JPH0789552A - 金属缶体の製造方法 - Google Patents

金属缶体の製造方法

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JPH0789552A
JPH0789552A JP22999893A JP22999893A JPH0789552A JP H0789552 A JPH0789552 A JP H0789552A JP 22999893 A JP22999893 A JP 22999893A JP 22999893 A JP22999893 A JP 22999893A JP H0789552 A JPH0789552 A JP H0789552A
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俊三 宮崎
Tsutomu Shinomiya
力 四宮
Koji Matsushima
浩二 松島
Hideyuki Tamura
秀行 田村
Michiya Tamura
道也 田村
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有底筒状の金属缶体の缶胴部外面側に優れた美
粧性を付与できる製造方法を提供する。 【構成】金属板から有底筒状の金属缶体1を成形する。
缶胴部2を加熱して印刷層21を有するポリエステルフ
ィルム6を熱硬化型接着剤層22を介して熱接着する。
金属缶体1を加熱して接着剤22を熱硬化させ金属缶体
10を得る。金属板から有底筒状の金属缶体61を成形
する。缶胴部2に印刷層21を有するポリエステルフィ
ルム62を、電子線硬化型樹脂系接着剤層24を介して
圧接する。電子線を照射して接着剤24を硬化させ金属
缶体63を得る。フィルム6,62が接着された金属缶
体51,71の缶内面側に熱硬化型塗料7を塗装する
か、缶内面となる側がポリエステルフィルムで被覆され
ている金属板を用いる。フィルム6,62の接着後にネ
ックイン加工及びフランジ加工を行う。フィルム6,6
2に熱硬化型オーバーコート層23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板から有底筒状に
成形され缶胴部外面側に美粧性が付与されてなる金属缶
体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料物等の金属容器として、アルミニウ
ム合金の薄板等から一方に開口端部を有する有底筒状に
成形された金属缶体の前記開口端部に別途製造されたイ
ージーオープン缶蓋等を二重巻締めしてなるツーピース
缶が知られている。前記ツーピース缶では、美粧性を付
与すると共に外傷から保護するために、有底筒状の金属
缶体の外面側に保護被覆層が形成されている。
【0003】従来、前記ツーピース缶は、まず有底筒状
に成形された金属缶体の表面に化成処理を施し、次いで
缶胴部外面側にオフセット印刷により曲面印刷し、焼き
付けて前記保護被覆層を形成することにより製造されて
いる。前記ツーピース缶の缶内面側は、内容物に対する
耐腐食性を付与するために、前記缶外面側の曲面印刷の
のち内面塗料を塗装し焼き付けることにより被覆されて
いる。
【0004】また、前記ツーピース缶の製造方法とし
て、予め両面が合成樹脂製フィルムで被覆された金属板
を用いる方法も知られている。この製造方法では、まず
前記両面が被覆された金属板から一方に開口端部を有す
る有底筒状の金属缶体を成形し、この金属缶体の缶胴部
外面側を被覆する前記合成樹脂製フィルムにオフセット
印刷により曲面印刷を施すことにより、缶外面側に美粧
性が付与される。この製造方法によれば、前記合成樹脂
製フィルムにより缶内外面が被覆保護されるので、缶内
面側の塗装が不要になるという効果が得られる。
【0005】しかしながら、前記オフセット印刷では1
工程の印刷色数に制限がある上に、曲面に印刷するため
に位置合せが困難で重ね刷りができないため十分な美粧
性を付与できないという不都合がある。また、製缶速度
自体は毎分1000缶以上という高速であるため、前記
曲面印刷の速度を前記製缶速度に対応させると、美麗な
印刷を安定して行うことが困難になるという不都合があ
る。さらに、金属缶体の製造はロット毎の生産量の少な
い多品種少量生産になることが多いため、前記オフセッ
ト印刷用の版型を交換する頻度が高くなり、生産性が低
下するという不都合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、金属板から有底筒状に成形された金属缶
体の缶胴部外面側に優れた美粧性を付与することができ
る金属缶体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の金属缶体の製造方法の第1の態様は、金
属板から一方に開口端部を有する有底筒状の金属缶体を
成形する金属缶体成形工程と、前記金属缶体の缶胴部を
加熱する第1の加熱工程と、加熱された前記金属缶体の
缶胴部外面側に、一方の面に印刷層を設けてなるポリエ
ステルフィルムを熱硬化型接着剤層を介して熱接着する
熱接着工程と、前記缶胴部外面側に前記ポリエステルフ
ィルムが接着された前記金属缶体を加熱して、前記熱硬
化型接着剤を熱硬化させる第2の加熱工程と、からなる
ことを特徴とする。
【0008】前記熱硬化型樹脂系接着剤はエポキシ樹脂
