JPH079142Y2 - モータ駆動の羽根作動装置 - Google Patents

モータ駆動の羽根作動装置

Info

Publication number
JPH079142Y2
JPH079142Y2 JP1987198636U JP19863687U JPH079142Y2 JP H079142 Y2 JPH079142 Y2 JP H079142Y2 JP 1987198636 U JP1987198636 U JP 1987198636U JP 19863687 U JP19863687 U JP 19863687U JP H079142 Y2 JPH079142 Y2 JP H079142Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
blade
blades
pair
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987198636U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01101228U (ja
Inventor
廣明 石田
Original Assignee
株式会社精工舎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
Priority to JP1987198636U priority Critical patent/JPH079142Y2/ja
Priority to GB8826680A priority patent/GB2212623B/en
Priority to US07/271,800 priority patent/US4893142A/en
Publication of JPH01101228U publication Critical patent/JPH01101228U/ja
Priority to HK829/93A priority patent/HK82993A/xx
Application granted granted Critical
Publication of JPH079142Y2 publication Critical patent/JPH079142Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラシャッタ部のモータ駆動の羽根作動装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のモータ駆動の羽根作動装置としては、たとえば、
本出願人による先願(昭和62年11月16日提出の実用新案
登録出願)の明細書に記載されたものがある。このモー
タ駆動の羽根作動装置は、モータにより駆動される歯車
に噛合う歯部をシャッタ開口を開閉する羽根の一つの先
端部に形成し、この羽根を前記歯車に対してシャッタ開
口を挟んで対向する位置に設けた固定軸の回りに正逆回
動させることによりシャッタ開口を開閉するよう構成す
ることにより、モータ駆動の羽根作動装置を小型化する
とともに、その応答性や露出精度を向上させるものであ
る。
しかしながら、この従来のモータ駆動の羽根作動装置
は、モータにより駆動される歯車から羽根に回転を伝達
する伝達系の歯車噛合部のバックラッシュ、および各嵌
合部のハメアイガタの累積等により、モータと羽根との
位相関係に個々のシャッタ間でバラツキが生じ、作動前
の2つの羽根の重なり量、および開放作動中の開口径が
一定とならず、特に被写体が明るい撮影時で絞り開口が
少ないときは非常に問題となる。同時に、2つの羽根の
重なり量が調整により少なくなると、遮光性が損なわれ
て機能不良となる。
〔目的〕
そこで本考案は、モータと羽根との間の位相関係を容易
に調整でき、かつ遮光性に優れるモータ駆動の羽根作動
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は上記目的を達成するため、電子回路の制
御信号により正逆回転可能なモータと、このモータによ
り回転駆動される歯車と、この歯車に対してシャッタ開
口を挟んでほぼ対向する位置に設けた一対の固定軸の回
りにそれぞれ正逆回動可能に設けられ前記歯車から回転
伝達されてシャッタ開口を開閉する一対の羽根と、を備
えたモータ駆動の羽根作動装置において、前記一対の羽
根の一方を挟んで他方の羽根に重ねて配置され、かつ前
記歯車に噛合う歯部が形成されるとともに前記一対の固
定軸のいづれかの回りに正逆回動可能に設けられた駆動
レバーと、この駆動レバーが設けられた固定軸の回りに
正逆回動可能に設けられ前記駆動レバーの回転を前記羽
根に伝達する伝達レバーと、この伝達レバーと前記駆動
レバーとの間に介装され前記モータと羽根との間の位相
関係を調整する調整手段と、を設けた構成としたもので
ある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1〜3図は本考案によるモータ駆動の羽根作動装
置の一実施例を示す図である。
第1図において、ステップモータMは、支持軸2に一体
回転可能に支持されかつ円周方向に間隔をおいて多極着
磁された永久磁石からなるロータ1と、このロータ1の
磁極に対向する極4a、4bおよび5a、5bがそれぞれ形成さ
れた2つのステータ4、5と、これらのステータ4、5
にそれぞれ嵌挿されたコイル7、8とを有し、それらコ
イル7、8は図示しない公知の制御回路に接続されてい
る。
ステータ4、5はそれぞれ取付軸11、12によりステップ
モータMの基板10に固定され、ロータ1の磁極に対向す
るステータ4、5の磁極部4a、4b、5a、5bはピン14〜17
によりそれぞれ位置を規定されている。ステップモータ
Mの基板10は円形に形成されており、その中央部には円
形のシャッタ開口20が形成されている。ロータ1の支持
軸2は基板10を貫通してその裏側へ伸び、その先端部に
は歯車21が一体回転可能に固定して設けられている。
ステップモータMの基板10の裏側には所定の間隔をあけ
