JPH0913966A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置

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JPH0913966A
JPH0913966A JP18840595A JP18840595A JPH0913966A JP H0913966 A JPH0913966 A JP H0913966A JP 18840595 A JP18840595 A JP 18840595A JP 18840595 A JP18840595 A JP 18840595A JP H0913966 A JPH0913966 A JP H0913966A
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JP
Japan
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thermostat
water pump
combustion engine
internal combustion
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP18840595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Suzuki
健弘 鈴木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、冷却水の温度を設定温度
に正確に調整できるとともに、部品点数を低減し、組付
工数を削減し、更に、コストを低減し、しかも、冷却水
の漏洩を危険性をなくすことにある。 【構成】 このため、この発明は、サーモスタットのサ
ーモスタットケースをウォータポンプのウォータポンプ
ケースに一体的に設けるとともに、ウォータポンプケー
スにはインペラ側壁面及びサーモスタット収容壁面を共
有させて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の冷却装置
に係り、特に冷却水の温度を正確に設定温度に調整し得
る内燃機関の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては、各部を冷却して適
正な温度に保持する冷却装置が備えられている。この冷
却装置は、水冷式と空冷式とがある。
【0003】水冷式の冷却装置において、図7に示す如
く、ラジエータ102で冷却された冷却水は、ラジエー
タアウトレットホース104とサーモスタットキャップ
106に至り、そして、サーモスタット108によって
設定温度に調整され、さらに、サーモスタットケース1
10とパイプ112とを経てウォータポンプのウォータ
ポンプケース(図示せず)に送られる。そして、この冷
却水は、ウォータポンプによって内燃機関のシリンダブ
ロックやシリンダヘッド(図示せず)で加熱されてアウ
トレットキャップと一体のサーモスタットケース110
からラジエータインレットホース114を経て、再び、
ラジエータ102に送られて冷却される。上述のウォー
タポンプは、内燃機関の近傍、つまり、シリンダブロッ
ク入口部位に設置されている。
【0004】従って、サーモスタットケース110から
ウォータポンプまでには、サーモスタットケース110
とパイプ112と第1Oリング118とウォータポンプ
ケース(図示せず)の部品が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、図7
の冷却装置にあっては、サーモスタットが内燃機関の入
口部位のウォータポンプから離れているため、途中のパ
イプ周辺の雰囲気温度の変化によって左右されて冷却水
の温度を正確に設定温度に調整することができないとい
う不都合がある。
【0006】また、サーモスタットケースからウォータ
ポンプケースまでの部品がサーモスタットケース、第1
Oリング、パイプ、第2Oリング、ウォータポンプケー
スと部品点数が5点と多く、組付工数が多く、また、コ
ストが高くなるという不都合があった。
【0007】更に、サーモスタットケースからウォータ
ポンプケースまでの結合部が2点であるので、冷却水の
漏洩が発生する危険性があるという不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関の冷却水をラジ
エータで冷却するとともにサーモスタットによって設定
温度に調整し、この冷却水をウォータポンプによって前
記内燃機関内に圧送する内燃機関の冷却装置において、
前記サーモスタットのサーモスタットケースを前記ウォ
ータポンプのウォータポンプケースに一体的に設けると
ともにこのウォータポンプケースにはインペラ側壁面及
びサーモスタット収容壁面を共有させて設けたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、サーモスタットケー
スが内燃機関の入口部位のウォータポンプのウォータポ
ンプケースに一体的に設けられているので、冷却水の温
度を設定温度に正確に調整することができるとともに、
部品点数を低減し、組付工数を削減し、また、冷却水の
漏洩を危険性をなくし、更に、コンパクト化や軽量化を
図ることができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜6は、この発明の実施例
を示すものである。図3において、2は内燃機関、4は
シリンダヘッド、6は冷却装置である。
【0011】この冷却装置6は、ラジエータ8とウォー
タポンプ10とサーモスタット12とヒータユニット1
4とを有している。
【0012】ラジエータ8の上部位には、ウォータアウ
トレットキャップ16からの冷却水を導入するラジエー
タインレットホース18が連結されている。また、ラジ
エータ8の下部位には、ラジエータ8で冷却された冷却
水を導くラジエータアウトレットホース20の一端側が
連結されている。このラジエータアウトレットホース2
0の他端側は、サーモスタットキャップ22に連結され
ている。
【0013】ウォータポンプ10は、図1及び図4〜6
に示す如く、第1ウォータポンプケース24−1に軸受
部26を介して回転可能に保持されたポンプ軸28と、
このポンプ軸28の一端側に固定され且つインペラ室3
0内に配設されたウォータポンプインペラ32とを有し
ている。軸受部26とインペ室30とは、ポンプ軸28
に嵌装したシール部34によってシールされている。
【0014】ポンプ軸28の他端側には、ウォータポン
ププーリ(図示せず)を取付けるウォータポンププーリ
シート36が固設されている。
【0015】また、第1ウォータポンプケース24−1
には、前記インペラ室30及びうず室38を形成するよ
うに、第2ウォータポンプケース24−2が設けられ
る。この第2ウォータポンプケース24−2には、サー
モスタット12のサーモスタットケースが一体的に設け
られている。
