JP2675826B2 - 電動式露光調整装置 - Google Patents

電動式露光調整装置

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【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明はスチルカメラ,ビデオカメラ,シネカメラ,
テレビカメラ等の撮影装置、特に露出の調節を行う電動
式露光調整装置に関するものである。
〔発明の背景〕
レンズ非交換型のカメラ(特に35mmスチルカメラ)は
一般にコンパクトカメラと称されており、露出制御装置
としてシヤツタと絞りとが兼用となったレンズシヤツタ
装置が搭載されている。近年では、これらの装置に圧電
素子を使用し駆動制御を行うものが出現してきたが、一
般的にはほとんどのものが電磁石を利用したいわゆる電
磁駆動シヤツタが主流となっている。一方、35mmスチル
カメラでも、一眼レフカメラの交換レンズに電磁駆動絞
りを組込んだものを本出願人は提案している(例えば特
開昭62−240942号)。この装置は従来の一眼レフカメラ
の絞り制御方式とは考え方を異にする方式である。つま
り、カメラで測光演算された絞り値を電気的な信号でレ
ンズ側に伝え、この信号をもとにレンズ内に搭載されて
いる電動式露光調整装置を制御するものである。
〔発明の解決しようとする問題点〕
この電磁駆動絞りは原理的にはステツピングモータで
制御するものであるが、ステツピングモータ部のスペー
スが問題となり、レンズ鏡筒外径を大きくせずに組込む
には設定上大変難しく、鏡筒構造が複雑になる欠点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は複数の遮光羽根によって開閉される光路孔の
光軸と平行なロータ軸線を有するともに、前記光路孔よ
り外側の位置に配置された前記複数の遮光羽根を駆動す
るためのステップモータを有する電動式露光調整装置に
おいて、前記ステップモータは周方向にS極とN極とが
交互に着磁されており、かつ、軸方向にS極とN極が対
向する形に着磁されたマグネットローラと、前記マグネ
ットローラに対向するヨーク部が形成され、前記マグネ
ットロータを軸方向にて狭持し、磁路を形成する2枚の
ステータと、前記マグネットロータを中心として互いに
対向する位置に配置する2つの電磁コイルとを有するこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
以下図面に従って詳しく説明する。
第1図から第3図は本発明の実施例で第1図は本発明
の駆動部分解斜視図である。
1は被駆動部を構成している絞りユニットのケースで
あり、一体的に柱1aを有している。2は被駆動部材ギヤ
ー2aを有すると共に絞り羽根3のダボ3aが挿入される穴
2bを有した回転リングである。4は電磁軟鉄で形成した
ステータで、ヨーク部4a,4b、空間4c、穴4d、軸受穴4
e、結合穴4f、位置決め穴4gを有しており、柱1aに位置
決め穴4gを挿入することによりケース1に保持される。
5はボビン7に一体的に取付けられている接点ピンで、
一端にコイル8における巻線の端末部が半田接合されて
いる。コイル8の中心部には鉄心6が貫装している。鉄
心6の中心部にはネジ穴6aが形成されている。9はマグ
ネットロータで、第1図に示すとおり、周方向にS極と
N極とが交互に着磁されており、かつ、マグネットロー
タ9の軸方向には、上下に異なる2極(S極またはN
極)が対向する形に着磁されている。また、磁極の中央
近傍部は径方向に溝9aが入っている。10はロータ軸で、
マグネツトロータ9に固着され、2ケ所のステータ4の
軸受4eに回転可能に軸支されている。11はワツシヤで、
マグネツトロータ9と上下ステータ4の各ヨーク部4a,4
bとの空間を保持するためロータの上下(軸方向)に1
ケづつロータ軸10に対して回転可能に配設されている。
12はロータ軸10に圧入などで固着されたピニオンギヤー
で、回転リング2に一体成形されている大ギヤー2aと噛
合している。13及び14はネジで、ステータ4と鉄心6と
を結合して磁気路を閉成する。15はフレキシブルプリン
