JP2524498Y2 - オイルリザバー - Google Patents
オイルリザバーInfo
- Publication number
- JP2524498Y2 JP2524498Y2 JP10581690U JP10581690U JP2524498Y2 JP 2524498 Y2 JP2524498 Y2 JP 2524498Y2 JP 10581690 U JP10581690 U JP 10581690U JP 10581690 U JP10581690 U JP 10581690U JP 2524498 Y2 JP2524498 Y2 JP 2524498Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- heat
- lid
- oil
- heat conductor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、車両用油圧システムに使用される
オイルリザバーに係り、特に、本体を樹脂製としたもの
において、放熱性能を高めたものに関する。
オイルリザバーに係り、特に、本体を樹脂製としたもの
において、放熱性能を高めたものに関する。
(従来の技術) 例えば、車両用油圧システムに使用されるオイルリザ
バーは、次のような構成になっている。まず、鋼板製又
は樹脂製の本体があり、この本体には流入口及び流出口
を備えている。又、本体内には、フィルタが内蔵されて
いる。
バーは、次のような構成になっている。まず、鋼板製又
は樹脂製の本体があり、この本体には流入口及び流出口
を備えている。又、本体内には、フィルタが内蔵されて
いる。
上記本体の上部開口は、蓋体によって閉塞されてい
る。この蓋体も、鋼板製又は樹脂製となっている。
る。この蓋体も、鋼板製又は樹脂製となっている。
上記構成によると、流入口より本体内に流入した使用
済みのオイルは、フィルタを通過することにより濾過・
再生され、流出口を介して流出し、再度使用に供され
る。
済みのオイルは、フィルタを通過することにより濾過・
再生され、流出口を介して流出し、再度使用に供され
る。
尚、本体、蓋体として樹脂製のものを使用するのは、
装置の軽量化を図るためである。
装置の軽量化を図るためである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の摩構成によると次のような問題があった。
オイルリザバーの場合には、使用済みのオイルが本体
内に戻ってくるが、その際、昇温状態で戻ってくる。よ
って、本体内の温度も上昇することになり、よって、温
度の上昇を抑えるために熱を外部に放出する必要があ
る。
内に戻ってくるが、その際、昇温状態で戻ってくる。よ
って、本体内の温度も上昇することになり、よって、温
度の上昇を抑えるために熱を外部に放出する必要があ
る。
その際、本体が鋼板製である場合には、樹脂の場合に
比べて熱伝導率が高いので、十分な放熱性能を期待する
ことができるが、本体が樹脂製の場合には、熱伝導率が
低いので、必要な放熱性能を期待することはできず、畜
熱による諸問題の発生が懸念されていた。
比べて熱伝導率が高いので、十分な放熱性能を期待する
ことができるが、本体が樹脂製の場合には、熱伝導率が
低いので、必要な放熱性能を期待することはできず、畜
熱による諸問題の発生が懸念されていた。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、本体が樹脂製であるものにおい
て、十分な放熱性能を発揮することが可能なオイルリザ
バーを提供することにある。
目的とするところは、本体が樹脂製であるものにおい
て、十分な放熱性能を発揮することが可能なオイルリザ
バーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願考案によるオイルリザバ
ーは、流入口及び流出口を備えた樹脂製の本体と、この
本体の上部開口を閉塞する金属製の蓋体と、上記本体内
に配置され上記蓋体に連結され本体内の熱を蓋体に伝導
して放熱させる金属製の熱伝導体と、を具備したことを
特徴とするものである。
ーは、流入口及び流出口を備えた樹脂製の本体と、この
本体の上部開口を閉塞する金属製の蓋体と、上記本体内
に配置され上記蓋体に連結され本体内の熱を蓋体に伝導
して放熱させる金属製の熱伝導体と、を具備したことを
特徴とするものである。
(作用) 使用済みのオイルは、流入口を介して本体内に流入