と無水トリメリット酸系硬化剤とからなる。前記熱硬化
型樹脂系接着剤は、高温で短時間の加熱で前記金属缶体
と前記ポリエステルフィルムとの間で十分な接着強度を
得るために、数平均分子量5000〜20000のエポ
キシ樹脂と無水トリメリット酸系硬化剤とを70/30
〜99/1の重量比で含む樹脂からなるものを用いるこ
とが好ましい。
【0009】前記エポキシ樹脂は数平均分子量が500
0未満のときには接着強度が不足し、20000を超え
るときには高粘度となり塗布作業性が低下する。また、
前記数平均分子量が5000未満であると、前記ポリエ
ステルフィルムに予め塗布乾燥して接着剤層を形成する
ときに、前記接着剤層の粘着性が高くなり、タックフリ
ー性が低下する。前記エポキシ樹脂は、ビスフェノール
とエピクロルヒドリンとの反応により得られるビスフェ
ノール型エポキシ樹脂であることが好ましく、高分子量
エポキシ樹脂のいわゆるフェノキシ樹脂も含まれる。ま
た、硬化剤としては、前記無水トリメリット酸系硬化剤
以外にさらにフェノール樹脂などの他の硬化剤を含んで
いてもよい。
【0010】前記熱硬化型樹脂系接着剤は、硬化剤とし
て無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸無水物、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
メチルシクロヘキサンジカルボン酸無水物等の酸無水物
系硬化剤を用いてもよいが、硬化性、塗布後の膜の耐ブ
ロッキング性、タックフリー性等に優れている点から無
水トリメリット酸及びその誘導体からなる無水トリメリ
ット酸系硬化剤が好ましい。前記無水トリメリット酸の
誘導体としては、例えば、グリセロールトリストリメリ
テート無水物、無水トリメリット酸の二量体、エチレン
グリコールビストリメリテート無水物等を挙げることが
できる。
【0011】前記熱硬化型樹脂系接着剤において、前記
エポキシ樹脂と前記無水トリメリット酸系硬化剤との重
量比が99/1未満では高温で加熱しても前記エポキシ
樹脂の硬化に長時間を要し、また70/30を超える割
合としても前記エポキシ樹脂の硬化を促進する効果はそ
れ以上には向上されない。
【0012】また、本発明の金属缶体の製造方法の第2
の態様は、金属板から一方に開口端部を有する有底筒状
の金属缶体を成形する金属缶体成形工程と、前記金属缶
体の缶胴部外面側に、一方の面に印刷層を設けてなるポ
リエステルフィルムを電子線硬化型樹脂系接着剤層を介
して圧接する圧接工程と、前記ポリエステルフィルムが
圧接された前記金属缶体の缶胴部外面側に電子線を照射
して前記電子線硬化型接着剤を硬化させて該ポリエステ
ルフィルムを前記缶胴部外面側に接着する電子線接着工
程と、からなることを特徴とする。
【0013】前記電子線硬化型樹脂系接着剤は、ラジカ
ル重合性を持ったプレポリマー、モノマー及び添加剤と
からなる従来公知の電子線硬化型接着剤を使用すること
ができ、金属板と印刷層を設けたポリエステルフィルム
との接着性、缶品質面から取り扱う条件に応じてポレポ
リマー、モノマー、添加剤を適正な組成に選定して使用
する。
【0014】前記ポレポリマーとしてはポリウレタン、
エポキシ、ポリエステル等を骨格とし、その側鎖や末端
にラジカル重合性を持つ官能基としてアクリロイル基、
メタクリロイル基、アリル基、ビニル基等を有するもの
を使用することができ、モノマーとしてはラジカル重合
性を持つ官能基としてアクリロイル基、メタクリロイル
基、アリル基、ビニル基等を有するモノマーを使用し、
必要に応じて低分子量または高分子量の添加剤を用いる
ことができる。また、一部、従来公知の熱硬化型樹脂を
併用してもよい。
【0015】本発明においては、前記重合性を有するプ
レポリマーとして、不飽和基含有のエポキシ、ポリウレ
タン、ポリエステル等を用いたものが、接着性、加工
性、缶品質等の面で適している。
【0016】前記電子線硬化型樹脂系接着剤が短時間で
硬化すると、その接着剤層に内部応力が生じ、接着力の
低下や接着されたポリエステルフィルムに皺等が発生す
ることが懸念される。そこで、本発明の金属缶体の製造
方法の第2の態様は、前記電子線接着工程のあとに、前
記ポリエステルフィルムが前記電子線硬化型樹脂系接着
剤層を介して接着された前記金属缶体を加熱して、前記
電子線硬化型接着剤の硬化に伴って生じる前記内部応力
を緩和する加熱処理工程を有することが好ましい。
【0017】また、前記電子線硬化型樹脂系接着剤は、
固形であるときには溶剤に溶解させて塗布したのち乾燥
させるか、溶融状態で塗布する等の方法で予め前記ポリ
エステルフィルムの前記印刷層上に前記電子線硬化型樹
脂系接着剤層を設けたものを用いるが、液状であるとき
には、前記圧接工程において前記ポリエステルフィルム
の前記印刷層上または前記金属缶体の缶胴部外面側に、
液状の電子線硬化型樹脂系接着剤を塗布して前記電子線
硬化型樹脂系接着剤層を設け、次いで該ポリエステルフ
ィルムを該電子線硬化型樹脂系接着剤層を介して圧接す
る。
【0018】前記本発明の第1または第2の態様により
製造される金属缶体は、その缶胴部の缶外面側は前記ポ
リエステルフィルムで被覆されているが、缶内面側には
金属が露出している。
【0019】そこで、前記本発明の第1または第2の態
