実施例6)ガラスバルーン50gの代わ
りに、平均粒子径25μmのポリエチレン微粒子(住友
精化社製、商品名:フローセンUF4比重0.92)3
80gとしたこと以外は、実施例5と同様にして接着性
シートを得、実施例5と同様にして剪断強度およびT剥
離強度を測定した。
【0051】(実施例7)ガラスバルーン50gの代わ
りに、平均粒子径50μmのシリカ微粒子(洞海化学社
製、商品名:MSGEL D−50−OA(比重2.
1))100gとしたこと以外は、実施例5と同様にし
て接着性シートを得、実施例5と同様にして剪断強度お
よびT剥離強度を測定した。
【0052】(比較例3)疎水性層状粘土化合物を用い
なかったこと以外は、実施例5と同様にして接着性シー
ト得た。得られた接着性シートでは、ガラスバルーンが
接着性シートの上部に浮いてしまい、完全に相分離し、
均一な皮膜は得られなかった。
【0053】(比較例4)疎水性層状粘土化合物を用い
なかったこと以外は、実施例6と同様にして接着性シー
ト得た。得られた接着性シートでは、ポリエチレン微粒
子が接着性シートの下部に沈んでしまい、完全に相分離
し、均一な皮膜は得られなかった。
【0054】(比較例5)疎水性層状粘土化合物を用い
なかったこと以外は、実施例7と同様にして接着性シー
ト得た。得られた接着性シートでは、シリカ微粒子が接
着性シートの下部に沈んでしまい、完全に相分離し、均
一な皮膜は得られなかった。
【0055】(比較例6)疎水性層状粘土化合物の代わ
りに、疎水性シリカ(日本アエロジル社製、商品名:ア
エロジルR972)を80gを用いたこと以外は、実施
例5と同様にして接着性シート得た。得られた接着性シ
ートを用いて実施例5と同様にして剪断強度およびT剥
離強度を測定した。
【0056】(実施例8)冷却管、温度計、および攪拌
器を備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシル
アクリレート200g、n−ブチルアクリレート700
g、N−ビニルピロリドン100g、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート2g、n−ドデカンチオール2g、
および酢酸エチル900gを仕込み、窒素ガス雰囲気下
で、還流するまで昇温し、20分間保持した後、ベンゾ
イルペルオキシド1gを酢酸エチル100gに溶解した
溶液を滴下し、4時間反応させた。その後、ベンゾイル
ペルオキシド1gを酢酸エチル100gに溶解した溶液
を滴下し、さらに3時間反応させた。次いで、トルエン
400gを攪拌混合して、粘度12000cpsの粘着
剤溶液(A)を得た。固形分は39.5重量%であっ
た。
【0057】この粘着剤溶液(A)に、イソシアネート
系硬化剤(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネート
L55E)4gを混合した。これを、離型処理した38
μmの厚みのPETフィルム1上に、乾燥後の厚みが4
0μmになるように塗工し、110℃で5分間乾燥し
た。その後、ただちに実施例1で得られた接着性シート
の一方の接着面に、得られた粘着剤層面が接触するよう
にホットラミネートし、図4で示されるような粘着性シ
ートを得た。その後、PETフィルム1、1’を除去
し、以下のようにして剪断強度を測定した。
【0058】<剪断強度>図5に示すように、軟質塩化
ビニル樹脂板6(ショアD硬度50、幅25mm×長さ
100mm×厚み5mm)に、実施例4で得られた幅2
0mm×長さ20mmの粘着性シートの粘着剤層5側の
面を貼付し、接着性シート2側の面を、プライマー処理
したポリカーボネート板3(幅25mm×長さ100m
m×厚み2mm)に貼り合わせて80℃で1週間にわた
って熱老化させた。このようにして試験片を得、この試
験片を用いて剪断強度を測定した。引っ張り速度は、5
0mm/分で行った。
【0059】(比較例7)接着性シートの表面に粘着剤
層を設けなかったこと以外は、実施例8と同様にしてシ
ートを得、実施例8と同様にして剪断強度を測定した。
【0060】上記実施例5〜8および比較例3〜7の剪
断強度およびT剥離強度の測定結果を以下の表2に示
す。
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、剪断強度および剥離強
度などの接着強度に優れた粘着性テープを効率よく得る
ことができ、この粘着性テープを用いることにより構造
体などの接合作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、接着性シートを得る際の、
接着性シートおよびPETフィルムの構成を示す断面図
である。
【図2】実施例1において、剪断強度を測定する際に用
いられる、試験片の断面図である。
【図3】実施例1において、T剥離強度を測定する際に
用いられる、試験片の断面図である。
【図4】実施例8において、粘着性シートを得る際の、
接着性シート、粘着剤層およびPETフィルムの構成を
示す断面図である。
【図5】実施例8において、剪断強度を測定する際に用
いられる、試験片の断面図である。
【符号の説明】
1,1’ PETフィルム 2 接着性シート 3 ポリカーボネート板 4 アルミ箔 5 粘着剤層 6 軟質塩化ビニル樹脂板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数1〜12のアルキル基を有する
    (メタ)アクリル酸エステルから選択される1種以上の
    (メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)50〜98
    重量%、 極性基を有し、かつ該(メタ)アクリル酸エステルモノ
    マー(a)と共重合可能なモノマーから選択される1種
    以上のモノマー(b)50〜2重量%、および該(メ
    タ)アクリル酸エステルモノマー(a)および該モノマ
    ー(b)と共重合可能であり、かつ分子内に不飽和二重
    結合を2個以上有するモノマー(c)0.01〜1重量
    %、を含有するモノマー混合物100重量部に対し、 光重合開始剤(d)0.01〜5重量部、および疎水性
    層状粘土鉱物(e)1〜15重量部を含有する、光重合
    性組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光重合性組成物をシー
    ト状に塗工し、次いでそのシート状の光重合性組成物に
    光を照射することによって得られる接着性テープ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の接着性テープの少なく
    とも一方の面に粘着剤層を積層してなる粘着性テープ。
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