JPH08134408A - アクリル系粘着テープ - Google Patents
アクリル系粘着テープInfo
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- JPH08134408A JPH08134408A JP6275077A JP27507794A JPH08134408A JP H08134408 A JPH08134408 A JP H08134408A JP 6275077 A JP6275077 A JP 6275077A JP 27507794 A JP27507794 A JP 27507794A JP H08134408 A JPH08134408 A JP H08134408A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粗面や埃面等を有する建材等に対しても優れ
た接着性や保持力等を発揮する高品質のアクリル系粘着
テープを提供することを目的とする。 【構成】 アルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルと共重合可能なモノマーとを共重合して
得られるアクリル系共重合体を主成分とする感圧接着性
基材層及び感圧接着剤層が積層されて成るアクリル系粘
着テープであって、上記感圧接着性基材層の応力緩和率
が、100%伸張で1時間後において50%以下である
と共に、上記感圧接着剤層が、ガラス転移温度が−20
℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万の範囲
にあるアクリル系共重合体がアジリジン系架橋剤で架橋
されている感圧接着剤層であることを特徴とするアクリ
ル系粘着テープ。
た接着性や保持力等を発揮する高品質のアクリル系粘着
テープを提供することを目的とする。 【構成】 アルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルと共重合可能なモノマーとを共重合して
得られるアクリル系共重合体を主成分とする感圧接着性
基材層及び感圧接着剤層が積層されて成るアクリル系粘
着テープであって、上記感圧接着性基材層の応力緩和率
が、100%伸張で1時間後において50%以下である
と共に、上記感圧接着剤層が、ガラス転移温度が−20
℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万の範囲
にあるアクリル系共重合体がアジリジン系架橋剤で架橋
されている感圧接着剤層であることを特徴とするアクリ
ル系粘着テープ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として粗面や埃面等
を有する建材等の接合に好適に用いられるアクリル系粘
着テープに関する。
を有する建材等の接合に好適に用いられるアクリル系粘
着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート、珪酸カルシウム
板、石膏ボード、木材等のような粗面や埃面等を有する
建材等の接合は主として釘やボルト等による機械的接合
法により行われてきた。しかし、釘やボルト等による機
械的接合法の場合、接合作業時に騒音や塵埃等が発生す
るという作業環境面の問題点や釘やボルト等が被着体で
ある建材等の表面外観を損ねたり、応力が接合点に集中
するため接合点における接合破壊が起こり易い等の問題
点がある。
板、石膏ボード、木材等のような粗面や埃面等を有する
建材等の接合は主として釘やボルト等による機械的接合
法により行われてきた。しかし、釘やボルト等による機
械的接合法の場合、接合作業時に騒音や塵埃等が発生す
るという作業環境面の問題点や釘やボルト等が被着体で
ある建材等の表面外観を損ねたり、応力が接合点に集中
するため接合点における接合破壊が起こり易い等の問題
点がある。
【0003】近年、上記機械的接合法に代わる方法とし
て接着剤を用いる接着接合法が採用されている。しか
し、接着剤を用いる接着接合法の場合、初期接着力が発
現する迄の仮押さえが必要であるため作業性が悪いとい
う問題点や接着剤が溶剤型接着剤であると有機溶剤によ
る引火の危険性や人体への悪影響等作業環境面の問題点
がある。
て接着剤を用いる接着接合法が採用されている。しか
し、接着剤を用いる接着接合法の場合、初期接着力が発
現する迄の仮押さえが必要であるため作業性が悪いとい
う問題点や接着剤が溶剤型接着剤であると有機溶剤によ
る引火の危険性や人体への悪影響等作業環境面の問題点
がある。
【0004】上記問題点に対応するため、最近では粘着
テープを用いる接着接合法も検討されており、例えば、
基体の面に接着剤を含浸もしくは塗布して該接着剤層を
発泡せしめ、その発泡密度を30個/cm2 〜3000
個/cm2 となすと共に、発泡粒の径を0.1〜1.5
mmとしたことを特徴とする接着体(特公昭50−14
668号公報)や、エチレンとα−オレフインと非共役
二重結合を有するポリエンとからなるオレフインターポ
リマーに極性の大きい官能基として水酸基、カルボキシ
ル基およびイソシアネート基のなかから選ばれた少なく
とも1種の官能基を持った分子量が10000以下の反
応性不飽和化合物を加熱付加させてなる改質ポリマーを
主剤とし、これに充填剤、軟化剤、粘着付与剤、発泡剤
および加硫剤を加えて加熱により加硫しかつ発泡させて
なるテープ、シートなどの粘着体(特公昭57−523
85号公報)等の粘着テープ類が提案されている。
テープを用いる接着接合法も検討されており、例えば、
基体の面に接着剤を含浸もしくは塗布して該接着剤層を
発泡せしめ、その発泡密度を30個/cm2 〜3000
個/cm2 となすと共に、発泡粒の径を0.1〜1.5
mmとしたことを特徴とする接着体(特公昭50−14
668号公報)や、エチレンとα−オレフインと非共役
二重結合を有するポリエンとからなるオレフインターポ
リマーに極性の大きい官能基として水酸基、カルボキシ
ル基およびイソシアネート基のなかから選ばれた少なく
とも1種の官能基を持った分子量が10000以下の反
応性不飽和化合物を加熱付加させてなる改質ポリマーを
主剤とし、これに充填剤、軟化剤、粘着付与剤、発泡剤
および加硫剤を加えて加熱により加硫しかつ発泡させて
なるテープ、シートなどの粘着体(特公昭57−523
85号公報)等の粘着テープ類が提案されている。
【0005】しかし、上記提案による粘着テープ類は、
いずれも粗面や埃面等を有する建材等に対する初期接着
性及び最終接着力が充分でないため仮止め程度の用途に
しか使用出来ず、建材等の接着用として充分な実用性を
有するものではなかった。
いずれも粗面や埃面等を有する建材等に対する初期接着
性及び最終接着力が充分でないため仮止め程度の用途に
しか使用出来ず、建材等の接着用として充分な実用性を
有するものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、粗面や埃面等を有する建材等に
対しても優れた接着性や保持力等を発揮する高品質のア
クリル系粘着テープを提供することを目的とする。
問題点を解決するため、粗面や埃面等を有する建材等に
対しても優れた接着性や保持力等を発揮する高品質のア
クリル系粘着テープを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるアクリル系
粘着テープは、アルキル基の炭素数が1〜14の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルと共重合可能なモノマーとを共重
合して得られるアクリル系共重合体を主成分とする感圧
接着性基材層及び感圧接着剤層が積層されて成るアクリ
ル系粘着テープであって、上記感圧接着性基材層の応力
緩和率が、100%伸張で1時間後において50%以下
であると共に、上記感圧接着剤層が、ガラス転移温度が
−20℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万
の範囲にあるアクリル系共重合体がアジリジン系架橋剤
で架橋されている感圧接着剤層であることを特徴とし、
そのことにより上記目的が達成される。
粘着テープは、アルキル基の炭素数が1〜14の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルと共重合可能なモノマーとを共重
合して得られるアクリル系共重合体を主成分とする感圧
接着性基材層及び感圧接着剤層が積層されて成るアクリ
ル系粘着テープであって、上記感圧接着性基材層の応力
緩和率が、100%伸張で1時間後において50%以下
であると共に、上記感圧接着剤層が、ガラス転移温度が
−20℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万
の範囲にあるアクリル系共重合体がアジリジン系架橋剤
で架橋されている感圧接着剤層であることを特徴とし、
そのことにより上記目的が達成される。
【0008】本発明によるアクリル系粘着テープを構成
する感圧接着性基材層及び感圧接着剤層に用いられるア
ルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)アクリル酸アル
キルエステルの種類としては、特に限定されるものでは
ないが、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)
アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸プロピ
ルエステル、(メタ)アクリル酸n−ブチルエステル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸
イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸n−オクチ
ルエステル、(メタ)アクリル酸イソノニルエステル、
(メタ)アクリル酸ラウリルエステル、(メタ)アクリ
ル酸デシルエステル、(メタ)アクリル酸ドデシルエス
テル、(メタ)アクリル酸テトラデシルエステル等が挙
げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いら
れるが、なかでもアルキル基の炭素数が4〜12の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルの1種もしくは2種以
上がより好適に用いられる。尚、ここで言う(メタ)ア
クリルとは「アクリル」又は「メタクリル」を意味す
る。
する感圧接着性基材層及び感圧接着剤層に用いられるア
ルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)アクリル酸アル
キルエステルの種類としては、特に限定されるものでは
ないが、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)
アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸プロピ
ルエステル、(メタ)アクリル酸n−ブチルエステル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸
イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸n−オクチ
ルエステル、(メタ)アクリル酸イソノニルエステル、
(メタ)アクリル酸ラウリルエステル、(メタ)アクリ
ル酸デシルエステル、(メタ)アクリル酸ドデシルエス
テル、(メタ)アクリル酸テトラデシルエステル等が挙
げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いら
れるが、なかでもアルキル基の炭素数が4〜12の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルの1種もしくは2種以
上がより好適に用いられる。尚、ここで言う(メタ)ア
クリルとは「アクリル」又は「メタクリル」を意味す
る。
【0009】本発明によるアクリル系粘着テープに用い
られる上記アルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合可能なモノマーの種
類としては、特に限定されるものではないが、極性共重
合性モノマー、架橋性共重合性モノマー及びその他の共
重合性モノマー等が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられる。
られる上記アルキル基の炭素数が1〜14の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合可能なモノマーの種
類としては、特に限定されるものではないが、極性共重
合性モノマー、架橋性共重合性モノマー及びその他の共
重合性モノマー等が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられる。
【0010】本発明においては、上記アルキル基の炭素
数が1〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合可能なモノマーのうち、極性共重合性モノマー及
びその他の共重合性モノマーは感圧接着性基材層及び感
圧接着剤層のいずれにも用いられ、架橋性共重合性モノ
マーは感圧接着性基材層のみに用いられる。
数が1〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合可能なモノマーのうち、極性共重合性モノマー及
びその他の共重合性モノマーは感圧接着性基材層及び感
圧接着剤層のいずれにも用いられ、架橋性共重合性モノ
マーは感圧接着性基材層のみに用いられる。
【0011】上記極性共重合性モノマーの種類として
は、特に限定されるものではないが、(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシ
ル基含有モノマーもしくはその無水物、(メタ)アクリ
ロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロ
ラクタム、アクリロイルモルホリン、(メタ)アクリル
アミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチル
アミノプロピルアクリルアミド等の窒素含有モノマー、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチルアクリレート、ポリオキシエチレン(メ
タ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アク
リレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート等
の水酸基含有モノマー等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
は、特に限定されるものではないが、(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシ
ル基含有モノマーもしくはその無水物、(メタ)アクリ
ロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロ
ラクタム、アクリロイルモルホリン、(メタ)アクリル
アミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチル
アミノプロピルアクリルアミド等の窒素含有モノマー、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチルアクリレート、ポリオキシエチレン(メ
タ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アク
リレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート等
の水酸基含有モノマー等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0012】又、上記架橋性共重合性モノマーの種類と
しては、特に限定されるものではないが、ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、(メ
タ)アクリル酸ビニル、ジビニルベンゼン、エポキシア
クリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアク
リレート等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上
が好適に用いられる。
しては、特に限定されるものではないが、ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、(メ
タ)アクリル酸ビニル、ジビニルベンゼン、エポキシア
クリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアク
リレート等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上
が好適に用いられる。
【0013】さらに、上記その他の共重合性モノマーの
種類としては、特に限定されるものではないが、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、イソボロニル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
種類としては、特に限定されるものではないが、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、イソボロニル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0014】本発明によるアクリル系粘着テープを構成
する感圧接着性基材層(以下、単に「基材層」と記す)
においては、前記アルキル基の炭素数が1〜14の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(以下、単に「(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル」と記す)、上記極性
共重合性モノマー、架橋性共重合性モノマー及びその他
の共重合性モノマー等とから成る全モノマー中に占める
(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、特に
限定されるものではないが、50〜98重量%であるこ
とが好ましく、なかでも70〜95重量%であることが
より好ましい。
する感圧接着性基材層(以下、単に「基材層」と記す)
においては、前記アルキル基の炭素数が1〜14の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(以下、単に「(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル」と記す)、上記極性
共重合性モノマー、架橋性共重合性モノマー及びその他
の共重合性モノマー等とから成る全モノマー中に占める
(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、特に
限定されるものではないが、50〜98重量%であるこ
とが好ましく、なかでも70〜95重量%であることが
より好ましい。
【0015】全モノマー中に占める(メタ)アクリル酸
アルキルエステルの含有量が50重量%未満であると、
得られる基材層の凝集力が高くなり過ぎて、感圧接着性
が低下し、逆に98重量%を超えると、得られる基材層
の凝集力が低くなり過ぎて、高い剪断強度を得られな
い。
アルキルエステルの含有量が50重量%未満であると、
得られる基材層の凝集力が高くなり過ぎて、感圧接着性
が低下し、逆に98重量%を超えると、得られる基材層
の凝集力が低くなり過ぎて、高い剪断強度を得られな
い。
【0016】又、上記全モノマー中に占める極性共重合
性モノマーの含有量は、特に限定されるものではない
が、2〜20重量%であることが好ましい。
