JPH0987973A - 太物合成繊維の糊付方法 - Google Patents
太物合成繊維の糊付方法Info
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- JPH0987973A JPH0987973A JP7247208A JP24720895A JPH0987973A JP H0987973 A JPH0987973 A JP H0987973A JP 7247208 A JP7247208 A JP 7247208A JP 24720895 A JP24720895 A JP 24720895A JP H0987973 A JPH0987973 A JP H0987973A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 産業資材用織物等太繊度の合成繊維を経糸用
いる場合における経糸の高速糊付方法を提供する。 【解決手段】 200〜2500デニールの合成繊維マ
ルチフィラメントからなる経糸を糊付する際して,糊液
濃度を10〜30%とし,プレスロールを設置した多段
のロールタッチ法により糸速を90m/min 以上として
糊付し乾燥する。
いる場合における経糸の高速糊付方法を提供する。 【解決手段】 200〜2500デニールの合成繊維マ
ルチフィラメントからなる経糸を糊付する際して,糊液
濃度を10〜30%とし,プレスロールを設置した多段
のロールタッチ法により糸速を90m/min 以上として
糊付し乾燥する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ターポリン,フロ
アーシート,野積シート,テント等に広くカバーシート
として使用される産業資材用織物の経糸として用いる太
デニール合成繊維の糊付方法に関するものである。
アーシート,野積シート,テント等に広くカバーシート
として使用される産業資材用織物の経糸として用いる太
デニール合成繊維の糊付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,ターポリン,フロアーシート,野
積シート,テント等に用いられる産業資材用織物の経糸
は,太物合成繊維マルチフィラメントを有撚後にワーパ
ーを用いて整経するか,あるいは無撚の糸条を荒捲整
経,もしくはクリールより引き出された糸条にパッディ
ング方式による糊付を行い,次いで乾燥(熱風乾燥およ
び熱シリンダーロールによる乾燥)し,ビームに捲き取
る方法で準備されている。
積シート,テント等に用いられる産業資材用織物の経糸
は,太物合成繊維マルチフィラメントを有撚後にワーパ
ーを用いて整経するか,あるいは無撚の糸条を荒捲整
経,もしくはクリールより引き出された糸条にパッディ
ング方式による糊付を行い,次いで乾燥(熱風乾燥およ
び熱シリンダーロールによる乾燥)し,ビームに捲き取
る方法で準備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなパッディ
ング方式による従来の糊付では,通常,糊剤濃度が3〜
4%であり,糸条の中まで糊剤が含浸するものであっ
た。そのため,糸条を完全に乾燥するには,長い乾燥ゾ
ーンに引き続き,加熱シリンダーロールによる乾燥が必
要であった。また,糊付時の糸速は,60m/min 以下
でなければ完全な乾燥状態は得られなかった。さらに,
有撚後にワーパーを施す方法は,パッディング方式によ
る糊付方法よりコスト高である。
ング方式による従来の糊付では,通常,糊剤濃度が3〜
4%であり,糸条の中まで糊剤が含浸するものであっ
た。そのため,糸条を完全に乾燥するには,長い乾燥ゾ
ーンに引き続き,加熱シリンダーロールによる乾燥が必
要であった。また,糊付時の糸速は,60m/min 以下
でなければ完全な乾燥状態は得られなかった。さらに,
有撚後にワーパーを施す方法は,パッディング方式によ
る糊付方法よりコスト高である。
【0004】本発明では,太デニールの合成繊維マルチ
フィラメントからなる経糸の糊付において,糸速アップ
が可能な経糸糊付方法を提供することを目的とするもの
である。
フィラメントからなる経糸の糊付において,糸速アップ
が可能な経糸糊付方法を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,このよう
な課題を解決するために鋭意検討の結果,太デニールの
合成繊維マルチフィラメントの経糸糊付方法として,水
分の少ない,濃度の高い糊剤を,プレスロールを設置し
