JPH078681Y2 - システム天井及びシステム天井接合部用パッキング - Google Patents

システム天井及びシステム天井接合部用パッキング

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JPH078681Y2
JPH078681Y2 JP9056691U JP9056691U JPH078681Y2 JP H078681 Y2 JPH078681 Y2 JP H078681Y2 JP 9056691 U JP9056691 U JP 9056691U JP 9056691 U JP9056691 U JP 9056691U JP H078681 Y2 JPH078681 Y2 JP H078681Y2
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JP
Japan
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frame
packing
gutter
shaped body
ceiling
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JP9056691U
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JPH0585908U (ja
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直樹 渡辺
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Airtech Japan Ltd
Original Assignee
Airtech Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クリーンルームの天井
部分を構成するためのフレーム同士を気密に接合したシ
ステム天井及びシステム天井を気密にするためのパッキ
ングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームの天井は、格子状に組み
立てたフレーム材に高性能エアフィルタ,化粧パネル,
照明器具取り付けパネル等を隙間なく取り付けて構成さ
れる。天井の上側は、高性能エアフィルタ経由でクリー
ンルームに供給される空気がファンによって圧送されて
いるため天井下側の室内より気圧が高くなっている。そ
のため天井構成材相互の間に少しでも隙間があると、微
細なごみを多量に含む空気がエアフィルタを経由するこ
となしにクリーンルームに漏れてしまい、クリーンルー
ム内空気の清浄度を著しく悪化させる。リークと呼ばれ
るこの漏れ現象を防ぐため、クリーンルームの天井構成
材は高性能エアフィルタの形状や寸法に合わせて完全に
規格化されているのが普通であり、フレームとフレーム
の接合部やフレームに対するエアフィルタの取り付け部
は、完全な気密性を確保できるように工夫されている。
このような規格化された天井は、一般にシステム天井と
呼ばれている。
【0003】システム天井は、要求される高度の気密性
を達成するために、通常の天井には採用されていないよ
うなフレームやシール材を使用する。例えば、図4,図
5に示したように、高性能フィルタ51を支持し長手方向
に延びるフレーム52は、その下端縁に長手方向に延びる
樋状体53を形成し、樋状体53で、高性能フィルタ51のフ
ィルタ本体54端部周縁にあってフィルタ本体54の下方ま
で延びている枠体55を支え、樋状体53内に液状シール材
56を充填しておき、このフレーム52に取り付けられた高
性能フィルタ51の枠55の下端が該液状シール材56に没す
るようにすることにより、フレーム52と高性能フィルタ
51との間を経由するリークを防ぐ。また、フレーム52と
フレーム52との間のすべての接合部は、コーキング材57
を塗布してシールすることにより、樋状体53に入れた液
状シール材56の漏れと空気のリークを防ぐ。
【0004】しかしながら、リークを起こす可能性のあ
る箇所は他にも無数にあり、それらのすべてをコーキン
グ材でシールする作業はきわめて手間と時間を要する作
業であるから、工期短縮とコスト低減の大きな障害とな
っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の点に鑑みて、本
考案は、クリーンルームのシステム天井を作る際のコー
キング材によるシール箇所を減らし、クリーンルーム施
工に要する期間の短縮および人件費の削減を可能にする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】システム天井は、液状シ
ール材充填用樋状体を有するフレーム、及び、前記樋状
体の端部を嵌合するための嵌合溝を設けた弾性を有する
パッキングとよりなり、樋状体端部をパッキングの嵌合
溝に嵌合し、接合するフレームの接合位置にパッキング
を当接し、両フレームを固定した。システム天井構成用
フレーム接合部用パッキングは、液状シール材を満たす
樋状体を有するフレームの樋状体の端面を被覆可能な形
状とし弾性を有するパッキングに、該パッキングを上記
樋状体の端部に嵌着可能にする嵌合溝を設けた。
【0007】
【作用】本考案のパッキングは、天井部分全面にフレー
ムに支持された高性能フィルタを張ろうとするようなと
き、一方のフレームの端面を他のフレームの側面に付き
合わせて接合する部分に使用する。パッキングは、上記
一方のフレームの端部にフレーム端部嵌合溝を利用して
嵌着し、フレームの樋状部分の端面を覆わせる。この状
態にして上記フレーム間接合を行うと、付き合わされる
フレーム端面とフレーム側面との間に弾性変形可能なパ
ッキングが介在することになり、コーキング材を使用し
なくても気密な接合が行われる。このようにしてフレー
