JPH07850B2 - フイラメント糸の経糸糊付乾燥方法と経糸糊付乾燥装置 - Google Patents

フイラメント糸の経糸糊付乾燥方法と経糸糊付乾燥装置

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JPH07850B2
JPH07850B2 JP61053326A JP5332686A JPH07850B2 JP H07850 B2 JPH07850 B2 JP H07850B2 JP 61053326 A JP61053326 A JP 61053326A JP 5332686 A JP5332686 A JP 5332686A JP H07850 B2 JPH07850 B2 JP H07850B2
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俊剛 平木
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B23/00Component parts, details, or accessories of apparatus or machines, specially adapted for the treating of textile materials, not restricted to a particular kind of apparatus, provided for in groups D06B1/00 - D06B21/00
    • D06B23/06Guiding means for preventing filaments, yarns or threads from sticking together
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02HWARPING, BEAMING OR LEASING
    • D02H5/00Beaming machines
    • D02H5/02Beaming machines combined with apparatus for sizing or other treatment of warps

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、織物に製織に要する本数のフイラメント糸の
経糸を同時に糊付けして乾燥する方法と装置に関する。
第1従来技術 従来、この種の技術においては、特公昭52-21102号公報
に開示されているように、織物の製織に要する本数のフ
イラメント糸の経糸を所要本数の整経ビームから引出
し、各整経ビームから引出した糸シートを、1枚の糸シ
ートに合体して、糊液に通し糊絞りして糊付けし、糊付
合体糸シートを各整経ビーム毎の糸シートに分割して乾
燥室に送入し、、各糸シートを乾燥室内に設けた各分割
ローラに掛架し、各糸シートを上下に分離した状態で乾
燥室を通過させて熱風で乾燥し、乾燥した各糸シート
を、乾燥室外で1枚の糸シートに合体して、織機ビーム
に巻取る。
ところが、この従来法には、次のような問題点がある。
(1)糊付けの際、糸シートの糸密度が高いので、糸に
付着する糊の量が不足し、糸のフイラメント同志を十分
に集束することができない。
そこで、糊の付着量を増加させるため、濃度の高い糊液
を用いることが行なわれる。
ところが、濃度の高い糊液は、粘度も高い、また、従来
技術においては、糊絞りは糸シートの幅方向に1cm当り
1.5kg以下の低圧力で行なわれるので、濃度の高い糊液
を用いると、糊絞りが不充分になり、粘液が糸の内部に
十分に浸透せず、糸の表面に過剰に付着する。
