JPH0624818Y2 - プログラムシャッタの調整機構 - Google Patents

プログラムシャッタの調整機構

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JPH0624818Y2
JPH0624818Y2 JP8481388U JP8481388U JPH0624818Y2 JP H0624818 Y2 JPH0624818 Y2 JP H0624818Y2 JP 8481388 U JP8481388 U JP 8481388U JP 8481388 U JP8481388 U JP 8481388U JP H0624818 Y2 JPH0624818 Y2 JP H0624818Y2
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JP
Japan
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sector
opening
motor
eccentric shaft
transmission member
Prior art date
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Application number
JP8481388U
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English (en)
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JPH027629U (ja
Inventor
一夫 秋元
美代司 谷川
Original Assignee
株式会社精工舎
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モータ駆動のプログラムシャッタにおけるセ
クタ駆動部の調整手段に関する。
[従来の技術] 一般的に、本出願人がすでに特願昭58−164546
号で提案しているモータの回転量でセクタの開口量を決
定するシャッタは、モータとセクタの位相関係を正確に
合わせる必要がある。ところが、モータの回転をセクタ
に伝達する手段としては一般的に歯車機構が用いられ、
円滑に回転を伝達する為に噛合部にはバックラッシュ、
回転支持部にはクリアランスが設けられる。また、各構
成部品には必ず部品製作誤差を有していると共に、モー
タのステータやロータの磁極の結合力や位置精度等によ
り、ステップ角にも誤差を有している。従ってバックラ
ッシュ、クリアランス、部品誤差、ステップ角誤差等
は、モータとセクタ間の位相誤差となり、この位相誤差
のため正確なセクタ開口量を得ることが難しく、特にカ
メラの被写体が明るい撮影時でセクタ開口量が少ない場
合は非常に問題となる。
上記の如き欠点を改良したモータ駆動のシャッタとして
は、本出願人がすでに実願昭62−36562号で提案
している様に、モータとセクタ駆動部材との位相関係を
変化させる調整部をセクタ駆動部材の軸に配置して、調
整軸を回転させることにより上記位相関係を変化させる
様に構成するというものだった。第3図は従来の調整部
を用いたシャッタの一例であり、カメラの動作前の状態
を示している。第3図においてモータの出力軸1の回転
はピニオン2、アイドラ11、セクタギア10aの歯車
列を介して駆動部材10を回転させ、周縁一部に設けた
カム部10bが、セクタ開閉部材6上に設けられたピン
6aと係合することによりセクタ開閉部材6が頭部に調
整用のスリ割溝の入った偏心軸7のまわりに作動して、
セクタ5a、5bが露光を行うというものだった。
この様な構成において、偏心軸7をドライバー等の調整
具で回転させることによりモータとセクタ開閉部材6と
の位相関係を変化させることは可能である。しかしなが
ら、偏心軸7が調整によって移動するため、セクタ5
a,5bを駆動するセクタピン6bがセクタ5a,5b
の回転軸であるピン9a,9bに対して移動することに
なる。即ち、セクタピン6bはピン9a,9bのほぼ中
間位置を移動すべきところ、調整によって偏りが生じる
ため、二つのセクタ5a,5bの回転量に差を生じ、開
口形状が光軸0に対して著しい非対称を生じ光学的に好
ましくない。また調整量の不連続性を生じるという欠点
があった。
[目的] 本考案は上記の様な欠点を改良し、調整によって上記問
題を生じることなくモータとセクタ開閉部材との位相関
係を調整することが可能である調整機構を提供すること
にある。
[問題点を解決する為の手段] 本考案によれば、レンズ開口を形成する複数のセクタ
と、正逆回転可能に制御出来るモータと、上記モータに
より駆動される駆動部材と、上記駆動部材と連結され作
動される伝達部材と、上記伝達部材と連結され上記セク
タを駆動するセクタ開閉部材とを有して上記セクタの開
閉作動を制御するプログラムシャッタにおいて、上記伝
達部材の回転支持部に偏心調整手段を設けることによ
り、目的を達成している。
[実施例] 以下に本考案の詳細を、図示した実施例に基づいて説明
する。
第1、2図は本考案の実施例であり、本考案に使用され
るステップモータMは、回転自在に支持され径方向に多
極着磁された永久磁石からなるロータと、上記ロータと
関係する少なくとも2つのステータと、上記ステータを
励磁させるコイルとにより構成された公知のステップモ
ータである。1は上記ステップモータMの出力軸で、そ
の先端部にはモータMの回転を伝達する為のピニオン2
が固着されている。3、4は中心にレンズ開口のための
開口0が形成されると共に、互いに重ね合わせることに
よってその間にセクタ室を形成するようにしたほぼ円形
をなす上地板と下地板で、セクタ室の中には2枚のセク
タ5a、5bが格納されている。また、上地板3の上面
にはリング状の駆動部材10がレンズ開口縁3aを案内
として回動可能に取付けられており、その周縁一部に設
けたカム部10bは、伝達部材14上のピン14aに作
用して、伝達部材14を調整用の偏心軸14bのまわり
に揺動させる。偏心軸14bは所定トルクで回転可能に
