JP4204311B2 - 光量調節装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の光学機器に用いられる光量調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ムービングマグネット式の電磁駆動ユニットを、シャッタ羽根等の駆動源として用いたシャッタ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年、光量調節装置を備えたビデオカメラ、スチルカメラなどの光学機器では、小型化(薄型化)の要求が強く、必然的に光学機器内に配置される光量調節装置の小型化も要求される。
【0004】
ここで、レンズ鏡筒を備えたカメラにおいて、光量調節装置は、フォーカシングやズーミングを行うためのレンズ駆動機構(レンズ駆動源を含む)とともに、円筒状のレンズ鏡筒内に配置されている。そこで、カメラの小型化(レンズ鏡筒の径方向における小型化)を図るためには、光量調節装置などを光軸中心とする極力小さい径内に収納したいという要求がある。
【0005】
また、カメラの小型化(レンズ鏡筒の光軸方向での小型化)を図る場合、光量調節装置から撮像媒体(フィルムやCCD等の撮像素子)までの距離や、光量調節装置からレンズ駆動源までの距離を短くする必要があるが、各部材間の干渉を防ぐためには、光量調節装置の厚み(光軸方向における長さ)を薄くしたいという要求がある。
【0006】
ここで、永久磁石にネオジム系(Nd−Fe−B)マグネット等の高磁性材料からなるロータマグネットを用いることにより、駆動ユニットを小型化してシャッタ装置全体としても小型化を図ることができる。
【0007】
このシャッタ装置では、小型で高特性の永久磁石の外周面に2極(N極とS極)に着磁されたロータマグネットと、このロータマグネットの外周に配置されたステータヨークとを有し、電磁コイルへの通電によりロータマグネットおよびステータヨーク間に生じる吸引力および反発力を利用してシャッタ羽根の駆動(開閉動作)を行うことになる。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−216090号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、駆動ユニットを小型化すると、永久磁石および磁性ステータヨーク間に生じる吸引力や反発力を大きくすることができない。そして、駆動源とシャッタ羽根との間に駆動レバー等の動力伝達部材が配置された構成では、駆動源からの駆動力がシャッタ羽根等に効率良く伝達されず、シャッタ羽根等の駆動が不安定になるおそれがある。
【0010】
一方、シャッタ羽根に必要な駆動力を伝達させるためには、駆動ユニット(電磁コイル)に供給される電力を大きくする必要があるが、この場合には消費電力が大きくなってしまう。このため、光量調節装置の小型化および低消費電力化を両立させることが困難になっている。
【0011】
本発明は、小型化を図るとともに、駆動電流を大きくしなくてもシャッタ羽根等を適切に駆動することができる光量調節装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の光量調節装置は、外周面が着磁された回転可能なロータマグネットと、このロータマグネットの外周面に対向して配置されたステータヨークと、通電によりステータヨークを励磁させるコイルユニットとを有する駆動ユニットと、ロータマグネットに取り付けられ、ロータマグネットの回転に応じて光通過口に対して進退可能な遮光部材と、この遮光部材を回転可能に支持する装置基板と、装置基板とともに光量調節装置の外装を構成し、遮光部材の走行スペースを確保するための押さえ部材とを備え、コイルユニットは、ボビンと、このボビンに巻き付けられるコイルとを有し、装置基板および押さえ部材は、コイルユニットのうち光通過方向における両端面を外部に露出させた状態でボビンを挟むことにより、駆動ユニットを支持している。そして、コイルユニットの両端面は、装置基板および押さえ部材の外表面と略同一平面内に位置している。
【0013】
すなわち、駆動ユニットを装置基板および押さえ部材で挟み込んで支持することで、光量調節装置全体を小型化(薄型化)することができるようにしている。具体的には、駆動ユニットを支持させるための部材が不要になるため、部品点数の削減により小型化を図ることができる。