即ち、糊付けが良好に行なわれない。
(2)また、乾燥の際、各糸シートを乾燥室内の各分割
ローラに掛架するので、半乾燥の糊付糸が分割ローラに
摺接し、糸に付着している半乾燥の糊が分割ローラにこ
すり取られて付着し、糸を被覆している糊が不均等にな
る上に、分割ローラに付着した糊が固化して糊かすとな
る。従つて、分割ローラに付着した糊かすのため、糸シ
ートの分割は、円滑に行なわれなくなる。また、分割ロ
ーラを通過する半乾燥の糊付糸には、分割ローラの糊か
すが付着する。
即ち、乾燥が良好に行なわれない。
結局、上記の第1従来技術においては、高品質の糊付乾
燥経糸が得られない。
第2従来技術 そこで、上記の第1従来技術における問題点を解決する
ため、複数糸列方式の経糸糊付乾燥技術が開発された。
この技術においては、特開昭56-159320号公報に開示さ
れているように、織物の製織に要する本数のフイラメン
ト糸の経糸を得るのに必要な本数の整経ビームを、経糸
の本数と糸経に応じ、複数本の整経ビームに巻装した本
数の経糸が整経ビーム幅に糸径の3倍以上の糸ピッチで
配列する複数本ずつに2分ないし3分して、各複数本の
整経ビームを、それぞれ、上下に2系列ないし3系列配
置した各経糸糊付乾燥機構に仕掛け、各系列毎に、複数
本の整経ビームから引出した各糸シートを、整経ビーム
幅の1枚の糸シートに合体して、糊付けし、糊付糸シー
トを整経ビーム毎の糸シートに分割し、かつ、分割した
各糸シートをそれぞれ数本おきの糸が一列に配列する数
列の分割糸シートに分割して、糊付糸を上下左右に分離
し、分離状態の糊付糸を熱風で予備乾燥し、予備乾燥し
た糸を、1枚の糸シートに合体して、加熱シリンダで仕
上乾燥し、各系列で仕上乾燥した糸シートを、織機ビー
ム幅の1枚の糸シートに合体して、織機ビームに巻取
る。
ところが、この従来技術には、次のような問題点があ
る。
(1)予備乾燥の後、糸シートを1本1本の糸に分離し
ないので、隣接糸が接触し重合して接着し易く、仕上乾
燥の際、スナーリングが発生し易い。
(2)2系列ないし3系列の経糸糊付乾燥機構が上下に
配列されているので、作業者は、2階部分や3階部分に
昇降しなければならず、経糸を仕掛ける準備操作や運転
中の管理に多くの手間が掛る。
また、経糸糊付乾燥機構は、2階建ないし3階建構造で
あるので、設備費が非常に高く、エネルギ消費量が非常
に多い。
結局、上記の第2従来技術においては、高品質の糊付乾
燥経糸を能率よく安価に製造することができない。
従つて、本発明の目的は、上記の両従来技術の問題点を
解決し、高品質の糊付乾燥経糸を能率よく安価に製造す
ることのできるフイラメント糸の経糸糊付乾燥方法と経
糸糊付乾燥装置を提供することである。
問題点を解決するための手段と作用効果 本発明者は、上記の目的を達成するため、先ず、第1従
来技術は第2従来技術より生産性が高い点と、第2従来
技術は第1従来技術より高品質の糊付乾燥経糸が得られ
る点に着眼した。そして、生産性を高めるため、第1従
来技術におけるように、経糸糊付乾燥経路は1系列と
し、また、高品質の糊付乾燥経糸を得るため、その1系
列の経糸糊付乾燥経路は第2従来技術におけるような経
糸糊付乾燥経路とすることとした。
次に、上記の1系列の経糸糊付乾燥経路は、従来におけ
るのより数倍の本数の経糸を良好に糊付け乾燥するた
め、次のように改造した。
1)糊付工程 織物の製織に要する本数の経糸は、従来における垂直筬
ではなく斜め筬に通して、ガイドローラ上に糸ピッチが
糸径の3倍未満の高糸密度の均等配列状態にし、高糸密
度の均等配列状態の糸シートを糊液に通し、従来におけ
る低圧力ではなく糸シートの幅方向に1cm当り4kg以上の
高圧力で糊絞りする。
すると、糸シートは、糸密度が高いにも拘らず、糸に糊