上地板3に圧入され、上端部に調整溝14cを有してい
る。また、伝達部材14の左端に突出した腕部14dは
セクタ開閉部材6上の駆動部材ピン6aに作用してこの
セクタ開閉部材6を揺動させるように構成されている。
一方、このセクタ開閉部材6にはその先端にセクタピン
6bが設けられると共に、上地板3より突出したピン9
a、9bにより軸支された2枚のセクタ5a、5bは、
この共通のセクタピン6bによって開閉駆動される。セ
クタ開閉部材6の回転軸8は、上地板3に固着されてい
る。調整溝14cをドライバー等の調整具により回動さ
せることにより、伝達部材14が上記偏心に伴って移動
する。従ってピン14aと駆動部材10との位相関係即
ちステップモータと伝達部材14との位相関係を変化さ
せ、且つセクタ開閉部材6を介してセクタの重なり量及
び開口径を変化させることが出来る。
なお、セクタ駆動部材6はバネ12によって駆動部材ピ
ン6aが伝達部材14を介して常に駆動部材10に追従
する様に付勢されている。
以上の構成において以下動作を説明する。
第1図はカメラの動作前の状態を示し、セクタピン6b
と係合している2枚のセクタ5a、5bがレンズ開口0
を閉鎖しており、ステップモータMへも通電していな
い。この状態において、図示されないカメラのレリーズ
手段や測光手段等が作動し、被写体の輝度情報等により
駆動回路からステップモータMへ信号が出力されて、ス
テップモータMの出力軸1が時計方向へ正回転する。こ
の回転はピニオン2、アイドラ11を介してセクタギア
10aに伝達され、駆動部材10を時計方向へ正回転さ
せる。駆動部材10が正回転するに伴なってカム部10
bがピン14aに作用して伝達部材14を押し上げ、同
時に腕部14dによりピン6aに作用してセクタ開閉部
材6を押し上げ、セクタ5が開き運動を開始して露出を
始める。
所定の露光が得られた後、駆動回路によりステップモー
タを逆転させ、駆動部材10は反時計方向へ逆回転し、
カム部10bに追従する伝達部材14は時計方向に回動
して、セクタ5により開口0が閉じられ、露光は終了す
る。露光終了後もステップモータMは逆転を続け、第1
図の状態に復帰してステップモータの回転が終了する。
この様なシャッタ作動において、偏心軸14bを組立工
程においてドライバー等の調整具により回転させること
により、駆動部材10と伝達部材14の位相関係が変化
し、実質的にセクタの作動に偏りを生じることなく調整
される。従って、作動前の2枚のセクタ5a、5bの重
なり量及び開口作動中の開口径が変化するので露光調整
だけでなく、前述した噛合部のバックラッシュ、回転支
持部のクリアランス、部品製作誤差等による位相ズレが
調整出来ることとなる。
[効果] 以上説明した様に、本考案によれば、偏心軸14cを調
整した場合でもセクタ5a,5bの移動を伴わないで、
開口形状の著しい非対称性による光学的問題を生じるこ
とがなく、また、二つのセクタ5a,5bがほぼ同等の
変位をするため、調整量の連続性を維持しつつ連続的に
シャッタを作動させながらの調整が可能となり、調整時
間の低減が可能で、しかも調整工程を自動化する上で有
利となる。
尚、本実施例はステップモータによるものであったが、
正逆回転が制御可能であれば、DCモータ、超音波モー
タ等でも同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図は第1図
の主要断面図、第3図は従来例の実施例である。 M……ステップモータ、 6……セクタ開閉部材、 7……偏心軸、 10……駆動部材、 14……伝達部材、 14c……偏心軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタのベースとなる地板と、レンズ開
    口を形成する複数のセクタと、正逆回転可能に制御出来
    るモータと、上記モータにより駆動される駆動部材と、
    上記駆動部材と連結されて作動され偏心軸により上記地
    板に軸支される伝達部材と、上記伝達部材に連結され上
    記セクタを駆動するセクタ開閉部材を有し上記セクタの
    開閉作動を制御するプログラムシャッタにおいて、上記
    地板に軸支される上記偏心軸の偏心部に上記伝達部材を
    軸支し、上記偏心軸を回動することにより、上記モータ
    と上記セクタ開閉部材との位相関係を変化させるように
    構成したことを特徴としたプログラムシャッタの調整機
    構。
JP8481388U 1988-06-27 1988-06-27 プログラムシャッタの調整機構 Expired - Lifetime JPH0624818Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8481388U JPH0624818Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27 プログラムシャッタの調整機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8481388U JPH0624818Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27 プログラムシャッタの調整機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027629U JPH027629U (ja) 1990-01-18
JPH0624818Y2 true JPH0624818Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31309494

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8481388U Expired - Lifetime JPH0624818Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27 プログラムシャッタの調整機構

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