ト板で、ネジ13によってステータ4面に共じめされてい
る。15aはフレキシブルプリント板15におけるパターン
のランド部であり、接点ピン5を入れ半田で固着する。
つぎに以上の構成による動作を詳細に説明する。
フレキシブルプリント板15から給電され、電源が接点
ピン5を通じてコイル8に供給される。コイル8に電流
が流れると鉄心6の両端に磁界を生じる。このときステ
ータ4は鉄心6と固着しているためステータ4にも鉄心
6両端に発生したものと同極な磁極が生じる。マグネッ
トロータ9を挟んだ2つのステータ4における各ヨーク
部4aと4bは同一形状であるため、マグネットロータ9の
軸方向の上下に形成された異なる2極(S極またはN
極)と対向する。一方、ステータ4の軸受4eを中心に各
ヨーク部4aの間隙はマグネツトロータ9の着磁ピツチP
と同一である。同様に他方のヨーク部4bの間隙も同一ピ
ツチPである。さらにステータ4のヨーク部4aと4bとの
位置関係はP/2だけずらして配置されている。具体的に
述べると、一方のヨーク部4aにマグネツトロータ9の着
磁位置が対向しているときには他方のヨーク部4bはマグ
ネツトロータ9の極の境目に対向する様に配置されてい
る。ここでステータ4の各部に関して機能を詳細する。
鉄心6によって発生した磁界はステータヨーク部4a,4b
に伝達される。ステータ4における各ヨーク部4a,4bは
マグネツトロータ9に着磁された極の一極分の70〜80%
の面積になる様、穴4cの形状で調節する。また、複数個
の穴4dは各ヨーク部4a,4bを通る磁界が他方のヨーク部
に行かない様(ヨーク部4aならヨーク部4bに、ヨーク部
4bならヨーク部4aに)、磁気抵抗を高めるために形成さ
れたものである。この穴4dを設けることにより一枚のス
テータ4にもかかわらず2つのヨーク部4a,4bの役目を
もたせることを可能にしている。
ステータ4のヨーク部4aを通過した一対の磁極は、マ
グネットロータ9の周方向に交互に着磁されたS極およ
びN極と作用(反撥、吸引など)し合い、マグネツトロ
ータ9に回転力を与える。またマグネツトロータ9の極
中心近傍に径方向に設けられた溝9aは、磁界に高調波成
分をもたせて無通電状態時の停止位置を安定させるため
のものである。具体的には着磁波形を台形波形に近づけ
ようとするために行っている。
2つあるコイル8の通電方向を順次切換えることによ
り一定方向又は逆転方向に回転させることが出来る。こ
の通電方法は従来からあるステツピングモータと同等で
あり、本発明の要旨とはならないのでここでは説明を省
略する。
ステツプ駆動するマグネツトロータ9と一体的に回転
するピニオンギヤ12は被駆動ギヤであるギヤ2aを回転さ
せることにより回転リング2を所定角度回転させる。
回転リング2の回転によって、絞りダボ3aは回転方向
に移動させる。絞り羽根3に取つけられているもう一方
のダボ3bはケース1に設けられた固定のカムミゾ(不図
示)との相対関係により、絞り羽根3を開方向もしくは
閉方向に揺動させ、周知の絞り開閉動作を行う。
駆動部のユニツトはステータ4の穴4gと、ケース1に
ある軸1aとを嵌合させ位置決め固定している。
第2図はモータ駆動部の断面図である。さらに第2図
の断面図で動作説明を行う。
コイル8に通電することにより鉄心6に磁界Gが発生
し、この磁界Gは一方のステータ4を通り、さらにマグ
ネツトロータ9の磁界と作用し合い、他方のステータ4
とで閉磁路を形成する。このとき他方のコイル8に通電
されていなければ、通電されたコイル8によって生じた
磁路が支配的となり、マグネツトロータ9に回転トルク
を発生させる。また両コイル8に通電された場編も同様
に上下のステータ4に磁路を形成し、マグネツトロータ
と作用し合い、同様にマグネツトロータ9に回転トルク
を与える。一方又は両方のコイル8に、順次電流方向を
切り換えながら通電することにより、従来から周知であ
るステツプモータの駆動を行うようにしてある。駆動方
法に関しては省略する。
第3図は上述のステツプモータを組込んだ電動式露光
調整装置の全体斜視図である。図において駆動部が偏平
で小型であることが理解される。
上述した実施例の効果は以下のとおりである。