液が十分に浸透して、糸のフィラメントが十分に収束
し、糊付け不足が生じない。また、糊が糸の表面に過剰
に付着しない。従って、糊付けが良好に行なわれる。
また、糊付糸シートは、糊絞りが高圧力で行なわれるの
で、水分が少なくなり、後の乾燥工程において、乾燥が
早く、熱エネルギの消費量が少なくて済む。また、糸の
乾燥が早いので、糸同士が接触しても接着し難い。更
に、糸に付着した糊は、早く固化するので、筬やガイド
ローラ等に付着し難い。
2)予備乾燥工程 糊付糸は、予備乾燥の前に分割ロッドと垂直筬を用いて
上下左右に分離するのみならず、従来におけるのとは異
なり、予備乾燥の後にも分割ロッドと垂直筬を用いて上
下左右に分離し、予備乾燥の始めから終わりまで上下左
右に大きく分離した状態にする。
すると、糊付糸は、本数が多いにも拘らす、熱風の通気
性が良く、前の糊付工程において高圧糊絞りによって水
分が少なくなっていることと相まって、十分に乾燥す
る。また、予備乾燥中に糸同士が接触したり、絡み合っ
たりすることがない。従って、予備乾燥が良好に行なわ
れる。
3)仕上げ乾燥工程 予備乾燥後に分離した糸は、従来における垂直筬ではな
く斜め筬に通して、ガイドローラ上に高糸密度の均等配
列状態にし、その状態の糸シートを加熱シリンダに巻架
する。
すると、糸シートは、糸密度が高いにも拘らず、隣接糸
の接着やスナーリングが発生し難く、良好に乾燥する。
なお、斜め筬は、針を斜めに配置しているので、針を垂
直に配置している垂直筬とは異なり、多数本の糸を高糸
密度の均等配列状態にすることができる。
上記の説明から明らかなように、本発明は、織物の製織
に要する本数のフイラメント糸の経糸を所要本数の整経
ビームから引出し、 各整経ビームから引出した糸シートを、各糸シートの糸
を1本ずつ第1斜め筬の針間に通して、ガイドローラ上
で整経ビーム幅の1枚の糸シートに合体し、高糸密度の
均等配列状態の合体糸シートを糊液に通し高圧力で糊絞
りして糊付けし、 糊付合体糸シートを、各整経ビームの糸シートを上下に
2〜4分割して、整経ビーム数の2〜4倍の糸シートに
上下に分割し、各整経ビームの糸を2〜4本ずつ第1斜
め筬の2〜4倍の針ピッチの第2垂直筬の針間に通し
て、糊付糸を上下左右に分離し、 分離状態の糊付糸を熱風で予備乾燥し、 予備乾燥した糸を、各整経ビームの糸を1本ずつ第1斜
め筬と同一の針ピツチの第3垂直筬の針間に通して、整
経ビーム毎の糸シートに上下に分割し、 各整経ビームの糸シートを、各糸シートの糸を1本ずつ
第1斜め筬と同一の針ピツチの第4斜め筬の針間に通し
て、ガイドローラ上で整経ビーム幅の1枚の糸シートに
合体し、高糸密度の均等配列状態の合体糸シートを加熱
シリンダで仕上げ乾燥し、 仕上げ乾燥した合体糸シートを整経ビーム毎の糸シート
に上下に分割し、各整経ビームの糸シートを、各糸シー
トの糸を1本ずつ第5筬の針間に通して、ローラ上で織
機ビーム幅の1枚の糸シートに合体し、合体糸シートを
織機ビームに巻取ることを特徴とするフイラメント糸の
経糸糊付乾燥方法である。
この方法は、高品質の糊付乾燥経糸を能率よく安価に製
造することができる。
また、本発明は、経糸の進行方向に順次配置したビーム
スタンド部、糊付部、予備乾燥部と仕上げ乾燥部及び巻
取部を設け、 ビームスタンド部には、織物の製織に要する本数のフイ
ラメント糸の経糸を引出すのに必要な本数の整経ビーム
を仕掛けるビームスタンドを設け、 糊付部には、ビームスタンドの前方位置に、整経ビーム
の糸ピツチと同一の針ピツチの第1斜め筬と、ガイドロ
ーラ、及び、糊槽と浸漬ローラ及び高圧絞りローラを備
えた糊付装置を順次設け、 予備乾燥部には、糊付装置の前方位置に、糊付糸シート
