JP3557787B2 - 温水貯溜装置 - Google Patents
温水貯溜装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3557787B2 JP3557787B2 JP13687896A JP13687896A JP3557787B2 JP 3557787 B2 JP3557787 B2 JP 3557787B2 JP 13687896 A JP13687896 A JP 13687896A JP 13687896 A JP13687896 A JP 13687896A JP 3557787 B2 JP3557787 B2 JP 3557787B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- hot water
- water storage
- storage container
- flange portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水貯溜容器内の温水の熱を感知する安全装置が配設された温水貯溜装置に関し、より詳細には、人体局部洗浄装置の温水貯溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の温水貯溜装置は、特開昭55−72540号公報に開示されるように、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記安全装置に嵌合されて、前記フランジ部を前記ホルダフランジ部とで挟持する抑え金具と、前記ホルダと前記抑え金具とを貫通するとともに前記温水貯溜容器に螺合されて前記安全装置を固定するネジとを備えた温水貯溜装置が知られている。
【0003】
この従来の温水貯溜装置は、ホルダの凹部内に安全装置が組付けられ、次いで、抑え金具が安全装置に嵌合されることにより、安全装置のフランジ部がホルダフランジ部と抑え金具とで挟まれることになる。抑え金具と安全装置とが組み付けられたホルダが、温水貯溜容器の組付穴にシール部材を介して挿入されて、温水貯溜容器に組付られる。ネジが抑え金具とホルダとを貫通して温水貯溜容器のネジ孔に螺合されることにより、ホルダ及び抑え金具、ひいては安全装置が温水貯溜容器に固定される。
【0004】
温水貯溜容器に固定された安全装置は、ホルダを介して安全装置に伝導される温水貯溜容器内の温水熱により、温水の熱を感知する。
【0005】
【発明が解決するための課題】
しかしながら、上述した従来の温水貯溜装置は、抑え金具を配設することによって、ネジ締結の際に安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものであり、従って、安全装置を温水貯溜容器に固定するためには、ホルダと抑え金具とネジとが必要となる。即ち、部品点数の増加から、温水貯溜装置の組付に手間取っていた。又、部品点数が多いことからコストが増大するという問題点を有していた。
【0006】
本発明は、温水貯溜装置において、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、前記温水貯溜容器に形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材とを備えた温水貯溜装置を構成した。
【0008】
又、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、前記ホルダに形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材とを備えた温水貯溜装置を構成した。
好ましくは、前記規制部材はテーパ状を呈している温水貯溜装置が望ましい。
請求項1の温水貯溜装置は、ホルダがシール部材を介して温水貯溜容器の取付穴に挿入されて、ホルダフランジ部が温水貯溜容器の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器に設置される。温水貯溜容器に設置されたホルダは、固定部材が、ホルダを介して温水貯溜容器に螺合することにより、温水貯溜容器に液密的に固定される。
【0009】
温水貯溜容器に固定されたホルダの凹部に、安全装置が挿入される。安全装置をその軸方向に回転させると、安全装置のフランジ部が温水貯溜容器に設けられた規制部材と接触する。さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材を乗り越えることになる。更に、安全装置を回転させると、フランジ部が、ホルダの折り返し部内に食い込むことになり、各構成部分の組付けが完了する。
【0010】
この組付完了状態においては、フランジ部が折り返し部に挟持されていることから、安全装置がホルダから離間する方向に移動不能とされている。加えて、フランジ部が折り返し部に挟持され、規制部材とフランジ部とが係合状態となっていることから、安全装置の軸回転が不能とされている。従って、安全装置は、ホルダ、ひいては、温水貯溜容器に固定されることになるものである。
【0011】
請求項2の温水貯溜装置は、ホルダがシール部材を介して温水貯溜容器の取付穴に挿入されて、ホルダフランジ部が温水貯溜容器の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器に設置される。温水貯溜容器に設置されたホルダは、固定部材が、ホルダを介して温水貯溜容器に螺合することにより、温水貯溜容器に液密的に固定される。
【0012】
