JP3024663U - 冷却機能付き補強材 - Google Patents
冷却機能付き補強材Info
- Publication number
- JP3024663U JP3024663U JP1995012924U JP1292495U JP3024663U JP 3024663 U JP3024663 U JP 3024663U JP 1995012924 U JP1995012924 U JP 1995012924U JP 1292495 U JP1292495 U JP 1292495U JP 3024663 U JP3024663 U JP 3024663U
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- JP
- Japan
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- oil
- heat exchanger
- cooling
- chassis
- cooling function
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- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルクーラとして作用する冷却機能を組み
込んだ、自動車エンジンルーム用の冷却機能付き補強材
(ストラットタワーバー)を提供する。 【解決手段】 自動車のエンジンルームに取り付ける補
強材であって、両端部はシャーシに固定されると共に、
中間部はラジエータの水を利用したオイル冷却用熱交換
器を備える。外周面に多数のフィンを形成した通水管が
ケース内に配設され、かつケースにはオイルの流入口と
流出口とが設けられてなるオイル冷却用熱交換器を備え
る。中心にめねじ孔を有する円盤状のスペーサをシャー
シに固定し、中心に貫通孔を有する凹型ボルトを前記め
ねじ孔に螺合締着して補強材の両端部を固定する。中間
部のオイル冷却用熱交換器と、この両端部に着脱可能に
取り付けるステーとから構成する。
込んだ、自動車エンジンルーム用の冷却機能付き補強材
(ストラットタワーバー)を提供する。 【解決手段】 自動車のエンジンルームに取り付ける補
強材であって、両端部はシャーシに固定されると共に、
中間部はラジエータの水を利用したオイル冷却用熱交換
器を備える。外周面に多数のフィンを形成した通水管が
ケース内に配設され、かつケースにはオイルの流入口と
流出口とが設けられてなるオイル冷却用熱交換器を備え
る。中心にめねじ孔を有する円盤状のスペーサをシャー
シに固定し、中心に貫通孔を有する凹型ボルトを前記め
ねじ孔に螺合締着して補強材の両端部を固定する。中間
部のオイル冷却用熱交換器と、この両端部に着脱可能に
取り付けるステーとから構成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車のエンジンルームに取り付ける補強材に関する。
【0002】
自動車のエンジンルーム内の上部に取り付ける補強材があり、これは通常スト ラットタワーバーと称され、シャーシ部分に端部をそれぞれ固定しブリッジ状に 差し渡して取り付けるようにしてある。
【0003】
エンジンルーム内には多くの部材が所狭しと並置され、配管や配線も複雑にな されてスペースの余裕がないため、エンジンオイル、トランスミッションオイル 、パワーステアリングオイル等のオイルを冷却するためのオイルクーラを後で取 り付けようとしても適正な位置に取り付けられないと言った不都合がある。 本考案は、このような従来の不都合を解消するためになされ、オイルクーラと して作用する冷却機能を組み込んだ補強材、即ち冷却機能付き補強材を提供する ことを課題とする。
【0004】
前記課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、自動車のエンジン ルームに取り付ける補強材であって、両端部はシャーシに固定されると共に、中 間部はラジエータの水を利用したオイル冷却用熱交換器を備えた冷却機能付き補 強材を要旨とする。 又、外周面に多数のフィンを形成した通水管がケース内に配設され、且つケー スにはオイルの流入口と流出口とが設けられてなるオイル冷却用熱交換器を備え たこと、 中心にめねじ孔を有する円盤状のスペーサをシャーシに固定し、中心に貫通孔 を有するボルトを前記めねじ孔に螺合締着して補強材の両端部を固定したこと、 中間部のオイル冷却用熱交換器と、このオイル冷却用熱交換器の両側部に着脱 可能に取り付けるステーとから構成されたこと、 を要旨とする。
【0005】
以下、本考案の実施の一形態を添付図面に基づいて詳説する。 図1において、1は自動車のエンジンルームであり、内部にエンジン2やラジエ ータ3等が配置され、本考案に係る補強材4が取り付けられている。
【0006】 補強材4は、図2、図3に示すように中間部のオイル冷却用熱交換器5と、そ の両端部にねじ7で着脱自在に取り付けるステー6とを備え、ステー6の端部を スペーサ8と凹型ボルト9とを介して前記エンジンルーム1の両側のシャーシ1 aにそれぞれ固定することによりブリッジ状に差し渡してある。
【0007】 前記スペーサ8は、図5に示すように円盤状を呈し、その中心にめねじ孔8a を有すると共に周囲に取付孔8bが2〜3箇所設けられており、これらの取付孔 8bに前記シャーシ1aから突出している植え込みボルト10(図4の前輪12 のサスペンション機構13の取付部に植設)を挿入し、取付孔8bの上方からナ ット11を挿入して植え込みボルト10に螺着することでシャーシ1aに固定さ れる。
【0008】 前記凹型ボルト9は、中心に貫通孔9aを有し、前記ステー6の取付用端部に あけられた孔6aから前記スペーサ8のねじ孔8aに螺着することによりステー 6の端部を固定する。従って、補強材4は車輪12のサスペンション機構13の 上方に位置するシャーシ1a部分に端部がそれぞれ固定されることになる。
