JPH078842U - カメラ用レンズシャッタ装置 - Google Patents

カメラ用レンズシャッタ装置

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JPH078842U
JPH078842U JP3532493U JP3532493U JPH078842U JP H078842 U JPH078842 U JP H078842U JP 3532493 U JP3532493 U JP 3532493U JP 3532493 U JP3532493 U JP 3532493U JP H078842 U JPH078842 U JP H078842U
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yoke
drive pin
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清 當摩
信義 井上
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株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ地板に取り付けたムービングマグネ
ット型モータによりシャッタ羽根を駆動するカメラ用レ
ンズシャッタ装置において、モータの配置上の工夫によ
りモータの形状を特殊な形状にすることを可能にし、シ
ャッタ装置を小型化すること。 【構成】 ムービングマグネット型モータのコイル10
は、その巻き方向が光軸中心と回転子を結ぶ線に対し直
交するように配置されている。ヨーク11の形状は、前
記の線の左右にわたる所定の角度領域が切除された馬蹄
形をしている。モータ全体は、切除された部分のヨーク
11の厚さだけ光軸中心に寄せられており、シャッタ地
板1の外径を小さくしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ムービングマグネット型モータを使用したカメラ用レンズシャッタ 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ムービングマグネット型モータによってシャッタ羽根を開閉させるカメラ用レ ンズシャッタ装置は実開平3−114825号公報等で広く知られている。この モータは、回転子が永久磁石であり、コイルは回転子の両軸受部を通る略四角形 の輪状に巻回されており、ヨークはコイルの外側で回転子の周面を囲むように円 筒形をなしている。この回転子は、シャッタ羽根を作動させる駆動ピンが一体的 に構成されており、またコイルが前記したように巻回されているため、通常のモ ータのように一回転することができず、実際には大体60゜位の角度領域で往復 回動させている。回転子の軸を中心として平面的に見た場合、駆動ピンはヨーク の一部と大体重なる位置にあり、側面的に見た場合にはヨークの下部にあり下方 へ突き出ている。このようなモータをシャッタ装置に組み込む場合は、回転子の 軸が光軸と平行になるようにし、且つコイルの巻き方向が、回転子の軸と光軸中 心とを結ぶ線分に対し、略一致するようにしてシャッタ地板に取り付けられる。 この種のモータは2枚構成のシャッタ羽根に適用されることが多く、駆動ピンは 夫々の羽根の動点部に設けられたスロットに嵌合結合し開閉作動をさせる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年、カメラの電動化が進んでおり、内蔵するアクチュエータの数も増えてい る。しかし、一般にモータ等のアクチュエータは他の精密部品に比べて大きく、 形状の変更も自由に行なうことが難しいため、カメラのコンパクト化に対応させ ることが困難であり、設計上の大きな課題となっている。そのため、レンズシャ ッタ装置においても従来から有していたスペースを少しでも小さくする必要性に 迫られている。ところで、前記したようにシャッタ羽根をムービングマグネット 型モータによって駆動するレンズシャッタ装置においても、アクチュエータであ るモータの小型化をはじめ、全体構成の小型化を重ね、レンズ駆動用のモータま でシャッタ地板に取り付けるようになってきたが、ムービングマグネット型モー タの外径、即ち円筒状のヨークの外径をこれ以上小さくすることができないため 、シャッタ地板によって規制されるシャッタ装置全体としてのスペースをこれ以 上小さくすることは現実問題として無理な状況にある。
【0004】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、シャッタ地板に取り付けたムービングマグネット型モータによりシャッ タ羽根を駆動するようにしたカメラ用レンズシャッタ装置において、前記モータ の配置上の工夫によりシャッタ地板のスペース効果を上げるようにすることであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的を達成するために、本考案によるカメラ用レンズシャッタ装置は、 固定子のコイルが回転子の両軸受部に隣接するように輪状に巻回されており、前 記コイルの外側であって前記回転子の周面を囲むようにヨークが配置され、前記 回転子と一体の駆動ピンがシャッタ羽根を開閉作動させるようにしたムービング マグネット型モータを、前記回転子の軸が光軸と平行になるようにシャッタ地板 に取り付けたカメラ用レンズシャッタにおいて、前記モータを、前記駆動ピンが 前記回転子の軸と光軸中心を結ぶ線分の左右に亘って往復回動するように配置し 、また前記ヨークを、前記駆動ピンの回動角度領域及びそれと前記回転子を挾ん で対向する角度領域のうち少なくとも一方の角度領域を切除した形状に構成する 。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図3により説明する。図1は、本考案の要部のみを 示した平面図であり、シャッタ羽根が閉じている状態を示している。図2は概略 図1のI−I線に沿って視た断面図である。図3は図1と同様の平面図であり、 シャッタ羽根が開いた状態を示している。