【0016】即ち、この第2ウォータポンプケース24
−2には、図1に示す如く、インペラ室30を形成する
ように、第1ウォータポンプケース24−1に固設され
てウォータポンプ軸28と略平行に位置するインペラ室
壁部40と、このインペラ室40に連設してウォータポ
ンプ軸28と略直角に位置し且つサーモスタット収容壁
面42を形成する区画壁部44と、この区画壁部44に
連設してウォータポンプインペラ32に沿って傾斜する
インペラ側壁面46が形成されたインペラ傾斜部48
と、区画壁部44の他側でヒータユニット14からの冷
却水を導くヒータアウトレットパイプ50が接続される
パイプ装着孔52と、区画壁部44に連設して半径形状
のうず室38を形成するうず室壁部54とからなる。パ
イプ装着孔52には、シール材56を介してヒータアウ
トレットパイプ50が装着される。
【0017】区画壁部44の端面には、前記サーモスタ
ットキャップ22が取付けられる。
【0018】また、区画壁部44によって形成された半
径形状のうず室38の内側には、サーモスタット12が
設置される。
【0019】このサーモスタット12は、第1保持枠5
8に保持された感熱部(ワックスエレメント)60と、
この感熱部60に連設したロッド62と、このロッド6
2に接して区画壁部44に支持体64を介して固設され
る第2保持枠66と、第1保持枠58内で感温部60周
りに設けられたコイル状のスプリング68とからなる。
【0020】従って、このサーモスタット12は、従
来、別体のサーモスタットケース内に収容されていた
が、サーモスタットケースを兼用した第2ウォータポン
プケース24−1内のうず室38の内側に設けられるも
のである。
【0021】また、感熱部60及びロッド62は、ウォ
ータポンプ軸28の第1中心軸C1に対して直角に位置
する第2中心線C2 上に設置されている。なお、図3に
おいて、符号70はウォータアウトレットキャップ16
とヒータユニット14とを連絡する連絡パイプ、72は
ラジエータキップ、74はリザーブホース、76はリザ
ーブタンクである。
【0022】次に、この実施例の作用を説明する。
【0023】ラジエータ8で冷却された冷却水は、ラジ
エータアウトレットホース20とサーモスタットキャッ
プ22とに流れ、そして、サーモスタット12によって
その温度が設定温度になるように調整される。
【0024】そして、この冷却水は、うず室38を経て
インペラ室30に至り、ウォータポンプインペラ32の
回転によって圧送されて内燃機関2のシリンダヘッド4
やシリンダブロック(図示せず)に供給される。
【0025】そして、内燃機関2で加熱した冷却水は、
ウォータアウトレットキャップ16の出口側とラジエー
タインレットホース18とを経て再びラジエータ8に送
られ、冷却される。
【0026】ところで、この実施例にあっては、図1に
示す如く、サーモスタット12が内燃機関2の入口部位
にあるウォータポンプ10のサーモスタットケースとし
ての機能をも果す第2ウォータポンプケース24−2に
設けられ、且つ感熱部60がうず室38の内側に設置さ
れているので、冷却水の温度を正確に設定温度に調整す
ることができる。
【0027】また、サーモスタットケースが第2ウォー
タポンプケース24−2と一体化されているので、連結
部品等の部品を低減し、組付工数も削減し、しかも、コ
ストを低減することができ、また、結合点もなくなり、
冷却水の漏洩の危険性もなくすることができる。
【0028】更に、サーモスタットケースが第2ウォー
タポンプケース24−2に一体化され、この第2ウォー
タポンプケース24−2にインペラ側壁面46やサーモ
スタット収容壁面42が形成されているので、冷却装置
6のコンパクト化を図り、また、軽量化を図ることがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、サーモスタットのサーモスタットケース
をウォータポンプのウォータポンプケースに一体的に設
けるとともにウォータポンプケースにはインペラ側壁面
及びサーモスタット収容壁面を共有させて設けたことに
より、冷却水の温度を設定温度に正確に調整できるとと
もに、部品点数を低減し、組付工数を削減し、また、コ
ストを低減し、更に、冷却水の漏洩を危険性をなくし、
しかも、コンパクト化や軽量化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5の矢印〓−〓線によるサーモスタットを備
えたウォータポンプの拡大断面図である。
【図2】冷却装置の構成図である。
【図3】冷却装置のシステム構成図である。
【図4】ウォータポンプの正面図である。
【図5】図4の矢印〓−〓による断面図である。
【図6】図5の矢印〓−〓線による正面図である。
【図7】従来の冷却装置の構成図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 6 冷却装置 8 ラジエータ 10 ウォータポンプ 12 サーモスタット 30 インペラ室 38 うず室 40 インペラ室壁部 42 サーモスタット収容壁面 44 区画壁部 46 インペラ側壁面 48 インペラ傾斜部 54 うず室壁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の冷却水をラジエータで冷却す
    るとともにサーモスタットによって設定温度に調整し、
    この冷却水をウォータポンプによって前記内燃機関内に
    圧送する内燃機関の冷却装置において、前記サーモスタ
    ットのサーモスタットケースを前記ウォータポンプのウ
    ォータポンプケースに一体的に設けるとともにこのウォ
    ータポンプケースにはインペラ側壁面及びサーモスタッ
    ト収容壁面を共有させて設けたことを特徴とする内燃機
    関の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記サーモスタットは、感熱部が前記ウ
    ォータポンプケースによって形成されたうず室の内側に
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
    の冷却装置。
JP18840595A 1995-06-30 1995-06-30 内燃機関の冷却装置 Pending JPH0913966A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007002678A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却装置
US7732050B2 (en) 2001-05-16 2010-06-08 Kao Corporation Silicone-modified water-absorbing polymer particles and method for producing the same
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