た多段のロールタッチ法で付与すると,乾燥時間が短く
てすみ,糊付時の糸速アップおよび省エネ化によるコス
ト低減可能な方法であるという事実を見出し,本発明に
到達した。
な課題を解決するために鋭意検討の結果,太デニールの
合成繊維マルチフィラメントの経糸糊付方法として,水
分の少ない,濃度の高い糊剤を,プレスロールを設置し
た多段のロールタッチ法で付与すると,乾燥時間が短く
てすみ,糊付時の糸速アップおよび省エネ化によるコス
ト低減可能な方法であるという事実を見出し,本発明に
到達した。
【0006】すなわち,本発明は,合成繊維マルチフィ
ラメントからなる経糸を糊付するに際し,糊剤濃度が1
0%以上かつ30%未満で,プレスロールを設置した多
段のロールタッチ法により糊液を付与し,次いで乾燥す
ることを特徴とする太物合成繊維の糊付方法を要旨とす
るものである。
ラメントからなる経糸を糊付するに際し,糊剤濃度が1
0%以上かつ30%未満で,プレスロールを設置した多
段のロールタッチ法により糊液を付与し,次いで乾燥す
ることを特徴とする太物合成繊維の糊付方法を要旨とす
るものである。
【0007】以下,本発明を詳細に説明する。図1は,
本発明の糊付方法の一例を示す概略図であり,荒捲整経
された経糸シート1は,第1糊付バス2,第1ロール4
及びプレスロール5からなる第1糊付ゾーンに導入され
て,第1段のロールタッチによる糊付が行われ,次いで
第2糊付バス3,第2ロール8及びプレスロール9から
なる第2糊付ゾーンに導入されて,第2段のロールタッ
チによる糊付が行われる。そして糊付された経糸シート
は,乾燥室10に導入されて乾燥され, ビームに捲き取ら
れる。第1糊付ゾーンと第2糊付ゾーンの間に接触角度
調整ロール6,7を設けると第1ロール4や第2ロール
8への接触角度を調整して糊付着量を調節できると共に
多段にロールに接することにより,より均一な糊付着を
図ることができる。
本発明の糊付方法の一例を示す概略図であり,荒捲整経
された経糸シート1は,第1糊付バス2,第1ロール4
及びプレスロール5からなる第1糊付ゾーンに導入され
て,第1段のロールタッチによる糊付が行われ,次いで
第2糊付バス3,第2ロール8及びプレスロール9から
なる第2糊付ゾーンに導入されて,第2段のロールタッ
チによる糊付が行われる。そして糊付された経糸シート
は,乾燥室10に導入されて乾燥され, ビームに捲き取ら
れる。第1糊付ゾーンと第2糊付ゾーンの間に接触角度
調整ロール6,7を設けると第1ロール4や第2ロール
8への接触角度を調整して糊付着量を調節できると共に
多段にロールに接することにより,より均一な糊付着を
図ることができる。
【0008】本発明による糊付時の第1糊付バス及び第
2糊付バスに用いられる糊剤の濃度は,10%以上かつ
30%未満である。さらに,15〜20%の範囲が好ま
しい。糊剤濃度を10%以下として糊付したものは,水
分付着が多いため,糸速が速い場合は乾燥が不十分とな
る。また,30%以上の濃度で糊付した場合は,粘性が
高いため,付着コントロールが難しく,付着斑が生じ
る。
2糊付バスに用いられる糊剤の濃度は,10%以上かつ
30%未満である。さらに,15〜20%の範囲が好ま
しい。糊剤濃度を10%以下として糊付したものは,水
分付着が多いため,糸速が速い場合は乾燥が不十分とな
る。また,30%以上の濃度で糊付した場合は,粘性が
高いため,付着コントロールが難しく,付着斑が生じ
る。
【0009】本発明に用いられる糊剤としては,線状飽
和ポリエステル樹脂,アクリル酸エステル共重合体樹
脂,ウレタン樹脂等の水分散液があげられ,特に限定さ
れるものではない。
和ポリエステル樹脂,アクリル酸エステル共重合体樹
脂,ウレタン樹脂等の水分散液があげられ,特に限定さ
れるものではない。
【0010】本発明の多段のロールタッチ法とは,2個
以上の糊付ロールを用い,それぞれのロール上にプレス
ロールを設置したものである。このような多段階に糊剤
を付着させることによって,均一な糊剤の付着を得るこ
とができる。
以上の糊付ロールを用い,それぞれのロール上にプレス
ロールを設置したものである。このような多段階に糊剤
を付着させることによって,均一な糊剤の付着を得るこ
とができる。
【0011】本発明の方法では,水分の少ない,濃度の
高い糊剤を用いるので,乾燥は熱風乾燥のみとし,乾燥
ゾーンを短くしても可能であり,熱シリンダーロールで
の乾燥はなくても可能である。そのため,通常の熱風乾
燥ゾーンで90m/min 以上の糸速で糊付することがで