様では、前記ポリエステルフィルムが接着された前記金
属缶体の缶内面側の金属露出部に熱硬化型塗料を塗装
し、次いで加熱して前記塗料を熱硬化させることにより
前記金属露出部を被覆する。或は、前記金属板として、
その缶内面となる側に、ポリエステルフィルムが熱硬化
型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着されている金属板
を用いてもよい。
【0020】前記熱硬化型塗料は、該熱硬化型塗料が前
記熱硬化型樹脂系接着剤が熱硬化する温度範囲または前
記電子線硬化型樹脂系接着剤層の内部応力が緩和される
温度範囲で硬化する塗料であって、該熱硬化型塗料の熱
硬化のための加熱と、前記熱硬化型樹脂系接着剤の熱硬
化のための加熱または前記ポリエステルフィルムの内部
応力の緩和のための加熱とを同時に行う。前記温度範囲
で硬化する熱硬化型塗料として、例えば、エポキシフェ
ノール樹脂系塗料、アクリル樹脂系塗料、エポキシアク
リル樹脂系塗料等公知の塗料を用いることができる。前
記熱硬化型塗料は、溶剤または水に溶解して塗布するも
のでもよく、粉体塗料であってもよい。
【0021】また、缶内面となる側にポリエステルフィ
ルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着され
ている金属板を用いるときには、該ポリエステルフィル
ムが熱接着されている金属板から一方に開口端部を有す
る有底筒状の金属缶体を形成する。
【0022】前記本発明の第1または第2の態様により
製造される金属缶体は、別途製造されたイージーオープ
ン缶蓋等を二重巻締めするために、前記ポリエステルフ
ィルムが接着された前記金属缶体の開口端部にネックイ
ン加工及びフランジ加工が施される。
【0023】また、前記ポリエステルフィルムは、寸法
安定性を確保し、耐外傷性を向上すると共に、熱処理に
よる該ポリエステルフィルム中の低重合度成分(オリゴ
マー)の表面への析出を防止するために、前記印刷層が
設けられている側の反対側に熱硬化型オーバーコート層
が設けられている。
【0024】
【作用】本発明の金属缶体の製造方法の第1の態様によ
れば、金属板から成形された一方に端部を有する有底筒
状の金属缶体の缶胴部を予備加熱し、その缶胴部外面側
に、一方の面に印刷層を設けてなるポリエステルフィル
ムを熱硬化型樹脂系接着剤層を介して熱接着したのち、
さらに加熱して前記熱硬化型樹脂系接着剤を硬化させる
ことにより、高温で短時間の加熱で前記ポリエステルフ
ィルムが前記金属缶体に確実に接着されるので、前記ポ
リエステルフィルムが製缶速度に対応する速度で前記缶
胴部外面側に接着される。
【0025】前記熱硬化型樹脂系接着剤は、エポキシ樹
脂と無水トリメリット酸系硬化剤とからなることによ
り、高温で短時間の加熱で前記金属缶体と前記ポリエス
テルフィルムとの間で大きな接着強度が得られる。
【0026】また、本発明の金属缶体の製造方法の第2
の態様によれば、金属板から成形された一方に端部を有
する有底筒状の金属缶体の缶胴部外面側に、一方の面に
印刷層を設けてなるポリエステルフィルムを電子線硬化
型樹脂系接着剤層を介して圧接し、電子線を照射して前
記電子線硬化型樹脂系接着剤を硬化させることにより、
前記ポリエステルフィルムが前記金属缶体に接着され
る。前記電子線は、前記ポリエステルフィルムに前記印
刷層等が設けられていても透過することができ、前記電
子線硬化型接着剤が何ら支障なく短時間で硬化されるの
で、前記ポリエステルフィルムが製缶速度に対応する速
度で前記缶胴部外面側に接着される。
【0027】前記電子線硬化型樹脂系接着剤は、プレポ
リマー及びモノマーとして不飽和基含有エポキシ樹脂、
不飽和基含有ポリエステル樹脂、不飽和基含有ウレタン
樹脂の少なくとも1種を含むことにより、前記電子線の
照射により短時間で硬化し、前記金属缶体と前記ポリエ
ステルフィルムとの間で大きな接着強度が得られる。
【0028】本発明の金属缶体の製造方法の第2の態様
では、前記電子線硬化型樹脂系接着剤層を前記電子線の
照射により硬化させたのち加熱処理することにより、前
記電子線硬化型樹脂系接着剤の短時間の硬化により内部
応力が緩和され、接着されたポリエステルフィルムの皺
などの発生が防止される。
【0029】本発明の金属缶体の製造方法の第2の態様
では、前記圧接工程において前記ポリエステルフィルム
の前記印刷層上または前記金属缶体の缶胴部外面側に液
状の電子線硬化型樹脂系接着剤を塗布して前記電子線硬
化型樹脂系接着剤層を設け、次いで該ポリエステルフィ
ルムを該電子線硬化型樹脂系接着剤層を介して圧接する
ことにより、前記電子線硬化型樹脂系接着剤層が設けら
れた前記ポリエステルフィルムの粘着性、タックフリー
性等を顧慮する必要なく、取扱うことができる。また、
前記電子線硬化型樹脂系接着剤が固形であるときは、溶
剤に溶解させて液状とし、塗布した後、溶剤を除去する
か、或は溶融させて塗布する等の方法でタックフリーの
接着剤層を形成することができる。
【0030】本発明の金属缶体の製造方法の第1または
第2の態様によれば、缶胴部外面側に前記ポリエステル
フィルムを接着することにより、耐腐食性、耐外傷性が
確保されると共に、該ポリエステルフィルムに設けられ
た前記印刷層により缶胴部外面側に美粧性が付与され
る。前記印刷層は前記金属缶体に接着される前のポリエ