温水貯溜容器に固定されたホルダの凹部に、安全装置が挿入される。安全装置をその軸方向に回転させると、安全装置のフランジ部がホルダに形成された規制部材と接触する。さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材を乗り越えることになる。更に、安全装置を回転させると、フランジ部が、ホルダの折り返し部内に食い込むことになり、各構成部分の組付けが完了する。
【0013】
この組付完了状態においては、フランジ部が折り返し部に挟持されていることから、安全装置がホルダから離間する方向に移動不能とされている。加えて、フランジ部が折り返し部に挟持され、規制部材とフランジ部とが係合状態となっていることから、安全装置の軸回転が不能とされている。従って、安全装置は、ホルダ、ひいては、温水貯溜容器に固定されることになるものである。
【0014】
請求項3の温水貯溜装置は、請求項1又は請求項2の作用に加えて、安全装置を軸回転させると、安全装置のフランジ部が規制部材と接触し、さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材のテーパに沿って移動して規制部材を乗り越えることになる。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、人体局部洗浄装置に用いられる本発明の一実施の形態の温水貯溜装置の安全装置が配設された部位の上面図であり、図2は、図1の安全装置の組付完了時の状態を示す図であり、図3は、図2のA−A’線での断面図であり、図4は、図2のB−B’線での断面図である。図1〜図4に示すように、1は温水貯溜装置であり、温水貯溜容器2と、ホルダ3と、温水貯溜容器2内の温水の熱を感知可能な安全装置であるセーフティサーモ4と、ネジ5と、シール部材であるOリング6とを有している。
【0017】
樹脂製の温水貯溜容器2には、取付穴2aが設けられるとともに、規制部材である二つの係合突起2bが一体的に形成されている。
【0018】
係合突起2bは、テーパ状となるように形成されている。
【0019】
セーフティサーモ4は、略円柱状の本体部4aと、本体部4aの軸方向垂直方向に延在されるフランジ部4bと、本体部4aの上面(図3中)に配設されるコネクタ部4cとを有している。
【0020】
フランジ部4bは、略菱形状を呈している。
【0021】
ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aと、ホルダ本体部3aの開口部からホルダ本体3aの軸方向垂直方向に延在されるホルダフランジ部3bと、二つの折り返し部3cとから、熱伝導性の高い金属材(銅、アルミニウム等)によって一体的に形成されている。
【0022】
ホルダフランジ部3bは、ホルダ3の上面から見て略菱形状を呈している。略菱形状のホルダフランジ部3bにおいて、その長軸方向(図1中上下方向)の両端部分には、ネジ5が貫通される貫通穴が設けられており、その短軸方向(図1中左右方向)の両端部分には、折り返し部3cが形成されている。
【0023】
次いで、各構成部分の組付について説明する。先ず、Oリング6がホルダ3のホルダ本体部3aの外周に嵌合される。
【0024】
次いで、Oリングが組付けられたホルダ3は、そのホルダ本体部3aが温水貯溜容器2の取付穴2aに挿入されて、ホルダフランジ部3bが温水貯溜容器2の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器2に設置される。
【0025】
温水貯溜容器2に設置されたホルダ3は、ネジ5が、ホルダ3の貫通穴を介して温水貯溜容器2のネジ穴に螺合することにより、温水貯溜容器2に液密的に固定される。
【0026】
ネジ5の締結後においては、Oリング6は、温水貯溜容器2の取付穴2a近辺の段差部とホルダフランジ部3bとで挟持されることになる。
【0027】
温水貯溜容器2に固定されたホルダ3の凹部、即ち、有底筒状ホルダ本体部3aの筒状内部3dに、セーフティサーモ4、即ち、本体部4aが挿入される。このセーフティサーモ4がホルダ3に設置された状態は図1に示す状態である。
【0028】
図1の状態から、図1中の矢印方向にセーフティサーモ4を回転させると、セーフティサーモ4のフランジ部4bの長軸側両端部が係合突起2bと接触する。さらにセーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bが係合突起2bのテーパに沿って移動して係合突起2bを乗り越えることになる。
【0029】
更に、セーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bの長軸側両端部が、ホルダ3の折り返し部3c内に食い込むことになる。即ち、図2に示すような組付完了状態となる。
【0030】
この図2に示すような組付完了状態においては、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持されていることから、セーフティサーモ4が図3中上方に移動不能とされている。加えて、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持され、係合突起部2bとフランジ部4bとが係合状態となっていることから、セーフティサーモ4の軸回転が不能とされている。従って、セーフティサーモ4は、ホルダ3、ひいては、温水貯溜容器2に固定されることになるものである。
【0031】
セーフティサーモ4のコネクタ部4cは、図示しない温水貯溜装置1の温度調節機構に接続される。
【0032】