し、濾過・再生され、流出口を介して再度流出する。
し、濾過・再生され、流出口を介して再度流出する。
使用されたオイルはその温度も昇温した状態にあり、
よって、本体内の温度も上昇していく。
よって、本体内の温度も上昇していく。
本考案の場合には、本体内に熱伝導体を配置し、蓋体
に連結した構成になっている。蓋体及び熱伝導体は共に
金属製であり、その熱伝導体も高いものである。
に連結した構成になっている。蓋体及び熱伝導体は共に
金属製であり、その熱伝導体も高いものである。
よって、本体内の熱は、上記熱伝導体を介して蓋体に
伝達され、蓋体を介して効果的に放熱されることにな
る。
伝達され、蓋体を介して効果的に放熱されることにな
る。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の第1実
施例を説明する。第1図は本実施例によるオイルリザバ
ーの構成を示す断面図であり、まず、本体1がある。こ
の本体1は、有底円筒状をなしていて、その上端を開口
3としている。この本体1は、ナイロン6、ナイロン66
等の樹脂材料から形成されている。
施例を説明する。第1図は本実施例によるオイルリザバ
ーの構成を示す断面図であり、まず、本体1がある。こ
の本体1は、有底円筒状をなしていて、その上端を開口
3としている。この本体1は、ナイロン6、ナイロン66
等の樹脂材料から形成されている。
本体1の下部であって側壁部には、使用されたオイル
が流入する流入口5が形成されていて、この流入口5に
は流入配管7が接続されている。又、本体1の底部に
は、濾過・再生されたオイルが流出する流出口9が形成
されていて、この流出口9には流出配管11が接続されて
いる。
が流入する流入口5が形成されていて、この流入口5に
は流入配管7が接続されている。又、本体1の底部に
は、濾過・再生されたオイルが流出する流出口9が形成
されていて、この流出口9には流出配管11が接続されて
いる。
本体1内の下部には、フィルター13が内蔵されてい
る。このフィルター13は、例えば、ペーパーフィルター
であり、上記流入口5より流入してくる使用済みのオイ
ルを濾過・再生させるものである。
る。このフィルター13は、例えば、ペーパーフィルター
であり、上記流入口5より流入してくる使用済みのオイ
ルを濾過・再生させるものである。
本体1の上部の開口3は、蓋体15により閉塞されてい
る。この蓋体15は、金属板をプレス成形して成形された
ものであり、その外周部はパッキンを介して本体1の上
端縁にかしめられている。この蓋体15にはフィラーキャ
ップ17が開閉自在に取付けられていて、新しいオイルを
注油する場合には、このフィラーキャップ17を開放して
行う。
る。この蓋体15は、金属板をプレス成形して成形された
ものであり、その外周部はパッキンを介して本体1の上
端縁にかしめられている。この蓋体15にはフィラーキャ
ップ17が開閉自在に取付けられていて、新しいオイルを
注油する場合には、このフィラーキャップ17を開放して
行う。
上記フィラーキャップ17の下方位置であって本体1内
には、注油フィルター19が取付けられている。この注油
フィルター19によって、新たに注油されたオイルを濾過
するものである。
には、注油フィルター19が取付けられている。この注油
フィルター19によって、新たに注油されたオイルを濾過
するものである。
上記注油フィルター19の内側には、フロート21が上下
動可能に配置されている。このフロート21は、本体1内
のオイルレベルの上下に追従して上下動するものであ
り、それによって、オイルレベル、特に、オイルレベル
低下を検知するものである。
動可能に配置されている。このフロート21は、本体1内
のオイルレベルの上下に追従して上下動するものであ
り、それによって、オイルレベル、特に、オイルレベル
低下を検知するものである。
本体1は、樹脂製のブラケット23を介して、車両の所
定場所に固定されている。ブラケット23は、熱溶着によ
り本体1に一体化されている。
定場所に固定されている。ブラケット23は、熱溶着によ
り本体1に一体化されている。
本体1内であって注油フィルター19の外周位置には、
熱伝導体25が配置されている。この熱伝導体25は円筒状
であって波板構造をなしており、蓋体15の下面にロー付
け又はスポット溶接により固定されている。熱伝導体25
は、熱伝導率の高い金属から成形されており、本実施例
の場合には鋼板製である。
熱伝導体25が配置されている。この熱伝導体25は円筒状