ステルフィルムにグラビア印刷等で予め設けられている
ので、前記缶胴部外面側の曲面に対してオフセット印刷
する場合と異なり、色数、多重印刷等に制限がなく、前
記金属缶体の缶胴部外面側に優れた美粧性が付与され
る。また、前記ポリエステルフィルムは、予め前記印刷
層を設けて準備しておくことができるので、前記缶胴部
外面側の曲面に対してオフセット印刷する場合と異な
り、ロット毎にオフセット印刷の版型を交換する必要が
なく前記印刷されたポリエステルフィルムを交換すれば
よく、生産性が向上する。
【0031】本発明の金属缶体の製造方法の第1または
第2の態様では、前記ポリエステルフィルムが接着され
た前記金属缶体の缶内面側の金属露出部に熱硬化型塗料
を塗装し、次いで加熱して前記塗料を熱硬化させること
により、或は缶内面となる側にポリエステルフィルムが
熱硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着されている
金属板を用いることにより、前記金属露出部が被覆され
るので、前記缶内面側の金属露出部が内容物に接触する
ことによる基体金属の腐食や溶出する金属による内容物
のフレーバーの変化が防止される。
【0032】前記熱硬化型塗料が、前記缶外面に接着さ
れるポリエステルフィルムの熱硬化型樹脂系接着剤が熱
硬化する温度範囲または前記電子線硬化型樹脂系接着剤
層の内部応力が緩和される温度範囲で硬化するものであ
るときには、該熱硬化型塗料の熱硬化のための加熱と、
前記熱硬化型樹脂系接着剤の熱硬化のための加熱または
前記前記電子線硬化型樹脂系接着剤層の内部応力の緩和
のための加熱とを同時に行うことができ、いずれか一方
の加熱処理を省略することができる。
【0033】また、缶内面となる側に内面保護用として
のポリエステルフィルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介
して予め熱接着されている金属板を用いるときには、該
ポリエステルフィルムが熱接着されている金属板から一
方に開口端部を有する有底筒状の金属缶体を形成するこ
とにより、缶内面側の金属露出部が前記ポリエステルフ
ィルムで被覆された金属缶体が容易に得られる。
【0034】前記本発明の第1または第2の態様により
製造される金属缶体は、前記開口端部にネックイン加工
及びフランジ加工を施すことにより、前記開口端部にネ
ックイン部及びフランジ部が形成され、イージーオープ
ン缶蓋等の二重巻締めが可能になる。前記ネックイン加
工及びフランジ加工は、前記ポリエステルフィルムが接
着された金属缶体に対して行うことにより、前記ネック
イン部及びフランジ部が前記ポリエステルフィルムで被
覆された金属缶体が容易に得られる。
【0035】また、前記ポリエステルフィルムは、前記
印刷層が設けられている側の反対側に熱硬化型オーバー
コート層を設けることにより、前記ポリエステルフィル
ムの伸縮が規制され熱処理によても良好な寸法安定性が
確保されるとともに、耐外傷性が向上される。また、前
記熱硬化型オーバーコート層を設けることにより、前記
ポリエステルフィルムが接着された金属缶体にレトルト
殺菌処理等の熱処理を施す際にポリエステルフィルム中
の低重合度成分(オリゴマー)が表面に析出することが
防止され、滑り性がよくなる。
【0036】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の金
属缶体の製造方法についてさらに詳しく説明する。図1
は本発明の第1の実施例により得られる金属缶体の断面
図であり、図2はポリエステルフィルムの構成例を示す
説明的断面図であり、図3は図1のIII−III線断
面図であり、図4は図1のA部拡大断面図である。ま
た、図5乃至図7は本発明の第2乃至第4の実施例によ
り得られる金属缶体の断面図である。
【0037】次に、第1の実施例について説明する。
【0038】本実施例では、まず、コイル状金属材料
(アルミニウム3004材)に絞りしごき(DI)加工
を施して図1(a)示の金属缶体1を成形した。金属缶
体1は断面平面状の缶胴部2と内部に湾曲した底部3と
を有し、底部3には外方に突出する脚部4が形成されて
いる。また、金属缶体1は底部3の反対側が開口端部5
となっており、図1(a)に仮想線示する部分がトリミ
ングされて所定の高さに成形されている。
【0039】次に、前記絞りしごき加工等により金属缶
体1の内外面に付着している油分を脱脂、水洗した。次
いで、金属缶体1に、リン酸系処理液等による化成処理
を施した後、さらに水洗、乾燥した。
【0040】次に、金属缶体1を缶胴部2の外面側表面
が100〜200℃になるように予備加熱し、図2
(a)示のように、一方の面に印刷層21が形成されて
おり、印刷層21の上に熱硬化型樹脂系接着剤層22が
形成されている二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム6を、熱硬化型樹脂系接着剤層22
を介して熱接着した。二軸延伸PETフィルム6の他方
の面には熱硬化型オーバーコート層23が設けられてい
る。
【0041】前記印刷層21は、例えば顔料を含む樹脂
からなる印刷インクによりグラビア印刷を施すことによ
り形成されており、予め平面状の二軸延伸PETフィル
ム6に設けられるので、色数、多重印刷等に制限を受け
