JPH09221639A - 難燃性粘着フィルムおよびテープ - Google Patents

難燃性粘着フィルムおよびテープ

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JPH09221639A
JPH09221639A JP3054796A JP3054796A JPH09221639A JP H09221639 A JPH09221639 A JP H09221639A JP 3054796 A JP3054796 A JP 3054796A JP 3054796 A JP3054796 A JP 3054796A JP H09221639 A JPH09221639 A JP H09221639A
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JP
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flame
weight
meth
acrylate
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JP3054796A
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English (en)
Inventor
Kenichi Azuma
賢一 東
Masaki Tono
正樹 戸野
Kenji Iuchi
謙治 居内
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな接着強度が得られるアルキル(メタ)
アクリレートを主成分である難燃性粘着フィルムもしく
はテープ。 【解決手段】 アルキル基の炭素数が4〜14のアルキ
ル(メタ)アクリレートと、その他のモノマーとからな
る共重合体100重量部と、ハロゲン化難燃材5〜50
重量部とからなる組成物をフィルム状に成形した難燃性
粘着フィルムであり、この難燃性粘着フィルムが100
%伸張されたときの20分後の応力緩和率が50%以上
である難燃性粘着フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は難燃性粘着テープに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレン発泡体、クロロ
プレン発泡体、ウレタン発泡体、アクリル発泡体等を基
材とし、その両面にアクリル系やゴム系等の粘着剤層を
設けた粘着テープが、自動車、家電、OA機器、住宅建
材分野等で用いられている。この発泡体を基材とした両
面粘着テープは無溶剤で2つの面が簡単に接着でき、し
かも、この基材の応力緩和率が大きいことから、被接着
面に比較的微細な凹凸があってもこの凹凸面に基材が変
形し密着して接着できるので、多く使用されている。し
かしながら、発泡体基材の凝集破壊強度が低く、このた
め、通常、凝集破壊強度で決定される剪断強度、剥離強
度等の接着強度が充分に得られ難いという問題があっ
た。そこで、本出願人はアルキル(メタ)アクリレート
を主成分とする粘着テープが破壊強度が高く、しかも、
高い接着強度が得られることを発明して特開平7−90
028号として出願した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この粘着テープを使用
する分野、即ち、自動車、家電、OA機器、住宅建材分
野等では、この粘着テープの難燃性が要求されることが
多い。しかし、発泡体を基材とする両面粘着テープや、
前記アルキル(メタ)アクリレートを主成分とする粘着
テープは難燃性に劣るという問題がある。そこで、本発
明の目的は、高い剪断強度と接着強度が得られるアルキ
ル(メタ)アクリレートを主成分とする粘着テープを難
燃性にした難燃性粘着フィルムおよびテープを提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1記載の発明は、アルキル基
の炭素数が4〜14のアルキル(メタ)アクリレート
と、このアルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な
モノマーを共重合してなる共重合体100重量部と、ハ
ロゲン化難燃剤5〜50重量部とからなる組成物がフィ
ルム状に成形された難燃性粘着フィルムであって、該難
燃性粘着フィルムが100%伸張されたときの20分後
の応力緩和率が50%以上である難燃性粘着フィルムに
関するものである。
【0005】又、請求項2記載の発明は、アルキル基の
炭素数が4〜14のアルキル(メタ)アクリレートと、
このアルキル(メタ)アクリレートと共重合可能なモノ
マーを共重合してなる共重合体100重量部と、ハロゲ
ン化難燃剤5〜50重量部および三酸化アンチモン2〜
25重量部とからなる組成物がフィルム状に成形された