て第2図に示すようなシャッタ台板23が設けられてお
り、両者10と23との間には、基板10側から順に駆動レバ
ー24、シャッタ羽根26、27が配置されているとともに、
それらの周囲にはそれらの作動領域が画成されている。
ちなみに第2図は、ステップモータMの基板10を取除い
て見た基板10の裏側の羽根作動装置の正面図である。
シャッタ羽根27は、歯車21に対してシャッタ開口20を挟
んでほぼ対向する位置に設けられた固定軸31に回動可能
に軸支され、絞り開口を画成する画縁部27aが形成され
るとともに、作動ピン34が嵌挿する作動溝27bが形成さ
れている。またシャッタ羽根26は、やはり歯車21に対し
てシャッタ開口20を挟んでほぼ対向する位置に設けられ
た固定軸32に回動可能に軸支され、絞り開口を画成する
画縁部26aが形成されるとともに、やはり作動ピン34が
嵌挿する作動溝26bが形成されている。
さらに、駆動レバー24もやはりその一端部が固定軸31に
回動可能に軸支され、その形状はシャッタ羽根27に類似
し、その他端部には歯車21と常に噛合う歯部24aが形成
されている。駆動レバー24とシャッタ羽根26との間に
は、やはり固定軸31にその中間部が回動可能に軸支され
た伝達レバー30が介装されている。伝達レバー30の一端
部には画縁部26b、27bに嵌挿する作動ピン34が立設され
ており、その他端部には第3図に示すように、調整ピン
(調整手段)35の小径部35aが半カシメ状態で固定され
ている。そして、調整ピン35の大径部35bは駆動レバー2
4の調整溝24bに嵌挿している。
次にその作用を説明すると、図示しない公知の制御回路
が作動することにより、二つのコイル7、8にバイポー
ラ駆動の2相励磁方式の駆動信号が出力されて、ステー
タ4、5が励磁されロータ1が反時計回り方向に回転
し、歯車21により歯部24aに噛合う駆動レバー24が固定
軸31のまわりに時計回り方向に回動する。このとき、調
整溝24bにより調整ピン35が駆動されて伝達レバー30も
同方向に回動するため、シャッタ羽根26は作動溝26bを
作動ピン34により駆動され固定軸32の回りに反時計回り
方向に回動してシャッタ開口20を開こうとする。また、
シャッタ羽根27も作動溝27bを作動ピン34により駆動さ
れ、固定軸31の回りに時計回り方向に回動してシャッタ
開口20を開こうとする。
このようにして、ロータ1の同方向の回転が継続するこ
とにより、シャッタ羽根26、27の画縁部26a、27aにより
シャッタ開口20が徐々に開き、絞り量と露出時間との組
合せで露出が制御され、所望の値に達したとき公知の制
御回路により二つのコイル7、8にロータ1を逆転する
ための駆動信号が出力される。このため、ロータ1は瞬
時に逆転して歯車21により駆動レバー24を固定軸31の回
りに反時計回り方向に回動させ、調整溝24b、調整ピン3
5、伝達レバー30、作動ピン34、作動溝26b、27bを介し
てシャッタ羽根26、27の画縁部26a、27aがシャッタ開口
20を閉じる。
一方、調整ピン35はその小径部35aと大径部35bが偏心し
ているため、ドライバー等をその大径部35bの溝に嵌合
させて回転させることにより、ステップモータMとシャ
ッタ羽根26、27との位相関係を変えることができ、作動
前の2つのシャッタ羽根26、27の重なり量、および開放
作動中の開口径を変化させることができるので、歯車21
からシャッタ羽根26、27に回転を伝達する伝達系の歯車
噛合部のバックラッシュ、および各嵌合部のハメアイガ
タの累積等により、モータと羽根との位相関係に個々の
シャッタ間でバラツキが生じても、作動前の2つの羽根
の重なり量、および開放作動中の開口径をすべて一定と
なるよう容易に調整することができる。
ここで、前記累積ガタの調整に止まらず前記調整によっ
て作動前の2つの羽根の重なり量が変化して少なくなる
と、シャッタの本質的機能である遮光性が劣化すること
になるが、駆動レバー24、シャッタ羽根26、さらにシャ
ッタ羽根27のそれぞれの向きが交互に逆になるようそれ
らが重なり合っているため、シャッタ開口20を閉じてい
るときの光の通過経路の折曲がり数および距離が長くな
って、光漏れを有効に防止することができる。逆に考え
れば、駆動レバー24等の向きを交互に逆に配置させるこ
とによりシャッタ羽根26と27との閉止時の重なり量を少
なくできるため、シャッタ羽根26、27をそれだけ小さく
してスペース上有利となり、周辺レイアウト上の自由度
を向上させることとができる。
また、上記実施例においては絞りを兼用するシャッタ羽
根に応用したものについて説明したが、絞りまたはシャ
ッタのいずれか一方の機能を達成する羽根に応用したも
のであってもよい。
さらに、上記実施例においてはモータとしてステップモ
ータを用いたが、制御回路により回転を所望に制御でき
るものであれば、超音波モータのような他のモータであ
ってもよい。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案によれば、歯車噛合部のバッ
クラッシュ、および各嵌合部のハメアイガタの累積等に
より、モータと羽根との位相関係に個々のシャッタ間で
バラツキが生じても、作動前の2つの羽根の重なり量、
および開放作動中の開口径をすべて一定となるよう容易
に調整することができる。そして、そのような調整をし
た場合においても、遮光性を損なうことなく良好な性能
のシャッタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案によるモータ駆動の羽根作動装置の
一実施例を示す図であり、第1図はステップモータの正
面図、第2図はステップモータの基板の裏側の羽根作動
装置の正面図、第3図は第2図におけるIV−IV矢視断面