きる。
高い糊剤を用いるので,乾燥は熱風乾燥のみとし,乾燥
ゾーンを短くしても可能であり,熱シリンダーロールで
の乾燥はなくても可能である。そのため,通常の熱風乾
燥ゾーンで90m/min 以上の糸速で糊付することがで
きる。
【0012】本発明の方法は,ナイロン,ポリエステル
やビニロン等の産業資材用の織物の経糸に用いられる合
成繊維マルチフィラメントに適用され,200〜250
0デニールの合成繊維マルチフィラメントの糊付に好適
に用いられる。
やビニロン等の産業資材用の織物の経糸に用いられる合
成繊維マルチフィラメントに適用され,200〜250
0デニールの合成繊維マルチフィラメントの糊付に好適
に用いられる。
【0013】本発明の方法における糸速は,250デニ
ールクラスであれば,従来のパッディング法の70〜8
0m/min に比べ150m/min でも可能である。ま
た,550デニールクラスであれば,糸速を従来のパッ
ディング法の50〜60m/min に比べ110m/min
以上とすることができる。このように,従来のパッディ
ング法による糊付に比べ糊付時の糸速アップを図ること
ができる。また,乾燥ゾーンを短縮することができるの
で,省エネ化によるコスト低減も可能となる。
ールクラスであれば,従来のパッディング法の70〜8
0m/min に比べ150m/min でも可能である。ま
た,550デニールクラスであれば,糸速を従来のパッ
ディング法の50〜60m/min に比べ110m/min
以上とすることができる。このように,従来のパッディ
ング法による糊付に比べ糊付時の糸速アップを図ること
ができる。また,乾燥ゾーンを短縮することができるの
で,省エネ化によるコスト低減も可能となる。
【0014】
【作用】本発明においては,合成繊維マルチフィラメン
トの経糸糊付時に,濃度の高い糊剤をプレスロールを設
置した多段のロールタッチ法で糊付する方法であり,濃
度の高い糊剤でも,該糊剤を糸条に薄く,かつ多段に分
けて塗布するので,糸条に該糊剤を均一に付着させるこ
とができる。さらに,濃度の高い糊剤を用いることによ
って水分量を減らすことができ,そのため,乾燥時間が
短縮できるので,糸速アップすることができる。また,
水分量が少ないことにより,乾燥に用いる熱源(蒸気)
の削減に寄与することができ,これが省エネ化につなが
り,コスト低減の役目を果たす。
トの経糸糊付時に,濃度の高い糊剤をプレスロールを設
置した多段のロールタッチ法で糊付する方法であり,濃
度の高い糊剤でも,該糊剤を糸条に薄く,かつ多段に分
けて塗布するので,糸条に該糊剤を均一に付着させるこ
とができる。さらに,濃度の高い糊剤を用いることによ
って水分量を減らすことができ,そのため,乾燥時間が
短縮できるので,糸速アップすることができる。また,
水分量が少ないことにより,乾燥に用いる熱源(蒸気)
の削減に寄与することができ,これが省エネ化につなが
り,コスト低減の役目を果たす。
【0015】
【実施例】次に,本発明を実施例によって具体的に説明
する。
する。
【0016】実施例1 強度8.5g/デニールのポリエステルマルチフィラメ
ント250デニールを荒捲整経(562本)し,図1の
ごとき2段の糊付ロールゾーン(各糊付ロールの材質SU
S304, 直径 100mm,プレスロールの材質SUS304, 直径75
mm,自重載荷)及び5mの熱風乾燥ゾーンを有する糊付
機を用い,糊剤として線状飽和ポリエステル樹脂の水分
散液(商品名:イーストマンコダック社,WD)濃度1
3%液を第1,第2糊付バスに準備し,各々の糊剤の温
度を35℃にコントロールし,第1ロールの回転数を1
5rpm ,第2ロールの回転数を10rpm とし,第1,第
2糊付バス間の接触角調整ロール (材質SUS304, 直径 7
5mm)の回転数を8rpm ,乾燥温度を135℃,糊付時の
糸速を130m/min として糊付を行った。
ント250デニールを荒捲整経(562本)し,図1の
ごとき2段の糊付ロールゾーン(各糊付ロールの材質SU
S304, 直径 100mm,プレスロールの材質SUS304, 直径75
mm,自重載荷)及び5mの熱風乾燥ゾーンを有する糊付
機を用い,糊剤として線状飽和ポリエステル樹脂の水分
散液(商品名:イーストマンコダック社,WD)濃度1
3%液を第1,第2糊付バスに準備し,各々の糊剤の温
度を35℃にコントロールし,第1ロールの回転数を1
5rpm ,第2ロールの回転数を10rpm とし,第1,第
2糊付バス間の接触角調整ロール (材質SUS304, 直径 7