難燃性粘着フィルムであって、該難燃性粘着フィルムが
100%伸張されたときの20分後の応力緩和率が50
%以上である難燃性粘着フィルムに関するものである。
【0006】又、請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載の発明において、アルキル基の炭素数が4〜1
4のアルキル(メタ)アクリレートと、このアルキル
(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマーを共重合
してなる重合体100重量部に対し、更に、平均粒子径
1〜150μmの微粒子または中空微粒子が0.5〜1
75重量部または体積分率で10〜50体積%含有され
ている難燃性粘着フィルムに関するものである。
【0007】又、請求項4記載の発明は、請求項1〜3
いずれか記載の難燃性粘着フィルムの少なくとも一面に
粘着層が設けられている難燃性粘着テープに関するもの
である。
【0008】本発明で使用される炭素数が4〜14のア
ルキル(メタ)アクリレートとは、炭素数が4〜14の
アルキル基を有する1価のアルコールとアクリル酸また
はメタクリル酸とから得られるエステルをいう。この炭
素数が4〜14のアルキル(メタ)アクリレートを使用
する理由は炭素数3以下であるとアルキルアクレリート
やアルキルメタクリレートのガラス転移点が高く、従っ
て、常温で粘着性がないからである。又、炭素数15以
上のアルキル(メタ)アクリレートはガラス転移点が高
くなり、常温で充分な粘着性が得られないからである。
このアルキル(メタ)アクリレートの中でも、特に、炭
素数が4〜12のアルキル(メタ)アクリレートが好ま
しい。かかる化合物としては、n−ブチル(メタ)アク
リレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)
アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イ
ソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリ
レート、ドデシル(メタ)アクリレート等のアルキル
(メタ)アクリレート等がある。
【0009】そして、これ等のアルキル(メタ)アクリ
レート等は単独で使用してもよいし、2種以上を混合し
て使用してもよい。特に、粘着性と凝集性のバランス等
から、通常、ガラス転移温度(Tg)が−50℃以下の
アルキル(メタ)アクリレートを用いるか、このガラス
転移温度(Tg)が−50℃以下のアルキル(メタ)ア
クリレートを主成分とし、その他のアルキル(メタ)ア
クリレートを併用することが好ましい。このように併用
するときには炭素数1〜3のアルキル(メタ)アクリレ
ートも使用できる。
【0010】この炭素数4〜14のアルキル(メタ)ア
クリレートの含有量は適宜でよいが、共重合体中のモノ
マー100重量部に対して、50重量%未満であると、
凝集力が強くなりすぎ、感圧接着性が低下するし、98
重量%を越えると、凝集力が低くなりすぎ、高い剪断強
度が得られないので、50〜98重量%が好ましい。更
に、好ましくは70〜95重量%である。
【0011】本発明に使用するアルキル(メタ)アクリ
レートと共重合可能なモノマーとは種々あるが、極性基
を有する極性共重合性モノマーが好ましい。この極性共
重合性モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸等の2重結合を有するカル
ボン酸モノマーまたはその無水物や、(メタ)アクリロ
ニトリル、メタクリルニトリル、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリ
ン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
ルアミド等の窒素含有モノマーや、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリ
レート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート、
カプロラクトン変性(メタ)アクリレート等の水酸基含
有モノマー等がある。この極性共重合性モノマーの含有
量は適宜でよいが、2.0重量%未満であると凝集力が
低くなりすぎ、高い剪断力が得られないし、20重量%
以上では、凝集力が高すぎ感圧接着性が損なわれるか
ら、2〜20重量%が好ましい。
【0012】その他のアルキル(メタ)アクリレートと
共重合可能なモノマーとしては、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、スチレン、イソボロルルアクリレート、イ
ソボロニルメタクリレート等が使用可能である。このモ
ノマーは30重量部を超えると凝集力が高くなり過ぎて
感圧性粘着性が低下するから30重量部以下が好まし
い。
