JPS603012Y2 - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車Info
- Publication number
- JPS603012Y2 JPS603012Y2 JP1980089907U JP8990780U JPS603012Y2 JP S603012 Y2 JPS603012 Y2 JP S603012Y2 JP 1980089907 U JP1980089907 U JP 1980089907U JP 8990780 U JP8990780 U JP 8990780U JP S603012 Y2 JPS603012 Y2 JP S603012Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fairing
- radiator
- cover
- engine
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/10—Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、エンジン冷却用にラジェータを備えた水冷式
自動二輪車の改良に関する。
自動二輪車の改良に関する。
従来の水冷式自動二輪車では、ラジェータをエンジンの
前面に設定しているので、ラジェータの水冷能力を強化
するためにその通風路面積を広くとると、それによる車
両の空気抵抗の増加は免れず、このため大型ラジェータ
の設置が困難であった。
前面に設定しているので、ラジェータの水冷能力を強化
するためにその通風路面積を広くとると、それによる車
両の空気抵抗の増加は免れず、このため大型ラジェータ
の設置が困難であった。
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、通風路面積の
広い大型ラジェータを設置するも空気抵抗の増加を招く
こともなく、しかもそれを走行風により効率良く冷却す
ることができるようにした、前記自動二輪車を提供する
ことを目的とし、その特徴は、前、後輪の中間位置に配
設されるエンジンをフェアリングで被包し、そのフェア
リングの前面に空気入口を、またその側面に空気出口を
それぞれ開口し、その空気出口には、該空気出口を横切
るように前記エンジンのラジェータを装着し、そのラジ
ェータの外側面を、後端を開放したカバーにより通風間
隙を存して被覆し、そのカバーの外側面を後方外向きに
傾斜させたことにある。
広い大型ラジェータを設置するも空気抵抗の増加を招く
こともなく、しかもそれを走行風により効率良く冷却す
ることができるようにした、前記自動二輪車を提供する
ことを目的とし、その特徴は、前、後輪の中間位置に配
設されるエンジンをフェアリングで被包し、そのフェア
リングの前面に空気入口を、またその側面に空気出口を
それぞれ開口し、その空気出口には、該空気出口を横切
るように前記エンジンのラジェータを装着し、そのラジ
ェータの外側面を、後端を開放したカバーにより通風間
隙を存して被覆し、そのカバーの外側面を後方外向きに
傾斜させたことにある。
以下、図面により本考案の一実施例について説明すると
、第1図において自動二輪車Mは、前端にヘッドパイプ
1を有する車体B1ヘッドパイプ1に操向軸2を介して
転向自在に連結された前輪W’fを支持するフロントフ
ォークFf1前記車体B内部に収容固定されるエンジン
E1およびエンジンEに枢支連結されて自由端で後輪W
rを支持するりャフォークRfを主な構成要素としてお
り、それらの構成を順次説明する。
、第1図において自動二輪車Mは、前端にヘッドパイプ
1を有する車体B1ヘッドパイプ1に操向軸2を介して
転向自在に連結された前輪W’fを支持するフロントフ
ォークFf1前記車体B内部に収容固定されるエンジン
E1およびエンジンEに枢支連結されて自由端で後輪W
rを支持するりャフォークRfを主な構成要素としてお
り、それらの構成を順次説明する。
車体Bは、下部フェアリング3と、その上部に連結され
る上部フェアリング4と、下部フェアリング3の後端に
分離可能に連結されて後輪Wrの上部を覆う断面チャン
ネル形のシートステー5とより構成される。
る上部フェアリング4と、下部フェアリング3の後端に
分離可能に連結されて後輪Wrの上部を覆う断面チャン
ネル形のシートステー5とより構成される。
下部フェアリング3は、第1゜2図に示すように、前端
部、左、右側面部および底面部を有し、且つ後面を完全
に開放した殻体型をなしており、その上面部の前端より
斜め上向きに突出する角錐型中空頚部3aの上端にヘッ
ドパイプ1が固設される。
部、左、右側面部および底面部を有し、且つ後面を完全
に開放した殻体型をなしており、その上面部の前端より
斜め上向きに突出する角錐型中空頚部3aの上端にヘッ
ドパイプ1が固設される。
また前面部に空気入口6、左、右両側両部に空気出ロア
