JP3085763B2 - フィラメント糸の経糸糊付機における分割方法 - Google Patents

フィラメント糸の経糸糊付機における分割方法

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JP3085763B2 JP03344235A JP34423591A JP3085763B2 JP 3085763 B2 JP3085763 B2 JP 3085763B2 JP 03344235 A JP03344235 A JP 03344235A JP 34423591 A JP34423591 A JP 34423591A JP 3085763 B2 JP3085763 B2 JP 3085763B2
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正三 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメント糸の経糸
糊付機において、糊付け乾燥した経糸を、巻き取る前
に、分割する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィラメント糸の経糸糊付機は、特開昭
62−215035号公報や特公昭61−43454号
公報に開示されているように、多数本の整経ビームから
それぞれ多数本のフィラメント糸の経糸をシート状に引
き出し、各整経ビームから引き出した糸シートを一枚の
糸シートに合体した状態で糊付けし、糊付け合体糸シー
トを多数枚の糸シートに分割した状態で熱風により乾燥
し、熱風乾燥した糸シートを筬と案内ローラを経て一枚
の糸シートに合体した状態で複数本の加熱シリンダに順
次巻き付けて乾燥し、シリンダ乾燥した合体糸シートを
多数本の分割ロッドで多数枚の糸シートに分割し、再び
合体して織機ビームに巻き取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の経糸
糊付機においては、シリンダ乾燥した合体糸シートを
数本の分割ロッドで多数枚の糸シートに分割する際に、
毛羽立ちや糸切れが発生することがある。経糸の本数が
多くて糸密度が高い場合や、フィラメント糸がレーヨン
やアセテート等のように抗張力の低い素材のものである
場合には、毛羽立ちや糸切れが多発する。従って、抗張
力の低いフィラメント糸を高い糸密度で糊付け乾燥する
ことは困難である。
【0004】その原因は、本発明者の研究によると、次
の通りである。
【0005】多数枚の糸シートに分割した状態で熱風乾
燥した糸シートは、各整経ビームの糸を一本ずつ筬の針
間に通して緯方向の配列間隔を整え、案内ローラ上で一
枚の糸シートに合体するが、整経ビームの本数が多い即
ち筬の各針間を通過する糸の本数が多いと、筬を通過し
た糸が案内ローラ上で均等に配列されず、筬の各針間を
通過した糸束同士が不規則に重なり合う。
【0006】案内ローラ上で合体した糸シートは、筬の
各針間を通過した糸束同士が不規則に重なり合った状態
であると、複数本の加熱シリンダに順次巻き付いて上面
と下面を交互に接触して走行する際、筬の各針間を通過
した糸束同士が絡み合う。
【0007】シリンダ乾燥した合体糸シートは、糸束同
士が絡み合った状態であると、多数本の分割ロッドで多
数枚の糸シートに分割される際、毛羽立ちや糸切れが多
発する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数本の整経
ビームからそれぞれ引き出したフィラメント糸の糸シー
トを、合体状態で糊付けし、分割状態で熱風により乾燥
し、筬を経て、合体状態で加熱シリンダに巻き付けて乾
燥し、分割ロッドで多数枚の糸シートに分割し、合体し
て織機ビームに巻き取るフィラメント糸の経糸糊付機に
おいて、糸シートは、熱風による乾燥後で加熱シリンダ
による乾燥前に、各整経ビームの糸をそれぞれ一本ずつ
筬の針間に通して緯方向の配列間隔を整え、また、加熱
シリンダによる乾燥後で分割ロッドによる分割前に、同
様に、各整経ビームの糸をそれぞれ一本ずつ筬の針間に
通して緯方向の配列間隔を整え、熱風による乾燥後で加
熱シリンダによる乾燥前に筬の各針間を通過した糸束同
士が加熱シリンダによる乾燥中に絡み合ったのを、分割
ロッドによる分割前に筬によってほぐし、 加熱シリンダ
による乾燥中に生じた糸束同士の絡み合いを筬によって
ほぐした状態で分割ロッドによって多数枚の糸シートに
分割することを特徴とする分割方法である。
【0009】
【作用】本発明においては、加熱シリンダにより乾燥さ
れた糸シートは、分割ロッドによる分割前に、熱風によ
る乾燥後で加熱シリンダによる乾燥前におけるのと同様
に、各整経ビームの糸がそれぞれ一本ずつ筬の針間を通
過して緯方向の配列間隔が整えられる。熱風による乾燥
後で加熱シリンダによる乾燥前に筬の各針間を通過した
糸束同士が加熱シリンダによる乾燥中に絡み合ったのが
分割ロッドによる分割前に筬によってほぐされる。
【0010】糸シートは、加熱シリンダによる乾燥中に
生じた糸束同士の絡み合いが筬によってほぐされた状態
で分割ロッドによって多数枚の糸シートに分割される。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、糊付け乾燥された糸
シートは、加熱シリンダによる乾燥中に生じた糸束同士
の絡み合いがほぐされた状態で分割ロッドによって多数
枚の糸シートに分割されるので、毛羽立ちや糸切れが生
じ難い。従って、抗張力の低いフィラメント糸を高い糸
密度で糊付け乾燥しても、毛羽立ちや糸切れが多発し難
