JP2001188276A - 絞り装置 - Google Patents
絞り装置Info
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- JP2001188276A JP2001188276A JP37382199A JP37382199A JP2001188276A JP 2001188276 A JP2001188276 A JP 2001188276A JP 37382199 A JP37382199 A JP 37382199A JP 37382199 A JP37382199 A JP 37382199A JP 2001188276 A JP2001188276 A JP 2001188276A
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- blade
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Abstract
の絞り装置を提供する。 【解決手段】 駆動レバー5はレンズ開口1に向かって
延伸し、第1の絞り羽根6及び第2の絞り羽根7を駆動
する駆動ピン5aが設けてある。駆動ピン5aの揺動範
囲は両絞り羽根6、7の回転中心よりもレンズ開口1に
近い位置に設けてある。駆動レバー5が中立状態の時、
両絞り羽根はレンズ開口1に対して無遮蔽状態となりレ
ンズ開口を開放絞りとする。各絞り羽根6、7は駆動レ
バー5によって一方の方向にのみ回動可能で、回動方向
とは逆の方向にそれぞれ絞り開口6d、7dを備える。
駆動レバー5が時計方向に回動すると第1の絞り羽根6
だけが回動して中間絞り開口6dがレンズ開口1と重な
る。駆動レバー5が反時計方向に回動すると第2の絞り
羽根7だけが同じ方向に回動して最小絞り開口7dがレ
ンズ開口1と重なる。
Description
るものである。
積の小さいものを大きな数値で示し、開口面積の大きい
ものを小さな数値で示しており、最大開口面積(開放絞
り)と小開口面積(最小絞り)との間を段階的に分け
て、所望の絞り開口を選択可能としてある。
階に設定してあるが、最近の低価格カメラや電子式カメ
ラ(デジタルカメラ)では、絞り機構を簡単化するため
に絞り値を3〜4段階程度に限定した絞り装置が採用さ
れている。
装置の例として、露光開口部を中心として対向位置にモ
ータを配置し、露光開口部とモータの中心との間隔のほ
ぼ中間位置に軸を設け、この軸に3つの絞り部材とND
フィルタ部材とをそれぞれ2つずつ揺動可能に設けてい
る。3つの絞り部材のそれぞれに大中小の絞り用の開口
部が設けてあり、NDフィルタ部材は遮蔽面が設けてあ
る。これら4つの部材には、揺動中心軸から外方へ向か
って被押動部が延伸させてあり、この被押動部をモータ
の出力ピンが押すことにより、大中小の絞り用の開口部
と遮蔽面とを選択的に露光開口部と一致させることによ
り絞り値を選択可能とするカメラ絞り機構が提案されて
いる(特開平11−160752号公報)。
絞り装置を4段階に限定するようにしたもので,絞り装
置の機構を簡単にしたものであることが認められる。し
かしながら4つの部材の揺動中心軸から外方へ延伸する
被押動部にモータの出力ピンが作用するので、作用点が
それだけ露光開口部から遠くなり、近来求められている
小型化に十分に応えることができないという問題点があ
る。
に、開口部を持つ絞り羽根をモータにより揺動させて絞
り値を選択可能な絞り装置において、モータから与えら
れる力を受ける絞り羽根の作用点を絞り羽根の駆動中心
より常にレンズ開口に近い位置とするように構成した。
発明の絞り装置は、レンズ開口を備えているシャッタ基
板と、モータの駆動軸によりシャッタ基板に沿って所定
の角度範囲で回動可能に設けてある駆動レバーと、レン
ズ開口よりも小径の中間絞り開口を有し、駆動レバーに
よって原位置から一方の方向へ回動可能であり、中間絞
り開口は駆動レバーに対して一方の方向とは逆の方向の
位置に設けてある第1の絞り羽根と、中間絞り開口より
も小径の最小絞り開口を有し、駆動レバーによって原位
置から他方の方向へ回動可能であり、最小絞り開口は駆
動レバーに対して他方の方向とは逆の方向の位置に設け
てある第2の絞り羽根とを備えている。駆動レバーは、
レンズ開口に向かって延伸し、第1の絞り羽根及び第2
の絞り羽根を駆動する駆動部が設けてあり、駆動部の揺
動範囲は、第1の絞り羽根及び第2の絞り羽根の回転中
心よりもレンズ開口に近い位置に設けてある。そして、
駆動レバーが中立になっているときには第1の絞り羽根
および第2の絞り羽根はいずれもレンズ開口に対して無
遮蔽状態となることを特徴としている。このことによ
り、レンズ開口に中間絞り開口が対向することで中間の
