JPH0585908U - システム天井及びシステム天井接合部用パッキング - Google Patents

システム天井及びシステム天井接合部用パッキング

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JPH0585908U
JPH0585908U JP9056691U JP9056691U JPH0585908U JP H0585908 U JPH0585908 U JP H0585908U JP 9056691 U JP9056691 U JP 9056691U JP 9056691 U JP9056691 U JP 9056691U JP H0585908 U JPH0585908 U JP H0585908U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、クリーンルームのシステム
天井を作る際のコーキング材によるシール箇所を減ら
し、クリーンルーム施工に要する期間の短縮および人件
費の削減を可能にする手段を提供することにある。 【構成】 液状シール材56充填用樋状体6を有するフレ
ーム2,3、及び、前記樋状体6の端部17を嵌合するた
めの嵌合溝16を設けた弾性を有するパッキング1とより
なり、樋状体6端部17をパッキング1の嵌合溝16に嵌合
し、接合するフレーム2,3の接合位置にパッキング1
を当接し、両フレームを固定してなるシステム天井とし
た。液状シール材56を満たす樋状体6を有するフレーム
2,3の樋状体6の端面14を被覆可能な形状とし弾性を
有するパッキング1に、該パッキング1を上記樋状体6
の端部17に嵌着可能にする嵌合溝16を設けたパッキング
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クリーンルームの天井部分を構成するためのフレーム同士を気密に 接合したシステム天井及びシステム天井を気密にするためのパッキングに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
クリーンルームの天井は、格子状に組み立てたフレーム材に高性能エアフィル タ,化粧パネル,照明器具取り付けパネル等を隙間なく取り付けて構成される。 天井の上側は、高性能エアフィルタ経由でクリーンルームに供給される空気がフ ァンによって圧送されているため天井下側の室内より気圧が高くなっている。そ のため天井構成材相互の間に少しでも隙間があると、微細なごみを多量に含む空 気がエアフィルタを経由することなしにクリーンルームに漏れてしまい、クリー ンルーム内空気の清浄度を著しく悪化させる。リークと呼ばれるこの漏れ現象を 防ぐため、クリーンルームの天井構成材は高性能エアフィルタの形状や寸法に合 わせて完全に規格化されているのが普通であり、フレームとフレームの接合部や フレームに対するエアフィルタの取り付け部は、完全な気密性を確保できるよう に工夫されている。このような規格化された天井は、一般にシステム天井と呼ば れている。
【0003】 システム天井は、要求される高度の気密性を達成するために、通常の天井には 採用されていないようなフレームやシール材を使用する。例えば、図4,図5に 示したように、高性能フィルタ51を支持し長手方向に延びるフレーム52は、その 下端縁に長手方向に延びる樋状体53を形成し、樋状体53で、高性能フィルタ51の フィルタ本体54端部周縁にあってフィルタ本体54の下方まで延びている枠体55を 支え、樋状体53内に液状シール材56を充填しておき、このフレーム52に取り付け られた高性能フィルタ51の枠55の下端が該液状シール材56に没するようにするこ とにより、フレーム52と高性能フィルタ51との間を経由するリークを防ぐ。また 、フレーム52とフレーム52との間のすべての接合部は、コーキング材57を塗布し てシールすることにより、樋状体53に入れた液状シール材56の漏れと空気のリー クを防ぐ。
【0004】 しかしながら、リークを起こす可能性のある箇所は他にも無数にあり、それら のすべてをコーキング材でシールする作業はきわめて手間と時間を要する作業で あるから、工期短縮とコスト低減の大きな障害となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の点に鑑みて、本考案は、クリーンルームのシステム天井を作る際のコー キング材によるシール箇所を減らし、クリーンルーム施工に要する期間の短縮お よび人件費の削減を可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
システム天井は、液状シール材充填用樋状体を有するフレーム、及び、前記樋 状体の端部を嵌合するための嵌合溝を設けた弾性を有するパッキングとよりなり 、樋状体端部をパッキングの嵌合溝に嵌合し、接合するフレームの接合位置にパ ッキングを当接し、両フレームを固定した。システム天井構成用フレーム接合部 用パッキングは、液状シール材を満たす樋状体を有するフレームの樋状体の端面 を被覆可能な形状とし弾性を有するパッキングに、該パッキングを上記樋状体の 端部に嵌着可能にする嵌合溝を設けた。
【0007】
【作用】
本考案のパッキングは、天井部分全面にフレームに支持された高性能フィルタ を張ろうとするようなとき、一方のフレームの端面を他のフレームの側面に付き 合わせて接合する部分に使用する。パッキングは、上記一方のフレームの端部に フレーム端部嵌合溝を利用して嵌着し、フレームの樋状部分の端面を覆わせる。 この状態にして上記フレーム間接合を行うと、付き合わされるフレーム端面とフ レーム側面との間に弾性変形可能なパッキングが介在することになり、コーキン グ材を使用しなくても気密な接合が行われる。このようにしてフレームを組み上 げ、高性能フィルタを支持する天井とする。