を整経ビーム数の2〜4倍の段数の糸シートに分割する
のに要する本数の分割ロツドと第1斜め筬の2〜4倍の
針ピツチの第2垂直筬を備えた入口側分割部と、分離状
態の糊付糸を通す熱風乾燥室、及び、第1斜め筬と同一
の針ピツチの第3垂直筬と熱風乾燥した糸を整経ビーム
毎の糸シートに上下に分割するのに要する本数の分割ロ
ツドを備えた出口側分割部を順次設け、 仕上乾燥部には、出口側分割部の前方位置に、第1斜め
筬と同一の針ピツチの第4斜め筬とガイドローラ及びシ
リンダ乾燥装置を順次設け、 巻取部には、シリンダ乾燥装置の前方位置に、仕上乾燥
した糸シートを整経ビーム毎の糸シートに上下に分割す
るのに要する本数の分割ロツドと、糸シートを織機ビー
ム幅に調整する第5筬と、ローラ、及び、織機ビームを
仕掛ける巻取装置を順次設けたことを特徴とするフイラ
メント糸の経糸糊付乾燥装置である。
この装置は、上記の本発明の方法を実施して、高品質の
糊付乾燥経糸を能率よく安価に製造することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
本例のフイラメント糸の経糸糊付乾燥装置は、第1図に
示すように、経糸の進行方向に順次配置したビームスタ
ンド部(A)、糊付部(B)、予備乾燥部(C)と仕上
乾燥部(D)及び巻取部(E)を設けている。
最後部のビームスタンド部(A)には第1図に示すよう
に、織物の製織に要する本数のフイラメント糸の経糸を
引出すのに必要な本数の整経ビーム(WB)を上下前後に
仕掛けるビームスタンド(1)を設け、各ビームスタン
ド(1)にそれぞれ図示しない糸張力調整装置を設けて
いる。
糊付部(B)には、第1図と第2図に示すように、ビー
ムスタンド(1)の前方位置に整経ビーム(WB)の糸ピ
ツチと同一の針ピツチを有する第1斜め筬(2)を設
け、その前側位置に第1ガイドローラ(3)を設け、ま
た、その前側位置に、糊槽(5)と、糊槽(5)内の糊
液(S)にほぼ半没した浸漬ローラ(6)、及び、浸漬
ローラ(6)の前側に当接した下部絞りローラ(7)と
下部絞りローラ(7)の上側に当接した上部絞りローラ
(8)からなる高圧絞りローラ(7),(8)を備えた
糊付装置(4)を設けている。
予備乾燥部(C)は、第1図に示すように、入口側分割
部(9)と熱風乾燥室(13)及び出口側分割部(20)か
らなる。
入口側分割部(9)には、第1図と第3図に示すよう
に、糊付装置(4)の前方位置に、糊付糸シート(CS)
を整経ビーム(WB)毎の糸シート(WS)に上下に分割す
るのに要する本数の第1分割ロツド(10)と、各整経ビ
ーム毎の糸シート(WS)を上下に2分割するのに要する
本数の第2分割ロツド(11)を設け、第2分割ロツド
(11)と熱風乾燥室(13)の入口(14)の間に、第1斜
め筬(2)の2倍の針ピツチを有する背高の第2垂直筬
(12)を設けている。
熱風乾燥室(13)には、第1図に示すように、後側壁に
入口(14)を、前側壁に出口(15)をそれぞれ設け、床
の下の後部と前部にそれぞれ熱風発生装置(16)を設
け、床の後端部と前端部にそれぞれ熱風発生装置(16)
の吹出口(17)を天井の中央部側に向けて開設し、床の
中央部に両熱風発生装置(16)の共通の吸込口(18)を
開設し、天井に熱風の一部を排出する排気路(19)を設
けている。
出口側分割部(20)には、第1図と第4図に示すよう
に、熱風乾燥室の出口(15)の前側位置に、第1斜め筬
(2)と同一の針ピツチを有する背高の第3垂直筬(2
1)を設け、その前側位置に、熱風乾燥した糸を整経ビ
ーム毎の糸シート(WS)に上下に分割するのに要する本
数の第3分割ロツド(22)を設けている。
仕上乾燥部(D)には、第1図と第4図に示すように、
