JPH0790024A - 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法 - Google Patents

低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法

Info

Publication number
JPH0790024A
JPH0790024A JP5237774A JP23777493A JPH0790024A JP H0790024 A JPH0790024 A JP H0790024A JP 5237774 A JP5237774 A JP 5237774A JP 23777493 A JP23777493 A JP 23777493A JP H0790024 A JPH0790024 A JP H0790024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
solvent
molecular weight
tetrafluoroethylene
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5237774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2985600B2 (ja
Inventor
Kiyohiko Ihara
清彦 井原
Kazuhiro Nakai
和弘 中井
Yoshiteru Marutani
由輝 丸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP5237774A priority Critical patent/JP2985600B2/ja
Priority to US08/619,654 priority patent/US5789504A/en
Priority to DE69422189T priority patent/DE69422189T2/de
Priority to EP94927084A priority patent/EP0723979B1/en
Priority to PCT/JP1994/001558 priority patent/WO1995008580A1/ja
Publication of JPH0790024A publication Critical patent/JPH0790024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2985600B2 publication Critical patent/JP2985600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F14/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F14/18Monomers containing fluorine
    • C08F14/26Tetrafluoroethene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 テトラフルオロエチレンの重合反応におい
て、沸点が−10℃から70℃の範囲にあるハイドロク
ロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンおよ
びパーフルオロカーボンからなる群より選択される一つ
の化合物を重合溶媒として、テローゲン存在下または不
存在下、有機パーオキシドを重合開始剤として、100
℃以下の温度において、15kg/cm2G以下の圧力でテ
トラフルオロエチレンを追加仕込みすることによって一
定圧力で重合せしめることを特徴とする、250℃から
325℃の融点を有する低分子量ポリテトラフルオロエ
チレンの製造方法。 【効果】 本発明によればオゾン破壊係数の低いあるい
は破壊しない溶媒中で、経済的に有利な低圧でしかも比
較的低温で安全に制御できる範囲で、各種の添加剤とし
て有用な低分子量PTFEを製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低分子量のポリテトラフ
ルオロエチレン(以下、低分子量PTFEという。)の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低分子量PTFEは分子量が数千から数
十万(60×104以下)のPTFEで機械的強度が非
常に低く、成形品として使用されることはないが、基本
的にはPTFEの持つ潤滑性、撥水性などの機能は保持
しており、他のプラスチックス、ゴム、塗料、グリース
等に添加され、それらの材料の表面性質に潤滑性、撥水
性などの機能を付与するために利用されている。その場
合の低分子量PTFEの形態としては粒径が数マイクロ
メーターから数十マイクロメーターの微粉末状あるいは
各種の溶媒分散液などがあげられる。これらの低分子量
PTFEの製造方法として従来重合法、高分子量PTF
Eの熱分解による方法、あるいは放射線による分解法な
どが知られている。現在まで重合法としては溶媒中での
テトラフルオロエチレンのテロメリゼーションによるも
のと、乳化重合法によるものが知られている。溶媒中で
のテトラフルオロエチレンのテロメリゼーションに関す
る技術としては米国特許第3,067,262号が公知技
術として知られているのみであり、基本的にテトラフル
オロエチレンをトリクロロトリフルオロエタンに溶解し
た活性テローゲンおよびフリーラジカル発生剤の存在下
に重合させるものであり、テトラフルオロエチレン1モ
ルに対して1.7モルから15モルのトリクロロトリフ
ルオロエタン、0.01モルから0.6モルの活性テロー
ゲンおよびテトラフルオロエチレンに対して0.05か
ら3重量%のフリーラジカル発生剤の存在下に重合させ
るものであり温度は75℃から200℃の範囲で、圧力
は200から600p.s.i.gとされている。
【0003】上記技術で知られている重合溶媒トリクロ
ロトリフルオロエタンは現在オゾン層破壊の問題から1
995年末で生産中止の方向であり代替可能な溶媒の選
択が必要となっている。また上記条件下で重合を行う場
合、バッチ反応ではテトラフルオロエチレン濃度のもっ
とも高い重合反応初期においては特に急速な重合のため
に温度制御が非常に困難であり、経済的観点から望まし
い通常温水で制御可能な100℃以下の比較的低温での
重合は特に困難であった。また連続的に反応生成物を系
外に抜き出すと同時にテトラフルオロエチレンを含む必
要成分を追加することによって一定圧力を保つ方法も示
されているがこの場合は重合圧力が400から600p.