【0013】上記成分の他に必要に応じて適宜モノマー
を添加することができる。例えば、優れた凝集力が所望
の場合には、多官能性モノマーを添加してアルキル(メ
タ)アクリレートと、このアルキル(メタ)アクリレー
トと共重合可能なモノマーとからなるポリマー間を架橋
するとよい。かかる多官能性モノマーとしては、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アク
リレート、ジビニルベンゼンやその他のエポキシ(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート等が好適である。
【0014】この多官能性モノマーの使用量は種類によ
って異なり適宜でよいが、通常、0.01重量部未満で
は架橋密度が低く必要な凝集力が得られないし、1重量
部を超えると架橋密度が高くなり、凝集力が高すぎ感圧
接着性が損なわれるので、0.01〜1重量部が好まし
く、更に好ましくは0.02〜0.8重量部である。こ
のアルキル(メタ)アクリレートと、このアルキル(メ
タ)アクリレートと重合可能なモノマー、必要があれ
ば、多官能性モノマー等を混合させた混合物を共重合さ
せて共重合体を得る方法は触媒によって共重合させても
よいし、放射線を照射して共重合させてもよいが、比較
的、膜厚の厚いものが一括して得られるという点で光重
合方法が最も好ましい。
【0015】光重合させるためには混合物に光重合開始
剤を添加し、紫外線や可視光等の光を照射すればよい。
ここで使用する光重合開始剤としては、4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロ
ピル)ケトン「ダロキュアー2959:チバガイギー社
製」;α−ヒドロキシ−α,α′−ジメチル−アセトフ
ェノン「ダロキュアー1173:チバガイギー社製」;
メトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン「イルガキュアー651:チバガ
イギー社製」;2−ヒドロキシ−2−シクロヘキシルア
セトフェノン「イルガキュアー184:チバガイギー社
製」等のアセトフェノン系;ベンジルジメチルケタール
等のケタール系;その他、ハロゲン化ケトン、アシルホ
スフィンオキシド、アシルホスフォナート等を挙げるこ
とができる。この光重合開始剤は、0.01重量部未満
では、重合転化率が低下し、モノマー臭のきつい共重合
体しか得られないし、5重量部を超えると、ラジカル発
生量が多くなり、分子量が低下してしまい、必要な凝集
力が得られないので、0.01〜5重量部が好ましい、
更に好ましくは、0.05〜3重量部である。
【0016】請求項1記載の発明に使用されるハロゲン
化難燃剤としては、ハロゲン化芳香族系、ハロゲン化脂
肪族系、ハロゲン化脂環系等がある。その中でも難燃性
の観点から特にブロム含有量が40重量%以上含有する
臭素化合物が好ましい。かかる化合物としては、デカブ
ロモジフェニルオキサイド、ヘキサブロモベンゼン、ト
リス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェ
ニル)プロパン等が好適である。このハロゲン化難燃剤
は共重合体100重量部に対する含有量は5〜50重量
部使用する。その理由は、50重量部を超えると、接着
強度が低下するし、5重量部未満では十分な難燃性が得
られないからである。好ましくは10〜40重量部であ
り、更に好ましくは15〜30重量部である。
【0017】請求項2記載の発明では、上記ハロゲン化
難燃剤に三酸化アンチモンを併用するが、このように三
酸化アンチモンを併用すると、更に好適な難燃性が発揮
できる。この三酸化アンチモンは共重合体100重量部
に対して2〜25重量部使用する。その理由は25重量
部を超えると接着強度が低下するし、2重量部未満では
十分な難燃性が得られないからである。
【0018】更に、本発明においては上記化合物の他に
種々な物を組成物に添加することができる。例えば、こ
の組成物の粘着性を強くするために粘着付与樹脂を添加
してもよい。好適な粘着付与樹脂としては、ロジン系樹
脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェ
ノール系樹脂、C5系およびC9系石油樹脂、クマロン
樹脂等やこれ等の水素添加物等が単独または組み合わせ
て使用できる。但し、これ等を光重合組成物に配合し、
光重合反応させる際に、重合速度が低下したり、分子量
が低下することがあるので、このときには連鎖移転剤や
多官能性モノマー等の量を適宜調整する必要がある。
【0019】本発明の難燃性粘着フィルムは上記組成物
がフィルム状に成形されたものであり、この難燃性粘着
フィルムが100%伸張されたときの20分後の応力緩
和率が50%以上であることを特徴とするが、この応力
緩和率の測定は次に示す方法で行われる。即ち、引っ張
