JP2002267224A - 既設室のクリーンルーム化方法及び外付け式フィルタユニット - Google Patents

既設室のクリーンルーム化方法及び外付け式フィルタユニット

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JP2002267224A
JP2002267224A JP2001060190A JP2001060190A JP2002267224A JP 2002267224 A JP2002267224 A JP 2002267224A JP 2001060190 A JP2001060190 A JP 2001060190A JP 2001060190 A JP2001060190 A JP 2001060190A JP 2002267224 A JP2002267224 A JP 2002267224A
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ceiling
room
filter unit
filter
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Akitaka Shibata
章貴 柴田
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーン化工事の作業日数を短縮すると共
に、コストを低減する。 【解決手段】天井接合部と高機能フィルタから構成され
る外付け式フィルタユニットを既存の空気吹出口に被せ
て天井に取り付けることで室のクリーンルーム化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既設室のクリーンル
ーム化方法及び外付け式フィルタユニットに係り、特に
既設室を対象にして、工事作業を軽減化してクリーン化
する方法並びにこの工事で新設されるフィルタユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場などの新設工事に伴って
クリーンルームが構築されるが、最近の設備更新などク
リーンルームの需要の増加に伴って既設室のクリーン化
工事の要求も増えつつあり、既設建屋を利用して低コス
トでクリーンルーム化する要請もあって、クリーン化工
事に関する技術の改良が急がれている。
【0003】従来、既設室のクリーン化を行う場合、図
6に示すようなフィルタユニットを新設する。このフィ
ルタユニット1は、フィルタケーシング2、このケーシ
ング2に内蔵されるフィルタ3、並びに吹出口に設けら
れる整流板(パンチンググリル)4から構成される。こ
のようなフィルタユニット1を既設室に設備することに
よって、既設室のクリーンルーム化ができる。
【0004】実際のクリーン化を行う作業工程を図7に
示す。図示のように、最初に天井5を解体し(同図
(1))、既設空調空気の吹出口6及びダクト7を撤去
した後(同図(2))、フィルタユニット1を新設して
新たなダクト8を接続し(同図(3))、天井5を復旧
する(同図(4))という工程を経てクリーンルーム化
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のフィ
ルタユニット1を用いたクリーンルーム化工事は、天井
の解体・復旧工事やダクト工事の必要があるため、作業
日数が掛かり、労務費、材料費共に大きいという欠点が
ある。また、できるだけ早く生産ラインを稼働させるた
めに、工事にかかる日数を短くしたいという要望が強
い。作業工程を短くするためには、ダクト系の上流にフ
ィルタを新設するという方法が考えられるが、室内で十
分なクリーン度を確保するためにはダクト系の末端であ
る吹出口にフィルタを設けるのが望ましい。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解
消し、クリーン化工事の作業日数を短縮すると共に、コ
ストを低減することが可能な既設室のクリーンルーム化
方法及び外付け式フィルタユニットを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る既設室のクリーンルーム化方法は、天
井接合部と高機能フィルタから構成される外付け式フィ
ルタユニットを既存の空気吹出口に被せて天井に取り付
けることで室のクリーンルーム化を行うことにより上記
目的を達成するように構成した。
【0008】また、本発明に係る外付け式フィルタユニ