s.i.gと非常に高く安全操業上の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の課題を解決し、オゾン破壊係数の低いあるい
は破壊しないトリクロロトリフルオロエタンの代替溶媒
中で、経済的に有利な低圧でしかも比較的低温で安全に
制御できる範囲で、低分子量PTFEを得る方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はテトラフルオロ
エチレンの重合反応において、沸点が−10℃から70
℃の範囲にあるハイドロクロロフルオロカーボン、ハイ
ドロフルオロカーボンおよびパーフルオロカーボンから
なる群より選択される少なくとも一つの化合物を重合溶
媒として、テローゲン存在下または不存在下、有機パー
オキシドを重合開始剤として、100℃以下の温度にお
いて、15kg/cm2G以下の圧力でテトラフルオロエチ
レンを追加仕込みすることによって一定圧力で重合せし
めることを特徴とする、250℃から325℃の融点を
有する低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法
を要旨とする。以下本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明においては重合溶媒として沸点が−
10℃から70℃の範囲にあるハイドロクロロフルオロ
カーボン、ハイドロフルオロカーボンおよびパーフルオ
ロカーボンからなる群より選択される少なくとも一つの
化合物を用いる。重合溶媒は基本的にテトラフルオロエ
チレンの良溶媒であることが必要である。また連鎖移動
反応が起こらないか、あるいは小さいことが好ましく、
あまりに連鎖移動定数が大きい場合には得られる生成物
の分子量が低すぎたり、重合反応が非常に遅くなる。こ
の為テトラフルオロエチレンの溶媒に対するモル組成比
を高くする必要が生じ結果的に非常な高圧を必要とする
ことになり本発明の目的である低圧反応では不可能とな
る。種々の検討の結果、ハイドロカーボン類は連鎖移動
定数があまりに大きく採用は困難であり、ハイドロクロ
ロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンあるい
はパーフルオロカーボンが適当であることが見いだされ
た。またこれら化合物はオゾン破壊係数の低いあるいは
破壊しないものであることが知られており、地球環境保
護の観点からも好ましいものである。これらの化合物の
中でも重合を低圧で行なうためには可能な限り蒸気圧が
低いことが望ましく、また後に説明する他の溶媒との置
換を行う為には逆に低沸点であることが好ましいという
点から沸点が−10℃から70℃までの化合物が望まし
く、これらにあたるものとしてパーフルオロシクロブタ
ン、パーフルオロブタン、ジクロロトリフルオロエタ
ン、ジクロロフルオロエタン、1、4−ジヒドロオクタ
フルオロブタン、パーフルオロヘキサン等があげられ特
に好ましいものとしてジクロロフルオロエタンがあげら
れる。重合溶媒のモノマーに対する使用量は限定的では
ないが、重合系におけるモノマー(テトラフルオロエチ
レン)濃度が好ましくは0.5〜15重量%、より好ま
しくは1〜5重量%の範囲となるような量使用する。ま
た重合溶媒は使用する反応釜の内容積に応じて決定され
るものであり、通常内容積に対して50%から70%の
容積となるように仕込まれる。
【0007】本発明の方法においてはテローゲンを加え
てもよい。テローゲンとしては上記米国特許第3,06
7,262号に記載の化合物を用いることができる。特
に好ましい例として、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサンがあげられる。重合圧力を低く設定した場合はあ
えて添加する必要の無い場合もある。テローゲンの使用
量はテローゲンの連鎖移動反応性と得たい低分子量PT
FEの分子量からテトラフルオロエチレン濃度との比で