【0008】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面と共に次に説明する。
【0009】 図1は、本考案によるパッキング1をフレーム2とフレーム3のT字状付き合 わせ接合におけるシール材として使用しようとする状態を示す。フレーム2,3 は、天井に高性能フィルタを支える図4,図5に示す従来例のものと同構造のも のを実施例として示す。その断面を図3に示す。中央の幹部分4を断面ロ字状の 中空体とし、上縁部5は天井等からフレーム2,3を吊り下げる際の支持部材を 係止できる構造とし、下縁部両側には上方が開いた樋状体6,6を対称形に設け る。上縁部5と下縁部の樋状体6,6との間の幹部分4は凹部7を形成する。
【0010】 フレーム2の側部にフレーム3をT字状に突出して接続する場合、前記凹部7 に、フレーム2,3同士を接合固定する際の接合用T字状金具8を取り付ける。 即ち、接合用T字状金具8の基部9を凹部7に嵌合し、螺子10により接合用T字 状金具8をフレーム2に取り付ける。接合用T字状金具8は、基部9に突出部11 を垂直に突出して設け、突出部11には固定螺子挿通孔12が穿設されている。
【0011】 パッキング1は合成ゴム製のものであって、端部を接続するフレーム3の樋状 体6,6の形状に合わせてそれより幅広の山の字状をしている。また、その左右 二箇所、フレーム3の樋状体6の側壁13の端面14に対向する部分の周縁に設けた 隆起15によって形成された嵌合溝16があって、そこにフレーム3の樋状体6の側 壁13の端部17が嵌合可能となっている。
【0012】 パッキング1を使用して上述の接合を行う場合は、接続するフレームを側面に 受けるフレーム(図示の例ではフレーム2)の、接続位置の樋状体6の側壁13を 接続するフレーム3の断面と相似形に、それより若干小さく切り欠いておく。こ れは、接続後樋状体6内に液状シール材を注入したときに各フレームに亘って液 状シール材が流れ易くなるようにするためである。フレーム2に接合用T字状金 具8を固定した後、嵌合溝16に側壁13の端部17を嵌入させることにより端部17に パッキング1を固定したフレーム3を、接合用T字状金具8の側方突出部分11に 向かって接近させ、幹部分4の中間空洞部18に側方突出部分11を嵌入させる。さ らにフレーム3をフレーム2に接近させると、フレーム3の端部17に固定された パッキング1はフレーム2の樋状体6の側面13の密着領域19に接する。次いで固 定螺子20を固定螺子挿通孔21,12に通して締め付け、接続用T字状金具8の側方 突出部分11とフレーム3とを連結すると、図2に示したように、フレーム2とフ レーム3が間にパッキング1を介在させた状態でT字接合される。そして、図3 に示す如く、高性能フィルタ51の枠体55を樋状体6内に挿入した状態でフレーム 2,3に支持し、樋状体6内に液状シール材56を注入することによりシステム天 井が得られる。このときパッキング1が強く圧迫されるように固定螺子20の挿通 孔の位置を選んでおけば、樋状部分9とフレーム2の側面4との接合は気密に行 われ、コーキング材によるシールを施さなくても、塵埃含有空気のリークや液状 シール材の漏れは生じない。
【0013】 上記の実施例にあっては、フレーム2とフレーム3とをT字状に接合する例に つき説明したが、L字状に接合することも勿論可能であって、そのときは単にパ ッキングの形状を接合するフレームの断面に応じて変更するだけで良い。
【0014】
【考案の効果】
上述のように、本考案のパッキングを用いればフレームの接合における接合部 はコーキング材によるシールを施さなくても気密に接合が行われる。従って、コ ーキング材によるシールを施さなくても、塵埃含有空気のリークや液状シール材 の漏れは生じない。
【0015】 また、このパッキングは、付き合わせ接合するフレームの端部に予め嵌着して おくことができるから、位置合わせをする煩わしさがなく、シール効果も確実で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例とそれを用いて行うフレーム接合
方法を示す斜視図である。
【図2】図1に示したフレームの接合を完了した状態を
示す平面図である。
【図3】フィルタを支えている状態のフレームの縦断面
図である。
【図4】従来例を示す平面図である。
【図5】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 パッキング 2,3 フレーム 8 接合用T字状金具 13 樋状部分 14 端面 16 嵌合溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状シール材充填用樋状体を有するフレ
    ーム、及び、前記樋状体の端部を嵌合するための嵌合溝
    を設けた弾性を有するパッキングとよりなり、樋状体端
    部をパッキングの嵌合溝に嵌合し、接合するフレームの
    接合位置にパッキングを当接し、両フレームを固定して
    なるシステム天井。
  2. 【請求項2】 液状シール材を満たす樋状体を有するフ
    レームの樋状体の端面を被覆可能な形状とし弾性を有す
    るパッキングに、該パッキングを上記樋状体の端部に嵌
    着可能にする嵌合溝を設けてなるシステム天井構成用フ
    レーム接合部用パッキング。
JP9056691U 1991-10-08 1991-10-08 システム天井及びシステム天井接合部用パッキング Expired - Lifetime JPH078681Y2 (ja)

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JPH078681Y2 JPH078681Y2 (ja) 1995-03-06

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