り試験機を用いて上下のチャック間距離を40mmと
し、フィルム幅20mmで100%伸張させ、20分後
の残留応力を測定する。応力緩和率とは、その際の初期
最大応力から20分後の残留応力を減じた値を初期最大
応力で除して得られる値の百分率「(初期最大応力−2
0分後の残留応力)×100/初期最大応力」で示す値
である。
【0020】本発明の難燃性粘着フィルムの応力緩和率
は50%以上であり、好ましくは60%以上である。こ
の応力緩和性は粘着フィルムの重要な役割を果たす。つ
まり、粘着フィルムで接合体を接着した際、応力緩和率
が大きいと、被接着面に比較的微細な凹凸があってもこ
の凹凸面に応じて変形して接着し、接合体の引き剥がす
時には応力を緩和するため、接合体全体としての接合強
度が高くなる。粘着フィルムの応力緩和率が小さいと、
被接着面に応じて変形しないし、接合体と粘着フィルム
間の引き剥がす時の応力が一部分に集中し、接合強度が
低くなる。請求項1または2記載の発明における難燃性
粘着フィルムの応力緩和率が50%以上であるときには
そのまま使用できるが、応力緩和率が50%未満である
場合には適宜方法で応力緩和率を大きくする必要があ
る。
【0021】この応力緩和率を大きくする好ましい方法
は組成物の中に微粒子や中空微粒子を含有させる方法で
ある。最も好ましい方法は、請求項3記載のように平均
粒子1〜150μmの微粒子または中空微粒子を、共重
合体100重量部に対して0.5〜175重量部含有さ
せるか、体積分率で10〜50体積%含有させる方法で
ある。ここで使用する平均粒子径1〜150μmの微粒
子または中空微粒子としては、ガラスバルーン、シラス
バルーン、フライアッシュバルーン等の無機中空粒子
や、ポリメチルメタクリレートやアクリロニトリル−塩
化ビニリデン共重合体、ポリスチレン、フェノール樹脂
等の合成樹脂中空微粒子;ガラスビーズやシリカビー
ズ、合成雲母等の無機微粒子;ポリエチルアクリレー
ト、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の有機微粒子が挙げられる。平均粒子径1
μm未満や150μmを超えると、高い応力緩和特性が
得られないから平均粒子径1〜150μmを使用するの
である。
【0022】この平均粒子径1〜150μmの微粒子ま
たは中空微粒子は、共重合体100重量部に対して0.
5〜175重量部使用する。比重が小さい中空微粒子で
は、0.7〜10重量部が好ましく、比重が1前後の無
機中空微粒子や合成樹脂微粒子では10〜60重量部が
好ましい。又、比重が2以上の重い無機微粒子では70
〜150重量部が好ましい。又、体積分率では10〜5
0体積%含有させる。この体積分率が10体積%未満や
50体積%を超える場合には高い応力緩和特性は得られ
ない。
【0023】請求項1〜3記載の発明のフィルム状の組
成物はそれ自体が粘着性を有するが、用途によっては更
に強力な接着力を要求されることがあり、粘着性が不足
する場合には、請求項4記載のように、一面または両面
に粘着剤層を設けるとよい。この粘着剤層に使用される
粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコーン系等
の従来知られている粘着剤が使用できる。又、この粘着
剤は溶剤型、水分散型、ホットメルト型、紫外線や電子
線等の放射線で硬化する放射線硬化型のいずれのタイプ
でもよい。この粘着剤がホットメルト型または紫外線硬
化型の場合には、請求項1〜3記載の発明のフィルム状
成形物の上に直接塗工することができる。又、この粘着
剤が溶剤型または水分散型の場合には、離型処理を施し
たフィルムの上に粘着剤を塗工し、乾燥して粘着剤層を
形成させ、その後、請求項1〜3記載の粘着テープの上
に積層するとよい。
【0024】この粘着剤層と請求項1〜3記載の粘着フ
ィルムとの接着力を増強するために、粘着テープと粘着
剤層との間に接着力増強層を設けてもよい。この接着力
増強層に使用される化合物としては、ポリアミン化合
物、多官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合
物、多官能カルボジイミド化合物、多官能オキサゾリン
化合物、クロロプレン、塩素化天然ゴム、メチロール基
を含有する化合物、メトキシメチル化合物等がある。本
発明ではアルキル(メタ)アクリレートと、このアルキ
ル(メタ)アクリレートと重合可能なモノマーとからな
る共重合体と、請求項1記載の発明では、ハロゲン化難
燃剤とからなる組成物が、請求項2記載の発明では、ハ
ロゲン化難燃剤および三酸化アンチモンとからなる組成
物が、請求項3記載の発明では、請求項1または2記載
の組成物に更に微粒子又は中空微粒子を含有した組成物
が、それぞれフィルム状に成形されている。
【0025】この組成物をフィルム状に成形する方法は
共重合体を溶融してこの中にそれぞれの難燃剤やその他