温水貯溜装置1のセーフティサーモ4の作動としては、温水貯溜装置1、即ち、温水貯溜容器2内の温水の熱がホルダ3に伝導し、ひいては、セーフティサーモ4にも温水の熱が伝導することになり、例えば、温水貯溜容器2内の温水の温度が設定値以上に上昇した場合、この際の温水熱をセーフティサーモ4が感知すると、図示しない温度調節機構におけるヒータ回路をOFFにする。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態の温水貯溜装置1によれば、セーフティサーモ4の温水貯溜容器2への組付に際しては、ホルダ3と、ネジ5とのみにより容易に温水貯溜容器2に固定できる。又、折り返し部3cによりセーフティサーモ4のフランジ部4bが挟持されること、加えて、係合突起部2bとフランジ部4bとが係合状態となっていることにより、セーフティサーモ4とホルダ3との固定力を高める構成とされているものである。
【0034】
従って、セーフティサーモ4の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置1を提供すること可能としている。
【0035】
本実施の形態においては、フランジ部4bが略菱形形状を呈しているが、特にこの形状に限定されるものでないのは言うまでもない。
【0036】
又、本実施の形態においては、ホルダフランジ部3bが略菱形形状を呈しているが、特にこの形状に限定されるものでないのは言うまでもない。
【0037】
又、本実施の形態においては、セーフティサーモ4が略円柱状の本体部4aを有しているが、特にこの構成に限定するものでない事は言うまでもない。
【0038】
又、本実施の形態においては、ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aを有しているが、特にこの構成に限定するものでない事は言うまでもない。
【0039】
(実施の形態2)
図5は、人体局部洗浄装置に用いられた本発明の内の一つである温水貯溜装置の安全装置が配設された部位の上面図であり、図6は、図5の安全装置の組付完了時の状態をしめす図であり、図7は、図6のC−C’線での断面図であり、図8は、図6のD−D’線での断面図である。規制部材である係合突起が温水貯溜容器にではなくホルダに設けられていること以外は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。尚、同様の構成部分には同符号が付してある。
【0040】
ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aと、ホルダ本体部3aの開口部からホルダ本体3aの軸方向垂直方向に延在されるホルダフランジ部3bと、二つの折り返し部3cと、二つの係合突起3eとから、熱伝導性の高い金属材(銅、アルミニウム等)によって一体的に形成されている。
【0041】
ホルダフランジ部3bは、ホルダ3の上面から見て略菱形状を呈している。略菱形状のホルダフランジ部3bにおいて、その長軸方向(図1中上下方向)の両端部分には、ネジ5が貫通される貫通穴が設けられており、その短軸方向(図1中左右方向)の両端部分には、折り返し部3cと係合突起3eとが形成されている。
【0042】
係合突起3eは、テーパ状となるように形成されている。
【0043】
次いで、各構成部分の組付について説明する。先ず、Oリング6がホルダ3のホルダ本体部3aの外周に嵌合される。
【0044】
次いで、Oリングが組付けられたホルダ3は、そのホルダ本体部3aが温水貯溜容器2の取付穴2aに挿入されて、ホルダフランジ部3bが温水貯溜容器2の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器2に設置される。
【0045】
温水貯溜容器2に設置されたホルダ3は、ネジ5が、ホルダ3の貫通穴を介して温水貯溜容器2のネジ穴に螺合することにより、温水貯溜容器2に液密的に固定される。
【0046】
ネジ5の締結後においては、Oリング6は、温水貯溜容器2の取付穴2a近辺の段差部とホルダフランジ部3bとで挟持されることになる。
【0047】
温水貯溜容器2に固定されたホルダ3の凹部、即ち、有底筒状ホルダ本体部3aの筒状内部3dに、セーフティサーモ4、即ち、本体部4aが挿入される。このセーフティサーモ4がホルダ3に設置された状態は図5に示す状態である。
【0048】
図5の状態から、図5中の矢印方向にセーフティサーモ4を回転させると、セーフティサーモ4のフランジ部4bの長軸側両端部が係合突起3eと接触する。さらにセーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bが係合突起3eのテーパに沿って移動して係合突起3eを乗り越えることになる。
【0049】
更に、セーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bの長軸側両端部が、ホルダ3の折り返し部3c内に食い込むことになる。即ち、図6に示すような組付完了状態となる。
【0050】
この図6に示すような組付完了状態においては、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持されていることから、セーフティサーモ4が図7中上方に移動不能とされている。加えて、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持され、係合突起部3eとフランジ部4bとが係合状態となっていることから、セーフティサーモ4の軸回転が不能とされている。従って、セーフティサーモ4は、ホルダ3、ひいては、温水貯溜容器2に固定されることになるものである。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態の温水貯溜装置1によれば、セーフティサーモ4の温水貯溜容器2への組付に際しては、ホルダ3と、ネジ5とのみにより容易に温水貯溜容器2に固定できる。又、折り返し部3cによりセーフティサーモ4のフランジ部4bが挟持されること、加えて、係合突起部3eとフランジ部4bとが係合状態となっていることにより、セーフティサーモ4とホルダ3との固定力を高める構成とされているものである。
