JPH038552Y2 - - Google Patents

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JPH038552Y2
JPH038552Y2 JP12815684U JP12815684U JPH038552Y2 JP H038552 Y2 JPH038552 Y2 JP H038552Y2 JP 12815684 U JP12815684 U JP 12815684U JP 12815684 U JP12815684 U JP 12815684U JP H038552 Y2 JPH038552 Y2 JP H038552Y2
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JP
Japan
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radiator
section
cooling water
fan
cooling
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JP12815684U
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JPS6142328U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動2輪車、主としてオフロード用自
動2輪車のラジエターに関する。
(従来技術) この種のラジエターは一般に走行風によつて冷
却を行なうようになつているが、低速走行時の冷
却性能を保つために例えば第4図のようにラジエ
ター31の中央部に冷却フアン32を備えたもの
も開発されている。
ところが従来のラジエター31は自動2輪車の
左右幅の中央部に一つ物として配置されており、
その中央部に冷却フアン32が配置されている。
そのためにラジエター31の配置スペースの確保
が困難になると共に自動2輪車の前後幅のコンパ
クト化も極めて困難になる。またフアン32の大
きさにも限度があり、幅の広いラジエター31内
を流れる冷却水全体を直径の小さなフアン32に
よつて効率良く冷却することも困難である。
(考案の目的) 本考案の目的は、自動2輪車のコンパクト化の
ためにラジエターの配置スペースを容易に確保で
きるようにすると共に、冷却水を1個のフアンに
より効率良く冷却できるようにすることである。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、ラジエタ
ーを左右に2分割して一方を第1ラジエター部と
し他方を第2ラジエター部とすると共に、第1ラ
ジエター部の冷却水出口部を第2ラジエター部の
冷却水入口部に接続し、第1ラジエター部の冷却
水入口部をエンジンの冷却水出口部に接続し、第
2ラジエター部の冷却水出口部をポンプを介して
エンジンの冷却水取入れ部に接続し、第1ラジエ
ター部に冷却フアンを設けている。
(実施例) 本考案を適用したラジエターの後面図を示す第
1図において、ラジエター1は右側の第1ラジエ
ター部2と左側の第2ラジエター部3に2分割さ
れると共にエンジン5の上方に配置されており、
第1ラジエター部2の下端冷却水入口部4はシリ
ンダヘツド5aの冷却水出口部6に接続してい
る。冷却水出口部6内にはサーモスタツト7が配
置されている。第1ラジエター部2の上端冷却水
出口部8はパイプ9を介して第2ラジエター部3
の上端冷却水入口部10に接続している。即ち第
2ラジエター部3は第1ラジエター部2の下流側
に直列に接続されている。第2ラジエター部3の
下端冷却水出口部11はパイプ12を介して水ポ
ンプ13に接続している。水ポンプ13の吐出部
はパイプ14を介してエンジン5の冷却水取入れ
部15に接続している。
第1ラジエター部2の後面には冷却フアン16
が設けられており、冷却フアアン16には電動モ
ータ17が備えられている。冷却フアン16の直
径は第1ラジエター部2の左右幅と略同じぐらい
である。即ち冷却フアン16は第1ラジエター部
2の左右幅の全幅にわたつている。また冷却フア
ン16は第1ラジエター部2の上下幅の略中央部
に位置している。
第1ラジエター部2の上端にはラジエターキヤ
ツプ19が設けられており、キヤツプ19はパイ
プ20を介してリザーブタンク21に接続してい
る。
第2図は第1図の配管略図であり、電動モータ
17はフアンリレー22を介してバツテリー23
に接続している。またリレー22のコイルに接続
するフアンスイツチ24は第1ラジエター部2の
入口部4(第1図)に設けられており、入口部4
の冷却水温度が設定値以上になると閉じて電動モ
ータ17を回転するようになつている。
(作用) 全負荷走行時には、第1、第2ラジエター部
2,3に充分な走行風が供給されるのでフアン1
6は停止している。
低速走行時には、充分な走行風が供給されない
ため、冷却水の温度が上がり、それによりフアア
ンスイツチ24が閉じて冷却フアン16が回転す
る。
即ちエンジン5の冷却水出口部6から出る冷却
水はまず第1ラジエター部2に入りり、第1ラジ
エター部2内を下から上へと上昇する間にフアン
16の冷却風及び走行風によつて集中的に冷却さ
れ、さらにパイプ9を介して第2ラジエター部3
の上端入口部10に入り、第2ラジエター部3内
を上から下へと流れ、その間にさらに走行風によ
つて冷却される。冷却された冷却水は第2ラジエ
ター部3の出口部11からパイプ12を介して水
ポンプ13内に吸込まれ、パイプ14を介してエ
ンジン5の冷却水取入れ部15に供給される。
第3図は低速走行時における各ラジエター部