ることがなく、優れた美粧性を備えている。前記熱硬化
型樹脂系接着剤層22は、数平均分子量10000のエ
ポキシ樹脂とグリセロールトリストリメリテート無水物
とを95/5の重量比で含む樹脂からなる。また、前記
熱硬化型オーバーコート層23は、エポキシ樹脂とアミ
ノプラスト樹脂とからなり短時間硬化触媒として有機酸
またはリン酸、ポリリン酸等の無機酸が添加されている
熱硬化型樹脂からなり、印刷層21の形成に先立って形
成される。前記組成の熱硬化型樹脂は、高温短時間の加
熱で硬化フィルムを形成することができ、オリゴマー析
出防止、滑り性向上のために、さらにシリコン或はワッ
クスが添加されていることが好ましい。
【0042】尚、二軸延伸PETフィルム6の両端部6
a,6aは、図3(a)示のように互いに重ね合わせて
接着してもよく、図3(b)示のように突き合わせて接
着してもよい。突き合わせて接着するときには、両端部
6a,6a間の隙間6bが小さいほどよく、通常0.5
mm以下になるようにされている。
【0043】次に、図1(b)示のように金属缶体1の
缶内面側の金属露出部に水性の内面塗料7を塗布する。
このようにすることにより、金属缶体1の内面が被覆さ
れると共に、図4示のように、開口端部5における金属
缶体1の基体金属端面1a及び缶外面側の二軸延伸PE
Tフィルム6に被覆されていない部分1bも被覆するこ
とができる。前記内面塗料7としては、熱硬化型樹脂系
接着剤層22の硬化温度と同程度の温度で硬化できる点
から、例えば溶剤系エポキシフェノール樹脂系塗料、水
性系エポキシアクリル樹脂系塗料等の熱硬化型塗料が好
適に用いられる。
【0044】次に、金属缶体1を200〜210℃の温
度範囲に1〜2分間保持するように加熱し、前記熱硬化
型樹脂系接着剤層22を硬化させて二軸延伸PETフィ
ルム6の接着強度を増大させると共に内面塗料7を硬化
させた。このようにすることにより、熱硬化型樹脂系接
着剤層22を硬化させるための加熱と、内面塗料7を硬
化させるための加熱とを同時に行うことができるので好
都合である。
【0045】次に、金属缶体1の開口端部5にネックイ
ン加工及びフランジ加工を施し、図1(b)に仮想線示
するように、ネックイン部8及びフランジ部9を形成し
て、金属缶体10を製造した。この結果、二軸延伸PE
Tフィルム6の印刷層21により、缶外面側に優れた美
粧性が付与された金属缶体10が得られた。
【0046】次に、第2の実施例について説明する。
【0047】本実施例では、コイル状金属材料(アルミ
ニウム3004材)の缶内面となる側に、一方の面に熱
硬化型樹脂系接着剤層が形成された無地のポリエステル
フィルムを該熱硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接
着した。尚、前記熱硬化型樹脂系接着剤層は、熱硬化型
樹脂系接着剤層22と同様の接着剤から形成されてい
る。
【0048】そして、このコイル状金属材料に絞りしご
き加工を施して図5(a)示の金属缶体51を成形し
た。金属缶体51は缶内面側に無地のポリエステルフィ
ルム52が接着されている以外は、図1(a)示の金属
缶体1と同様の構成となっている。無地のポリエステル
フィルム52は、比較的ガラス転移点の低い共重合ポリ
エステル等が好ましく、印刷が施されないので高い強度
は要求されず、延伸フィルムでもよく、全く延伸されて
いないフィルムであってもよい。
【0049】次に、金属缶体51を図1(b)示の内面
塗料7の塗装を行わなかった以外は前記第1の実施例と
同様に処理して、図5(b)示の金属缶体53を製造し
た。この結果、二軸延伸PETフィルム6の印刷層21
により、缶外面側に優れた美粧性が付与された金属缶体
53が得られた。
【0050】尚、金属缶体51において、ポリエステル
フィルム52は前記金属材料の絞りしごき加工により内
部応力を生じているが、二軸延伸PETフィルム6の熱
接着後に金属缶体51を120〜230℃の温度範囲に
30秒〜5分間保持するように加熱して、前記熱硬化型
樹脂系接着剤層22を硬化させて二軸延伸PETフィル
ム6の接着強度を増大させる熱処理により、同時に前記
缶内面側に接着されているポリエステルフィルム52の
内部応力が緩和されることになるので好都合である。ま
た、金属缶体53は缶内面側がポリエステルフィルム5
2により被覆されているので、内容物に対して優れた耐
腐食性を備えている。
【0051】次に、第3の実施例について説明する。
【0052】本実施例では、まず、コイル状金属材料
(アルミニウム3004材)に絞りしごき加工を施して
図6(a)示の金属缶体61を成形した。金属缶体61
は図1(a)示の金属缶体1と全く同様の構成となって
いる。
【0053】次に、前記第1の実施例と同様にして金属
缶体61に化成処理を施した後、さらに水洗、乾燥し
た。
【0054】次に、金属缶体61を予熱し、その缶胴部
2の外面側表面に、図2(b)示のように、一方の面に
印刷層21が形成されており、印刷層21の上に電子線
硬化型樹脂系接着剤層24が形成されている二軸延伸P
ETフィルム62を、電子線硬化型樹脂系接着剤層24
を介して圧接した。二軸延伸PETフィルム62の他方
の面には熱硬化型オーバーコート層23が設けられてい
る。また、前記電子線硬化型樹脂系接着剤層24は、不
飽和基を含むエポキシ樹脂系プレポリマーを主剤とする
ものを用いた。