定められるものであり、通常はテトラフルオロエチレン
1モルに対し、0〜0.5モル、より好ましくは0〜
0.2モルの範囲である。
【0008】重合開始剤としてはラジカル重合開始剤を
用いる。好ましいものは有機パーオキシド系のものであ
り、ジアシルパーオキシド類、パーオキシエステル類、
パーオキシジカーボネート類などがあげられるが特にジ
イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジノルマルプ
ロピルパーオキシジカーボネートが好適な例としてあげ
られる。重合開始剤の使用量は特に限定されるものでは
ないが、好ましくはテトラフルオロエチレンに対して
0.05〜5重量%の範囲である。存在するテトラフル
オロエチレンに対して多量過ぎると分子量が低くなり過
ぎる傾向があり、また少量に過ぎると長時間の反応を要
するようになる。
【0009】重合はこれらの溶媒を撹拌機を備えた耐圧
反応釜に仕込んだ後に、テトラフルオロエチレンを所定
量、及びテローゲンを必要に応じて所定量仕込んだのち
に重合開始剤を添加し重合を開始させる。重合開始剤を
添加する時期は内部温度を所定温度に設定する前か、あ
るいは所定温度に設定した後に添加するかいずれかの方
法をとる。重合開始した後は内部温度を設定温度に保つ
ように制御する。重合が開始した後は重合反応の進行に
ともなって内部圧力が低下してくるので一定圧力に保つ
ようにテトラフルオロエチレンを追加仕込みする。必要
に応じてテローゲン及びパーオキシド系の重合開始剤を
追加し所定のテトラフルオロエチレンを仕込んだところ
で重合を中止する。場合によっては所定のテトラフルオ
ロエチレンを仕込んだ後内部圧力が所定圧力に降下する
まで重合を継続することもできる。その後内部を冷却し
低分子量PTFEの溶媒分散液をとりだす。
【0010】重合温度としては温度制御が温水で可能な
範囲が好ましく、そのために100℃以下が選択され、
特に好ましい範囲としては50℃以上、80℃以下があ
げられる。重合圧力はテトラフルオロエチレンを連続的
に追加する上から取り扱いの安全性上15kg/cm2G以
下の圧力が好ましい範囲であり、特に好ましい範囲とし
て10kg/cm2G以下があげられる。
【0011】こうして得られた低分子量PTFEの溶媒
分散液は分散安定性が良く、高濃度のものとして得るこ
とができ、そのままで使用することも可能である。一方
こうして得た低分子量PTFEの溶媒分散液を使用上好
ましい他の高沸点有機液体分散液にしたいという場合は
重合で得られた低分子量PTFEの溶媒分散液に置換し
たい有機液体を加えたのちに重合に使用した溶媒を留去
することによって達成できる。この場合有機液体として
は炭化水素類、エタノール、プロパノール、ブタノール
等のアルコール類、メチルエチルケトン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等があげられ
る。また重合溶媒分散液から固形の低分子量PTFEを
分離したい場合には重合に使用した溶媒を留去すること
によって達成できるが、一般に凝集のため粒径が大きく
なるので溶媒除去後これを粉砕することによって微粉に
することができる。工程を簡略にするために有利な方法
としてスプレー乾燥によって直接微粉をうることもでき
る。さらに低分子量PTFEの末端基を安定化する必要
がある場合には重合溶媒を除去した後に微粉末をフッ素
ガスに接触させることによって安定化させることも可能
である。またカーボネート末端、あるいはカルボン酸あ
るいはカルボニルハライド末端の場合はアンモニアによ
るアミド化、あるいはアルコールによるエステル化によ
る安定化処理も可能である。
【0012】本発明の方法により得られるPTFEは低
分子量であり、250℃から325℃の範囲の融点を有
する。なお本発明における融点は、重合によって得た分
散液から溶媒を蒸発させて得られた固形分10ミリグラ
ムを示差走査熱量計(DSC)により毎分10℃で昇温
した時の吸熱ピーク温度のことをいう。
【0013】