【0014】
しかも、ロータマグネットに遮光部材を取り付けることにより、ロータマグネットの回転力を遮光部材に直接伝達するようにしており、ロータマグネットおよび遮光部材間に駆動レバーなどの動力伝達部材を配置する場合に比べて駆動ユニットからの動力を遮光部材に効率良く伝達するようにしている。これにより、上述した従来技術のようにコイルユニットに大きな電流を供給する必要がなくなり、省電力化を図ることができる。
【0018】
本発明の光量調節装置は、カメラや携帯電子機器などの光学機器に搭載することができる。上述したように小型化が可能な光量調節装置を光学機器に搭載すれば、光学機器全体も小型化が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態であるシャッタ装置(光量調節装置)について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1はシャッタ装置の分解斜視図、図2はシャッタ装置の平面図である。図3は図2中のA−A断面図であり、図4は図2中のB−B断面図である。図7は、本実施形態のシャッタ装置を備えたカメラ(光学機器)の概略図である。
【0021】
なお、本実施形態のシャッタ装置は、カメラ本体に着脱可能なレンズ装置(光学機器)やカメラが内蔵された携帯電子機器(携帯電話、光学機器)等にも搭載することができる。
【0022】
図7において、10はカメラ本体であり、この内部には撮影を可能とする各種の部材が配置されている。11はカメラ本体10内に配置された撮影レンズであり、被写体光束を通過させる。ここで、撮影レンズ11を複数のレンズ群で構成し、これらのレンズ群の光軸方向における距離を変えることにより、光学ズームを行わせることもできる。
【0023】
12はシャッタ装置であり、撮影レンズ11を通過した被写体光束の遮光を行う。このシャッタ装置12の具体的な構成については後述する。13は撮像媒体であり、CCDやCMOS等の撮像素子で構成されている。なお、撮像媒体13として、フィルムを用いることもできる。
【0024】
撮像媒体13には、撮影レンズ11を通過した被写体光束が受光(露光)される。これにより、撮像媒体(撮像素子)13からは受光量に応じた画像信号が出力され、この画像信号に所定の画像信号処理が施された後、カメラ本体10に設けられた不図示の表示部に被写体画像として表示される。この被写体画像のデータは、カメラ本体10内に挿入される不図示の記録媒体(例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード)に記録することもできる。
【0025】
なお、カメラ本体10には、撮影動作を開始させるための操作部が設けられており、この操作部を撮影者が操作することにより撮影(撮像)を行うことができる。
【0026】
次に、シャッタ装置12の構成について図1を用いて説明する。
【0027】
1はシャッタ地板(装置基板)であり、このシャッタ地板1には以下に説明する部材が取り付けられる。シャッタ地板1の中央には、光通過口となる開口部1dが形成されている。
【0028】
2は永久磁石で構成されたロータマグネットであり、この外周面が2極(N極、S極)に着磁されている。
【0029】
3はシャッタ羽根(遮光部材)であり、この表裏面には羽根走行面に対して直交方向に延びる回転軸3a、3bが一体形成されている。回転軸3bには、ロータマグネット2が圧入されて一体的に構成されている。ここで、回転軸3bおよびロータマグネット2を、インサート成形又は2色成形により一体的に構成することもできる。
【0030】
また、回転軸3aは、後述する羽根押さえ板(押さえ部材)6に形成された軸受け穴部6aに対して回転可能な状態で係合する。回転軸3bは、シャッタ地板1に形成された軸受け穴部1aに対して回転可能な状態で係合する。
【0031】
4は軟磁性材料からなるステータヨークであり、馬蹄形状に形成されている。このステータヨーク4は、ロータマグネット2の外周曲面に対向して配置される磁極部4a、4bを有する。また、ステータヨーク4は、後述する電磁コイルユニット5とともに、シャッタ地板1に対して羽根取り付け側(図1中上側)から取り付けられる。
【0032】