絞りが選択でき、レンズ開口に最小絞り開口が対向する
ことで最小の絞りが選択でき、両絞り羽根がレンズ開口
に対向しない無遮蔽状態のときはレンズ開口による最大
の絞りが選択できる。中間及び最小の絞り開口をそれぞ
れ別の質量の小さい部材に設けるので、絞り開口選択に
置けるエネルギー消費を節減可能である。駆動部の揺動
範囲を両絞り羽根の回転中心よりもレンズ開口に近い位
置にして、両絞り羽根と駆動部との作用点をレンズ開口
に近い位置とすることができ、装置を小型化するのに有
効である。また、駆動レバー、第1の絞り羽根及び第2
の絞り羽根の回転中心が、モータの駆動軸に一致してい
る構成により、シンプルな構成にでき、コンパクトなも
のにできる。
る。図1は絞り装置及びシャッタ羽根が原位置に静止し
ている状態を示すものであるが、要部以外の他の要素は
省略して示してある。なお、ここでは図面の上下左右で
位置関係を示すものとする。
口1が設けてあり、レンズ開口1の上方に、図示しない
シャッタ羽根用のモータによって回動される駆動軸2が
設けてある。駆動軸2に撮影時にレンズ開口1を開閉す
るためのシャッタ羽根3が固定してある。シャッタ羽根
3は駆動軸2の周囲の部分を駆動軸よりも大きな半径の
円弧部で囲み、レンズ開口1を囲む部分をこのレンズ開
口よりも大きな半径の円弧部で囲み、両円弧部を直線で
結んで扇状に形成したものである。従って、駆動軸2が
モータにより所定の角度範囲で回動されると、シャッタ
羽根3が揺動し、レンズ開口1を開閉可能である。図1
の状態ではモータが駆動されておらず、シャッタ羽根3
は原位置にあり、レンズ開口1はシャッタ羽根3によっ
て閉成されている。
2と反対の側に構成されている。即ち、レンズ開口1を
挟んで駆動軸2と反対の側(レンズ開口の下方)に、図
示しない絞り羽根用のモータによって駆動される駆動軸
4が設けてある。この駆動軸4にシャッタ基板に沿って
所定の角度範囲で回動可能に駆動レバー5の一端部が固
定されている。駆動レバー5はレンズ開口1に向かって
延伸しており、その先端に後述の1対の絞り羽根を駆動
するための駆動部である駆動ピン5aが設けてある。そ
して、駆動ピン5aが揺動しても、駆動ピン5aは常に
駆動軸4よりレンズ開口1に近い位置となるように配置
されている。このため、駆動軸4を従来よりもレンズ開
口1に近づけ易くなり、装置の小型化が可能となる。
対称をなす1対の絞り羽根6、7が回動自在に取り付け
てある。1対の絞り羽根6、7には、駆動軸4を中心と
して駆動ピン5aの揺動半径よりも小径のほぼ円形板状
の支持部6a、7aが設けてあり、この支持部6a、7
aが重なり合うように駆動軸4に回転可能に取り付けら
れるものである。即ち、最上面側に第1の絞り羽根6が
位置し、その下に第2の絞り羽根7が位置し、第2の絞
り羽根7とシャッタ基板との間にシャッタ羽根3が位置
するように重ね合わされている。
部6a、7aから駆動ピン5aの外周を相互に反対側か
ら回り込んで、それぞれの支持部の外周と平行に戻る湾
曲したガイド溝部6e、7eが形成されている。ガイド
溝部6eは左側で開口しており、ガイド溝部7eは右側
で開口している。駆動ピン5aはこのガイド溝部に沿っ
て移動可能である。絞り羽根6、7の羽根部6c、7c
は、駆動ピン5aをそれぞれ回り込むための湾曲した連
通部6b、7bを介してそれぞれのガイド溝部6e、7
e側に片寄った位置に形成されている。羽根部6c、7
cは、レンズ開口1を十分に覆うことが可能な大きさに
設定されており、原位置において2つの駆動軸2、4を
結ぶ中心線からそれぞれ左右にレンズ開口1からはずれ
た位置にある。即ち、羽根部6cは中心線の左側にレン
ズ開口1からはずれて位置し、羽根部7cは中心線の右
側にレンズ開口1からはずれて位置している。羽根部6
c、7cの中央部にはレンズ開口1に対向可能でレンズ
開口1よりも小径の円形の中間絞り開口6dと最小絞り
開口7dがそれぞれ設けてある。
7とは中心線に対して対称形状をしているので、第1絞
り羽根6は駆動レバー5によって原位置から右方向へ回
動可能であり、中間絞り開口6dは第1絞り羽根6の回
動方向とは逆の左方向の位置に設けられている。また第
2絞り羽根7は駆動レバー5によって原位置から左方向
へ回動可能であり、最小絞り開口7dは第2絞り羽根7
の回動方向とは逆の右方向の位置に設けられている。
は、駆動モータの無通電時にそれぞれの絞り羽根を原位
置へ復帰させる復帰ばね8、8が設けてある。また、各
絞り羽根6、7は羽根部6c、7cがシャッタ基板に突
設してある度決めピン9、9に当接することにより原位
置に停止可能であり、この位置が原位置である。原位置
で駆動レバー5は駆動力を受けない中立位置にあり、第
