JPH0578938A - 経糸糊付方法およびその装置 - Google Patents

経糸糊付方法およびその装置

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JPH0578938A
JPH0578938A JP26840291A JP26840291A JPH0578938A JP H0578938 A JPH0578938 A JP H0578938A JP 26840291 A JP26840291 A JP 26840291A JP 26840291 A JP26840291 A JP 26840291A JP H0578938 A JPH0578938 A JP H0578938A
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JP
Japan
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warp
width
sizing
occupancy
warps
Prior art date
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Pending
Application number
JP26840291A
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English (en)
Inventor
Toshihide Mishima
敏秀 三島
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整経ビーム巾に対する経糸の占有率が60%
を越えるシート状の経糸の糊付けを,さらに広巾の整経
ビームを必要とすることなく,安定して行う方法および
そのための糊付装置を提供する。 【構成】 整経ビーム,糊付絞りローラー,乾燥機を順
次備えてなる経糸糊付装置の糊付絞りローラーと整経ビ
ームの間に経糸巾拡張具を設けた経糸糊付装置およびこ
の糊付装置を用いて,整経ビーム巾に対する経糸の占有
率が60%を越えるシート状経糸の巾を,経糸巾拡張具
にて経糸の占有率が60%以下になるように均一に拡張
して,経糸の糊付け,乾燥を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,経糸の糊付方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】短繊維織物を製織する場合には,経糸に
用いる紡績糸の毛羽を押さえて製織を円滑に行う必要が
あり,そのため,製織に際して予め経糸に糊付けを行っ
ている。経糸の糊付けには一定の限界があり,ビーム巾
に占める経糸の総占有巾が60%を越えると,経糸の糊
付けを安定して行うことができず,たとえこのような状
態で糊付けを行っても,製織時に経糸切れ等のトラブル
を生じる。従って,従来からビーム巾に対する経糸の総
占有率が60%以下になるように経糸総本数を制限して
経糸の糊付けを行うことが当業界の常識となっていた。
そして,経糸の総占有巾がビーム巾の60%を少しでも
越える場合には,もはやそのビームを用いることはでき
ず,それよりさらに巾の広いビームを用い,経糸の総占
有率を60%以下にして経糸の糊付けを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,整経ビーム巾に対する経
糸の占有巾が60%を越えても,さらに巾の広い整経ビ
ームを必要とすることなく,安定した糊付けを行うこと
ができる経糸糊付方法およびその装置を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本願の第1発明は,「整経ビーム巾に対する経糸の
占有率が60%を越えるシート状経糸を整経ビームより
取り出しつつ,シート状経糸の巾を経糸巾拡張具にて上
記経糸の占有率が60%以下になるように均一に拡張
し,その拡張状態を維持しながら経糸に糊付けを行い,
しかる後に乾燥することを特徴とする経糸糊付方法」を
要旨とするものであり,本願の第2発明は,「整経ビー
ム,糊付絞りローラー,乾燥機を順次備えてなる経糸糊
付装置において,糊付絞りローラーと整経ビームの間に
経糸巾拡張具を設けてなることを特徴とする経糸糊付装
置」を要旨とするものである。以下,図面を用いて本発
明を詳細に説明する。
【0005】図1は,本発明の経糸糊付装置の一例を示
す,その要部の側面見取図であり,図2は,シート状経
糸の巾の変化を示す平面図である。
【0006】通常,整経ビーム2より取り出された経糸
1は,ガイドロール3を経て糊液槽7に取り付けられた
糊付絞りローラー4にて糊付けされ,乾燥機5で乾燥さ
れて製織用ビーム6に捲き取られる。一般に,整経ビー
ム2の有効巾に対して経糸1の占有率は60%以下でな
ければ,安定した経糸の糊付けを行うことができない。
ここでいう経糸の占有率とは,整経ビームの有効巾に対
して経糸が実際に占める巾方向の長さ(経糸直径×整経
ビームの有効巾の中に占める経糸総本数)の割合を百分
率で表したものである。この経糸の占有率が60%を越
える場合には,たとえそのまま糊付けを行っても,製織
時の糸切れ等の問題を生じるので,従来はビーム巾のよ
り大きい整経ビームを用いることにより経糸の占有率を
60%以下に下げて経糸の糊付けを行っていた。
【0007】本発明は,これとは逆に,経糸群の巾を均
一に拡げることにより,相対的に経糸の占有率を60%
以下に下げようとするものであり,このように構成する
ことにより,従来必要としていたビーム巾のより大きい
整経ビームの使用を不要とした点に大きい特色を有する
ものである。
【0008】まず,整経ビーム巾に対する経糸の占有率
が60%を越えるシート状経糸を整経ビーム2より取り
出しつつ,シート状経糸の巾を経糸巾拡張具8にて上記
経糸の占有率が60%以下になるように均一に拡張す
る。ここで用いる経糸巾拡張具は,経糸巾を均一に拡張
することができるものであればいかなる装置でもよい
が,その一例としてジグザクコームを推奨することがで
きる。経糸巾拡張具8は,整経ビーム2から糊付絞りロ
ーラー4に至る間のいかなる位置に取り付けてもよい。
【0009】次に,本発明では,均一に拡張された状態
を維持しながら糊付絞りローラー4にて糊付けを行い,