【0055】次に、金属缶体61の缶胴部2外面側に電
子線を照射して電子線硬化型接着剤層24を硬化させ、
二軸延伸PETフィルム62を接着した。前記電子線の
照射は、単一ビーム状の電子線を発する走査型電子線照
射装置やカーテン状の電子線を発するカーテン型電子線
照射装置により行うことができるが、一度に電子線を照
射し得る範囲が大きいことからカーテン型電子線照射装
置により行うことが好ましい。
【0056】次に、図6(b)示のように金属缶体61
に前記第1の実施例と同様にして内面塗料7を塗布し、
金属缶体61を120〜230℃の温度範囲に30秒〜
5分間保持するように加熱して、前記電子線硬化型接着
剤層24の硬化後の内部応力を緩和させて二軸延伸PE
Tフィルム62の接着強度を増大させると共に内面塗料
7を硬化させた。このようにすることにより、電子線硬
化型接着剤層24の硬化後の内部応力緩和のための加熱
と、内面塗料7を硬化させるための加熱とを同時に行う
ことができるので好都合である。
【0057】次に、金属缶体61の開口端部5にネック
イン加工及びフランジ加工を施し、図6(b)に仮想線
示するように、ネックイン部8及びフランジ部9を形成
して、金属缶体63を製造した。この結果、二軸延伸P
ETフィルム62の印刷層21により、缶外面側に優れ
た美粧性が付与された金属缶体63が得られた。
【0058】次に、第4の実施例について説明する。
【0059】本実施例では、コイル状金属材料(アルミ
ニウム3004材)の缶内面となる側に、一方の面に熱
硬化型樹脂系接着剤層が形成された無地のPETフィル
ムを該熱硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着し
た。尚、前記熱硬化型樹脂系接着剤層は、熱硬化型樹脂
系接着剤層22と同様の接着剤から形成されている。
【0060】そして、このコイル状金属材料に絞りしご
き加工を施して図7(a)示の金属缶体71を成形し
た。金属缶体71は缶内面側に無地のポリエステルフィ
ルム72が接着されている以外は、図6(a)示の金属
缶体1と同様の構成となっている。
【0061】次に、金属缶体71を図6(b)示の内面
塗料7の塗装を行わなかった以外は前記第3の実施例と
同様に処理して、図7(b)示の金属缶体73を製造し
た。この結果、二軸延伸PETフィルム62の印刷層2
1により、缶外面側に優れた美粧性が付与された金属缶
体73が得られた。
【0062】尚、金属缶体71において、ポリエステル
フィルム72は前記金属材料の絞りしごき加工により内
部応力を生じているが、二軸延伸PETフィルム62の
電子線接着後に金属缶体71を120〜230℃の温度
範囲に30秒〜5分間保持するように加熱して、前記電
子線硬化型樹脂系接着剤層24を硬化させて二軸延伸P
ETフィルム62の接着強度を増大させる熱処理によ
り、同時に前記ポリエステルフィルム72の内部応力が
緩和されることになるので好都合である。また、金属缶
体73は缶内面側がポリエステルフィルム72により被
覆されているので、内容物に対して優れた耐腐食性を備
えている。
【0063】尚、前記第3及び第4の実施例では、二軸
延伸PETフィルム62の印刷層21上に予め電子線硬
化型樹脂系接着剤層24を形成するようにしているが、
電子線硬化型樹脂系接着剤が液状であるときには二軸延
伸PETフィルム62を缶胴部2に仮接着する直前に、
二軸延伸PETフィルム62の印刷層21上または缶胴
部2の外面側に電子線硬化型樹脂系接着剤を塗布して電
子線硬化型樹脂系接着剤層24を形成することにより、
取扱が容易になるので好ましい。
【0064】また、前記各実施例では、コイル状金属材
料に絞りしごき(DI)加工を施して有底筒状の金属缶
体を成形するようにしているが、前記金属缶体はドロー
・シン・リドロー(DTR)加工或はドロー・リドロー
(DR)加工により成形するようにしてもよい。また、
前記金属材料として鋼板等の他の缶体材料を用いてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の製造方法によれば、金属板から成形された有底筒状の
金属缶体の缶胴部外面側に、予め印刷層が設けられてい
る前記ポリエステルフィルムを接着することにより、色
数、多重印刷等の制限なく、前記缶胴部外面側に優れた
美粧性を付与することができる。また、前記ポリエステ
ルフィルムにより、前記缶胴部外面側の耐腐食性及び耐
外傷性を確保することができる。また、前記ポリエステ
ルフィルムは、予め前記印刷層を設けて準備しておくこ
とにより、前記ポリエステルフィルムを交換するだけで
ロット交換に対応できるので、生産性を向上することが
できる。
【0066】また、前記ポリエステルフィルムを熱硬化
型樹脂系接着剤層または電子線硬化型樹脂系接着剤層を
介して接着することにより、短時間で所要の接着強度が
得られるので、前記接着を製缶速度に対応する速度で行
うことができる。前記熱硬化型樹脂系接着剤は、エポキ
シ樹脂と無水トリメリット酸系硬化剤とからなることに
より、高温で短時間の加熱で前記金属缶体と前記ポリエ
ステルフィルムとの間で大きな接着強度を得ることがで
きる。また、前記電子線硬化型樹脂系接着剤は、不飽和
基含有エポキシ樹脂、不飽和基含有ポリエステル樹脂、
不飽和基含有ウレタン樹脂系プレポリマーの少なくとも