性モノマーの含有量は、特に限定されるものではない
が、2〜20重量%であることが好ましい。
【0017】全モノマー中に占める極性共重合性モノマ
ーの含有量が2重量%未満であると、得られる基材層の
凝集力が低くなり過ぎて、高い剪断強度を得られず、逆
に20重量%を超えると、得られる基材層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
ーの含有量が2重量%未満であると、得られる基材層の
凝集力が低くなり過ぎて、高い剪断強度を得られず、逆
に20重量%を超えると、得られる基材層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
【0018】さらに、上記全モノマー中に占める架橋性
共重合性モノマーの含有量は、特に限定されるものでは
ないが、0.01〜1重量%であることが好ましく、な
かでも0.02〜0.8重量%であることがより好まし
い。
共重合性モノマーの含有量は、特に限定されるものでは
ないが、0.01〜1重量%であることが好ましく、な
かでも0.02〜0.8重量%であることがより好まし
い。
【0019】全モノマー中に占める架橋性共重合性モノ
マーの含有量が0.01重量%未満であると、得られる
基材層の架橋密度が不足して、充分な凝集力を得られ
ず、逆に1重量%を超えると、得られる基材層の架橋密
度が高くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
マーの含有量が0.01重量%未満であると、得られる
基材層の架橋密度が不足して、充分な凝集力を得られ
ず、逆に1重量%を超えると、得られる基材層の架橋密
度が高くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
【0020】さらに又、上記全モノマー中に占めるその
他の共重合性モノマーの含有量は、特に限定されるもの
ではないが、30重量%以下であることが好ましい。全
モノマー中に占めるその他の共重合性モノマーの含有量
が30重量%を超えると、得られる基材層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
他の共重合性モノマーの含有量は、特に限定されるもの
ではないが、30重量%以下であることが好ましい。全
モノマー中に占めるその他の共重合性モノマーの含有量
が30重量%を超えると、得られる基材層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
【0021】上記基材層は、所定の割合で配合されてい
る上述の全モノマー中に光重合開始剤を含有させて成る
重合性組成物を、光重合法により重合させることにより
得ることが出来る。
る上述の全モノマー中に光重合開始剤を含有させて成る
重合性組成物を、光重合法により重合させることにより
得ることが出来る。
【0022】本発明においては、基材層を得るための上
記重合性組成物中に、全モノマー及び光重合開始剤以外
に、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、微粒
子もしくは中空微粒子、粘着付与樹脂、軟化剤、可塑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤
の1種もしくは2種以上が含有されていても良い。
記重合性組成物中に、全モノマー及び光重合開始剤以外
に、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、微粒
子もしくは中空微粒子、粘着付与樹脂、軟化剤、可塑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤
の1種もしくは2種以上が含有されていても良い。
【0023】上記微粒子もしくは中空微粒子の種類とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、ガラス
ビーズ、シリカビーズ、合成雲母等の無機微粒子、ガラ
スバルーン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン
等の無機中空微粒子、ポリアクリル酸エチル、ポリウレ
タン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の有機微粒子、
ポリメタクリル酸メチル、アクリロニトリル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリスチレン、フェノール樹脂等から
成る有機中空微粒子等が挙げられ、これらの1種もしく
は2種以上が好適に用いられる。
ては、特に限定されるものではないが、例えば、ガラス
ビーズ、シリカビーズ、合成雲母等の無機微粒子、ガラ
スバルーン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン
等の無機中空微粒子、ポリアクリル酸エチル、ポリウレ
タン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の有機微粒子、
ポリメタクリル酸メチル、アクリロニトリル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリスチレン、フェノール樹脂等から
成る有機中空微粒子等が挙げられ、これらの1種もしく
は2種以上が好適に用いられる。
【0024】上記微粒子もしくは中空微粒子は、得られ
る基材層に優れた応力緩和特性を付与する。
る基材層に優れた応力緩和特性を付与する。
【0025】上記微粒子もしくは中空微粒子の平均粒子
径は、特に限定されるものではないが、1〜150μm
であることが好ましい。微粒子もしくは中空微粒子の平
均粒子径が1μm未満であっても、又、150μmを超
えても、得られる基材層の応力緩和特性が不充分とな
る。
径は、特に限定されるものではないが、1〜150μm
であることが好ましい。微粒子もしくは中空微粒子の平
均粒子径が1μm未満であっても、又、150μmを超
えても、得られる基材層の応力緩和特性が不充分とな
る。
【0026】又、重合性組成物中における上記微粒子も
しくは中空微粒子の含有量は、特に限定されるものでは
ないが、全モノマー100重量部に対し、微粒子もしく
は中空微粒子が0.5〜175重量部であることが好ま
しい。より具体的には、比重が小さい中空微粒子の場合
は含有量が0.5〜10重量部であることが好ましく、
又、比重が1前後の中空微粒子や有機微粒子の場合は含
有量が10〜70重量部であることが好ましく、さら
に、比重が2以上の無機微粒子の場合は含有量が70〜
175重量部であることが好ましい。
しくは中空微粒子の含有量は、特に限定されるものでは
ないが、全モノマー100重量部に対し、微粒子もしく
は中空微粒子が0.5〜175重量部であることが好ま
しい。より具体的には、比重が小さい中空微粒子の場合
は含有量が0.5〜10重量部であることが好ましく、
又、比重が1前後の中空微粒子や有機微粒子の場合は含
有量が10〜70重量部であることが好ましく、さら
に、比重が2以上の無機微粒子の場合は含有量が70〜
175重量部であることが好ましい。
【0027】さらに、基材層中における上記微粒子もし
くは中空微粒子の体積分率は、特に限定されるものでは
ないが、10〜50体積%であることが好ましい。基材
層中における微粒子もしくは中空微粒子の体積分率が1
0体積%未満であっても、又、50体積%を超えても、
得られる基材層の応力緩和特性が不充分となる。
くは中空微粒子の体積分率は、特に限定されるものでは
ないが、10〜50体積%であることが好ましい。基材
層中における微粒子もしくは中空微粒子の体積分率が1
0体積%未満であっても、又、50体積%を超えても、
得られる基材層の応力緩和特性が不充分となる。
【0028】前記重合性組成物中に含有させ得る粘着付
与樹脂の種類としては、特に限定されるものではない
が、ロジン系樹脂、変成ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、テルペンフェノール系樹脂、C5系石油樹脂、C9
系石油樹脂、クマロン系樹脂及びそれらの水添物等が挙
げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いら
れる。
与樹脂の種類としては、特に限定されるものではない
が、ロジン系樹脂、変成ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、テルペンフェノール系樹脂、C5系石油樹脂、C9
系石油樹脂、クマロン系樹脂及びそれらの水添物等が挙
げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いら
れる。
【0029】上記粘着付与樹脂は、得られる基材層に優
れた感圧接着性を付与する。
れた感圧接着性を付与する。
【0030】本発明によるアクリル系粘着テープを構成
する感圧接着性基材層は、応力緩和率が、100%伸張
で1時間後において、50%以下、好ましくは40%以
下、であることが必要である。
する感圧接着性基材層は、応力緩和率が、100%伸張
で1時間後において、50%以下、好ましくは40%以
下、であることが必要である。
【0031】本発明で言う応力緩和率の測定は以下の方
法で行われる。幅20mmに裁断した基材層を試料と
し、引張試験機を用いて、上下チャック間の距離を40
mmとして100%伸張させ、1時間放置後の残留応力
を測定し、次式により応力緩和率を求めた。 応力緩和率(%)=(1時間後の残留応力/初期最大応
力)×100
法で行われる。幅20mmに裁断した基材層を試料と
し、引張試験機を用いて、上下チャック間の距離を40
mmとして100%伸張させ、1時間放置後の残留応力
を測定し、次式により応力緩和率を求めた。 応力緩和率(%)=(1時間後の残留応力/初期最大応
力)×100
【0032】基材層の応力緩和特性は、得られるアクリ
ル系粘着テープの接着強度に重要な影響を及ぼす。即
ち、粘着テープを被着体に接着した時、基材層の応力緩
和特性が被着体にかかる剥離時の応力を緩和するため、