乾燥機5にて乾燥し,製織用ビーム6に捲き取る。整経
ビームと同一巾の製織用ビームを用いる場合には,糊付
け,乾燥後,経糸巾拡張具8(経糸巾の縮小も可)と同
一のもの8' を製織用ビーム6の前方に用いて,経糸巾
を元の経糸巾に縮小してから製織用ビームに捲き取ると
よい。本発明は,以上の構成よりなるものである。
【0010】
【作 用】整経ビーム巾に対する経糸の占有率が60%
を越えるシート状経糸の占有率を60%以下にするため
には,従来,ビーム巾のより大きい整経ビームを別に用
意し,これを用いて経糸の占有率を60%以下に下げて
いたが,本発明のごとく,経糸巾拡張具を用いてシート
状の経糸巾を均一に拡げると,相対的に経糸の占有率が
60%以下に下がるので,ビーム巾のより大きい整経ビ
ームを必要とすることなく,経糸の糊付けを行うことが
できるようになる。
【0011】
【実施例】次に,実施例によって本発明をさらに具体的
に説明する。
【0012】実施例1 経糸として綿糸30番単糸を有効巾54吋の整経ビーム
に5000本用意した。このときの整経ビームの有効巾
に対する経糸の占有率は,次のように計算され,65%
であった。 経糸の占有率=経糸の占有巾/整経ビームの有効巾× 100 =経糸直径×経糸総本数/整経ビームの有効巾× 100 =〔 [1/(26.2×301/2)] × 5000 / 54 〕× 100 =65(%)
【0013】この場合,経糸の占有率は60%を越え
ており,このままの状態で糊付けを行うと,製織時に糸
切れ等のトラブルが生じるので,経糸の糊付けに際して
経糸巾拡張具としてジクザグコームを図1の8の位置に
設け,経糸巾54吋を拡張して68吋に設定し,経糸の
糊付けを行った。経糸の占有率は,65(%)×(54
/68)=52(%)であった。糊液槽7の糊液は,P
VA系糊剤 130g/リツトルにて,絞り率 120%とし,
乾燥は 120℃にて1分間行った。乾燥機5を出たところ
にジグザグコームを8' の位置に設け,経糸の巾を68
吋から元の54吋に縮小して製織用ビーム6に捲き取っ
た。
【0014】得られた製織用ビームを用い,緯糸に綿糸
30番単糸を用いて,豊田自動織機株式会社製の織機
にて回転数200rpm で平織物(経糸密度 110本/吋,緯
糸密度70本/吋)を16時間製織した。織機の停止回数
は0.2 回/時にて,製織性は良好であった。
【0015】本発明との比較のため,本実施例において
経糸の糊付けに際してジグザグコームを省くほかは,本
実施例と全く同一の方法により平織物の製織を行った。
織機の停止回数は0.4回/時にて,製織性は非常に悪か
った。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば,整経ビーム巾に対する
経糸の占有巾が60%を越えても,経糸の糊付けに際し
てさらに広巾の整経ビームを必要とすることなく,安定
した経糸の糊付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経糸糊付装置の一例を示す,その要部
の側面見取図である。
【図2】本発明方法におけるシート状経糸の巾の変化を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 経 糸 2 整経ビーム 4 糊付絞りローラー 5 乾燥機 7 糊液槽 8,8' 経糸巾拡張具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整経ビーム巾に対する経糸の占有率が6
    0%を越えるシート状経糸を整経ビームより取り出しつ
    つ,シート状経糸の巾を経糸巾拡張具にて上記経糸の占
    有率が60%以下になるように均一に拡張し,その拡張
    状態を維持しながら経糸に糊付けを行い,しかる後に乾
    燥することを特徴とする経糸糊付方法。
  2. 【請求項2】 整経ビーム,糊付絞りローラー,乾燥機
    を順次備えてなる経糸糊付装置において,糊付絞りロー
    ラーと整経ビームの間に経糸巾拡張具を設けてなること
    を特徴とする経糸糊付装置。
JP26840291A 1991-09-18 1991-09-18 経糸糊付方法およびその装置 Pending JPH0578938A (ja)

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JP26840291A JPH0578938A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 経糸糊付方法およびその装置

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JP26840291A JPH0578938A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 経糸糊付方法およびその装置

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JPH0578938A true JPH0578938A (ja) 1993-03-30

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ID=17457982

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JP26840291A Pending JPH0578938A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 経糸糊付方法およびその装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62215035A (ja) * 1986-03-11 1987-09-21 河本製機株式会社 フイラメント糸の経糸糊付乾燥方法と経糸糊付乾燥装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62215035A (ja) * 1986-03-11 1987-09-21 河本製機株式会社 フイラメント糸の経糸糊付乾燥方法と経糸糊付乾燥装置

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