ットは、室の空調空気吹出口を囲み吹出空気を取り込む
とともに取り込み空気の吐出部を有し天井面に気密に取
り付けられる天井接合フレームと、当該天井接合フレー
ムの前記空気吐出部に装着される高機能フィルタとから
構成され、既設室の空気吹出口全体を被って後付設置可
能としたものである。
【0009】すなわち、外付け式のフィルタユニットを
天井面への接合部と、当該接合部を介して吹き出される
空気を透過させるフィルタとから構成し、既存の吹出口
に天井接合部を被せることで室のクリーン化を簡単に行
うことができるようにしている。好ましくは接合部の開
口形状を円形若しくは角形に分類する。これによって、
既存の吹出口にフィルタユニットを被せることで、天井
の解体を要することなく、クリーン化工事を容易に行う
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る既設室のク
リーンルーム化方法及び外付け式フィルタユニットの具
体的実施の形態を、図面を参照しながら、詳細に説明す
る。図1は実施形態に係る外付け式フィルタユニットの
取付作業状態の作業工程図であり、図2〜4は外付けフ
ィルタユニットにおける構成部材の詳細図である。この
実施形態は、天井面に同心円形状のアネモスタッド型の
空気吹出口が形成されている既設室をクリーンルーム化
する場合に適用したものである。
【0011】まず、実施形態の外付け式フィルタユニッ
ト10を図2〜4に基づいて説明する。実施形態に係る
フィルタユニット10は図2に示される天井接合フレー
ム12と、図3に示される高機能フィルタ14いわゆる
HEPAフィルタとを主要素として構成される。天井接
合フレーム12は短尺の矩形ダクト形態をなしており、
上下に貫通する風洞が断面コ字形状のCチャンネル材を
矩形に曲げ加工して形成されている。この天井接合フレ
ーム12はクリーンルーム化しようとする既設室の天井
16に取り付けられている空調空気の吹出口18を内包
するように天井16面に取り付け、吹出空気を全面的に
取り込むようにしている。空気吹出口18は前述したよ
うにアネモスタッド型であるため、実施形態の天井接合
フレーム12の上面開口は、図2(1)に示しているよ
うに、円形開口20とされ、吹出口18の周囲を取り囲
むようにして天井16に接合される。接合面部分にはパ
ッキン22が張り付けられ、ボルト締めするためのボル
ト孔24が穿設されている。これによって、空気吹出口
18を覆うように天井接合フレーム12が天井16面に
取り付けられ、ボルトを締め付けることで、パッキン2
2と天井16面が密着し、空気の漏洩を防ぐようにして
いる。
【0012】また、天井接合フレーム12の下面開口は
矩形開口25とされ、一対の開口縁部分にはその全長に
亘ってガイドレール26を形成している。ガイドレール
26は断面が曲げ角が90度のZ型成形材であり、上端
面をフレーム本体側に接合して取り付けた一対のガイド
レール26によって矩形開口25部分を閉塞する矩形フ
ィルタを抱きかかえ状態でスライド装着できるようにし
ているのである。また、矩形開口24の他方の開口縁部
分には、各縁辺に2カ所のボルト孔28が穿孔され、こ
こにスライド装着される高機能フィルタ30の前後端部
を押さえる固定金具32を取り付け得るようにしてい
る。
【0013】高機能フィルタ30としては当該実施形態
ではHEPAフィルタが用いられている。これは、図3
に示しているように、前記天井接合フレーム12の矩形
開口25より一回り大きい矩形フレーム34の内部に濾
材36を装填して構成されている。濾材36はガラス繊
維に少量のバインダを加えた紙状のものであり、濾材面
積を拡大するためにつづら折り状に密に折り畳み、その
間にセパレータを入れて構成され、微細粉塵を高効率で
除去できるようにしたものである。このHEPAフィル
タ30の前記矩形フレーム34の上面部にはパッキン3
8が設けられ、天井接合フレーム12の矩形開口25の
周囲に後述固定金具により密着接合状態で固定されるよ
うになっている。
【0014】また、固定金具32は、図4に示している
ように、前記ガイドレール26を短尺に切断したような
やはり曲げ角が90度のZ型成形材から形成されてい
る。フレーム本体への接合面側にはボルト孔40が形成
され、ガイドレール26と同様に、スライド方向前後の
フィルタ端面部分で抱きかかえて保持できるようになっ
ている。これは図示していないボルトによって天井接合
フレーム12に取り付けられる。
【0015】このように構成された外付け式フィルタユ