容易に剥離することがなく接着強度が向上する。基材層
の応力緩和特性が乏しいと、被着体と粘着テープとの接
着界面に剥離時の応力が集中するので接着強度が低くな
る。
ル系粘着テープの接着強度に重要な影響を及ぼす。即
ち、粘着テープを被着体に接着した時、基材層の応力緩
和特性が被着体にかかる剥離時の応力を緩和するため、
容易に剥離することがなく接着強度が向上する。基材層
の応力緩和特性が乏しいと、被着体と粘着テープとの接
着界面に剥離時の応力が集中するので接着強度が低くな
る。
【0033】本発明における基材層の上記応力緩和率
が、100%伸張で1時間後において、50%を超える
と、被着体にかかる剥離時の応力を緩和する機能が乏し
くなり接着強度が不充分となる。
が、100%伸張で1時間後において、50%を超える
と、被着体にかかる剥離時の応力を緩和する機能が乏し
くなり接着強度が不充分となる。
【0034】本発明における上記基材層の厚みは、特に
限定されるものではないが、50μm〜5mmであるこ
とが好ましい。
限定されるものではないが、50μm〜5mmであるこ
とが好ましい。
【0035】上記基材層の作製に用いられる重合性組成
物中に前記微粒子もしくは中空微粒子が含有されている
場合、均一で平滑な表面の基材層を得るためには、重合
性組成物中に微粒子もしくは中空微粒子を充分均一に分
散させておく必要があるので、重合性組成物中に増粘剤
や揺変剤を添加して粘度を高めたり、チクソトロピック
性を付与しておくことが好ましい。即ち、基材層の厚み
を50〜100μm未満とする場合は、重合性組成物の
粘度は1000cps程度、チクソトロピックインデッ
クスは1.5程度で良いが、基材層の厚みを100μm
〜5mmとする場合は、重合性組成物の粘度やチクソト
ロピックインデックスをより高めておくことが好まし
い。
物中に前記微粒子もしくは中空微粒子が含有されている
場合、均一で平滑な表面の基材層を得るためには、重合
性組成物中に微粒子もしくは中空微粒子を充分均一に分
散させておく必要があるので、重合性組成物中に増粘剤
や揺変剤を添加して粘度を高めたり、チクソトロピック
性を付与しておくことが好ましい。即ち、基材層の厚み
を50〜100μm未満とする場合は、重合性組成物の
粘度は1000cps程度、チクソトロピックインデッ
クスは1.5程度で良いが、基材層の厚みを100μm
〜5mmとする場合は、重合性組成物の粘度やチクソト
ロピックインデックスをより高めておくことが好まし
い。
【0036】上記増粘剤や揺変剤の種類としては、特に
限定されるものではないが、アクリルゴム、ニトリルゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体等のエラ
ストマー類、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン
等の熱可塑性樹脂、平均粒子径が5μm以下のシリカ、
アルミナ等の無機質微粒子等が挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。上記無機質微粒
子を用いる場合は、一次粒子まで分散し得る疎水化処理
された無機質微粒子を用いることが好ましい。
限定されるものではないが、アクリルゴム、ニトリルゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体等のエラ
ストマー類、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン
等の熱可塑性樹脂、平均粒子径が5μm以下のシリカ、
アルミナ等の無機質微粒子等が挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。上記無機質微粒
子を用いる場合は、一次粒子まで分散し得る疎水化処理
された無機質微粒子を用いることが好ましい。
【0037】又、上記増粘剤や揺変剤を添加することな
く、重合性組成物中のモノマーの一部を予め部分重合さ
せて、重合性組成物の粘度を高めておいても良い。部分
重合されるモノマー量は、特に限定されるものではない
が、全モノマー中の1.5〜60重量%であることが好
ましい。部分重合されるモノマー量が全モノマー中の
1.5重量%未満であると、必要な粘度を得られず、逆
に60重量%を超えると、重合性組成物の粘度が高くな
り過ぎて、塗工性が悪くなる。さらに、重合方法が光重
合法の場合、塗工性に悪影響を及ぼすミクロゲルの発生
を防止するために、上記部分重合は光重合開始剤を添加
する前に行うことが好ましい。
く、重合性組成物中のモノマーの一部を予め部分重合さ
せて、重合性組成物の粘度を高めておいても良い。部分
重合されるモノマー量は、特に限定されるものではない
が、全モノマー中の1.5〜60重量%であることが好
ましい。部分重合されるモノマー量が全モノマー中の
1.5重量%未満であると、必要な粘度を得られず、逆
に60重量%を超えると、重合性組成物の粘度が高くな
り過ぎて、塗工性が悪くなる。さらに、重合方法が光重
合法の場合、塗工性に悪影響を及ぼすミクロゲルの発生
を防止するために、上記部分重合は光重合開始剤を添加
する前に行うことが好ましい。
【0038】本発明においては、上記基材層を得るため
の重合方法は光重合法によって行われる。
の重合方法は光重合法によって行われる。
【0039】上記光重合法の具体的な方法は、特に限定
されるものではないが、光重合開始剤を含有させた重合
性組成物を、表面に離型処理を施されたPETフィルム
のような離型材上に塗工し、光照射用ランプを用いて、
所定の光照射強度で光照射することにより、所望の基材
層を得ることが出来る。
されるものではないが、光重合開始剤を含有させた重合
性組成物を、表面に離型処理を施されたPETフィルム
のような離型材上に塗工し、光照射用ランプを用いて、
所定の光照射強度で光照射することにより、所望の基材
層を得ることが出来る。
【0040】上記光重合開始剤の種類としては、特に限
定されるものではないが、4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン
(商品名「ダロキュア2959」、メルク社製)、α−
ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフェノン(商品
名「ダロキュア1173」、メルク社製)、2,2−ジ
メチル−2−フェニルアセトフェノン(商品名「イルガ
キュア651」、チバガイギー社製)2−ヒドロキシ−
2−シクロヘキシルアセトフェノン(商品名「イルガキ
ュア184」、チバガイギー社製)、メトキシアセトフ
ェノン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンジルジ
メチルケタール等のケタール系光重合開始剤、ハロゲン
化ケトン、アシルホスフィノキシド、アシルホスフォナ
ート等の光重合開始剤等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
定されるものではないが、4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン
(商品名「ダロキュア2959」、メルク社製)、α−
ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフェノン(商品
名「ダロキュア1173」、メルク社製)、2,2−ジ
メチル−2−フェニルアセトフェノン(商品名「イルガ
キュア651」、チバガイギー社製)2−ヒドロキシ−
2−シクロヘキシルアセトフェノン(商品名「イルガキ
ュア184」、チバガイギー社製)、メトキシアセトフ
ェノン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンジルジ
メチルケタール等のケタール系光重合開始剤、ハロゲン
化ケトン、アシルホスフィノキシド、アシルホスフォナ
ート等の光重合開始剤等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0041】重合性組成物中における上記光重合開始剤
の含有量は、特に限定されるものではないが、全モノマ
ー100重量部に対し、光重合開始剤0.01〜5重量
部であることが好ましく、なかでも0.05〜3重量部
であることがより好ましい。
の含有量は、特に限定されるものではないが、全モノマ
ー100重量部に対し、光重合開始剤0.01〜5重量
部であることが好ましく、なかでも0.05〜3重量部
であることがより好ましい。
【0042】全モノマー100重量部に対する光重合開
始剤の含有量が0.01重量部未満であると、重合転化
率が充分上がらず、得られる基材層はモノマー臭の強い
ものとなり、逆に5重量部を超えると、ラジカル発生量
が多くなって分子量が低くなり、得られる基材層の凝集
力が弱くなる。
始剤の含有量が0.01重量部未満であると、重合転化
率が充分上がらず、得られる基材層はモノマー臭の強い
ものとなり、逆に5重量部を超えると、ラジカル発生量
が多くなって分子量が低くなり、得られる基材層の凝集
力が弱くなる。
【0043】光重合法に用いられる光照射用ランプの種
類としては、特に限定されるものではないが、光波長4
00nm以下に発光分布を有するものが好ましく、例え
ば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀
灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロ
ウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
類としては、特に限定されるものではないが、光波長4
00nm以下に発光分布を有するものが好ましく、例え
ば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀
灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロ
ウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0044】上記光照射用ランプのなかでもケミカルラ