必要な物を添加して均一に混合してフィルム状に成形し
てもよいが、アルキル(メタ)アクリレート等のモノマ
ーの中にそれぞれの難燃剤やその他必要な物を添加して
均一に混合した後、シート状にしてアクリル(メタ)ア
クリレート等のモノマーを重合させてフィルム状にする
とよい。この重合方法としては光重合方法が好ましい。
【0026】光重合方法で本発明粘着テープを製造する
最もよい方法を更に詳細に説明すると、アルキル(メ
タ)アクリレートと、このアルキル(メタ)アクリレー
トと共重合可能なモノマーと、光重合開始剤と、必要が
あれば、多官能性モノマーと、粘着付与樹脂等と、請求
項1記載の発明では、ハロゲン化難燃剤を添加し、請求
項2記載の発明では、ハロゲン化難燃剤および三酸化ア
ンチモンを添加し、請求項3記載の発明では、上記難燃
剤の添加した上に更に微粒子又は中空微粒子を添加し、
これを離型処理フィルムの上に所望の厚み、例えば、5
0μm〜5mmの厚みの薄膜に塗工し、必要があれば、
この上にカバー用離型フィルムを貼り付けて、この上か
ら光を照射してモノマーを重合させるとフィルム状の組
成物が製造できる。更に、請求項4記載の発明の場合に
は、この一面または両面に粘着剤層を設ける。このフィ
ルム状の組成物がテープ状の場合には、そのままこのフ
ィルム状の組成物が難燃性粘着テープとなるし、テープ
状でない場合には、テープ状にすると難燃性粘着テープ
が製造できる。
【0027】この所望の厚み、例えば、50μm〜5m
mの厚みのシート状に塗工する際に、粘度が低すぎて所
望の厚みの薄膜にならない場合には増粘する必要があ
る。例えば、薄膜の厚みが100μm以下の場合には1
000cps、TI値が1.5程度でも塗工することが
できるが、それ以上の薄膜の厚みの場合には高粘度にす
る必要がある。増粘する手段としては、アクリルゴム、
ニトリルゴム、スチレン−イソプレン−スチレン(SI
S)等のエラストマー、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)、ポリスチレン(PSt)等の熱可塑性樹脂等
をモノマーの中に溶解するとよい。又、平均粒子径5μ
m以下のシリカやアルミナ等を混合しても増粘させるこ
とができる。又、上記のように熱可塑性樹脂やシリカ等
を添加せずに、モノマーの一部が重合させても増粘する
ことができる。この場合には、多官能性モノマーを添加
する前に触媒等で共重合させるとミクロゲルの生成が防
げるので好ましい。尚、このミクロゲルが生成すると、
塗工するときにスジ等の不良発生の原因になる。部分重
合されるモノマーは、全モノマーの1.5%から60%
にすべきである。1.5%以下では必要な粘度が得られ
ないし、60%以上では粘度が高くなり過ぎてフィルム
状に塗工できなくなる。
【0028】光重合における光照射に用いられるランプ
類としては、光重合開始剤の種類によって異なるが、通
常、光波長400nm以下の発光分布を有するものが用
いられる。この光波長400nm以下の発光分布を放射
する光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、超高圧水
銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイク
ロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等を挙げ
ることができる。この中でも、ケミカルランプは、光重
合開始剤の活性波長領域の光を効率よく発光すると共
に、光重合開始剤以外の組成物の光吸収が少ないため、
内部まで、光が透過し、高厚膜のフィルム状の組成物が
製造できるので好ましい。上記ランプによるフィルム状
の組成物への光照射強度は、得られるポリマーの重合度
を左右する因子であり、目的のフィルム状の組成物の性
能毎に適宜制御されるのであるが、通常のアセトフェノ
ン基を有する開裂型の光重合開始剤を配合した場合、そ
の範囲は、光重合開始剤の光分解に有効な波長領域(光
重合開始剤によって異なるが、通常365nm〜420
nmの光が用いられる)の光強度は0.1〜100mW
/cm2 が好ましい。
【0029】光重合は、空気中の酸素およびフィルム状
の組成物に溶解する酸素によって反応を阻害される。こ
のために、光照射は、酸素を除去する手法が必要であ
る。その手法としては、フィルム状の組成物を表面離型
処理したポリエチレンテレフタレート(PET)等の離
型処理フィルムとカバー用離型フィルムによって両面か
ら挟み、光はこのフィルムを通して照射する方法があ
る。又、窒素ガスや炭酸ガスのような不活性ガスで酸素
を置換した光透過性窓を有するイナートゾーンの中で反
応させてもよい。後者の方法においては、モノマーの重
合転化率が99.7以上になる程度まで十分重合させる
ためには、この照射雰囲気の酸素濃度は5000ppm
以下である必要がある。好適には300ppm以下であ
る。