5は電磁コイルユニットであり、ボビン5aに導線からなるコイルが巻き付けられて構成されている。この電磁コイルユニット5は、1枚又は複数枚積層された構成のステータヨーク4が挿入された状態でシャッタ地板1に取り付けられる。
【0033】
6は羽根押さえ板であり、シャッタ地板1に対して所定の間隔を空けた状態で取り付けられる。これにより、羽根押さえ板6は、シャッタ羽根3を保護するとともに、シャッタ羽根3の走行スペースを確保する。また、羽根押さえ板6の中央には、光通過口となる開口部6cが形成されている。
【0034】
シャッタ装置12の組み立て時において、羽根押さえ板6の角部6bは、ボビン5aのフランジ部5b、5cに当接するようになっており、電磁コイルユニット5およびステータヨーク4は、羽根押さえ板6およびシャッタ地板1により挟み込まれた状態で固定されている。
【0035】
ここで、フランジ部5b、5cの上面(図1中上側の面)は、電磁コイルユニット5の上面に対して羽根押さえ板6の厚み分だけ下方に位置しており、シャッタ装置12を組み立てた状態において、羽根押さえ板6の上面および電磁コイルユニット5の上面が、図2、3に示すように略同一平面内に位置するようになっている。
【0036】
また、フランジ部5b、5cの下面(図1中下側の面)は、電磁コイルユニット5の下面に対してシャッタ地板1の厚み(x)分だけ上方に位置しており、シャッタ装置12を組み立てた状態において、シャッタ地板1の下面および電磁コイルユニット5の下面が、図2、3に示すように略同一平面内に位置するようになっている。
【0037】
上記構成において、電磁コイルユニット5は、図3および図4に示すように、シャッタ装置12の厚み内に収まるようになっている。
【0038】
また、シャッタ羽根3に一体形成された回転軸3bには、ロータマグネット2が直接固定されているため、ロータマグネット2の回転力をシャッタ羽根3に直接、伝達することができる。このため、ロータマグネット2の回転力を駆動レバー等の動力伝達部材を介してシャッタ羽根に伝達する場合(従来技術)に比べて、駆動源からの動力を効率良くシャッタ羽根3に伝達させることができ、シャッタ羽根3を高速駆動することができる。
【0039】
また、電磁コイルユニット5(ステータヨーク4)は、このフランジ部5b、5cが羽根押さえ板6(角部6b)およびシャッタ地板1により挟み込まれた状態で固定されているため、電磁コイルユニット5(ステータヨーク4)をシャッタ地板1に固定するための部材(例えば、ビス)が不要になる。このように部品点数を削減することで、シャッタ装置12の低コスト化を図ることができるとともに、シャッタ装置12を小型化(薄型化)することができる。
【0040】
しかも、シャッタ羽根3のアクチュエータ(ロータマグネット2、電磁コイルユニット5およびステータヨーク4)をシャッタ装置12の厚み内に収まるように構成することで、特許文献1に示されているシャッタ装置などに比べてシャッタ装置の小型化(薄型化)を図ることができる。
【0041】
すなわち、本実施形態におけるシャッタ装置12では、上述したように電磁コイルユニット5に供給する電力を大きくしなくてもシャッタ羽根3を効率良く駆動することができるとともに、装置全体の小型化を図ることができる。
【0042】
次に、本実施形態におけるシャッタ装置12の組み立て方法について説明する。
【0043】
まず、ステータヨーク4が挿入された電磁コイルユニット5をシャッタ地板1に組み込む。そして、ステータヨーク4の磁極部4a、4b間のスペースに、回転軸3bが係合したロータマグネット2を配置する。このとき、回転軸3bが、シャッタ地板1の軸受け穴部1aにはまり込むように配置する。
【0044】
そして、羽根押さえ板6をシャッタ地板1に取り付ける。このとき、回転軸3aが羽根押さえ板6の軸受け穴部6aにはまり込むように羽根押さえ板6を取り付ける。これにより、シャッタ装置12が組み立てられる。
【0045】
本実施形態のシャッタ装置12では、シャッタ装置12を構成するすべての部品をシャッタ地板1に対して一方(図1中上方)から取り付けることができるため、シャッタ装置12の組み立てが容易になる。
【0046】
次に、上述した構成のシャッタ装置12の動作について説明する。
【0047】
電磁コイルユニット5が通電OFF状態にあるとき、ステータヨーク4は非励磁状態にあり、ロータマグネット2は、ステータヨーク4の磁極部4a、4bとの吸引力(デイテント力)によって所定の位置(図2に示す位置)に保持される。