ンプは、光重合開始剤の活性波長領域の光を効率良く発
光すると共に、光重合開始剤以外の配合成分の光吸収が
少ないため光が内部まで透過し易く、高膜厚の基材層を
作製するのに適するので、より好適に用いられる。
ンプは、光重合開始剤の活性波長領域の光を効率良く発
光すると共に、光重合開始剤以外の配合成分の光吸収が
少ないため光が内部まで透過し易く、高膜厚の基材層を
作製するのに適するので、より好適に用いられる。
【0045】又、光重合時の光照射強度は、得られる重
合体の重合度を左右する因子であり、目的とする基材層
の性能に応じて適宜設定制御されれば良いが、例えば、
アセトフェノン系のような開裂型の光重合開始剤を用い
る場合、光重合開始剤の光分解に有効な365〜420
nm程度の波長領域における光照射強度が0.1〜10
0mW/cm2 であることが好ましい。
合体の重合度を左右する因子であり、目的とする基材層
の性能に応じて適宜設定制御されれば良いが、例えば、
アセトフェノン系のような開裂型の光重合開始剤を用い
る場合、光重合開始剤の光分解に有効な365〜420
nm程度の波長領域における光照射強度が0.1〜10
0mW/cm2 であることが好ましい。
【0046】さらに、光重合法の場合、空気中の酸素や
重合性組成物中の溶存酸素により重合反応が阻害される
ので、空気の影響を防止するための適切な方法を採るこ
とが好ましい。
重合性組成物中の溶存酸素により重合反応が阻害される
ので、空気の影響を防止するための適切な方法を採るこ
とが好ましい。
【0047】上記空気の影響を防止するための方法とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、重合性
組成物を表面に離型処理を施されたPETやテフロン等
の透明保護フィルムによって覆い、空気中の酸素を遮断
すると共に、透明保護フィルムを介して光を照射する方
法、窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガスで酸素を置換さ
れ、光透過性の窓を有するイナートゾーン中で、光透過
性の窓を介して光を照射する方法等が挙げられる。上記
後者の方法を採る場合、重合転化率を99.7%以上程
度に充分上げるためには、イナートゾーン中の酸素濃度
を5000ppm以下とすることが好ましく、300p
pmとすることがより好ましい。
ては、特に限定されるものではないが、例えば、重合性
組成物を表面に離型処理を施されたPETやテフロン等
の透明保護フィルムによって覆い、空気中の酸素を遮断
すると共に、透明保護フィルムを介して光を照射する方
法、窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガスで酸素を置換さ
れ、光透過性の窓を有するイナートゾーン中で、光透過
性の窓を介して光を照射する方法等が挙げられる。上記
後者の方法を採る場合、重合転化率を99.7%以上程
度に充分上げるためには、イナートゾーン中の酸素濃度
を5000ppm以下とすることが好ましく、300p
pmとすることがより好ましい。
【0048】又、光重合が急速に進行する場合、重合性
組成物が塗工された離型材や上記透明保護フィルムが重
合熱により収縮し、得られる基材層に皺や縞が発生し、
外観不良を来すことがあるので、光カットフィルターに
より光照射用ランプからの輻射熱を抑制したり、光が照
射される面と反対側の基材層背面を冷却板等により冷却
する等の方法を採ることが好ましい。
組成物が塗工された離型材や上記透明保護フィルムが重
合熱により収縮し、得られる基材層に皺や縞が発生し、
外観不良を来すことがあるので、光カットフィルターに
より光照射用ランプからの輻射熱を抑制したり、光が照
射される面と反対側の基材層背面を冷却板等により冷却
する等の方法を採ることが好ましい。
【0049】本発明によるアクリル系粘着テープを構成
する感圧接着剤層は、前述したアルキル基の炭素数が1
〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、該
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な前
述した極性共重合性モノマー及びその他の共重合性モノ
マー等とを共重合して得られる、ガラス転移温度が−2
0℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万の範
囲にあるアクリル系共重合体をアジリジン系架橋剤で架
橋したものを主成分とする。
する感圧接着剤層は、前述したアルキル基の炭素数が1
〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、該
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な前
述した極性共重合性モノマー及びその他の共重合性モノ
マー等とを共重合して得られる、ガラス転移温度が−2
0℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万の範
囲にあるアクリル系共重合体をアジリジン系架橋剤で架
橋したものを主成分とする。
【0050】上記感圧接着剤層においては、アルキル基
の炭素数が1〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、極性共重合性モノマー及びその他の共重合性モノ
マー等から成る全モノマー中に占める上記(メタ)アク
リル酸アルキルエステルの含有量は、特に限定されるも
のではないが、90〜98重量%であることが好まし
い。
の炭素数が1〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、極性共重合性モノマー及びその他の共重合性モノ
マー等から成る全モノマー中に占める上記(メタ)アク
リル酸アルキルエステルの含有量は、特に限定されるも
のではないが、90〜98重量%であることが好まし
い。
【0051】全モノマー中に占める上記(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルの含有量が90重量%未満である
と、得られる感圧接着剤層の凝集力が高くなり過ぎて、
感圧接着性が低下し、逆に98重量%を超えると、得ら
れる感圧接着剤層の凝集力が低くなり過ぎて、高い保持
力を得られない。
ル酸アルキルエステルの含有量が90重量%未満である
と、得られる感圧接着剤層の凝集力が高くなり過ぎて、
感圧接着性が低下し、逆に98重量%を超えると、得ら
れる感圧接着剤層の凝集力が低くなり過ぎて、高い保持
力を得られない。
【0052】又、上記全モノマー中に占める極性共重合
性モノマーの含有量は、特に限定されるものではない
が、2〜10重量%であることが好ましい。
性モノマーの含有量は、特に限定されるものではない
が、2〜10重量%であることが好ましい。
【0053】全モノマー中に占める極性共重合性モノマ
ーの含有量が2重量%未満であると、得られる感圧接着
剤層の凝集力が低くなり過ぎて、高い保持力を得られ
ず、逆に10重量%を超えると、得られる感圧接着剤層
の凝集力が高くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
ーの含有量が2重量%未満であると、得られる感圧接着
剤層の凝集力が低くなり過ぎて、高い保持力を得られ
ず、逆に10重量%を超えると、得られる感圧接着剤層
の凝集力が高くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
【0054】さらに、全モノマー中に占めるその他の共
重合性モノマーの含有量は、特に限定されるものではな
いが、30重量%以下であることが好ましい。全モノマ
ー中に占めるその他の共重合性モノマーの含有量が30
重量%を超えると、得られる感圧接着剤層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
重合性モノマーの含有量は、特に限定されるものではな
いが、30重量%以下であることが好ましい。全モノマ
ー中に占めるその他の共重合性モノマーの含有量が30
重量%を超えると、得られる感圧接着剤層の凝集力が高
くなり過ぎて、感圧接着性が低下する。
【0055】本発明における感圧接着剤層の主成分とし
て用いられるアクリル系共重合体は、所定の割合で配合
されている上述の全モノマーを、重合開始剤の存在下、
有機溶剤媒体中もしくは水媒体中で、常法により、溶液
重合もしくは乳化重合させることにより得ることが出来
る。
て用いられるアクリル系共重合体は、所定の割合で配合
されている上述の全モノマーを、重合開始剤の存在下、
有機溶剤媒体中もしくは水媒体中で、常法により、溶液
重合もしくは乳化重合させることにより得ることが出来
る。
【0056】本発明においては、上記アクリル系共重合
体のガラス転移温度が−20℃以下であることが必要で
ある。尚、ここで言うガラス転移温度とは、アクリル系
共重合体の粘弾性スペクトルのtanδのピーク値で示
されるTgを意味する。
体のガラス転移温度が−20℃以下であることが必要で
ある。尚、ここで言うガラス転移温度とは、アクリル系
共重合体の粘弾性スペクトルのtanδのピーク値で示
されるTgを意味する。
【0057】アクリル系共重合体のガラス転移温度が−
20℃を超えると、得られる感圧接着剤層の低温時の流
動性が阻害されるので、低温時、特に冬季における感圧
接着性が乏しくなる。
20℃を超えると、得られる感圧接着剤層の低温時の流
動性が阻害されるので、低温時、特に冬季における感圧
接着性が乏しくなる。
【0058】又、本発明においては、上記アクリル系共
重合体の重量平均分子量が30万〜70万であることが
必要である。
重合体の重量平均分子量が30万〜70万であることが
必要である。
【0059】アクリル系共重合体の重量平均分子量が3
0万未満であると、得られる感圧接着剤層の凝集力が低
くなり過ぎて、充分な保持力を得られず、逆に70万を
超えると、得られる感圧接着剤層の低温時の流動性が阻
