JP3378638B2 - カメラ用レンズシャッタ装置 - Google Patents

カメラ用レンズシャッタ装置

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JP3378638B2
JP3378638B2 JP02747894A JP2747894A JP3378638B2 JP 3378638 B2 JP3378638 B2 JP 3378638B2 JP 02747894 A JP02747894 A JP 02747894A JP 2747894 A JP2747894 A JP 2747894A JP 3378638 B2 JP3378638 B2 JP 3378638B2
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清 當摩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ムービングマグネット
型モータを使用したカメラ用レンズシャッタ装置の立ち
上がり調整機構に関する。
【0002】
【従来技術】カメラ用シャッタ羽根の立ち上がり時期を
調整するための方法としては、従来から羽根にバネを取
り付ける方法が知られている。
【0003】しかしながらこの方法によれば、バネを使
用することによって摩擦が生じてしまい、羽根の立ち上
がり速度の制御が不安定になったり、調整が段階的にな
ってしまうために微調整が難しくなってしまうなどの問
題点があった。またバネを装置内に設けるためのスペー
スが必要となって装置を小型化できなかったり、多くの
部品が必要なために製造に時間がかかったり費用が増大
するなど、製造上の問題も発生することとなった。
【0004】また近年はカメラの電動化が進み、例えば
ムービングマグネット型モータによってシャッタ羽根を
開閉させるカメラ用レンズシャッタ装置は、実開平3−
114825号公報などで知られている。このモータ
は、回転子が永久磁石であり、コイルは回転子の両軸受
部を通る略四角形の輪状に巻回されており、ヨークはコ
イルの外側で回転子の周面を囲むように円筒形をなして
いる。この回転子は、シャッタ羽根を作動させる駆動ピ
ンが一体的に構成されており、またコイルが前記したよ
うに巻回されているため、通常のモータのように一回転
することができず、実際には大体60°位の角度領域で
往復回動させている。回転子の軸を中心として平面的に
見た場合、駆動ピンはヨークの一部と大体重なる位置に
あり、側面的に見た場合にはヨークの下部にあり下方へ
突き出でいる。このようなモータをシャッタ装置に組み
込む場合には、回転子の軸が光軸と平行になるように
し、かつコイルの巻き方向が、回転子の軸と光軸中心と
を結ぶ線分に対し、略一致するようにしてシャッタ地板
に取り付けられる。この種のモータは2枚構成のシャッ
タ羽根に適用されることが多く、駆動ピンはそれぞれの
羽根の動点部に設けられたスロットに嵌合結合し、開閉
動作をさせる。
【0005】この種のシャッタ装置においては、シャッ
タ羽根駆動のためのモータに加える電流や電圧を加減し
て調整する手段が知られているが、このために使用する
電子回路が複雑化し、カメラの小型化や製造費などの点
で問題が残ることとなる。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、シャッタ地
板に取り付けたムービングマグネット型モータによりシ
ャッタ羽根を駆動するようにしたカメラ用レンズシャッ
タ装置において、回路を複雑にすることなく、また構造
も簡単な機構でありながらも容易にシャッタ羽根(セク
タ)の立ち上がり速度を調整しうるカメラ用シャッタ装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述したような課題は、
永久磁石からなる回転子と、前記回転子の両軸受部に隣
接するように輪状にコイルが巻回されてなる固定子と、
前記コイルの外側であって前記回転子の周囲を囲むよう
に配置されたヨークと、前記回転子と一体の駆動ピンに
より開閉動作を行うシャッタセクタを備えたカメラ用シ
ャッタにおいて、前記ヨークはその一部が切除されてい
るとともに、前記回転子の中心に対して回動可能に配置
されていることを特徴とした、カメラ用レンズシャッタ
装置とすることにより解決される。
【0008】
【発明の作用】本発明を実施することによって、部品点
数を増やしたり、そのために装置が大型化することを防
ぎながら、効果的に立ち上がり速度の調整をすることが
できる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図1ないし図3により
説明する。図1は本発明の要部のみを示した平面図であ
り、シャッタ地板が閉じている状態を示している。図2
は概略図のI−I線に沿って見た断面図である。図3は
図1と同様の平面図であり、シャッタ羽根が開いた状態
を示している。
【0010】まず図1および図2により構成を説明す
る。1は合成樹脂製のシャッタ地板であり、開口1a、
窓1bを有し、図1において背面にピン1c,dを植設
している。このシャッタ地板1には図2において一本だ
け明示している柱1eが複数本形成されており、上板2
がそれぞれの柱にネジ3で止められている。4、5はシ
ャッタ羽根である。シャッタ羽根4はピン1cに回転可
能に支承されており、スロット4aを有し、ピン4bを
植設している。シャッタ羽根5はピン1dに回転可能に
支承されており、開口1aより僅かに大きい開口5aを
有し、またピン4bに嵌合するスロット5bを有してい
る。
【0011】6はシャッタ地板1に適宜な方法で取り付
