JPS624784Y2 - - Google Patents

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JPS624784Y2
JPS624784Y2 JP1983185109U JP18510983U JPS624784Y2 JP S624784 Y2 JPS624784 Y2 JP S624784Y2 JP 1983185109 U JP1983185109 U JP 1983185109U JP 18510983 U JP18510983 U JP 18510983U JP S624784 Y2 JPS624784 Y2 JP S624784Y2
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JP
Japan
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thermostat
flange
engine cooling
jiggle pin
fitting
Prior art date
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Application number
JP1983185109U
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English (en)
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JPS6091869U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン冷却水路に空気抜き用のジグ
ルピンを備えたサーモスタツトのフランジを垂直
方向に配設したエンジン冷却装置において、前記
サーモスタツトの取付構造を改良したものに関す
る。
かかるエンジン冷却装置においては、実開昭55
−170567号公報に1例が示されるように、前記ジ
グルピンを上部に位置させてサーモスタツトをそ
の支持部に取付ける必要がある。ところが、従来
のものはサーモスタツトの周方向の位置決め手段
を有していないため、作業者の不注意により前記
取付け方向が逆になつてサーモスタツトがその支
持部に取付けられることがしばしばあり、前記ジ
グルピンの正常な機能が損なわれることがある。
すなわち、ジグルピンがサーモスタツトの下部
に位置すると、サーモスタツトが開くまでその上
流側の冷却水路に空気が溜まり、この部分が冷却
不良となり、はなはだしい場合には過熱によるシ
リンダヘツドの変形、亀裂を招くおそれがある。
又ラジエータにリザーブタンクを付設していない
場合には、サーモスタツトが開いた際に前記空気
がラジエータに流れ込み、ラジエータ水量が低下
して冷却性能の悪化を招くという問題がある。
本考案は上記従来例の問題点を解消するため、
サーモスタツトとその支持部との間に、前記ジグ
ルピンが上部に位置するようにサーモスタツトの
周方向位置を決める嵌合部を設けて、エンジン冷
却装置におけるサーモスタツト取付構造を構成し
たことを特徴とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
第1図乃至第3図に示す本考案の実施例は、シ
リンダヘツド1のウオータジヤケツト2の冷却水
出口部に水平方向に突出する膨出部3を設け、こ
の内部にサーモスタツト4を配設している。又こ
のサーモスタツト4は冷却水メイン通路5を開閉
するメイン弁6と冷却水バイパス通路7を開閉す
るバイパス弁8とを備えている。
前記サーモスタツト4は円形のフランジ9、感
温伸縮部10、感温伸縮部10に固着した前記メ
イン弁6及び前記バイパス弁8、メイン弁6に復
元力を与えるメインリターンスプリング11、バ
イパス弁8に復元力を与えるサブリターンスプリ
ング12、前記メインリターンスプリング11を
支承する左右1対の側枠13,13などから構成
されている。
前記フランジ9の上部には空気抜き用のジグル
ピン14を配設しているが、このジグルピン14
を配設するためにフランジ9の上部を下部に比較
し広い面積を有するように形成している。従つて
前記フランジ9の中心O1は、第2図に示す如
く、サーモスタツト4の軸心O2に対し、上方に
偏位している。又前記左右1対の側枠13,13
は前記軸心O2の左右に位置して側方に張り出し
ている。
前記膨出部3は前記フランジ9の中心O1と共
通する中心線O1を有する円筒形に形成され、そ
の内周面に第2図に示す如き形状の狭搾部15を
形成している。そしてこの狭搾部15の前記軸心
O2の左右に位置する部分に前記側枠13,13
に嵌合する嵌合凹部16,16を形成している。
従つてこれら嵌合凹部16,16の上下方向の中
心は前記フランジ9の中心O1に対し下方に偏位
しており、この結果サーモスタツト4を上下逆に
前記膨出部3内に挿入せんとした場合には、前記
側枠13,13が前記狭搾部15に当つて、その
挿入は阻止される。
又前記狭搾部15の下部17は半径方向内方に
突出するように形成され、サーモスタツト4を正
常な位置から周方向に所定角度以上ズラせて前記
膨出部3内に挿入せんとしたとき、その挿入を阻
止する働きを有するように構成されている。
前記膨出部3の端面にはウオータアウトレツト
18をボルト付けし、その際前記端面とウオータ
アウトレツト18の端面との間に前記フランジ9