図である。 1……ロータ 2……支持軸 4、5……ステータ 4a、4b、5a、5b……磁極部 7、8……コイル 10……基板 11、12……取付軸 14〜17……ピン 20……シャッタ開口 21……歯車 23……シャッタ台板 24……駆動レバー 24a……歯部 24b……調整溝 26、27……シャッタ羽根 26a、27a……画縁部 26b、27b……作動溝 26c、27c……先端部 30……伝達レバー 31、32……固定軸 34……作動ピン 35……調整ピン(調整手段) 35a……小径部 35b……大径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子回路の制御信号により正逆回転可能な
    モータと、このモータにより回転駆動される歯車と、こ
    の歯車に対してシャッタ開口を挟んでほぼ対向する位置
    に設けた一対の固定軸の回りにそれぞれ正逆回動可能に
    設けられ前記歯車から回転伝達されてシャッタ開口を開
    閉する一対の羽根と、を備えたモータ駆動の羽根作動装
    置において、前記一対の羽根の一方を挟んで他方の羽根
    に重ねて配置され、かつ前記歯車に噛み合う歯部が形成
    されるとともに前記一対の固定軸のいづれかの回りにに
    正逆回動可能に設けられた駆動レバーと、この駆動レバ
    ーが設けられた固定軸の回りに正逆回動可能に設けられ
    前記駆動レバーの回転を前記羽根に伝達する伝達レバー
    と、この伝達レバーと前記駆動レバーとの間に介装され
    前記モータと羽根との間の位相関係を調整する調整手段
    と、を設けたことを特徴とするモータ駆動の羽根作動装
    置。
JP1987198636U 1987-11-16 1987-12-26 モータ駆動の羽根作動装置 Expired - Lifetime JPH079142Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987198636U JPH079142Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26 モータ駆動の羽根作動装置
GB8826680A GB2212623B (en) 1987-11-16 1988-11-15 Motor-driven blade device, e.g. for a camera
US07/271,800 US4893142A (en) 1987-11-16 1988-11-15 Device for activating motor-driven shutter blades
HK829/93A HK82993A (en) 1987-11-16 1993-08-12 Motor-driven blade device,e.g.for a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987198636U JPH079142Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26 モータ駆動の羽根作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01101228U JPH01101228U (ja) 1989-07-07
JPH079142Y2 true JPH079142Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31489131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987198636U Expired - Lifetime JPH079142Y2 (ja) 1987-11-16 1987-12-26 モータ駆動の羽根作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079142Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140935U (ja) * 1984-02-27 1985-09-18 株式会社精工舎 ステツプモ−タ駆動のセクタ開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01101228U (ja) 1989-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62131238A (ja) レンズ鏡筒および絞りシヤツタの駆動装置
JP4636658B2 (ja) 光量調整装置
JPH079142Y2 (ja) モータ駆動の羽根作動装置
GB2212623A (en) Motor-driven device, e.g. for a camera
JPH075471Y2 (ja) モータ駆動の羽根作動装置
JPH0626894Y2 (ja) モータ駆動の羽根作動装置
JPH0631456Y2 (ja) モータ駆動の羽根作動装置
JP2675826B2 (ja) 電動式露光調整装置
JPH0631455Y2 (ja) モータ駆動シャッタの羽根作動装置
JP2002090806A (ja) 絞り兼用シャッタ装置
JP2543967Y2 (ja) ステップモータ駆動の絞り装置
JP4122152B2 (ja) カメラ用駆動機構
JP3822960B2 (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP3573537B2 (ja) カメラの駆動装置用パルスモータ
JPH0624819Y2 (ja) シャッタの調整機構
JP2001188276A (ja) 絞り装置
JPH0442821Y2 (ja)
JPH0442822Y2 (ja)
JPH0710340Y2 (ja) シャッタの羽根作動装置
JP2592652B2 (ja) 電気施解錠装置
JPH11344326A (ja) モ―タ駆動装置の位置検出機構
JP3488775B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP2004157269A (ja) 光量制御装置
JPH0624818Y2 (ja) プログラムシャッタの調整機構
JP3561337B2 (ja) カメラ用駆動装置