害されるので、低温時、特に冬季における感圧接着性が
乏しくなる。
0万未満であると、得られる感圧接着剤層の凝集力が低
くなり過ぎて、充分な保持力を得られず、逆に70万を
超えると、得られる感圧接着剤層の低温時の流動性が阻
害されるので、低温時、特に冬季における感圧接着性が
乏しくなる。
【0060】さらに、本発明においては、上記アクリル
系共重合体がアジリジン系架橋剤で架橋されていること
が必要である。
系共重合体がアジリジン系架橋剤で架橋されていること
が必要である。
【0061】アクリル系共重合体をアジリジン系架橋剤
で架橋させることにより、例えばイソシアネート系架橋
剤で架橋させた場合に比較し、−20℃以下の低いガラ
ス転移温度を有するアクリル系共重合体であっても優れ
た凝集力を発現させることが出来、得られる感圧接着剤
層は感圧接着性と保持力等とのバランスに優れたものと
なる。
で架橋させることにより、例えばイソシアネート系架橋
剤で架橋させた場合に比較し、−20℃以下の低いガラ
ス転移温度を有するアクリル系共重合体であっても優れ
た凝集力を発現させることが出来、得られる感圧接着剤
層は感圧接着性と保持力等とのバランスに優れたものと
なる。
【0062】上記アジリジン系架橋剤の種類としては、
特に限定されるものではないが、N,N’−ジフェニル
メタン−4,4’−ビス(1−アジリジンカルボキシア
ミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジ
ニルプロピオネート、N,N’−ヘキサメチレン−1,
6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)等の2官
能以上のアジリジン系化合物等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
特に限定されるものではないが、N,N’−ジフェニル
メタン−4,4’−ビス(1−アジリジンカルボキシア
ミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジ
ニルプロピオネート、N,N’−ヘキサメチレン−1,
6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)等の2官
能以上のアジリジン系化合物等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0063】又、上記アジリジン系架橋剤の添加量は、
特に限定されるものではないが、アクリル系共重合体1
00重量部に対し、アジリジン系架橋剤0.1〜1重量
部であることが好ましい。
特に限定されるものではないが、アクリル系共重合体1
00重量部に対し、アジリジン系架橋剤0.1〜1重量
部であることが好ましい。
【0064】アクリル系共重合体100重量部に対する
アジリジン系架橋剤の添加量が0.1重量部未満である
と、架橋度が低くなるので、得られる感圧接着剤層の保
持力が不充分となり、逆に1重量部を超えると、架橋度
が高くなり過ぎて、得られる感圧接着剤層の感圧接着性
が乏しくなる。
アジリジン系架橋剤の添加量が0.1重量部未満である
と、架橋度が低くなるので、得られる感圧接着剤層の保
持力が不充分となり、逆に1重量部を超えると、架橋度
が高くなり過ぎて、得られる感圧接着剤層の感圧接着性
が乏しくなる。
【0065】本発明においては、上記感圧接着剤層中
に、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、粘着
付与樹脂、軟化剤、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、着色剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以
上が含有されていても良い。
に、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、粘着
付与樹脂、軟化剤、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、着色剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以
上が含有されていても良い。
【0066】上記粘着付与樹脂の種類としては、前述し
た基材層に含有させ得るのと同様の粘着付与樹脂の1種
もしくは2種以上が好適に用いられ、又、その含有量
は、特に限定されるものではないが、アクリル系共重合
体100重量部に対し、粘着付与樹脂5〜30重量部で
あることが好ましい。
た基材層に含有させ得るのと同様の粘着付与樹脂の1種
もしくは2種以上が好適に用いられ、又、その含有量
は、特に限定されるものではないが、アクリル系共重合
体100重量部に対し、粘着付与樹脂5〜30重量部で
あることが好ましい。
【0067】アクリル系共重合体100重量部に対する
粘着付与樹脂の含有量が5重量部未満であると、充分な
感圧接着性向上効果を得られず、逆に30重量部を超え
ると、粘着付与樹脂の種類によっては感圧接着剤層の保
持力が低下することがある。
粘着付与樹脂の含有量が5重量部未満であると、充分な
感圧接着性向上効果を得られず、逆に30重量部を超え
ると、粘着付与樹脂の種類によっては感圧接着剤層の保
持力が低下することがある。
【0068】本発明によるアクリル系粘着テープは、前
記基材層の片面もしくは両面に上記感圧接着剤層を積層
することにより得られる。
記基材層の片面もしくは両面に上記感圧接着剤層を積層
することにより得られる。
【0069】上記積層の方法は、特別なものではなく、
基材層の片面もしくは両面に、有機溶剤もしくは水を媒
体とする感圧接着剤を直接塗工して乾燥する方法で行っ
ても良いし、又、剥離紙のような離型材の離型処理面に
有機溶剤もしくは水を媒体とする感圧接着剤を塗工して
乾燥した後、基材層の片面もしくは両面と貼り合わせ、
感圧接着剤層を基材層側に転写する方法で行っても良い
が、基材層に対する影響の少ない後者の方法がより好ま
しい。
基材層の片面もしくは両面に、有機溶剤もしくは水を媒
体とする感圧接着剤を直接塗工して乾燥する方法で行っ
ても良いし、又、剥離紙のような離型材の離型処理面に
有機溶剤もしくは水を媒体とする感圧接着剤を塗工して
乾燥した後、基材層の片面もしくは両面と貼り合わせ、
感圧接着剤層を基材層側に転写する方法で行っても良い
が、基材層に対する影響の少ない後者の方法がより好ま
しい。
【0070】又、上記積層を行う場合に、基材層と感圧
接着剤層の間に、ポリアミン化合物、多官能イソシアネ
ート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カルボジイ
ミド化合物、多官能オキサゾリン化合物、クロロプレ
ン、塩素化天然ゴム、メチロール基含有化合物等を含有
して成る接着力増強層を積層しても良い。
接着剤層の間に、ポリアミン化合物、多官能イソシアネ
ート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カルボジイ
ミド化合物、多官能オキサゾリン化合物、クロロプレ
ン、塩素化天然ゴム、メチロール基含有化合物等を含有
して成る接着力増強層を積層しても良い。
【0071】さらに、上記感圧接着剤層の厚みは、アク
リル系粘着テープの用いられる用途や必要とされる性能
に応じて適宜設定されれば良く、特に限定されるもので
はないが、一般的には、基材層の片面につき乾燥後の膜
厚で10〜200μm程度であることが好ましい。
リル系粘着テープの用いられる用途や必要とされる性能
に応じて適宜設定されれば良く、特に限定されるもので
はないが、一般的には、基材層の片面につき乾燥後の膜
厚で10〜200μm程度であることが好ましい。
【0072】
【作用】本発明によるアクリル系粘着テープは、応力緩
和性に優れる感圧接着性基材層の片面もしくは両面に、
感圧接着性と凝集力とのバランスに優れる感圧接着剤層
が積層されて成るので、粗面や埃面等を有する建材等に
対しても優れた接着性や保持力等を発揮する。
和性に優れる感圧接着性基材層の片面もしくは両面に、
感圧接着性と凝集力とのバランスに優れる感圧接着剤層
が積層されて成るので、粗面や埃面等を有する建材等に
対しても優れた接着性や保持力等を発揮する。
【0073】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に
実施例をあげる。なお、実施例中の「部」は「重量部」
を意味する。
実施例をあげる。なお、実施例中の「部」は「重量部」
を意味する。
【0074】(実施例1)
【0075】(1)感圧接着性基材層の作製 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル850部、N−
ビニルピロリドン100部、アクリル酸50部、連鎖移
動剤(n−ドデカンチオール)0.2部、光重合開始剤
「イルガキュア651」(チバガイギー社製)3部及び
高密度ポリエチレン樹脂微粒子(商品名「ミペロンXM
−220」、平均粒子径20μm、比重0.95、三井
石油化学工業社製)420部をセパラブルフラスコ中で
均一に攪拌混合した後、窒素ガスをパージして溶存酸素
を除去し、重合性組成物を得た。この重合性組成物に、
液温が5℃上昇する迄、ブラックライトランプで紫外線
を照射して部分重合を行い、重合性組成物を増粘した。
増粘された重合性組成物の重合転化率は3.7%、粘度
は2200cpsであった。得られた上記重合性組成物
にヘキサンジオールジアクリレート0.2部を添加混合
した後、離型処理を施された厚み38μmのPETフィ
ルムの離型処理面に重合後の膜厚が1.0±0.1mm
となるように塗工した。次いで、その塗工面を上記と同
様のPETフィルムで離型処理面が塗工面と接するよう
に覆い保護した後、保護PETフィルムの上から、光照
射強度が2mW/cm2 となるように高さ調節されたケ
ミカルランプを用いて8分間光照射を行い、重合性組成
物を光重合させて感圧接着性基材層(A)を作製した。
得られた感圧接着性基材層(A)の応力緩和率は25%
であり、ゲル分率は95重量%、残存モノマー量は0.