【0007】 図1及び図2により構成を説明する。1は合成樹脂製のシャッタ地板であり、 開口1a,窓1bを有し、図1において背面にピン1c,1dを植設している。 このシャッタ地板1には図2において1本だけ明示している柱1eが複数本形成 されており、上板2が夫々の柱にネジ3で止められている。4,5はシャッタ羽 根である。シャッタ羽根4はピン1cに回転可能に支承されており、スロット4 aを有し、ピン4bを植設している。シャッタ羽根5はピン1dに回転可能に支 承されており、開口1aより僅かに大きい開口5aを有し、またピン4bに嵌合 するスロット5bを有している。6はシャッタ地板1に適宜な方法で取り付けら れた押え板であり、開口1aと同じか僅かに大きい開口6aを有している。7は 第1コイル枠であり、受け部7aが形成され、ネジ8によりシャッタ地板1に固 定されている。9は第2コイル枠であり、第1コイル枠7と嵌め込み式に結合さ れている。10はコイル枠7,9に巻回されたコイルであり、図1には図面を煩 雑にしないために平行な二本の二点鎖線で示したように、後述する回転子の軸と 光軸とを結ぶ線分に対し略直行する方向であり、且つ回転子の両軸受部を通るよ うにして巻かれている。11は馬蹄形をしたヨークであり、図2において上部か ら受け部7aに当たるまで落とし込み、接着剤等の適宜な手段でコイル枠9に固 定されている。12は回転子であり、永久磁石12a,駆動ピン12bを有し、 回転軸を夫々コイル枠7,9に軸受けされている。この駆動ピン12bはシャッ タ地板1の窓1bを貫通しシャッタ羽根4のスロット4aに嵌入している。13 は歯部13aを有し、上板2に回転可能に支持された筒体である。歯部13aは 、シャッタ地板1に固定された図示していないモータによって回転される歯車列 に噛合している。14は図示していないレンズを担持した鏡筒である。筒体13 の内周部と鏡筒14の外周部はヘリコイド結合されており、筒体13が回転する と、鏡筒14は周知のようにキー14aの作用で図2において上下方向へ直線的 に移動する。
【0008】 次に作動を説明する。図1においてコイル10に通電すると、回転子と一体の 駆動ピン12bが窓1bの中で時計方向に回動する。それによりシャッタ羽根4 はピン1cを軸として時計方向へ回動し、この運動はピン4aによってシャッタ 羽根5に伝えられる。従ってシャッタ羽根5はピン1dを軸として反時計方向へ 回動され、シャッタ羽根4,5は共に図3の状態となり、露光が行われる。所定 の時間経過後に、前記とは逆方向の電流がコイル10に流れると、図3において 駆動ピン12bが反時計方向に回動され、シャッタ羽根4,5は何れも前記とは 逆方向に回動し、開口1aを閉鎖して図1の状態に復帰する。
【0009】 尚、図1及び図3においては、ヨーク11の形状が馬蹄形をしているが、更に 、回転子を挾んでその切除部分と対向する部分(図3においてドットを付けた部 分)を切除した形状にしても差支えない。この場合にはモータの効率に若干の影 響が出ることは止むを得ない。
【0010】
【考案の効果】
上記のように本考案においては、コイルをその巻き方向が従来のものに対して 約90゜回転した状態となるように配置するので、従来の円筒形をしていたヨー クの形状を、回転子と光軸中心を結ぶ線の左右に亘って所定角度領域だけ切除し た形状にすることが可能となる。そのため、モータをヨークの厚さ分だけ光軸中 心に寄せることが可能になるので、シャッタ地板を小型化できるという効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した平面図であり、シャッ
タ羽根が閉じている状態を示している。
【図2】図1のI−I線に沿って視た断面図である。
【図3】図1と同様の平面図であり、シャッタ羽根が開
いた状態を示している。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a,5a,6a 開口 1b 窓 1c,1d,4b ピン 1e 柱 2 上板 3,8 ネジ 4,5 シャッタ羽根 4a,5a スロット 6 押え板 7 第1コイル枠 7a 受け部 9 第2コイル枠 10 コイル 11 ヨーク 12 回転子 12a 永久磁石 12b 駆動ピン 13 筒体 13a 歯部 14 鏡筒 14a キー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子のコイルが回転子の両軸受部に隣
    接するように輪状に巻回されており、前記コイルの外側
    であって前記回転子の周面を囲むようにヨークが配置さ
    れ、前記回転子と一体の駆動ピンがシャッタ羽根を開閉
    作動させるようにしたムービングマグネット型モータ
    を、前記回転子の軸が光軸と平行になるようにシャッタ
    地板に取り付けたカメラ用レンズシャッタにおいて、前
    記モータを、前記駆動ピンが前記回転子の軸と光軸中心
    を結ぶ線分の左右に亘って往復回動するように配置し、
    また前記ヨークを、前記駆動ピンの回動角度領域及びそ
    れと前記回転子を挾んで対向する角度領域のうち少なく
    とも一方の角度領域を切除した形状にしたことを特徴と
    するカメラ用レンズシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ピンは一枚のシャッタ羽根と嵌
    合し、他のシャッタ羽根は前記一枚のシャッタ羽根に連
    結するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカ
    メラ用レンズシャッタ装置。
JP1993035324U 1993-06-29 1993-06-29 カメラ用レンズシャッタ装置 Expired - Fee Related JP2591397Y2 (ja)

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JPH078842U true JPH078842U (ja) 1995-02-07
JP2591397Y2 JP2591397Y2 (ja) 1999-03-03

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052482U (ja) * 1973-09-10 1975-05-20
JPS5158870U (ja) * 1974-11-01 1976-05-10
JPS5189172A (ja) * 1974-12-18 1976-08-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5052482U (ja) * 1973-09-10 1975-05-20
JPS5158870U (ja) * 1974-11-01 1976-05-10
JPS5189172A (ja) * 1974-12-18 1976-08-04

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JP2591397Y2 (ja) 1999-03-03

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