JPH0515927Y2 - - Google Patents

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JPH0515927Y2
JPH0515927Y2 JP16055388U JP16055388U JPH0515927Y2 JP H0515927 Y2 JPH0515927 Y2 JP H0515927Y2 JP 16055388 U JP16055388 U JP 16055388U JP 16055388 U JP16055388 U JP 16055388U JP H0515927 Y2 JPH0515927 Y2 JP H0515927Y2
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ceiling
annular groove
clean
clean unit
inner flange
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上面を開口とする断面半円形状のフ
イルタ装置の前記開口を天板により覆つて成るク
リーンユニツトを、直列に複数接続して成る天吊
型クリーンユニツトの接続構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、クリーンルームとしては、例えば第6図
に示す全面ラミナーフロー方式(全面天井吹出方
式)や第7図に示すコンベンシヨナル方式(部分
吹出方式)が知られている。
全面ラミナーフロー方式では、第6図に示す如
く、クリーンルームRの上部一杯に天井チヤンバ
ーTcを設け、この天井チヤンバーTcの下面全体
にフイルタHとしてHEPAフイルタ(High
Efficiency Particulate Airfilter)を敷設し、室
外に設けた送風機Fと送気ダクトDsによつて天
井チヤンバーTcとクリーンルームRとを連通し、
送風機Fによつて循環空気aを上記フイルタHを
通過させることにより循環空気aの清浄度を高め
ると共に、クリーンルームRへ下降層流を吹き出
している。
又、コンベンシヨナル方式では、第7図に示す
如く、クリーンルームRの上部に張設した天井板
Tbの所要箇所にフイルタHを下面に設けたフイ
ルタチヤンバーHcを複数個配設し、夫々に分岐
した送気ダクトDsを導き、この送気ダクトDsと
連設してある送風機Fによつて、クリーンルーム
R内へ清浄度を高めた清浄空気aを部分的に下方
へ吹き出している。
これらのフイルタHは、全面ラミナーフロー方
式及びコンベンシヨナル方式に於ても、接続する
場合には、各接続部から空気が漏れないようにシ
ールされている。
これを第8図に基づいて説明する。フイルタH
の側部には、外側フランジFが設けられ、その外
側フランジFはシール剤Sを充填した容器B内に
嵌入されている。そして、各容器Bは外側フラン
ジFと連結するか、或いは壁面等に固定すること
によつて支持されている。
斯くして形成されたシール構造Xでは、矢印の
如く空気がフイルタHに向かつて流れて来ると、
各フイルタHとの隙間Y及びフイルタHと壁面W
との隙間Zに於て、シール剤Sを充填した容器B
が位置しているので、室内側に流出することが無
い。従つて、空気は、フイルタHを通つて清浄化
された後に、室内に流入することとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、斯かる従来のフイルタHの接続構造に於
ては、フイルタHに外側フランジFを設けると共
に、その外側フランジFをシール剤Sを充填した
容器B内に嵌入させる方式を採るため、各容器B
を室内側に突出させる必要があり、清浄空気aの
流れに支障を与える虞がある。又、フイルタHの
接続と容器Bの取付とを各別に行なう必要がある
ため、フイルタ装置の敷設工事が大掛かりとなる
という不具合があつた。
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、室内側への突出を
無くし、且つ特別な機器を介することなく接続す
ることを可能とした天吊型クリーンユニツトの接
続構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の天吊型クリーンユニツトの接続
構造は、上面を開口とする断面半円形状のフイル
タ装置の前記開口を天板により覆つて成るクリー
ンユニツトを、直列に複数接続して成る天吊型ク
リーンユニツトに於て、前記クリーンユニツトの
両端面に夫々内側フランジを形成すると共に、一
方の内側フランジに沿つて環状凹溝を形成し、他
方の内側フランジに沿つて前記環状凹溝に挿入可
