JPH078527U - サーモスタットの位置決め構造 - Google Patents

サーモスタットの位置決め構造

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JPH078527U
JPH078527U JP3478891U JP3478891U JPH078527U JP H078527 U JPH078527 U JP H078527U JP 3478891 U JP3478891 U JP 3478891U JP 3478891 U JP3478891 U JP 3478891U JP H078527 U JPH078527 U JP H078527U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーモスタットケースにサーモスタットを簡
単に正しく収容できるようにしたサーモスタットの位置
決め構造を提供する。 【構成】 サーモスタットケースの本体又はキャップの
内周面に凸部を設け、サーモスタットのエレメントホル
ダ又は上部側縁を前記凸部に係止することにより、前記
エレメントホルダがサーモスタットケースの冷却水導入
口、導出口と重ならないようにしたことを特徴とするサ
ーモスタットの位置決め構造。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動二輪車等の水冷式エンジンの冷却装置に於けるサーモスタット の位置決め構造に関する。
〔従来の技術〕
自動二輪車等の水冷式エンジンの冷却装置は、ラジェータとシリンダ及びシリ ンダヘッドのウォータ・ジャケットとの間で冷却水を循環させるもので、ウォー タ・ポンプにてウォータ・ジャケットに冷却水を送ると、熱を受けとりながらラ ジェータに入り、ここで空気中に熱を放出させながらウォータ・ポンプに戻る。
エンジンが冷えているときは、冷却水の温度が上昇しないので、ウォータ・ジャ ケットの出口パイプに接続して設けたサーモスタットボディ中のサーモスタット のエレメントが感応せず、サーモスタットは閉じたままで、冷却水はラジェータ に送られない。エンジンが熱くなり、冷却水の温度が所定の温度まで上昇すると 、サーモスタットのエレメントが感応し、スプリングに抗してエレメントが下降 し、サーモスタットが開かれて暖まった冷却水がラジェータに送られる。
サーモスタットは一般に冷却水の流量確保の為に比較的大きなケースに収容し ているが、近時自動二輪車等に於いては、車体の軽量化の為及びエンジン周辺機 器のレイアウト上の自由度を確保する為に、サーモスタットケースを小型化して いる。
第4図に小型化したサーモスタットケース及びこれに収容するサーモスタット を示す。図中1はサーモスタットケースの本体、2はサーモスタットケースのキ ャップ、3は本体1に嵌入されるサーモスタットである。サーモスタットケース の本体1には図示せぬウォータジャケットの出口パイプに接続される冷却水導入 口4が設けられ、キャップ2には図示せぬラジェータに連なる冷却水パイプと接 続される冷却水導出口5が設けられている。サーモスタット3は本体1内に嵌入 され、中高部のフランジ型のパッキン3aが本体1の内側上縁の段部1aに嵌着 されキャップ2が本体1に締着される。即ち本体1に設けられたねじ穴6,6′ とキャップ2に設けられたボルト挿通孔7,7′が合致せしめられて、ボルト( 図示省略)がボルト挿通孔7,7′を通してねじ穴6,6′に螺締される。尚、 8は本体1に設けられた冷却水の温度検出計の取付口、9,9′は本体1を図示 せぬブラケットに支持するボルト螺締部である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記の如く小型化したサーモスタットケースの本体1にサーモスタ ット3を嵌入する際、サーモスタット3を正しい方向に向けて、即ち、エレメン ト10、スプリング11を保持しているU字形のエレメントホルダ12を冷却水 導入口4と直交させて嵌入しないと、エレメントホルダ12が冷却水導入口4の 開口部を絞り込むことになり、その結果サーモスタット3が冷却水の温度上昇に より開かれた場合、冷却水の流量が減少し、エンジンの冷却効率が低下するとい う不都合があった。
そこで本考案は、サーモスタットケースにサーモスタットを簡単に正しく収容 できるようにしたサーモスタットの位置決め構造を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記不都合を解決するための本考案のサーモスタットの位置決め構造は、サー モスタットケースの本体又はキャップの内周面に凸部を設け、サーモスタットの エレメントホルダを前記凸部に係止することにより、該エレメントホルダがサー モスタットケースの冷却水導入口、導出口と重ならないようにしたことを特徴と する。
〔作 用〕