【実施例】以下、実施例でさらに具体的に説明する。 実施例1 撹拌機を備えた内容積3Lのステンレス製耐圧反応釜に
ジクロロフルオロエタンを2,000g仕込んだ後に、
撹拌下テトラフルオロエチレンを70g、及びシクロヘ
キサンを3.4g仕込み、さらにジノルマルプロピルパ
ーオキシジカーボネートを1.3g添加した。その後内
温を60℃迄あげた。その時圧力は4kg/cm2Gであっ
た。重合の進行にともなって圧力が降下してくるためテ
トラフルオロエチレンを連続的に追加して圧力を保っ
た。また内温は60℃に保った。重合を5時間継続した
時、追加したテトラフルオロエチレンが210gとなっ
た。この時点で内温を20℃まで冷却した後、未反応の
テトラフルオロエチレンを放出し重合を終了した。内容
物は均一な分散液であり固形分濃度は10.7重量%で
あった。また固形分の融点は309.5℃であった。前
記したように本発明における融点は、重合によって得た
分散液から溶媒を蒸発させて得られた固形分10ミリグ
ラムを示差走査熱量計(DSC)により毎分10℃で昇
温した時の吸熱ピーク温度のことをいう。
【0014】実施例2 実施例1においてシクロヘキサンを添加しないことを除
いてはまったく同様に重合を行った。重合を5時間継続
した時、追加したテトラフルオロエチレンが264gと
なりこの時点で内温を20℃まで冷却した後未反応のテ
トラフルオロエチレンを放出し重合を終了した。内容物
は均一な分散液であり固形分濃度は14.7重量%であ
った。また固形分の融点は321.3℃であった。
【0015】実施例3 実施例1と同様に撹拌下テトラフルオロエチレンを15
0g、及びシクロヘキサンを7.3g仕込んだ後にジノ
ルマルプロピルパーオキシジカーボネートを1.3g添
加した。その後内温を60℃迄あげた。その時圧力は8
kg/cm2Gであった。重合の進行にともなって圧力が降
下してくるためテトラフルオロエチレンを連続的に追加
して圧力を保った。また内温は60℃に保った。重合を
5時間継続した時、追加したテトラフルオロエチレンが
350gとなった。この時点で内温を20℃まで冷却し
た後未反応のテトラフルオロエチレンを放出し重合を終
了した。内容物は均一な分散液であり固形分濃度は1
8.7重量%であった。また固形分の融点は311.2℃
であった。
【0016】実施例4 実施例1においてジクロロフルオロエタンの代わりにパ
ーフルオロシクロブタンを用い、圧力を10kg/cm2
に保ち重合を5時間継続した以外は同様に実験した。こ
の場合、溶媒の沸点が0℃以下である為、反応釜から溶
媒の分散液の形で安定して取り出すことが困難なため重
合終了後反応釜にエタノールを2,000g追加したの
ち未反応のテトラフルオロエチレン及びパーフルオロシ
クロブタンを蒸発させエタノール分散液をえた。固形分
濃度は9.7重量%であった。また固形分の融点は31
3.5℃であった。
【0017】実施例5 実施例1で得られた分散液を撹拌機及び蒸留塔を備えた
ガラス製フラスコに800g仕込み、さらにそのうえに
トルエンを900g加えた。撹拌下に加熱しジクロロフ
ルオロエタンを蒸留により除き、均一なトルエン分散液
を得た。固形分濃度は8.1重量%であった。
【0018】比較例1 撹拌機を備えた内容積80Lのステンレス製耐圧反応釜
にトリクロロトリフルオロエタンを70kg仕込んだ後
に、0℃に冷却したのち撹拌下テトラフルオロエチレン
を15kg、及び1,4−ジオキサンを0.65kg仕込んだ
のちにアゾビスイソブチロニトリルを80g添加した。
その時圧力は2kg/cm2Gであった。その後内温をジャ
ケットにスチームを通じ130℃迄あげた。その時圧力
は20kg/cm2Gであった。重合の進行にともなって圧
力が降下してくる。重合を0.5時間継続した時、圧力
は5kg/cm2Gまで低下する。この時点で内温を20℃
まで冷却した後未反応のテトラフルオロエチレンを放出
し重合を終了した。内容物は均一な分散液であり固形分
濃度は7重量%であった。また固形分の融点は309.