い。
【0012】
【実施例】本例の分割方法を実施するフィラメント糸の
経糸糊付機は、多数本の整経ビームを仕掛けるビームス
タンド部、糊付部、熱風乾燥室の入口側と出口側にそれ
ぞれ分割部を設けた熱風による乾燥部、加熱シリンダに
よる乾燥部3、分割部7と、織機ビームBを仕掛ける巻
取部9を順次配置している。
【0013】熱風による乾燥部と加熱シリンダによる乾
燥部3の間には、図1と図2に示すように、各整経ビー
ムの糸を一本ずつ針間に通して緯方向の配列間隔を整え
る筬1と案内ローラ2を設けている。
【0014】加熱シリンダによる乾燥部3は、図1と図
2に示すように、複数本の加熱シリンダ4を並列して配
置している。
【0015】加熱シリンダによる乾燥部3と分割部7の
間には、図1と図2に示すように、案内ローラ5と、各
整経ビームの糸を一本ずつ針間に通して緯方向の配列間
隔を整える筬6を設けている。
【0016】分割部7は、図1と図2に示すように、多
数本の分割ロッド8を並列して配置している。
【0017】巻取部9は、図1と図2に示すように、伸
縮筬10、測長ローラ11、ビーミングローラ12、案
内ローラ13と、織機ビームBの巻取装置を設けてい
る。
【0018】このフィラメント糸の経糸糊付機において
は、ビームスタンド部に仕掛けた多数本の整経ビームか
らそれぞれ多数本のフィラメント糸の経糸がシート状に
引き出される。各整経ビームから引き出された糸シート
は、糊付部において、一枚の糸シートに合体した状態で
糊付けされる。
【0019】糊付け合体糸シートは、熱風による乾燥部
において、多数枚の糸シートに分割した状態で乾燥され
る。熱風乾燥された糸シートyは、図1と図2に示すよ
うに、筬1と案内ローラ2を経て、一枚の糸シートに合
体した状態で加熱シリンダによる乾燥部3の各加熱シリ
ンダ4に順次巻き付けられて乾燥される。
【0020】シリンダ乾燥された合体糸シートyは、図
1と図2に示すように、案内ローラ5と筬6を経て、分
割部7の分割ロッド8で多数枚の糸シートに上下に分割
され、巻取部9において再び合体されて織機ビームBに
巻き取られる。
【0021】本例においては、加熱シリンダ4により乾
燥された糸シートyは、分割ロッド8による分割前に、
熱風による乾燥後で加熱シリンダ4による乾燥前におけ
るのと同様に、各整経ビームの糸が一本ずつ筬6の針間
を通過して緯方向の配列間隔が整えられる。熱風による
乾燥後で加熱シリンダ4による乾燥前に筬1の各針間を
通過した糸束同士が加熱シリンダ4による乾燥中に絡み
合ったのが筬6によってほぐされ、加熱シリンダ4によ
る乾燥中に生じた糸束同士の絡み合いがほぐされた状態
で分割ロッド8によって分割される。従って、分割ロッ
ド8による分割の際、毛羽立ちや糸切れが生じ難い。
【0022】本例の更に具体的な例は、次の通りであ
る。
【0023】<経糸と整経ビーム> 経糸の種類 :アセテート75d/20f 整経ビームの本数 :16本 整経ビームの経糸本数:760本 経糸の総本数 :12,160本 整経ビームの幅 :1,520mm <筬1と筬6> 針のピッチ:1.9mm 針の直径 :1.5mm 針の間隔 :0.4mm <分割部7> 分割ロッド8の本数:7本 糸シートyの分割数:8枚
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分割方法を実施するフィラメ
ント糸の経糸糊付機の一部概略側面図。
【図2】同経糸糊付機の一部概略平面図。
【符号の説明】
1 筬 3 加熱シリンダによる乾燥部 4 加熱シリンダ 6 筬 7 分割部 8 分割ロッド y 糸シート B 織機ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02H 5/02 D02H 7/00 D02H 13/16 - 13/20 D06B 5/18 D06B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の整経ビームからそれぞれ引き出
    したフィラメント糸の糸シートを、合体状態で糊付け
    し、分割状態で熱風により乾燥し、筬を経て、合体状態
    で加熱シリンダに巻き付けて乾燥し、分割ロッドで多数
    枚の糸シートに分割し、合体して織機ビームに巻き取る
    フィラメント糸の経糸糊付機において、糸シートは、熱風による乾燥後で加熱シリンダによる乾
    燥前に、各整経ビームの糸をそれぞれ一本ずつ筬の針間
    に通して緯方向の配列間隔を整え、また、加熱シリンダ
    による乾燥後で分割ロッドによる分割前に、同様に、各
    整経ビームの糸をそれぞれ一本ずつ筬の針間に通して緯
    方向の配列間隔を整え、熱風による乾燥後で加熱シリン
    ダによる乾燥前に筬の各針間を通過した糸束同士が加熱
    シリンダによる乾燥中に絡み合ったのを、分割ロッドに
    よる分割前に筬によってほぐし、 加熱シリンダによる乾燥中に生じた糸束同士の絡み合い
    を筬によってほぐした状態で分割ロッドによって多数枚
    の糸シートに分割する ことを特徴とする分割方法。
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RU2564622C1 (ru) * 2014-05-13 2015-10-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) Шлихтовальная машина
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