5mm)の回転数を8rpm ,乾燥温度を135℃,糊付時の
糸速を130m/min として糊付を行った。
【0017】得られた糸条の糊剤付着量は,1.6%で
適正な付着量であった。乾燥状態をメイトサイエンス株
式会社の型式MSR−20の水分計で測定した結果,水
分率は1.1%で十分な乾燥状態であった(従来のパッ
ディング法のものも1.1%である)。
適正な付着量であった。乾燥状態をメイトサイエンス株
式会社の型式MSR−20の水分計で測定した結果,水
分率は1.1%で十分な乾燥状態であった(従来のパッ
ディング法のものも1.1%である)。
【0018】実施例2 強度8.5g/デニールのポリエステルマルチフィラメ
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,実施例
1の糊剤を用い,糊剤濃度を15%液とし,各々のロー
ル回転数は実施例1と同条件で,糸速110m/min で
糊付けを行った。
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,実施例
1の糊剤を用い,糊剤濃度を15%液とし,各々のロー
ル回転数は実施例1と同条件で,糸速110m/min で
糊付けを行った。
【0019】得られた糸条の糊剤付着量は,1.5%で
あった。ビームに捲かれた幅方向の部位別に糊剤付着量
を測定した結果,左端部1.5%,中央部1.4%,右
端部1.5%であり,幅方向の付着斑はなかった。ま
た,MSR−20の水分計で水分率を測定したところ,
1.1%で十分な乾燥状態であった。
あった。ビームに捲かれた幅方向の部位別に糊剤付着量
を測定した結果,左端部1.5%,中央部1.4%,右
端部1.5%であり,幅方向の付着斑はなかった。ま
た,MSR−20の水分計で水分率を測定したところ,
1.1%で十分な乾燥状態であった。
【0020】実施例3 強度8.5g/デニールのポリエステルマルチフィラメ
ント250デニールを荒捲整経(562本)し,実施例
1の糊剤を用い,糊剤濃度を20%にして,ロール回転
数を第1ロール10rpm ,第2ロール8rpm ,ロール6
rpm に調整したこと以外は,実施例1と同様に行った。
ント250デニールを荒捲整経(562本)し,実施例
1の糊剤を用い,糊剤濃度を20%にして,ロール回転
数を第1ロール10rpm ,第2ロール8rpm ,ロール6
rpm に調整したこと以外は,実施例1と同様に行った。
【0021】得られた糸条の糊剤付着率は1.6%であ
り,乾燥状態をMSR−20の水分計で測定した結果,
1.1%であった。
り,乾燥状態をMSR−20の水分計で測定した結果,
1.1%であった。
【0022】比較例1 強度8.5g/デニールのポリエステルマルチフィラメ
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,糊剤濃
度を8%にして,各々のロール回転数を第1ロール25
rpm ,第2ロール20rpm ,接触角調整ロール12rpm
に調整したこと以外は,実施例2と同様に行った。
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,糊剤濃
度を8%にして,各々のロール回転数を第1ロール25
rpm ,第2ロール20rpm ,接触角調整ロール12rpm
に調整したこと以外は,実施例2と同様に行った。
【0023】得られた糸条の糊剤付着量は,1.5%と
目標通りであったが,MSR−20の水分計で測定した
数値は4.5%を示し,乾燥不十分であった。
目標通りであったが,MSR−20の水分計で測定した
数値は4.5%を示し,乾燥不十分であった。
【0024】比較例2 強度8.5g/デニールのポリエステルマルチフィラメ
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,実施例
1の糊剤を用いて,糊剤濃度を35%にし,各々のロー
ル回転数を第1ロール5rpm ,第2ロール5rpm ,接触
角調整ロール5rpm に調整したこと以外は,実施例2と
同様に行った。
ント550デニールを荒捲整経(536本)し,実施例
1の糊剤を用いて,糊剤濃度を35%にし,各々のロー
ル回転数を第1ロール5rpm ,第2ロール5rpm ,接触
角調整ロール5rpm に調整したこと以外は,実施例2と
同様に行った。
【0025】得られた糸条のビームに捲かれた幅方向の
付着量は,左端部が2.2%,中央部が1.4%,右端
部が2.0%と付着のバラツキが大きかった。35%と