3℃であった。
【0019】
【発明の効果】本発明によればオゾン破壊係数の低いあ
るいは破壊しない溶媒中で、経済的に有利な低圧でしか
も比較的低温で安全に制御できる範囲で、各種の添加剤
として有用な低分子量PTFEを製造できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラフルオロエチレンの重合反応にお
    いて、沸点が−10℃から70℃の範囲にあるハイドロ
    クロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンお
    よびパーフルオロカーボンからなる群より選択される少
    なくとも一つの化合物を重合溶媒として、テローゲン存
    在下または不存在下、有機パーオキシドを重合開始剤と
    して、100℃以下の温度において、15kg/cm2G以
    下の圧力でテトラフルオロエチレンを追加仕込みするこ
    とによって一定圧力で重合せしめることを特徴とする、
    250℃から325℃の融点を有する低分子量ポリテト
    ラフルオロエチレンの製造方法。
  2. 【請求項2】 重合溶媒がジクロロフルオロエタンであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1で得られた低分子量ポリテトラ
    フルオロエチレンの重合溶媒分散液に、重合溶媒より高
    い沸点を有する有機溶媒を追加した後に重合溶媒を蒸発
    除去することにより溶媒を置換してポリテトラフルオロ
    エチレン有機溶媒分散液を得る方法。
  4. 【請求項4】 請求項1で得られた低分子量ポリテトラ
    フルオロエチレンの重合溶媒分散液から重合溶媒を蒸発
    除去することによって固体状の低分子量ポリテトラフル
    オロエチレンを得る方法。
JP5237774A 1993-09-24 1993-09-24 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法 Expired - Lifetime JP2985600B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237774A JP2985600B2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法
US08/619,654 US5789504A (en) 1993-09-24 1994-09-22 Process for preparing low molecular weight polytetrafluoroethylene
DE69422189T DE69422189T2 (de) 1993-09-24 1994-09-22 Verfahren zur produktion von polytetrafluorethylen mit niedrigem molekulargewicht
EP94927084A EP0723979B1 (en) 1993-09-24 1994-09-22 Process for producing low-molecular-weight polytetrafluoroethylene
PCT/JP1994/001558 WO1995008580A1 (fr) 1993-09-24 1994-09-22 Procede pour produire du polytetrafluoroethylene de faible poids moleculaire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237774A JP2985600B2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0790024A true JPH0790024A (ja) 1995-04-04
JP2985600B2 JP2985600B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=17020242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5237774A Expired - Lifetime JP2985600B2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5789504A (ja)
EP (1) EP0723979B1 (ja)
JP (1) JP2985600B2 (ja)
DE (1) DE69422189T2 (ja)
WO (1) WO1995008580A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005179A1 (fr) * 1997-07-24 1999-02-04 Asahi Glass Company Ltd. Procede de production d'un polymere fluore
WO2002088227A1 (fr) * 2001-04-26 2002-11-07 Daikin Industries, Ltd. Poudre de polymere contenant du fluor, procede de production associe et article revetu
JP2003261618A (ja) * 2002-01-29 2003-09-19 E I Du Pont De Nemours & Co フルオロポリマー、その製造方法及びその使用方法
JP2003327770A (ja) * 2002-05-09 2003-11-19 Du Pont Mitsui Fluorochem Co Ltd 溶融成形用共重合体組成物
WO2013162767A1 (en) 2012-04-27 2013-10-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymer particle, aqueous dispersion including the same, and fluororesin coating composition using the same

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5552500A (en) * 1995-04-24 1996-09-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluoroalkene/hydrochlorofluorocarbon telomers and their synthesis
DE19812755A1 (de) * 1998-03-23 1999-09-30 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von teilfluorierten Fluorpolymeren
JP2001240608A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Daikin Ind Ltd 含フッ素重合体の製造方法
JP4956868B2 (ja) 2000-07-31 2012-06-20 旭硝子株式会社 安定性に優れるテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共重合体の製造方法
