JPH0719740U - カメラ用レンズシャッタの駆動装置 - Google Patents

カメラ用レンズシャッタの駆動装置

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JPH0719740U
JPH0719740U JP5067093U JP5067093U JPH0719740U JP H0719740 U JPH0719740 U JP H0719740U JP 5067093 U JP5067093 U JP 5067093U JP 5067093 U JP5067093 U JP 5067093U JP H0719740 U JPH0719740 U JP H0719740U
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rotor
shutter
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rotation
drive
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JP5067093U
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茂 山岸
祐一郎 臼田
淳一 松本
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株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転子と一体に往復作動する駆動ピンによっ
てシャッタ羽根を開閉作動させるようにした所謂ムービ
ングマグネット型モータ利用の駆動装置において、駆動
装置の外形寸法を小さくすること。 【構成】 永久磁石6a,回転軸6b,駆動ピン6cが
一体的に構成されている。永久磁石6aは回転平面にお
いて楕円形をしている。ヨーク12も楕円形且つ管状を
しており、磁性体部材10,11が回転軸6bと平行と
なるようにして上コイル枠7に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ用レンズシャッタにおいて、回転子と一体に往復作動を行う 駆動ピンによってシャッタ羽根を開閉作動させるようにした所謂ムービングマグ ネット型モータ利用の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラの電動化が進んでおり、内蔵するアクチュエータの数も増えてい る。しかし、一般にモータ等のアクチュエータは他の精密部品に比べて大きくて 、形状の変更も自由に行うことが難しいため、カメラのコンパクト化に対応させ ることが困難であり、設計上の大きな課題となっている。そのため、レンズシャ ッタ装置においても従来から有していたスペースを少しでも小さくする必要性に 迫られている。ところで、前記したようにシャッタ羽根をムービングマグネット 型モータによって駆動するレンズシャッタ装置においても、アクチュエータであ るモータの小型化をはじめ、全体構成の小型化を重ね、レンズ駆動用のモータま でシャッタ地板に取付けるようになってきたが、ムービングマグネット型モータ の大きさをこれ以上小さくすることは極めて難しい状況にある。
【0003】 そこで、先ず従来のムービングマグネット型モータ利用の代表的な駆動装置の 構造を図3乃至図5によって説明する。図3において、シャッタ地板1は露光開 口1aと円筒状に形成された筒部1bとを有している。この筒部1bの内周面は 、周知のように図示していないレンズ鏡筒の外周面と螺合するようになっている 。シャッタ地板1の背面には図示していない周知の方法でシャッタ羽根2,3が 枢着されている。またシャッタ地板1の表面には、ねじ4,5によりムービング マグネット型モータ利用の駆動装置Mが取付けられており、後述する駆動ピン6 cはシャッタ地板1の背面まで伸長し、シャッタ羽根2,3に設けられたスロッ トに嵌合している。この嵌合関係は周知であるから図示せず且つ説明を省略する 。尚、図3においては駆動ピン6cが、後述の説明からも理解されるようにシャ ッタ羽根2,3の閉じ状態の位置にあるにも拘らず、シャッタ羽根2,3は本考 案の効果を把握し易いようにするために敢えて開き状態を示している。シャッタ 地板1から取り外した駆動装置Mの詳細な構造を図4及び図5で説明する。図4 は平面図であり、図5は図4のI−I線に沿って視た断面図である。回転子6は 、永久磁石6a,回転軸6b及び前記した駆動ピン6cで構成されている。上コ イル枠7と下コイル枠8によりコイル枠が構成され、上コイル枠7は下コイル枠 8に形成された溝部8aに嵌合されている。更に、下コイル枠8はシャッタ地板 1への取付け穴8b,8cを有しており、且つ駆動ピン6cの作動角度範囲に亘 って窓8dを形成している。コイル9は回転軸6bの軸受部を覆うようにしてコ イル枠7,8に巻回されている。棒状の磁性体部材10,11は上コイル枠7に 設けられた穴に図6において上方より挿入されており、またヨーク12が回転子 6の周面部に対向して包囲するように取付けられている。
【0004】 上記構成のヨークは、コイル9に一方向への電流を流すと回転子6が一方向へ 回動し、逆方向へ電流を流すと逆方向へ回動するようになっている。図4はシャ ッタ羽根2,3が閉じ状態にある場合の回転子6の位置、即ち駆動ピン6cの位 置を示している。この場合、コイル9に電流は流れていないが、永久磁石6aは 、N極と磁性体部材10との間、及びS極と磁性体部材11との間に作用する吸 引力によって反時計方向へ付勢され、シャッタ羽根2,3の閉じ位置を確実に保 持している。この状態でコイル9に通電すると、回転子6は時計方向へ回動し、 駆動ピン6cによりシャッタ羽根2,3を開く。全開位置において前記とは逆向 きに通電すると、回転子6は反時計方向へ回動し、駆動ピン6cがシャッタ羽根 2,3を閉じ、図4の位置に復帰する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来例は、図3からも分かるように、ヨーク12の外径、即ち 光軸方向に占めるスペースの寸法を小さくしない限り、シャッタ地板1に多くの 部品を配置できないし、また逆にシャッタ地板1の外径を小さくすることも不可 能である。更に、大口径レンズに対応して筒部1bの外形を大きくしようとする と必然的にシャッタ地板1の外径も大きくせざるを得なくなる。