濃度の高い糊剤は,粘性が強いため付着コントロールが
難しく,均一な付着の糸条を得ることができない。
付着量は,左端部が2.2%,中央部が1.4%,右端
部が2.0%と付着のバラツキが大きかった。35%と
濃度の高い糊剤は,粘性が強いため付着コントロールが
難しく,均一な付着の糸条を得ることができない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば,経糸糊付方法として,
糊剤濃度を高くすることによって水分量を減らすことが
でき,そのため,乾燥ゾーンが短くでき,かつ糸速を速
くできるので,高速化と省エネ化を図ることができる。
さらに,多段のロールタッチ法を用いることにより,高
い濃度であっても糸条に糊剤を均一に付着させることが
できる。
糊剤濃度を高くすることによって水分量を減らすことが
でき,そのため,乾燥ゾーンが短くでき,かつ糸速を速
くできるので,高速化と省エネ化を図ることができる。
さらに,多段のロールタッチ法を用いることにより,高
い濃度であっても糸条に糊剤を均一に付着させることが
できる。
1 経糸シート 2 第1糊付バス 3 第2糊付バス 4 第1ロール 5 プレスロール 6 接触角調整ロール 7 接触角調整ロール 8 第2ロール 9 プレスロール 10 乾燥室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糊付方法の一例を示す概略図である。
【符号の説明】 1 経糸シート 2 第1糊付バス 3 第2糊付バス 4 第1ロール 5 プレスロール 6 接触角調整ロール 7 接触角調整ロール 8 第2ロール 9 プレスロール 10 乾燥室
Claims (2)
- 【請求項1】 合成繊維マルチフィラメントからなる経
糸を糊付するに際し,糊剤濃度が10%以上かつ30%
未満で,プレスロールを設置した多段のロールタッチ法
により糊液を付与し,次いで乾燥することを特徴とする
太物合成繊維の糊付方法。 - 【請求項2】 合成繊維マルチフィラメントが200〜
2500デニールで,糊付時の糸速が90m/min 以上
である請求項1記載の太物合成繊維の糊付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7247208A JPH0987973A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 太物合成繊維の糊付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7247208A JPH0987973A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 太物合成繊維の糊付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987973A true JPH0987973A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17160060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7247208A Pending JPH0987973A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 太物合成繊維の糊付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987973A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105603656A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-05-25 | 上海宏和电子材料有限公司 | 经纱上浆含浸工艺 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP7247208A patent/JPH0987973A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105603656A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-05-25 | 上海宏和电子材料有限公司 | 经纱上浆含浸工艺 |
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