JP2002194008A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Daikin Ind Ltd 含フッ素重合体の製造方法
WO2004058827A1 (en) * 2002-12-20 2004-07-15 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization processes
US7425601B2 (en) * 2002-12-20 2008-09-16 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymers with new sequence distributions
US7214750B2 (en) * 2002-12-20 2007-05-08 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization processes
AU2003297458A1 (en) * 2002-12-20 2004-07-22 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization processes
EP1765885A1 (en) * 2004-06-21 2007-03-28 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymer recovery method
WO2006009945A1 (en) 2004-06-21 2006-01-26 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Impact copolymers
WO2006009942A1 (en) * 2004-06-21 2006-01-26 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization process
US7981984B2 (en) * 2004-06-21 2011-07-19 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization process
US7799882B2 (en) * 2005-06-20 2010-09-21 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization process
JP4607738B2 (ja) * 2005-11-08 2011-01-05 三井・デュポンフロロケミカル株式会社 溶融成形用フッ素樹脂組成物
JP4530972B2 (ja) * 2005-11-08 2010-08-25 三井・デュポンフロロケミカル株式会社 射出成形用テトラフルオロエチレン共重合体組成物
WO2009020187A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Daikin Industries, Ltd. 低分子量ポリテトラフルオロエチレン水性分散液、低分子量ポリテトラフルオロエチレン粉末及び低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法
EP3323853B1 (en) * 2008-05-30 2019-06-26 Whitford Corporation Blended fluoropolymer compositions

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE934309C (de) * 1952-07-01 1955-10-20 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung fluorhaltiger Polymerisationsprodukte
US2952669A (en) * 1954-09-17 1960-09-13 Du Pont Polymerization of perfluorocarbon polymers
US3067262A (en) * 1961-05-10 1962-12-04 Du Pont Telomers of tetrafluoroethylene
JPS5224556B2 (ja) * 1973-08-31 1977-07-01
JPS5141085A (ja) * 1974-10-05 1976-04-06 Daikin Ind Ltd Tetorafuruoruechirenwatsukusuno seizoho
JPS5224556A (en) * 1975-08-20 1977-02-24 Hitachi Ltd Caburetter flow-rate tester
JPS5722043A (en) * 1980-07-15 1982-02-04 Nippon Catalytic Chem Ind Cylindrical body in fiber reinforced thermosetting resin andits manufacture
JPH02155907A (ja) * 1988-12-09 1990-06-15 Asahi Glass Co Ltd テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法
JPH0826098B2 (ja) * 1989-06-14 1996-03-13 イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 含フッ素重合体の製造方法
US5182342A (en) * 1992-02-28 1993-01-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Hydrofluorocarbon solvents for fluoromonomer polymerization
US5310870A (en) * 1992-08-13 1994-05-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluoroalkene/hydrofluorocarbon telomers and their synthesis
JPH06157617A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Asahi Glass Co Ltd 弗素系重合体の製法
JPH06157675A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Asahi Glass Co Ltd テトラフルオロエチレン系共重合体の製造方法
US5281680A (en) * 1993-01-14 1994-01-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of fluorinated copolymers
JPH06211933A (ja) * 1993-01-19 1994-08-02 Daikin Ind Ltd 含フッ素重合体の製造方法
JP3305400B2 (ja) * 1993-03-17 2002-07-22 旭硝子株式会社 弗素系重合体の製造法