能な形状の環状凸部を形成し、更に前記環状凹溝
内にシール剤を充填して成るものである。
請求項2記載の天吊型クリーンユニツトの接続
構造は、請求項1記載の天吊型クリーンユニツト
の接続構造に於て、一方の内側フランジに形成し
た環状凹溝の外側に複数の位置決め部材を設ける
と共に、他方の内側フランジに形成した環状凸部
の外側に上記位置決め部材と係合可能な複数の位
置決め部材を設けたものである。
〔作用〕
請求項1に記載された天吊型クリーンユニツト
の接続構造に於ては、一方の内側フランジに沿つ
て形成した環状凹溝にシール剤を充填した後、こ
の環状凹溝に他方の内側フランジに沿つて形成し
た環状凸部を挿入すると、環状凸部はシール剤を
押し出し乍ら環状凹溝内に嵌入する。そして、2
つの2つの天吊型クリーンユニツトの接続部をシ
ール剤を介在させて気密にシールすることができ
る。
請求項2に記載された天吊型クリーンユニツト
の接続構造に於ては、環状凹溝と環状凸部との係
合に際し、両者に設けた位置決め部材が同時に係
合するから、環状凹溝と環状凸部との係合時の位
置決めが為される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例に係る天
吊型クリーンユニツトの接続構造を示し、図に於
て、1は断面半円形状の天吊型クリーンユニツト
を現す。
この天吊型クリーンユニツト1は、供給された
空気をろ過し、室内に清浄空気を吹き出すための
HEPAフイルタ2が配されている。このHEPA
フイルタ2は、断面形状が略半円形状を為すよう
に、表面側にエキスバンドメタル3が取り付けら
れ、内側にパンチングメタル4が取り付けられて
いる。このHEPAフイルター2としては、セパ
レータが配設されていないクリーンルーム用エア
フイルタが使用されている。そして、HEPAフ
イルタ2内には、所定間隔でI型をした支持金具
が取り付けられ、フイルタ形状の保持をしてい
る。又、この天吊型クリーンユニツト1の上部に
は、天板6が取り付けられて、開口部5を覆つて
いる。そして、この天板6には、支持用の取付金
具7が設けられている。
又、天吊型クリーンユニツト1の両端部には、
断面形状が略半円形状を為す内側フランジ8,9
が取付られている。そして、一方の内側フランジ
8には、第2図に示す如く、その壁面に沿つて環
状凹溝81が形成されている。この環状凹溝81
は、例えばネオプレンスポンジ等の柔質材によつ
て形成されている。又、他方の内側フランジ9に
は、第3図に示す如く、その壁面に沿つて前記環
状凹溝81に挿入可能な形状の環状凸部91が形
成されている。この環状凸部91は、例えばネオ
プレンゴム等の硬質材によつて形成されている。
更に、内側フランジ8,9には、環状凹溝81
と環状凸部91とが設けられている部位よりも外
側に位置決め用の突起92と凹部82とが夫々3
個ずつ設けられている。本例では、内側フランジ
8側に凹部82が設けられ、内側フランジ9側に
突起92が設けられている。
次に、斯くして構成された本実施例の作用を説
明する。
先ず、例えば第5図に示す如く、接続する一方
の天吊型クリーンユニツト1の内側フランジ8側
の環状凹溝81にシール剤10を充填する。そし
て、接続する他方の天吊型クリーンユニツト1の
内側フランジ9側の環状凸部91が環状凹溝81
と対向するように配すると共に、内側フランジ8
側の位置決め用の凹部82と内側フランジ9側の
凸部92が対向するように配する。次いで、両天
吊型クリーンユニツト1,1を接近すると、第4
図に示す如く、両環状凹溝81に充填したシール
剤10を環状凸部91で押し出し乍ら、環状凸部
91を環状凹溝81内に嵌入すると同時に、位置
決め用の凸部92が凹部82内に嵌入する。
第4図に示す如く、位置決め用の凹部82と凸
部92とが嵌合すると、両天吊型クリーンユニツ
ト1,1はそれ以上接近することができなくな
り、この状態で両者が接続されたことになる。こ
の時には、第4図に示す如く、環状凹溝81内に
充填したシール剤10は溢れ出し、環状凹溝81
と環状凸部91との嵌合部が気密状態になるよう
に十分にその部位をシールすることになる。
以上の如く、本実施例によれば、直列に接続す
る両天吊型クリーンユニツト1,1の一方に設け
た環状凹溝81内にシール剤10を充填した後、
両者に設けた環状凹溝81と環状凸部91、及び
位置決め用凹部82と突起92とを対向させると
共に、これらを嵌合させることによつて天吊型ク
リーンユニツト1,1を正確に接続することがで
きる。
而も、斯くして接続された天吊型クリーンユニ
ツト1,1の接続部では、従来の接続方式の如く
フランジが突出することが無いので、HEPAフ
イルタ2から吹き出された清浄空気がフランジに