ニット10を用いて既設室をクリーンルーム化する方法
は次のようになる。まず、図1(1)に示すように、既
設の空気吹出口18を覆うように天井接合フレーム12
を天井16に取り付ける。ボルト孔24を介してボルト
を締め付けることで、フレーム12の上面パッキン22
と天井16面が密着し、空気の漏洩を防止する。次に、
図1(2)に示すように、天井接合フレーム12部の下
部に設けたガイドレール26の間にフィルタ30を挿入
する。そして、図1(3)に示すように、固定金具32
をボルト(図示せず)で締めることにより、フィルタ3
0上部に取り付けられているパッキン38が天井接合フ
レーム12の矩形開口25の周辺部分に密着し、接合部
分からの空気の漏洩を遮断する。
【0016】このような作業を既設室の各部屋に設けら
ている空気吹出口18の全部に行う。この作業は、単純
に吹出口18の外周部分を囲むように天井16に天井接
合フレーム12をボルト締めして取り付け、高機能フィ
ルタ30を装着して固定金具32で保持することで簡単
にクリーンルーム化ができる。この作業には天井、ダク
トの解体と再構築が無くなり、極めて簡単に行うことが
できる。したがって、本実施形態と同一の外付け用フィ
ルタユニット10を使用することにより、天井工事及び
ダクト工事の必要性が無くなり、工期を大幅に短縮する
と共に、コストの削減が可能である。
【0017】図5に本発明の変形例を示す。前記第1の
実施形態と異なる点は、天井接合フレーム12aの上面
の開口形状を角形開口20aにした点である。これによ
り角形の吹出口への取付けも可能になる。その他の構成
は第1実施形態と同一である。したがって、空気吹出口
の形状には左右されない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天井接合部と高機能フィルタから構成される外付け式フ
ィルタユニットを既存の空気吹出口に被せて天井に取り
付けるように構成したので、誰でも簡単にフィルタユニ
ットを既設の吹出口に被せて取り付けることができ、ク
リーン化工事の工期及びコストを大幅に削減することが
できる。また、吹出口の形状如何に拘わらず対応できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るクリーン化工事のためのフィ
ルタユニット取付工程を示す説明図である。
【図2】本実施形態に係るフィルタユニットの天井接合
フレームの平面、断面、底面、および側面を示す詳細図
である。
【図3】同フィルタユニットの高機能フィルタの平面
図、側面図、および斜視図である。
【図4】同フィルタユニットのフィルタ固定金具の側面
図と平面図である。
【図5】本発明の変形例に係る天井接合フレームを示す
詳細図である。
【図6】従来のHEPAフィルタの側面図および底面図
である。
【図7】従来のフィルタユニットを用いてクリーンルー
ム化をなす場合の作業工程図である。
【符号の説明】
10………外付け式フィルタユニット、12………天井
接合フレーム、14………高機能フィルタ、16………
天井、18………空気吹出口、20………円形開口、2
2………パッキン、24………天井取付用ボルト孔、2
5………矩形開口、26………ガイドレール、28……
…固定金具用ボルト孔 30………高機能フィルタ、32………固定金具、34
………矩形フレーム、36………濾材、38………パッ
キン、40………ボルト孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井接合部と高機能フィルタから構成さ
    れる外付け式フィルタユニットを既存の空気吹出口に被
    せて天井に取り付けることで室のクリーンルーム化を行
    うことを特徴とする既設室のクリーンルーム化方法。
  2. 【請求項2】 室の空調空気吹出口を囲み吹出空気を取
    り込むとともに取り込み空気の吐出部を有し天井面に気
    密に取り付けられる天井接合フレームと、当該天井接合
    フレームの前記空気吐出部に装着される高機能フィルタ
    とから構成され、既設室の空気吹出口全体を被って後付
    設置可能としてなることを特徴とする外付け式フィルタ
    ユニット。
JP2001060190A 2001-03-05 2001-03-05 既設室のクリーンルーム化方法及び外付け式フィルタユニット Pending JP2002267224A (ja)

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