US5494984A (en) * 1993-03-17 1996-02-27 Asahi Glass Company Ltd. Method for producing a fluorinated polymer

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005179A1 (fr) * 1997-07-24 1999-02-04 Asahi Glass Company Ltd. Procede de production d'un polymere fluore
US6258907B1 (en) 1997-07-24 2001-07-10 Asahi Glass Company, Limited Process for producing fluoropolymer
WO2002088227A1 (fr) * 2001-04-26 2002-11-07 Daikin Industries, Ltd. Poudre de polymere contenant du fluor, procede de production associe et article revetu
US7094838B2 (en) 2001-04-26 2006-08-22 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer powder and method for production thereof and coated article
US7781532B2 (en) 2001-04-26 2010-08-24 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer powder, method for producing the same and coated article
US8404782B2 (en) 2001-04-26 2013-03-26 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer powder, method for producing the same and coated article
JP2003261618A (ja) * 2002-01-29 2003-09-19 E I Du Pont De Nemours & Co フルオロポリマー、その製造方法及びその使用方法
JP4584540B2 (ja) * 2002-01-29 2010-11-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー フルオロポリマー、その製造方法及びその使用方法
JP2003327770A (ja) * 2002-05-09 2003-11-19 Du Pont Mitsui Fluorochem Co Ltd 溶融成形用共重合体組成物
WO2013162767A1 (en) 2012-04-27 2013-10-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymer particle, aqueous dispersion including the same, and fluororesin coating composition using the same

Also Published As

Publication number Publication date
DE69422189D1 (de) 2000-01-20
DE69422189T2 (de) 2000-05-25
WO1995008580A1 (fr) 1995-03-30
JP2985600B2 (ja) 1999-12-06
EP0723979A4 (en) 1996-10-23
US5789504A (en) 1998-08-04
EP0723979B1 (en) 1999-12-15
EP0723979A1 (en) 1996-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0790024A (ja) 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法
JPH0662691B2 (ja) 永続性パーフルオロアルキル遊離基を使用する重合体の製造方法
US5047490A (en) High molecular weight copolymers of maleic anhydride and methyl vinyl ether
WO2014115679A1 (ja) 含フッ素エーテルの回収方法
US2534058A (en) Polymerization of tetrafluoroethylene with dibasic acid peroxide catalysts
JPS5850604B2 (ja) 低分子ポリ−n−ビニルピロリドン−2の製法
US2600802A (en) Plasticization of perhalocarbon polymers
JP3048292B2 (ja) 含フッ素共重合体の製造方法
US2600821A (en) Process for polymerizing trifluorochloroethylene
US4145526A (en) Process for depolymerizing hydroxycarboxylic polymers
JP5311272B2 (ja) 2−シアノアクリレートの連続製造方法
US20040143080A1 (en) Method for producing copolymer of alkylvinyl ether and maleic anhydride, and copolymer of alkylvinyl ether and maleic anhydride
JP2002179728A (ja) イソブチレン系ブロック共重合体の製造方法
RU2195465C1 (ru) Способ получения сополимера тетрафторэтилена с перфторпропилвиниловым эфиром
JPS6111969B2 (ja)
RU2184748C2 (ru) Усовершенствованный способ получения диацетатов политетраметиленовых эфиров
JP3986114B2 (ja) ホスホモリブデン酸を用いる有機系ペルオキサイドの安定化
JPH09263559A (ja) 含フッ素アルキルエーテルの製造方法
JP6237898B2 (ja) ハイドロフルオロカーボンの回収方法
JP2723427B2 (ja) 含フッ素ビニルエーテルの製造方法
JP3245167B2 (ja) コポリマーのエチル又はブチル半エステルのエタノール溶液の製造方法
JPH09309849A (ja) アルコキシド化合物の製造方法
RU2195466C1 (ru) Способ получения сополимера тетрафторэтилена с гексафторпропиленом
JPH09302188A (ja) 含フッ素共重合体の製造方法
JPS5837286B2 (ja) 低分子量の第三級アルコ−ルを製造する方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 13