【0052】
以下の作用効果は実施の形態1と同様なので説明は省略する。
【0053】
以上、本発明を上記実施の態様に則して説明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものではなく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0054】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、安全装置の温水貯溜容器への組付に際しては、ホルダと、固定部材とのみにより容易に温水貯溜容器に固定できる。又、折り返し部により安全装置のフランジ部が挟持されること、加えて、温水貯溜容器に設けられた規制部材と安全装置のフランジ部とが係合状態となっていることにより、安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものである。
【0055】
従って、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供すること可能としている。
【0056】
請求項2の発明によれば、安全装置の温水貯溜容器への組付に際しては、ホルダと、固定部材とのみにより容易に温水貯溜容器に固定できる。又、折り返し部により安全装置のフランジ部が挟持されること、加えて、ホルダに形成された規制部材と安全装置のフランジ部とが係合状態となっていることにより、安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものである。
【0057】
従って、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供すること可能としている。
【0058】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加えて、安全装置のフランジ部がより容易に規制部材を乗り越えられることから、安全装置のホルダへの組付をより容易にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の温水貯溜装置1のセーフティサーモ4配設部位の上面図。
【図2】図1のセーフティサーモ4の組付完了状態を示す図。
【図3】図2のA−A’線での断面図。
【図4】図2のB−B’線での断面図。
【図5】実施の形態2の温水貯溜装置1のセーフティサーモ4配設部位の上面図。
【図6】図5のセーフティサーモ4の組付完了状態を示す図。
【図7】図6のC−C’線での断面図。
【図8】図6のD−D’線での断面図。
【符号の説明】
1 温水貯溜装置
2 温水貯溜容器
2a 取付穴 2b 係合突起
3 ホルダ 3b ホルダフランジ部
3c 折り返し部 3d 筒状内部
3e 係合突起
4 セーフティサーモ 4b フランジ部
5 ネジ
6 Oリング
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水貯溜容器内の温水の熱を感知する安全装置が配設された温水貯溜装置に関し、より詳細には、人体局部洗浄装置の温水貯溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の温水貯溜装置は、特開昭55−72540号公報に開示されるように、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記安全装置に嵌合されて、前記フランジ部を前記ホルダフランジ部とで挟持する抑え金具と、前記ホルダと前記抑え金具とを貫通するとともに前記温水貯溜容器に螺合されて前記安全装置を固定するネジとを備えた温水貯溜装置が知られている。
【0003】
この従来の温水貯溜装置は、ホルダの凹部内に安全装置が組付けられ、次いで、抑え金具が安全装置に嵌合されることにより、安全装置のフランジ部がホルダフランジ部と抑え金具とで挟まれることになる。抑え金具と安全装置とが組み付けられたホルダが、温水貯溜容器の組付穴にシール部材を介して挿入されて、温水貯溜容器に組付られる。ネジが抑え金具とホルダとを貫通して温水貯溜容器のネジ孔に螺合されることにより、ホルダ及び抑え金具、ひいては安全装置が温水貯溜容器に固定される。
【0004】
温水貯溜容器に固定された安全装置は、ホルダを介して安全装置に伝導される温水貯溜容器内の温水熱により、温水の熱を感知する。
【0005】
【発明が解決するための課題】
しかしながら、上述した従来の温水貯溜装置は、抑え金具を配設することによって、ネジ締結の際に安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものであり、従って、安全装置を温水貯溜容器に固定するためには、ホルダと抑え金具とネジとが必要となる。即ち、部品点数の増加から、温水貯溜装置の組付に手間取っていた。又、部品点数が多いことからコストが増大するという問題点を有していた。
【0006】
本発明は、温水貯溜装置において、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、前記温水貯溜容器に形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材とを備えた温水貯溜装置を構成した。
【0008】