上記の通りの構成であるので、サーモスタットの組付時、サーモスタットケー スの本体内にサーモスタットを嵌入する際、エレメントホルダを本体内周面の凸 部に係止し得るように嵌入することにより、或いは本体内にサーモスタットの嵌 入後キャップの内周面の凸部をエレメントホルダに係止させてキャップを所定方 向に向けることにより、エレメントホルダがサーモスタットケースの冷却水導入 口、導出口と重ならない正しい位置に位置決めされる。
〔実施例〕
本考案のサーモスタットの位置決め構造の一実施例を第1図によって説明する 。図中第4図と同一符号は同一部材を示すので、その説明を省略する。サーモス タットケースの本体1の内周面にて温度検出器の取付口8の両側にほぼ垂直に凸 部15を設け、この凸部15にサーモスタット3のエレメント10、スプリング 11を保持しているU字形のエレメントホルダ12の幅広い中高部側縁12aが 沿うようにしたものである。
このように構成されたサーモスタットの位置決め構造によると、サーモスタッ トケースの本体1内にサーモスタット3を嵌入する際、エレメントホルダ12の 幅広の中高部側縁12aを本体1の内周面の凸部15に係止し得るように嵌入す ることにより、エレメントホルダ12が冷却水導入口4、導出口5と重ならない 正しい位置に、サーモスタット3が位置決めされる。そしてこの状態でキャップ 2を本体1に締着すると、本体1の内側上縁の段部1aに嵌着されたサーモスタ ット3のフランジ型パッキン3aが締付けられて、キャップ2と本体1とがシー ルされる。
第2図は、第1図中のサーモスタットケースの本体1の内周面に設けた2本の ほぼ垂直な凸部15を、温度検出器取付口8をまたいで周方向に連続させた幅広 の凸部16に代えた実施例で、前記実施例と同様にしてサーモスタット3を本体 1内に嵌入することにより、エレメントホルダ12が冷却水導入口4、導出口5 と重ならない正しい位置にサーモスタット3が位置決めされる。
第3図に示す実施例は、サーモスタットケースのキャップ2の内周面にて冷却 水導出口5の両側に凸部17を設け、この凸部17にサーモスタット3のエレメ ントホルダ12の上部側縁12bが沿うようにしたものである。
このように構成されたサーモスタットの位置決め構造によると、サーモスタッ トケースの本体1(第4図参照)内にサーモスタット3を嵌入した後、キャップ 2の内周面の凸部17をエレメントホルダ12に係止させてキャップ2を所定方 向に向けることにより、エレメントホルダ12が冷却水導入口4、導出口5と重 ならない正しい位置に、サーモスタット3が位置決めされる。そしてこの状態で キャップ2を本体1(第4図参照)に締着すると、サーモスタット3のフランジ 型パッキン3aが締付けられて、キャップ2と本体1とがシールされる。
〔考案の効果〕
以上詳記した通り本考案のサーモスタットの位置決め構造によれば、サーモス タットケースの本体内にサーモスタットを嵌入する際、エレメントホルダを本体 内周面の凸部に係止し得るように嵌入することにより、或いは本体内にサーモス タットを嵌入後キャップの内周面の凸部をエレメントホルダに係止させてキャッ プを所定方向に向けることにより、エレメントホルダがサーモスタットケースの 冷却水導入口、導出口と重ならない正しい位置に位置決めされる。従って、サー モスタットのエレメントホルダが冷却水導入口の開口部を絞り込むことはなく、 使用時冷却水の温度上昇によりサーモスタットが開かれた場合、冷却水の流量は 減少することなく一定に保たれるので、エンジンの冷却効率が低下することがな いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のサーモスタットの位置決め構造の一実
施例を示すもので、サーモスタットケースの本体、キャ
ップ及びサーモスタットの斜視図、第2図は第1図にお
けるサーモスタットケースの本体の変更例を示す斜視
図、第3図は他の実施例を示すもので、サーモスタット
ケースのキャップとサーモスタットの斜視図、第4図は
従来のサーモスタットケースの本体、キャップ及びサー
モスタットの斜視図である。 1…サーモスタットケースの本体 2…サーモスタットケースのキャップ 3…サーモスタット 4…冷却水導入口 5…冷却水導出口 12…エレメントホルダ 12a…中高部側縁 12b…上部側縁 15,16,17…凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サーモスタットケースの本体又はキャップの内周面に凸
    部を設け、サーモスタットのエレメントホルダ又は上部
    側縁を前記凸部に係止することにより、前記エレメント
    ホルダがサーモスタットケースの冷却水導入口、導出口
    と重ならないようにしたことを特徴とするサーモスタッ
    トの位置決め構造。
JP1991034788U 1991-02-21 1991-02-21 サーモスタットの位置決め構造 Expired - Lifetime JP2553569Y2 (ja)

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