第3分割ロツド(22)の前方位置に、第1斜め筬(2)
と同一の針ピツチを有する第4斜め筬(23)を設け、そ
の前側位置に第2ガイドローラ(24)を設け、その前側
位置に複数本の加熱シリンダ(25)からなるシリンダ乾
燥装置(25)を設け、その前側位置に第3ガイドローラ
(26)を設けている。
巻取部(E)には、第1図に示すように、第3ガイドロ
ーラ(26)の前方位置に、仕上乾燥した糸シートを整経
ビーム毎の糸シート(WS)に上下に分割するのに要する
本数の第4分割ロツド(27)を設け、その前側位置に糸
シートを織機ビーム(LB)幅を調整するジグザグ式の第
5伸縮筬(28)を設け、その前側位置に測長ローラ(2
9)を設け、その下側位置にビーミングローラ(30)を
設け、その斜前側位置に第4ガイドローラ(31)と第5
ガイドローラ(32)を設け、その斜前側位置に、織機ビ
ーム(LB)を仕掛ける巻取装置(33)を設けている。
また、第1図に示すように、モータ(34)に連結した第
1伝動軸(35)には、ビーミングローラ(30)の駆動軸
(36)を連結し、また、巻取用変速機(37)を介して巻
取装置(38)の駆動軸(38)を連結し、更に、第1ドラ
フト調整装置(39)を介して第2伝動軸(40)を連結し
ている。第2伝動軸(40)には、仕上乾燥部の前端の加
熱シリンダ(25)の駆動軸(41)を連結し、また、第2
ドラフト調整装置(42)を介して第3伝動軸(43)を連
結している。第3伝動軸(43)には、糊付部の下部絞り
ローラ(7)の駆動軸(44)を連結している。
本例の上記の経糸糊付乾燥装置を使用して本例のフイラ
メント糸の経糸糊付乾燥方法を実施する場合、第1図に
示すように、ビームスタンド(1)に、織物の製織に要
する本数のフイラメント糸の経糸を引出すのに必要な本
数の整経ビーム(WB)を仕掛け、各整経ビーム(WB)か
らアセテート糸、レーヨン糸、ポリエステル糸やナイロ
ン糸のようなフイラメント糸の経糸をシート状に引出
す。
各整経ビーム(WB)から引出した糸シート(WS)は、各
糸シート(WS)の糸をそれぞれ1本ずつ第1斜め筬
(2)の針間に通して、第1図と第2図に示すように、
第1ガイドローラ(3)上で整経ビーム(WB)幅の1枚
の糸シート(CS)に合体する。糸ピッチが糸径の3倍未
満の高糸密度の均等配列状態の合体糸シート(CS)は、
浸漬ローラ(6)下側位置の糊槽(5)内の糊液(S)
に通し、次に、浸漬ローラ(6)と下部絞りローラ
(7)間及び下部絞りローラ(7)と上部絞りローラ
(8)間に通して、2度糊絞りし、2度目は、高圧絞り
ローラ(7),(8)によつて糸シート(CS)の幅方向
に1cm当り4kg以上の高圧力で糊絞りする。即ち、合体糸
シート(CS)は糊付けする。
糊付合体糸シート(CS)は、第1図と第3図に示すよう
に、第1分割ロツド(10)によつて整経ビーム毎の糸シ
ート(WS)に上下に分割し、次に、各整経ビーム毎の糸
シート(WS)をそれぞれ第2分割ロツド(11)によつて
上下に2分割する。結局、糊付合体シート(CS)は、第
1,第2分割ロツド(10),(11)によつて整経ビーム
(WS)数の2倍の段数の糸シートに分割する。その後、
各整経ビーム(WB)の糸をそれぞれ2本ずつ第2垂直筬
(12)の針間に通して、糊付糸を上下左右に分離する。
分離状態の糊付糸は、第1図に示すように、熱風乾燥室
(13)を入口(14)から出口(15)に通過し、その間に
熱風乾燥室(13)内の後端部と前端部の吹出口(17)か
らの熱風によつて予備乾燥する。
予備乾燥した糸は、第1図と第4図に示すように、各整
経ビーム(WB)の糸をそれぞれ1本ずつ第3垂直筬(2
1)の針間に通し、第3分割ロツド(22)によつて整経