又、取付穴を有する温水貯溜容器と、前記取付穴に挿入されるホルダと、前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、前記ホルダに形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材とを備えた温水貯溜装置を構成した。
好ましくは、前記規制部材はテーパ状を呈している温水貯溜装置が望ましい。
請求項1の温水貯溜装置は、ホルダがシール部材を介して温水貯溜容器の取付穴に挿入されて、ホルダフランジ部が温水貯溜容器の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器に設置される。温水貯溜容器に設置されたホルダは、固定部材が、ホルダを介して温水貯溜容器に螺合することにより、温水貯溜容器に液密的に固定される。
【0009】
温水貯溜容器に固定されたホルダの凹部に、安全装置が挿入される。安全装置をその軸方向に回転させると、安全装置のフランジ部が温水貯溜容器に設けられた規制部材と接触する。さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材を乗り越えることになる。更に、安全装置を回転させると、フランジ部が、ホルダの折り返し部内に食い込むことになり、各構成部分の組付けが完了する。
【0010】
この組付完了状態においては、フランジ部が折り返し部に挟持されていることから、安全装置がホルダから離間する方向に移動不能とされている。加えて、フランジ部が折り返し部に挟持され、規制部材とフランジ部とが係合状態となっていることから、安全装置の軸回転が不能とされている。従って、安全装置は、ホルダ、ひいては、温水貯溜容器に固定されることになるものである。
【0011】
請求項2の温水貯溜装置は、ホルダがシール部材を介して温水貯溜容器の取付穴に挿入されて、ホルダフランジ部が温水貯溜容器の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器に設置される。温水貯溜容器に設置されたホルダは、固定部材が、ホルダを介して温水貯溜容器に螺合することにより、温水貯溜容器に液密的に固定される。
【0012】
温水貯溜容器に固定されたホルダの凹部に、安全装置が挿入される。安全装置をその軸方向に回転させると、安全装置のフランジ部がホルダに形成された規制部材と接触する。さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材を乗り越えることになる。更に、安全装置を回転させると、フランジ部が、ホルダの折り返し部内に食い込むことになり、各構成部分の組付けが完了する。
【0013】
この組付完了状態においては、フランジ部が折り返し部に挟持されていることから、安全装置がホルダから離間する方向に移動不能とされている。加えて、フランジ部が折り返し部に挟持され、規制部材とフランジ部とが係合状態となっていることから、安全装置の軸回転が不能とされている。従って、安全装置は、ホルダ、ひいては、温水貯溜容器に固定されることになるものである。
【0014】
請求項3の温水貯溜装置は、請求項1又は請求項2の作用に加えて、安全装置を軸回転させると、安全装置のフランジ部が規制部材と接触し、さらに安全装置を回転させると、フランジ部が規制部材のテーパに沿って移動して規制部材を乗り越えることになる。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、人体局部洗浄装置に用いられる本発明の一実施の形態の温水貯溜装置の安全装置が配設された部位の上面図であり、図2は、図1の安全装置の組付完了時の状態を示す図であり、図3は、図2のA−A’線での断面図であり、図4は、図2のB−B’線での断面図である。図1〜図4に示すように、1は温水貯溜装置であり、温水貯溜容器2と、ホルダ3と、温水貯溜容器2内の温水の熱を感知可能な安全装置であるセーフティサーモ4と、ネジ5と、シール部材であるOリング6とを有している。
【0017】
樹脂製の温水貯溜容器2には、取付穴2aが設けられるとともに、規制部材である二つの係合突起2bが一体的に形成されている。
【0018】
係合突起2bは、テーパ状となるように形成されている。
【0019】
セーフティサーモ4は、略円柱状の本体部4aと、本体部4aの軸方向垂直方向に延在されるフランジ部4bと、本体部4aの上面(図3中)に配設されるコネクタ部4cとを有している。
【0020】
フランジ部4bは、略菱形状を呈している。
【0021】
ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aと、ホルダ本体部3aの開口部からホルダ本体3aの軸方向垂直方向に延在されるホルダフランジ部3bと、二つの折り返し部3cとから、熱伝導性の高い金属材(銅、アルミニウム等)によって一体的に形成されている。
【0022】
ホルダフランジ部3bは、ホルダ3の上面から見て略菱形状を呈している。略菱形状のホルダフランジ部3bにおいて、その長軸方向(図1中上下方向)の両端部分には、ネジ5が貫通される貫通穴が設けられており、その短軸方向(図1中左右方向)の両端部分には、折り返し部3cが形成されている。
【0023】
次いで、各構成部分の組付について説明する。先ず、Oリング6がホルダ3のホルダ本体部3aの外周に嵌合される。
【0024】
次いで、Oリングが組付けられたホルダ3は、そのホルダ本体部3aが温水貯溜容器2の取付穴2aに挿入されて、ホルダフランジ部3bが温水貯溜容器2の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器2に設置される。