【0048】
このとき、シャッタ羽根3は、シャッタ地板1に形成されたストッパ部1cに当接した状態で保持されており、羽根押さえ板6の開口部6cから退避した状態(開放状態)にある。
【0049】
図2に示す状態において、ステータヨーク4の磁極部4aがS極になり、磁極部4bがN極になるように電磁コイルユニット5に通電(正通電)制御を行うと、ステータヨーク4とロータマグネット2との間に吸引力と反発力が生じてロータマグネット2は、図2の状態から反時計回りに約40°〜50°の角度で回転する。
【0050】
これにより、シャッタ羽根3は、開放状態から開口部6cを覆う位置まで移動する。
【0051】
ここで、ロータマグネット2およびステータヨーク4は、ロータマグネット2の全作動範囲(角度40°〜50°)のうち中間位置(約20°〜25°)でデイテント力がゼロとなり、かつデイテント力の方向が中間位置の前後で左右(逆方向)に切り換わるように配置されている。
【0052】
このような配置関係とすることにより、電磁コイルユニット5に通電してシャッタ羽根3の回動を行った後、通電OFFの状態にしても、デイテント力によりシャッタ羽根3がシャッタ地板1に形成されたストッパ部1bに当接したままとなる。すなわち、シャッタ羽根3が、羽根押さえ板6の開口部6cを覆った状態に保持される。
【0053】
一方、ステータヨーク4の磁極部4aがN極になり、磁極部4bがS極になるように電磁コイルユニット5に通電(逆通電)制御を行うと、ステータヨーク4およびロータマグネット2の間に反発力と吸引力が生じてロータマグネット2が図2中時計回りに約40°〜50°の角度で回転して、初期の位置(図2に示す位置)に戻る。
【0054】
そして、電磁コイルユニット5を通電OFF状態にすると、ロータマグネット2およびステータヨーク4間のデイテント力によってシャッタ羽根3が図2に示す状態に保持される。
【0055】
このように電磁コイルユニット5への正、逆通電によるロータマグネット2およびステータヨーク4の磁気的な吸引、反発作用の2つの力の働きを受けて、シャッタ羽根3は、回転軸3a、3bを中心に回転して光通過口となる開口部6cを開閉する。
【0056】
また、電磁コイルユニット5への通電が遮断された後は、ロータマグネット2およびステータヨーク4間に生じるデイテント力により、シャッタ羽根3はストッパ部1b又はストッパ部1cに付勢された状態で当接(停止)する。
【0057】
なお、本実施形態のシャッタ装置12を、撮像媒体13がCCD等の撮像素子で構成されたデジタルカメラに搭載した場合には、電磁コイルユニット5への正、逆通電の制御により、シャッタ羽根3の駆動を制御することになる。また、本実施形態のシャッタ装置12を、撮像媒体13がフィルムで構成されたカメラに搭載する場合には、電磁コイルユニット5への通電時間および通電タイミングにより、シャッタ羽根3の駆動を制御することになる。
【0058】
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態であるシャッタ装置について図5、6を用いて説明する。ここで、図5および図6は、本実施形態のシャッタ装置における部分断面図である。
【0059】
本実施形態のシャッタ装置は、第1実施形態で説明したシャッタ装置と概ね同様の構成となっている。以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、第1実施形態で説明した部材と同じ部材については同一符号を付す。
【0060】
第1実施形態では、シャッタ羽根3に回転軸3a、3bを一体成形し、回転軸3a、3bをそれぞれ、シャッタ地板1の軸受け穴部1aと羽根押さえ板6の軸受け穴部6aに回転可能な状態で係合させている。
【0061】
一方、本実施形態では、図5に示すように、シャッタ地板1に回転軸1eが形成されており、この回転軸1eは、シャッタ羽根3に形成された円筒状の軸受け穴部3cに係合している。これにより、シャッタ羽根3は、回転軸1eを中心に回転可能となる。
【0062】
また、軸受け穴部3cの外周面には、ロータマグネット2が圧入により一体的に取り付けられている。なお、軸受け穴部3cおよびロータマグネット2は、インサート成形や2色成形により一体的に成形してもよい。