【0030】急速に反応する場合には、重合熱によりフ
ィルム状の組成物を挟んだ離型処理フィルムやカバー用
離型処理フィルムが加熱伸縮され、得られる粘着テープ
に縦縞等の不良が発生する場合がある。この場合、光カ
ットフィルターによりランプからの輻射熱を制御した
り、照射面と反対側のシート背面を冷却板に当接させな
がら通過させて冷却することにより解決できる。
【0031】(作用)本発明では、難燃性粘着フィルム
が100%伸張されたときの20分後の応力緩和率が5
0%以上であるから被接着面の表面が比較的微細な凹凸
があっても、この難燃性粘着フィルムがこの被接着面に
応じて変形し密着して接着するし、又、引き剥がすとき
の応力が全体に拡がって緩和されるために剥離し難く、
接着力の大きい粘着フィルムである。
【0032】請求項1記載の発明では、難燃剤として、
ハロゲン化難燃剤が含有されているから、燃え難く良好
な難燃性粘着フィルムとなる。請求項2記載の発明で
は、難燃剤として、ハロゲン化難燃剤と三酸化アンチモ
ンが含有されているから、請求項1記載の発明より更に
燃え難い良好な難燃性粘着フィルムとなる。
【0033】又、請求項3記載の発明では、上記難燃性
粘着フィルムの中に特殊な大きさの微粒子または中空微
粒子が含有されているから、応力緩和率が大きくなり、
比較的微細な凹凸のある被接着面にも強く接着するし、
しかも、剥がれ難く、良好な難燃性粘着フィルムとな
る。又、請求項4記載の発明では、少なくとも一面に粘
着剤層が設けられているから、粘着力が更に向上した難
燃性粘着テープとなる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。
【0035】(実施例1)2−エチルヘキシルアクリレ
ート70重量部、イソオクチルアクリレート20重量
部、N−ビニルピロリドン10重量部、n−ドデカンチ
オール0.01重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン(チバガイギー社製、商品名:イル
ガキュアー651)0.1重量部、平均粒子径20μm
の高密度ポリエチレン微粒子(三井石油化学社製、商品
名:ミペロンXM−220、比重0.95)20重量
部、デカブロモジフェニルオキサイド(以下DBDPO
という)(旭硝子社製)20重量部、三酸化アンチモン
(三国精錬社製)5重量部を均一に分散するまでセパラ
ブルフラスコ中で攪拌混合して組成物を製造した後、窒
素ガスでパージすることにより溶存酸素を除去した。そ
して、ブラックライトランプでこの組成物に紫外線を照
射したところ組成物の中のモノマーが重合し、温度が上
昇すると同時に、粘度が高くなった。組成物の温度が5
℃上昇したところで、光照射を止めた。この結果得られ
た部分重合増粘組成物の転化率は3.7%、粘度は22
00cpsであった。
【0036】更に、ヘキサンジオールジアクリレート
0.1重量部添加した後、離型処理した38μm厚みの
PETフィルム上に、重合終了時の厚みが1.0±0.
1mmのフィルム状になるように塗工し、更に、この塗
工面に同じPETフィルムを離型処理面がこの塗工面に
接するようにカバーした。ケミカルランプを用いてこの
カバーしたPETフィルムの上から、照射強度が2mW
/cm2 となるようにランプ高さを調節し、8分間照射
して粘着フィルムを得た。このときの残存モノマーは
0.1%以下であり、ゲル分率は96%であった。この
粘着フィルムを短柵状に切断した後、100%伸張さ
せ、20分経過後の応力緩和率を測定したところ、70
%であった。以下、単に、応力緩和率(20分後)と記
す。
【0037】(実施例2)イソノニルアクリレート90
重量部、アクリル酸5重量部、N−ビニルピロリドン5
重量部、親水性シリカ(日本アエロジル社製、商品名ア
エロジル200)3重量部、DBDPO45重量部をデ
ィゾルバー式攪拌機で4時間1000rpmで攪拌混合
し、粘稠な液体を得た。これに、平均粒子径45μmの
ガラスバルーン50重量部(旭硝子社製、商品名:CE
L−STARZ−27 比重0.27)、イルガキュア
ー651を0.1重量部、ヘキサンジオールジアクリレ
ート0.1重量部を均一になるまで攪拌混合した後、窒
素ガスでパージし、溶存する酸素を除去した。以下、実
施例1と同様にして厚さ1.0mmの粘着フィルムを製
造した、この粘着フィルムの応力緩和率(20分後)は
64%であった。
【0038】(実施例3)ブチルアクリレート90重量
部、アクリル酸10重量部、親水性シリカ(日本アエロ
ジル社製、商品名アエロジル200)3重量部、DBD
PO7重量部、三酸化アンチモン5重量部をディゾルバ
ー式攪拌機で4時間1000rpmで攪拌混合し、粘稠
な液体を得た。これに、平均粒子径45μmのガラスバ
ルーン50重量部(旭硝子社製、商品名:CEL−ST
ARZ−27 比重0.27)、イルガキュアー651
を0.1重量部、ヘキサンジオールジアクリレート0.