本来、別々の部品となってしまう2つのステータ、
軸受を1つの部品にできたことにより、軽量、うす形、
ローコストなユニツトが構成出来た。
ステツプモータの重要な要素である停止位置は、一
平面の単純な形状からなるステータ4のヨーク部4a,4b
を形成したことから、容易に高精度がだせる(ほとんど
がプレスによる部品精度によって決まる)。
マグネツトロータの着磁は多極着磁であるが、周方
向にS極とN極とが交互に着磁され、かつ、軸方向にS
極とN極が対向する形に着磁される多極着磁のため容
易,安価,高精度、さらには高い表面磁束を得ることが
できる。
2枚のステータ4は同一形状のため、同時加工する
ことが可能であり、部品間のバラツキがなく、かつ組付
時にもステータ位置を出しやすく、又、ステツプ角度誤
差の少ないステツプモータを作ることが出来る。
2枚のステータ4にはヨーク部4a,4bにより2種類
の磁気回路が構成されているが、マグネツトロータ9の
回転中心が位置する軸受穴4eと各ヨーク部4a,4bとの間
に穴4dを設けたことにより、一方のヨーク部(例えば4
a)を通る磁束が他方のヨーク部(例えば4b)にあまり
いかないようにしたので、効率を大きく向上させること
ができた。
ステツプモータのステータ4、コイル8、マグネッ
トロータ9、ロータ軸10の組立てに際し、ステータ4は
ケース1の柱1aに対して組付けるようにしたので組立性
を向上させたと共に、部品点数も少なくすることがで
き、更には出力としてのギヤ12とギヤ2aとの噛合位置精
度を高精度化することができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、複数の遮光羽根によ
って開閉される光路孔の光軸と平行なロータ軸線を有す
るともに、前記光路孔より外側の位置に配置された前記
複数の遮光羽根を駆動するためのステツプモータを有す
る電動式露光調整装置において、前記ステツプモータは
周方向にS極とN極とが交互に着磁されており、かつ、
軸方向にS極とN極が対向する形に着磁されたマグネッ
トロータと、前記マグネットロータに対向するヨーク部
が形成され、前記マグネットロータを軸方向にて狭持
し、磁路を形成する2枚のステータと、前記マグネット
ロータを中心として互いに対向する位置に配置する2つ
の電磁コイルとを有することによって、電動式露光調整
装置に用いるステツプモータの外形を小さくすることが
できるので、小型、軽量な電動式露光調整装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の要部の分解斜視図。 第2図は第1図の断面図。 第3図は本発明の実施例の電動式露光調整装置の外観斜
視図。 1……ケース、2……回転リング 3……絞り羽根、4……ステータ 4a,4b……ヨーク部、4e……軸受穴 4d……穴、6……鉄心 8……コイル、9……マグネットロータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遮光羽根によって開閉される光路孔
    の光軸と平行なロータ軸線を有するともに、前記光路孔
    より外側の位置に配置された前記複数の遮光羽根を駆動
    するためのステップモータを有する電動式露光調整装置
    において、 前記ステップモータは周方向にS極とN極とが交互に着
    磁されており、かつ、軸方向にS極とN極が対向する形
    に着磁されたマグネットロータと、 前記マグネットロータに対向するヨーク部が形成され、
    前記マグネットロータを軸方向にて狭持し、磁路を形成
    する2枚のステータと、 前記マグネットロータを中心として互いに対向する位置
    に配置する2つの電磁コイルとを有することを特徴とす
    る電動式露光調整装置。
  2. 【請求項2】前記ステータには前記マグネットロータの
    軸受穴が形成され、前記軸受穴と前記ヨーク部との間に
    穴を形成し磁気抵抗を高めたことを特徴とする請求項1
    記載の電動式露光調整装置。
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