、7がそれぞれ開口し、該フェアリング3内において人
口6から左右の出ロア、7に至る通風ダクト8,8を画
成する気流分配板9がフェアリング3の左、右側面部間
を連結する。
、7がそれぞれ開口し、該フェアリング3内において人
口6から左右の出ロア、7に至る通風ダクト8,8を画
成する気流分配板9がフェアリング3の左、右側面部間
を連結する。
したがって、気流分配板9はフェアリング3の剛性強化
の一助となる。
の一助となる。
各通風ダクト8の中央部には整流板10が設けられる。
各空気出ロアにはそれを横切るようにエンジンEのラジ
ェータRが装着される。
ェータRが装着される。
このラジェータRは、上下一対の水槽11.12と、そ
れらを連通ずる放熱コア13とより構成され、放熱コア
13の通風路はすべて対応する通風ダクト8と同一方向
を指向している。
れらを連通ずる放熱コア13とより構成され、放熱コア
13の通風路はすべて対応する通風ダクト8と同一方向
を指向している。
またラジェータRは、その外側面を通風間隙りを存して
覆うカバー14を備えており、そのカバー14は前端を
閉鎖する一方、後端を開放し、且つ外側面を車体Bの前
後方向軸線に対し一定角度θだけ後方外向きに傾斜させ
ている。
覆うカバー14を備えており、そのカバー14は前端を
閉鎖する一方、後端を開放し、且つ外側面を車体Bの前
後方向軸線に対し一定角度θだけ後方外向きに傾斜させ
ている。
上部フェアリング4は、弾頭形前面部、左、右側面部お
よび底面部を有し、且つ上面および後面を開放した流線
型をなし、そしてフロントフォークFfの上部前面を覆
うように配設されると共に、その底面部を下部フェアリ
ング3の上面部に重合して固着される。
よび底面部を有し、且つ上面および後面を開放した流線
型をなし、そしてフロントフォークFfの上部前面を覆
うように配設されると共に、その底面部を下部フェアリ
ング3の上面部に重合して固着される。
エンジンEは下部フェアリング3内にその後方より収容
され、そして該フェアリング3の強度部材として左、右
両側面部に図示しないボルトにより固着される。
され、そして該フェアリング3の強度部材として左、右
両側面部に図示しないボルトにより固着される。
エンジンE後部の左右両側壁には、リヤフォークRfの
基端が枢軸19により上下揺動自在に枢支され、その枢
軸19と同軸線上にエンジンEの出力軸が配設してあり
、それに固着した駆動スプロケット20と、後輪Wrの
ハブに固着した被動スプロケット21間にチェーン22
が張架される。
基端が枢軸19により上下揺動自在に枢支され、その枢
軸19と同軸線上にエンジンEの出力軸が配設してあり
、それに固着した駆動スプロケット20と、後輪Wrの
ハブに固着した被動スプロケット21間にチェーン22
が張架される。
したがって、エンジンEの出力は、駆動スプロケット2
0、チェーン22、被動スプロケット21へと伝達して
後輪Wrを駆動する。
0、チェーン22、被動スプロケット21へと伝達して
後輪Wrを駆動する。
またリヤフォークRfの枢軸19と駆動スプロケット2
0とが同軸配置となっているので、リヤフォークRfの
揺動時、チェーン22に緊張、弛緩を生じることがない
。
0とが同軸配置となっているので、リヤフォークRfの
揺動時、チェーン22に緊張、弛緩を生じることがない
。
リヤフォークRfの左右両脚の中間部には後輪Wrを跨
ぐ二股形状の突張りンク23の基端が枢支され、このリ
ンク23と先端部同士を軸着した揺動リンク24が、エ
ンジンEの後端に突設したステップブラケット25に基
端を枢支され、この揺動リンク24と下部フェアリング
3の上面部後端の取付杆26との間に唯一本の懸架ばね
付緩衝器27が介装される。
ぐ二股形状の突張りンク23の基端が枢支され、このリ
ンク23と先端部同士を軸着した揺動リンク24が、エ
ンジンEの後端に突設したステップブラケット25に基
端を枢支され、この揺動リンク24と下部フェアリング
3の上面部後端の取付杆26との間に唯一本の懸架ばね
付緩衝器27が介装される。
したがって、リヤフォークRfが上下に揺動すれば、突
張りンク23を介して揺動リンク24を前後に揺動させ
て緩衝器27に伸縮動作を与え、それにより上記揺動運
動を緩衝することができる。
張りンク23を介して揺動リンク24を前後に揺動させ
て緩衝器27に伸縮動作を与え、それにより上記揺動運
動を緩衝することができる。
尚、図中28は燃料タンク、29は排気管である。
以上のように本考案によれば、前、後輪の中間;位置に
配設されるエンジンをフェアリングで被包し、そのフェ
アリングの前面に空気入口を、またその側面に空気出口
をそれぞれ開口し、その空気出口には、該空気出口を横
切るように前記エンリンクラジエータを装着したので、
エンジンの前面1投影面積を拡大させることなく通風路
面が広い大容量のラジェータの設置が可能となり、フェ
アリングの整流機能と相俟って車両の空気抵抗を著しく
減少させることができる。