【0025】
温水貯溜容器2に設置されたホルダ3は、ネジ5が、ホルダ3の貫通穴を介して温水貯溜容器2のネジ穴に螺合することにより、温水貯溜容器2に液密的に固定される。
【0026】
ネジ5の締結後においては、Oリング6は、温水貯溜容器2の取付穴2a近辺の段差部とホルダフランジ部3bとで挟持されることになる。
【0027】
温水貯溜容器2に固定されたホルダ3の凹部、即ち、有底筒状ホルダ本体部3aの筒状内部3dに、セーフティサーモ4、即ち、本体部4aが挿入される。このセーフティサーモ4がホルダ3に設置された状態は図1に示す状態である。
【0028】
図1の状態から、図1中の矢印方向にセーフティサーモ4を回転させると、セーフティサーモ4のフランジ部4bの長軸側両端部が係合突起2bと接触する。さらにセーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bが係合突起2bのテーパに沿って移動して係合突起2bを乗り越えることになる。
【0029】
更に、セーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bの長軸側両端部が、ホルダ3の折り返し部3c内に食い込むことになる。即ち、図2に示すような組付完了状態となる。
【0030】
この図2に示すような組付完了状態においては、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持されていることから、セーフティサーモ4が図3中上方に移動不能とされている。加えて、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持され、係合突起部2bとフランジ部4bとが係合状態となっていることから、セーフティサーモ4の軸回転が不能とされている。従って、セーフティサーモ4は、ホルダ3、ひいては、温水貯溜容器2に固定されることになるものである。
【0031】
セーフティサーモ4のコネクタ部4cは、図示しない温水貯溜装置1の温度調節機構に接続される。
【0032】
温水貯溜装置1のセーフティサーモ4の作動としては、温水貯溜装置1、即ち、温水貯溜容器2内の温水の熱がホルダ3に伝導し、ひいては、セーフティサーモ4にも温水の熱が伝導することになり、例えば、温水貯溜容器2内の温水の温度が設定値以上に上昇した場合、この際の温水熱をセーフティサーモ4が感知すると、図示しない温度調節機構におけるヒータ回路をOFFにする。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態の温水貯溜装置1によれば、セーフティサーモ4の温水貯溜容器2への組付に際しては、ホルダ3と、ネジ5とのみにより容易に温水貯溜容器2に固定できる。又、折り返し部3cによりセーフティサーモ4のフランジ部4bが挟持されること、加えて、係合突起部2bとフランジ部4bとが係合状態となっていることにより、セーフティサーモ4とホルダ3との固定力を高める構成とされているものである。
【0034】
従って、セーフティサーモ4の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置1を提供すること可能としている。
【0035】
本実施の形態においては、フランジ部4bが略菱形形状を呈しているが、特にこの形状に限定されるものでないのは言うまでもない。
【0036】
又、本実施の形態においては、ホルダフランジ部3bが略菱形形状を呈しているが、特にこの形状に限定されるものでないのは言うまでもない。
【0037】
又、本実施の形態においては、セーフティサーモ4が略円柱状の本体部4aを有しているが、特にこの構成に限定するものでない事は言うまでもない。
【0038】
又、本実施の形態においては、ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aを有しているが、特にこの構成に限定するものでない事は言うまでもない。
【0039】
(実施の形態2)
図5は、人体局部洗浄装置に用いられた本発明の内の一つである温水貯溜装置の安全装置が配設された部位の上面図であり、図6は、図5の安全装置の組付完了時の状態をしめす図であり、図7は、図6のC−C’線での断面図であり、図8は、図6のD−D’線での断面図である。規制部材である係合突起が温水貯溜容器にではなくホルダに設けられていること以外は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。尚、同様の構成部分には同符号が付してある。
【0040】
ホルダ3は、有底筒状のホルダ本体部3aと、ホルダ本体部3aの開口部からホルダ本体3aの軸方向垂直方向に延在されるホルダフランジ部3bと、二つの折り返し部3cと、二つの係合突起3eとから、熱伝導性の高い金属材(銅、アルミニウム等)によって一体的に形成されている。
【0041】
ホルダフランジ部3bは、ホルダ3の上面から見て略菱形状を呈している。略菱形状のホルダフランジ部3bにおいて、その長軸方向(図1中上下方向)の両端部分には、ネジ5が貫通される貫通穴が設けられており、その短軸方向(図1中左右方向)の両端部分には、折り返し部3cと係合突起3eとが形成されている。
【0042】
係合突起3eは、テーパ状となるように形成されている。
【0043】
次いで、各構成部分の組付について説明する。先ず、Oリング6がホルダ3のホルダ本体部3aの外周に嵌合される。
【0044】
次いで、Oリングが組付けられたホルダ3は、そのホルダ本体部3aが温水貯溜容器2の取付穴2aに挿入されて、ホルダフランジ部3bが温水貯溜容器2の一面に当接係合しつつ、温水貯溜容器2に設置される。
【0045】