であって波板構造をなしており、蓋体15の下面にロー付
け又はスポット溶接により固定されている。熱伝導体25
は、熱伝導率の高い金属から成形されており、本実施例
の場合には鋼板製である。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、使用済みのオイルは、流入配管7、流入口5を
介して、図中矢印で示すように、本体1内に流入する。
流入したオイルは、フィルター13を通過することにより
濾過・再生される。再生されたオイルは、流出口9、流
出配管11を介して本体1外に流出し、再度使用に供され
る。
介して、図中矢印で示すように、本体1内に流入する。
流入したオイルは、フィルター13を通過することにより
濾過・再生される。再生されたオイルは、流出口9、流
出配管11を介して本体1外に流出し、再度使用に供され
る。
又、新たに注油されたオイルは、注油フィルター19に
より濾過された後、流出口9、流出配管11を介して本体
1外に流出し、使用に供される。
より濾過された後、流出口9、流出配管11を介して本体
1外に流出し、使用に供される。
ところで、使用済みのオイルは昇温状態にあり、よっ
て、本体1内の温度も上昇する。本実施例の場合には、
本体1内の熱を、熱伝導体25を介して効果的に放熱させ
ている。すなわち、本体1内の熱は、熱伝導体25を介し
て蓋体15に伝達され、蓋体15を介して外部に放出され
る。
て、本体1内の温度も上昇する。本実施例の場合には、
本体1内の熱を、熱伝導体25を介して効果的に放熱させ
ている。すなわち、本体1内の熱は、熱伝導体25を介し
て蓋体15に伝達され、蓋体15を介して外部に放出され
る。
その際、熱伝導体25は波板状をなしていて、十分な伝
熱面積を確保しているので、本体1内の熱は効率良く放
出される。
熱面積を確保しているので、本体1内の熱は効率良く放
出される。
以上本実施例によると次のような効果を奏することが
できる。
できる。
まず、本体1が樹脂製であっても、十分な放熱性能を
発揮することができる。これは、本体1内に蓋体15に連
結された熱伝導体25を配置し、この熱伝導体25及び蓋体
15を介して、本体1内の熱を放熱するようにしたからで
ある。
発揮することができる。これは、本体1内に蓋体15に連
結された熱伝導体25を配置し、この熱伝導体25及び蓋体
15を介して、本体1内の熱を放熱するようにしたからで
ある。
上記熱伝導体25は、波板状をなしているので、十分な
伝熱面積を確保することができ、本体1内の熱をより効
果的に伝熱して放出することができる。
伝熱面積を確保することができ、本体1内の熱をより効
果的に伝熱して放出することができる。
本体1は樹脂製であるので、樹脂製とした場合の利
点、すなわち軽量化を図りつつ、必要な放熱性能を確保
することができ、理想的なオイルリザバーを得ることが
できる。
点、すなわち軽量化を図りつつ、必要な放熱性能を確保
することができ、理想的なオイルリザバーを得ることが
できる。
次に、第4図を参照して第2実施例を説明する。この
実施例の場合には、熱伝導体25として、図に示すよう
に、多孔状の円筒体を使用したものである。
実施例の場合には、熱伝導体25として、図に示すよう
に、多孔状の円筒体を使用したものである。
次に、第5図を参照して第3実施例を説明する。この
実施例の場合には、熱伝導体25として、図に示すよう
に、円弧状の板体25aを使用している。又、この板体25a
を複数個使用して、円筒状に組み立てることも考えられ
る。
実施例の場合には、熱伝導体25として、図に示すよう
に、円弧状の板体25aを使用している。又、この板体25a
を複数個使用して、円筒状に組み立てることも考えられ
る。
次に、第6図を参照して第4実施例を説明する。この
実施例は、ブラケット23を金属製としたものであり、そ
の場合には、樹脂製の本体1に直接熱溶着することはで
きない。そこで、図に示すように、本体1側に鍔付突起
27を設け、一方、ブラケット23側に溝29を設け、この溝
29を上記鍔付突起27に係合させることにより、固定する
ものである。
実施例は、ブラケット23を金属製としたものであり、そ
の場合には、樹脂製の本体1に直接熱溶着することはで
きない。そこで、図に示すように、本体1側に鍔付突起
27を設け、一方、ブラケット23側に溝29を設け、この溝
29を上記鍔付突起27に係合させることにより、固定する
ものである。
尚、本考案は前記各実施例に限定されるものではな
い。
い。
