JPH075471Y2 - モータ駆動の羽根作動装置 - Google Patents

モータ駆動の羽根作動装置

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JPH075471Y2
JPH075471Y2 JP19864287U JP19864287U JPH075471Y2 JP H075471 Y2 JPH075471 Y2 JP H075471Y2 JP 19864287 U JP19864287 U JP 19864287U JP 19864287 U JP19864287 U JP 19864287U JP H075471 Y2 JPH075471 Y2 JP H075471Y2
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JP
Japan
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blade
gear
shutter
tooth portion
motor
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JP19864287U
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JPH01101232U (ja
Inventor
廣明 石田
泰浩 西谷
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Priority to US07/271,800 priority patent/US4893142A/en
Priority to GB8826680A priority patent/GB2212623B/en
Priority to DE19883843437 priority patent/DE3843437C2/de
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラシャッタ部のモータ駆動の羽根作動装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のばねに代ってモータを動力とする羽根作動装置
は、レンズの焦点距離を可変とするレンズシャッタ付き
カメラに対して、レンズとカメラ本体との連結機構が極
めて簡略化されることから多用されるようになり、その
構造はたとえば特開昭57-150829号公報により公知であ
る。
しかしながら、この公報に記載されたものは、シャッタ
羽根が直線的に摺動をするものであるため、シャッタ羽
根の直線摺動方向を規制する支持部が少なくとも二カ所
必要であり、摩擦抵抗が大きくモータの回転に急速に応
答することができず、従ってシャッタ羽根の作動を高精
度に制御することが困難である。
また、シャッタ羽根が直線摺動をするものであるため、
シャッタ開口に対して各要素を偏った位置に配置せざる
を得ず、特異な形状のレンズ配置のカメラとなるという
問題点がある。
〔目的〕
本考案は、上記に鑑み、応答性に優れた小型化されたシ
ャッタの羽根作動装置を提供するための本願出願人によ
る先願(昭和62年11月16日提出の実用新案登録出願)の
明細書に記載されたものをより安価に提供することを目
的とする。
〔目的達成のための具体的手段〕
本考案は上記目的を達成するため、電子回路の制御信号
により正逆回転可能なモータと、このモータにより回転
駆動される歯車と、この歯車に噛合う外歯部を有し前記
歯車に対してシャッタ開口を挾んでほぼ対向する位置に
設けた第1固定軸の回りに正逆回動する第1羽根と、前
記歯車に噛合う内歯部を有し前記第1羽根と反対向きに
設けられ前記歯車に対してシャッタ開口を挾んでほぼ対
向する位置に設けた第2固定軸の回りに前記第1羽根と
逆方向に回動することにより第1羽根とともにシャッタ
開口を開閉する第2羽根とを備え、前記内歯部と前記外
歯部との前記歯車に対する噛合部がシャッタ開口中心に
対して異なる距離の差による前記第1および第2の羽根
のシャッタ開口中心における各羽根が形成する開口面積
の変化の差を略等しく補正する手段を設けた構成とした
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1、2図は本考案によるモータ駆動の羽根作動装
置の一実施例を示す図である。
第1図において、ステップモータMは、支持軸2に一体
回転可能に支持されかつ円周方向に間隔をおいて多極着
磁された永久磁石からなるロータ1と、このロータ1の
磁極に対向する極4a、4bおよび5a、5bがそれぞれ形成さ
れた2つのステータ4、5と、これらのステータ4、5