温水貯溜容器2に設置されたホルダ3は、ネジ5が、ホルダ3の貫通穴を介して温水貯溜容器2のネジ穴に螺合することにより、温水貯溜容器2に液密的に固定される。
【0046】
ネジ5の締結後においては、Oリング6は、温水貯溜容器2の取付穴2a近辺の段差部とホルダフランジ部3bとで挟持されることになる。
【0047】
温水貯溜容器2に固定されたホルダ3の凹部、即ち、有底筒状ホルダ本体部3aの筒状内部3dに、セーフティサーモ4、即ち、本体部4aが挿入される。このセーフティサーモ4がホルダ3に設置された状態は図5に示す状態である。
【0048】
図5の状態から、図5中の矢印方向にセーフティサーモ4を回転させると、セーフティサーモ4のフランジ部4bの長軸側両端部が係合突起3eと接触する。さらにセーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bが係合突起3eのテーパに沿って移動して係合突起3eを乗り越えることになる。
【0049】
更に、セーフティサーモ4を回転させると、フランジ部4bの長軸側両端部が、ホルダ3の折り返し部3c内に食い込むことになる。即ち、図6に示すような組付完了状態となる。
【0050】
この図6に示すような組付完了状態においては、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持されていることから、セーフティサーモ4が図7中上方に移動不能とされている。加えて、フランジ部4bが折り返し部3cに挟持され、係合突起部3eとフランジ部4bとが係合状態となっていることから、セーフティサーモ4の軸回転が不能とされている。従って、セーフティサーモ4は、ホルダ3、ひいては、温水貯溜容器2に固定されることになるものである。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態の温水貯溜装置1によれば、セーフティサーモ4の温水貯溜容器2への組付に際しては、ホルダ3と、ネジ5とのみにより容易に温水貯溜容器2に固定できる。又、折り返し部3cによりセーフティサーモ4のフランジ部4bが挟持されること、加えて、係合突起部3eとフランジ部4bとが係合状態となっていることにより、セーフティサーモ4とホルダ3との固定力を高める構成とされているものである。
【0052】
以下の作用効果は実施の形態1と同様なので説明は省略する。
【0053】
以上、本発明を上記実施の態様に則して説明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものではなく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0054】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、安全装置の温水貯溜容器への組付に際しては、ホルダと、固定部材とのみにより容易に温水貯溜容器に固定できる。又、折り返し部により安全装置のフランジ部が挟持されること、加えて、温水貯溜容器に設けられた規制部材と安全装置のフランジ部とが係合状態となっていることにより、安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものである。
【0055】
従って、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供すること可能としている。
【0056】
請求項2の発明によれば、安全装置の温水貯溜容器への組付に際しては、ホルダと、固定部材とのみにより容易に温水貯溜容器に固定できる。又、折り返し部により安全装置のフランジ部が挟持されること、加えて、ホルダに形成された規制部材と安全装置のフランジ部とが係合状態となっていることにより、安全装置とホルダとの固定力を高める構成とされているものである。
【0057】
従って、安全装置の組付構造を簡素化することによって作業効率を上げるとともにコストの低減を図った温水貯溜装置を提供すること可能としている。
【0058】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加えて、安全装置のフランジ部がより容易に規制部材を乗り越えられることから、安全装置のホルダへの組付をより容易にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の温水貯溜装置1のセーフティサーモ4配設部位の上面図。
【図2】図1のセーフティサーモ4の組付完了状態を示す図。
【図3】図2のA−A’線での断面図。
【図4】図2のB−B’線での断面図。
【図5】実施の形態2の温水貯溜装置1のセーフティサーモ4配設部位の上面図。
【図6】図5のセーフティサーモ4の組付完了状態を示す図。
【図7】図6のC−C’線での断面図。
【図8】図6のD−D’線での断面図。
【符号の説明】
1 温水貯溜装置
2 温水貯溜容器
2a 取付穴 2b 係合突起
3 ホルダ 3b ホルダフランジ部
3c 折り返し部 3d 筒状内部
3e 係合突起
4 セーフティサーモ 4b フランジ部
5 ネジ
6 Oリング
Claims (3)
- 取付穴を有する温水貯溜容器と、
前記取付穴に挿入されるホルダと、
前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、
前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、
前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、