配設されるエンジンをフェアリングで被包し、そのフェ
アリングの前面に空気入口を、またその側面に空気出口
をそれぞれ開口し、その空気出口には、該空気出口を横
切るように前記エンリンクラジエータを装着したので、
エンジンの前面1投影面積を拡大させることなく通風路
面が広い大容量のラジェータの設置が可能となり、フェ
アリングの整流機能と相俟って車両の空気抵抗を著しく
減少させることができる。
また、特に前記ラジェータの外側面を、後端を開放した
カバーにより被覆すると共にそのカバーの外側面を後方
外向きに傾斜させたので、走行中フェアリングの外側面
を流れる空気は前記カバーにより加速されてそのカバー
内部に大なる負圧を発生させ、その負圧による吸引効果
、ラジェータ通過直後の空気に対するカバーの整流効果
、および空気入口に流入する空気のラム圧効果等により
前記ラジェータに多量の冷却風を通過させて、それを効
果的に冷却することができる。
カバーにより被覆すると共にそのカバーの外側面を後方
外向きに傾斜させたので、走行中フェアリングの外側面
を流れる空気は前記カバーにより加速されてそのカバー
内部に大なる負圧を発生させ、その負圧による吸引効果
、ラジェータ通過直後の空気に対するカバーの整流効果
、および空気入口に流入する空気のラム圧効果等により
前記ラジェータに多量の冷却風を通過させて、それを効
果的に冷却することができる。
さらに、前記カバーはラジェータを他物との接触から保
護することもでき、その損傷を防止し得る。
護することもでき、その損傷を防止し得る。
尚、そのカバーは、ラジェータの離脱状態での損傷を防
止する上から、図示例のようにラジェータと一体的に形
成することが望ましい。
止する上から、図示例のようにラジェータと一体的に形
成することが望ましい。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は自動二
輪車の側面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3
および第4図はカバー付ラジェータの平面図および側面
図である。 L・・・・・・通風間隙、E・・・・・・エンジン、R
・・・・・・ラジェータ、Wf・・・・・・前輪、Wr
・・・・・・後輪、3・・・・・・フェアリングとして
の下部フェアリング、6・・・・・・空気入口、7・・
・・・・空気出口、14・・・・・・カバー。
輪車の側面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3
および第4図はカバー付ラジェータの平面図および側面
図である。 L・・・・・・通風間隙、E・・・・・・エンジン、R
・・・・・・ラジェータ、Wf・・・・・・前輪、Wr
・・・・・・後輪、3・・・・・・フェアリングとして
の下部フェアリング、6・・・・・・空気入口、7・・
・・・・空気出口、14・・・・・・カバー。
Claims (1)
- 前、後輪の中間位置に配設されるエンジンをフェアリン
グで被包し、そのフェアリングの前面に空気入口を、ま
たその側面に空気出口をそれぞれ開口し、その空気出口
には、該空気出口を横切るように前記エンジンのラジェ
ータを装着し、そのラジェータの外側面を、後端を開放
したカバーにより通風間隙を存して被覆し、そのカバー
の外側面を後方外向きに傾斜させてなる、自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980089907U JPS603012Y2 (ja) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980089907U JPS603012Y2 (ja) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5712391U JPS5712391U (ja) | 1982-01-22 |
JPS603012Y2 true JPS603012Y2 (ja) | 1985-01-28 |
Family
ID=29451928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980089907U Expired JPS603012Y2 (ja) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603012Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-26 JP JP1980089907U patent/JPS603012Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5712391U (ja) | 1982-01-22 |
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