JPS6120778Y2 - - Google Patents

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JPS6120778Y2
JPS6120778Y2 JP15334080U JP15334080U JPS6120778Y2 JP S6120778 Y2 JPS6120778 Y2 JP S6120778Y2 JP 15334080 U JP15334080 U JP 15334080U JP 15334080 U JP15334080 U JP 15334080U JP S6120778 Y2 JPS6120778 Y2 JP S6120778Y2
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JP
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refrigerant
semiconductor element
solid
heat
hollow cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は半導体の沸点冷却装置に係り、特に冷
媒が封入された中空冷却フインの外面に半導体を
接触させて冷却する沸騰冷却装置に関する。
半導体の大容量化に伴ない、その冷却は従来の
風冷、油冷方式から低沸点冷媒による沸騰冷却方
式には、被冷却物である半導体素子を冷媒中に浸
漬する方法と、冷媒を封入した中空冷却フインの
外面に半導体素子を接触させて冷却する方法(こ
の方法を個別冷却フイン方式と称す)とがある
が、本考案は後者の改良に関する。
従来、個別冷却フイン方式の沸騰冷却装置は、
第1図および第2図に示すように半導体素子1と
冷媒3を封入した中空冷却フイン2とを交互に重
ね、これをボルト締め(図示せず)等により第1
図の矢印方向に加圧圧接して1個のスタツクを構
成し、このスタツクの各中空冷却フイン2と冷媒
タンク4とを気液管5でそれぞれ連結し、さらに
冷媒タンク4上部に凝縮器6を設けた構造になつ
ている。そして、中空冷却フイン2に伝達された
半導体素子1の熱により、冷媒3は沸騰気化して
気液管5を通つて凝縮器6に至り、ここで放熱液
化して冷媒タンク4から中空冷却フイン2に戻る
サイクルを繰返すようになつている。
ここで、個別冷却フイン方式における中空冷却
フインの大きさは、これに圧接される半導体素子
の発熱量に左右される。したがつて、半導体素子
の発熱量が大になれば、中空冷却フインも熱抵抗
を下げるために大きくしなければならない。
チヨツパ装置、静止形インバータ装置等の半導
体装置のスタツクにおける各々の半導体素子の発
熱量は、第3図に一例を示すように過渡的に過大
な発熱量がある場合が多い。このため従来は、こ
の過大な発熱量に合わせて中空冷却フインも大き
くせざるを得ず、スタツクも大型となり装置構成
上大きな問題となつていた。
本考案はかかる従来の問題点を解決するために
創案されたもので、その目的とするところは、中
空冷却フインを大きくすることなく過渡的に過大
な発生熱量を有効に吸収し、最高温度を半導体素
子の許容温度以下に抑えることができる沸騰冷却
装置を提供するにある。
本考案は、最高温度を半導体素子の許容温度以
下に抑える手段として、中空冷却フイン内に、冷
媒の温度上昇限度より低い温度を融点とする固体
が収納された容器を取付け、この固体の融解熱に
より過渡的に過大な発生熱量を吸収するようにし
たものである。
以下本考案を第4図に示す一実施例に基づいて
説明する。
図において1は半導体素子であり、この半導体
素子1は、内部に低沸点の冷媒3が封入された中
空冷却フイン2の外面に接触し、図示しないねじ
部材等により圧接されて中空冷却フイン2ととも
に1個のスタツクを構成している。
前記中空冷却フイン2の内部には、外表面が冷
媒3に接する容器7が取付けられ、この容器7内
には、冷媒3の温度上昇限度よりやや低い温度を
融点とする固体8、例えばアセトアセトアニリド
(CH3COCH2CONHC6H5)あるいはアセトアミド
(CH3COCONH2)等が収納されている。なお第4
図において5は気液管である。
しかして、半導体素子1に過渡的に過大な熱量
が発生した場合には、固体8が融解し、その融解
熱により最高温度を半導体素子1の許容温度以下
に抑えることになる。
第5図はこの状態を示したものであり、以下第
5図を参照して作用を説明する。
半導体素子1が過渡的に過大な値となつた場合
には、容器7内の固体8が融解し、その融解熱に
より中空冷却フイン2内の冷媒3の温度は吸収さ
れ、第5図に示すW1とW2との間では固体8の融
解温度T1に抑えられる。
過大な値がなくなれば、固体8は融解した状態
より徐々に固体化し、この潜熱を容器7を通して
冷媒3に放出する。
固体8の質量、種類を適当に選択することによ
り、半導体素子1の最大発生熱量W2および融解
温度T1を設定することが可能である。
なお容器7は、固体8と冷媒3との接触面積
(容器7を介して)が可及的大きくなるようにす
ることが好ましいことはいうまでもない。
第6図は本考案の他の実施例を示すもので、前
記実施例における容器7に代えて容器17a,1
7bを用い、冷媒3と固体8との接触面積の増大
を図つたものである。以下これについて説明す
る。
図において1は半導体素子であり、この半導体
素子1は、内部に低沸点の冷媒3が封入された中
空冷却フイン2の外面に接触し、前記実施例同様
図示しないねじ部材等により圧接されて中空冷却
フイン2とともに1個のスタツクを構成してい
る。
前記中空冷却フイン2の内部には、第6図に示
すようにその上端部と下端部とに各々の形状に倣
つた偏平な容器17a,17bがそれぞれ取付け
られ、これらの容器17a,17b内には、冷媒
3の温度上昇限度より稍低い温度を融点とする固
体8が収納されている。なお第6図において5は
気液管である。
しかして偏平な容器17a,17bにより、冷
媒3と固体8との接触面積が増大し、冷却効果が
よくなる。
以上本考案を好適な実施例に基づいて説明した
が、本考案によれば、過渡的に過大な半導体素子
の発生熱量を固体の融解熱により吸収するので、
中空冷却フインを大きくすることなく最高温度を
半導体素子の許容温度以下に抑えるこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は個別冷却フイン方式の従来例を示す概
略図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図
は半導体装置における半導体素子の発生熱量の時
間的な変化の一例を示すグラフ、第4図は本考案
の一実施例を示す断面図、第5図は中空冷却フイ
ン内に固体を収納した場合の効果を示すグラフ、
第6図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……半導体素子、2……中空冷却フイン、3
……冷媒、7,17a,17b……容器、8……
固体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接する中空冷却フイン間に半導体素子を介装
    するとともに、中空冷却フイン内に低沸点冷媒を
    充填し、半導体素子の熱を冷媒を介して放熱する
    沸騰冷却装置において、前記中空冷却フイン内
    に、冷媒の温度上昇限度より低い温度を融点とす
    る固体が収納された容器を取付け、この固体の融
    解熱により過渡的に過大な発生熱量を吸収するこ
    とを特徴とする沸騰冷却装置。
JP15334080U 1980-10-27 1980-10-27 Expired JPS6120778Y2 (ja)

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JP15334080U JPS6120778Y2 (ja) 1980-10-27 1980-10-27

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JP15334080U JPS6120778Y2 (ja) 1980-10-27 1980-10-27

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Publication Number Publication Date
JPS5775753U JPS5775753U (ja) 1982-05-11
JPS6120778Y2 true JPS6120778Y2 (ja) 1986-06-21

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