ビーム毎の糸シート(WS)に上下に分割する。
各整経ビームの糸シート(WS)は、第1図と第4図に示
すように、各糸シート(WS)の糸をそれぞれ1本ずつ第
4斜め筬(23)の針間に通して、第2ガイドローラ(2
4)上で整経ビーム(WS)幅の1枚の糸シート(CS)に
合体する。高糸密度の均等配列状態の合体糸シート(C
S)は、複数本の加熱シリンダ(25)に順次巻架して仕
上乾燥する。
仕上乾燥した合体糸シート(CS)は、第3ガイドローラ
(26)を通過した後、第1図に示すように、第4分割ロ
ツド(27)によつて整経ビーム毎の糸シート(WS)に上
下に分割し、各整経ビームの糸シート(WS)を、各糸シ
ート(WS)の糸をそれぞれ1本ずつ第5伸縮筬(28)の
針間に通して、測長ローラ(29)上で織機ビーム(LB)
幅の1枚の糸シート(LS)に合体する。合体糸シート
(LS)は、ビーミングローラ(30)、第4ガイドローラ
(31)と第5ガイドローラ(32)に順次通し、巻取装置
(33)に仕掛けた織機ビーム(LB)に巻取る。
本例における更に具体的なデータは、次の通りである。
糸の種類 アセテート糸、75d、20f 糸の直径 0.11mm 整経ビームの本数 25本 整経ビームの経糸本数 790本 経糸の総本数 19,750本 整経ビーム幅 1,520mm 第1,第3,第4筬の針ピツチ 1.92mm 糊付けの際の糸ピツチ 0.077mm 経糸の送行速度 40m/分 糊絞り圧力 5.3kg/cm 糊絞り力 805.6kg 織機ビーム幅 1,950mm 上記の条件で糊付けして乾燥した経糸をエアジエツト式
の織機に仕掛け、500本/分という高い緯入れ速度で運
転したところ、高品質の朱子織物が96%という高い稼働
効率で製織された。
上記の図示実施例においては、ビームスタンド(1)に
仕掛ける整経ビーム(WB)の数は25本であり、入口側分
割部(9)に、糊付合体糸シート(CS)を整経ビーム
(WB)数の2倍の段数の糸シートに分割するのに要する
本数の第1,第2分割ロツド(10),(11)と、第1斜め
筬(2)の2倍の針ピツチを有する第2垂直筬(12)を
設けて、糊付合体糸シート(CS)を、整経ビーム(WS)
数の2倍の段数の糸シートに分割し、各整経ビーム(W
B)の糸をそれぞれ2本ずつ第2垂直筬(12)の針間に
通している。しかし、ビームスタンドに仕掛ける整経ビ
ームの数が上記実施例におけるより少ない場合は、糊付
合体糸シートを整経ビーム数の3倍又は4倍の段数の糸
シートに分割するのに要する本数の分割ロツドと、第1
斜め筬の3倍又は4倍の針ピツチを有する第2垂直筬を
設けて、糊付合体糸シートを、整経ビーム数の3倍又は
4倍の段数の糸シートに分割し、各整経ビームの糸をそ
れぞれ3本又は4本ずつ第2垂直筬の針間に通す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のフイラメント糸の経糸糊付
乾燥装置の略示側面図である。 第2図は、同装置の糊付部の略示拡大側面図である。 第3図は、同装置の予備乾燥部の入口側分割部の略示拡
大側面図である。 第4図は、同装置の予備乾燥部の出口側分割部の略示拡
大側面図である。 A:ビームスタンド部、1:ビームスタンド B:糊付部、2:第1斜め筬 3:第1ガイドローラ、4:糊付装置 5:糊槽、s:糊液 6:浸漬ローラ、7,8:高圧絞りローラ C:予備乾燥部、9:入口側分割部 10:第1分割ロツド、11:第2分割ロツド 12:第2垂直筬、13:熱風乾燥室 20:出口側分割部、21:第3垂直筬 22:第3分割ロツド、D:仕上乾燥部 23:第4斜め筬、24:第2ガイドローラ 25:加熱シリンダ、シリンダ乾燥装置 E:巻取部、27:第4分割ロツド 28:第5伸縮筬、29:測長ローラ 33:巻取装置、WB:整経ビーム LB:織機ビーム WS:整経ビーム毎の糸シート CS:整経ビーム幅の合体糸シート LS:織機ビーム幅の合体糸シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織物の製織に要する本数のフィラメント糸