にそれぞれ嵌挿されたコイル7、8とを有し、それらコ
イル7、8は図示しない公知の制御回路に接続されてい
る。
ステータ4、5はそれぞれ取付軸11、12によりステップ
モータMの基板10に固定され、ロータ1の磁極に対向す
るステータ4、5の磁極部4a、4b、5a、5bはピン14〜17
によりそれぞれ位置を規定されている。ステップモータ
Mの基板10は円形に形成されており、その中央部には円
形のシャッタ開口20が形成されている。ロータ1の支持
軸2は基板10を貫通してその裏側へ伸び、その先端部に
は歯車21が一体回転可能に固定して設けられている。
ステップモータMの基板10の裏側には所定の間隔をあけ
て第2図に示すようなシャッタ台板23が設けられてお
り、両者10と23との間にはシャッタ羽根26、27が配置さ
れているとともに、それらの周囲にはそれらの作動領域
が画成されている。ちなみに第2図は、ステップモータ
Mの基板10を取除いて見た基板10の裏側の羽根作動装置
の正面図である。
シャッタ羽根26(第1羽根)はその一端部が、歯車21に
対してシャッタ開口20を挟んでほぼ対向する位置に設け
られた固定軸31(第1固定軸)に正逆回動可能に軸支さ
れ、その他端部には歯車21に常に噛合う外歯部26cが形
成されている。また、シャッタ羽根26と反対向きに配置
されたシャッタ羽根27(第2羽根)の一端部も、やはり
歯車21に対してシャッタ開口20を挟んでほぼ対向する位
置に設けられた固定軸32(第2固定軸)に正逆回動可能
に軸支され、その他端部には歯車21に常に噛合う内歯部
27cが形成されている。シャッタ羽根26、27には、絞り
開口を画成する画縁部26a、27aが形成されている。
シャッタ羽根26の外歯部26cは固定軸31を中心に回動し
ながら歯車21と噛合うので、外歯部26cのピッチ円中心
は固定軸31の中心であり、そのピッチ円半径は外歯部26
cのピッチ円と固定軸31の中心との距離L1である。ま
た、シャッタ羽根27の内歯部27cも固定軸32を中心に回
動しながら歯車21と噛合うので、内歯部27cのピッチ円
中心は固定軸32の中心であり、そのピッチ円半径は内歯
部27cのピッチ円と固定軸32の中心との距離L2である。
そして、L1とL2は同寸法に設定されている。
次にその作用を説明すると、図示しない公知の制御回路
が作動することにより、二つのコイル7、8にバイポー
ラ駆動の2相励磁方式の駆動信号が出力されて、ステー
タ4、5が励磁されロータ1が反時計回り方向に回転
し、歯車21により、歯部26cに噛合うシャッタ羽根26が
固定軸31の回りに時計回り方向に回動する。
このとき同時に、歯車21により内歯部27cに噛合うシャ
ッタ羽根27が固定軸32の回りに反時計回り方向に回動し
て、シャッタ羽根26とともにそれらの画縁部26a、27aに
よりシャッタ開口20が徐々に開く。
このようにシャッタ羽根26と27とが同一の歯車21により
同時に回動させられても、それらの外歯部26cおよび内
歯部27cのピッチ円半径L1、L2が同寸法のため、シャッ
タ羽根26と27との互いの接近・離隔速度は同じとなり、
シャッタ開口20の回動量が左右偏ることを防止して、シ
ャッタ羽根26と27の回動量の差異による影響を解消ある
いは防止することができる。
絞り量と露出時間との組合せで露出が制御され、所望の
値に達したとき公知の制御回路により二つのコイル7、
8にロータ1を逆転するための駆動信号が出力されるの
で、ロータ1は瞬時に逆転して歯車21によりシャッタ羽
根26、27をそれぞれ固定軸31、32のまわりに回動させて
シャッタ開口20を閉じる。
なお、上記実施例においては絞りを兼用するシャッタ羽
根に応用したものについて説明したが、絞りまたはシャ
ッタのいずれか一方の機能を達成する羽根に応用したも
のであってもよい。
また、上記実施例においてはシャッタ羽根26の外歯部26
cのピッチ円半径L1とシャッタ羽根27の内歯部27cのピッ
チ円半径L2とが同寸法に設定されていたが、これに限定
する必要はなく、実用上支障を生じない程度に近似した
回動量を得られる程度に近似した位置に固定軸31、32を
設けてもよく、このときのシャッタ羽根26と27の回動量
の差から生じる開口形状の非対称性、および開口中心部
近傍において各羽根が形成する開口面積の変化を略等し
く補正するべく画縁部26a、27aの形状を互いに異ならし
めてもよい。
また、上記実施例においては固定軸31、32を互いに異な
る位置に配置したが、この2つの軸は同じ位置に配置し
て互いに共有してもよい。そしてこの場合も、シャッタ
羽根26と27の回動量の差から生じる開口形状の非対称
性、および前述の如く開口面積の変化を略等しくを補正
するべく画縁部26a、27aの形状を互いに異ならしめるこ