【0009】 前記オイル冷却用熱交換器5は、図6、図7に示すようにケース14と、この ケース14内にケースの内壁との間に隙間が生じるように配設される通水管15 とを備え、ケース14の側面中央部にはオイルの流入口14aと流出口14bと が対設されると共にオイルキャップ16がそれぞれ取り付けられ、ケース14の 両端部には水の流入口17aと流出口17bとなるキャップ17がそれぞれ取り 付けられ、更に前記通水管15の外周面には多数のフィン15aが形成されてい る。
【0010】 このように形成されたオイル冷却用熱交換器5は、図7のように前記オイルキ ャップ16にホース18を接続し、キャップ17にもホース19を接続して冷却 しようとするオイルを前記流入口14aからケース14内に流入させ、前記ラジ エータ3の水を前記流入口17aから通水管15内に流入させる。 ケース14内に流入したオイルは、図8に示すように通水管15の外壁とケー ス14の内壁との間の隙間を通って前記流出口14bから流出する間に、前記通 水管15内を通過するラジエータ3の水によって冷却される。この際、前記多数 のフィン15aによって冷却効果が増進される。
【0011】 ラジエータ3の水は、ラジエータ3とオイル冷却用熱交換器5を循環する間に 温度上昇するが、その温度よりもオイル冷却用熱交換器5に流入されるオイルの 温度の方が高いので熱交換がなされ、オイルを充分冷却することが出来る。 尚、冷却しようとするオイルはそのオイルが使われる機器と、オイル冷却用熱 交換器5とを前記ホース18により接続してオイルを循環させれば良く、従って ユーザーの目的によって選択的に使用することが可能である。
【0012】
以上説明したように、本考案によれば、エンジンルームに取り付ける補強材( ストラットタワーバー)にオイル冷却機能を付加したので、オイルクーラを別途 に取り付ける必要がなくなり、その効果は極めて顕著である。 又、補強材4は円盤状のスペーサ8と凹型ボルト9とでステー6の端部を挟み 付けるようにしてシャーシ1aに固定されるため、その取付状態は堅牢となり自 動車走行時の振動に充分耐え得るものであり、安心して使用することが出来る。 更に、補強材4は中央部のオイル冷却用熱交換器と、その両側のステーに分解 することが出来るのでコンパクトに纏められ、持ち運びや保管等に便利である。
【図1】 本考案の実施の形態を示す要部の概略斜視図
である。
である。
【図2】 補強材の分解斜視図である。
【図3】 同、外観図である。
【図4】 同、取付状態を示す要部の断面図である。
【図5】 同、取付部の分解図である。
【図6】 オイル冷却用熱交換器の分解斜視図である。
【図7】 同、要部の概略断面図である。
【図8】 図7のA−A線断面図である。
1…エンジンルーム 1a…シャーシ 2…エンジン 3…ラジエータ 4…補強材 5…オイル冷却用熱交換器 6…ステー 6a…孔 7…ねじ 8…スペーサ 8a…めねじ孔 8b…取付孔 9…凹型ボルト 9a…貫通孔 10…植え込みボルト 11…ナット 12…車輪 13…サスペンション機構 14…ケース 14a…流入口 14b…流出口 15…通水管 15a…フィン 16…オイルキャップ 17…キャップ 17a…流入口 17b…流出口 18、19…ホース
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車のエンジンルームに取り付ける補
強材であって、両端部はシャーシに固定されると共に、
中間部はラジエータの水を利用したオイル冷却用熱交換
器を備えたことを特徴とする冷却機能付き補強材。 - 【請求項2】 外周面に多数のフィンを形成した通水管
がケース内に配設され、且つケースにはオイルの流入口
と流出口とが設けられてなるオイル冷却用熱交換器を備
えた、冷却機能付き補強材。 - 【請求項3】 中心にめねじ孔を有する円盤状のスペー
サをシャーシに固定し、中心に貫通孔を有する凹型ボル
トを前記めねじ孔に螺合締着して補強材の両端部を固定
した冷却機能付き補強材。 - 【請求項4】 中間部のオイル冷却用熱交換器と、この
オイル冷却用熱交換器の両端部に着脱可能に取り付ける
ステーとから構成された冷却機能付き補強材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012924U JP3024663U (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 冷却機能付き補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012924U JP3024663U (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 冷却機能付き補強材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024663U true JP3024663U (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=43159890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012924U Expired - Lifetime JP3024663U (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 冷却機能付き補強材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024663U (ja) |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP1995012924U patent/JP3024663U/ja not_active Expired - Lifetime
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