【0063】
図6には、本実施形態のシャッタ装置における変形例を示す。
【0064】
同図において、シャッタ地板1には回転軸1eが形成されており、この回転軸1eはロータマグネット2の内周面2aに係合するようになっている。ロータマグネット2は、摺動性の良いプラスチックマグネットで構成されており、シャッタ羽根3に対して2色成形により一体的に取り付けられている。
【0065】
ロータマグネット2は摺動性の良いプラスチックマグネットで構成されているため、回転軸1eおよび内周面2a間の摩擦力を軽減することができ、シャッタ羽根3を効率良く駆動することができる。
【0066】
図5および図6に示すような構成でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0067】
なお、第1実施形態および第2実施形態では、シャッタ装置について説明したが、絞り羽根を備えた絞り装置や、絞り羽根およびシャッタ羽根を備えた装置にも本発明を適用することができる。
【0068】
絞り装置の場合には、図1に示すシャッタ装置の構成において、シャッタ羽根3の代わりに、開口部6cの径よりも小さい径の開口部が形成された絞り羽根を用いることができる。この絞り装置の構成において、絞り羽根に形成された開口部を、羽根押さえ板6の開口部6c内に進入させると被写体光束の光量を制限することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明の光量調節装置によれば、装置全体を小型化できるとともに、コイルユニットに供給する電力を大きくしなくても遮光部材を効率良く駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態であるシャッタ装置の分解斜視図。
【図2】第1実施形態であるシャッタ装置の平面図。
【図3】第1実施形態であるシャッタ装置の断面図(図2中A−A断面図)。
【図4】第1実施形態であるシャッタ装置の断面図(図2中B−B断面図)。
【図5】第2実施形態であるシャッタ装置の部分断面図。
【図6】第2実施形態であるシャッタ装置の部分断面図(変形例)。
【図7】第1実施形態であるシャッタ装置を備えたカメラの概略図。
【符号の説明】
1:シャッタ地板 2:ロータマグネット
3:シャッタ羽根 3a、3b:回転軸
4:ステータヨーク 5:電磁コイルユニット
5a:ボビン 5b、5c:フランジ部
6:羽根押さえ板 6a:軸受け穴部
Claims (4)
- 外周面が着磁された回転可能なロータマグネットと、このロータマグネットの外周面に対向して配置されたステータヨークと、通電により前記ステータヨークを励磁させるコイルユニットとを有する駆動ユニットと、
前記ロータマグネットに取り付けられ、前記ロータマグネットの回転に応じて光通過口に対して進退可能な遮光部材と、
この遮光部材を回転可能に支持する装置基板と、
前記装置基板とともに光量調節装置の外装を構成し、前記遮光部材の走行スペースを確保するための押さえ部材とを備え、
前記コイルユニットは、ボビンと、このボビンに巻き付けられるコイルとを有し、
前記装置基板および前記押さえ部材は、前記コイルユニットのうち光通過方向における両端面を外部に露出させた状態で前記ボビンを挟むことにより、前記駆動ユニットを支持し、
前記コイルユニットの両端面は、前記装置基板および前記押さえ部材の外表面と略同一平面内に位置していることを特徴とする光量調節装置。 - 前記ボビンは、前記装置基板および前記押さえ部材によって挟まれるフランジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
- 前記フランジ部が、前記ボビンの両端面に対して、前記装置基板および前記押さえ部材の厚み分だけ離れた位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光量調節装置。
- 前記ロータマグネットは、前記装置基板および前記押さえ部材に形成された軸受け部に回転可能な状態で係合し、光量調節装置の角部に配置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の光量調節装置。
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