熱伝導体25の形状、大きさ、等については、図に示し
たもの以外に種々の構成のものが考えられる。又、熱伝
導体25に複数のフィンを取付けて、さらに伝熱面積を拡
大させるようなことも考えられる。
たもの以外に種々の構成のものが考えられる。又、熱伝
導体25に複数のフィンを取付けて、さらに伝熱面積を拡
大させるようなことも考えられる。
熱伝導体の材質としては、鋼板以外に、アルミニウム
等であってもよく、要は、熱伝導率の高い金属であれば
よい。
等であってもよく、要は、熱伝導率の高い金属であれば
よい。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によるオイルリザバーによ
ると、金属製の熱伝導体及び蓋体を介して、本体内の熱
を効率良く放出することができるので、本体が樹脂製で
あっても、高い放熱効果を期待することができる。
ると、金属製の熱伝導体及び蓋体を介して、本体内の熱
を効率良く放出することができるので、本体が樹脂製で
あっても、高い放熱効果を期待することができる。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示す図で、
第1図はオイルリザバーの断面図、第2図は熱伝導体を
一部切り欠いて示す正面図、第3図は本体とブラケット
との関係を示す斜視図、第4図は第2実施例による熱伝
導体を一部切り欠いて示す正面図、第5図は第3実施例
による熱伝導体の一部を示す斜視図、第6図(a)、
(b)は第4実施例を示す図で、第6図(a)は本体の
一部正面図、第6図(b)はブラケットの斜視図であ
る。 1……本体、5……流入口、9……流出口、15……蓋
体、25……熱伝導体。
第1図はオイルリザバーの断面図、第2図は熱伝導体を
一部切り欠いて示す正面図、第3図は本体とブラケット
との関係を示す斜視図、第4図は第2実施例による熱伝
導体を一部切り欠いて示す正面図、第5図は第3実施例
による熱伝導体の一部を示す斜視図、第6図(a)、
(b)は第4実施例を示す図で、第6図(a)は本体の
一部正面図、第6図(b)はブラケットの斜視図であ
る。 1……本体、5……流入口、9……流出口、15……蓋
体、25……熱伝導体。
Claims (1)
- 【請求項1】流入口及び流出口を備えた樹脂製の本体
と、この本体の上部開口を閉塞する金属製の蓋体と、上
記本体内に配置され上記蓋体に連結され本体内の熱を蓋
体に伝導して放熱させる金属製の熱伝導体と、を具備し
たことを特徴とするオイルリザバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10581690U JP2524498Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | オイルリザバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10581690U JP2524498Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | オイルリザバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0462901U JPH0462901U (ja) | 1992-05-28 |
JP2524498Y2 true JP2524498Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31851653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10581690U Expired - Lifetime JP2524498Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | オイルリザバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524498Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP10581690U patent/JP2524498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462901U (ja) | 1992-05-28 |
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