2,3内の温度勾配を示している。A1,A2は
それぞれ第1ラジエター部2にフアン16を備え
ていないと仮定したの場合の第1ラジエター部2
内及び第2ラジエター部3内の温度勾配を示して
いる。B1,B2はそれぞれ第1ラジエター部2
にフアン16を備えかつフアン16が作動してい
る場合における第1ラジエター部2及び第2ラジ
エター部3内の温度勾配を示している。即ちグラ
フA1の入口側部分で示されているように冷却水
温度が最も高いところにおいて、フアン冷却風に
よつて冷却されるので、グラフB1の入口側部分
で示すように極めて効率良く温度を低下させるこ
とができる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、ラジエターを左
右に2分割して一方を第1ラジエター部とし他方
を第2ラジエター部とすると共に、第1ラジエタ
ー部の冷却水出口部を第2ラジエター部の冷却水
入口部に接続し、第1ラジエター部の冷却水入口
部をエンジンの冷却水出口部に接続し、第2ラジ
エター部の冷却水出口部をポンプを介してエンジ
ンの冷却水取入れ部に接続し、第1ラジエター部
に冷却フアンを設けているので次のような利点が
ある。
(1) ラジエターを左右に2分割しているので、一
つ物のラジエターを備える場合に比べてラジエ
ターの配置スペースを容易に確保することがで
きる。
従つて例えば前後幅のコンパクト化が要求さ
れるオフロード用自動2輪車に採用すると、自
動2輪車の前後幅のコンパクト性を充分に維持
しながらも、ラジエターを容易に配置すること
ができる。
(2) 2つのラジエター部を直列に接続すると共
に、エンジンの冷却水出口部に近い側の第1ラ
ジエター部に冷却フアンを設けているので、冷
却され始めて直ぐの温度の最も高いところの冷
却水をフアンにより効率的に冷却することがで
きる。
即ちあまり大型のフアンを用いなくても、低
速走行時の冷却水を効率良く充分に冷却するこ
とができる。
(3) 上記第(2)項で説明したように温度の最も高い
ところの冷却水を効率良く冷却するので、冷却
フアンを回転する時間を短縮することができ、
それにより例えばバツテリーのエネルギーを節
約することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したラジエターの後面
図、第2図は第1図の配管略図、第3図はラジエ
ター部内の冷却水の温度勾配を示すグラフ、第4
図は従来例の後面図である。2……第1ラジエタ
ー部、3……第2ラジエター部、4……冷却水入
口部、5……エンジン、8……冷却水出口部、1
0……冷却水入口部、11……冷却水出口部、1
5……冷却水取入れ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエターを左右に2分割して一方を第1ラジ
    エター部とし他方を第2ラジエター部とすると共
    に、第1ラジエター部の冷却水出口部を第2ラジ
    エター部の冷却水入口部に接続し、第1ラジエタ
    ー部の冷却水入口部をエンジンの冷却水出口部に
    接続し、第2ラジエター部の冷却水出口部をポン
    プを介してエンジンの冷却水取入れ部に接続し、
    第1ラジエター部に冷却フアアンを設けたことを
    特徴とする自動2輪車のラジエター。
JP12815684U 1984-08-23 1984-08-23 自動2輪車のラジエタ− Granted JPS6142328U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12815684U JPS6142328U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 自動2輪車のラジエタ−

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JP12815684U JPS6142328U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 自動2輪車のラジエタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6142328U JPS6142328U (ja) 1986-03-18
JPH038552Y2 true JPH038552Y2 (ja) 1991-03-01

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ID=30686786

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JP12815684U Granted JPS6142328U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 自動2輪車のラジエタ−

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07116936B2 (ja) * 1986-03-25 1995-12-18 株式会社日立製作所 ラジエ−タ
JP7035493B2 (ja) * 2017-12-08 2022-03-15 スズキ株式会社 鞍乗型車両

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Publication number Publication date
JPS6142328U (ja) 1986-03-18

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