1重量%以下であった。
ビニルピロリドン100部、アクリル酸50部、連鎖移
動剤(n−ドデカンチオール)0.2部、光重合開始剤
「イルガキュア651」(チバガイギー社製)3部及び
高密度ポリエチレン樹脂微粒子(商品名「ミペロンXM
−220」、平均粒子径20μm、比重0.95、三井
石油化学工業社製)420部をセパラブルフラスコ中で
均一に攪拌混合した後、窒素ガスをパージして溶存酸素
を除去し、重合性組成物を得た。この重合性組成物に、
液温が5℃上昇する迄、ブラックライトランプで紫外線
を照射して部分重合を行い、重合性組成物を増粘した。
増粘された重合性組成物の重合転化率は3.7%、粘度
は2200cpsであった。得られた上記重合性組成物
にヘキサンジオールジアクリレート0.2部を添加混合
した後、離型処理を施された厚み38μmのPETフィ
ルムの離型処理面に重合後の膜厚が1.0±0.1mm
となるように塗工した。次いで、その塗工面を上記と同
様のPETフィルムで離型処理面が塗工面と接するよう
に覆い保護した後、保護PETフィルムの上から、光照
射強度が2mW/cm2 となるように高さ調節されたケ
ミカルランプを用いて8分間光照射を行い、重合性組成
物を光重合させて感圧接着性基材層(A)を作製した。
得られた感圧接着性基材層(A)の応力緩和率は25%
であり、ゲル分率は95重量%、残存モノマー量は0.
1重量%以下であった。
【0076】(2)感圧接着剤の作製 攪拌機、還流冷却管及び温度計を備えたセパラブルフラ
スコに、アクリル酸2−エチルヘキシルエステル970
部、アクリル酸30部、n−ドデカンチオール0.2部
及び酢酸エチル900部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で
還流するまで昇温し、20分間保持した後、ベンジルペ
ルオキシド1部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を滴
下し、4時間反応した。次いで、ベンジルペルオキシド
1部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を更に滴下し、
3時間反応した後、トルエン500部を添加混合して、
粘度12000cps、固形分40重量%のアクリル系
共重合体溶液を得た。得られたアクリル系共重合体のガ
ラス転移温度は−26℃であり、GPC(ゲルパーメー
ションクロマトグラム)によるスチレン換算法で測定し
た重量平均分子量は50万であった。次いで、上記で得
られたアクリル系共重合体溶液のアクリル系共重合体1
00部に対し、架橋剤としてN,N’−ヘキサメチレン
−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)
0.2部を添加混合し、感圧接着剤(a)を作製した。
スコに、アクリル酸2−エチルヘキシルエステル970
部、アクリル酸30部、n−ドデカンチオール0.2部
及び酢酸エチル900部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で
還流するまで昇温し、20分間保持した後、ベンジルペ
ルオキシド1部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を滴
下し、4時間反応した。次いで、ベンジルペルオキシド
1部を酢酸エチル50部に溶解した溶液を更に滴下し、
3時間反応した後、トルエン500部を添加混合して、
粘度12000cps、固形分40重量%のアクリル系
共重合体溶液を得た。得られたアクリル系共重合体のガ
ラス転移温度は−26℃であり、GPC(ゲルパーメー
ションクロマトグラム)によるスチレン換算法で測定し
た重量平均分子量は50万であった。次いで、上記で得
られたアクリル系共重合体溶液のアクリル系共重合体1
00部に対し、架橋剤としてN,N’−ヘキサメチレン
−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)
0.2部を添加混合し、感圧接着剤(a)を作製した。
【0077】(3)アクリル系粘着テープの作製 上記で得られた感圧接着剤(a)を乾燥後の膜厚が70
μmとなるように剥離紙の離型処理面に塗工乾燥して感
圧接着剤層を形成し、前記で得られた感圧接着性基材層
(A)の一方の面に積層した。同様の操作を感圧接着性
基材層(A)の他方の面にも行い、アクリル系両面粘着
テープを作製した。
μmとなるように剥離紙の離型処理面に塗工乾燥して感
圧接着剤層を形成し、前記で得られた感圧接着性基材層
(A)の一方の面に積層した。同様の操作を感圧接着性
基材層(A)の他方の面にも行い、アクリル系両面粘着
テープを作製した。
【0078】(4)評価 得られたアクリル系粘着テープの各種性能を以下の方法
で評価した結果は表1に示すとおりであった。
で評価した結果は表1に示すとおりであった。
【0079】初期剥離強度:0℃の雰囲気下で、幅2
0mm、長さ150mmに裁断したアクリル系粘着テー
プの一方の面を、幅25mm、長さ200mmに裁断し
た厚み5mmの珪酸カルシウム系建材(商品名「アスベ
ール」、積水化学工業社製)に接着長さが100mmと
なるように貼り付けた。次いで、アクリル系粘着テープ
の他方の面にバッキング材として厚み50μmのSUS
304シートを貼り付け、バッキング材の上から重さ2
kgのローラーを2往復させて圧着した後、直ちに、引
張り試験機を用いて300mm/分の引張り速度で引張
り、90度角剥離強度(g/20mm)を測定した。
0mm、長さ150mmに裁断したアクリル系粘着テー
プの一方の面を、幅25mm、長さ200mmに裁断し
た厚み5mmの珪酸カルシウム系建材(商品名「アスベ
ール」、積水化学工業社製)に接着長さが100mmと
なるように貼り付けた。次いで、アクリル系粘着テープ
の他方の面にバッキング材として厚み50μmのSUS
304シートを貼り付け、バッキング材の上から重さ2
kgのローラーを2往復させて圧着した後、直ちに、引
張り試験機を用いて300mm/分の引張り速度で引張
り、90度角剥離強度(g/20mm)を測定した。
【0080】引張り強度:23℃−65%RH雰囲気
下で、幅20mm、長さ20mmに裁断したアクリル系
粘着テープを、幅50mm、長さ50mmに裁断した厚
み5mmの「アスベール」2枚の間の中央部にサンドイ
ッチ状に貼り付け、5kgの荷重で15分間圧着した
後、引張り試験機を用いて50mm/分の引張り速度で
引張り、引張り強度(kg/cm2 )を測定した。
下で、幅20mm、長さ20mmに裁断したアクリル系
粘着テープを、幅50mm、長さ50mmに裁断した厚
み5mmの「アスベール」2枚の間の中央部にサンドイ
ッチ状に貼り付け、5kgの荷重で15分間圧着した
後、引張り試験機を用いて50mm/分の引張り速度で
引張り、引張り強度(kg/cm2 )を測定した。
【0081】保持力:23℃−65%RHの雰囲気下
で、幅20mm、長さ20mmに裁断したアクリル系粘
着テープを、幅25mm、長さ100mmに裁断した厚
み5mmの「アスベール」2枚の間に、「アスベール」
が互い違いになるようにサンドイッチ状に貼り付け、5
kgの荷重で15分間圧着した後、40℃−65%RH
の雰囲気中に垂直に懸垂し、一方の「アスベール」の下
端に1kgの荷重を懸けて放置し、落下する迄の時間
(時間)を測定した。
で、幅20mm、長さ20mmに裁断したアクリル系粘
着テープを、幅25mm、長さ100mmに裁断した厚
み5mmの「アスベール」2枚の間に、「アスベール」
が互い違いになるようにサンドイッチ状に貼り付け、5
kgの荷重で15分間圧着した後、40℃−65%RH
の雰囲気中に垂直に懸垂し、一方の「アスベール」の下
端に1kgの荷重を懸けて放置し、落下する迄の時間
(時間)を測定した。
【0082】(実施例2)
【0083】感圧接着性基材層の作製において、アクリ
ル酸イソノニルエステル950部、N−ビニルカプロラ
クタム50部及び親水性シリカ(商品名「アエロジル2
00」、日本アエロジル社製)30部を、ディゾルバー
式攪拌機を用いて回転速度1000rpmで4時間均一
に攪拌混合した。次いで、ガラスバルーン(商品名「C
EL−STARZ−27」、平均粒子径45μm、比重
0.27、旭硝子社製)50部、「イルガキュア65
1」3部及びヘキサンジオールジアクリレート0.3部
を添加し、均一に攪拌混合した後、窒素ガスをパージし
て溶存酸素を除去し、重合性組成物を得た。得られた重
合性組成物を用い、実施例1と同様にして、厚み1.5
mmの感圧接着性基材層(B)を得た。得られた感圧接
着性基材層(B)の応力緩和率は28%であった。
ル酸イソノニルエステル950部、N−ビニルカプロラ
クタム50部及び親水性シリカ(商品名「アエロジル2
00」、日本アエロジル社製)30部を、ディゾルバー
式攪拌機を用いて回転速度1000rpmで4時間均一
に攪拌混合した。次いで、ガラスバルーン(商品名「C
EL−STARZ−27」、平均粒子径45μm、比重
0.27、旭硝子社製)50部、「イルガキュア65
1」3部及びヘキサンジオールジアクリレート0.3部
を添加し、均一に攪拌混合した後、窒素ガスをパージし
て溶存酸素を除去し、重合性組成物を得た。得られた重
合性組成物を用い、実施例1と同様にして、厚み1.5
mmの感圧接着性基材層(B)を得た。得られた感圧接
着性基材層(B)の応力緩和率は28%であった。
【0084】感圧接着剤の作製において、モノマー組成
を、アクリル酸n−ブチルエステル700部、アクリル