    の経糸を所要本数の整経ビームから引き出し、 各整経ビームから引き出した糸シートを、各糸シートの
    糸を1本ずつ第1斜め筬の針間に通して、ガイドローラ
    上で整経ビーム幅の1枚の糸シートに合体し、高糸密度
    の均等配列状態の合体糸シートを糊液に通し高圧力で糊
    絞りして糊付けし、 糊付合体糸シートを、各整経ビームの糸シートを上下に
    2〜4分割して、整経ビーム数の2〜4倍の糸シートに
    上下に分割し、各整経ビームの糸を2〜4本ずつ第1斜
    め筬の2〜4倍の針ピッチの第2垂直筬の針間に通し
    て、糊付糸を上下左右に分離し、 分離状態の糊付糸を熱風で予備乾燥し、 予備乾燥した糸を、各整経ビームの糸を1本ずつ第1斜
    め筬と同一の針ピッチの第3垂直筬の針間に通して、整
    経ビーム毎の糸シートに上下に分割し、 各整経ビームの糸シートを、各糸シートの糸を1本ずつ
    第1斜め筬と同一の針ピッチの第4斜め筬の針間に通し
    て、ガイドローラ上で整経ビーム幅の1枚の糸シートに
    合体し、高糸密度の均等配列状態の合体糸シートを加熱
    シリンダで仕上げ乾燥し、 仕上げ乾燥した合体糸シートを整経ビーム毎の糸シート
    に上下に分割し、各整経ビームの糸シートを、各糸シー
    トの糸を1本ずつ第5筬の針間に通して、ローラ上で織
    機ビーム幅の1枚の糸シートに合体し、合体糸シートを
    織機ビームに巻き取ることを特徴とするフィラメント糸
    の経糸糊付乾燥方法。
  2. 【請求項2】経糸の進行方向に順次配置したビームスタ
    ンド部、糊付部、予備乾燥部と仕上げ乾燥部及び巻取部
    を設け、 ビームスタンド部には、織物の製織に要する本数のフィ
    ラメント糸の経糸を引き出すのに必要な本数の整経ビー
    ムを仕掛けるビームスタンドを設け、 糊付部には、ビームスタンドの前方位置に、整経ビーム
    の糸ピッチと同一の針ピッチの第1斜め筬と、ガイドロ
    ーラ、及び、糊槽と浸漬ローラ及び高圧絞りローラを備
    えた糊付装置を順次設け、 予備乾燥部には、糊付装置の前方位置に、糊付糸シート
    を整経ビーム数の2〜4倍の段数の糸シートに分割する
    のに要する本数の分割ロッドと第1斜め筬の2〜4倍の
    針ピッチの第2垂直筬を備えた入口側分割部と、分離状
    態の糊付糸を通す熱風乾燥室、及び、第1斜め筬と同一
    の針ピッチの第3垂直筬と熱風乾燥した糸を整経ビーム
    毎の糸シートに上下に分割するのに要する本数の分割ロ
    ッドを備えた出口側分割部を順次設け、 仕上げ乾燥部には、出口側分割部の前方位置に、第1斜
    め筬と同一の針ピッチの第4斜め筬とガイドローラ及び
    シリンダ乾燥装置を順次設け、 巻取部には、シリンダ乾燥装置の前方位置に、仕上げ乾
    燥した糸シートを整経ビーム毎の糸シートに上下に分割
    するのに要する本数の分割ロッドと、糸シートを織機ビ
    ーム幅に調整する第5筬と、ローラ、及び、織機ビーム
    を仕掛ける巻取装置を順次設けたことを特徴とするフィ
    ラメント糸の経糸糊付乾燥装置。
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