【0006】 本考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、回転子と一体に往復作動する駆動ピンによってシャッタ羽根を開閉作 動させるようにしたムービングマグネット型モータ利用の駆動装置において、駆 動装置全体の外形寸法を小さくすること、特に回転子の回転面において回転子か ら駆動ピンが張り出している方向と略直交する方向の寸法を小さくすることであ る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的を達成するために、本考案におけるカメラ用レンズシャッタの駆動 装置は、形状がその回転面において楕円形をした柱形の磁石回転子と、前記回転 子に一体化されており前記回転子の長径方向位置において前記回転子と共に往復 回動してシャッタ羽根を開閉作動させる駆動ピンと、前記回転子を包囲し前記回 転子の回転軸を軸支したコイル枠と、前記駆動ピンがその回動角度域の中間位置 にあるとき前記コイル枠の外側において前記回転子の短径方向に巻回したコイル と、形状が前記回転子の回転面において楕円形をした管状に形成され前記コイル 枠と前記コイルを包囲したヨークとを備え、前記ヨークは、前記駆動ピンがその 回動角度域の中間位置にあるときその長径方向が前記回転子の長径方向と略一致 するように配置する。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図1及び図2によって説明する。図1は駆動装置の平面図で あり、図2は、シャッタ地板に駆動装置を取付けた状態を示す平面図である。図 3乃至図5に示した従来品と実質的に同じ機能部品には同一符号を付けてある。 従来品の構成と異なる点は、先ず回転子6の回転面(回転子6の回転軸に直交す る平面)における永久磁石6aの形状が楕円形をしており、その長径部の延長上 に駆動ピン6cを配置していることである。そして、この長径部の寸法が従来品 の直径と同じ寸法になっている。従って、図4における上下方向の寸法は、長径 部と短径部の寸法の差だけ短くなる。次に異なる点は、ヨーク12の形状も略楕 円形をなしていることである。その結果、図4において、ヨーク12の上下方向 の外径寸法は、コイル9に対向している上下2箇所の円弧部を夫々水平に形成し た分だけ短くなる。上記の二つの点から、前記した上下方向の寸法は、従来品よ り20%程度短くなる。このようにして外径寸法が小さくなった駆動装置をシャ ッタ地板1に設置した状態が図2に示されている。この図面を図3と比較すると 露光開口1a及び筒部1bが同じ大きさであっても如何にシャッタ地板1を小さ くできることになるかが理解できる。勿論、図2と図3は、共通形状部分の寸法 が同一となるように作図されている。従来品の構成と更に異なる点は、磁性体部 材10,11をやや回転軸6bに近付けたことである。その理由は、ヨーク12 の短径部が永久磁石6aに近付くため、それによって磁性体部材10,11と永 久磁石6aとの間の磁気作用が不能若しくは弱められるのを避けるためである。 尚、この実施例の作動は前記した従来品の場合と同じなのでその説明は省略す る。
【0009】
【考案の効果】
上記のように本考案の駆動装置は、回転子の永久磁石の形状を回転平面におい て楕円形としたことにより、またヨークの形状も楕円形にしたことにより、前記 回転平面におけるコイルの巻回方向の寸法を従来品に比べて可成り短くすること が可能となった。その結果、シャッタ地板に多くの部品を設置することを可能に し、また部品配置上の自由度を大きくするほか、口径の大きなレンズに対応する ために露光開口を大きくすることを可能にし、逆にシャッタ地板を小型化するこ とも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の平面図である。
【図2】図3に示した駆動装置をシャッタ地板に取付け
た状態を示す平面図である。
【図3】従来の駆動装置をシャッタ地板に取付けた状態
を示す平面図である。
【図4】従来の駆動装置の平面図である。
【図5】図5においてI−I線に沿って視た断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a 露光開口 1b 筒部 2,3 シャッタ地板 4,5 ねじ M 駆動装置 6 回転子 6a 永久磁石 6b 回転軸 6c 駆動ピン 7 上コイル枠 8 下コイル枠 8a 溝部 8b,8c 取付け穴 8d 窓 9 コイル 10,11 磁性体部材 12 ヨーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状がその回転面において楕円形をした
    柱形の磁石回転子と、前記回転子に一体化されており前
    記回転子の長径方向位置において前記回転子と共に往復
    回動してシャッタ羽根を開閉作動させる駆動ピンと、前
    記回転子を包囲し前記回転子の回転軸を軸支したコイル
    枠と、前記駆動ピンがその回動角度域の中間位置にある
    とき前記コイル枠の外側において前記回転子の短径方向
    に巻回したコイルと、形状が前記回転子の回転面におい
    て楕円形をした管状に形成され前記コイル枠と前記コイ
    ルを包囲したヨークとを備え、前記ヨークは、前記駆動
    ピンがその回動角度域の中間位置にあるときその長径方
    向が前記回転子の長径方向と略一致するように配置され
    るようにしたことを特徴とするカメラ用レンズシャッタ
    の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転子の周面に対向する位置に前記
    回転子の回転軸と平行に少なくとも一つの磁性体部材を
    配置したことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用レ
    ンズシャッタの駆動装置。
JP1993050670U 1993-09-17 1993-09-17 カメラ用レンズシャッタの駆動装置 Expired - Lifetime JP2599966Y2 (ja)

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JPH0719740U true JPH0719740U (ja) 1995-04-07
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