ムを組み上げ、高性能フィルタを支持する天井とする。
【0008】
【実施例】本考案の実施の一例を図面と共に次に説明す
る。
【0009】図1は、本考案によるパッキング1をフレ
ーム2とフレーム3のT字状付き合わせ接合におけるシ
ール材として使用しようとする状態を示す。フレーム
2,3は、天井に高性能フィルタを支える図4,図5に
示す従来例のものと同構造のものを実施例として示す。
その断面を図3に示す。中央の幹部分4を断面ロ字状の
中空体とし、上縁部5は天井等からフレーム2,3を吊
り下げる際の支持部材を係止できる構造とし、下縁部両
側には上方が開いた樋状体6,6を対称形に設ける。上
縁部5と下縁部の樋状体6,6との間の幹部分4は凹部
7を形成する。
【0010】フレーム2の側部にフレーム3をT字状に
突出して接続する場合、前記凹部7に、フレーム2,3
同士を接合固定する際の接合用T字状金具8を取り付け
る。即ち、接合用T字状金具8の基部9を凹部7に嵌合
し、螺子10により接合用T字状金具8をフレーム2に取
り付ける。接合用T字状金具8は、基部9に突出部11を
垂直に突出して設け、突出部11には固定螺子挿通孔12が
穿設されている。
【0011】パッキング1は合成ゴム製のものであっ
て、端部を接続するフレーム3の樋状体6,6の形状に
合わせてそれより幅広の山の字状をしている。また、そ
の左右二箇所、フレーム3の樋状体6の側壁13の端面14
に対向する部分の周縁に設けた隆起15によって形成され
た嵌合溝16があって、そこにフレーム3の樋状体6の側
壁13の端部17が嵌合可能となっている。
【0012】パッキング1を使用して上述の接合を行う
場合は、接続するフレームを側面に受けるフレーム(図
示の例ではフレーム2)の、接続位置の樋状体6の側壁
13を接続するフレーム3の断面と相似形に、それより若
干小さく切り欠いておく。これは、接続後樋状体6内に
液状シール材を注入したときに各フレームに亘って液状
シール材が流れ易くなるようにするためである。フレー
ム2に接合用T字状金具8を固定した後、嵌合溝16に側
壁13の端部17を嵌入させることにより端部17にパッキン
グ1を固定したフレーム3を、接合用T字状金具8の側
方突出部分11に向かって接近させ、幹部分4の中間空洞
部18に側方突出部分11を嵌入させる。さらにフレーム3
をフレーム2に接近させると、フレーム3の端部17に固
定されたパッキング1はフレーム2の樋状体6の側面13
の密着領域19に接する。次いで固定螺子20を固定螺子挿
通孔21,12に通して締め付け、接続用T字状金具8の側
方突出部分11とフレーム3とを連結すると、図2に示し
たように、フレーム2とフレーム3が間にパッキング1
を介在させた状態でT字接合される。そして、図3に示
す如く、高性能フィルタ51の枠体55を樋状体6内に挿入
した状態でフレーム2,3に支持し、樋状体6内に液状
シール材56を注入することによりシステム天井が得られ
る。このときパッキング1が強く圧迫されるように固定
螺子20の挿通孔の位置を選んでおけば、樋状部分9とフ
レーム2の側面4との接合は気密に行われ、コーキング
材によるシールを施さなくても、塵埃含有空気のリーク
や液状シール材の漏れは生じない。
【0013】上記の実施例にあっては、フレーム2とフ
レーム3とをT字状に接合する例につき説明したが、L
字状に接合することも勿論可能であって、そのときは単
にパッキングの形状を接合するフレームの断面に応じて
変更するだけで良い。
【0014】
【考案の効果】上述のように、本考案のパッキングを用
いればフレームの接合における接合部はコーキング材に
よるシールを施さなくても気密に接合が行われる。従っ
て、コーキング材によるシールを施さなくても、塵埃含
有空気のリークや液状シール材の漏れは生じない。
【0015】また、このパッキングは、付き合わせ接合
するフレームの端部に予め嵌着しておくことができるか
ら、位置合わせをする煩わしさがなく、シール効果も確
実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例とそれを用いて行うフレーム接合
方法を示す斜視図である。
【図2】図1に示したフレームの接合を完了した状態を
示す平面図である。
【図3】フィルタを支えている状態のフレームの縦断面
図である。
【図4】従来例を示す平面図である。
【図5】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 パッキング 2,3 フレーム 8 接合用T字状金具 13 樋状部分 14 端面 16 嵌合溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状シール材充填用樋状体を有するフレ
    ーム、及び、前記樋状体の端部を嵌合するための嵌合溝
    を設けた弾性を有するパッキングとよりなり、樋状体端
    部をパッキングの嵌合溝に嵌合し、接合するフレームの
    接合位置にパッキングを当接し、両フレームを固定して
    なるシステム天井。
  2. 【請求項2】 液状シール材を満たす樋状体を有するフ
    レームの樋状体の端面を被覆可能な形状とし弾性を有す
    るパッキングに、該パッキングを上記樋状体の端部に嵌
    着可能にする嵌合溝を設けてなるシステム天井構成用フ
    レーム接合部用パッキング。
JP9056691U 1991-10-08 1991-10-08 システム天井及びシステム天井接合部用パッキング Expired - Lifetime JPH078681Y2 (ja)

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JPH0585908U JPH0585908U (ja) 1993-11-19
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