とができ、このことによりシャッタ羽根26と27の回動量
の差異による影響を低減させることができる。
さらに、上記実施例においてはモータとしてステップモ
ータを用いたが、制御回路により回転を所望に制御でき
るものであれば、超音波モータのような他のモータであ
ってもよい。
〔考案の効果〕
上記説明から明らかな通り、本考案によるモータ駆動の
羽根作動装置は、シャッタ羽根の作動効率を向上するた
め固定された回動軸のまわりにシャッタ羽根を回動可能
に軸支した場合でも応答性が良く、小型化された開閉装
置を提供するものである。
即ちシャッタ羽根の回動軸に対してシャッタ開口を挟ん
で対向する位置にモータにより駆動される歯車を設け、
シャッタ羽根に形成された歯部と噛合わせたものである
から、シャッタ羽根の回動軸から可能な限り遠い位置で
シャッタ羽根を作動するものであり、各ハメアイ部のス
キマにより生じるガタおよび慣性の影響が軽減され応答
性が良く、高精度の露出制御が行なえるものである。
また、シャッタ開口に対して、回動軸とモータおよび歯
車がスペース上のバランスをとって構成されるのでカメ
ラ全体からみたレンズ配置を特異な形状にすることなく
構成することができる。
また、部品点数を削減してコストの低減を図ることがで
きる。
また、シャッタ羽根の外歯部と内歯部とのピッチ円半径
が等しいため、一対のシャッタ羽根の接近・離隔速度が
同じとなり、シャッタ開口の開閉が左右偏って精度が低
下することを防止することができる。
さらに、一対のシャッタ羽根を歯車により直接駆動でき
るため、シャッタ開口の開閉の高速化や応答性向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本考案によるモータ駆動の羽根作動装置の
一実施例を示す図であり、第1図はステップモータの正
面図、第2図はステップモータの基板の裏側の羽根作動
装置の正面図である。 1……ロータ 2……支持軸 4、5……ステータ 4a、4b、5a、5b……磁極部 7、8……コイル 10……基板 11、12……取付軸 14〜17……ピン 20……シャッタ開口 21……歯車 23……シャッタ台板 26、27……シャッタ羽根 26a、27a……画縁部 26c……外歯部 27c……内歯部 31、32……固定軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子回路の制御信号により正逆回転可能な
    モータと、このモータにより回転駆動される歯車と、こ
    の歯車に噛合う外歯部を有し前記歯車に対してシャッタ
    開口を挟んでほぼ対向する位置に設けた第1固定軸の回
    りに正逆回動する第1羽根と、前記歯車に噛合う内歯部
    を有し前記第1羽根と反対向きに設けられた前記歯車に
    対してシャッタ開口を挟んでほぼ対向する位置に設けた
    第2固定軸の回りに前記第1羽根と逆方向に回動するこ
    とにより第1羽根とともにシャッタ開口を開閉する第2
    羽根とを備え、前記内歯部と前記外歯部との前記歯車に
    対する噛合部がシャッタ開口中心に対して異なる距離の
    差により生ずる前記第1および第2の羽根のシャッタ開
    口中心における各羽根が形成する開口面積の変化の差を
    略等しく補正する手段を設けたことを特徴とするモータ
    駆動の羽根作動装置。
JP19864287U 1987-11-16 1987-12-26 モータ駆動の羽根作動装置 Expired - Lifetime JPH075471Y2 (ja)

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US07/271,800 US4893142A (en) 1987-11-16 1988-11-15 Device for activating motor-driven shutter blades
GB8826680A GB2212623B (en) 1987-11-16 1988-11-15 Motor-driven blade device, e.g. for a camera
DE19883843437 DE3843437C2 (de) 1987-12-26 1988-12-23 Einrichtung zur Betätigung der Verschlußflügel eines Verschlusses
HK829/93A HK82993A (en) 1987-11-16 1993-08-12 Motor-driven blade device,e.g.for a camera

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