を挾圧保持することによつてサーモスタツト4を
固定している。冷却水の水温が所定温度以上にな
ると前記メイン弁6は開き、前記ウオータジヤケ
ツト2内の冷却水はウオータアウトレツト18側
に流れ、冷却水メイン通路5は開通状態となる。
前記バイパス弁8は冷却水の水温が所定温度以
上になると、シリンダヘツド1内に形成した弁座
19に着座して、バイパス通路7を閉じる。
上記実施例は、フランジ9の中心O1に対して
偏位する左右1対の側枠13,13と、膨出部3
の中心線O1に対して偏位する前記狭搾部15の
嵌合凹部16,16との嵌合関係を利用して、サ
ーモスタツト4をそのジグルピン14が上部に位
置するように周方向位置が決められるようにし
て、その支持部である膨出部3に組付けられるよ
うに構成しているが、サーモスタツト4とその支
持部3との間の嵌合部Aを第4図に示すように構
成することも可能である。
第4図に示す実施例は、前記フランジ9の外周
適所に嵌合突起20を設けると共に前記膨出部3
のフランジ取付け面21に前記嵌合突起20に嵌
合する凹部22を設けて、サーモスタツト4をそ
のジグルピン14が上部に位置するように周方向
位置が決められるようにして、前記膨出部3に組
付けられるように構成している。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば、メイン弁6のみを
有するサーモスタツト4をエンジン冷却水路に配
した冷却装置に本考案を適用することが可能であ
る。又前記サーモスタツト4をシリンダヘツド1
に取付けたアウトレツトハウジング内に配した冷
却装置において、サーモスタツト4とその支持部
であるアウトレツトハウジングとの間に、上記実
施例と同様の嵌合部Aを設けた構成とすることも
可能である。更に前記嵌合部Aの態様は上記実施
例に示すものに限定されないことは勿論である。
本考案は上記構成を有し、サーモスタツトをそ
の支持部に取付ける際には、ジグルピンが上部に
位置する正しい周方向位置にサーモスタツトがあ
るときのみしかこれを前記支持部に取付けること
ができないので、従来例にみられた作業者による
取付けミスを防ぐことができ、延いては、前記取
付けミスに起因する冷却性能の悪化等の問題が生
ずるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断正面図、第2図
はサーモスタツトを取外した状態で示す左側面
図、第3図は縦断平面図、第4図は本考案の他の
実施例のサーモスタツトを取外した状態で示す側
面図である。 3……支持部、4……サーモスタツト、14…
…ジグルピン、A……嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン冷却水路に空気抜き用のジグルピンを
    備えたサーモスタツトのフランジを垂直方向に配
    設したエンジン冷却装置において、サーモスタツ
    トとその支持部との間に、前記ジグルピンが上部
    に位置するようにサーモスタツトの周方向位置を
    決める嵌合部を設けたことを特徴とするエンジン
    冷却装置におけるサーモスタツト取付構造。
JP18510983U 1983-11-29 1983-11-29 エンジン冷却装置におけるサ−モスタツト取付構造 Granted JPS6091869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510983U JPS6091869U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 エンジン冷却装置におけるサ−モスタツト取付構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510983U JPS6091869U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 エンジン冷却装置におけるサ−モスタツト取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6091869U JPS6091869U (ja) 1985-06-22
JPS624784Y2 true JPS624784Y2 (ja) 1987-02-03

Family

ID=30400184

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18510983U Granted JPS6091869U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 エンジン冷却装置におけるサ−モスタツト取付構造

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JP (1) JPS6091869U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023589Y2 (ja) * 1981-12-17 1985-07-13 日産自動車株式会社 サ−モスタツトの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6091869U (ja) 1985-06-22

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