けられた押さえ板であり、開口1aと同じか僅かに大き
い開口6aを有している。7は第1コイル枠であり、受
け部7aが形成され、ネジ8によりシャッタ地板1に固
定されている。9は第2コイル枠であり、第1コイル枠
7と嵌め込み式に結合されている。10はコイル枠7,
9に巻回されたコイルであり、図1には図面を煩雑にし
ないために平行な2本の二点鎖線で示したように、後述
する回転子の軸と光軸とを結ぶ線分に対して略直交する
方向であり、かつ回転子の両軸受部を通るようにして巻
かれている。11は馬蹄形をしたヨークであり、図2に
おいて上部から受け部7aに当たるまで落とし込み、か
つ回動可能に支持されている。12は回転子であり、永
久磁石12a,駆動ピン12bを有し、回転軸をそれぞ
れコイル枠7,9に軸受けされている。この駆動ピン1
2bはシャッタ地板1の窓1を貫通しシャッタ羽根4の
スロット4aに嵌入している。
【0012】13は歯部13aを有し、上板2に回転可
能に支持された筒体である。歯部13aは、シャッタ地
板1に固定された図示していないモータによって回転さ
れる歯車列に噛合している。14は図示していないレン
ズを担持した鏡筒である。筒体13の内周部と鏡筒14
の外周部はヘリコイド結合がされており、筒体13が回
転すると、鏡筒14は周知のようにキー14aの作用で
図2において上下方向へ直線的に移動する。
【0013】次に作動を説明する。図1においてコイル
10に通電すると、回転子と一体の駆動ピン12bが窓
1bの中で時計方向に回動する。それによりシャッタ羽
根4はピン1cを軸として時計方法へ回動し、この運動
はピン4aによってシャッタ羽根5に伝えられる。した
がってシャッタ羽根5はピン1dを軸として反時計方向
へ回動され、シャッタ羽根4,5はともに図3のような
状態となり、露光が行われる。所定の時間経過後に、前
記とは逆方向の電流がコイル10に流れると、図3にお
いて駆動ピン12bが反時計方向に回動され、シャッタ
羽根4,5はいずれも前記とは逆方向に回動し、開口1
aを閉鎖して図1の状態に復帰する。
【0014】シャッタ羽根の立ち上がり速度の調整が必
要な場合には、ヨーク11若干回動出来るようになっ
ている。すなわちヨーク11はその一部を削除すること
により磁気バランスを崩されているので、ヨーク11を
回転させることによって削除部分の位置移動し、磁気
吸引力を変化させ、これによってシャッタ羽根の立ち上
がり速度を調整するようにしている。
【0015】なお、図1および図3に示した実施例にお
いては、ヨーク11の削除された部分が光軸中心方向へ
向いているが、これに限定されるものではなく、他部材
との構成、組立に応じてこれ以外の方向を向くように配
した場合でも効果は同様である。
【0016】また本実施例では、シャッタ羽根の立ち上
がり速度の調整をヨークの回転のみで行っているが、こ
れに電流・電圧を変化させるための制御手段をさらに備
え、ヨークの回転調節とともに調整する方法を併用して
もむろん構わない。
【0017】
【考案の効果】上記のように本考案においては、ヨーク
の一部を削除することによって磁気バランスを崩し、こ
れを回転させることによって磁気吸引力を変化させ、立
ち上がり速度を調整することができる。また調整のため
にバネ等の部品や複雑な回路を必要としないので、小型
で安価な装置を提供することができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示した平面図であり、シャ
ッタ羽根が閉じている状態を示したものである。
【図2】 図1のI−I線に沿って観た断面図である。
【図3】 図1と同様の平面図であり、シャッタ羽根が
開いた状態を示したものである。
【0019】
【符号の説明】
1 シャッタ基板 1a,5a.6a 開口 1b 窓 1c,1d,4b ピン 1e 柱 2 上板 3,8 ネジ 4,5 シャッタ羽根 4a,5b スロット 6 押さえ板 7 第1コイル枠 7a 受け部 9 第2コイル枠 10 コイル 11 ヨーク 12 回転子 12a 永久磁石 12b 駆動ピン 13 筒体 13a 歯部 14 鏡筒 14a キー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石からなる回転子と、前記回転子
    の両軸受部に隣接するように輪状にコイルが巻回されて
    なる固定子と、前記コイルの外側であって前記回転子の
    周囲を囲むように配置されたヨークと、前記回転子と一
    体の駆動ピンにより開閉動作を行うシャッタセクタを備
    えたカメラ用シャッタにおいて、 前記ヨークはその一部が切除されているとともに、前記
    回転子の中心に対して回動可能に配置されていることを
    特徴とした、カメラ用レンズシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ヨークを回動させることにより、
    記シャッタセクタの立ち上がり速度を調節するようにし
    たことを特徴とする、請求項1のカメラ用レンズシャッ
    タ装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルに与えられる、電流もしくは
    電圧を変化させる制御手段をさらに備えた、請求項2の
    カメラ用レンズシャッタ装置。
JP02747894A 1994-01-31 1994-01-31 カメラ用レンズシャッタ装置 Expired - Fee Related JP3378638B2 (ja)

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