1種を含むことにより、前記電子線の照射により短時間
で硬化し、前記金属缶体と前記ポリエステルフィルムと
の間で大きな接着強度を得ることができる。
【0067】さらに、前記電子線硬化型樹脂系接着剤層
を前記電子線の照射により硬化させたのちさらに加熱処
理することにより、前記電子線硬化型樹脂系接着剤の短
時間の硬化により前記ポリエステルフィルムに生じた内
部応力が緩和することができ、皺などの発生を防止する
ことができる。
【0068】そして、前記圧接工程において前記ポリエ
ステルフィルムの前記印刷層上または前記金属缶体の缶
胴部外面側に液状の電子線硬化型樹脂系接着剤を塗布
し、次いで該ポリエステルフィルムを該電子線硬化型樹
脂系接着剤層を介して圧接することにより、取扱を容易
にすることができる。
【0069】また、前記ポリエステルフィルムが接着さ
れた前記金属缶体の缶内面側の金属露出部に塗料を塗装
し、次いで加熱して前記塗料を熱硬化させることによ
り、或は缶内面となる側に、ポリエステルフィルムが熱
硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着されている金
属板を用いることにより、前記缶内面側の金属露出部を
被覆して基体金属の腐食や溶出する金属による内容物の
フレーバーの変化を防止することができる。
【0070】前記熱硬化型塗料が、前記熱硬化型樹脂系
接着剤が熱硬化する温度範囲または前記電子線硬化型樹
脂系接着剤層を介して接着されたポリエステルフィルム
の内部応力が緩和される温度範囲で硬化する塗料である
ことにより、該熱硬化型塗料の熱硬化のための加熱と、
前記熱硬化型樹脂系接着剤の硬化後の内部応力の緩和の
ための加熱とを同時に行い、いずれか一方の加熱処理を
省略することができる。
【0071】また、缶内面となる側にポリエステルフィ
ルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介して予め熱接着され
ている金属板を用いるときには、該ポリエステルフィル
ムが熱接着されている金属板から一方に開口端部を有す
る有底筒状の金属缶体を形成することにより、缶内面側
の金属露出部が前記ポリエステルフィルムで被覆された
金属缶体を容易に得ることができる。
【0072】また、前記ポリエステルフィルムが接着さ
れた金属缶体に対してネックイン加工及びフランジ加工
を施すことにより、前記ネックイン部及びフランジ部が
前記ポリエステルフィルムで被覆された金属缶体を容易
に得ることができる。
【0073】また、前記ポリエステルフィルムの前記印
刷層と反対側の面に熱硬化型オーバーコート層を設ける
ことにより、前記ポリエステルフィルムにおいて良好な
寸法安定性を確保することができると共に、耐外傷性を
向上することができる。また、前記熱硬化型オーバーコ
ート層により、前記ポリエステルフィルム中の低重合度
成分の析出を防止することができ、滑り性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例により得られる金属缶体
の断面図。
【図2】ポリエステルフィルムの構成例を示す説明的断
面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1のA部拡大断面図。
【図5】本発明の第2の実施例により得られる金属缶体
の断面図。
【図6】本発明の第3の実施例により得られる金属缶体
の断面図。
【図7】本発明の第4の実施例により得られる金属缶体
の断面図。
【符号の説明】
1,51,61,71…一方に開口部を有する有底筒状
の金属缶体、2…缶胴部、 5…開口端部、6,62…
印刷層を設けてなるポリエステルフィルム、7…熱硬化
型塗料、 8…ネックイン部、 9…フランジ部、1
0,53,63,73…金属缶体、 21…印刷層、2
2…熱硬化型樹脂系接着剤層、 23…熱硬化型オーバ
ーコート層、24…電子線硬化型樹脂系接着剤層、 5
2,72…ポリエステルフィルム。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記熱硬化型樹脂系接着剤において、前記
エポキシ樹脂99重量部に対して前記無水トリメリット
酸系硬化剤の配合量が1重量部未満では高温で加熱して
も前記エポキシ樹脂の硬化に長時間を要し、またエポキ
シ樹脂70重量部に対して前記無水トリメリット酸系硬
化剤の配合量を30重量部を超える割合としても前記エ
ポキシ樹脂の硬化を促進する効果はそれ以上には向上さ
れない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 秀行 埼玉県岩槻市鹿室839−1 北海製罐株式 会社技術本部内 (72)発明者 田村 道也 埼玉県岩槻市鹿室839−1 北海製罐株式 会社技術本部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板から一方に開口端部を有する有底筒
    状の金属缶体を成形する金属缶体成形工程と、 前記金属缶体の缶胴部を加熱する第1の加熱工程と、 加熱された前記金属缶体の缶胴部外面側に、一方の面に
    印刷層を設けてなるポリエステルフィルムを、熱硬化型
    接着剤層を介して熱接着する熱接着工程と、 前記缶胴部外面側に前記ポリエステルフィルムが接着さ
    れた前記金属缶体を加熱して、前記熱硬化型接着剤を熱