酸2−エチルヘキシルエステル270部及びアクリル酸
30部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度1
4200cps、固形分40重量%のアクリル系共重合
体溶液を得た。得られたアクリル系共重合体のガラス転
移温度は−20℃、重量平均分子量は70万であった。
次いで、得られたアクリル系共重合体溶液に、実施例1
と同様にして、アジリジン系架橋剤を添加混合し、感圧
接着剤(b)を得た。
を、アクリル酸n−ブチルエステル700部、アクリル
酸2−エチルヘキシルエステル270部及びアクリル酸
30部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度1
4200cps、固形分40重量%のアクリル系共重合
体溶液を得た。得られたアクリル系共重合体のガラス転
移温度は−20℃、重量平均分子量は70万であった。
次いで、得られたアクリル系共重合体溶液に、実施例1
と同様にして、アジリジン系架橋剤を添加混合し、感圧
接着剤(b)を得た。
【0085】アクリル系粘着テープの作製において、上
記で得られた感圧接着性基材層(B)と感圧接着剤
(b)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、アク
リル系両面粘着テープを得た。
記で得られた感圧接着性基材層(B)と感圧接着剤
(b)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、アク
リル系両面粘着テープを得た。
【0086】(比較例1)
【0087】感圧接着剤の作製において、実施例1で得
たアクリル系共重合体溶液のアクリル系共重合体100
部に対し、架橋剤として、アジリジン系架橋剤の代わり
に、イソシアネート系架橋剤(商品名「コロネート
L」、日本ポリウレタン工業社製)を固形分で1部添加
したこと以外は実施例1と同様にして、感圧接着剤
(c)を得た。
たアクリル系共重合体溶液のアクリル系共重合体100
部に対し、架橋剤として、アジリジン系架橋剤の代わり
に、イソシアネート系架橋剤(商品名「コロネート
L」、日本ポリウレタン工業社製)を固形分で1部添加
したこと以外は実施例1と同様にして、感圧接着剤
(c)を得た。
【0088】アクリル系粘着テープの作製において、実
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(c)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(c)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
【0089】(比較例2)
【0090】感圧接着剤の作製において、モノマー組成
をアクリル酸2−エチルヘキシルエステル880部及び
アクリル酸120部としたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系共重合体溶液を得た。得られたアクリ
ル系共重合体のガラス転移温度は−10℃、重量平均分
子量は50万であった。次いで、得られたアクリル系共
重合体溶液に、実施例1と同様にして、アジリジン系架
橋剤を添加混合し、感圧接着剤(d)を得た。
をアクリル酸2−エチルヘキシルエステル880部及び
アクリル酸120部としたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系共重合体溶液を得た。得られたアクリ
ル系共重合体のガラス転移温度は−10℃、重量平均分
子量は50万であった。次いで、得られたアクリル系共
重合体溶液に、実施例1と同様にして、アジリジン系架
橋剤を添加混合し、感圧接着剤(d)を得た。
【0091】アクリル系粘着テープの作製において、実
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(d)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(d)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
【0092】(比較例3)
【0093】感圧接着剤の作製において、実施例1と同
様のモノマー組成で得られたガラス転移温度−26℃、
重量平均分子量80万のアクリル系共重合体の溶液に、
実施例1と同様にして、アジリジン系架橋剤を添加混合
し、感圧接着剤(e)を得た。
様のモノマー組成で得られたガラス転移温度−26℃、
重量平均分子量80万のアクリル系共重合体の溶液に、
実施例1と同様にして、アジリジン系架橋剤を添加混合
し、感圧接着剤(e)を得た。
【0094】アクリル系粘着テープの作製において、実
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(e)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
施例1で得た感圧接着性基材層(A)と上記で得られた
感圧接着剤(e)を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、アクリル系両面粘着テープを得た。
【0095】(比較例4)
【0096】感圧接着性基材層の作製において、高密度
ポリエチレン樹脂微粒子「ミペロンXM−220」を配
合しなかったこと以外は実施例1と同様にして、厚み1
mmの感圧接着性基材層(C)を得た。得られた感圧接
着性基材層(C)の応力緩和率は75%であった。
ポリエチレン樹脂微粒子「ミペロンXM−220」を配
合しなかったこと以外は実施例1と同様にして、厚み1
mmの感圧接着性基材層(C)を得た。得られた感圧接
着性基材層(C)の応力緩和率は75%であった。
【0097】アクリル系粘着テープの作製において、上
記で得られた感圧接着性基材層(C)と実施例1で得ら
れた感圧接着剤(a)を用いたこと以外は実施例1と同
様にして、アクリル系両面粘着テープを得た。
記で得られた感圧接着性基材層(C)と実施例1で得ら
れた感圧接着剤(a)を用いたこと以外は実施例1と同
様にして、アクリル系両面粘着テープを得た。
【0098】実施例2及び比較例1〜4で得られたアク
リル系粘着テープの各種性能を実施例1と同様にして評
価した結果は表1に示すとおりであった。
リル系粘着テープの各種性能を実施例1と同様にして評
価した結果は表1に示すとおりであった。
【0099】
【表1】
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるアクリ
ル系粘着テープは、粗面や埃面等を有する建材等に対し
ても優れた接着性や保持力等を発揮する高品質のもので
ある。
ル系粘着テープは、粗面や埃面等を有する建材等に対し
ても優れた接着性や保持力等を発揮する高品質のもので
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 アルキル基の炭素数が1〜14の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルと共重合可能なモノマーとを共重
合して得られるアクリル系共重合体を主成分とする感圧
接着性基材層及び感圧接着剤層が積層されて成るアクリ
ル系粘着テープであって、上記感圧接着性基材層の応力
緩和率が、100%伸張で1時間後において50%以下
であると共に、上記感圧接着剤層が、ガラス転移温度が
−20℃以下であり、重量平均分子量が30万〜70万
の範囲にあるアクリル系共重合体がアジリジン系架橋剤
で架橋されている感圧接着剤層であることを特徴とする
アクリル系粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275077A JPH08134408A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | アクリル系粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275077A JPH08134408A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | アクリル系粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08134408A true JPH08134408A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17550506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6275077A Pending JPH08134408A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | アクリル系粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08134408A (ja) |
Cited By (13)
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-09 JP JP6275077A patent/JPH08134408A/ja active Pending
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