1重量部を均一になるまで攪拌混合した後、窒素ガスで
パージし、溶存する酸素を除去した。以下、実施例1と
同様にして厚さ1.0mmの粘着フィルムを製造した、
この粘着フィルムの応力緩和率(20分後)は60%で
あった。
【0039】また、更に2−エチルヘキシルアクリレー
ト90重量部、アクリル酸10重量部、n−ドデカンチ
オール0.05重量部、酢酸エチル80重量部とともに
攪拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロート及び窒素ガス
導入口を備えた5つ口フラスコ中に仕込み、攪拌溶解し
て均一混合物とした後、窒素ガスを約30分間パージし
て、モノマー溶液中に存在する酸素を除去した。その
後、窒素ガスでフラスコ内の空気を置換し、攪拌しなが
ら昇温し、これを70℃に保持してベンゾイルパーオキ
サイド0.03重量部を1重量部の酢酸エチルに溶解さ
せた溶液を滴下ロートにより滴下した後、そのままの温
度で10時間重合反応させて共重合体の溶液を得た。
【0040】上記共重合体の溶液にトリメチロールプロ
パンのトリレンジイソシアネート付加物の酢酸エチル溶
液(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名:コロネー
トL55E)2.4重量部(共重合体100重量部に対
して)を添加して均一に混合して粘着剤溶液を作成し
た。この粘着剤溶液を、乾燥時の厚さが50μmとなる
ようにセパレーター上に塗工して乾燥して粘着剤層を製
造し、この粘着剤層を上記粘着フィルムの両面に積層し
て粘着テープを製造した。
【0041】(比較例1)ハロゲン系難燃剤と三酸化ア
ンチモンを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様
にして粘着フィルムを製造した。得られた粘着フィルム
の応力緩和率(20分後)は76%であった。
【0042】(比較例2)DBDPO3重量部とした以
外は実施例3と同様にして粘着フィルムおよびテープを
製造した。得られた粘着フィルムの応力緩和率(20分
後)は76%であった。
【0043】(比較例3)DBDPO60重量部、三酸
化アンチモン30重量部としたこと以外は実施例2と同
様にして粘着フィルムを製造した。得られた粘着フィル
ムの応力緩和率(20分後)は55%であった。
【0044】実施例1〜3及び比較例1〜3で得た粘着
テープの90°剥離試験、剪断接着力試験、燃焼性試験
を行って評価した結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】尚、試験方法は以下の通りである。 1、90°剥離力試験 粘着テープの幅20mm、長さ150mmに裁断し、2
3℃の雰囲気下で、幅25mm長さ200mm、厚さ2
mmのステンレス304板に、粘着テープの一方の面
を、接着長さ100mm貼り付け、他方の面に厚さ50
μmのステンレス304シートをバッキング用として貼
り付け、重さ5kgのローラーで2往復した後、24h
r後に、引っ張り試験機を用いて、300mm/min
の引っ張り速度で90°剥離力を測定した。
【0047】2、剪断接着力試験 粘着テープを20mm×20mmに裁断し、23℃、6
5%RH雰囲気下で、50mm×50mm、厚さ2mm
のステンレス304板の2枚の間の中央部にサンドイッ
チ状に貼り付け、5kg荷重で15分間圧着した後、2
4hr後に50mm/minの引っ張り速度で剪断接着
力を測定した。
【0048】3、難燃性試験 JIS D 1210に準拠して燃焼性の分類を行っ
た。
【0049】この試験結果から判明するように、ハロゲ
ン系難燃剤と三酸化アンチモンを含まない比較例1では
良く燃えるし、又、ハロゲン化難燃剤が5重量部未満
(3重量部)の比較例2では難燃性が不充分(遅燃性)
でいずれも良好な難燃性粘着フィルムおよびテープとな
らない。又、ハロゲン化難燃剤が50重量部を超える量
(60重量部)を含み、且つ、三酸化アンチモンが25
重量部を超える量(30重量部)を含む比較例3では難
燃性はよいが、90°剥離力と剪断接着力が小さく良好