前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、
前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、
前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、
前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、
前記温水貯溜容器に形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材と、
を備えた温水貯溜装置。 - 取付穴を有する温水貯溜容器と、
前記取付穴に挿入されるホルダと、
前記取付穴と前記ホルダとをシールするシール部材と、
前記ホルダに挿入され、前記温水貯溜容器内の温水の熱を感知可能な安全装置と、
前記ホルダを前記温水貯溜容器に固定する固定部材と、
前記安全装置に設けられ、その軸方向垂直方向に延在されたフランジ部と、
前記ホルダに形成され、前記安全装置が挿入される凹部と、
前記ホルダに形成され、その軸方向垂直方向に延在されたホルダフランジ部と、
前記ホルダフランジ部に配設され、前記フランジ部が係合される折り返し部と、
前記ホルダに形成され、前記フランジ部が前記折り返し部に係合された際に前記安全装置の軸回転を規制する規制部材と、
を備えた温水貯溜装置。 - 前記規制部材は、テーパ状を呈している請求項1又は請求項2の温水貯溜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13687896A JP3557787B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 温水貯溜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13687896A JP3557787B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 温水貯溜装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09316972A JPH09316972A (ja) | 1997-12-09 |
JP3557787B2 true JP3557787B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=15185656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13687896A Expired - Fee Related JP3557787B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 温水貯溜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557787B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13687896A patent/JP3557787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09316972A (ja) | 1997-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3557787B2 (ja) | 温水貯溜装置 | |
JP2003122165A (ja) | 電子写真画像形成装置の定着装置及び電子写真画像形成装置 | |
JPS5838468Y2 (ja) | 熱式感知器 | |
JP2548636Y2 (ja) | 熱交換器用タンクへのサーモスイッチの取付構造 | |
KR910006642Y1 (ko) | 스파아크갭이 일체로된 c.p.t소켓의 단자 고정장치 | |
JPH0337546Y2 (ja) | ||
JPH0419404Y2 (ja) | ||
JPH0513319Y2 (ja) | ||
JP3651537B2 (ja) | 炊飯器 | |
KR0127785Y1 (ko) | 자동조리용 써미스타 온도센서 어셈블리 | |
JPH01176391U (ja) | ||
JPS5841842Y2 (ja) | ヘアドライヤ | |
JPS5821930U (ja) | サ−モスタツト | |
EP4070017A1 (fr) | Dispositif de chauffage de fluide, notamment destine a un vehicule | |
JPS6140265Y2 (ja) | ||
JPS626496Y2 (ja) | ||
JPH077840Y2 (ja) | 暖房便座 | |
JPH0344114Y2 (ja) | ||
JPS6017200Y2 (ja) | 暖房便座 | |
JPH0521811Y2 (ja) | ||
JPS6318096B2 (ja) | ||
JPS6336976Y2 (ja) | ||
JP2578801Y2 (ja) | 電気釜 | |
JPS6112430U (ja) | 煮炊器 | |
JP3810146B2 (ja) | 水冷エンジンの冷却水検温用サーモスタット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040415 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040510 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |