JPH08262530A - 光量制御装置 - Google Patents

光量制御装置

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JPH08262530A
JPH08262530A JP9626295A JP9626295A JPH08262530A JP H08262530 A JPH08262530 A JP H08262530A JP 9626295 A JP9626295 A JP 9626295A JP 9626295 A JP9626295 A JP 9626295A JP H08262530 A JPH08262530 A JP H08262530A
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Shinsuke Kawamoto
真介 河本
Yukio Hasushita
幸生 蓮下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮光板が最も近傍に配置される結像面周辺の
光量低下をなくすこと。 【構成】 開口10の開口量が小さいとき、フィルム3
の最も近傍に位置するシャッター羽根4の開口形成用縁
部4bと光軸Fとの距離が、その他のシャッター羽根5
の開口形成用縁部5bと光軸Fとの距離よりも大きくな
るように構成され、開口10が小さいときほど開口10
の中心Gが光軸Fから離れる方向に偏位するように構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトカメラ等の光
学機器に装備される光量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカメラ等のレンズシャッター
を備えたカメラには、遮光板として複数枚の絞り羽根、
あるいは絞り羽根を兼用したシャッター羽根(以下、こ
れらをシャッター羽根という)を駆動して絞り開口量を
変化させて光量制御を行う所謂絞り機構等の光量制御装
置が装備されている。図7は、従来の光量制御装置の説
明図である。図7に示すように、2枚のシャッター羽根
100,102は、撮影光学系104と、結像面に配置
されるフィルム106との間に重なるようにして設置さ
れており、シャッター羽根100,102は駆動装置
(図示省略)の駆動によってそれぞれ矢印A1 ,A2
向に動かすことによって、被写体108から入射する光
量を、シャッター羽根100,102によって形成され
る開口110の大きさを制御して調整する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した2
枚のシャッター羽根100,102で形成される開口1
10の絞り開口径が大きい場合、あるいはシャッター羽
根100,102が金属製で厚みが薄く形成されている
ときは、開口110の絞り開口径を小さくした場合でも
フィルム106上での周辺光量低下はほとんど問題にな
らなかった。しかしながら、最近ではシャッター羽根1
00,102は合成樹脂材で形成されているので、強度
的に金属製のシャッター羽根よりも厚みを厚くする必要
があり、この厚みが厚い場合(例えば0.1mm以上)
には、開口110の絞り開口径を小さくすると、シャッ
ター羽根100,102の厚みによってフィルム106
上で周辺光量に差が生じて露光むらが発生する問題があ
った。即ち、図8に示すように、所定の厚みで形成され
ている2枚のシャッター羽根100,102は、交差す
るように動いて開口110の絞り開口径の大きさを可変
するので、厚みの量だけ段差が大きくなる。尚、図8で
は、シャッター羽根100はフィルム106に近い側
で、シャッター羽根102はシャッター羽根100より
もフィルム106から遠い側である。
【0004】そして、被写体108からの入射光は、撮
影光学系104を通してシャッター羽根100,102
の開口110を通過するときに、シャッター羽根100
の方がフィルム面106Aに近いので、シャッター羽根
100側(矢印B1 方向)からフィルム106の周辺近
傍C1 に入射する光量は、シャッター羽根100,10
2間の段差量に対応してシャッター羽根102側(矢印
2 方向)からフィルム106の周辺近傍C2 に入射す
る光量に比べてより多く入射する。よって、図7に示し
たように、フィルム106の周辺近傍C2 側は、フィル
ム106の周辺近傍C1 に比べて光量低下(斜線部分)
が生じ、フィルム106上で露光むらが発生する。本発
明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の
目的は、遮光板が最も近傍に配置される結像面周辺の光
量低下をなくし、結像面において良好な像を形成するこ
とができる光量制御装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、結像面に像を形成する光学系と、前記結像面
の前方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合わされて配
設され、前記光軸側の縁部により開口を形成する複数枚
の遮光板と、前記複数枚の遮光板を前記光軸に対して略
直交する方向に移動させ前記開口の開口量を変化させる
駆動機構とを備える光量制御装置において、前記駆動機
構は、前記開口量が小さいとき、前記結像面の最も近傍
に位置する遮光板の光軸側縁部と光軸との距離が、その
他の遮光板の光軸側縁部と光軸との距離よりも大きくな
るように構成されていることを特徴とする。また、本発
明は、前記駆動機構が、前記開口が大きくなると、前記
結像面の最も近傍に位置する遮光板の移動量に対する、
その他の遮光板の移動量が大きくなるように構成されて
いることを特徴とする。また、本発明は、前記各遮光板
が前記光軸から離れた箇所に配置された軸を中心として
回転可能に配設され、前記駆動機構は前記軸を中心に前
記遮光板を回転させるように構成されていることを特徴
とする。
【0006】また、本発明は、結像面に像を形成する光
学系と、前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向
で重ね合わされて配設され、前記光軸側の縁部により開
口を形成する複数枚の遮光板と、前記複数枚の遮光板を
前記光軸に対して略直交する方向に移動させ前記開口の
開口量を変化させる駆動機構とを備える光量制御装置に
おいて、前記開口の中心は、前記開口量が小さいとき、
前記光学系の光軸に対して直交する方向で、かつ、前記
結像面の最も近傍に位置する遮光板側に偏位して形成さ
れることを特徴とする。また、本発明は、結像面に像を
形成する光学系と、前記結像面の前方箇所で前記光学系
の光軸方向で重ね合わされて配設され、前記光軸側の縁
部により開口を形成する複数枚の遮光板と、前記複数枚
の遮光板を前記光軸に対して略直交する方向に移動させ
前記開口の開口量を変化させる駆動機構とを備える光量
制御装置において、前記開口の中心は、前記光学系の光
軸に対して直交する方向で、かつ、前記結像面の最も近
傍に位置する遮光板側に偏位して形成されることを特徴
とする。
【0007】また、本発明は、結像面に像を形成する光
学系と、前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向
で重ね合わされ、前記光学系の光軸に対して略直交する
面に沿って移動可能で前記光軸側の縁部により開口を形
成する2枚の遮光板と、前記2枚の遮光板を互いに離間
接近する方向に移動させて、前記開口の開口量を変化さ
せる駆動機構とを備える光量制御装置において、前記駆
動機構は、開口量が小さいとき、前記2つの遮光板のう
ちの前記結像面から遠方に位置する側の遮光板が前記光
軸を横切り、前記2つの遮光板のうちの前記結像面の近
傍に位置する側の遮光板に近づいた位置となるように構
成されていることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第1実施例に係る光量制御装置の概
略図、図2はシャッター羽根の正面図である。図1に示
すように、光量制御装置1はこの実施例ではカメラの絞
り機構で、光量制御装置1はカメラの撮影光学系2と、
撮影光学系2の結像面に配置されるフィルム3との間に
設けられている。光量制御装置1内には、図2に示した
絞り羽根を兼用した2枚のシャッター羽根(遮光板に相
当する)4,5と、シャッター羽根4,5を開閉駆動す
る駆動装置(図示省略)等が設けられている。
【0009】2枚のシャッター羽根4,5は、合成樹脂
製で約0.1mmの厚みで形成されている。2枚のシャ
ッター羽根4,5は撮影光学系2の光軸F方向で重ね合
わされ、光軸Fと直交する方向に移動可能に配設され、
2枚のシャッター羽根4,5の内の一方のシャッター羽
根4がフィルム3側に位置し、他方のシャッター羽根5
がフィルム3から離れた側に位置している。シャッター
羽根4,5は、その下部4a,5aの大部分が重なるよ
うにして左右対称に取付けられており、シャッター羽根
4,5の下部4a,5aはそれぞれ軸6,8を支点にし
て回動自在に支持されている。また、シャッター羽根
4,5の上部の光軸F側の縁部には、それぞれ開口形成
用縁部(光軸側縁部に相当)4b,5bが形成されてお
り、これら開口形成用縁部4b,5bによって光量絞り
用の開口10が形成される。
【0010】また、シャッター羽根4,5の軸6,8間
には、図3に示すように、それぞれ長穴状の駆動溝1
2,14が形成されており、駆動溝12,14内には、
駆動レバー16の一端側16a(図では右端側)に取付
けた駆動ピン18が駆動溝12,14内を移動可能に挿
入されている。駆動レバー16はレバー支持部20を支
点にして回動自在に支持されている。駆動レバー16の
他端側16b(図では左端側)には、駆動レバー16を
矢印E方向に駆動する駆動装置(図示省略)に接続され
たレバー駆動機構(図示省略)が取付けられており、駆
動レバー16の他端側16bをシャッター速度に対応し
た速度で光量絞りに対応した量だけ駆動する。
【0011】尚、図3では、2枚のシャッター羽根4,
5のうちのシャッター羽根4だけが図示されており、シ
ャッター羽根5側は駆動溝14だけが図示されている。
シャッター羽根5の駆動溝14は、シャッター羽根4の
駆動溝12に対して少しずれるようにして形成されてい
る。即ち、図3に示すように、シャッター動作がオフの
状態でシャッター羽根4,5が最も重なって開口10が
閉じているとき、駆動溝12,14の右端側は重なるよ
うにして同じ位置にあるが、駆動溝12,14の左端方
向に沿って駆動溝14は、駆動溝12の下側に少し位置
するようにして形成されている。このように、シャッタ
ー羽根4の駆動溝12とシャッター羽根5の駆動溝14
の位置が少しずれて形成され、これにより、開口10の
開口量が小さいとき、フィルム3の最も近傍に位置する
シャッター羽根4の開口形成用縁部4bと光軸Fとの距
離が、シャッター羽根5の開口形成用縁部5bと光軸F
との距離よりも大きくなるように構成され、開口10が
小さいときほど開口10の中心Gが、シャッター羽根4
側で光軸Fから離れる方向に偏位するように構成されて
いる。
【0012】次に、上記した光量制御装置のシャッター
羽根の動作について説明する。シャッター動作がオフで
駆動レバー16の駆動装置(図示省略)が駆動していな
くて開口10が閉じているときは、図3に示すように、
駆動レバー16に取付けた駆動ピン18は駆動溝12,
14の最も右端側に位置している。そして、シャッター
動作がオンになって駆動レバー16の駆動装置(図示省
略)が駆動して、レバー駆動機構(図示省略)で駆動レ
バー16が矢印E方向に駆動されて駆動レバー16がレ
バー支持部20を回転支点にして右回転することによ
り、駆動ピン18が駆動溝12,14内の下部を圧接し
ながら下方(矢印H方向)に移動することによって、シ
ャッター羽根4は軸6を支点にして左回転する。また、
シャッター羽根4と左右対称に取付けられているシャッ
ター羽根5も同様に軸8を支点にして右回転する。
【0013】このように、シャッター羽根4,5が左右
に回転することにより、開口形成用縁部4b,5bで所
定の絞り開口径の開口10が形成される。そして、図2
に示すように、全閉状態から駆動レバー16が少しだけ
可動して開口形成用縁部4b,5bで開口10が形成さ
れ始める初期状態では、シャッター羽根5の開口形成用
縁部5bが光軸Fを横切ってシャッター羽根4の開口形
成用縁部4b側に位置し、光軸Fの位置に対し開口10
の中心Gがシャッター羽根4側に少し偏位するように開
口10が形成される。このとき、駆動溝12,14内を
下方に圧接しながら移動する駆動ピン18は、駆動溝1
2,14の右端側近くに位置しており、シャッター羽根
4,5は開口10の中心Gに対して左右対称に開いてい
る。このように、小絞りのときは、開口10の中心Gは
光軸Fに対してシャッター羽根4側に少し偏位している
ので、シャッター羽根4側のフィルム3周辺の光量低下
をなくしてフィルム3上での露光むらを防止することが
できる。
【0014】そして、駆動装置(図示省略)によって駆
動レバー16を矢印E方向に大きく駆動することによっ
て、大口径の開口10が形成されるときは、前記同様駆
動レバー16をレバー支持部20を回転支点にして大き
く回転させることにより、駆動ピン18が駆動溝12,
14内の下部を圧接しながら駆動溝12,14の左端側
近くまで移動して(図3の点線部分)、シャッター羽根
4,5をそれぞれ左右に大きく移動させる。このとき、
駆動溝14の左端側は、駆動溝12の左端側よりも下側
に位置しているので、駆動溝14の左端側が下側に位置
している量に対応してシャッター羽根5はシャッター羽
根4よりも大きく回転する。よって、開口10が大口径
のときは、シャッター羽根5はシャッター羽根4よりも
大きく開くので、開口10の中心Gが光軸Fとほぼ一致
し、フィルム3が均一に露光される。
【0015】図4は第2実施例に係るシャッター羽根の
斜視図である。本実施例では、光量制御装置を構成する
2枚のシャッター羽根30,32は、シャッター羽根3
0がフィルム3に近い側に配置され、シャッター羽根3
2がフィルム3から遠い側に配置されている。前記シャ
ッター羽根30はその下部30aが軸34で支持され、
シャッター羽根32はその下部32aを上に向けて配置
され、その下部32aが軸36で支持されている。ま
た、シャッター羽根30,32の上部の光軸F側の縁部
には、それぞれ開口形成用縁部30b,32bが形成さ
れており、開口形成用縁部30b,32bによって光量
絞り用の開口38が形成される。また、シャッター羽根
30,32の下部30a,32aには、それぞれ駆動カ
ム溝40,42が形成されており、駆動カム溝40,4
2内には、それぞれ駆動カム(図示省略)に取り付けた
駆動ピン44,46が駆動カム溝40,42内に移動可
能に挿入されている。駆動カム溝40,42の内側(開
口38側)は同じ半径に形成されているが、外側方向に
沿って駆動カム溝40は、駆動カム溝42よりも小さい
径で形成され、これにより、開口38の開口量が小さい
とき、フィルム3の最も近傍に位置するシャッター羽根
30の開口形成用縁部30bと光軸Fとの距離が、シャ
ッター羽根32の開口形成用縁部32bと光軸Fとの距
離よりも大きくなるように構成され、開口38が小さい
ときほど開口38の中心Gが、シャッター羽根30側で
光軸Fから離れる方向に偏位するように構成されてい
る。
【0016】本実施例に係る光量制御装置は上記のよう
に構成されており、駆動カム(図示省略)の回転駆動に
よって駆動ピン44,46が駆動カム溝40,42内を
ガイドされながら移動することにより、シャッター羽根
30は軸34を支点にして矢印I1 方向に回転し、シャ
ッター羽根32は軸36を支点にして矢印I2 方向に回
転する。そして、前記実施例と同様に、小絞りのときは
開口38の中心Gは光軸Fに対してシャッター羽根30
側に少し偏位しているので、シャッター羽根30側のフ
ィルム周辺の光量低下をなくしてフィルム3を均一に露
光することができる。そして、開口38が大きく開いて
いるときは、駆動カム溝40,42の半径の違いによ
り、シャッター羽根32は、シャッター羽根30よりも
大きく開くので、開口38の中心Gが光軸Fとほぼ一致
し、フィルム3が均一に露光される。
【0017】図5は第3実施例に係るシャッター羽根の
正面図である。尚、図2に示した第1実施例と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、シャッター羽根4,5の開口形成用縁部4b,5b
で形成される開口10の中心Gが、開口量の大小に拘ら
ず常に、光軸Fに対してフィルム3に近いシャッター羽
根4側に偏位するように構成されている。すなわち、シ
ャッター羽根4,5の各駆動溝12,14が重なるよう
にして形成されることによって、駆動ピン18を矢印H
方向に駆動することにより、シャッター羽根4,5は左
右対称に移動し、開口10の中心Gが光軸Fに対して常
にフィルム3に近いシャッター羽根4側にずらされる。
このような第3実施例によっても、前記実施例と同様
に、小絞りときにシャッター羽根4側のフィルム周辺の
光量低下をなくしてフィルム3を均一に露光することが
できる。
【0018】図6は第4実施例に係るシャッター羽根の
平面図である。第4実施例では、図5に示した第3実施
例のシャッター羽根4,5をフィルム3に対して傾斜さ
せた構成であり、本実施例では開口10の中心Gと入射
光の光軸Fは同軸上に位置している。詳細に説明する
と、フィルム3に近い側のシャッター羽根4を、その光
軸F寄りの端部をフィルム3に近付け、光軸Fから離れ
た端部をフィルム3から遠ざけるように傾斜させ、ま
た、フィルム3から遠い側のシャッター羽根5を、その
光軸F寄りの端部をフィルム3から遠ざけ、光軸Fから
離れた端部をフィルム3に近付けるように傾斜させて配
置したものである。第4実施例によっても、小絞りのと
きに、シャッター羽根5側からフィルム3に入射する光
量を傾斜量に対応して多くすることができるので、シャ
ッター羽根4側のフィルム周辺の光量低下をなくしてフ
ィルム3を均一に露光することができる。
【0019】尚、前記した各実施例ではシャッター羽根
が2枚の場合であったが、シャッター羽根が3枚以上で
構成されている光量制御装置の場合でも適用可能であ
る。また、実施例ではフィルムへの光量を調整するカメ
ラの絞り機構に本発明を適用した場合について説明した
が、フィルムを用いないカメラや、その他種々の光学機
器の光量制御装置としてして適用される。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、結像面に像を形成する光学系と、前記結像面の前
方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合わされて配設さ
れ、前記光軸側の縁部により開口を形成する複数枚の遮
光板と、前記複数枚の遮光板を前記光軸に対して略直交
する方向に移動させ前記開口の開口量を変化させる駆動
機構とを備えた光量制御装置において、遮光板が最も近
傍に配置される結像面周辺の光量低下をなくし、結像面
において良好な像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る光量制御装置の概略図であ
る。
【図2】シャッター羽根を示す正面図である。
【図3】シャッター羽根の要部を示す概略図である。
【図4】第2実施例に係るシャッター羽根の斜視図であ
る。
【図5】第3実施例に係るシャッター羽根の正面図であ
る。
【図6】第4実施例に係るシャッター羽根の平面図であ
る。
【図7】従来の光量制御装置の概略図である。
【図8】従来のシャッター羽根の開口によりフィルム面
での周辺光量の低下を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 光量制御装置 2 撮影光学系 3 フィルム 4,5,30,32 シャッター羽根 10,38 開口 12,14 駆動溝 18 駆動ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像面に像を形成する光学系と、 前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合
    わされて配設され、前記光軸側の縁部により開口を形成
    する複数枚の遮光板と、 前記複数枚の遮光板を前記光軸に対して略直交する方向
    に移動させ前記開口の開口量を変化させる駆動機構と、 を備える光量制御装置において、 前記駆動機構は、前記開口量が小さいとき、前記結像面
    の最も近傍に位置する遮光板の光軸側縁部と光軸との距
    離が、その他の遮光板の光軸側縁部と光軸との距離より
    も大きくなるように構成されている、 ことを特徴とする光量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は、前記開口が大きくなる
    と、前記結像面の最も近傍に位置する遮光板の移動量に
    対する、その他の遮光板の移動量が大きくなるように構
    成されている請求項1記載の光量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各遮光板は前記光軸から離れた箇所
    に配置された軸を中心として回転可能に配設され、前記
    駆動機構は前記軸を中心に前記遮光板を回転させるよう
    に構成されている請求項1または2記載の光量制御装
    置。
  4. 【請求項4】 結像面に像を形成する光学系と、 前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合
    わされて配設され、前記光軸側の縁部により開口を形成
    する複数枚の遮光板と、 前記複数枚の遮光板を前記光軸に対して略直交する方向
    に移動させ前記開口の開口量を変化させる駆動機構と、 を備える光量制御装置において、 前記開口の中心は、前記開口量が小さいとき、前記光学
    系の光軸に対して直交する方向で、かつ、前記結像面の
    最も近傍に位置する遮光板側に偏位して形成される、 ことを特徴とする光量制御装置。
  5. 【請求項5】 結像面に像を形成する光学系と、 前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合
    わされて配設され、前記光軸側の縁部により開口を形成
    する複数枚の遮光板と、 前記複数枚の遮光板を前記光軸に対して略直交する方向
    に移動させ前記開口の開口量を変化させる駆動機構と、 を備える光量制御装置において、 前記開口の中心は、前記光学系の光軸に対して直交する
    方向で、かつ、前記結像面の最も近傍に位置する遮光板
    側に偏位して形成される、 ことを特徴とする光量制御装置。
  6. 【請求項6】 結像面に像を形成する光学系と、 前記結像面の前方箇所で前記光学系の光軸方向で重ね合
    わされ、前記光学系の光軸に対して略直交する面に沿っ
    て移動可能で前記光軸側の縁部により開口を形成する2
    枚の遮光板と、 前記2枚の遮光板を互いに離間接近する方向に移動させ
    て、前記開口の開口量を変化させる駆動機構と、 を備える光量制御装置において、 前記駆動機構は、開口量が小さいとき、前記2つの遮光
    板のうちの前記結像面から遠方に位置する側の遮光板が
    前記光軸を横切り、前記2つの遮光板のうちの前記結像
    面の近傍に位置する側の遮光板に近づいた位置となるよ
    うに構成されている、 ことを特徴とする光量制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296637A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Nidec Copal Corp カメラ用絞り機構
JP2009204423A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Fujitsu Ltd 赤外線撮像装置
JP2011154085A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hoya Corp 開口絞装置
JP2015219339A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 キヤノン電子株式会社 光量調節装置および光学機器

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