な難燃性粘着フィルムとならない。一方、請求項1記載
の発明や請求項2記載の発明の範囲内にある実施例1〜
3はいずれも良好な難燃性粘着フィルムおよびテープと
なる。又、中空微粒子(ガラスバルーン)を含む実施例
2および実施例3では良好な90°剥離力、剪断接着力
および自己消化性を示した。特に、難燃性粘着フィルム
表面に粘着剤層を設けた実施例3の90°方向剥離力と
剪断接着力が極めて良好である。
【0050】
【発明の効果】
(作用)本発明ではアルキル基の炭素数が4〜14のア
ルキル(メタ)アクリレートと、このアルキル(メタ)
アクリレートと重合可能なモノマーとからなる共重合体
がフィルム状に成形されているから、良好な粘着フィル
ムおよびテープとなる。更に、本発明では、この難燃性
粘着フィルムが100%伸張されたときの20分後の応
力緩和率が50%以上であるから被接着面の表面が比較
的微細な凹凸があっても、このフィルム状の組成物がこ
の被接着面に応じて変形し密着して接着するし、又、引
き剥がすときの応力が全体に拡がって緩和されるために
剥離し難く、接着力の大きい粘着テープである。
【0051】請求項1記載の発明では、難燃剤として、
ハロゲン化難燃剤が含有されているから、燃え難く良好
な難燃性粘着フィルムとなる。又、請求項2記載の発明
では、難燃剤として、ハロゲン化難燃剤と三酸化アンチ
モンが含有されているから、請求項1記載の発明より更
に燃え難く良好な難燃性粘着フィルムとなる。又、請求
項3記載の発明では、難燃性粘着フィルムの中に特殊な
大きさの微粒子または中空微粒子が含有されているか
ら、応力緩和率が大きくなり、比較的微細な凹凸のある
被接着面にも強く接着するし、しかも、剥がれ難く、良
好な難燃性る粘着フィルムとなる。又、請求項4記載の
発明では、少なくとも一面に粘着剤層が設けられている
から、粘着力が更に向上した難燃性粘着テープとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 133/06 JDC C09J 133/06 JDC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキル基の炭素数が4〜14のアルキ
    ル(メタ)アクリレートと、このアルキル(メタ)アク
    リレートと共重合可能なモノマーを共重合してなる共重
    合体100重量部と、ハロゲン化難燃剤5〜50重量部
    とからなる組成物がフィルム状に成形された難燃性粘着
    フィルムであって、該難燃性粘着フィルムが100%伸
    張されたときの20分後の応力緩和率が50%以上であ
    ることを特徴とする難燃性粘着フィルム。
  2. 【請求項2】 アルキル基の炭素数が4〜14のアルキ
    ル(メタ)アクリレートと、このアルキル(メタ)アク
    リレートと共重合可能なモノマーを共重合してなる共重
    合体100重量部と、ハロゲン化難燃剤5〜50重量部
    および三酸化アンチモン2〜25重量部とからなる組成
    物がフィルム状に成形された難燃性粘着フィルムであっ
    て、該難燃性粘着フィルムが100%伸張されたときの
    20分後の応力緩和率が50%以上であることを特徴と
    する難燃性粘着フィルム。
  3. 【請求項3】 アルキル基の炭素数が4〜14のアルキ
    ル(メタ)アクリレートと、このアルキル(メタ)アク
    リレートと共重合可能なモノマーを共重合してなる重合
    体100重量部に対し、更に、平均粒子径1〜150μ
    mの微粒子または中空微粒子が0.5〜175重量部ま
    たは体積分率で10〜50体積%含有されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の難燃性粘着フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の難燃性粘着
    フィルムの少なくとも一面に粘着層が設けられているこ
    とを特徴とする難燃性粘着テープ。
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