    硬化させる第2の加熱工程と、 からなることを特徴とする金属缶体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記熱硬化型樹脂系接着剤がエポキシ樹脂
    とトリメリット酸系硬化剤とからなることを特徴とする
    請求項1記載の金属缶体の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ポリエステルフィルムが接着された前
    記金属缶体の缶内面側の金属露出部に熱硬化型塗料を塗
    装し、次いで加熱して前記塗料を熱硬化させることを特
    徴とする請求項1記載の金属缶体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記熱硬化型塗料は前記熱硬化型接着剤が
    熱硬化する温度範囲で熱硬化する塗料であって、前記熱
    硬化型塗料の熱硬化のための加熱と前記熱硬化型接着剤
    の熱硬化のための加熱とを同時に行うことを特徴とする
    請求項3記載の金属缶体の製造方法。
  5. 【請求項5】金属板から一方に開口端部を有する有底筒
    状の金属缶体を成形する金属缶体成形工程と、 前記金属缶体の缶胴部外面側に、一方の面に印刷層を設
    けてなるポリエステルフィルムを、電子線硬化型樹脂系
    接着剤層を介して圧接する圧接工程と、 前記ポリエステルフィルムが圧接された前記金属缶体の
    缶胴部外面側に電子線を照射して前記電子線硬化型接着
    剤を硬化させて該ポリエステルフィルムを前記缶胴部外
    面側に接着する電子線接着工程と、 からなることを特徴とする金属缶体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記電子線硬化型樹脂系接着剤が不飽和基
    含有エポキシ樹脂、不飽和基含有ポリエステル樹脂、不
    飽和基含有ウレタン樹脂の少なくとも1種を含むことを
    特徴とする請求項5記載の金属缶体の製造方法。
  7. 【請求項7】前記電子線接着工程のあとに、前記ポリエ
    ステルフィルムが前記電子線硬化型樹脂系接着剤層を介
    して接着された前記金属缶体を加熱して、前記電子線硬
    化型接着剤の硬化に伴って生じる内部応力を緩和する加
    熱処理工程を有することを特徴とする請求項5記載の金
    属缶体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記圧接工程において、前記ポリエステル
    フィルムの前記印刷層上に液状の電子線硬化型樹脂系接
    着剤を塗布して前記電子線硬化型樹脂系接着剤層を設
    け、次いで該ポリエステルフィルムを該電子線硬化型樹
    脂系接着剤層を介して圧接することを特徴とする請求項
    5記載の金属缶体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記圧接工程において、前記金属缶体の缶
    胴部外面側に液状の電子線硬化型樹脂系接着剤を塗布し
    て前記電子線硬化型樹脂系接着剤層を設け、次いで該ポ
    リエステルフィルムを該電子線硬化型樹脂系接着剤層を
    介して圧接することを特徴とする請求項5記載の金属缶
    体の製造方法。
  10. 【請求項10】前記ポリエステルフィルムが接着された
    前記金属缶体の缶内面側の金属露出部に熱硬化型塗料を
    塗装し、次いで加熱して前記塗料を熱硬化させることを
    特徴とする請求項5記載の金属缶体の製造方法。
  11. 【請求項11】前記熱硬化型塗料は前記電子線硬化型接
    着剤の硬化に伴って生じる内部応力が緩和される温度範
    囲で熱硬化する塗料であって、前記熱硬化型塗料の熱硬
    化のための加熱と前記電子線硬化型接着剤の硬化に伴っ
    て生じる内部応力の緩和のための加熱とを同時に行うこ
    とを特徴とする請求項10記載の金属缶体の製造方法。
  12. 【請求項12】前記金属板が、その缶内面となる側に、
    ポリエステルフィルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介し
    て予め熱接着されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項5記載の金属缶体の製造方法。
  13. 【請求項13】前記缶内面となる側にポリエステルフィ
    ルムが熱接着されている金属板から一方に開口端部を有
    する有底筒状の金属缶体を成形することを特徴とする請
    求項12記載の金属缶体の製造方法。
  14. 【請求項14】前記ポリエステルフィルムが接着された
    前記金属缶体の開口端部にネックイン加工及びフランジ
    加工を施すことを特徴とする請求項1または請求項5記
    載の金属缶体の製造方法。
  15. 【請求項15】前記印刷層を設けたポリエステルフィル
    ムが、前記印刷層が設けられている側の反対側に熱硬化
    型オーバーコート層が設けられてなることを特徴とする
    請求項1または請求項5記載の金属缶体の製造方法。
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