よつて支障を受ける虞が無くなる。又、シール剤
10は接続面で支持されるため、従来方式の如く
シール剤を充填保持する容器を取り付ける部位を
別途に設ける等の煩雑な作業が不要となる。
尚、上記実施例では、位置決め用の凹部82と
突起92を設けたが、省略することもできる。そ
れは、シール性能を高めるためには極めて粘性の
有る例えばイソブチレンを主体とし、一部n−ブ
テンが反応した共重合物質をシール剤10を使用
するので、位置決めの凹部82と突起92とを設
けなくても、環状凹溝81内に環状凸部91が嵌
入すると、それ以上の侵入が困難となり、両者が
所定距離に接近したことを感知することが可能で
あるからである。
又、上記実施例では、セパレータ無しの
HEPAフイルタ2を使用したが、セパレータ付
きのものであつても良く、更に、保護又は補強の
ための部材をHEPAフイルタ2の前後に設けな
いものであつても良い。
〔考案の効果〕
以上の如く、請求項1に記載された天吊型クリ
ーンユニツトの接続構造によれば、接続面側で気
密に接続できる部材が設けられているので、接続
すべき天吊型クリーンユニツトを、両者に設けた
環状凹溝と環状凸部とが嵌合するように当接させ
ることによつて接続させることが可能となる。従
つて、接続部が天吊型クリーンユニツトの面から
突出することが無くなり、吹き出される清浄空気
の流れを阻害するとか、無用な清浄空気の滞り部
位を形成する等の不具合が無くなる。又、シール
剤を支持、保持する部材を設けることが不要とな
るため、接続構造が簡単となると共に、接続作業
が簡便となる。
又、請求項2に記載された天吊型クリーンユニ
ツトの接続構造によれば、上記請求項1の効果に
加えて、接続すべき天吊型クリーンユニツト同士
の位置決めが正確に行なわれることとなり、接続
部からの供給空気の漏れが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る天吊型クリー
ンユニツトの接続構造を示す一部切り欠き側面図
である。第2図は第1図に於ける一方の天吊型ク
リーンユニツトの側面図である。第3図は第1図
に於ける他方の天吊型クリーンユニツトの側面図
である。第4図は第1図に於ける天吊型クリーン
ユニツトの接続構造の拡大断面図である。第5図
は第1図に於ける天吊型クリーンユニツトの接続
構造を構築する前の状態を示す拡大断面図であ
る。第6図は従来の全面ラミナーフロー方式によ
るクリーンルームの概略構成を示す正面図であ
る。第7図は従来のコンベンシヨナル方式による
クリーンルームの概略構成を示す正面図である。
第8図は従来に於けるクリーンユニツトの接続構
造を示す説明図である。 主要な部分の符号の説明、1……天吊型クリー
ンユニツト、2……HEPAフイルタ、5……開
口部、6……天板、8,9……内側フランジ、8
1……環状凹溝、82……位置決め用凹部、91
……環状凸部、92……位置決め用の突起、10
……シール剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上面を開口とする断面半円形状のフイルタ装
    置の前記開口を天板により覆つて成るクリーン
    ユニツトを、直列に複数接続して成る天吊型ク
    リーンユニツトに於て、前記クリーンユニツト
    の両端面に夫々内側フランジを形成すると共
    に、一方の内側フランジに沿つて環状凹溝を形
    成し、他方の内側フランジに沿つて前記環状凹
    溝に挿入可能な形状の環状凸部を形成し、更に
    前記環状凹溝内にシール剤を充填して成る天吊
    型クリーンユニツトの接続構造。 (2) 請求項1記載の天吊型クリーンユニツトの接
    続構造に於て、一方の内側フランジに形成した
    環状凹溝の外側に複数の位置決め部材を設ける
    と共に、他方の内側フランジに形成した環状凸
    部の外側に上記位置決め部材と係合可能な複数
    の位置決め部材を設けた天吊型クリーンユニツ
    トの接続構造。
JP16055388U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0515927Y2 (ja)

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JP2014061507A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Japan Vilene Co Ltd フィルタユニットの連結構造体

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