1の絞り羽根6及び第2の絞り羽根7はいずれもレンズ
開口1に対して無遮蔽状態となっており、このときがレ
ンズ開口による最大絞りの状態である。
においてシャッタ羽根用のモータに通電されて駆動され
ると、駆動軸2が回動し、シャッタ羽根3が揺動駆動さ
れてレンズ開口1による露出が行われる。これにより最
大絞り開口であるレンズ開口1による開放絞りが選択さ
れたことになる。シャッタ羽根3は、設定されているシ
ャッタ速度で開閉動作するため、直ちに原位置へ復帰す
る。
は、絞り羽根用のモータに一方方向回転の通電を行い、
図2に示すように、駆動レバー5を時計方向に回動させ
ると、駆動ピン5aを介して第1の絞り羽根6が同じ時
計方向に回動する。この時、駆動ピン5aは第2の絞り
羽根7のガイド溝部7e内を移動するので、第2の絞り
羽根7は停止状態を維持している。この時のモータへの
通電は、中間絞り開口6dをレンズ開口1の中央部まで
移動させるのに必要な駆動軸4の回動を与えるように設
定してあるので、レンズ開口1と中間絞り開口6dとが
重なった図示の状態で停止する。
ータに通電すると、図3に示すように、駆動軸2により
シャッタ羽根3が反時計方向に回動し、レンズ開口1が
中間絞り開口6dにより絞り込まれた状態で露出される
ことになる。シャッタ羽根3が開閉して図2の位置に復
帰したら、絞り羽根用のモータを無通電状態にすると、
第1の絞り羽根6は復帰ばね8により原位置すなわち図
1の状態に戻る。
は、絞り羽根用のモータに他方方向回転の通電を行い、
図4に示すように、駆動レバー5を反時計方向に回動さ
せると、中間絞り開口の場合と同様に、駆動ピン5aを
介して第2の絞り羽根7が同じ反時計方向に回動する。
この時は、駆動ピン5aは第1の絞り羽根6のガイド溝
部6e内を移動するので、第1の絞り羽根6は停止状態
を維持している。この時のモータへの通電は、最小絞り
開口7dをレンズ開口1の中央部まで移動させるのに必
要な駆動軸4の回動を与えるように設定してあるので、
レンズ開口1と最小絞り開口7dとが重なった図示の状
態で停止する。シャッタ羽根3の動作及び第2の絞り羽
根7の復帰動作は、第1の絞り羽根6の場合と同様であ
り、シャッタ羽根3は図5の状態に揺動して最小絞り開
口7dによる露出を行った後で図4の状態に戻り、次い
で第2絞り羽根7が、復帰ばね8により図1の原位置に
復帰する。
に揺動させても両絞り羽根の回転中心よりもレンズ開口
1に近い位置にしているので、装置の小型化が可能とな
る。また、絞り開口を選択する際の通電は開放絞りの場
合には、絞り羽根用のモータを無通電にして駆動レバー
5を中立状態にしておくだけでよいので、絞りのための
電力消費は0である。また、中間絞り開口6dまたは最
小絞り開口7dを選択する場合には、絞り羽根用のモー
タを駆動するのであるが、各絞り羽根6、7の羽根部6
c、7cの面積はレンズ開口1を遮蔽可能な大きさがあ
れば十分であるので、これを動かすためのエネルギーは
少なくてすみ、さらに各絞り羽根6、7のいずれか一方
を僅かな角度だけ回動させればよいので、電力消費が極
めて小さいものですむことになる。
シャッタ羽根が閉じており、絞り開口が選択された後に
シャッタ羽根が開閉動作を行うものとして説明している
が、本発明はこのようなフィルムに露光する形式のカメ
ラ用絞りの他に、通常はレンズ開口が開放になってお
り、絞り開口が選択された後で閉成する形式の電子式カ
メラの絞り装置等にも適用可能である。
絞り羽根の回転中心よりもレンズ開口に近い位置にして
いるので、当然のことながら両絞り羽根と駆動部との作
用点はレンズ開口に近い位置となり、装置を小型化する
ことが可能である。また絞り、開口の選択を極めて小さ
な電力消費によって行うことができる。更に、絞り羽根
の構成をシンプルなものにでき、コンパクトにできて安
価に提供できる。
図である。
ズ開口と重なった状態を示す正面図である。
っていることを示す正面図である。
ズ開口と重なった状態を示す正面図である。
っていることを示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 レンズ開口を備えているシャッタ基板
と、 モータの駆動軸により上記シャッタ基板に沿って所定の
角度範囲で回動可能に設けてある駆動レバーと、 上記レンズ開口よりも小径の中間絞り開口を有し、上記
駆動レバーによって原位置から一方の方向へ回動可能で
あり、上記中間絞り開口は上記駆動レバーに対して上記
一方の方向とは逆の方向の位置に設けてある第1の絞り
羽根と、 上記中間絞り開口よりも小径の最小絞り開口を有し、上
記駆動レバーによって原位置から他方の方向へ回動可能
であり、上記最小絞り開口は上記駆動レバーに対して上
記他方の方向とは逆の方向の位置に設けてある第2の絞
り羽根とを備えており、 上記駆動レバーは、上記レンズ開口に向かって延伸し、
上記第1の絞り羽根及び上記第2の絞り羽根を駆動する
駆動部が設けてあり、 上記駆動部の揺動範囲は、上記第1の絞り羽根及び上記
第2の絞り羽根の回転中心よりも上記レンズ開口に近い
位置に設けてあり、 上記駆動レバーが中立になっているときには上記第1の
絞り羽根および上記第2の絞り羽根はいずれも上記レン
ズ開口に対して無遮蔽状態となることを特徴とする絞り
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記駆動レバー、上
記第1の絞り羽根及び上記第2の絞り羽根の回転中心
は、上記モータの駆動軸に一致していることを特徴とす
る絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37382199A JP4224182B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37382199A JP4224182B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 絞り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001188276A true JP2001188276A (ja) | 2001-07-10 |
JP4224182B2 JP4224182B2 (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=18502819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37382199A Expired - Fee Related JP4224182B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4224182B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005057277A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Seiko Precision Inc. | 絞り装置 |
WO2005066708A1 (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Seiko Precision Inc. | 絞り装置 |
JP2006276798A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kyocera Corp | シャッタユニット、光学ユニット、および撮像装置 |
JP2006284770A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Seiko Precision Inc | 光量調節装置 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37382199A patent/JP4224182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005057277A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Seiko Precision Inc. | 絞り装置 |
US7338222B2 (en) | 2003-12-12 | 2008-03-04 | Seiko Precision Inc. | Aperture apparatus |
WO2005066708A1 (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Seiko Precision Inc. | 絞り装置 |
JP2006276798A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kyocera Corp | シャッタユニット、光学ユニット、および撮像装置 |
JP2006284770A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Seiko Precision Inc | 光量調節装置 |
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JP4224182B2 (ja) | 2009-02-12 |
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